JP3269811B2 - 一様流吹き出し装置 - Google Patents

一様流吹き出し装置

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JP3269811B2
JP3269811B2 JP12635599A JP12635599A JP3269811B2 JP 3269811 B2 JP3269811 B2 JP 3269811B2 JP 12635599 A JP12635599 A JP 12635599A JP 12635599 A JP12635599 A JP 12635599A JP 3269811 B2 JP3269811 B2 JP 3269811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接、研磨などの
粉じん発生作業場、塗装、洗浄などの有機溶剤使用作業
場などに設置する換気装置の吹き出し気流を発生させる
一様流吹き出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一様流とは、一般的に流れの速度がベク
トルとしていたるところで一定である状態を指すが、こ
の分野では、流れに対して垂直な断面で、流れの速度の
大きさがその断面中で一定である状態を言う。このよう
な流れは有害物を拡散させることなく除去するのに適し
ていると言われている。すなわち断面での平均速度から
のずれ(乱れ)が小さいほどよいということになる。
【0003】逆に、流れに対して垂直な断面で乱れが大
きいと有害物を拡散させてしまう可能性が大きくなると
予想される。なお、空気流入口と空気吹出口の形状変化
が激しいときや、形状が同じでも向きが激しく変化する
ときなど一様流でなくなる場合が多い。
【0004】従来、空気吹出口に均一な開口率の多孔板
を複数枚用い、各多孔板の開口率を異ならせて、これら
を適当に組み合わせて、空気吹出口の近傍に上流側から
下流にかけて適当間隔おきに配置するなどして一様流を
出そうとしていた。
【0005】特公平3−79618号には、空気吹出口
に第1及び第2の有孔板を設けると共に、第1の有孔板
が上流側に位置するように適当間隔をあけて配置し、第
1の有孔板は、空気流入口から最も遠い側から空気流入
口近傍にかけて次第に開孔率を大きくし、かつ空気流入
口近傍部分の開孔率をもっとも小さくし、第2の有孔板
は、中心部から周辺部にかけて開孔率を次第に小さくし
た一様流吹き出し装置が記載されている。この一様流吹
き出し装置は、開口率の異なる多数の孔を一定の基準で
配置した2枚の多孔板を設けることにより、一様流を出
すものである。
【0006】また、特開昭59−32733号には、ダ
クト壁に空気吹出口の開口を設け、開口に複数枚の整流
板をダクト軸に垂直に設置し、各整流板の空気供給端を
開口部対角線に合わせと共に、各整流板の空気吹出端を
開口に合わせ、吹き出し空気速度を吹出口の前面に亙り
均一化する空気吹出口が記載されている。
【0007】一様流吹き出し装置では、例えば、空気流
入口と空気吹出口が直角になっているときなど空気の流
れが急激に変化する場合、すなわち速度分布に大きな乱
れや偏りがある場合には、多孔板の穴径を小さく細かく
したり、多孔板を何枚も重ねるなどのように抵抗を大き
くしなくてはならない。この場合、風きり音が発生した
り、送気ファンに過剰な負担がかかるなどの問題があ
る。
【0008】また、特公平3−79618号に記載の一
様流吹き出し装置は、抵抗は小さいが、多孔板の穴径の
分布が複雑なため製作や製作後の調整に時間を要すると
同時に、空気供給速度の条件が狭いので、空気流入口の
速度分布に影響を受け易く、上記と同様に空気の流れの
向きが急激に変化する場合には若干の乱れが生じる等の
問題がある。
【0009】また、実登第3052016号(実願平1
0−1135号)として、吹き出しチャンバが給気ダク
トの延在方向に対してほぼ直角に一次空気の流れ方向を
変えるコーナ部を有し、該コーナ部に、コーナ部の内側
に向けて一次空気の風量分布を押し戻す主ガイド板と、
主ガイド板の影になる領域に生じる負圧を均一化する副
ガイド板とを設けた吹き出しユニットが公知である。
【0010】このものは、吹き出しチャンバのコーナ部
において、給気ダクトに近い側に大きな主ガイド板が配
置され、主ガイド板の影になる領域、即ち、給気ダクト
から遠い方に小さな副ガイド板が配置されている。主ガ
イド板は、一次空気の主流の配分を調整するものであっ
て、コーナ部内側から遠ざかる方向に偏ろうとする風量
分布を、コーナ部内側に向けて押し戻す作用を有し、傾
斜角度は78.5度とされている。副ガイド板は、主ガ
イド板の影になる部分に生じる負圧を均一化し、ノズル
に向かう一次空気の乱れ、特に、逆流等を防ぐ作用を有
し、傾斜角度は74度とされている。
【0011】なお、書籍名「工場換気」1982年出版
(社団法人 空気調和・衛生工学会発行 林 太郎著)
の第12頁第4行乃至第5行には、「速度分布の一様性
の精度を高めて±20%以内程度に抑えると、一様流が
得られ、その断面も連続したものとなる」ことが提示さ
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分配
板を少なくとも2枚以上設けるという簡素な構造で一様
流を吹き出すことができる一様流吹き出し装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の一様流
吹き出し装置は、方体形状をなす中空の箱体の前面全体
に開口を有し、前記開口に対向した後壁を有し、前記開
口に直交する前記箱体の一側面に空気流入口を備え、前
記空気流入口に対向する前記箱体の他側面に他側壁を備
え、前記開口の外側を空気吹出口となしたものであっ
て、前記箱体の内側において、前記空気流入口に対向し
た前記他側壁に沿って各々が長方形をなす平板のみから
なる複数の分配板を前記箱体の上壁と下壁とにわたって
設け、前記分配板のうち、前記空気流入口から供給され
る空気の流入方向において最も下流側に位置する第1分
配板は、前記他側壁に対して間隔を開け、かつその一側
前記箱体の後壁に当接されると共に他側縁前記開
口に対して間隔を開けて配置され、第2分配板は、その
他側縁が前記第1分配板の他側縁と前記開口との間の間
隔に臨んで、前記空気の流入方向において前記第1分配
板の上流側に配置され、かつその後壁側の一側縁を前記
後壁に対して間隔を開けて配置され、前記空気流入口か
ら透視した場合、少なくとも該第2分配板の後壁側の
縁と、前記第1分配板の開口側の他側縁とが離れてい
ないことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の一様流吹き出し装置は、
請求項1に記載のものにおいて、前記第2分配板の開口
側の側縁と前記開口との間の間隔に臨んで、前記空気の
流入方向において前記第2分配板の上流側に、さらに第
3分配板を配置すると共に、前記空気流入口から透視し
た場合、少なくとも該第3分配板の後壁側の側縁と、前
記第2分配板の開口側の側縁とが離れていないことを特
徴とする。
【0015】請求項3に記載の一様流吹き出し装置は、
請求項2に記載のものにおいて、前記第3分配板が、そ
の開口側の側縁を前記開口に対して間隔を開けて配置さ
れ、前記第3分配板の開口側の側縁と前記開口との間の
間隔に臨んで、前記空気の流入方向において前記第3分
配板の上流側に、さらに第4分配板を配置すると共に、
前記空気流入口から透視した場合、少なくとも該第4分
配板の後壁側の側縁と、前記第3分配板の開口側の側縁
とが離れていないことを特徴とする。
【0016】複数の分配板の作用を説明する。空気流入
口に連絡された送気ファンによって箱体の内部に空気を
送る。空気流入口から箱体内部に向けて空気が送り出さ
れる。送り出された空気の後壁側部分は、箱体の後壁側
を後壁に沿って他側壁に向けて流れる。
【0017】そして、空気の流入方向において最も下流
側に位置すると共に一側縁を箱体の後壁に当接して配置
された第1分配板に当り、第1分配板で、開口側に誘導
され、この分配板の開口側の側縁と開口との間に開けら
れた間隔を通して開口側に流れる。
【0018】空気流入口から箱体内部に向けて空気が送
り出された空気の開口側の部分は、第1分配板の他側縁
と開口との間の間隔に臨んで、空気の流入方向において
第1分配板の上流側に配置された第2分配板に当り、第
2分配板は、空気の一部を開口側に流れるように誘導す
る一方、残りは箱体の後壁側に誘導する。開口側に分配
された空気は、第2分配板の開口側の側縁と開口との間
に開けられた間隔を通して開口側に流れるように誘導さ
れ、後壁側に分配された空気は、第2分配板で分配を受
けなかった空気と一緒になり、箱体の後壁側を後壁に沿
って他側壁に向けて流れる。
【0019】空気流入口から透視した場合、少なくとも
該第2分配板の後壁側の側縁と、第1分配板の開口側の
側縁とが離れていない構成は、空気の流入方向において
第1分配板の上流側に配置された第2分配板によって後
壁側に分配された空気を、第2分配板で分配を受けなか
った空気と一緒にし、後壁に沿って第1分配板に当てて
開口側に分散する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
係る請求項1に記載の一様流吹き出し装置を透視して示
す斜視図であり、図2は、透視して示す一様流吹き出し
装置の平面図であり、図3は、透視して示す一様流吹き
出し装置の側面図である。
【0021】一様流吹き出し装置1は、直方体形状をな
す中空の箱体2を備え、該箱体2は長方形状をなす前面
全体に開口3を有すると共に、開口3に直交した該箱体
2の左側面を形成する左側壁(他側壁)4と開口3に直
交した右側面全体を開口してなる空気流入口5と、箱体
2の上面及び下面(底面)を形成する上壁6及び下壁7
と、開口3に対向した後壁8とを備えている。
【0022】開口3に直交する箱体2の右側の空気流入
口5にはダクト9が連設されている。開口3には、開口
率22.6%のパンチングメタルからなる第1多孔板1
0と、同じく開口率22.6%のパンチングメタルから
なる第2多孔板11とがある程度の間隔をあけて重ねて
配置され、さらに第2多孔板11の前方に間隔を開けて
ハニカム状の整流格子12が配置されており、該整流格
子12の前面(開口3の外側)を空気吹出口13となし
ている。
【0023】図1乃至図3に示すように、箱体2の内側
には、箱体2の左側壁4に沿って、各々が長方形をなす
平板のみからなる複数の分配板14,15が箱体2の上
壁6と下壁5とにわたって設けられている。なお、第1
実施形態は、分配板の枚数を2枚とした実施形態であ
る。
【0024】分配板14,15の箱体2内における配置
位置について説明する。なお、説明上、箱体2の空気流
入口5とこれに対向する左側壁4との間の距離を箱体2
の横寸法aとし、箱体2の開口3と該開口3と対向する
後壁8との間の距離を箱体2の幅寸法bとする(図2参
照)。
【0025】図2に示すように、空気流入口5から供給
される空気の流入方向(図2において矢印で示す)にお
いて最も下流側に位置する第1分配板14は、左側壁4
に対して間隔を開け、かつその一側縁を箱体2の後壁8
に当接すると共に他側縁を開口3に対して間隔を開けて
配置されている。
【0026】第2分配板15は、第1分配板14の他側
縁と開口3との間の間隔に臨んで、空気の流入方向にお
いて第1分配板14の上流側に配置すると共に、その開
口3側の側縁を開口3に対して間隔を開け、かつその後
壁8側の側縁を後壁8に対して間隔を開けて配置し、空
気流入口5から透視した場合、少なくとも該第2分配板
15の後壁8側の側縁と、第1分配板14の開口側の側
縁とが離れていないように配置されている(図2参
照)。
【0027】図4は、一様流吹き出し装置の第1実施形
態の実施例1を示す平面図である。箱体2は、横寸法a
が1000mmであり、幅寸法bが350mmであり、
高さ寸法cが500mmである(図3及び図4参照)。
また、箱体2の開口3から空気吹出口13となるハニカ
ム状の整流格子12の前面までの間隔は100mmであ
る。
【0028】図4に示すように、第1分配板14及び第
2分配板15は、箱体2の幅寸法(350mm)の1/
2の幅175mmである。第2分配板15は、空気流入
口5から300mmの位置、かつ開口3側の側縁を開口
3から20mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8から1
55mm開けて)配置されている。第1分配板14は、
空気流入口5から700mmの位置(分配板15との間
隔が400mmかつ左側壁4との間隔が300mm)、
かつ第1分配板14の後壁8側の側縁を後壁8に当接し
て配置されている。
【0029】第1分配板14及び第2分配板15の作用
を説明する。なお、図5は、第1実施形態の一様流吹き
出し装置1における空気の流れを示した平面図である。
空気流入口5から空気が送り出される。まず、空気流入
口5に最も近く、かつ開口3寄りに配置された第2分配
板15により、送り出された空気の略半分を開口3側に
流れるように誘導する。空気の略半分は分配板14で開
口3に誘導されずに箱体2の後壁8側を回る。次に、第
2分配板15で後壁8側に誘導された空気は、第2分配
板15で分配を受けなかった空気と一緒になり、第2分
配板15の後壁8側の側縁と後壁8との間に開けられた
間隔を通して後壁8に沿って流れる。
【0030】後壁8に沿って流れた空気は、箱体2の左
側壁4寄りにおいて後壁8に当接して配置された第1分
配板14に当り、第1分配板14によって開口3側に誘
導され、第1分配板14の開口3側の側縁と開口3との
間に開けられた間隔を通して開口3側に分散される。
【0031】図4のように構成された実施例1の一様流
吹き出し装置において、ダクト9を通じて空気流入口5
に連絡された送気ファン(図示せず)によって箱体2の
内部に空気を送り、開口3から100mm離れた空気吹
出口13にて、100mmの正方格子に分割したそれぞ
れの格子点での風速を測定する。
【0032】なお、図6は、空気吹出口13における風
速の測定点を示す図である。測定点は、縦5×横9の計
45点あって、中央の測定点を座標の原点として、右側
から左側に向かう方向、即ち、空気流入口5から送られ
る空気の送り出し方向にX軸をとり、箱体2の開口3の
上下方向の下から上に向かう方向にZ軸をとってある。
【0033】実施例1の一様流吹き出し装置において、
各測定点での風速の測定結果を図7乃至図8に示す。な
お、図7は、実施例1の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフであり、横軸に測定点のX
座標位置、縦軸に、各測定点で測定された風速を測定さ
れた風速の平均値で除した乱れの割合(乱れ率)をとっ
てある。また、図9は、実施例1の一様流吹き出し装置
の各測定点での風速測定結果を示した表である。
【0034】図7乃至図8に示すように、X=−0.
2,Z=−0.2の測定点で最大風速1.21m/sが
測定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で最小
風速0.84m/sが測定された。また、45個の測定
点の平均風速は、1.02m/sとなった。
【0035】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+18.6%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−17.6%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。但し、X=−0.1mの
測定点とX=−0.2mとの測定点との速度差が、他の
隣り合う測定点との差に比べて大きくなっている。
【0036】以下、実施例1の一様流吹き出し装置との
比較のために、箱体2の形状寸法を実施例1と同じと
し、左側壁4寄りに配置した第1分配板14の形状寸法
及び配置位置も実施例1と同じとし、空気流入口5寄り
に配置した第2分配板15の形状寸法を実施例1と同じ
とし、第2分配板15の配置位置を後壁8に向けて変化
させ、第2分配板15の開口3側の側縁と開口3との間
隔を段階的に大きくし、実施例1と同じ方法で風速を測
定した。
【0037】図9は実施例2の一様流吹き出し装置を示
す平面図であり、図10は実施例2の一様流吹き出し装
置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図1
1は実施例2の一様流吹き出し装置の各測定点での風速
測定結果を示した表である。
【0038】図9に示すように第2分配板15は、空気
流入口5から300mmの位置、かつ開口3側の側縁を
開口3から40mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8か
ら135mm開けて)配置されている。即ち、実施例2
の一様流吹き出し装置は、実施例1のものに対して、第
2分配板15の開口3側を20mmだけ広く開けて後壁
8側にずらして配置してある。
【0039】図10乃至図11に示すように、X=−
0.2,Z=−0.2の測定点で最大風速1.23m/
sが測定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で
最小風速0.84m/sが測定された。また、45個の
測定点の平均風速は、1.02m/sとなった。
【0040】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+20.6%であり、X=−0.2,Z=−0.
2の測定点の1箇所で、乱れ率が僅かに20%を超えて
いる。また、最小風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は−15.7%であり、各45個の測定点での風速
は、おおむね平均風速に対して±20%以内となり、良
好な一様流を形成した。但し、X=−0.1mの測定点
とX=−0.2mとの測定点との速度差が、他の隣り合
う測定点との差に比べて大きくなっている傾向に変化は
ない。
【0041】図12は実施例3の一様流吹き出し装置を
示す平面図であり、図13は実施例3の一様流吹き出し
装置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図
14は実施例3の一様流吹き出し装置の各測定点での風
速測定結果を示した表である。
【0042】図12に示すように第2分配板15は、空
気流入口5から300mmの位置、かつ開口3側の側縁
を開口3から60mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8
から115mm開けて)配置されている。即ち、実施例
3の一様流吹き出し装置は、実施例2のものに対して、
さらに第2分配板15の開口3側を20mmだけ広く開
けて後壁8側にずらして配置してある。
【0043】図13乃至図14に示すように、X=−
0.2,Z=−0.2の測定点で最大風速1.23m/
sが測定され、X=−0.1,Z=0及びX=−0.
1,Z=−0.1の2箇所の測定点で最小風速0.84
m/sが測定された。また、45個の測定点の平均風速
は、1.02m/sとなった。
【0044】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+20.6%であり、X=−0.2,Z=−0.
2の測定点の1箇所で、乱れ率が僅かに20%を超えて
いる傾向は、実施例2と同じである。また、最小風速の
平均風速に対する割合(乱れ率)は−17.6%であ
り、各45個の測定点での風速は、おおむね平均風速に
対して±20%以内となり、良好な一様流を形成した。
但し、X=−0.1mの測定点とX=−0.2mとの測
定点との速度差が、他の隣り合う測定点との差に比べて
大きくなっている傾向に変化はない。
【0045】図15は、本発明が目的とする一様流が形
成されなった比較例1の空気吹き出し装置を示す平面図
であり、図16は比較例1の空気吹き出し装置の各測定
点での風速分布を示したグラフであり、図17は比較例
1の空気吹き出し装置の各測定点での風速測定結果を示
した表である。
【0046】図15に示すように、比較例1の空気吹き
出し装置の第2分配板15は、空気流入口5から300
mmの位置、かつ開口3側の側縁を開口3から80mm
開けて(後壁8側の側縁を後壁8から95mm開けて)
配置されている。即ち、比較例1の空気吹き出し装置
は、実施例3のものに対して、さらに分配板14の開口
3側を20mmだけ広く開けて後壁8側にずらして配置
してある。
【0047】図16乃至図17に示すように、X=−
0.2,Z=+0.2の測定点で最大風速1.19m/
sが測定され、X=−0.1,Z=0の測定点で最小風
速0.84m/sが測定された。また、45個の測定点
の平均風速は、1.02m/sとなった。
【0048】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+16.7%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−22.5%であり、X=−0.
1,Z=0の測定点での乱れ率が20%を超えてしまっ
ている。したがって、本発明が目的とする一様流は、比
較例1のものでは形成されない。また、X=−0.1m
の測定点とX=−0.2mとの測定点との速度差が、他
の隣り合う測定点との差に比べて非常に大きくなってい
る。
【0049】実施例1乃至実施例3及び比較例1の測定
結果によれば、X=−0.1mの測定点とX=−0.2
mとの測定点との速度差が、他の隣り合う測定点との差
に比べて大きくなっている傾向は、第2分配板15の開
口3側の側縁と開口3との間隔を変化させてもほとんど
変わらないことから、第2分配板15の幅寸法b/2=
175mmが大きいためと考えられる。
【0050】また、第2分配板15の開口3側の側縁と
開口3との間隔を大きくするにつれて、空気流入口5近
傍(X=−0.4の各測定点)の風速が速くなってい
る。これは、第2分配板15の配置位置が箱体2の幅方
向の中央に配置されるためと考えられる。
【0051】以上により、空気流入口5寄りに配置した
第2分配板15の幅寸法をb/2=175mmとしたも
のでは、第2分配板15の開口3側の側縁と開口3との
間隔を20mm乃至60mmの範囲で取ることができ
る。すなわち、実施例1乃至実施例3の一様流吹き出し
装置は、良好な一様流を形成する。
【0052】以下は、実施例1の一様流吹き出し装置と
の比較のために、箱体2の形状寸法を実施例1と同じと
し、左側壁4寄りに配置した第1分配板14の形状寸法
及び配置位置も実施例1と同じとし、空気流入口5寄り
に配置した第2分配板15の空気流入口5からの配置位
置は実施例1と同じとし、第2分配板15の幅寸法を小
さくするように段階的に変化させ、第2分配板15の後
壁8側の側縁は、実施例1と同じ後壁8から155mm
開けて配置し、第2分配板15の開口3側の側縁と開口
3との間隔を段階的に大きくし、実施例1と同様に風速
を測定した。
【0053】図18は実施例4の一様流吹き出し装置を
示す平面図であり、図19は実施例4の一様流吹き出し
装置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図
20は実施例4の一様流吹き出し装置の各測定点での風
速測定結果を示した表である。
【0054】図18に示すように第2分配板15は、幅
寸法を155mmとしてあり、空気流入口5から300
mmの位置、かつ開口3側の側縁を開口3から40mm
開けて(後壁8側の側縁を後壁8から155mm開け
て)配置されている。即ち、実施例4の一様流吹き出し
装置は、第2分配板15の幅寸法を実施例1の第2分配
板に比べて20mm小さくすると共に、第2分配板の開
口3側の間隔を20mmだけ広く開けて配置してある。
【0055】図19乃至図20に示すように、X=−
0.2,Z=−0.2の測定点で最大風速1.21m/
sが測定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で
最小風速0.85m/sが測定された。また、45個の
測定点の平均風速は、1.04m/sとなった。
【0056】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+16.3%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−18.3%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。但し、X=−0.1mの
測定点とX=−0.2mとの測定点との速度差が、実施
例1に比べて少し小さくなっている。
【0057】図21は実施例5の一様流吹き出し装置を
示す平面図であり、図22は実施例5の一様流吹き出し
装置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図
23は実施例5の一様流吹き出し装置の各測定点での風
速測定結果を示した表である。
【0058】図21に示すように第2分配板15は、幅
寸法を135mmとしてあり、空気流入口5から300
mmの位置、かつ開口3側の側縁を開口3から60mm
開けて(後壁8側の側縁を後壁8から155mm開け
て)配置されている。即ち、実施例5の一様流吹き出し
装置は、第2分配板15の幅寸法を実施例4の第2分配
板に比べてさらに20mm小さくすると共に、第2分配
板の開口3側の間隔を20mmだけ広く開けて配置して
ある。
【0059】図22乃至図23に示すように、X=0.
2,Z=0.2の測定点で最大風速1.13m/sが測
定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で最小風
速0.81m/sが測定された。また、45個の測定点
の平均風速は、0.98m/sとなった。
【0060】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+15.3%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−17.3%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。但し、X=−0.1mの
測定点とX=−0.2mとの測定点との速度差が、実施
例4に比べてまた少し小さくなっている。
【0061】図24は実施例6の一様流吹き出し装置を
示す平面図であり、図25は実施例6の一様流吹き出し
装置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図
26は実施例6の一様流吹き出し装置の各測定点での風
速測定結果を示した表である。
【0062】図24に示すように分配板14は、幅寸法
を115mmとしてあり、空気流入口5から300mm
の位置、かつ開口3側の側縁を開口3から80mm開け
て(後壁8側の側縁を後壁8から155mm開けて)配
置されている。即ち、実施例6の一様流吹き出し装置
は、第2分配板15の幅寸法を実施例5の第2分配板に
比べてさらに20mm小さくすると共に、第2分配板の
開口3側の間隔を20mmだけ広く開けて配置してあ
る。
【0063】図25乃至図26に示すように、X=0.
4,Z=0.1の測定点で最大風速1.16m/sが測
定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で最小風
速0.82m/sが測定された。また、45個の測定点
の平均風速は、1.00m/sとなった。
【0064】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+16.0%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−18.0%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。但し、X=−0.1mの
測定点とX=−0.2mとの測定点との速度差が、実施
例5に比べてまた少し小さくなっている。
【0065】図27は実施例7の一様流吹き出し装置を
示す平面図であり、図28は実施例7の一様流吹き出し
装置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図
29は実施例7の一様流吹き出し装置の各測定点での風
速測定結果を示した表である。
【0066】図27に示すように第2分配板15は、幅
寸法を95mmとしてあり、空気流入口5から300m
mの位置、かつ開口3側の側縁を開口3から100mm
開けて(後壁8側の側縁を後壁8から155mm開け
て)配置されている。即ち、実施例7の一様流吹き出し
装置は、第2分配板の幅寸法を実施例6の第2分配板に
比べてさらに20mm小さくすると共に、第2分配板の
開口3側の間隔を20mmだけ広く開けて配置してあ
る。
【0067】図28乃至図29に示すように、X=0.
4,Z=0.1の測定点で最大風速1.17m/sが測
定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点、X=−
0.1,Z=0の測定点及びX=−0.1,Z=−0.
1の測定点の3箇所で最小風速0.83m/sが測定さ
れた。また、45個の測定点の平均風速は、1.00m
/sとなった。
【0068】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+17.0%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−17.0%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。但し、X=−0.1mの
測定点とX=−0.2mとの測定点との速度差が、実施
例6に比べてまた少し小さくなっている。
【0069】図30は実施例8の一様流吹き出し装置を
示す平面図であり、図31は実施例8の一様流吹き出し
装置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図
32は実施例8の一様流吹き出し装置の各測定点での風
速測定結果を示した表である。
【0070】図30に示すように第2分配板15は、幅
寸法を75mmとしてあり、空気流入口5から300m
mの位置、かつ開口3側の側縁を開口3から100mm
開けて(後壁8側の側縁を後壁8から155mm開け
て)配置されている。即ち、実施例8の一様流吹き出し
装置は、第2分配板15の幅寸法を実施例7の第2分配
板に比べてさらに20mm小さくすると共に、第2分配
板の開口3側の間隔を20mmだけ広く開けて配置して
ある。
【0071】図31乃至図32に示すように、X=0.
4,Z=0.1の測定点とX=0.4,Z=0.2の測
定点とで最大風速1.18m/sが測定され、X=−
0.4,Z=−0.1の測定点とX=−0.1,Z=0
の測定点とで最小風速0.83m/sが測定された。ま
た、45個の測定点の平均風速は、1.00m/sとな
った。
【0072】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+18.0%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−17.0%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。
【0073】実施例5乃至実施例8の結果を比較する
と、乱れ率はどの実施例15%乃至18%の範囲内に収
まっている。また、空気流入口5寄りに配置した第2分
配板15の開口側の側縁と開口3との間隔を段階的に大
きくなるように開けていく場合、空気の送り出し方向側
(左側壁4側)が徐々に速くなってきている。
【0074】図33は、本発明が目的とする一様流が形
成されなった比較例2の空気吹き出し装置を示す平面図
であり、図34は比較例2の空気吹き出し装置の各測定
点での風速分布を示したグラフであり、図35は比較例
2の空気吹き出し装置の各測定点での風速測定結果を示
した表である。
【0075】図33に示すように、比較例2の空気吹き
出し装置の第2分配板15は、幅寸法を55mmとして
あり、空気流入口5から300mmの位置、かつ開口3
側の側縁を開口3から140mm開けて(後壁8側の側
縁を後壁8から155mm開けて)配置されている。即
ち、比較例2の空気吹き出し装置は、実施例8のものに
対して、さらに第2分配板の幅寸法を20mm小さくす
ると共に第2分配板の開口3側の間隔を20mmだけ広
く開けて配置してある。
【0076】図34乃至図35に示すように、X=0.
4,Z=0.2の測定点で最大風速1.22m/sが測
定され、X=−0.3,Z=0の測定点で最小風速0.
80m/sが測定された。また、45個の測定点の平均
風速は、0.99m/sとなった。
【0077】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+23.2%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−19.2%であり、空気の吹き出
し方向側のX=0.4,Z=0.2の測定点およびX=
0.4,Z=0.1の測定点での乱れ率が20%を超え
てしまっている。したがって、本発明が目的とする一様
流は、比較例2のものでは形成されない。この原因は、
明きからに空気流入口5寄りに配置した分配板14の幅
寸法が小さいためと考えられる。
【0078】実施例5乃至実施例8及び比較例2の測定
結果によれば、空気流入口5寄りに配置した第2分配板
15の幅寸法を変化させると共に、後壁8側の側縁を後
壁8から155mm開け、第2分配板15の開口側の側
縁と開口3との間隔を開けたものでは、第2分配板15
の開口3側の側縁と開口3との間隔をおよそ20mm乃
至120mmまで取ることができる。すなわち、実施例
5乃至実施例8の一様流吹き出し装置は、良好な一様流
を形成する。
【0079】尚、比較のために、従来の一般的な整流方
法である多孔板とハニカム状の整流格子の場合におい
て、即ち、実施例1の一様流吹き出し装置1から第1分
配板14及び第2分配板15を取り去った図36に示す
比較例3のものにおいて、空気流入口5につながれた送
気ファンによって空気を送り、空気吹出口13から10
0mm離れた位置で、実施例1と同じ方法で風速を測定
した。
【0080】図37は、比較例3の空気流吹き出し装置
の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図38
は、比較例3の空気流吹き出し装置の各測定点での風速
測定結果を示した表である。
【0081】45個の測定点のそれぞれの風速は、空気
流入口5側である開口3の右側が遅く、空気の送り出し
方向の先端側(左側壁4側)が速い、即ち、反対の開口
3の左側が速いというはっきりした偏りがあり、一様流
とは言い難い。さらに、最大風速(1.29m/s)及
び最小風速(0.74m/s)が共に平均風速(1.0
0m/s)に対して±20%を越えている。なお、多孔
板と整流格子だけでもっと乱れの小さい流れを作り出そ
うとすると、多孔板を4枚、5枚、…と幾層にもしなく
てはならない。この場合、送風抵抗が大きくなってしま
う間題が生じる。
【0082】これに対して本発明の一様流吹き出し装置
では、多孔板は1枚ないし2枚で十分なので抵抗は小さ
くなる。従って、送気ファンに負荷を与えないので、ラ
ンニングコストを落とすことが可能になる。
【0083】また、比較のために、分配板を1枚とした
空気吹き出し装置について、実施例1と同じ方法で風速
を測定した。図39は、分配板を1枚とした比較例4の
空気流吹き出し装置の平面図である。なお、箱体の形状
寸法は実施例1と同じである。分配板は、箱体2の幅寸
法(350mm)の1/2の幅175mmである。分配
板の配置位置は、箱体2の中央、即ち、空気流入口5か
ら500mmの位置、かつ左側壁4との間隔が500m
mの位置で、かつ開口3側の側縁を開口3から87.5
mm開けて配置されている。
【0084】図39の比較例のものにおいて、空気流
入口5に連絡された送気ファンによって空気を送り、空
気吹出口13から100mm離れた位置で、実施例1と
同じ方法で風速を測定した。
【0085】図40は、比較例4の空気流吹き出し装置
の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図41
は、比較例4の空気流吹き出し装置の各測定点での風速
測定結果を示した表である。
【0086】図39乃至図40に示すように、45個の
測定点のそれぞれの風速は、空気流入口5側である開口
3の右側が遅く、分配板を配置した開口の中央の左右両
側は遅いが中央部は速く、空気の送り出し方向の先端側
が最も速い、即ち、反対の開口3の左側が最も速いとい
うはっきりした偏りがあり、一様流とは言い難い。さら
に、最大風速(1.39m/s)及び最小風速(0.7
0m/s)が共に平均風速(1.00m/s)に対して
大きく±20%を越えている。なお、比較例4の結果
は、分配板を全く設けていない比較例3の結果に比べ、
かえって風速の偏りが増大している。
【0087】次に、本発明の一様流吹き出し装置の第2
実施形態について説明する。なお、第2実施形態は、分
配板の枚数を3枚とした実施形態である。図42は、一
様流吹き出し装置の第2実施形態の実施例(実施例9)
を示す平面図である。箱体2の形状寸法は、図4に示し
た実施例1と同じである。また、箱体2の空気流入口5
の配置位置も実施例1と同じである。
【0088】なお、説明上、図42に示すように、箱体
2の内部において、箱体2の左側壁4に最も接近して配
置した分配板を第1分配板16とし、箱体の略中央に配
置した分配板を第2分配板17とし、箱体2の空気流入
口5にもっとも接近して配置した分配板を第3分配板1
6とする。
【0089】図42に示すように、実施例9において
は、第1分配板16、第2分配板17及び第3分配板1
8は、それぞれ箱体2の幅寸法(350mm)の1/2
の幅175mmである。第1分配板16は、空気流入口
5から700mmの位置(左側壁4との間隔が300m
m)、かつ後壁8側の側縁を後壁8に当接して配置され
ている。第2分配板17は、箱体2の横方向の中央、即
ち、空気流入口5から500mmの位置(第2分配板1
7との間隔が200mm)、かつ第2分配板17の開口
3側の側縁を開口3から87.5mm開けて(後壁8側
の側縁を後壁8から87.5mm開けて)配置されてい
る。第3分配板18は、空気流入口5から200mmの
位置(第1分配板16との間隔が300mm)、かつ開
口3側の側縁を開口3に合わせて(後壁8側の側縁を後
壁8から175mm開けて)配置されている。
【0090】図42に示すように、空気流入口5から送
り出される空気の送り出し方向から透視した場合、第1
分配板16の開口3側の側縁と第2分配板17の後壁8
側の側縁とが離れることがないように第2分配板17が
配置され、第2分配板17の開口3側の側縁と第3分配
板18の後壁8側の側縁とが離れることがないように第
3分配板18が配置されている。
【0091】第1分配板16、第2分配板17及び第3
分配板18の作用について説明する。図18において、
第3分配板18は、右側の空気流入口5から送られた空
気の一部を開口3の右側寄りに誘導する。なお、空気流
入口5から送られた空気のうち、第3分配板18によっ
て開口3に誘導されなかった空気は、箱体2の後壁8側
に沿って送られる。
【0092】次いで、この空気は、箱体2の中間に配置
した第2分配板17によって後壁8側と開口3側とに分
配される。開口3側に分配された空気は、第2分配板1
7の開口3側の側縁と開口3との間の間隔を通して開口
3に向けて誘導される。また、後壁8側に分配された空
気は、第2分配板17によって分配を受けなかった空気
と一緒となり、第2分配板17の後壁8側の側縁と後壁
8との間の間隔を通って後壁8に沿って送られる。
【0093】後壁8に沿って送られた空気は、左側壁4
にもっとも接近し、かつ後壁8に当接して配置した第1
分配板16によって、開口3側に誘導され、第1分配板
16の開口3側の側縁と開口3との間隔を通して開口3
に向けて流れる。
【0094】図42の実施例9の一様流吹き出し装置に
おいて、空気流入口5に連絡された送気ファンによって
空気を送り、空気吹出口13から100mm離れた位置
で、実施例1と同じ方法で風速を測定した。
【0095】図43は、実施例9の一様流吹き出し装置
の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図44
は、実施例9の一様流吹き出し装置の各測定点での風速
測定結果を示した表である。
【0096】図43乃至図44に示すように、X=0.
4,Z=0の測定点で最大風速1.09m/sが測定さ
れ、X=−0.3,Z=0の測定点で最小風速0.86
m/sが測定された。また、45個の測定点の平均風速
は、1.00m/sとなった。最大風速の平均風速に対
する割合(乱れ率)は+9%であり、最小風速の平均風
速に対する割合(乱れ率)は−14%であり、各45個
の測定点での風速は、平均風速に対して±20%以内と
なり、良好な一様流を形成した。
【0097】図45は、第2実施形態に係る実施例10
の一様流吹き出し装置を示す平面図である。箱体2の形
状寸法およびの寸法は、全て前述の実施例1と同一であ
る。図45に示すように、実施例10においては、第1
分配板16、第2分配板17及び第3分配板18は、全
て同じ形状寸法としてあって、箱体2の幅寸法(b=3
50mm)の1/3の幅117mmである。実施例9と
同じく、第1分配板16は、空気流入口5から700m
mの位置(左側壁4との間隔を300mm開け)、かつ
第3分配板16の後壁8側の側縁を後壁8に当接して配
置されている。
【0098】第2分配板17は、空気流入口5から50
0mmの位置(左側壁4と空気流入口5との真ん中、第
1分配板16との間隔を200mm開け)、かつ後壁8
側の側縁と後壁8との間及び開口3側の側縁と開口3と
の間にそれぞれ等しく間隔を開けて配置されている。
【0099】第3分配板18は、空気流入口5から20
0mmの位置(第2分配板17との間隔を300m
m)、かつ開口側の側縁を開口3に合わせて(後壁8側
の側縁を後壁8から233mm開けて)配置されてい
る。
【0100】図45に示すように、実施例10において
も、空気流入口5から送り出される空気の送り出し方向
から透視した場合、第1分配板16の開口3側の側縁と
第2分配板17の後壁8側の側縁とが離れることがない
ように第2分配板17が配置され、第2分配板17の開
口3側の側縁と第3分配板18の後壁8側の側縁とが離
れることがないように第3分配板18が配置されてい
る。
【0101】風速の測定方法は、実施例1と同じであ
る。図46は、実施例10の一様流吹き出し装置の各測
定点での風速分布を示したグラフであり、図47は、実
施例10の一様流吹き出し装置の各測定点での風速測定
結果を示した表である。
【0102】図46乃至図47に示すように、X=0.
4,Z=0の測定点で最大風速1.17m/sが測定さ
れ、X=−0.4,Z=0の測定点及びX=−0.4,
Z=0.1の測定点で最小風速0.82m/sが測定さ
れた。また、45個の測定点の平均風速は、1.01m
/sとなった。
【0103】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+15.8%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−18.8%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、一様流を形成した。しかしながら、空気流入口5側
である開口3の右側が遅く、空気の送り出し方向(流入
方向)の先端側(左側壁4側)が速い、即ち、反対の開
口3の左側が速いという傾向が出てしまっている。この
理由としては、第3分配板18の横幅寸法が箱体2の幅
寸法bに対して小さいため、第3分配板18によって開
口3側に誘導される空気が少ないものと考えられる。
【0104】図48は、第2実施形態における実施例1
1の一様流吹き出し装置を示す平面図である。図49
は、実施例11の一様流吹き出し装置の各測定点での風
速分布を示したグラフであり、図50は、実施例11の
一様流吹き出し装置の各測定点での風速測定結果を示し
た表である。
【0105】箱体2の形状寸法およびの寸法は、全て前
述の実施例1と同一である。図48に示すように、実施
例11においては、第1分配板16は、箱体2の幅寸法
(350mm)の1/3の幅117mmであり、空気流
入口5から700mmの位置(左側壁4との間隔を30
0mm開け)、かつ第1分配板16の後壁8側の側縁を
後壁8に当接して配置されている。
【0106】第2分配板17は、箱体2の幅寸法(35
0mm)の1/2の幅175mmであり、空気流入口5
から500mmの位置(左側壁4と空気流入口5との真
ん中、かつ第1分配板16との間隔を200mm)、か
つ後壁8側の側縁と後壁8との間及び開口3側の側縁と
開口3との間にそれぞれ等しく間隔(87.5mm)を
開けて配置されている。
【0107】第3分配板18は、箱体2の幅寸法(b=
350mm)の1/4の幅87.5mmであり、空気流
入口5から200mmの位置、かつ開口側の側縁を開口
3から30mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8から2
32.5mm開けて)配置されている。
【0108】風速の測定方法は、実施例1と同じであ
る。図49乃至図50に示すように、X=0,Z=0の
測定点で最大風速1.17m/sが測定され、X=−
0.4,Z=0.1の測定点で最小風速0.86m/s
が測定された。また、45個の測定点の平均風速は、
0.99m/sとなった。
【0109】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+18.2%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−13.1%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。
【0110】以下、比較のために、分配板を3枚とした
空気吹き出し装置について、分配板の幅と配置を変えて
実施例1と同じ方法で風速を測定した。図51は、比較
例5の空気流吹き出し装置の平面図である。
【0111】箱体2の形状寸法およびの寸法は、全て前
述の実施例1と同一である。図51に示すように、比較
例5においては、箱体2の開口3に対して、互いに間隔
を開けて3枚の分配板を開口3に直角にかつ開口3に側
縁を合わせて配置し、空気流入口5から遠ざかるにつれ
て順次後壁8に向けて第3分配板18,第2分配板1
7,第1分配板16の幅を延長したものである。第3分
配板18は箱体2の幅寸法(b=350mm)の1/3
の幅117mmであり、第2分配板17は箱体2の幅寸
法(b=350mm)の1/2の幅175mmであり、
第1分配板16は箱体2の幅寸法(b=350mm)よ
りも大きい幅233mmである。
【0112】比較例の空気吹き出し装置において、空
気流入口5に連絡された送気ファンによって空気を送
り、空気吹出口13から100mm離れた位置で、実施
例1と同じ方法で風速を測定した。
【0113】図52は、比較例5の空気流吹き出し装置
の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図53
は、比較例5の空気流吹き出し装置の各測定点での風速
測定結果を示した表である。
【0114】図52乃至図53に示すように、X=0.
2,Z=0の測定点で最大風速1.15m/sが測定さ
れ、X=−0.4,Z=−0.2の測定点で最小風速
0.83m/sが測定された。また、45個の測定点の
平均風速は、1.01m/sとなった。
【0115】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+13.9%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−17.8%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
る。しかしながら、空気流入口5側である開口3の右側
が遅く、空気の送り出し方向の先端側が速い、即ち、反
対の開口3の左側が速いという傾向がはっきり出てしま
っている。
【0116】また、比較のために、比較例乃至比較例
9の空気流吹き出し装置をそれぞれ作成し、実施例1と
同じ方法で風速をそれぞれ測定した。
【0117】図54に示す比較例6の空気流吹き出し装
置は、第1分配板16乃至第3分配板18を全て同じ形
状寸法とし、即ち、3枚の分配板の横幅を箱体の幅寸法
b(=350mm)の1/2の幅175mmとし、第1
乃至第3の3枚の分配板の空気流入口5からの配置位置
は実施例1と同じ位置とし、箱体2の幅方向の中央を結
ぶ中心線に、3枚の分配板16,17,18の横幅の中
央を合わせて配置したものである。また、図55は、比
較例6の空気流吹き出し装置の各測定点での風速分布を
示したグラフであり、図56は、比較例6の空気流吹き
出し装置の各測定点での風速測定結果を示した表であ
る。
【0118】図55乃至図56に示すように、X=0.
2,Z=0の測定点で最大風速1.09m/sが測定さ
れ、X=−0.1,Z=0の測定点で最小風速0.81
m/sが測定された。また、45個の測定点の平均風速
は、1.00m/sとなった。
【0119】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+9%であり、最小風速の平均風速に対する割合
(乱れ率)は−19%であり、各45個の測定点での風
速は、平均風速に対して±20%以内となる。しかしな
がら、X=−0.1の各測定点、即ち、第3分配板18
と第2分配板17との間が極端に風速が遅くなってしま
っている。この理由としては、最も空気流入口5に近接
して配置した第3分配板18の横幅が大きいためである
と考えられる。
【0120】また、図57に示す比較例7の空気流吹き
出し装置は、第1分配板16乃至第3分配板18の3枚
の分配板を全て同じ形状寸法とし、即ち、3枚の分配板
の横幅を箱体の幅寸法b(=350mm)の1/3の幅
117mmとし、第1乃至第3の3枚の分配板の空気流
入口5からの配置位置は、第1分配板16は空気流入口
5から700mmの位置、第2分配板17は空気流入口
5から500mmの位置、第3分配板18は空気流入口
5から200mmの位置とし、箱体2の幅方向の中央を
結ぶ中心線に、3枚の分配板の横幅の中央を合わせて配
置したものである。また、図58は、比較例7の空気流
吹き出し装置の各測定点での風速分布を示したグラフで
あり、図59は、比較例7の空気流吹き出し装置の各測
定点での風速測定結果を示した表である。
【0121】図58乃至図59に示すように、X=0.
2,Z=0の測定点で最大風速1.13m/sが測定さ
れ、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で最小風速
0.77m/sが測定された。また、45個の測定点の
平均風速は、1.01m/sとなった。
【0122】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+11.9%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−23.8%であり、平均風速に対
して±20%以上となってしまい、一様流とは言い難
い。また、比較例7の測定結果を共に考慮すると、第3
分配板18の箱体2の幅方向に対する配置位置に問題が
あるものと考えられる。
【0123】図60に示す比較例8の空気流吹き出し装
置は、第1分配板16乃至第3分配板18の3枚の分配
板を全て同じ形状寸法とし、即ち、3枚の分配板の横幅
を箱体の幅寸法b(=350mm)の1/4の幅87.
5mmとし、第1乃至第3の3枚の分配板の空気流入口
5からの配置位置は、第1分配板16は空気流入口5か
ら700mmの位置、第2分配板17は空気流入口5か
ら500mmの位置、第3分配板18は空気流入口5か
ら200mmの位置とし、箱体2の幅方向の中央を結ぶ
中心線に、3枚の分配板の横幅の中央を合わせて配置し
たものである。また、図61は、比較例8の空気流吹き
出し装置の各測定点での風速分布を示したグラフであ
り、図62は、比較例8の空気流吹き出し装置の各測定
点での風速測定結果を示した表である。
【0124】図61乃至図62に示すように、X=0.
4,Z=0.2の測定点で最大風速1.15m/sが測
定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で最小風
速0.75m/sが測定された。また、45個の測定点
の平均風速は、1.01m/sとなった。
【0125】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+13.8%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−25.7%であり、平均風速に対
して±20%以上となってしまい、一様流とは言い難
い。また、比較例6乃至比較例8の測定結果を考慮する
と、分配板の幅を変化させても、速度分布に変化がない
ことから、箱体2の幅方向における第3分配板18の配
置位置に問題があるものと考えられる。
【0126】図63に示す比較例9の空気流吹き出し装
置は、第1分配板16の幅を箱体の幅寸法b(=350
mm)の1/2の幅175mmとし、第2分配板17の
幅を箱体2の幅寸法b(=350mm)の1/3の幅1
17mmとし、第3分配板18の幅を箱体2の幅寸法b
(=350mm)の1/4の幅87.5mmとし、第1
分配板16乃至第3分配板18の3枚の分配板の空気流
入口5からの配置位置は、第1分配板16は空気流入口
5から700mmの位置、第2分配板17は空気流入口
5から500mmの位置、第3分配板18は空気流入口
5から200mmの位置とし、箱体2の幅方向の中央を
結ぶ中心線に、3枚の分配板の横幅の中央を合わせて配
置したものである。また、図64は、比較例9の空気流
吹き出し装置の各測定点での風速分布を示したグラフで
あり、図65は、比較例9の空気流吹き出し装置の各測
定点での風速測定結果を示した表である。
【0127】図64乃至図65に示すように、X=0.
1,Z=0.2の測定点で最大風速1.15m/sが測
定され、X=−0.4,Z=−0.1の測定点で最小風
速0.75m/sが測定された。また、45個の測定点
の平均風速は、1.01m/sとなった。
【0128】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+13.9%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−25.7%であり、平均風速に対
して±20%以上となってしまい、一様流とは言い難
い。また、比較例6乃至比較例8の測定結果を共に考慮
すると、第1分配板16、第2分配板17及び第3分配
板17の横幅を異ならせても、速度分布に変化がないこ
とから、第3分配板18の箱体2の幅方向に対する配置
位置に問題がある可能性が高いものと考えられる。
【0129】図66に示す比較例10の空気流吹き出し
装置は、第1分配板16乃至第3分配板18の3枚の分
配板を全て同じ形状寸法とし、即ち、3枚の分配板の横
幅を箱体の幅寸法b(=350mm)の1/4の幅8
7.5mmとし、第1分配板16は、第3分配板18の
後壁8側の側縁を後壁8に当接して配置し、第2分配板
17は、その横幅の中央を箱体2の幅方向の中央を結ぶ
中心線に合わせて配置し、第3分配板18は開口3側の
側縁を開口3に合わせて配置したものである。
【0130】なお、比較例10のものが図42に示す実
施例9、図45に示す実施例10及び図48に示す実施
例11のものと異なる点は、実施例9乃至実施例11の
ものが、空気流入口5から送り出される空気の送り出し
方向から透視した場合、第1分配板16の開口3側の側
縁と第2分配板17の後壁8側の側縁とが離れておら
ず、かつ第2分配板17の開口3側の側縁と第3分配板
18の後壁8側の側縁とが離れていないのに対して、比
較例10のものは、空気流入口5から送り出される空気
の送り出し方向から透視した場合、第1分配板16の開
口3側の側縁と第2分配板17の後壁8側の側縁とが離
れ、同じように第2分配板17の開口3側の側縁と第1
分配板16の後壁8側の側縁とが離れてしまっている点
である。
【0131】また、図67は、比較例10の空気流吹き
出し装置の各測定点での風速分布を示したグラフであ
り、図68は、比較例10の空気流吹き出し装置の各測
定点での風速測定結果を示した表である。
【0132】図67乃至図68乃至に示すように、X=
0.4,Z=0の測定点で最大風速1.21m/sが測
定され、X=−0.4,Z=0の測定点で最小風速0.
81m/sが測定された。また、45個の測定点の平均
風速は、1.02m/sとなった。
【0133】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+18.6%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−20.6%であり、平均風速に対
して±20%以上となってしまっている。この理由とし
ては、第1分配板16の横幅寸法が箱体の幅寸法に対し
て小さすぎ、空気流入口5から送り出される空気の送り
出し方向から透視した場合、第3分配板18の後壁8側
の側縁と第2分配板17の開口3側の側縁とが離れてし
まっている点にあり、第3分配板18によって開口3側
に誘導される空気が極端に少ないものと考えられる。
【0134】次に、本発明の一様流吹き出し装置の第3
実施形態について説明する。なお、第3実施形態は、分
配板の枚数を4枚とした実施形態である。図69は、一
様流吹き出し装置の第3実施形態の実施例12を示す平
面図である。箱体2の形状寸法は、図4に示した実施例
1と同じである。また、箱体2の空気流入口5も実施例
1と同じである。
【0135】なお、説明上、図69に示すように、箱体
2の内部において、箱体2の左側壁4に最も接近して配
置した分配板を第1分配板19とし、箱体2の略中央の
左側寄りに配置した分配板を第2分配板20とし、箱体
2の略中央の右側寄りに配置した分配板を第3分配板2
1とし、箱体2の空気流入口5にもっとも接近して配置
した分配板を第4分配板22とする。
【0136】図69に示すように、実施例12において
は、第1分配板19は箱体2の幅寸法(350mm)の
1/3の幅117mmであり、第2分配板20は箱体2
の幅寸法(350mm)の2/5の幅140mmであ
り、第3分配板21は箱体2の幅寸法(350mm)の
2/5の幅140mmであり、第4分配板22は箱体2
の幅寸法(350mm)の1/4の幅87.5mmであ
る。
【0137】第1分配板19は、空気流入口5から80
0mmの位置(左側壁4との間隔が200mm)、かつ
後壁8側の側縁を後壁8に当接して配置されている。第
2分配板20は、空気流入口5から600mmの位置
(第1分配板19との間隔が200mm)、かつ第2分
配板20の開口3側の側縁を開口3から175mm開け
て(後壁8側の側縁を後壁8から35mm開けて)配置
されている。
【0138】第3分配板21は、空気流入口5から40
0mmの位置(第2分配板20との間隔が200m
m)、かつ第3分配板21の開口3側の側縁を開口3か
ら35mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8から175
mm開けて)配置されている。第4分配板22は、空気
流入口5から200mmの位置、かつ開口3側の側縁を
開口3から30mmの間隔を開けて(後壁8側の側縁を
後壁8から232.5mm開けて)配置されている。
【0139】図69の実施例12の一様流吹き出し装置
において、空気流入口5に連絡された送気ファンによっ
て空気を送り、空気吹出口13から100mm離れた位
置で、実施例1と同じ方法で風速を測定した。
【0140】図70は、実施例12の一様流吹き出し装
置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図7
1は、実施例12の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速測定結果を示した表である。
【0141】図70乃至図71に示すように、X=0.
4,Z=0の測定点で最大風速1.20m/sが測定さ
れ、X=−0.2,Z=0の測定点及びX=−0.2,
Z=−0.2の測定点で最小風速0.85m/sが測定
された。また、45個の測定点の平均風速は、1.02
m/sとなった。
【0142】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+17.6%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−16.7%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。
【0143】図72は、第3実施形態における実施例1
3の一様流吹き出し装置を示す平面図である。箱体2の
形状寸法およびの寸法は、全て前述の実施例1と同一で
ある。
【0144】図72に示すように、実施例13において
は、第1分配板19は実施例12のものよりも大きく、
箱体2の幅寸法(350mm)の1/2の幅175mm
としてある。第2分配板20は箱体2の幅寸法(350
mm)の2/5の幅140mmであり、第3分配板21
は箱体2の幅寸法(350mm)の2/5の幅140m
mであり、第4分配板22は箱体2の幅寸法(350m
m)の1/4の幅87.5mmであって、これらは先の
実施例12と同じである。
【0145】第1分配板19は、空気流入口5から80
0mmの位置(左側壁4との間隔が200mm)、かつ
後壁8側の側縁を後壁8に当接して配置されている。第
2分配板20は、空気流入口5から600mmの位置
(第1分配板19との間隔が200mm)、かつ第2分
配板20の開口3側の側縁を開口3から175mm開け
て(後壁8側の側縁を後壁8から35mm開けて)配置
されている。
【0146】第3分配板21は、空気流入口5から40
0mmの位置(第2分配板20との間隔が200m
m)、かつ第3分配板21の開口3側の側縁を開口3か
ら35mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8から175
mm開けて)配置されている。第4分配板22は、空気
流入口5から200mmの位置(第3分配板21との間
隔が200mm)、かつ開口3側の側縁を開口3から3
0mmの間隔を開けて(後壁8側の側縁を後壁8から2
32.5mm開けて)配置されている。
【0147】図72の実施例13の一様流吹き出し装置
において、空気流入口5に連絡された送気ファンによっ
て空気を送り、空気吹出口13から100mm離れた位
置で、実施例1と同じ方法で風速を測定した。
【0148】図73は、実施例13の一様流吹き出し装
置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図7
4は、実施例13の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速測定結果を示した表である。
【0149】図72乃至図74に示すように、X=0.
4,Z=−0.2の測定点で最大風速1.15m/sが
測定され、X=−0.2,Z=0の測定点で最小風速
0.86m/sが測定された。また、45個の測定点の
平均風速は、1.02m/sとなった。
【0150】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+12.7%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−15.7%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。
【0151】図75は、第3実施形態における実施例1
4の一様流吹き出し装置を示す平面図である。箱体2の
形状寸法およびの寸法は、全て前述の実施例1と同一で
ある。図75に示すように、実施例14においては、第
1分配板19、第2分配板20、第3分配板21及び第
4分配板22は、全て同じ形状寸法としてあって、箱体
2の幅寸法(b=350mm)の1/3の幅117mm
である。
【0152】第1分配板19は、空気流入口5から80
0mmの位置(左側壁4との間隔が200mm)、かつ
後壁8側の側縁を後壁8に当接して配置されている。第
2分配板20は、空気流入口5から600mmの位置
(第1分配板19との間隔が200mm)、かつ第2分
配板20の開口3側の側縁を開口3から175mm開け
て(後壁8側の側縁を後壁8から58mm開けて)配置
されている。
【0153】第3分配板21は、空気流入口5から40
0mmの位置(第2分配板20との間隔が200m
m)、かつ第3分配板21の開口3側の側縁を開口3か
ら58mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8から175
mm開けて)配置されている。第4分配板22は空気流
入口5から200mmの位置(第3分配板21との間隔
が200mm)、かつ開口3側の側縁を開口3に合わせ
て(後壁8側の側縁を後壁8から233mm開けて)配
置されている。
【0154】図75の実施例14の一様流吹き出し装置
において、空気流入口5に連絡された送気ファンによっ
て空気を送り、空気吹出口13から100mm離れた位
置で、実施例1と同じ方法で風速を測定した。
【0155】図76は、実施例14の一様流吹き出し装
置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図7
7は、実施例14の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速測定結果を示した表である。
【0156】図76乃至図77に示すように、X=0.
4,Z=0の測定点で最大風速1.23m/sが測定さ
れ、X=−0.4,Z=0の測定点及びX=−0.4,
Z=−0.1の測定点で最小風速0.86m/sが測定
された。また、45個の測定点の平均風速は、1.03
m/sとなった。
【0157】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+19.4%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−16.5%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、一様流を形成した。
【0158】図78は、第3実施形態における実施例1
5の一様流吹き出し装置を示す平面図である。箱体2の
形状寸法およびの寸法は、全て前述の実施例1と同一で
ある。
【0159】図78に示すように、実施例15において
は、第1分配板19は箱体2の幅寸法(350mm)の
1/3の幅117mmとしてあり、第2分配板20は箱
体2の幅寸法(350mm)の1/3の幅117mmと
してあり、第3分配板21は箱体2の幅寸法(350m
m)の1/2の幅175mmとしてあり、第4分配板2
2は箱体2の幅寸法(350mm)の1/4の幅87.
5mmとしてある。
【0160】第1分配板19は、空気流入口5から80
0mmの位置(左側壁4との間隔が200mm)、かつ
後壁8側の側縁を後壁8に当接して配置されている。第
2分配板20は、空気流入口5から600mmの位置
(第1分配板19との間隔が200mm)、かつ第2分
配板20の開口3側の側縁を開口3から175mm開け
て(後壁8側の側縁を後壁8から58mm開けて)配置
されている。
【0161】第3分配板21は、空気流入口5から40
0mmの位置(第2分配板20との間隔が200m
m)、かつ第3分配板21の開口3側の側縁を開口3か
ら58mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8から117
mm開けて)配置されている。第4分配板22は、空気
流入口5から200mmの位置(第3分配板21との間
隔が200mm)、かつ開口3側の側縁を開口3に合わ
せて(後壁8側の側縁を後壁8から262.5mm開け
て)配置されている。
【0162】図78の実施例15の一様流吹き出し装置
において、空気流入口5に連絡された送気ファンによっ
て空気を送り、空気吹出口13から100mm離れた位
置で、実施例1と同じ方法で風速を測定した。
【0163】図79は、実施例15の一様流吹き出し装
置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図8
0は、実施例15の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速測定結果を示した表である。
【0164】図79乃至図80に示すように、X=0.
4,Z=0の測定点で最大風速1.16m/sが測定さ
れ、X=−0.2,Z=−0.2の測定点で最小風速
0.90m/sが測定された。また、45個の測定点の
平均風速は、1.02m/sとなった。
【0165】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+13.7%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−11.8%であり、各45個の測
定点での風速は、平均風速に対して±20%以内とな
り、良好な一様流を形成した。
【0166】比較のために、分配板を4枚とした空気吹
き出し装置について、分配板の幅を変えて実施例1と同
じ方法で風速を測定した。図81は比較例11の空気吹
き出し装置の平面図である。
【0167】図81に示す比較例11の空気流吹き出し
装置は、箱体2の形状寸法は、図4に示した実施例1と
同じである。また、箱体2の空気流入口5も実施例1と
同じである。
【0168】比較例11においては、第1分配板19は
箱体2の幅寸法(350mm)の1/4の幅87.5m
mであり、第2分配板20は箱体2の幅寸法(350m
m)の1/3の幅117mmであり、第3分配板21も
同様に箱体2の幅寸法(350mm)の1/3の幅11
7mmであり、第4分配板22は箱体2の幅寸法(35
0mm)の1/4の幅87.5mmである。
【0169】第1分配板19は、空気流入口5から80
0mmの位置(左側壁4との間隔が200mm)、かつ
後壁8側の側縁を後壁8に当接して配置されている。第
2分配板20は、空気流入口5から600mmの位置
(第1分配板19との間隔が200mm)、かつ第2分
配板20の開口3側の側縁を開口3から175mm開け
て(後壁8側の側縁を後壁8から58mm開けて)配置
されている。
【0170】第3分配板21は、空気流入口5から40
0mmの位置(第2分配板20との間隔が200m
m)、かつ第3分配板21の開口3側の側縁を開口3か
ら58mm開けて(後壁8側の側縁を後壁8から175
mm開けて)配置されている。第4分配板22は、空気
流入口5から200mmの位置(第3分配板21との間
隔が200mm)、かつ開口3側の側縁を開口3から3
0mmの間隔を開けて(後壁8側の側縁を後壁8から2
32.5mm開けて)配置されている。
【0171】図81の比較例11の一様流吹き出し装置
において、空気流入口5に連絡された送気ファンによっ
て空気を送り、空気吹出口13から100mm離れた位
置で、実施例1と同じ方法で風速を測定した。
【0172】図82は、比較例11の一様流吹き出し装
置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図8
3は、比較例11の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速測定結果を示した表である。
【0173】図82乃至図83に示すように、X=0.
4,Z=0の測定点で最大風速1.27m/sが測定さ
れ、X=−0.2,Z=0の測定点で最小風速0.84
m/sが測定された。また、45個の測定点の平均風速
は、1.02m/sとなった。
【0174】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+24.5%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−17.6%であり、平均風速に対
して±20%以上となってしまっている。この理由とし
ては、左側壁4に最も近接し、かつ後壁8に当接して配
置した第1分配板19の横幅寸法が幅寸法に対して小さ
すぎ、空気流入口5から送り出される空気が第1分配板
19によって開口3側にあまり誘導されず、空気の送り
出し方向(空気の流入方向)に偏るためと考えられる。
【0175】図84は比較例12の空気吹き出し装置の
平面図である。図84に示す比較例12の空気流吹き出
し装置は、箱体2の形状寸法は、図4に示した実施例1
と同じである。また、箱体2の空気流入口5も実施例1
と同じである。
【0176】比較例12においては、第2分配板20、
第3分配板21及び第4分配板22の形状寸法と配置位
置とは、図69に示す実施例12と同じであり、第1分
配板19の幅を小さくし、箱体2の幅寸法(350m
m)の1/4の幅87.5mmとしたものである。
【0177】図84の比較例12の一様流吹き出し装置
において、空気流入口5に連絡された送気ファンによっ
て空気を送り、空気吹出口13から100mm離れた位
置で、実施例1と同じ方法で風速を測定した。
【0178】図85は、比較例12の一様流吹き出し装
置の各測定点での風速分布を示したグラフであり、図8
6は、比較例12の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速測定結果を示した表である。
【0179】図85乃至図86に示すように、X=0.
4,Z=0の測定点で最大風速1.22m/sが測定さ
れ、X=−0.2,Z=−0.2の測定点で最小風速
0.85m/sが測定された。また、45個の測定点の
平均風速は、1.01m/sとなった。
【0180】最大風速の平均風速に対する割合(乱れ
率)は+20.8%であり、最小風速の平均風速に対す
る割合(乱れ率)は−15.8%であり、平均風速に対
して±20%以上となってしまっている。
【0181】図69の実施例12の測定結果と比較する
と、やはり左側壁4に最も近接し、かつ後壁8に当接し
て配置した第4分配板22の横幅寸法が箱体2の幅寸法
に対して小さすぎ、空気流入口5から送り出される空気
が第1分配板19によって開口3側にあまり誘導され
ず、空気の送り出し方向(空気の流入方向)に偏るため
と考えられる。
【0182】
【発明の効果】請求項1に記載の一様流吹き出し装置に
よれば、速度分布の一様性が±20%以内に抑えること
ができ、箱体内部に分配板を少なくとも2枚以上設ける
だけという簡素な構造で一様流を出すことができる。
【0183】請求項2に記載の構成によれば、請求項1
に記載の一様流吹き出し装置に比して、箱体内部に分配
板を1枚追加して設けるだけという簡素な構造で、一様
流を出すことができ、空気流入口からの空気の送り出し
方向において、開口の空気流入口に対して近い部分の風
速が遅く、開口の空気流入口に対して遠い部分の風速が
速くなるという傾向を抑えることができる。
【0184】請求項3に記載の構成によれば、請求項1
に記載の一様流吹き出し装置に比して、さらに開口の空
気流入口に対して近い部分の風速と、開口の空気流入口
に対して遠い部分の風速との差が小さい一様流を出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る請求項1に記載の
一様流吹き出し装置の斜視図
【図2】図1の一様流吹き出し装置の平面図
【図3】図1の一様流吹き出し装置の右側面図
【図4】本発明の第1実施形態に係る実施例1の一様流
吹き出し装置の平面図
【図5】第1実施形態の一様流吹き出し装置における空
気の流れを示した平面図
【図6】空気吹出口における風速の測定点を示す図
【図7】実施例1の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速分布を示したグラフ
【図8】実施例1の一様流吹き出し装置の各測定点での
風速測定結果を示した表
【図9】本発明の第1実施形態に係る実施例2の一様流
吹き出し装置の平面図
【図10】実施例2の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図11】実施例2の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図12】本発明の第1実施形態に係る実施例3の一様
流吹き出し装置の平面図
【図13】実施例3の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図14】実施例3の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図15】比較例1の空気流吹き出し装置の平面図
【図16】比較例1の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図17】比較例1の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図18】本発明の第1実施形態に係る実施例4の一様
流吹き出し装置の平面図
【図19】実施例4の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図20】実施例4の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図21】本発明の第1実施形態に係る実施例5の一様
流吹き出し装置の平面図
【図22】実施例5の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図23】実施例5の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図24】本発明の第1実施形態に係る実施例6の一様
流吹き出し装置の平面図
【図25】実施例6の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図26】実施例6の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図27】本発明の第1実施形態に係る実施例7の一様
流吹き出し装置の平面図
【図28】実施例7の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図29】実施例7の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図30】本発明の第1実施形態に係る実施例8の一様
流吹き出し装置の平面図
【図31】実施例8の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図32】実施例8の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図33】比較例2の空気流吹き出し装置の平面図
【図34】比較例2の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図35】比較例2の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図36】比較例3の空気流吹き出し装置の平面図
【図37】比較例3の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図38】比較例3の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図39】比較例4の空気流吹き出し装置の平面図
【図40】比較例4の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図41】比較例4の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図42】本発明の第2実施形態に係る実施例9の一様
流吹き出し装置の平面図
【図43】実施例9の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図44】実施例9の一様流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図45】本発明の第2実施形態に係る実施例10の一
様流吹き出し装置の平面図
【図46】実施例10の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図47】実施例10の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図48】本発明の第2実施形態に係る実施例11の一
様流吹き出し装置の平面図
【図49】実施例11の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図50】実施例11の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図51】比較例5の空気流吹き出し装置の平面図
【図52】比較例5の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図53】比較例5の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図54】比較例6の空気流吹き出し装置の平面図
【図55】比較例6の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図56】比較例6の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図57】比較例7の空気流吹き出し装置の平面図
【図58】比較例7の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図59】比較例7の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図60】比較例8の空気流吹き出し装置の平面図
【図61】比較例8の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図62】比較例8の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図63】比較例9の空気流吹き出し装置の平面図
【図64】比較例9の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速分布を示したグラフ
【図65】比較例9の空気流吹き出し装置の各測定点で
の風速測定結果を示した表
【図66】比較例10の空気流吹き出し装置の平面図
【図67】比較例10の空気流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図68】比較例10の空気流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図69】本発明の第3実施形態に係る実施例12の一
様流吹き出し装置の平面図
【図70】実施例12の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図71】実施例12の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図72】本発明の第3実施形態に係る実施例13の一
様流吹き出し装置の平面図
【図73】実施例13の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図74】実施例13の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図75】本発明の第3実施形態に係る実施例14の一
様流吹き出し装置の平面図
【図76】実施例14の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図77】実施例14の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図78】本発明の第3実施形態に係る実施例15の一
様流吹き出し装置の平面図
【図79】実施例15の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図80】実施例15の一様流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図81】比較例11の空気流吹き出し装置の平面図
【図82】比較例11の空気流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図83】比較例11の空気流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【図84】比較例12の空気流吹き出し装置の平面図
【図85】比較例12の空気流吹き出し装置の各測定点
での風速分布を示したグラフ
【図86】比較例12の空気流吹き出し装置の各測定点
での風速測定結果を示した表
【符号の説明】
1 一様流吹き出し装置(第1実施形態) 2 箱体 3 開口 4 左側壁 5 空気流入口 6 上壁 7 下壁 8 後壁 9 ダクト 10 第1多孔板 11 第2多孔板 12 整流格子 13 空気吹出口 14 第1分配板(第1実施形態) 15 第2分配板(第1実施形態) 16 第1分配板(第2実施形態) 17 第2分配板(第2実施形態) 18 第3分配板(第2実施形態) 19 第1分配板(第3実施形態) 20 第2分配板(第3実施形態) 21 第3分配板(第3実施形態) 22 第4分配板(第3実施形態)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/06 F24F 13/02 F24F 13/072 F24F 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方体形状をなす中空の箱体の前面全体に
    開口を有し、前記開口に対向した後壁を有し、前記開口
    に直交する前記箱体の一側面に空気流入口を備え、前記
    空気流入口に対向する前記箱体の他側面に他側壁を備
    え、前記開口の外側を空気吹出口となした一様流吹き出
    し装置において、 前記箱体の内側において、前記空気流入口に対向した前
    記他側壁に沿って各々が長方形をなす平板のみからなる
    複数の分配板を前記箱体の上壁と下壁とにわたって設
    け、前記分配板のうち、前記空気流入口から供給される
    空気の流入方向において最も下流側に位置する第1分配
    板は、前記他側壁に対して間隔を開け、かつその一側縁
    前記箱体の後壁に当接されると共に他側縁前記開口
    に対して間隔を開けて配置され、第2分配板は、その他
    側縁が前記第1分配板の他側縁と前記開口との間の間隔
    に臨んで、前記空気の流入方向において前記第1分配板
    の上流側に配置され、かつその後壁側の一側縁を前記後
    壁に対して間隔を開けて配置され、前記空気流入口から
    透視した場合、少なくとも該第2分配板の後壁側の一側
    縁と、前記第1分配板の開口側の他側縁とが離れていな
    いことを特徴とする一様流吹き出し装置。
  2. 【請求項2】 前記第2分配板の開口側の側縁と前記開
    口との間の間隔に臨んで、前記空気の流入方向において
    前記第2分配板の上流側に、さらに第3分配板を配置す
    ると共に、前記空気流入口から透視した場合、少なくと
    も該第3分配板の後壁側の側縁と、前記第2分配板の開
    口側の側縁とが離れていないことを特徴とする請求項1
    に記載の一様流吹き出し装置。
  3. 【請求項3】 前記第3分配板が、その開口側の側縁を
    前記開口に対して間隔を開けて配置され、前記第3分配
    板の開口側の側縁と前記開口との間の間隔に臨んで、前
    記空気の流入方向において前記第3分配板の上流側に、
    さらに第4分配板を配置すると共に、前記空気流入口か
    ら透視した場合、少なくとも該第4分配板の後壁側の側
    縁と、前記第3分配板の開口側の側縁とが離れていない
    ことを特徴とする請求項2に記載の一様流吹き出し装
    置。
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