JP3270004B2 - 発泡樹脂成型品の再生処理装置 - Google Patents
発泡樹脂成型品の再生処理装置Info
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発泡樹脂成型品の再
生処理装置に関し、詳しくは、発泡樹脂成型品が投入さ
れる投入部の下方に該発泡樹脂成型品を破砕する破砕手
段を配設すると共に、該破砕手段により破砕された発泡
樹脂を加熱溶融して減容する減容手段を有する発泡樹脂
成型品の再生処理装置に関する。
生処理装置に関し、詳しくは、発泡樹脂成型品が投入さ
れる投入部の下方に該発泡樹脂成型品を破砕する破砕手
段を配設すると共に、該破砕手段により破砕された発泡
樹脂を加熱溶融して減容する減容手段を有する発泡樹脂
成型品の再生処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡スチロール等の発泡樹脂は、耐衝撃
性、断熱性に富み、しかも軽量で加工が容易であり、安
価であること等の理由から、各種形状に成型され、食品
トレー、魚箱、野菜運送用箱、家電等の梱包用資材、断
熱材等の建築用資材等として様々な分野において幅広く
多用されている。しかし、その一方で、使用済みの発泡
樹脂成型品は、廃材として工場や店舗、家庭等において
大量に排出されている現状にある。
性、断熱性に富み、しかも軽量で加工が容易であり、安
価であること等の理由から、各種形状に成型され、食品
トレー、魚箱、野菜運送用箱、家電等の梱包用資材、断
熱材等の建築用資材等として様々な分野において幅広く
多用されている。しかし、その一方で、使用済みの発泡
樹脂成型品は、廃材として工場や店舗、家庭等において
大量に排出されている現状にある。
【0003】近年、廃材の再資源化が大きくクローズア
ップされるようになり、このように大量に排出されてい
る使用済みの発泡樹脂成型品をリサイクルにより再資源
化するための技術が従来から種々提案されている。
ップされるようになり、このように大量に排出されてい
る使用済みの発泡樹脂成型品をリサイクルにより再資源
化するための技術が従来から種々提案されている。
【0004】ところで、一般に発泡樹脂成型品は、発泡
体であるがゆえに軽量であるものの嵩張るという問題が
あり、発泡樹脂成型品をリサイクルに供するためには、
その体積を減容する手段が採られている。
体であるがゆえに軽量であるものの嵩張るという問題が
あり、発泡樹脂成型品をリサイクルに供するためには、
その体積を減容する手段が採られている。
【0005】従来、かかる手段を採用したものとして、
実開平6−45713号公報に記載された発泡樹脂成型
品の再生処理装置が知られている。このものは、発泡樹
脂成型品を投入する投入部の下方に複数枚の固定刃を備
えた破砕室を形成し、該破砕室に上記固定刃と摺接する
複数枚の刃部を固着した回転刃を設け、投入部に投入さ
れた発泡樹脂成型品を破砕室における固定刃と回転刃の
刃部との間で裁断して破砕し、破砕された発泡樹脂をそ
の下方に設けられたシリンダーに回転スクリューを内挿
した減容手段に投入し、該減容手段において加熱溶融さ
せて体積を減容することによってリサイクルに供するた
めの再生処理品を得るようにしたものである。
実開平6−45713号公報に記載された発泡樹脂成型
品の再生処理装置が知られている。このものは、発泡樹
脂成型品を投入する投入部の下方に複数枚の固定刃を備
えた破砕室を形成し、該破砕室に上記固定刃と摺接する
複数枚の刃部を固着した回転刃を設け、投入部に投入さ
れた発泡樹脂成型品を破砕室における固定刃と回転刃の
刃部との間で裁断して破砕し、破砕された発泡樹脂をそ
の下方に設けられたシリンダーに回転スクリューを内挿
した減容手段に投入し、該減容手段において加熱溶融さ
せて体積を減容することによってリサイクルに供するた
めの再生処理品を得るようにしたものである。
【0006】しかし、一般に発泡樹脂は、減容させるた
めに加熱溶融することによって悪臭を発生するため、発
泡樹脂成型品の再生処理装置においては、この減容手段
によって発生した悪臭を含むガスが装置の外部に放散す
ることにより作業環境を著しく悪化させるという問題が
ある。上記従来技術では、減容手段における発泡樹脂の
加熱溶融によって発生した悪臭を含むガスが装置外部に
放散することを防ぐための対策は何ら講じられておら
ず、この悪臭を含むガスは回転スクリューとシリンダー
内面との間隙から破砕室側に逆流し、発泡樹脂成型品の
投入部から外部に漏れ出してしまい、作業環境を著しく
悪化させる問題は避けられない。
めに加熱溶融することによって悪臭を発生するため、発
泡樹脂成型品の再生処理装置においては、この減容手段
によって発生した悪臭を含むガスが装置の外部に放散す
ることにより作業環境を著しく悪化させるという問題が
ある。上記従来技術では、減容手段における発泡樹脂の
加熱溶融によって発生した悪臭を含むガスが装置外部に
放散することを防ぐための対策は何ら講じられておら
ず、この悪臭を含むガスは回転スクリューとシリンダー
内面との間隙から破砕室側に逆流し、発泡樹脂成型品の
投入部から外部に漏れ出してしまい、作業環境を著しく
悪化させる問題は避けられない。
【0007】また、上記従来技術では、発泡樹脂成型品
を破砕室において破砕し、その破砕された発泡樹脂を回
転刃の回転力によって減容手段におけるシリンダーの取
入れ口に投入するようになっている。このため発泡樹脂
成型品に付着若しくは混入する小石や金属片等の異物
が、破砕された発泡樹脂中に混在していても、そのまま
減容手段に送られて異物が取込まれたまま減容処理され
てしまい、再生処理品の品質を著しく低下させる問題が
ある。
を破砕室において破砕し、その破砕された発泡樹脂を回
転刃の回転力によって減容手段におけるシリンダーの取
入れ口に投入するようになっている。このため発泡樹脂
成型品に付着若しくは混入する小石や金属片等の異物
が、破砕された発泡樹脂中に混在していても、そのまま
減容手段に送られて異物が取込まれたまま減容処理され
てしまい、再生処理品の品質を著しく低下させる問題が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の有する問題点に鑑みなされたもので、発泡樹脂を
加熱溶融させて減容する際に発生する悪臭を含むガスが
装置外部に放散することを防止して、作業環境の著しい
悪化を招く虞れがなく、また、発泡樹脂が減容手段に導
入される前に、発泡樹脂成型品に付着若しくは混入する
小石や金属片等の異物を効果的に分離することのできる
発泡樹脂成型品の再生処理装置を提供することを課題と
する。
技術の有する問題点に鑑みなされたもので、発泡樹脂を
加熱溶融させて減容する際に発生する悪臭を含むガスが
装置外部に放散することを防止して、作業環境の著しい
悪化を招く虞れがなく、また、発泡樹脂が減容手段に導
入される前に、発泡樹脂成型品に付着若しくは混入する
小石や金属片等の異物を効果的に分離することのできる
発泡樹脂成型品の再生処理装置を提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る発泡樹脂成型品の再生処理装置は、発
泡樹脂成型品が投入される投入部の下方に該発泡樹脂成
型品の破砕手段を配設し、該破砕手段の下方に破砕され
た発泡樹脂を収容する収容部を設けて破砕機を構成する
と共に、発泡樹脂を減容処理する減容手段の上部に、前
記収容部から破砕された発泡樹脂を導入して該減容手段
に投入する導入部を連設して減容機を構成してなり、前
記導入部は側方及び上方が閉塞されており、前記収容部
と該導入部とを送風手段を介して搬送用ダクトで連絡す
ると共に、前記導入部と収容部とを循環用ダクトで連絡
して、前記収容部内の発泡樹脂を搬送用ダクトにより導
入部に搬送すると共に前記導入部内の空気を循環用ダク
トにより収容部に戻す循環経路を構成したことを特徴と
する。
め、本発明に係る発泡樹脂成型品の再生処理装置は、発
泡樹脂成型品が投入される投入部の下方に該発泡樹脂成
型品の破砕手段を配設し、該破砕手段の下方に破砕され
た発泡樹脂を収容する収容部を設けて破砕機を構成する
と共に、発泡樹脂を減容処理する減容手段の上部に、前
記収容部から破砕された発泡樹脂を導入して該減容手段
に投入する導入部を連設して減容機を構成してなり、前
記導入部は側方及び上方が閉塞されており、前記収容部
と該導入部とを送風手段を介して搬送用ダクトで連絡す
ると共に、前記導入部と収容部とを循環用ダクトで連絡
して、前記収容部内の発泡樹脂を搬送用ダクトにより導
入部に搬送すると共に前記導入部内の空気を循環用ダク
トにより収容部に戻す循環経路を構成したことを特徴と
する。
【0010】これにより破砕機と減容機との間におい
て、破砕機の収容部から搬送用ダクト、減容機の導入
部、循環用ダクトを経て再び破砕機の収容部に戻る循環
経路が構成される。収容部内の発泡樹脂は送風手段の風
力(吸引力)によって搬送用ダクト内を通って減容機の
導入部に搬送される一方、減容機において発泡樹脂が加
熱溶融する際に発生した悪臭を含むガスは、収容部内の
発泡樹脂を減容機の導入部に搬送した際の風力を利用し
て、減容機の導入部から循環用ダクトを通って破砕機の
収容部に還流される。従って、減容機において発生した
悪臭を含むガスは、搬送用ダクト及び循環用ダクト内を
通って破砕機の収容部と減容機の導入部との間を循環回
流し続け、装置外部に放散することがなく、作業環境を
著しく悪化させることもない。
て、破砕機の収容部から搬送用ダクト、減容機の導入
部、循環用ダクトを経て再び破砕機の収容部に戻る循環
経路が構成される。収容部内の発泡樹脂は送風手段の風
力(吸引力)によって搬送用ダクト内を通って減容機の
導入部に搬送される一方、減容機において発泡樹脂が加
熱溶融する際に発生した悪臭を含むガスは、収容部内の
発泡樹脂を減容機の導入部に搬送した際の風力を利用し
て、減容機の導入部から循環用ダクトを通って破砕機の
収容部に還流される。従って、減容機において発生した
悪臭を含むガスは、搬送用ダクト及び循環用ダクト内を
通って破砕機の収容部と減容機の導入部との間を循環回
流し続け、装置外部に放散することがなく、作業環境を
著しく悪化させることもない。
【0011】また、発泡樹脂成型品に付着若しくは混入
する小石や金属片等の異物は、発泡樹脂に比較してその
比重は大きい。本発明では、収容部に収容された発泡樹
脂を送風手段の風力によって、搬送用ダクトを通って減
容機の導入部に搬送するようにしているため、収容部内
の発泡樹脂よりも比重の大きい小石や金属片等の異物を
比重差を利用して分離することができ、小石や金属片等
の異物が発泡樹脂に混在したまま加熱溶融され減容され
ることがなく、再生処理品の品質を低下させるような虞
れがない。
する小石や金属片等の異物は、発泡樹脂に比較してその
比重は大きい。本発明では、収容部に収容された発泡樹
脂を送風手段の風力によって、搬送用ダクトを通って減
容機の導入部に搬送するようにしているため、収容部内
の発泡樹脂よりも比重の大きい小石や金属片等の異物を
比重差を利用して分離することができ、小石や金属片等
の異物が発泡樹脂に混在したまま加熱溶融され減容され
ることがなく、再生処理品の品質を低下させるような虞
れがない。
【0012】本発明において上記破砕機と減容機とは一
体又は別体に形成される。両者を一体に形成すれば、破
砕機と減容機との間を連絡する搬送用ダクト及び循環用
ダクトが短くて済み、装置全体のコンパクト化が図られ
る。一方、両者を別体に形成すれば、破砕機と減容機と
を必ずしも同一場所に並置する必要がなくなり、設置の
際の自由度が向上する。
体又は別体に形成される。両者を一体に形成すれば、破
砕機と減容機との間を連絡する搬送用ダクト及び循環用
ダクトが短くて済み、装置全体のコンパクト化が図られ
る。一方、両者を別体に形成すれば、破砕機と減容機と
を必ずしも同一場所に並置する必要がなくなり、設置の
際の自由度が向上する。
【0013】更に、本発明における破砕手段は、回転軸
に複数枚の板部材を固着してなる回転板と、該回転板の
下方に前記板部材の先端との間に所定間隙を介して張設
された多孔板と、前記回転板を回転駆動する駆動源とか
らなり、上記各板部材は、その回転方向側縁に前記発泡
樹脂成型品を突き刺して砕く鋸刃部を有すると共に、該
各板部材の先端側に、発泡樹脂成型品を上記多孔板の表
面に押付けると共に摺擦する押付け板を設けたこともの
とすることが好ましい。
に複数枚の板部材を固着してなる回転板と、該回転板の
下方に前記板部材の先端との間に所定間隙を介して張設
された多孔板と、前記回転板を回転駆動する駆動源とか
らなり、上記各板部材は、その回転方向側縁に前記発泡
樹脂成型品を突き刺して砕く鋸刃部を有すると共に、該
各板部材の先端側に、発泡樹脂成型品を上記多孔板の表
面に押付けると共に摺擦する押付け板を設けたこともの
とすることが好ましい。
【0014】かかる破砕手段は、比較的大きな発泡樹脂
成型品を鋸刃部に突き刺して小塊状に砕き、回転板の各
板部材の先端側に設けた押付け板によって多孔板の表面
に押付け、圧潰しつつ回転板の回転に伴って多孔板の表
面に摺擦する。この多孔板の表面に摺擦される発泡樹脂
成型品は、該多孔板に形成されている貫通孔の孔縁部に
よって削られ、該貫通孔を通して微細粒化される。この
ため、回転刃の刃部と摺接させることによって発泡樹脂
成型品を裁断して破砕するために従来設けられていた固
定刃を有しない。
成型品を鋸刃部に突き刺して小塊状に砕き、回転板の各
板部材の先端側に設けた押付け板によって多孔板の表面
に押付け、圧潰しつつ回転板の回転に伴って多孔板の表
面に摺擦する。この多孔板の表面に摺擦される発泡樹脂
成型品は、該多孔板に形成されている貫通孔の孔縁部に
よって削られ、該貫通孔を通して微細粒化される。この
ため、回転刃の刃部と摺接させることによって発泡樹脂
成型品を裁断して破砕するために従来設けられていた固
定刃を有しない。
【0015】この微細粒化された発泡樹脂は、帯電性を
有し、しかもその表面積が増大するため、減容機の導入
部から循環用ダクトを通って破砕機の収容部に返送され
たガス成分中の臭いの分子を吸着する作用を果たす。こ
れにより悪臭の低減化を図ることができる。
有し、しかもその表面積が増大するため、減容機の導入
部から循環用ダクトを通って破砕機の収容部に返送され
たガス成分中の臭いの分子を吸着する作用を果たす。こ
れにより悪臭の低減化を図ることができる。
【0016】しかも、発泡樹脂が微細粒化されることに
より、発泡樹脂成型品に付着若しくは混入する小石や金
属片等の異物は発泡樹脂から十分に分離され、しかも微
細粒状であるために送風手段による風力によって一層容
易に異物と比重分離することが可能となり、異物の除去
効果が高い。
より、発泡樹脂成型品に付着若しくは混入する小石や金
属片等の異物は発泡樹脂から十分に分離され、しかも微
細粒状であるために送風手段による風力によって一層容
易に異物と比重分離することが可能となり、異物の除去
効果が高い。
【0017】また、上記多孔板はエキスパンドメタルか
らなることが好ましい。エキスパンドメタルは、多数の
切れ目を設けた金属材を引き伸ばすことによって網目状
に形成されており、その貫通孔の孔縁部が表面側に先鋭
状に突出する部分を有している。これにより、回転する
刃部材の押付け板によって表面に押付けられた発泡樹脂
成型品を、この貫通孔の孔縁部で効果的に研削し微細粒
化することができる。しかも、エキスパンドメタルは市
販のものを利用することができるので、製造コストも安
価で済む利点もある。
らなることが好ましい。エキスパンドメタルは、多数の
切れ目を設けた金属材を引き伸ばすことによって網目状
に形成されており、その貫通孔の孔縁部が表面側に先鋭
状に突出する部分を有している。これにより、回転する
刃部材の押付け板によって表面に押付けられた発泡樹脂
成型品を、この貫通孔の孔縁部で効果的に研削し微細粒
化することができる。しかも、エキスパンドメタルは市
販のものを利用することができるので、製造コストも安
価で済む利点もある。
【0018】更に、上記押付け板は、一方の面を多孔板
側に対面させ且つ該面を板部材の回転方向に向けて所定
角度傾斜させて設けることが好ましい。これにより押付
け板は発泡樹脂成型品をその表面(多孔板に面する側)
で回転板の回転方向に案内すると同時に多孔板の表面に
向けて案内することができ、発泡樹脂成型品を多孔板の
表面に押付けて圧潰及び摺擦する効果が高い。
側に対面させ且つ該面を板部材の回転方向に向けて所定
角度傾斜させて設けることが好ましい。これにより押付
け板は発泡樹脂成型品をその表面(多孔板に面する側)
で回転板の回転方向に案内すると同時に多孔板の表面に
向けて案内することができ、発泡樹脂成型品を多孔板の
表面に押付けて圧潰及び摺擦する効果が高い。
【0019】更に、搬送用ダクトは内部が視認可能な材
質からなることが好ましい。これにより破砕機の収容部
から減容機の導入部へ搬送される発泡樹脂の搬送状態を
直接目視することが可能となり、装置の稼働状況を確認
することができる。
質からなることが好ましい。これにより破砕機の収容部
から減容機の導入部へ搬送される発泡樹脂の搬送状態を
直接目視することが可能となり、装置の稼働状況を確認
することができる。
【0020】また、破砕機の収容部の底部に磁石を設け
ることも好ましい。破砕手段によって破砕された発泡樹
脂中に混在する比較的軽い金属片等の金属製異物を磁石
に吸着させて収容部の底部に保持させることにより、減
容機への金属製異物混入防止の確実化を図ることができ
る。
ることも好ましい。破砕手段によって破砕された発泡樹
脂中に混在する比較的軽い金属片等の金属製異物を磁石
に吸着させて収容部の底部に保持させることにより、減
容機への金属製異物混入防止の確実化を図ることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明において発泡樹脂成型品と
は、食品トレー、魚箱、野菜運送用箱、家電等の梱包用
資材、断熱材等の建築用資材等、発泡樹脂により成型さ
れた成型品をいい、特にここでは使用済みとなった発泡
樹脂成型品の廃材をいう。
は、食品トレー、魚箱、野菜運送用箱、家電等の梱包用
資材、断熱材等の建築用資材等、発泡樹脂により成型さ
れた成型品をいい、特にここでは使用済みとなった発泡
樹脂成型品の廃材をいう。
【0022】また、本発明において発泡樹脂とは、破砕
手段から排出された後であって、減容手段に投入されて
減容処理される前の段階のものをいう。
手段から排出された後であって、減容手段に投入されて
減容処理される前の段階のものをいう。
【0023】なお、一般に発泡樹脂としては、例えば発
泡スチロール、発泡ポリエチレン等があり、本発明に係
る発泡樹脂成型品の再生処理装置は、特に発泡スチロー
ルの再生処理の場合に用いて好適である。
泡スチロール、発泡ポリエチレン等があり、本発明に係
る発泡樹脂成型品の再生処理装置は、特に発泡スチロー
ルの再生処理の場合に用いて好適である。
【0024】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0025】図1は本発明に係る発泡樹脂成型品の再生
処理装置の概略構成を示す説明図、図2は破砕機の概略
構成を示す側面図、図3は破砕機における破砕手段の好
適例の要部を示す一部切欠する斜視図、図4は図3に示
す破砕手段の動作状態を示す説明図である。
処理装置の概略構成を示す説明図、図2は破砕機の概略
構成を示す側面図、図3は破砕機における破砕手段の好
適例の要部を示す一部切欠する斜視図、図4は図3に示
す破砕手段の動作状態を示す説明図である。
【0026】図1において、Aは発泡樹脂成型品W1を
破砕するための破砕機、Bは破砕機Aによって破砕され
た発泡樹脂W2を加熱溶融して減容処理するための減容
機である。
破砕するための破砕機、Bは破砕機Aによって破砕され
た発泡樹脂W2を加熱溶融して減容処理するための減容
機である。
【0027】破砕機Aは、矩形状のフレーム枠(図示せ
ず)に側板を張設することにより箱型に形成され、その
本体内部の上部に設けられた発泡樹脂成型品W1が投入
される投入部1と、該投入部1の下方に配設された発泡
樹脂成型品W1の破砕手段2と、最下部に該破砕手段2
の下方に設けられた収容部3とを有して構成されてい
る。
ず)に側板を張設することにより箱型に形成され、その
本体内部の上部に設けられた発泡樹脂成型品W1が投入
される投入部1と、該投入部1の下方に配設された発泡
樹脂成型品W1の破砕手段2と、最下部に該破砕手段2
の下方に設けられた収容部3とを有して構成されてい
る。
【0028】投入部1は、上部又は側部に使用済みの発
泡樹脂成型品W1を投入する投入口(図示せず)を有
し、後述する破砕手段2によって順次破砕される使用済
みの発泡樹脂成型品W1を収容するホッパ構造を呈して
いる。前記投入口には、図示しないが、装置稼働中の異
物の混入及び臭気の放散を防止し、また安全性を図る理
由から蓋体を設け、使用済みの発泡樹脂成型品W1の投
入後に投入口を蓋体によって被蓋するようにすることが
好ましい。
泡樹脂成型品W1を投入する投入口(図示せず)を有
し、後述する破砕手段2によって順次破砕される使用済
みの発泡樹脂成型品W1を収容するホッパ構造を呈して
いる。前記投入口には、図示しないが、装置稼働中の異
物の混入及び臭気の放散を防止し、また安全性を図る理
由から蓋体を設け、使用済みの発泡樹脂成型品W1の投
入後に投入口を蓋体によって被蓋するようにすることが
好ましい。
【0029】破砕手段2は、上記投入部1の下方に配設
されて該投入部1内に投入された発泡樹脂成型品W1を
その下位側から順次破砕して細片化するものであり、発
泡樹脂成型品W1を破砕して細片化し得る構造のもので
あれば任意に適用できるが、本発明においては、特に発
泡樹脂成型品W1を単なる破砕によって細片化するより
も更に微細粒化し得る構造のものが好適である。
されて該投入部1内に投入された発泡樹脂成型品W1を
その下位側から順次破砕して細片化するものであり、発
泡樹脂成型品W1を破砕して細片化し得る構造のもので
あれば任意に適用できるが、本発明においては、特に発
泡樹脂成型品W1を単なる破砕によって細片化するより
も更に微細粒化し得る構造のものが好適である。
【0030】本実施の形態に示す破砕手段2は、上記投
入部1の下方において両端が回転可能に軸支されること
により回転自在に横架された回転軸21に複数枚の板部材
22を固着してなる回転板23と、該回転板23の下方に前記
板部材22の先端との間に所定間隙を介して張設された多
孔板24と、前記回転板23を回転駆動する駆動源であるモ
ータ25とを有して構成されている。
入部1の下方において両端が回転可能に軸支されること
により回転自在に横架された回転軸21に複数枚の板部材
22を固着してなる回転板23と、該回転板23の下方に前記
板部材22の先端との間に所定間隙を介して張設された多
孔板24と、前記回転板23を回転駆動する駆動源であるモ
ータ25とを有して構成されている。
【0031】この破砕手段2は、従来のように回転刃の
刃部と固定刃との摺接によって発泡樹脂成型品を裁断し
て破砕するものとは異なり、固定刃を有しておらず、単
なる破砕とは異なって発泡樹脂成型品W1を回転板23と
多孔板24との間で圧潰及び摺擦することによって、破砕
による細片化よりも更に細かな粒子状に微細粒化する擦
粒装置である。
刃部と固定刃との摺接によって発泡樹脂成型品を裁断し
て破砕するものとは異なり、固定刃を有しておらず、単
なる破砕とは異なって発泡樹脂成型品W1を回転板23と
多孔板24との間で圧潰及び摺擦することによって、破砕
による細片化よりも更に細かな粒子状に微細粒化する擦
粒装置である。
【0032】上記回転軸21の一方の軸端には、スプロケ
ット21a が固着され、モータ25の駆動軸に固着されたス
プロケット25a との間にチェーン25b を張架してモータ
25の駆動力が伝達されるようにし、所定の回転数で回転
駆動されるようになっている。
ット21a が固着され、モータ25の駆動軸に固着されたス
プロケット25a との間にチェーン25b を張架してモータ
25の駆動力が伝達されるようにし、所定の回転数で回転
駆動されるようになっている。
【0033】上記板部材22は、平板によって略矩形状に
形成され、回転軸21の軸方向に所定間隔をおいて複数枚
が並置されると共に、互いに回転軸21に対する取付け角
度を回転軸21の径方向に所定角度異ならせてその一端側
が固着され、その他端側(回転軸21と反対の先端側)は
多孔板24の表面に達する程度の長さを有している。
形成され、回転軸21の軸方向に所定間隔をおいて複数枚
が並置されると共に、互いに回転軸21に対する取付け角
度を回転軸21の径方向に所定角度異ならせてその一端側
が固着され、その他端側(回転軸21と反対の先端側)は
多孔板24の表面に達する程度の長さを有している。
【0034】上記各板部材22には、その先端側に、発泡
樹脂成型品W1を上記多孔板24の表面に押付けるための
押付け板22a が設けられており、この押付け板22a によ
って、投入部1に投入された発泡樹脂成型品W1を上記
多孔板24の表面に押付け、その押付けられた発泡樹脂成
型品W1を回転板23の回転に伴って多孔板24の表面に摺
擦するようになっている。
樹脂成型品W1を上記多孔板24の表面に押付けるための
押付け板22a が設けられており、この押付け板22a によ
って、投入部1に投入された発泡樹脂成型品W1を上記
多孔板24の表面に押付け、その押付けられた発泡樹脂成
型品W1を回転板23の回転に伴って多孔板24の表面に摺
擦するようになっている。
【0035】上記押付け板22a は、平板によって略矩形
状に形成された小片からなり、各板部材22の先端側にお
いて、その両側面からそれぞれ側方に向けて突出状に設
けられている。また、この押付け板22a は、一方の面22
b を多孔板24側に対面させ且つ該面22b を板部材22の回
転方向に向けて所定角度傾斜させて設けられている。こ
のように形成すると、押付け板22a は発泡樹脂成型品W
1をその多孔板24に面する側22b で回転板23の回転方向
に案内すると同時に多孔板24の表面に向けて自然に案内
することができ、発泡樹脂成型品W1を多孔板24の表面
に押付けて圧潰及び摺擦する効果が高くなるため、本発
明においては好ましい態様である。
状に形成された小片からなり、各板部材22の先端側にお
いて、その両側面からそれぞれ側方に向けて突出状に設
けられている。また、この押付け板22a は、一方の面22
b を多孔板24側に対面させ且つ該面22b を板部材22の回
転方向に向けて所定角度傾斜させて設けられている。こ
のように形成すると、押付け板22a は発泡樹脂成型品W
1をその多孔板24に面する側22b で回転板23の回転方向
に案内すると同時に多孔板24の表面に向けて自然に案内
することができ、発泡樹脂成型品W1を多孔板24の表面
に押付けて圧潰及び摺擦する効果が高くなるため、本発
明においては好ましい態様である。
【0036】なお、この押付け板22a は、各板部材22の
先端側の両側面から突設する図示する例に限られず、各
板部材22の先端側の一方の側面のみに突設するようにし
てもよく、また、両側面に突設する板部材22と一方の側
面のみに突設する板部材22とが回転板23に混在していて
もよい。
先端側の両側面から突設する図示する例に限られず、各
板部材22の先端側の一方の側面のみに突設するようにし
てもよく、また、両側面に突設する板部材22と一方の側
面のみに突設する板部材22とが回転板23に混在していて
もよい。
【0037】また、上記板部材22は、図示するように、
その回転方向側縁に鋸刃部22c を有している。これによ
り発泡樹脂成型品W1は、この板部材22の鋸刃部22c に
突き刺さり、板部材22の回転によって小塊状に砕かれ
る。従って、比較的大きな発泡樹脂成型品でも該板部材
22の押付け板22a によって多孔板24の表面に確実に押付
けて圧潰及び摺擦することができる。
その回転方向側縁に鋸刃部22c を有している。これによ
り発泡樹脂成型品W1は、この板部材22の鋸刃部22c に
突き刺さり、板部材22の回転によって小塊状に砕かれ
る。従って、比較的大きな発泡樹脂成型品でも該板部材
22の押付け板22a によって多孔板24の表面に確実に押付
けて圧潰及び摺擦することができる。
【0038】上記多孔板24は、回転板23の回転に伴って
表面に押付けられつつ摺擦される発泡樹脂成型品W1
を、該多孔板24に形成された貫通孔24a の孔縁部24b に
よって研削することにより微細粒化するための部材であ
り、回転板23の下方側を前記板部材22の先端との間に所
定間隔を介して包囲するように張設されている。
表面に押付けられつつ摺擦される発泡樹脂成型品W1
を、該多孔板24に形成された貫通孔24a の孔縁部24b に
よって研削することにより微細粒化するための部材であ
り、回転板23の下方側を前記板部材22の先端との間に所
定間隔を介して包囲するように張設されている。
【0039】この多孔板24は、金属材により、口径が30
〜100mm 程度の多数の貫通孔24a を開口した板状若しく
網状に形成され、具体的には金属板に多数の貫通孔を開
穿したパンチングメタルや、多数の切れ目を設けた金属
材を引き伸ばして網目状に形成することにより貫通孔が
形成されるようにしたエキスパンドメタル等が使用でき
る。特に、エキスパンドメタルは、その貫通孔の孔縁部
が表面側に先鋭状に突出する部分を有しており、この先
鋭状の突出部分が、回転する板部材22の押付け板22a に
よって表面に押付けられた発泡樹脂成型品W1を効果的
に研削し微細粒化することができる利点があり、しか
も、エキスパンドメタルは市販のものを利用することが
できるので、製造コストも安価で済む利点もあって好ま
しい。
〜100mm 程度の多数の貫通孔24a を開口した板状若しく
網状に形成され、具体的には金属板に多数の貫通孔を開
穿したパンチングメタルや、多数の切れ目を設けた金属
材を引き伸ばして網目状に形成することにより貫通孔が
形成されるようにしたエキスパンドメタル等が使用でき
る。特に、エキスパンドメタルは、その貫通孔の孔縁部
が表面側に先鋭状に突出する部分を有しており、この先
鋭状の突出部分が、回転する板部材22の押付け板22a に
よって表面に押付けられた発泡樹脂成型品W1を効果的
に研削し微細粒化することができる利点があり、しか
も、エキスパンドメタルは市販のものを利用することが
できるので、製造コストも安価で済む利点もあって好ま
しい。
【0040】収容部3は、上記破砕手段2における多孔
板24の下方に設けられ、該破砕手段2によって微細粒化
され排出される発泡樹脂W2を収容するためのホッパ構
造を呈している。該収容部3の側面には二つの開口31,
32が形成されており、一方の開口31は、後述する減容機
Bの導入部7に形成された一方の開口71と送風手段4を
介して搬送用ダクト5で連絡され、他方の開口32は、減
容機Bの導入部7に形成された他方の開口72と循環用ダ
クト6で連絡されている。
板24の下方に設けられ、該破砕手段2によって微細粒化
され排出される発泡樹脂W2を収容するためのホッパ構
造を呈している。該収容部3の側面には二つの開口31,
32が形成されており、一方の開口31は、後述する減容機
Bの導入部7に形成された一方の開口71と送風手段4を
介して搬送用ダクト5で連絡され、他方の開口32は、減
容機Bの導入部7に形成された他方の開口72と循環用ダ
クト6で連絡されている。
【0041】上記送風手段4は、前記回転板23を回転駆
動するモータ25と共に、前記収容部3の側方と破砕機A
本体内部との間に形成される空間33に収納され、該収容
部3の内部に収容されている微細粒化された発泡樹脂W
2を吸引して上記搬送用ダクト5によって減容機Bの導
入部7に搬送するためのものであり、ブロアーモータ等
により構成される。微細粒化された発泡樹脂W2は比重
が小さく極めて軽いため、この送風手段4の吸引力は微
細粒化された発泡樹脂W2を吸引して導入部7へ搬送し
得る程度の吸引力があればよい。
動するモータ25と共に、前記収容部3の側方と破砕機A
本体内部との間に形成される空間33に収納され、該収容
部3の内部に収容されている微細粒化された発泡樹脂W
2を吸引して上記搬送用ダクト5によって減容機Bの導
入部7に搬送するためのものであり、ブロアーモータ等
により構成される。微細粒化された発泡樹脂W2は比重
が小さく極めて軽いため、この送風手段4の吸引力は微
細粒化された発泡樹脂W2を吸引して導入部7へ搬送し
得る程度の吸引力があればよい。
【0042】この送風手段4は、破砕機A本体の外部に
設置してもよいが、空間33内に収納するようにすれば、
送風手段4が発生する騒音の防止及び省スペース化を図
ることができて好ましい。
設置してもよいが、空間33内に収納するようにすれば、
送風手段4が発生する騒音の防止及び省スペース化を図
ることができて好ましい。
【0043】なお、34は収容部3の底部に設けた磁石で
あり、このように収容部3の底部に磁石を設けるように
すると、前記破砕手段2によって微細粒化された発泡樹
脂W2中に混在する比較的軽い金属片等の金属製異物を
収容部3の底部に吸着保持しておくことができる。これ
によって上記送風手段4による風力によって減容機Bの
導入部7へ比較的軽い金属片等の金属製異物が誤って搬
送される事態を防止することができ、減容機Bへの金属
製異物混入防止の確実化を図ることができるので、本発
明において好ましい態様である。
あり、このように収容部3の底部に磁石を設けるように
すると、前記破砕手段2によって微細粒化された発泡樹
脂W2中に混在する比較的軽い金属片等の金属製異物を
収容部3の底部に吸着保持しておくことができる。これ
によって上記送風手段4による風力によって減容機Bの
導入部7へ比較的軽い金属片等の金属製異物が誤って搬
送される事態を防止することができ、減容機Bへの金属
製異物混入防止の確実化を図ることができるので、本発
明において好ましい態様である。
【0044】上記搬送用ダクト5は、収容部3内の発泡
樹脂W2を減容機Bの導入部7へ送風手段4によって搬
送するためのものであり、一方、循環用ダクト6は、こ
の発泡樹脂W2の搬送に利用した風力を利用して減容機
Bの導入部7内の空気を収容部3へ還流させるためのも
のである。これらはいずれも微細粒化された発泡樹脂W
2又は空気が流通可能なダクト構造を有するものであれ
ば、その材質、形状等は任意であるが、本実施の形態に
示すように破砕機Aと減容機Bとを別体に構成したもの
にあっては、特に屈曲自在なフレキ管により構成するこ
とが好ましい。
樹脂W2を減容機Bの導入部7へ送風手段4によって搬
送するためのものであり、一方、循環用ダクト6は、こ
の発泡樹脂W2の搬送に利用した風力を利用して減容機
Bの導入部7内の空気を収容部3へ還流させるためのも
のである。これらはいずれも微細粒化された発泡樹脂W
2又は空気が流通可能なダクト構造を有するものであれ
ば、その材質、形状等は任意であるが、本実施の形態に
示すように破砕機Aと減容機Bとを別体に構成したもの
にあっては、特に屈曲自在なフレキ管により構成するこ
とが好ましい。
【0045】また、少なくとも搬送用ダクト5は、収容
部3から搬送される発泡樹脂W2の搬送状態を目視によ
り確認することができるように、透明又は半透明な材質
により形成して内部を直接視認可能にすることが好まし
い。この場合、搬送用ダクト5の全体を透明又は半透明
な材質により形成してもよいし、搬送用ダクト5に部分
的に視認用の小窓を形成し、該小窓のみ透明又は半透明
な材質で形成するようにしてもよい。
部3から搬送される発泡樹脂W2の搬送状態を目視によ
り確認することができるように、透明又は半透明な材質
により形成して内部を直接視認可能にすることが好まし
い。この場合、搬送用ダクト5の全体を透明又は半透明
な材質により形成してもよいし、搬送用ダクト5に部分
的に視認用の小窓を形成し、該小窓のみ透明又は半透明
な材質で形成するようにしてもよい。
【0046】減容機Bは、前記収容部3から微細粒化さ
れた発泡樹脂W2を導入する導入部7と、該発泡樹脂W
2を加熱溶融して減容する減容手段8とを有して構成さ
れ、前記破砕機Aとは別体に形成されている。
れた発泡樹脂W2を導入する導入部7と、該発泡樹脂W
2を加熱溶融して減容する減容手段8とを有して構成さ
れ、前記破砕機Aとは別体に形成されている。
【0047】上記導入部7は、後述する減容手段8から
発生する悪臭を含むガスが装置外部へ放散することを防
止するため、その側方及び上方が閉塞されて外界と隔絶
された箱型に形成されており、前記破砕機Aの収容部3
から送風手段4を介して搬送用ダクト5によって発泡樹
脂W2が導入されるホッパ構造を呈している。
発生する悪臭を含むガスが装置外部へ放散することを防
止するため、その側方及び上方が閉塞されて外界と隔絶
された箱型に形成されており、前記破砕機Aの収容部3
から送風手段4を介して搬送用ダクト5によって発泡樹
脂W2が導入されるホッパ構造を呈している。
【0048】この導入部7には、前記収容部3と同様に
二つの開口71,72が形成されており、一方の開口71は、
前記収容部3の側面に形成された開口31と送風手段4を
介して搬送用ダクト5で連絡され、他方の開口72は、収
容部3の側面に形成された他方の開口32と循環用ダクト
6で連絡されている。
二つの開口71,72が形成されており、一方の開口71は、
前記収容部3の側面に形成された開口31と送風手段4を
介して搬送用ダクト5で連絡され、他方の開口72は、収
容部3の側面に形成された他方の開口32と循環用ダクト
6で連絡されている。
【0049】このように導入部7と前記収容部3とが、
それぞれ上記搬送用ダクト5及び循環用ダクト6により
互いに連絡されていることにより、収容部3から搬送用
ダクト5を通って導入部7へ至る経路と、導入部7から
循環用ダクト6を通って収容部3に戻る経路とからなる
循環経路が構成され、また導入部7はその側方及び上方
が閉塞されて外界と隔絶されていることにより、減容手
段8において発生した悪臭を含むガスを装置外部に放散
することなく導入部7と収容部3との間で循環回流さ
せ、悪臭の放散による作業環境の著しい悪化を防止する
ようにしている。
それぞれ上記搬送用ダクト5及び循環用ダクト6により
互いに連絡されていることにより、収容部3から搬送用
ダクト5を通って導入部7へ至る経路と、導入部7から
循環用ダクト6を通って収容部3に戻る経路とからなる
循環経路が構成され、また導入部7はその側方及び上方
が閉塞されて外界と隔絶されていることにより、減容手
段8において発生した悪臭を含むガスを装置外部に放散
することなく導入部7と収容部3との間で循環回流さ
せ、悪臭の放散による作業環境の著しい悪化を防止する
ようにしている。
【0050】なお、本実施の形態では、それぞれ別体に
形成した破砕機Aと減容機Bとを搬送用ダクト5及び循
環用ダクト6で連絡するように構成しているが、減容機
Bの導入部7が外界と隔絶され、上記の通り導入部7と
破砕機Aの収容部3との間で搬送用ダクト5及び循環用
ダクト6によって循環経路が形成されるように構成して
ありさえすれば、両者を組付けて一体の装置としてもよ
い。
形成した破砕機Aと減容機Bとを搬送用ダクト5及び循
環用ダクト6で連絡するように構成しているが、減容機
Bの導入部7が外界と隔絶され、上記の通り導入部7と
破砕機Aの収容部3との間で搬送用ダクト5及び循環用
ダクト6によって循環経路が形成されるように構成して
ありさえすれば、両者を組付けて一体の装置としてもよ
い。
【0051】また、循環用ダクト6と連絡している収容
部3の開口32は、導入部7から還流された空気が収容部
3内の発泡樹脂W2を巻き込んで送風手段4によって速
やかに循環し得るように、収容部3の側部において、搬
送用ダクト5及び送風手段4と連絡している開口31と対
向するように設けられることが好ましい。
部3の開口32は、導入部7から還流された空気が収容部
3内の発泡樹脂W2を巻き込んで送風手段4によって速
やかに循環し得るように、収容部3の側部において、搬
送用ダクト5及び送風手段4と連絡している開口31と対
向するように設けられることが好ましい。
【0052】73は循環用ダクト7が連結される開口72の
前面側を塞ぐメッシュフィルタであり、導入部7内の空
気が循環用ダクト7を通って収容部3へ戻る際に、導入
部7内の発泡樹脂W2が一緒に還流しないようにしてい
る。このメッシュフィルタ73の開口は、微細粒化された
発泡樹脂W2が通過しないように1〜3mm程度とするこ
とが好ましい。
前面側を塞ぐメッシュフィルタであり、導入部7内の空
気が循環用ダクト7を通って収容部3へ戻る際に、導入
部7内の発泡樹脂W2が一緒に還流しないようにしてい
る。このメッシュフィルタ73の開口は、微細粒化された
発泡樹脂W2が通過しないように1〜3mm程度とするこ
とが好ましい。
【0053】74は導入部7の側面に設けられた光電セン
サ等からなるレベルセンサであり、導入部7の側面内面
にレベルセンサ74の投光部(図示せず)が臨んでおり、
同じく側面内面に対向状に臨んでいるレベルセンサ74の
受光部(図示せず)との間で、前記収容部3から搬送用
ダクト5を通って搬送されてきた発泡樹脂W2の導入部
7内の収容量のレベルを検知するようになっている。導
入部7内の収容量が一定量を越えると、このレベルセン
サ74に検知され、図示しない報知手段により作業者に報
知すると同時に導入部7への発泡樹脂W2の搬送を停止
するようになっている。
サ等からなるレベルセンサであり、導入部7の側面内面
にレベルセンサ74の投光部(図示せず)が臨んでおり、
同じく側面内面に対向状に臨んでいるレベルセンサ74の
受光部(図示せず)との間で、前記収容部3から搬送用
ダクト5を通って搬送されてきた発泡樹脂W2の導入部
7内の収容量のレベルを検知するようになっている。導
入部7内の収容量が一定量を越えると、このレベルセン
サ74に検知され、図示しない報知手段により作業者に報
知すると同時に導入部7への発泡樹脂W2の搬送を停止
するようになっている。
【0054】なお、微細粒化された発泡樹脂W2は帯電
しているため、導入部7内面に臨む上記レベルセンサ74
の検知部表面に付着し易く、これによりレベルセンサ74
が誤作動を起こす虞れがある。このため、前記搬送用ダ
クト5と連絡する開口71を上記レベルセンサ74の検知部
表面に向け、該搬送用ダクト5から搬送されてきた発泡
樹脂W2と共に送風を、導入部7の開口71から上記レベ
ルセンサ74の各検知部に当てるようにすることにより、
レベルセンサ74の検知部に付着した発泡樹脂W2を吹き
飛ばして除去するようにすることが好ましい。
しているため、導入部7内面に臨む上記レベルセンサ74
の検知部表面に付着し易く、これによりレベルセンサ74
が誤作動を起こす虞れがある。このため、前記搬送用ダ
クト5と連絡する開口71を上記レベルセンサ74の検知部
表面に向け、該搬送用ダクト5から搬送されてきた発泡
樹脂W2と共に送風を、導入部7の開口71から上記レベ
ルセンサ74の各検知部に当てるようにすることにより、
レベルセンサ74の検知部に付着した発泡樹脂W2を吹き
飛ばして除去するようにすることが好ましい。
【0055】上記減容手段8は、上記導入部7の下方に
連接され、微細粒化された発泡樹脂W2を該導入部7か
ら取込んで加熱溶融させると共に脱気することによって
体積を減容させるためのものである。該減容手段8は、
上記導入部7から発泡樹脂W2を取込む取込み口81を有
するシリンダー82にスクリュー83を回転可能に内挿して
おり、取込み口81から取込まれた発泡樹脂W2を上記ス
クリュー83の搬送及び圧縮作用によって加熱すると同時
に、シリンダー82の外周囲に設けられたヒータ84によっ
ても加熱し、発泡樹脂W2を溶融させると共に発泡樹脂
W2中に含有されるガスを脱気することにより減容し、
シリンダー82の先端に形成されたノズル部85から外部に
排出するようになっている。
連接され、微細粒化された発泡樹脂W2を該導入部7か
ら取込んで加熱溶融させると共に脱気することによって
体積を減容させるためのものである。該減容手段8は、
上記導入部7から発泡樹脂W2を取込む取込み口81を有
するシリンダー82にスクリュー83を回転可能に内挿して
おり、取込み口81から取込まれた発泡樹脂W2を上記ス
クリュー83の搬送及び圧縮作用によって加熱すると同時
に、シリンダー82の外周囲に設けられたヒータ84によっ
ても加熱し、発泡樹脂W2を溶融させると共に発泡樹脂
W2中に含有されるガスを脱気することにより減容し、
シリンダー82の先端に形成されたノズル部85から外部に
排出するようになっている。
【0056】この減容手段8は、図示する形態のものに
限定されず、加熱源により加熱された熱風によって発泡
樹脂W2を溶融させるもの、摩擦により熱を発生させて
発泡樹脂W2を溶融させるもの等、発泡樹脂の減容手段
として知られているいずれの手段を採用するものでも良
い。また、前記ノズル部85に、排出された減容樹脂を所
定形状に成型するための成型手段等を付加することは任
意である。
限定されず、加熱源により加熱された熱風によって発泡
樹脂W2を溶融させるもの、摩擦により熱を発生させて
発泡樹脂W2を溶融させるもの等、発泡樹脂の減容手段
として知られているいずれの手段を採用するものでも良
い。また、前記ノズル部85に、排出された減容樹脂を所
定形状に成型するための成型手段等を付加することは任
意である。
【0057】減容手段8の下部には脚フレーム9が設け
られ、導入部7及び減容手段8をこの脚フレーム9上に
載置している。減容手段8の下方において脚フレーム9
によって囲まれる空間を利用して、上記スクリュー83を
回転駆動させるためのモータ86が配置され、図示しない
スプロケット及びチェーンを介してスクリュー83に駆動
力を伝達するようにしている。また、同じく減容手段8
の下方には制御基盤C等を配置するようにしている。
られ、導入部7及び減容手段8をこの脚フレーム9上に
載置している。減容手段8の下方において脚フレーム9
によって囲まれる空間を利用して、上記スクリュー83を
回転駆動させるためのモータ86が配置され、図示しない
スプロケット及びチェーンを介してスクリュー83に駆動
力を伝達するようにしている。また、同じく減容手段8
の下方には制御基盤C等を配置するようにしている。
【0058】次に本実施の形態の作用を説明すると、破
砕機Aの投入部1に投入された発泡樹脂成型品W1は、
破砕手段2の回転板23に設けられた各板部材22によって
小塊状に砕かれ、押付け板22a によって多孔板24の表面
に押付けられる。そして、回転板23の回転に伴って圧潰
されると共に摺擦され、多孔板24の貫通孔24a の孔縁部
24b によって微細粒状に削られる。
砕機Aの投入部1に投入された発泡樹脂成型品W1は、
破砕手段2の回転板23に設けられた各板部材22によって
小塊状に砕かれ、押付け板22a によって多孔板24の表面
に押付けられる。そして、回転板23の回転に伴って圧潰
されると共に摺擦され、多孔板24の貫通孔24a の孔縁部
24b によって微細粒状に削られる。
【0059】微細粒化された発泡樹脂W2は多孔板24の
貫通孔24a から下方に落下し、収容部3に収容される。
この段階で発泡樹脂成型品W1に混在している紐等の比
較的大きな異物は多孔板24によって分離される。また、
微細粒化された発泡樹脂W2中に金属片等の金属製異物
がある場合、収容部3の底部に設けられた磁石34に吸着
保持されて発泡樹脂W2と分離される。
貫通孔24a から下方に落下し、収容部3に収容される。
この段階で発泡樹脂成型品W1に混在している紐等の比
較的大きな異物は多孔板24によって分離される。また、
微細粒化された発泡樹脂W2中に金属片等の金属製異物
がある場合、収容部3の底部に設けられた磁石34に吸着
保持されて発泡樹脂W2と分離される。
【0060】発泡樹脂W2は比重が小さく軽量であるた
め、送風手段4の吸引力によって容易に吸引され、搬送
用ダクト5を通って減容機Bの導入部7へ搬送される。
この送風手段4の吸引力は、比重の小さい発泡樹脂W2
を吸引し得る程度の吸引力であるため、収容部3内に小
石や金属片等の比較的比重の大きい異物があっても吸引
されず、この比重差を利用して発泡樹脂W2と異物とが
完全に分離され、比較的比重の大きい小石や金属片等の
異物が導入部7へ搬送されることが防止される。特に、
発泡樹脂W2が微細粒化されていると、極めて軽量であ
るため、送風手段4の吸引力も小さくて済み、一層確実
に異物の分離が可能となる。
め、送風手段4の吸引力によって容易に吸引され、搬送
用ダクト5を通って減容機Bの導入部7へ搬送される。
この送風手段4の吸引力は、比重の小さい発泡樹脂W2
を吸引し得る程度の吸引力であるため、収容部3内に小
石や金属片等の比較的比重の大きい異物があっても吸引
されず、この比重差を利用して発泡樹脂W2と異物とが
完全に分離され、比較的比重の大きい小石や金属片等の
異物が導入部7へ搬送されることが防止される。特に、
発泡樹脂W2が微細粒化されていると、極めて軽量であ
るため、送風手段4の吸引力も小さくて済み、一層確実
に異物の分離が可能となる。
【0061】導入部7に搬送された発泡樹脂W2は、該
導入部7の下方に連設された減容手段8に取込まれ、該
減容手段8において加熱溶融されて減容処理され、ノズ
ル部85から排出される。この減容工程において発泡樹脂
W2から悪臭を含むガスが発生し、導入部7内に流出す
るが、導入部7は側方及び上方が閉塞されており、しか
も収容部3内の発泡樹脂W2が送風手段4の送風によっ
て搬送用ダクト5を通って導入部7内に搬送されるのと
同時に、導入部7内の空気は、メッシュフィルタ75を経
て開口72から循環用ダクト6を通って収容部3に還流さ
れ、また直ちに送風手段4によって搬送用ダクト5を通
って導入部7へ搬送されて、収容部3と導入部7との間
を循環回流するため、装置外部への悪臭の放散が防止さ
れる。
導入部7の下方に連設された減容手段8に取込まれ、該
減容手段8において加熱溶融されて減容処理され、ノズ
ル部85から排出される。この減容工程において発泡樹脂
W2から悪臭を含むガスが発生し、導入部7内に流出す
るが、導入部7は側方及び上方が閉塞されており、しか
も収容部3内の発泡樹脂W2が送風手段4の送風によっ
て搬送用ダクト5を通って導入部7内に搬送されるのと
同時に、導入部7内の空気は、メッシュフィルタ75を経
て開口72から循環用ダクト6を通って収容部3に還流さ
れ、また直ちに送風手段4によって搬送用ダクト5を通
って導入部7へ搬送されて、収容部3と導入部7との間
を循環回流するため、装置外部への悪臭の放散が防止さ
れる。
【0062】また、循環用ダクト6を通って収容部3に
還流された空気は、収容部3内において破砕手段2によ
り新たに微細粒化された発泡樹脂W2と混合される。こ
の発泡樹脂W2は、帯電性を有し、また、微細粒化され
ることにより表面積が増大しており、空気中の臭いの分
子を吸着する作用を示す。従って、導入部7から還流さ
れた空気中に含有される臭気が発泡樹脂W2によって吸
着されることにより低減され、装置外部への悪臭の放散
をより一層防止することができる。
還流された空気は、収容部3内において破砕手段2によ
り新たに微細粒化された発泡樹脂W2と混合される。こ
の発泡樹脂W2は、帯電性を有し、また、微細粒化され
ることにより表面積が増大しており、空気中の臭いの分
子を吸着する作用を示す。従って、導入部7から還流さ
れた空気中に含有される臭気が発泡樹脂W2によって吸
着されることにより低減され、装置外部への悪臭の放散
をより一層防止することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、発泡樹脂
を加熱溶融させて減容する際に発生する悪臭を含むガス
が装置外部に放散することを防止することかできて、作
業環境の著しい悪化を招く虞れのない発泡樹脂成型品の
再生処理装置を提供することができる。
を加熱溶融させて減容する際に発生する悪臭を含むガス
が装置外部に放散することを防止することかできて、作
業環境の著しい悪化を招く虞れのない発泡樹脂成型品の
再生処理装置を提供することができる。
【0064】また、発泡樹脂が減容手段に導入される前
に、発泡樹脂成型品に付着若しくは混入する小石や金属
片等の異物を効果的に分離することができ、これら異物
が再生処理品中に混入して品質の低下を招くこともな
い。
に、発泡樹脂成型品に付着若しくは混入する小石や金属
片等の異物を効果的に分離することができ、これら異物
が再生処理品中に混入して品質の低下を招くこともな
い。
【図1】 本発明に係る発泡樹脂成型品の再生処理装置
の概略構成を示す説明図
の概略構成を示す説明図
【図2】 破砕機の概略構成を示す側面図
【図3】 破砕機における破砕手段の好適例の要部を示
す一部切欠する斜視図
す一部切欠する斜視図
【図4】 図3に示す破砕手段の動作状態を示す説明図
A 破砕機 B 減容機 C 制御基盤 W1 発泡樹脂成型品 W2 微細粒化された発泡樹脂 1 投入部 2 破砕手段 21 回転軸 21a スプロケット 22 板部材 22a 押付け板 22b 一方の面 22c 鋸刃部 23 回転板 24 多孔板 24a 貫通孔 24b 孔縁部 25 モータ 25a スプロケット 25b チェーン 3 収容部 31,32 開口 33 空間 34 磁石 4 送風手段 5 搬送用ダクト 6 循環用ダクト 7 導入部 71,72 開口 73 メッシュフィルタ 74 レベルセンサ 8 減容手段 81 取込み口 82 シリンダー 83 スクリュー 84 ヒータ 85 ノズル部 86 モータ 9 脚フレーム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−92428(JP,A) 実開 平4−5915(JP,U) 実開 平4−17910(JP,U) 実開 平4−90511(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 17/00 - 17/02 C08J 11/00 - 11/28
Claims (7)
- 【請求項1】発泡樹脂成型品が投入される投入部の下方
に該発泡樹脂成型品の破砕手段を配設し、該破砕手段の
下方に破砕された発泡樹脂を収容する収容部を設けて破
砕機を構成すると共に、発泡樹脂を減容処理する減容手
段の上部に、前記収容部から破砕された発泡樹脂を導入
して該減容手段に投入する導入部を連設して減容機を構
成してなり、前記導入部は側方及び上方が閉塞されてお
り、前記収容部と該導入部とを送風手段を介して搬送用
ダクトで連絡すると共に、前記導入部と収容部とを循環
用ダクトで連絡して、前記収容部内の発泡樹脂を搬送用
ダクトにより導入部に搬送すると共に前記導入部内の空
気を循環用ダクトにより収容部に戻す循環経路を構成し
たことを特徴とする発泡樹脂成型品の再生処理装置。 - 【請求項2】上記破砕機と減容機とは一体又は別体に形
成されることを特徴とする請求項1記載の発泡樹脂成型
品の再生処理装置。 - 【請求項3】上記破砕手段は、回転軸に複数枚の板部材
を固着してなる回転板と、該回転板の下方に前記板部材
の先端との間に所定間隙を介して張設された多孔板と、
前記回転板を回転駆動する駆動源とからなり、上記各板
部材は、その回転方向側縁に前記発泡樹脂成型品を突き
刺して砕く鋸刃部を有すると共に、該各板部材の先端側
に、発泡樹脂成型品を上記多孔板の表面に押付けると共
に摺擦する押付け板を設けたことを特徴とする請求項1
又は2記載の発泡樹脂成型品の再生処理装置。 - 【請求項4】上記多孔板は、エキスパンドメタルからな
ることを特徴とする請求項3記載の発泡樹脂成型品の再
生処理装置。 - 【請求項5】上記押付け板は、一方の面を多孔板側に対
面させ且つ該面を板部材の回転方向に向けて所定角度傾
斜させて設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の
発泡樹脂成型品の再生処理装置。 - 【請求項6】上記搬送用ダクトは、内部が視認可能な材
質からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載の発泡樹脂成型品の再生処理装置。 - 【請求項7】上記収容部の底部に磁石を設けたことを特
徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発泡樹脂成型
品の再生処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8818298A JP3270004B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 発泡樹脂成型品の再生処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8818298A JP3270004B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 発泡樹脂成型品の再生処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11262919A JPH11262919A (ja) | 1999-09-28 |
JP3270004B2 true JP3270004B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=13935776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8818298A Expired - Fee Related JP3270004B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 発泡樹脂成型品の再生処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270004B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107716030A (zh) * | 2017-10-10 | 2018-02-23 | 浙江两山信息科技有限公司 | 一种便于清理碎纸的办公用碎纸方法 |
CN108394044B (zh) * | 2018-05-21 | 2020-06-02 | 遵义市剑龙塑料泡沫制品有限公司 | 一种塑料泡沫板粉碎装置 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP8818298A patent/JP3270004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11262919A (ja) | 1999-09-28 |
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