JP3269737B2 - 食品保存料、およびその製造方法 - Google Patents
食品保存料、およびその製造方法Info
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り具体的には、天然物由来の成分から実質的に構成され
る食品保存料に関する。
食品に対し、低塩化、弱糖化が求められているが、それ
に伴い、食品の早期腐敗、発黴、それらに起因する食中
毒が問題となっている。そこで食品保存料が重要視され
る訳であるが、健康志向の面から、化学合成食品添加物
が忌避されるようになっており、食品に添加する保存料
についても例外ではない。すなわち、食品保存料として
も、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリ
ウムのような化学合成品よりも、天然物あるいは天然物
から抽出される保存料が望まれている。
わゆる天然ヒノキチオールが知られている。ヒノキチオ
ールは、1936年に我が国の野副により発見され、ま
たスエーデンのエルドマンおよびグリペンベクによりα
〜γ−ツヤプリシンとして同定されたものであり、その
優れた抗菌性・殺菌性、抗酸化性などが知られている。
溶性であり、また昇華性を示し、食品に添加され、持続
性も要求される食品保存料としての適用に困難を来して
いる。さらに、天然ヒノキチオールは、独特の澄んだ桧
の香を有し、この香が食品の見地からすると好ましいも
のではなく、天然ヒノキチオールを食品保存料として適
用する際のさらなる問題を提起している。
の研究は、従来から行われている。例えば、天然ヒノキ
チオールをβ−シクロデキストリンに包接させる技術が
ある。しかしながら、β−シクロデキストリンに包接さ
せても、天然ヒノキチオールの昇華性は抑制されず、持
続性が要求される食品保存料としては、不向きである。
また、天然ヒノキチオールの有する桧の香も低減しな
い。
然ヒノキチオールの昇華性および香を有意に抑制してそ
の抗菌性・殺菌性を効果的に利用し、食品に添加する保
存料として最適の天然物由来の成分から実質的になる食
品保存料およびその製造方法を提供することを課題とす
る。
は、天然ヒノキチオールの昇華性および香を有意に抑制
してその抗菌性・殺菌性を効果的に利用するとともに、
食品に添加する保存料であることを考慮して天然物由来
の成分から実質的になる食品保存料について鋭意研究し
た。その結果、天然ヒノキチオールをこれも天然物由来
の保存料、抗酸化剤等である木酢抽出濃縮物および精製
プロポリスとともにシクロデキストリンを包含する包接
剤に包接させることによって、天然ヒノキチオール、木
酢抽出濃縮物および精製プロポリスの三者が相乗的に作
用して所期の目的を達成する食品保存料を提供できるこ
とを見い出して本発明を完成するに至った。
オール、木酢抽出濃縮物および精製プロポリスをシクロ
デキストリンを包含する包接剤に包接させた包接体を有
効成分とする食品保存料が提供される。好ましくは、こ
の食品保存料は、天然ヒノキチオールを0.5ないし
2.0重量部の範囲内で、木酢抽出濃縮物を0.08な
いし0.5重量部の範囲内で、精製プロポリスを0.5
ないし2.5重量部の範囲内で、包接剤を8.0ないし
25.0重量部の範囲内で含有する。
木酢抽出濃縮物および精製プロポリスを有機溶媒に溶解
し、その溶液にシクロデキストリンを含む包接剤を加
え、低温下で包接反応に供して天然ヒノキチオール、木
酢抽出濃縮物および精製プロポリスを包接剤に包接させ
た包接体を得ることによって製造することができる。
ル、木酢抽出濃縮物および精製プロポリスをシクロデキ
ストリンを含む包接剤に包接させた包接体および該包接
体を被包する植物性不飽和脂肪酸系油脂を含む油性部を
分散相とし、還元澱粉糖化物、増粘剤多糖類および水を
含む水性部を連続相とするO/W型乳化組成物からなる
食品保存料も提供される。通常、この乳化組成物の形態
にある食品保存料において、天然ヒノキチオール、木酢
抽出濃縮物および精製プロポリスが有機溶媒に溶解され
た形態で包接剤に包接され、油性部が界面活性剤により
水性部に乳化されている。
計量を100重量部としたとき、天然ヒノキチオールを
0.5ないし2.0重量部の範囲内で、木酢抽出濃縮物
を0.08ないし0.5重量部の範囲内で、精製プロポ
リスを0.5ないし2.5重量部の範囲内で、包接剤を
8.0ないし25.0重量部の範囲内で、植物性不飽和
脂肪酸系油脂を10.0ないし18.0重量部の範囲内
で、還元澱粉糖化物を15.0ないし40重量部の範囲
内で、増粘剤多糖類を0.08ないし5.0重量部の範
囲内で、水を8.0ないし30重量部の範囲内で、有機
溶媒を3.5ないし14.0重量部の範囲内で、界面活
性剤を1.0ないし3.5重量部の範囲内で含有する。
ある食品保存料は、天然ヒノキチオールおよび木酢抽出
濃縮物を有機溶媒に溶解し、得られた溶液にシクロデキ
ストリンを含む包接剤を加え、その混合物を低温下で包
接反応に供して木酢抽出濃縮物およびヒノキチオールを
該包接剤に包接させて一次包接体を得、これに植物性不
飽和脂肪酸系油脂を加えて一次油性部を調製し、還元澱
粉糖化物、水および増粘剤多糖類を非イオン系界面活性
剤の存在下に撹拌して水性部を調製し、該一次油性部を
該水性部に撹拌しながら添加し、これに精製プロポリス
を添加して撹拌し該精製プロポリスを該包接剤に包接さ
せて乳化一次組成物を調製し、該乳化一次組成物に非イ
オン系界面活性剤を配合してさらに撹拌することによっ
て製造できる。
品保存料は、天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物およ
び精製プロポリスを有機溶媒に溶解し、得られた溶液に
シクロデキストリンを含む包接剤を加え、その混合物を
低温下で包接反応に供して天然ヒノキチオール、木酢抽
出濃縮物および精製プロポリスを該包接剤に包接させて
包接体を得、これに植物性不飽和脂肪酸系油脂を加えて
油性部を調製し、還元澱粉糖化物、水および増粘剤多糖
類を非イオン系界面活性剤の存在下に撹拌して水性部を
調製し、該油性部を該水性部に撹拌しながら添加し、さ
らに非イオン系界面活性剤を配合してさらに撹拌するこ
とによっても製造できる。
発明で使用する天然ヒノキチオールは、平成1年(19
89年)11月28日官報告示第一版「化学的合成品以
外の食品添加物リスト」(厚生省生活衛生局食品化学課
出版)に記載されている「天然品のヒノキチオール」で
あり、周知の如く、ヒノキチオールとβ−ドラブリンと
の混晶の形態にある。天然ヒノキチオールの起源に特に
制限はなく、スエーデン、カナダ、台湾等諸外国で産出
されたものや、我が国では青森ヒバから抽出されたヒバ
油から分離したものを使用することができる。
ゆる木酢液から抽出され、フェノール画分を含むもので
ある。よく知られているように、木酢原料を木炭釜中で
加熱し、煙り成分を冷却して捕集し、得られた凝縮物を
2〜3日間放置すると三層に分離する。その上層部は、
木油(Wood Oil)であり、下層部は沈殿したタールであ
る。中間層部が粗くん液であり、粗木酢液または未蒸留
くん煙凝縮物ともいわれる。この粗くん液を常圧で蒸留
し、最初の留出液(約12%)を除き、残りの留出液を
集める。これがくん煙凝縮物であり、通常、くん液とし
て使用されるものである。木酢原料としては、種々の木
材を使用することができるが、中でも北米・北欧産のヒ
ッコリー、我が国のカシ、サクラ、ケヤキ等硬質材が最
適である。
濃縮した木酢抽出濃縮物を使用する。より具体的には、
くん煙濃縮物を塩化ナトリウムで飽和し、エーテルで抽
出する。このエーテル抽出部からエーテル溶媒を留去し
た残分をフレーバー濃縮物と称し、本発明において木酢
抽出濃縮物として使用することができる。このフレーバ
ー濃縮物は、ピロカテコール類(ピロカテコール、4−
メチルピロカテコール、4−エチルピロカテコール
等)、グアヤコール類(グアヤコール、その4−メチル
置換体、4−エチル置換体、4−アリル置換体等)、フ
ェノール、クレゾール類(o−、m−およびp−クレゾ
ール)、キシレノール類(2,4−、2,6−、3,4
−および3,5−キシレノール)、2,6−ジメトキシ
フェノール(シリンゴール)およびその同族体などを含
むフェノール画分、アルデヒド類、さらには酸性画分と
して酢酸、プロピオン酸、n−およびイソ酪酸、cis
−クロトン酸などを含むものである。
リウム飽和5%塩酸で抽出し、その油性層を5%炭酸水
素ナトリウム水溶液で抽出し、分離した油性層を5%水
酸化ナトリウム水溶液で抽出し、分離した水性層を5%
塩酸で中和し、エーテルで抽出し、このエーテル抽出部
からエーテルを留去すると上記フェノール画分が分離で
きる。いうまでもなく、本発明は、このフェノール画分
を使用することができるし、また上記フレーバー濃縮物
以降の、フェーノール画分を含む各抽出部を使用するこ
ともできる。
プロポリスを精製したものである。プロポリスは、蜂ヤ
ニともいわれ、蜜蜂の巣の巣壁を構成する樹脂状ないし
ろう状の物質であって、蜜蜂が周辺の花、樹皮等から採
取してきた蜜、花粉等の諸物質を自らの唾液中の酵素の
働きによって生成したものであり、一般に茶褐色ないし
暗褐色の、固い養蜂産物の一つである。粗製プロポリス
は、そのままでは着色やヤニ質の混入による食味性の面
から食品添加物としては好ましくない。そこで、本発明
では、精製プロポリスを使用する。精製プロポリスは、
安息香酸、カラギン、ピノセンブリン、カフェ酸、ベン
ジル−p−クメレート、ピノバンクシン、桂皮酸、ピノ
シルビン、シンナミリデン酢酸、さらには、芳香性アル
デヒド類(バニリン、イソバニリン)、フラボノイド類
(没食子酸、フラボン、アカセチン等)を含む。
るエタノール抽出法により精製されたものでもよいが、
特開平5−59391号公報に開示された超臨界二酸化
炭素抽出法により精製されたものがより好ましい。例え
ば、特開平5−59391号公報に開示された超臨界二
酸化炭素抽出法に従って、粉砕した粗製プロポリスを8
0〜500kg/cm2 (好ましくは80〜350kg
/cm2 )の抽出圧力、35〜90℃の抽出温度の下に
超臨界状態の二酸化炭素と接触させ、しかる後、抽出さ
れたプロポリス(精製プロポリス)を二酸化炭素から分
離することによって精製プロポリスを得ることができ
る。これを特開平5−59391号公報記載のさらなる
超臨界二酸化炭素抽出に供して、フラボノイド類にさら
に富む画分を得ることができ、そのようなフラボノイド
類にさらに富む画分も好適に使用することができる。
オール、木酢抽出濃縮物および精製プロポリスを包接す
る包接剤は、シクロデキストリンを主成分として含むも
のであり、包接とは、いわゆる包接と、場合に応じて吸
着とを含む意味で用いられている。シクロデキストリン
は、食品や医薬の分野で使用されており、種々の包接体
(包接化合物)を提供するものとして知られている。シ
クロデキストリンとしては、α−〜γ−シクロデキスト
リンを使用することができるが、β−シクロデキストリ
ンが特に好ましい。なお、補助的包接・吸着剤として、
分枝デキストリン、微小結晶多孔質セルロースおよび
(または)結晶β−ブドウ糖を適宜配合することもでき
る。これら補助剤は、本発明でいう包接剤として機能す
る。特に、本発明の包接剤としては、β−シクロデキス
トリンのみからなるものであってもよいが、β−シクロ
デキストリン75ないし85重量%と補助的包接剤とし
ての微小結晶多孔質セルロース25ないし15重量%と
からなるものが特に好ましい。ここで、微小結晶多孔質
セルロースとは、例えば、スターチ澱粉類50%以上、
セルロース50%以下を一緒に混合溶解することにより
両者を分子分散させ、多孔質的凝固繊維化させた後、乾
燥、粉砕した微小結晶物であり、食品素材として認可さ
れているものであり、市販されている。
ノキチオールを木酢抽出濃縮物および精製プロポリスと
ともに包接させることにより、全く予期せざることに、
天然ヒノキリオールの香がマスクされ、しかもその昇華
性が抑制されることが見い出された。天然ヒノキチオー
ルの刺激のある香は主として木酢抽出濃縮物によってマ
スクされ、その昇華性は主としてプロポリスによって抑
制されるものと考えられる。そして、ヒノキチオールの
抗菌性・殺菌性および抗酸化性は、木酢抽出濃縮物およ
び精製プロポリスの有する抗菌・殺菌性成分および抗酸
化性成分と相俟って相乗的にその作用を向上させ、もっ
て持続性を有する優れた食品保存料として供することが
できる。
酢抽出濃縮物および精製プロポリスを包接させて本発明
の食品保存料の有効成分である包接体を得るためには、
天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物および精製プロポ
リスを有機溶媒に溶解した形態で本発明の包接剤と混合
し低温下で包接反応に供すればよい。より具体的には、
天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物および精製プロポ
リスを有機溶媒に溶解し、その溶液に本発明の包接剤を
加え、低温下で混合する。あるいは、天然ヒノキチオー
ルおよび木酢抽出濃縮物を有機溶媒に溶解し、その溶液
に本発明の包接剤を加えて混合し、これに精製プロポリ
スを加えてさらに混合してもよい。いずれの場合でも、
包接反応は、天然ヒノキチオールの昇華による損失を抑
制するために、室温以下の温度で行うことが好ましく、
5℃以下の温度で行うことがさらに好ましい。
製プロポリスの比率割合は、天然ヒノキチオール0.5
〜2重量部、木酢抽出濃縮物0.08〜0.5重量部、
精製プロポリス0.5〜2.5重量部とし、包接剤は8
〜25重量部とすることが好ましい。なお、木酢抽出濃
縮物は、上記フェノール画分としての換算値とすること
が特に好ましい。
食品衛生学上安全性の保証されるものであるべきであ
る。したがって、有機溶媒として、エタノール系溶媒を
用いる。エタノール系溶媒としては、純度100%のエ
チルアルコールまたは通商産業省許可純度95%変性エ
チルアルコール等を用いることができるが、最も好まし
いものは、純度100%のエチルアルコールである。エ
タノール系溶媒の使用量は、上記量的範囲内の天然ヒノ
キチオール、木酢抽出濃縮物および精製プロポリスに対
して、3.5重量部以上、14.0重量部以下の範囲で
用いることが好ましい。
然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物および精製プロポリ
スを本発明の包接剤に包接させた包接体を有効成分とす
るものであるが、この包接体を、O/W型乳化物とする
ことにより、食品保存料としての持続性(天然ヒノキチ
オールの昇華性の抑制)や抗菌・殺菌性、食味性がさら
に向上した食品保存料が得られることが見い出された。
物の形態にある食品保存料は、天然ヒノキチオール、木
酢抽出濃縮物および精製プロポリスを本発明の包接剤に
包接させた上記包接体およびこの包接体を被包する植物
性不飽和脂肪酸系油脂を含む油性部を分散相とし、還元
澱粉糖化物、増粘剤多糖類および水を含む水性部を連続
相とするO/W型乳化組成物である。
の量的割合は、全組成物の合計量を100重量部とし、
その割合をいう。すなわち、本発明の乳化組成物におい
て、上に示した天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物、
精製プロポリス、包接剤、および有機溶媒については、
その量的割合(重量部の範囲)を含めて、以下述べる他
の成分とともに、全組成物の合計量100重量部に組み
込まれる。
とともに油性部を構成する植物性不飽和脂肪酸系油脂
は、植物由来の油脂であり、無臭であることが好まし
い。そのような植物性油脂としては、精製オリーブ油、
精製綿実油、精製トウモロコシ油、パームスーパーオレ
イン油、その他中鎖脂肪酸トリグリセリド油を例示する
ことができ、特に精製綿実油が好ましい。
接体の周囲を覆うように被包(油性包接)し、包接体の
食品保存料としての安定性・持続性を向上させるもので
ある。本発明の乳化組成物において、植物性不飽和脂肪
酸系油脂は、10.0ないし18.0重量部の割合で用
いることが好ましい。植物性不飽和脂肪酸系油脂が、1
0.0重量部であると、所期の作用を達成するに不十分
となり、18.0重量部を超えると、油脂量が過剰とな
る傾向にあり、好ましくない。
成する還元澱粉糖化物は、澱粉の糖化物(酵素等による
分解物)を還元し、精製したものであり、高分子還元糖
類の含有量が低減され、浸透性、耐熱性、保湿性が高め
られており、ショ糖の結晶析出を防止するものである。
このような還元澱粉糖化物には、液体分枝デキストリ
ン、液体フラクトース、ガラクトオリゴ糖、D−ソルビ
トール、あるいはそれらの混合物等が含まれるが、液体
分枝デキストリンが特に好ましい。これら還元澱粉糖化
物は、市販されている。
化物は、水性部の構造を保持するものであり、15.0
ないし40.0重量部の割合で用いることが好ましい。
還元澱粉糖化物の量が、15重量部未満であると、所期
の作用を達成し得ず、40重量部を超えると、乳化組成
物の粘度が高くなりすぎる傾向を示し、好ましくない。
成する増粘剤多糖類は、乳化安定性を確保するために使
用されるものである。増粘剤多糖類としては、カラギー
ナン、タラガム、トラガカントガム、キサンタンガム、
および(または)アラビアガム等を好ましく用いること
ができる。
類は、0.08ないし5.0重量部の割合で用いること
が好ましい。その割合が、0.08重量部未満である
と、乳化組成物の乳化安定性に不十分であり、5重量部
を超えると、極度の粘度上昇をもたらす傾向にあり、好
ましくない。
属等を含有しないものであり、一般の上水道水でよく、
衛生上、精製滅菌水、蒸留水がさらに好ましい。本発明
の乳化組成物において、水の割合は、8.0ないし3
0.0重量部であることが好ましい。水の割合が、8.
0重量部未満であると、水分が不足し、30重量部を超
えると、水分過多となる傾向にあり、好ましくない。
られる非イオン系界面活性剤は、ポリグリセリンエステ
ルおよび(または)ショ糖脂肪酸エステルが好ましく用
いられる。ポリグリセリンエステルとしては、デカグリ
セリンオレイン酸モノエステルおよびペンタエステル、
デカグリセリンカプリル酸モノエステルおよびデカエス
テル、デカグリセリンラウリン酸モノエステル等を例示
することができる。また、ショ糖脂肪酸エステルとして
は、ショ糖脂肪酸モノエステル、ショ糖脂肪酸ジエステ
ル、ショ糖脂肪酸モノ・ジ複合エステル、ショ糖脂肪酸
トリエステル等を例示することができる。これら2種以
上の混合物を使用することもできる。
界面活性剤は、合計で、1.5ないし3.5重量部の割
合で用いることが好ましい。本発明のO/W型乳化組成
物(食品保存料)を製造するには、まず、天然ヒノキチ
オールおよび木酢抽出濃縮物を有機溶媒に溶解する。得
られた溶液に本発明の包接剤を加え、その混合物を上に
述べた低温条件下で包接反応に供して木酢抽出濃縮物お
よびヒノキチオールを本発明の包接剤に包接させて一次
包接体を得る。これに植物性不飽和脂肪酸系油脂を加え
て一次油性部を調製する。
増粘剤多糖類を非イオン系界面活性剤の存在下に撹拌し
て水性部を調製する。ついで、上記一次油性部を撹拌し
ながら上記水性部に添加し、これに精製プロポリスを添
加して撹拌し上記精製プロポリスを本発明の包接剤にさ
らに包接させて乳化一次組成物を調製する。
活性剤を配合してさらに撹拌することによって本発明の
乳化組成物を調製することができる。なお、乳化等に際
しての撹拌は、上記いずれの場合においても、ホモジナ
イザーにより行うことが好ましい。ホモジナイザーの撹
拌回転速度に特に制限はなく、1800〜3600rp
mで十分である。また、ホモジナイザーによる撹拌に際
して、撹拌摩擦熱による温度上昇によって天然ヒノキチ
オールが昇華により損失することを防止するために、2
5℃以下の温度に冷却することが好ましい。
(食品保存料)は、上記製造方法において、天然ヒノキ
チオールおよび木酢抽出濃縮物と同時に精製プロポリス
をも有機溶媒に溶解し、しかる後所定の包接反応を行う
ことによっても製造できる。それ以降の操作は、すでに
包接体に精製プロポリスも包接されているので一次包接
体への精製プロポリスの添加を行わない以外は、上記製
造方法と同様である。
て、界面活性剤の合計量は、すでに述べたものである
が、これを2回に分けて使用する場合、その合計範囲内
で適宜2分割して使用すればよい。
安全であることが確認されているものであり、ヒノキチ
オールの香がマスクされて食品に添加して全く支障のな
い芳醇な薫香と抗菌性・殺菌性効果を長期に渡り持続す
る。従って、各種食品に添加して、腐敗、発黴、食中毒
の危険を防止することができる。本発明の食品保存料
は、その有効成分(天然ヒノキチオールと木酢抽出濃縮
物と精製プロポリス)の量として、食品に対し、例えば
4ないし20ppm程度の少量添加で有効である。
下の実施例において使用した還元澱粉糖化物は、混合物
であり、また木酢抽出濃縮物および精製プロポリスは、
以下のように調製した。
)を用いて木酢凝縮物を得、これを塩化ナトリウムで
飽和し、エーテルで抽出した。エーテル抽出部からエー
テル溶媒を留去し、フレーバー濃縮物を得た。このフレ
ーバー濃縮物を得んかナトリウム飽和5%塩酸で抽出
し、その油層部を5%炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出
・分離した油層部を5%水酸化ナトリウム水溶液で抽出
した。分離した水層部を5%塩酸で中和し、エーテルで
抽出し、エーテルを留去してフェノール画分を分離し
た。このフェノール画分は、ピロカテコール類およびグ
アヤコール類を多量に含有し、重厚な甘いフェノール的
な匂いを有していた。これをさらに濃縮して、以下の実
施例に供した。
1に示された装置を用い、粉砕した粗製プロポリス14
0重量部を抽出槽1に投入し、圧力150kg/cm
2 、温度40℃の超臨界二酸化炭素を接触させて有効成
分を抽出し、続いて分離槽2に導いて圧力、温度条件を
60kg/cm2 、40℃にし、芳香を有する淡黄色の
精製プロポリス12.8重量部を得、これを以下の実施
例に供した。
度100%1級エチルアルコール3.5重量部、および
木酢抽出濃縮物0.08重量部を加え、十分に撹拌し
た。得られた溶液に、粉末状β−シクロデキストリン
8.0重量部を加えた後、容器を密封し、5℃以下の温
度で24時間以上静置し、β−シクロデキストリンによ
る天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物の包接反応を行
わせた。得られた反応混合物に精製綿実油16.0重量
部を加えて混合し、一次油性部を調製した。
還元澱粉糖化物39.62重量部、およびアラビアガム
4.10重量部を入れ、ホモジナイザーで撹拌し、均質
化した。これにテトラグリセリンオレイン酸ペンタエス
テル0.5重量部を添加し、撹拌を続け、均質な水性部
を調製した。
拌しながら上記一次油性部を徐々に加えた後、精製プロ
ポリス1.5重量部を加え、さらに撹拌し、天然ヒノキ
チオールおよび木酢抽出濃縮物を包接したβ−シクロデ
キストリンに精製プロポリスをさらに包接させて乳化一
次組成物を調製した。
リル酸モノエステル0.5重量部およびショ糖脂肪酸モ
ノエステル0.8重量部を加え、冷却下に撹拌して、所
望の乳化組成物の形態にある食品保存料を製造した。こ
の食品保存料は、油性部が超微細な分散相として連続相
である水性部に分散したO/W型乳化組成物であり、流
動性に富むものであった。また、この乳化組成物は芳醇
な薫香を示し、ヒノキチオールの有する桧の香は知覚さ
れなかった。
び木酢抽出濃縮物0.2重量部を入れ、これに純度95
%通商産業省認可エチルアルコール8.0重量部を加
え、十分に撹拌した。得られた溶液に、精製プロポリス
1.8重量部、粉末状β−シクロデキストリン16.0
重量部および微小結晶多孔質セルロース3.0重量部を
加えて容器を密封し、5℃以下の冷蔵温度条件で24時
間以上静置し、β−シクロデキストリンによる天然ヒノ
キチオール、木酢抽出濃縮物およびプロポリスの包接反
応を行わせた。得られた反応混合物に中鎖脂肪酸トリグ
リセリド14.0重量部を加えて混合し、油性部を調製
した。
8.0重量部、固形分70重量%のD−ソルビトール2
2.5重量部、キサンタンガム0.1重量部およびアラ
ビアガム3.6重量部を入れ、ホモジナイザーで撹拌
し、均質化した。これにデカグリセリンオレイン酸デカ
エステル0.5重量部を添加し、撹拌を続け、均質な水
性部を調製した。
拌しながら上記油性部を徐々に加えた後、引き続き冷却
しながら、撹拌して均質な乳化一次組成物を調製した。
この乳化一次組成物にデカグリセリンカプリル酸モノエ
ステル0.5重量部およびショ糖脂肪酸モノ・ジ複合エ
ステル0.8重量部を加え、冷却下に撹拌して、所望の
乳化組成物の形態にある食品保存料を製造した。この食
品保存料は、油性部が超微細な分散相として、連続相で
ある水性部に分散したO/W型乳化組成物であり、流動
性に富むものであった。また、この乳化組成物は芳醇な
薫香を示し、ヒノキチオールの有する桧の香は知覚され
なかった。
び木酢抽出濃縮物0.4重量部を入れ、これに、純度1
00%1級エチルアルコール10.5重量部を加えて十
分に撹拌した。得られた溶液に、粉末状β−シクロデキ
ストリン24.0重量部を加えた後、容器を密封し、5
℃以下の冷蔵温度条件下で24時間以上静置し、β−シ
クロデキストリンによる天然ヒノキチオールおよび木酢
抽出濃縮物の包接反応を行わせた。得られた反応混合物
に二次パームスーパーオレイン油15.0重量部を加え
て混合し、一次油性部を調製した。
ガラクトオリゴ糖15.1重量部、キサンタンガム0.
1重量部およびアラビアガム3.4重量部を入れ、ホモ
ジナイザーで撹拌し、均質化した。これにテトラグリセ
リンオレイン酸ペンタエステル0.5重量部を添加し、
撹拌を続け、均質な水性部を調製した。
撹拌しながら、上記一次油性部を徐々に加えた後、精製
プロポリス2.2重量部を加え、さらに撹拌し、天然ヒ
ノキチオールおよび木酢抽出濃縮物を包接したβ−シク
ロデキストリンに精製プロポリスをさらに包接させて乳
化一次組成物を調製した。
リル酸モノエステル0.5重量部およびショ糖脂肪酸モ
ノ・ジ複合エステル0.8重量部を加え、冷却下に撹拌
して、所望の乳化組成物の形態にある食品保存料を製造
した。この食品保存料は、油性部が、超微細な分散相と
して、連続相である水性部に分散したO/W型乳化組成
物であり、流動性に富むものであった。また、この乳化
組成物は芳醇な薫香を示し、ヒノキチオールの有する桧
の香は知覚されなかった。
び純度100%1級エチルアルコール3.5重量部を加
え、溶解した。この溶液に粉末状β−シクロデキストリ
ン10.0重量部を加えて5℃以下の冷蔵温度条件下で
24時間静置し、β−シクロデキストリンによるヒノキ
チオールの包接反応を行わせた。
精製純水18.0重量部およびアラビアガム4.5重量
部よりなる混合液に上記包接反応混合物を添加し、十分
に撹拌して比較用の乳化組成物を調製した。この乳化組
成物は、桧の香を示し、食品添加には不向きであった。
性を調べるために以下の実験を行った。 <モデル試料の調製>水62.0重量部、植物性油脂2
0重量部、澱粉分解物12.6重量部、水易溶性澱粉質
および増粘性多糖類各0.5重量部および乳化剤0.4
重量部をバッジ式ホモジナイザーで、大気を通気しなが
ら、無加熱条件下で撹拌し、無塩のO/W型乳化物を抗
菌試験用のモデル試料として調製した。
入れ、2つを一組として、各組を15℃±1℃の温度に
調節した恒温器内、および35℃±1℃の温度に調節し
た恒温器内にそれぞれ15日間保管した。
2つの試料は、保管開始から7日経過後に黴が発生し、
15日目には、黴の大きな集落が数箇所に渡って観察さ
れた。また、35℃±1℃の温度に調節した恒温器内の
2試料は、保管開始から3日経過後に黴が発生し、7日
経過後には、黴が著しく増殖して腐敗臭を発した。
記保管条件でいずれも黴の発生を見るものであることが
確認された。 (ii)実施例1〜3および比較例で調製した乳化組成物
を上記モデル試料に対して0.04重量%の割合で添加
し、各被検試料を調製した。得られた被検試料それぞれ
に対して、上記(i)と全く同様の試験を行った(各保
管条件で2つで一組)。その結果、全ての被検試料につ
いていずれの保管条件の下でも黴の発生は認められなか
った。
希釈しすることによって各試験原液を調製し、各試験原
液を倍々希釈して各希釈試料を調製した。
試料をそれぞれ1ミリリットルづつ無菌シャーレに入
れ、標準寒天培地を分注し、混合して、15℃±1℃に
設定された恒温器中(これをA区とし、これに供した2
つの試料をA−1、A−2と表示する)、および35℃
±1℃に設定された恒温器中(これをB区とし、これに
供した2つの試料をB−1、B−2と表示する)で、そ
れぞれ48時間保管した。しかる後、SPC(standard
plate count)により生菌数をカウントした。結果を下
記表1に示す。
発明の食品保存料を添加した試料は、いずれの希釈率に
おいても、生菌数はカウントされなかった。しかしなが
ら、比較例のものを添加した試料は、1×103 〜1×
105 の希釈率で生菌の存在が確認された。したがっ
て、本発明の食品保存料は、極めて少ない有効成分の量
においても、優れた抗菌・殺菌性を示すことがわかる。
また、その効果は、比較的高温においても消失すること
がないこともわかる。
然ヒノキチオールの昇華性および香を有意に抑制してそ
の抗菌性・殺菌性を効果的に利用し、食品に添加する保
存料として最適の天然物由来の成分から実質的になる食
品保存料およびその製造方法が提供される。本発明の食
品保存料は、その成分がすべて安全であることが確認さ
れているものであり、食品に添加して全く支障のない芳
醇な薫香と抗菌性・殺菌性効果を長期に渡り持続する。
従って、本発明の食品保存料を添加することにより、食
生活における健康志向の面から要求される低塩化、弱糖
化による各種食品の腐敗、発黴、食中毒等の問題を効果
的に防止することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物お
よび精製プロポリスをシクロデキストリンを含む包接剤
に包接させた包接体を有効成分とする食品保存料。 - 【請求項2】 天然ヒノキチオールを0.5ないし2.
0重量部の範囲内で、木酢抽出濃縮物を0.08ないし
0.5重量部の範囲内で、精製プロポリスを0.5ない
し2.5重量部の範囲内で、包接剤を8.0ないし2
5.0重量部の範囲内で含有する請求項1記載の食品保
存料。 - 【請求項3】 天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物お
よび精製プロポリスを有機溶媒に溶解し、その溶液にシ
クロデキストリンを含む包接剤を加え、その混合物を室
温以下の温度で包接反応に供して天然ヒノキチオール、
木酢抽出濃縮物および精製プロポリスを包接剤に包接さ
せた包接体を得ることを特徴とする食品保存料の製造方
法。 - 【請求項4】 天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物お
よび精製プロポリスをシクロデキストリンを含む包接剤
に包接させた包接体および該包接体を被包する植物性不
飽和脂肪酸系油脂を含む油性部を分散相とし、還元澱粉
糖化物、増粘剤多糖類および水を含む水性部を連続相と
するO/W型乳化組成物からなる食品保存料。 - 【請求項5】 天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物お
よび精製プロポリスが有機溶媒に溶解された形態で包接
剤に包接され、油性部が界面活性剤により水性部に乳化
されている請求項4記載の食品保存料。 - 【請求項6】 O/W型乳化組成物の合計量を100重
量部としたとき、天然ヒノキチオールを0.5ないし
2.0重量部の範囲内で、木酢抽出濃縮物を0.08な
いし0.5重量部の範囲内で、精製プロポリスを0.5
ないし2.5重量部の範囲内で、包接剤を8.0ないし
25.0重量部の範囲内で、植物性不飽和脂肪酸系油脂
を10.0ないし18.0重量部の範囲内で、還元澱粉
糖化物を15.0ないし40.0重量部の範囲内で、増
粘剤多糖類を0.08ないし5.0重量部の範囲内で、
水を8.0ないし30重量部の範囲内で、有機溶媒を
3.5ないし14.0重量部の範囲内で、界面活性剤を
1.0ないし3.5重量部の範囲内で含有する請求項5
記載の食品保存料。 - 【請求項7】 天然ヒノキチオールおよび木酢抽出濃縮
物を有機溶媒に溶解し、得られた溶液にシクロデキスト
リンを含む包接剤を加え、その混合物を室温以下の温度
で包接反応に供して天然ヒノキチオールおよび木酢抽出
濃縮物をシクロデキストリンに包接させて一次包接体を
得、これに植物性不飽和脂肪酸系油脂を加えて一次油性
部を調製し、 還元澱粉糖化物、水および増粘剤多糖類を非イオン系界
面活性剤の存在下に攪拌して水性部を調製し、 該一次油性部を該水性部に攪拌しながら添加し、これに
精製プロポリスを添加して攪拌し該精製プロポリスを該
シクロデキストリンに包接させて乳化一次組成物を調製
し、 該乳化一次組成物に非イオン系界面活性剤を配合してさ
らに攪拌することを特徴とする、O/W型乳化組成物か
らなる食品保存料の製造方法。 - 【請求項8】 天然ヒノキチオール、木酢抽出濃縮物お
よび精製プロポリスを有機溶媒に溶解し、得られた溶液
にシクロデキストリンを含む包接剤を加え、その混合物
を室温以下の温度で包接反応に供して天然ヒノキチオー
ル、木酢抽出濃縮物および精製プロポリスを該包接剤に
包接させて包接体を得、これに植物性不飽和脂肪酸系油
脂を加えて油性部を調製し、 還元澱粉糖化物、水および増粘剤多糖類を非イオン系界
面活性剤の存在下に攪拌して水性部を調製し、 該油性部を該水性部に攪拌しながら添加し、さらに非イ
オン系界面活性剤を配合してさらに攪拌することを特徴
とする、O/W型乳化組成物からなる食品保存料の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20761194A JP3269737B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 食品保存料、およびその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20761194A JP3269737B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 食品保存料、およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866172A JPH0866172A (ja) | 1996-03-12 |
JP3269737B2 true JP3269737B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=16542658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20761194A Expired - Lifetime JP3269737B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 食品保存料、およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3269737B2 (ja) |
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AP2011005707A0 (en) * | 2008-11-11 | 2011-06-30 | Cspc Zhongqi Pharmaceutical Technology Shijiazhuang Co Ltd | Inclusion complexes of pinocembrin with cyclodextrin or its derivatives. |
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-
1994
- 1994-08-31 JP JP20761194A patent/JP3269737B2/ja not_active Expired - Lifetime
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