JP3272665B2 - 食品保管庫 - Google Patents

食品保管庫

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JP3272665B2
JP3272665B2 JP14720998A JP14720998A JP3272665B2 JP 3272665 B2 JP3272665 B2 JP 3272665B2 JP 14720998 A JP14720998 A JP 14720998A JP 14720998 A JP14720998 A JP 14720998A JP 3272665 B2 JP3272665 B2 JP 3272665B2
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Inventor
鐸治 小野
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小野食品興業株式会社
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理殺菌機に
併設する食品保管庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大量の食材を一度に調理する大型
の釜では、食材を収容したトレーをホイストまたはウイ
ンチにより吊り下げて釜内に載置し、間隔をあけてその
上にトレーを積み重ねて、釜蓋を閉じて調理殺菌してい
る。調理殺菌が完了するとトレーをホイストまたはウイ
ンチにより一段づつ引き上げて取出す。調理殺菌が完了
した直後はトレーや食材はまだ高い温度にあり、釜内が
一定温度(例えば約40℃)に下がるまで待機してから
トレーを引上げる。このため、釜の下部のトレーでは長
い時間高温の状態に置かれて調理が進み、味の低下や酸
化を起こして製品の価値を損なう問題が発生している。
また、取出しや移動に時間がかかり、その間調理済食材
が外気にさらされ、外気中の細菌による二次汚染する恐
れがあり、一定時間以上外気中に放置された調理済食材
は再度殺菌処理する必要があった。本発明者は、多数段
の棚を設けたラックに、食材を収容した多数のトレーを
載置し、このラックごと取出し移動することにより、取
出しや移動にかかる時間を短縮して、上記の問題を解決
するようにしている。しかしながら、釜からラックごと
取出しても、作業の手順またはその必要から調理済食材
をすぐに包装せずに放置する場合があり、この間に外気
中の細菌により二次汚染する恐れがあり、調理済食材を
包装する前に再度殺菌処理してから包装するようにして
いる。この再殺菌処理には、無駄なエネルギーと労力が
かかり、経済的でなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、調理済食
材を比較的高い温度の状態でラックごと取出して、食品
保管庫に収納し、減菌化状態で一時保管する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、調理済食材
を一時保管する食品保管庫を設け、同食品保管庫の天面
に天井扉と、その正面にトレー取出し扉を設けるととも
に、その底面中央に円板状の回転台を設け、円筒状のラ
ックに多数段の棚を設け、各段の棚には外周より中心に
向けて扇形のトレーを抜き差し自在に挿通して、調理済
食材を収容し、食品保管庫の天井扉を開き、ラックを回
転台上に載置して密閉して保管し、必要に応じてトレー
取出し扉を開き、順次調理済食材を選択してトレーごと
取出す。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の態様を添付図面を
参照して詳細に説明する。図1は、トレーを装着したラ
ックの斜視図である。1はラックで、同心円状の棚2を
トレー3の高さに合せた間隔をあけて重ね、同心円筒状
のラック1を4分割する位置に複数の支柱4により一体
に接合して形成する。棚2は、円形の外枠5の内側に内
枠5aを同心状に配置し、内枠5aと外枠5との間に複
数の桟6を等角放射状にわたして一体に熔接して形成す
る。それぞれの棚2と支柱4の固定位置で、上段の棚2
の内枠5aから下段の棚2の外枠5にかけて仕切棒7を
わたして、その両端をそれぞれ熔接する。この構成によ
り、上段と下段の棚2、相隣る仕切棒7、相隣る外枠5
の支柱4の間に扇形柱状のトレー収納部8を形成する。
ラック1の上部には、等間隔に複数の吊下げ輪9を固定
し、図7に示すように、ラック吊下げ具(図示せず)を
介して吊上げワイヤ10をウインチ11のフック12に
引掛けてラック1を水平に保ち、ウインチ11により昇
降する。
【0006】ラック1のトレー収納部8に扇形箱型のト
レー3を滑らせながら挿入して、その位置でトレー3を
係止する。トレー3は、多数の孔を穿孔した通液性の多
孔板13からなり、ラック1のトレー収納部8に合せ
て、同心円を4分割した扇形の底面と、その外周にそれ
ぞれ側壁を起立して扇形箱型とし、各稜線およびその口
元に棒材を配して熔接により骨組14を形成する。トレ
ー3の側壁の高さはラック1の棚5の上下間隔のほぼ4
/5までとし、上方の棚5との間にほぼ1/5の隙間を
設ける。
【0007】図2は釜の平面図で、釜15の内壁に沿っ
て複数の周辺噴射管16を起立し、中央には中央噴射管
17を起立し、それらの基部を一体に連結して別に設け
た過熱蒸気または熱水供給源に連結する。図示しない
が、周辺噴射管16には内側に向けて複数の噴射口を設
け、中央噴射管17にはその外周に放射状に複数の噴射
口を設ける。噴射口はその先端をラック1の各段のトレ
ー収納部8の上部に合せて段階的に多数段配置する。噴
射口はその先端を扇形状に拡げ、噴射する蒸気、加熱蒸
気、または熱水、調味液もしくは冷水が扇形に広い範囲
に拡がるようにし、周辺噴射管16および中央噴射管1
7の噴射口はそれぞれトレー3の上部の隙間に対向す
る。
【0008】図3は本発明の食品保管庫の平面図、図4
は同正面図、図5は図3のA−A矢視断面図、図6は図
4のB−B矢視断面図である。図において、18は本発
明の食品保管庫で、19はその筐体である。筐体19の
天面には、左右に観音開きする天井扉20a、20bを
設け、天井扉20a、20bには、弾性体(例えば軟質
ゴムまたはシリコンゴム等)からなるパッキンをめぐら
せて、筐体19の左右側壁の上部に複数の蝶番21によ
り開閉自在に固定する。天井扉20a、20bはその突
合わせ部の近傍に取手22と、突合わせ部中央に錠前2
3を設ける。天井扉20a、20bは錠前23により係
止され、パッキンを圧縮して隙間を塞ぎ筐体19内を密
封する。
【0009】さらに、筐体19の前面には観音開きする
トレー取出し扉24a、24bを設け、トレー取出し扉
24a、24bにはパッキンをめぐらせ、筐体19の左
右側壁の前部に複数の蝶番21により開閉自在に固定す
る。トレー取出し扉24a、24bはその突合わせ部の
近傍に取手22と、突合わせ部中央に錠前23を設け、
パッキンを圧縮して隙間を塞ぎ筐体19内を密封する。
筐体19の下部には、4隅にキャスター25を固定して
移動自在とする。筐体19の底部中央に円板状の回転台
26を設ける。さらに、筐体19の後部に回転台26の
外周に沿って半月状に内壁28を形成する。内壁28と
筐体19の後部側壁からなる空洞部の上面を塞ぎ、ラッ
ク1の収容する部分を出来るだけ狭く形成する。
【0010】図7は、本発明のラックを備えた加熱調理
殺菌装置の正面図である。釜15の上部には電動機によ
り開閉する釜蓋15aを設ける。釜15の上方には、レ
ール27を釜15の中心上方から水平に架設し、レール
27にはウインチ11を走行自在に懸垂し、ウインチ1
1のフック12によりラック吊下げ具とラック1を吊上
げてレール27に沿って移動する。釜15の近傍にレー
ル27の方向に合せて食品保管庫18を配置する。
【0011】以上の構成により、本発明の作用を説明す
る。釜15で調理が完了し、釜15の釜蓋15aを開
く。ついで、ウインチ11を釜15の上方に移動して、
ラック吊下げ具を下降して、ラック1の吊下げ輪9と係
合し、ウインチ11により引上げ、釜15内からラック
1を取出す。さらに、ウインチ11をレール27に沿っ
て移動し、食品保管庫18に収容して包装場に運ぶ。調
理済食材の温度が高い状態でも、ラック吊下げ具により
ラック1やトレー3に直接手を触れることなく安全に取
り出し、その高い温度のまま移動することにより、途中
かりに細菌が付着することがあっても、高い温度のため
細菌を殺菌して食品保管庫18に収容できる。
【0012】食品保管庫18は、あらかじめ、天井扉2
0a、20bとトレー取出し扉24a、24bを閉じた
状態で、筐体19内にアルコール殺菌噴霧して、筐体1
9内を殺菌または減菌化する。釜15で加熱調理殺菌
後、ウインチ11により釜15内からラック1を引上げ
て食品保管庫18の上方に移動し、天井扉20a、20
bを開き、ウインチ11によりラック1を回転台26の
上に載置する。このとき、ラック1の外周を半月状の内
壁28に沿って下降するため、容易にラック1を回転台
26の中心に載置できる。ついで、天井扉20a、20
bを閉じ筐体19内を気密に保つ。ラック1は内壁と筐
体19の側壁およびトレー取出し扉24a、24bによ
り囲まれた狭い空間に閉じ込める。このとき、調理済食
材の品温はまだ40℃程度の温度にあり、この状態で減
菌化された狭い空間に閉じ込め外気との接触を断つ。こ
の状態で食品保管庫18を減菌化された包装場に搬送す
る。
【0013】食品保管庫18に収容された食材を包装す
る際には、トレー取出し扉24a、24bを開き、ラッ
ク1からトレー3ごとに引出して、順次包装作業を行
う。このとき、包装作業の手順により一部の食材の包装
が遅れる場合があっても、ラック1から必要とするトレ
ー3のみを選択して取出し、他を食品保管庫18内に残
して減菌化状態に保つことができる。また、所定のトレ
ー3を取出す際に、回転台26を回転して容易に所定の
トレー3を選択して取出すことができ、トレー取出し扉
24a、24bの開扉時間をできるだけ短くし、食品保
管庫18中の他の食材の2次細菌汚染を防止する。
【0014】
【発明の効果】本発明では、釜から調理済食材を載置し
たトレーごとラックを取出し、食品保管庫に収容して密
閉し、包装の手番等により必要なトレーを選択して食品
保管庫から取出して包装することにより、残されたトレ
ーの調理済食材をそのまま減菌化状態に保つことができ
る。また、食品保管庫の回転台上にラックを下ろし、回
転台を回転して順次必要なトレーを容易に且つ短時間で
選択して取出し、包装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレーを装着したラックの斜視図である。
【図2】トレーを装着したラックを釜に載置した状態を
示す平面図である。
【図3】本発明の食品保管庫の平面図である。
【図4】同食品保管庫の正面図である。
【図5】図3のA−A矢視断面図である。
【図6】図4のB−B矢視断面図である。
【図7】本発明のラックを備えた加熱調理殺菌装置の正
面図である。
【符号の説明】
1 ラック 2 棚 3 トレー 4 支柱 5 外枠 5a 内枠 6 桟 7 仕切棒 8 トレー収納部 9 吊下げ輪 10 吊上げワイヤ 11 ウインチ 12 フック 13 多孔板 14 骨組 15 釜 15a 釜蓋 16 周辺噴射管 17 中央噴射管 18 食品保管庫 19 筐体 20a、20b 天井扉 21 蝶番 22 取手 23 錠前 24a、24b トレー取出し扉 25 キャスター 26 回転台 27 レール 28 内壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/00 - 3/3598

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理済食材を一時保管する食品保管庫を
    設け、同食品保管庫の天面に天井扉と、その正面にトレ
    ー取出し扉を設けるとともに、その底面中央に円板状の
    回転台を設け、 円筒状のラックに多数段の棚を設け、各段の棚には外周
    より中心に向けて扇形のトレーを抜き差し自在に挿通し
    て、調理済食材を収容し、 前記食品保管庫の天井扉を開き、前記ラックを回転台上
    に載置して密閉して保管し、 必要に応じてトレー取出し扉を開き、順次調理済食材を
    選択してトレーごと取出してなる食品保管庫。
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JP3359564B2 (ja) * 1998-05-28 2002-12-24 小野食品興業株式会社 加熱調理殺菌機におけるラック着脱装置
KR102007760B1 (ko) * 2017-09-29 2019-10-21 주식회사 지오그린21 혼합시료 제작용 정량 트레이
CN112629139B (zh) * 2021-01-26 2023-12-29 珠海格力电器股份有限公司 盒体的升降机构及其升降方法、冰箱

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