JP3269914B2 - 有機塩素化合物汚染土壌の浄化処理設備 - Google Patents

有機塩素化合物汚染土壌の浄化処理設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械工業、電子工業、
クリーニング業などの各種の産業において、脱脂や洗浄
剤として使用した後のトリクロロエチレン、1,1,1
−トリクロロエタン、テトラクロロエチレン、四塩化炭
素、1,1,2−トリクロロエタン、1,2−ジクロロ
エタンや、それらの生物分解生成物である1−1ジクロ
ロエチレン、1,2−シス−ジクロロエチレン、1,2
−トランス−ジクロロエチレン、揮発性有機塩素ガスな
どの有機塩素化合物によって汚染された土壌を浄化する
有機塩素化合物汚染土壌の浄化処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような産業地域では、その敷地や
近辺の土壌が廃液中の有害物質である有機塩素化合物に
よって汚染され、その有機塩素化合物が、地下水位より
上部の不飽和帯を経て、それより下方の飽和帯に染み込
んでいき、地下水を汚染することになる。
【0003】このような汚染土壌を浄化するために、従
来、汚染した土壌を掘り出して天日で乾燥したり熱を加
えるなどにより、含有されている有機塩素化合物を除去
するとか、あるいは、土壌中に水をかけたり水蒸気を注
入したりして、土壌中で固−液接触あるいは気−液接触
させて有機塩素化合物を脱離するとともに、その脱離し
た有機塩素化合物を水や水蒸気などとともに排出するな
どしていたが、手間の割に浄化効率が低い不都合があっ
た。
【0004】そこで、上述のような不都合を解消するも
のとして、従来では、例えば、特開平5−76618号
公報に開示されるように、有機塩素化合物による汚染の
可能性の有る土壌中に、多数の通気孔を分散して形成し
た多孔管を埋設するとともに、それらの多孔管に水封式
に構成した真空ポンプを接続して、土壌中の有機塩素化
合物を含有した汚染ガスを真空吸引により抽気し、更
に、抽気した汚染ガスを気液分離器で分離処理し、気液
分離後の汚染ガスを活性炭素材製吸着材を備えた溶剤回
収装置に供給し、有機塩素化合物を活性炭素材製吸着材
に吸着させ、それを熱脱着することにより有機塩素化合
物を回収し、地下水の汚染を防止するようにしたものが
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の場合に、土壌中から吸引した有機塩素化合物を含有し
た汚染ガスの水蒸気の含有量が高いときに、有機塩素化
合物を吸着せずに水蒸気を吸着してしまう問題があり、
また、熱脱着した有機塩素化合物を回収した後に、その
有機塩素化合物を別途無害化処理しなければならないな
ど、未だ改善の余地があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の有機塩素化合物
汚染土壌の浄化処理設備は、構成的に簡単に、かつ、経
済的に、土壌中の有機塩素化合物を効率良く回収して無
害化処理できるようにすることを目的とし、そして、請
求項2に係る発明の有機塩素化合物汚染土壌の浄化処理
設備は、経済性をより一層向上できるようにすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の有
機塩素化合物汚染土壌の浄化処理設備は、上述のような
目的を達成するために、土壌中の有機塩素化合物および
水蒸気を含有した汚染ガスを真空吸引によって抽気する
非水封式真空ポンプと、その非水封式真空ポンプで吸引
される汚染ガスから水分を分離する気液分離器と、非水
封式真空ポンプで吸引された汚染ガスを加熱する加熱器
と、加熱後の汚染ガスを固体触媒と接触させて加熱分解
する反応槽と、その反応槽からの燃焼ガスを供給して塩
素または/および塩酸を無害化処理する無害化処理装置
とを備えて構成する。
【0008】また、請求項2に係る発明の有機塩素化合
物汚染土壌の浄化処理設備は、上述のような目的を達成
するために、請求項1に係る発明の有機塩素化合物汚染
土壌の浄化処理設備における反応槽からの燃焼ガスによ
って、反応槽に供給する汚染ガスを予熱する熱交換器を
備えて構成する。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明の有機塩素化合物汚染土壌
の浄化処理設備の構成によれば、土壌中の有機塩素化合
物および水蒸気を含有した汚染ガスを非水封式真空ポン
プで真空吸引し、その吸引側で気液分離器で水分を分離
し、吐出側で断熱圧縮により気液分離後の汚染ガスの温
度を上昇させ、有機塩素化合物および水蒸気を含有した
汚染ガスを加熱器で加熱し、その汚染ガスを反応槽に供
給して水蒸気の存在下で加熱分解し、分解生成された塩
素または/および塩酸を無害化処理装置で無害化処理
し、有機塩素化合物による地下水の汚染を防止すること
ができる。
【0010】また、請求項2に係る発明の有機塩素化合
物汚染土壌の浄化処理設備の構成によれば、反応槽から
取り出される加熱分解後の高温の燃焼ガスの熱エネルギ
ーを利用して、反応槽に供給する汚染ガスを予熱すると
ともに、無害化処理装置に供給される燃焼ガスの温度を
下げることができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1は、有機塩素化合物汚染土壌の浄化処
理設備の実施例を示すフローシートであり、この図にお
いて、1は真空抽出井を示し、トリクロロエチレンなど
の有機塩素化合物によって汚染された、地下水域の飽和
帯Wよりも上方の不飽和帯である土壌Z中に埋設されて
いる。
【0013】前記真空抽出井1,1それぞれは、図2の
(a)の要部の側面図、および、図2の(b)の要部の
横断面図それぞれに示すように、4本の鋼棒2…にワイ
ヤー3を螺旋状に巻き、土壌Z中に埋設した部分におい
て、鋼棒2…とワイヤー3との間に形成される隙間から
有機塩素化合物および水蒸気を含んだ汚染ガスを吸引で
きるように構成されている。上記真空抽出井1の埋設
は、例えば、直径 200mmの掘削孔内に 150mmの真空抽出
井1を挿入するといったように、真空抽出井1の径より
も大きめに掘削した孔内に挿入して行う。このとき、土
壌Zの性状に応じ、土等の侵入を防止するために、真空
抽出井1の周囲に粗砂を詰めるとか、シュロやスクリー
ンを設けたりなどする。
【0014】鋼棒2…の上端は、溶接によって鋼管4に
一体連接され、その鋼管4に、第1の開閉弁5を介装し
た第1の配管6と、それに接続された第2の開閉弁7を
介装した第2の配管8とを介して、気液分離器9が接続
されている。気液分離器9には、第3の配管10を介し
て非水封式真空ポンプであるルーツブロワ式の真空ポン
プ11が接続されている。非水封式真空ポンプとして
は、スクリュー式の真空ポンプなどを使用しても良い。
【0015】上記構成により、土壌Z中の有機塩素化合
物および水蒸気を含んだ汚染ガスを真空吸引によって抽
気するとともに、混入している水分を吸引側において気
液分離器9で分離できるようになっている。なお、分離
した水は容器中で空気を吹き込み、エアレーションによ
り水中の有機塩素を追い出したり、あるいは、加熱によ
り追い出し、有機塩素化合物を含まない水として放流す
ることが望ましい。
【0016】そして、図3の真空圧力と吐出温度および
吐出量それぞれとの関係のグラフに示すように、前記真
空ポンプ11により吸引して吐出するに伴い、その真空
圧力が上昇するほど吐出量は減少するものの、吐出側で
は断熱圧縮により気液分離後の汚染ガスの吐出温度を上
昇させることができる。例えば、真空ポンプ11の入口
側での温度が17℃で−200mmHg の真空圧力で吸引したと
すれば、その吐出温度は80℃にまで上昇することにな
る。
【0017】真空ポンプ11には、第4の配管12を介
して第1の熱交換器13が接続されるとともに、その第
1の熱交換器13に、第5の配管14を介して、電気ヒ
ータ15による第2の熱交換器16で構成された加熱器
17が接続され、更に、第2の熱交換器16に、第6の
配管18を介して、チタン−珪素系複合触媒より成る固
体触媒19を充填した反応槽20が接続されている。
【0018】反応槽19と前記第1の熱交換器13とが
第7の配管21を介して接続されるとともに、その第1
の熱交換器13と無害化処理装置22とが第8の配管2
3を介して接続されている。図示しないが、第6の配管
18の反応槽20からの燃焼排ガスの出口箇所に、そこ
での燃焼排ガスの温度を測定する温度センサが設けら
れ、その温度センサと電気ヒータ15のコントローラと
が接続され、例えば、燃焼排ガスの出口温度が 350℃な
どの設定温度に維持されるように電気ヒータ15をON
−OFF制御するように構成されている。
【0019】上記構成により、真空ポンプ11により吸
引吐出されて温度が上昇した有機塩素化合物および水蒸
気を含有した汚染ガスを、第1の熱交換器13によって
反応槽20からの燃焼ガスにより予熱し、更に、第2の
熱交換器16により電気ヒータ15で加熱し、更に、反
応槽20において、固体触媒19との接触により水蒸気
の存在下で加熱分解し、そこで分解生成された塩素ガス
または/および塩酸を第1の熱交換器13で冷却するこ
とにより、例えば、90〜 100℃の結露を生じない程度の
温度にして無害化処理装置22に供給するようになって
いる。
【0020】前記無害化処理装置22では、石灰石が充
填されていて、その石灰石の層に塩素ガスまたは/およ
び塩酸を通すことにより塩を生成して吸収除去すること
により放流可能なpH範囲とし、しかる後に放流する。
【0021】前記真空ポンプ11による吸引に伴う吐
出、第1の熱交換器13での予熱、ならびに、第2の熱
交換器16での加熱それぞれに伴い、図4の相対湿度と
温度との関係のグラフに示すように、有機塩素化合物お
よび水蒸気を含有した汚染ガスの相対湿度は減少するも
のの、絶対湿度としては変化が無く、反応槽20におい
て、水蒸気の存在下で加熱分解できるのである。
【0022】図1中における24は真空度を測定する真
空計、25は、吸引されるガス量を測定する流量計であ
り、真空計24および流量計25のいずれもが、第3の
開閉弁26を介装した第9の配管27を介して第1の配
管5に接続され、真空度および吸引ガス量それぞれを確
認できるようになっている。
【0023】次に、実験結果について説明する。 (第1実験例)汚染土壌Z内に、それぞれ直径 150mmで
長さが5mの2本の第1および第2の真空抽出井を埋設
し、真空ポンプで有機塩素化合物および水蒸気を含んだ
汚染ガスを吸引した。このとき、第1の真空抽出井での
吸引量は1.01m3/min、到達真空度は 738.5mmHg(−21.5
mmHg)、吸引した汚染ガス中のトリクロロエチレンの吸
引開始後から吸引終了時までの濃度は 290〜762ppmであ
り、一方、第2の真空抽出井での吸引量は1.00m3/min、
到達真空度は 728.3mmHg(−31.7mmHg)、吸引した汚染
ガス中のトリクロロエチレンの吸引開始後から吸引終了
時までの濃度は 650〜896ppmであった。また、吸引でき
る範囲(影響半径)は半径5mであった。
【0024】上述のようにして吸引した有機塩素化合物
および水蒸気を含んだ汚染ガスを、25リットルのチタン
−珪素系複合触媒より成る固体触媒を充填した反応槽内
に、その出口温度が 350℃に維持されるように電気ヒー
タを制御しながら1時間当りの空間速度2000(50m3/H)
で、反応槽の入口でのトリクロロエチレンの濃度が 180
0ppmであった汚染ガスを処理したところ、出口でのトリ
クロロエチレンの濃度は1.8ppmまで減少し、トリクロロ
エチレンの分解率は99.9%と極めて高いものであった。
【0025】(第2実験例)汚染土壌Z内に、第1実験
例と同様にして第1および第2の真空抽出井を埋設し、
真空ポンプで有機塩素化合物および水蒸気を含んだ汚染
ガスを吸引した。このとき、第1の真空抽出井での吸引
量は1.02m3/min、到達真空度は 739.8mmHg(−20.2mmH
g)、吸引した汚染ガス中のトリクロロエチレンの吸引
開始後から吸引終了時までの濃度は 376〜468ppmであ
り、一方、第2の真空抽出井での吸引量は1.01m3/min、
到達真空度は 724.1mmHg(−35.9mmHg)、吸引した汚染
ガス中のトリクロロエチレンの吸引開始後から吸引終了
時までの濃度は 475〜1040ppm であった。また、吸引で
きる範囲(影響半径)は半径5mであった。
【0026】この第2実験例において、前述第1実験例
と同様にして処理したところ、トリクロロエチレンの分
解率は99.9%と極めて高いものであった。
【0027】上記実施例では、鋼管4に一体連接した鋼
棒2…にワイヤー3を螺旋状に巻くことにより真空抽出
井1を構成し、必要強度を確保しながら吸引のための開
口率を大きくできるようにしているが、例えば、鋼管に
通気孔を多数分散形成したりスリットを形成したりして
真空抽出井1を構成するものでも良い。
【0028】反応槽20内に使用する固体触媒として
は、チタン−珪素系複合触媒に限らず、例えば、チタン
−ジルコニウム系複合触媒とかチタン−珪素−ジルコニ
ウム系複合触媒などが使用できる。
【0029】また、上記実施例では、無害化処理装置2
2において、石灰石と接触させて塩素または/および塩
酸を無害化処理しているが、石灰石の代わりにカキ殻を
用いるとか、あるいは、水酸化ナトリウム水溶液、水酸
化カリウム水溶液、水酸化カルシウム水溶液、アンモニ
ア水溶液などの各種のアルカリ溶液と接触させて塩酸ヒ
ュームガス等を除去する際に用いられていた従来からの
公知の装置が採用できる。
【0030】本発明を実施するに当り、例えば、飽和帯
に対して、予め揚水ポンプで地下水を汲み上げて地下水
位を下げておき、不飽和帯の範囲を拡大して実施するよ
うにしても良い。
【0031】上記真空抽出井1の深さとしては、5mか
ら 100m以上に及ぶものがあり、例えば、土壌Z中での
汚染ガスの存在領域に応じ、汚染ガスが存在しない深さ
部分に対応する箇所はシートで覆って吸引しないように
するなどして、所定領域から汚染ガスを吸引できるよう
にして使用されるものである。
【0032】上記加熱器17としては、電気ヒータ15
によるものに限らず、例えば、バーナで燃焼させた高温
ガスにより加熱するように構成するものでも良い。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明の有機塩素化合物汚
染土壌の浄化処理設備によれば、土壌中の有機塩素化合
物および水蒸気を含有した汚染ガスを、その吸引側で気
液分離器により水分を分離する状態で非水封式真空ポン
プで真空吸引するから、水封式真空ポンプの場合のよう
に、水封用の水を補給する構成が不用になるばかりか、
吸引した汚染ガスが水封用の水に加圧状態で接触して溶
けるために、その水封用の水中に溶解した有機塩素化合
物を除去するために曝気処理設備を設置するといった構
成を付加せずに済み、構成を簡単にできる。
【0033】しかも、吐出側では、断熱圧縮により気液
分離後の汚染ガスの温度を上昇させることができるか
ら、後処理での加熱のための熱エネルギーを少なくで
き、加熱器を小型化できるとともに、電気ヒータであれ
ば電力消費量を、また、バーナなどであればその燃料使
用量をそれぞれ減少できて経済的である。
【0034】更に、有機塩素化合物および水蒸気を含有
した汚染ガスを反応槽に供給して水蒸気の存在下で加熱
分解し、分解生成された塩素または/および塩酸を無害
化処理装置で無害化処理するから、土壌中から吸引した
水蒸気を分解反応に必要とされる水素源として利用で
き、別途水素源を補給するための構成を付加せずに済
み、全体として、構成的に簡単に、かつ、経済的に、土
壌中の有機塩素化合物を効率良く回収して無害化処理で
きるようになった。
【0035】また、請求項2に係る発明の有機塩素化合
物汚染土壌の浄化処理設備によれば、反応槽からの高温
の燃焼ガスの熱エネルギーを利用して反応槽に供給する
汚染ガスを予熱するから、加熱器を一層小型化できると
ともに電力消費量または燃料使用量を一層減少でき、一
方、無害化処理装置に供給される燃焼ガスの温度を下げ
ることができて別途冷却装置を付加せずに済み、経済性
をより一層向上できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機塩素化合物汚染土壌の浄化処
理設備の実施例を示すフローシートである。
【図2】(a)は真空抽出井の要部の側面図、(b)は
真空抽出井の横断面図である。
【図3】真空圧力と吐出温度および吐出量それぞれとの
相関を示すグラフである。
【図4】温度と相対湿度との相関を示すグラフである。
【符号の説明】
1…真空抽出井 9…気液分離器 11…非水封式真空ポンプとしてのルーツブロワ式真空
ポンプ 13…第1の熱交換器 17…加熱器 19…固体触媒 20…反応槽 22…無害化処理装置 Z…土壌
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B09C 1/08 (72)発明者 竹井 登 東京都文京区本郷5丁目5番16号 オル ガノ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−76618(JP,A) 特開 平7−185252(JP,A) 特開 平5−301025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/86 B09C 1/00 A62D 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土壌中の有機塩素化合物および水蒸気を
    含有した汚染ガスを真空吸引によって抽気する非水封式
    真空ポンプと、 前記非水封式真空ポンプで吸引される汚染ガスから水分
    を分離する気液分離器と、 前記非水封式真空ポンプで吸引された汚染ガスを加熱す
    る加熱器と、 加熱後の汚染ガスを固体触媒と接触させて加熱分解する
    反応槽と、 前記反応槽からの燃焼ガスを供給して塩素または/およ
    び塩酸を無害化処理する無害化処理装置とを備えたこと
    を特徴とする有機塩素化合物汚染土壌の浄化処理設備。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の反応槽からの燃焼ガス
    によって、前記反応槽に供給する汚染ガスを予熱する熱
    交換器を備えた有機塩素化合物汚染土壌の浄化処理設
    備。
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