JP3272537B2 - 可変ビットベクトル量子化装置 - Google Patents

可変ビットベクトル量子化装置

Info

Publication number
JP3272537B2
JP3272537B2 JP08724894A JP8724894A JP3272537B2 JP 3272537 B2 JP3272537 B2 JP 3272537B2 JP 08724894 A JP08724894 A JP 08724894A JP 8724894 A JP8724894 A JP 8724894A JP 3272537 B2 JP3272537 B2 JP 3272537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
vector
output
bits
variable bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08724894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07281700A (ja
Inventor
規雄 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP08724894A priority Critical patent/JP3272537B2/ja
Publication of JPH07281700A publication Critical patent/JPH07281700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3272537B2 publication Critical patent/JP3272537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声通信や音声蓄積等
の音声符号化に利用されるベクトル量子化装置に関し、
特に、ビット長を可変にし、出力ビット数の低減を可能
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル音声符号化方法では、
音声情報をその情報量に応じたビットレートで符号化す
る可変ビットレート符号化技術が開発されている。この
可変ビットレート音声符号化技術を用いた場合、固定ビ
ットレートに比べて出力ビット数を減らすことができ、
それに伴って送信パワーを下げることが可能になり、チ
ャネル間の干渉を減らすことができる。そのため、この
方法は、特にCDMA方式のディジタル移動体通信の音
声符号化方法として重要視されている。
【0003】一方、ベクトル量子化は、信号の複数のサ
ンプル値を纏めたものを一つのベクトルと見做し、この
ベクトルをコードブックに予め登録されたベクトル(コ
ードベクトル)の最も近いパタンによって代表させる方
法であり、音声通信や音声蓄積の高能率音声符号化等に
利用されている。このベクトル量子化を行なう従来の装
置では、固定レートによる音声符号化が行なわれてお
り、ベクトル量子化の結果が固定ビットで出力される。
【0004】図3(a)は、従来の固定ビットベクトル
量子化装置の構成を示している。この装置は、コードベ
クトルを記憶するコードブック8と、入力ベクトルXに
最も近いコードベクトルViをコードブック8の中から
探し出すコードブックサーチ部7とを備えている。コー
ドブック8には、図3(b)に示すように、コードベク
トルとインデックスとの関係がテーブルに記憶されてい
る。
【0005】このベクトル量子化装置では、ベクトルX
が入力すると、コードブックサーチ部7が、入力ベクト
ルXとコードブック8のN個のコードベクトルVi(0
≦i<N)との間の誤差eiを次式によって計算する。 ei=(X−Vi)・(X−Vi) ここで、・はベクトルの内積を表わす。
【0006】次に、コードブックサーチ部7は、このe
iが最小になるコードベクトルのインデックスiをベク
トル量子化のコードとして出力する。この出力コードi
を表わすビット数は、コードブックのサイズNで決まる
固定した値であり、例えば、N=256の場合には、出
力コードiは8ビットとなる。
【0007】一方、受信側は、送信側と同じコードブッ
クを持っており、受信信号iを受け取ると、コードブッ
クからベクトルViを読み出すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の固定ビットベク
トル量子化装置では、コードブックのサイズNにより出
力されるコードのビット数が固定されている。そのた
め、可変レート音声符号化装置のように、フレーム毎の
音声符号化ビット数を情報量に応じて変化させることに
より、符号化ビット数を減らすことが、このベクトル量
子化装置ではできない。
【0009】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、可変ビット長の量子化コードを出力する
ことができ、出力ビット数を減らすことが可能な可変ビ
ットベクトル量子化装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、コ
ードベクトルのテーブルと、このテーブルから入力ベク
トルに最も近いコードベクトルを検索するサーチ手段と
を備えるベクトル量子化装置において、遷移し易いコー
ドベクトルの情報を記憶する遷移情報テーブルと、サー
チ手段から出力されたコードベクトルの遷移が、遷移情
報テーブルに載っているときには、この遷移情報テーブ
ルのコードを利用して可変ビット長の出力コードを短い
ビットで作成し、遷移情報テーブルに載っていないとき
には、可変ビット長の出力コードを長いビットで作成す
る量子化コード作成手段とを設けている。
【0011】
【作用】サーチ手段から出力されたコードベクトルの遷
移(一つ前のコードベクトルから現在のコードベクトル
への移り変わり)が遷移情報テーブルに載っているとき
には、この遷移情報テーブルのコードを利用して、出力
コードが短いビットで表示される。一方、載っていない
ときは、出力コードが長いビットで表示される。コード
ベクトルの遷移確率に偏りがある場合には、その遷移が
遷移情報テーブルに載ることになるから、短いビットの
出力となる確率が高い。そのため、出力ビット数の合計
は固定ビットの場合と比べて減少する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例における可変ビットベクトル
量子化装置は、図1に示すように、コードブックサーチ
部1およびコードブック2の他に、コードブックサーチ
部1の出力を遅延させる遅延器3と、遷移し易いインデ
ックスの情報(遷移情報)を記憶する遷移情報テーブル
4と、コードブックサーチ部1および遅延器3から入力
した情報と遷移情報テーブル4のデータとを基に可変ビ
ット長のベクトル量子化コードを作成する量子化コード
作成部5とを備えている。
【0013】遷移情報テーブル4には、図2に示すよう
に、左側に記された入力ベクトルに対して、遷移する確
率が最も大きいコードブックのインデックスが0の列
に、遷移する確率が次に大きいコードブックのインデッ
クスが1の列に、‥、遷移する確率がM−1番目に大き
いコードブックのインデックスがM−1の列に予め記憶
されている(コードブック2のサイズをNとする)。つ
まり、現在の入力ベクトルに対するコードブックのイン
デックスをi(0≦i<N)とするとき、次の入力ベク
トルとして最も確率の高いベクトルのインデックスが
(Ti,0)、次に確率の高いベクトルのインデックス
が(Ti,1)として記憶されている。
【0014】このベクトル量子化装置では、ベクトルX
が入力すると、コードブックサーチ部1が、入力ベクト
ルXに最も近いコードベクトルV(C0)をコードブック
2からサーチし、そのインデックスC0を出力する。こ
のインデックスC0は、量子化コード作成部5と遅延器
3とに入力し、遅延器3は、これを遅延させて量子化コ
ード作成部5に出力する。従って、コードブックサーチ
部1から量子化コード作成部5にインデックスC0が出
力されるとき、遅延器3からは、1つ前の入力ベクトル
に対するインデックスC−1が量子化コード作成部5に
出力される。
【0015】量子化コード作成部5は、遷移情報テーブ
ル4に、(TC−1,j)(0≦j<M)として、C0
のコードがあるかどうかを調べる。そして、その有無に
応じて、次の可変bit長を備えたベクトル量子化コー
ドのビット列Cvqを出力する。 (TC−1,j)(0≦j<M)にC0のコードがある
時には、 Cvq=[0,jのコード] (TC−1,j)(0≦j<M)にC0のコードがない
時には、 Cvq=[1,C0のコード]。
【0016】図4(a)には、N=8、M=2のとき
に、実施例の可変ビットベクトル量子化装置を用いた場
合と、従来の固定ビットベクトル量子化装置を用いた場
合とで、出力されるベクトル量子化コードにどのような
違いが発生するかを具体的に示している。図4(b)
は、このときの遷移情報テーブルである。図4(a)の
C0は、連続する10個の入力ベクトルに対するコード
ブックサーチ部1および7の出力を示している。この出
力は、双方のコードブックサーチ部1および7において
変わりがない。図4(a)では、各ベクトル量子化装置
から出力されるベクトル量子化コードを2進数で表示し
ている。従来の固定ビットベクトル量子化装置から出力
されるベクトル量子化コードのビット数は常に3ビット
であるが、実施例の可変ビットベクトル量子化装置で
は、ベクトル量子化コードが、2ビットまたは4ビット
に変化している。2ビットの場合は、コードブックサー
チ部の出力C0が、1つ前の出力における遷移情報とし
て遷移情報テーブル(図4(b))に記憶されている場
合であり、4ビットの場合は、記憶されていない場合で
ある。
【0017】10個の入力ベクトルに対するベクトル量
子化コードの合計ビット数は、固定ビットベクトル量子
化装置の30ビットに対し、可変ビットベクトル量子化
装置では28ビットとなる。このビット数は、遷移情報
テーブル4に確率の高い遷移情報を記憶させることによ
り、さらに少なくすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の可変ビットベクトル量子化装置は、ベクト
ル量子化部のインデックスの遷移確率に偏りがある場合
に、遷移し易いインデックスの情報を使用することによ
り、出力するベクトル量子化コードのビット数を可変す
ることができ、出力ビット数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における可変ビットベクトル量
子化装置の構成を示すブロック図、
【図2】実施例の可変ビットベクトル量子化装置におい
て用いる遷移情報テーブル、
【図3】従来の固定ビットベクトル量子化装置の構成を
示すブロック図(a)と、同装置で使用するコードブッ
ク(b)、
【図4】実施例の可変ビットベクトル量子化装置および
従来の固定ビットベクトル量子化装置から出力されるベ
クトル量子化コードを対比した図(a)と、そのときの
遷移情報テーブル(b)とを示す図である。
【符号の説明】
1、7 コードブックサーチ部 2、8 コードブック 3 遅延器 4 遷移情報テーブル 5 量子化コード作成部 6 遷移情報テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 19/00 - 19/14 H03M 7/30 H04B 14/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードベクトルのテーブルと、前記テー
    ブルから入力ベクトルに最も近いコードベクトルを検索
    するサーチ手段とを備えるベクトル量子化装置におい
    て、 遷移し易いコードベクトルの情報を記憶する遷移情報テ
    ーブルと、前記サーチ手段から出力された前記コードベクトルの遷
    移が、前記遷移情報テーブルに載っているときには、こ
    の遷移情報テーブルのコードを利用して可変ビット長の
    出力コードを短いビットで作成し、前記遷移情報テーブ
    ルに載っていないときには、可変ビット長の出力コード
    を長いビットで 作成する量子化コード作成手段とを設け
    たことを特徴とする可変ビットベクトル量子化装置。
JP08724894A 1994-04-04 1994-04-04 可変ビットベクトル量子化装置 Expired - Fee Related JP3272537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08724894A JP3272537B2 (ja) 1994-04-04 1994-04-04 可変ビットベクトル量子化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08724894A JP3272537B2 (ja) 1994-04-04 1994-04-04 可変ビットベクトル量子化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07281700A JPH07281700A (ja) 1995-10-27
JP3272537B2 true JP3272537B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=13909505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08724894A Expired - Fee Related JP3272537B2 (ja) 1994-04-04 1994-04-04 可変ビットベクトル量子化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3272537B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07281700A (ja) 1995-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3987582B2 (ja) ライスエンコーダ/デコーダを用いるデータ圧縮/拡張
CN100545908C (zh) 用于隐蔽压缩域分组丢失的方法和装置
JP3125543B2 (ja) 信号符号化方法及び装置、信号復号化方法及び装置、並びに記録媒体
US12087309B2 (en) Method and system for lossless value-location encoding
JP3590209B2 (ja) 変調符号化方法
US6496794B1 (en) Method and apparatus for seamless multi-rate speech coding
CN102132494B (zh) 通信方法和通信装置
TW201007706A (en) Method for encoding a symbol, method for decoding a symbol, method for transmitting a symbol from a transmitter to a receiver, encoder, decoder and system for transmitting a symbol from a transmitter to a receiver
JPH07112279B2 (ja) 2次元情報の符号化システム
US20100017196A1 (en) Method, system, and apparatus for compression or decompression of digital signals
WO2018113550A1 (zh) 信道编码方法、信道编码装置、芯片系统及存储介质
JP3277705B2 (ja) 情報符号化装置及び方法、並びに情報復号化装置及び方法
JP3272537B2 (ja) 可変ビットベクトル量子化装置
US6917712B2 (en) Encoding apparatus and decoding apparatus
JP2982637B2 (ja) スペクトルパラメータを用いた音声信号伝送システムおよびそれに用いられる音声パラメータ符号化装置および復号化装置
JP3998281B2 (ja) デジタル音声信号の帯域分割符号化方法と復号化方法
JP3223943B2 (ja) ベクトル符号復号方法
JP3130834B2 (ja) 移動電話機
JP3287543B2 (ja) 誤り訂正符号化方法および復号化方法
KR100686354B1 (ko) 가변 트리를 이용한 허프만 복호화 방법 및 장치
Kanawade et al. Tree structured vector quantization based technique for speech compression
JP3648931B2 (ja) 反復変換音声符号化方法および装置
JP4534112B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
KR100390693B1 (ko) 직교부호를 이용한 이진 선형 복/부호 방법 및 그 복/부호기
JPH05119800A (ja) デジタル音声データの高能率圧縮方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees