JP3268863B2 - ソレノイドバルブ - Google Patents

ソレノイドバルブ

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JP3268863B2
JP3268863B2 JP35580292A JP35580292A JP3268863B2 JP 3268863 B2 JP3268863 B2 JP 3268863B2 JP 35580292 A JP35580292 A JP 35580292A JP 35580292 A JP35580292 A JP 35580292A JP 3268863 B2 JP3268863 B2 JP 3268863B2
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valve
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富夫 濱
清康 山崎
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Nihon Pisco Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソレノイドバルブに関
する。
【0002】
【従来の技術】まず、ソレノイドバルブの構造について
説明する。なお、ソレノイドバルブの一例として図6に
示されるバルブマニホールドに使用されるパイロットバ
ルブを用いて説明する。パイロットバルブ100は、厚
さ方向Aの辺の長さが、両側面の各辺の長さより短寸の
直方体に樹脂材料を用いて形成されたケーシング102
と、ケーシング102内に内蔵され、軸線Bがケーシン
グ102の両側面と平行になるよう配設された電磁コイ
ル104と、ケーシング102内に内蔵されると共に、
電磁コイル104の軸線B方向へ進退動可能に設けら
れ、電磁コイル104への通電を制御することにより駆
動される可動鉄心106とから構成される。
【0003】さらに詳細に説明すると、ケーシング10
2は本体部108と、底板110と、カバー(不図示)
とから成り、本体部108には電磁コイル104を収容
するための収容部112が設けられている。また収容部
112の底板110との対向面114にはネジ孔116
が設けられている。また、底板110にも対向面114
のネジ孔116と対応する位置に貫通孔118が設けら
れている。電磁コイル104は、コ字状に形成されると
共に中央部分に円柱状の固定コア120が突設された第
1のヨーク122と、外形が四角な板状であって、第1
のヨーク122の両端部に取り付けられて第1のヨーク
122と共に磁路を形成する第2のヨーク124と、両
端部分にフランジが形成された筒体であって、第1のヨ
ーク122内に挿着可能に形成されたボビン126と、
ボビン126に線材を巻着して成るコイル巻線128と
から構成されている。なお、固定コア120の外径は、
固定コア120がボビン126内に挿通可能に形成され
ている。また、第1のヨーク122、固定コア120、
および第2のヨーク124は磁性材料を用いて構成され
ている。可動鉄心106は円柱状に形成され、ボビン1
26内に挿通可能な直径を有している。また、先端部分
にはスプリング130が取り付けられている。また、本
体部108の一部には可動鉄心106により駆動される
パイロット弁(不図示)が設けられ、電磁コイル104
および可動鉄心106と共にパイロット型電磁弁を形成
している。
【0004】次に、パイロットバルブ100の組み立て
手順について説明する。まず、ボビン126に線材を巻
回してコイル巻線128を形成し、このボビン126の
一端から固定コア120を挿入することでボビン126
を第1のヨーク122に装着する。また、ボビン126
の他端からは可動鉄心106を挿入し、さらに第2のヨ
ーク124を第1のヨーク122の両端部に取り付けた
状態で本体部108に装着する。最後に、本体部108
にカバーを被せ、底板110にボルト132を貫通さ
せ、ボルト132の先端を対向面114のネジ孔116
に螺合させる。ボルト132をネジ締めることにより、
電磁コイル104は底板110と本体部108の対向面
114との間で挟持されて本体部108内に固定され
る。
【0005】上述したパイロットバルブ100を用いた
バルブマニホールド134の構造について説明する。バ
ルブマニホールド134は図4に示すように、一般的に
複数のマニホールド単体136を一対の支持ブロック1
38で両側から挟持する構造となっている。なお、各支
持ブロック138の正面壁面には流入口140が設けら
れ、上面には流出口142が設けられている。マニホー
ルド単体136はバルブ144とマニホールド146と
から構成され、バルブ144は上述したパイロットバル
ブ100とメインバルブ148が連結されて成り、マニ
ホールド146には管継手150が2つ設けられてい
る。なお、マニホールド単体136を構成する上記各部
材の厚さ方向Aの辺の長さは、同じ寸法となるように形
成し、マニホールド単体136を均一の厚さとしてい
る。また、複数のマニホールド146は、一対の支持ブ
ロック138間に横貫されたネジ(不図示)にて挟持さ
れており、バルブ144はマニホールド146の管継手
150が突設された面に配されたネジ(不図示)を緩め
ることで取り外し可能に形成されている。
【0006】さらに詳細に説明すると、各支持ブロック
138の内部には流入口140および流出口142とマ
ニホールド146を連通させる流路(不図示)が形成さ
れている。また、メインバルブ148内にはマニホール
ド146と連通する流路(不図示)が形成されており、
さらに当該流路と連通する挿通孔(不図示)が設けら
れ、挿通孔内には軸方向に移動することで流入口140
から供給される流体を切り換えてマニホールド146の
管継手150のいずれか一方に供給するスプール(不図
示)が挿入されている。また、パイロットバルブ100
には、パイロット弁とメインバルブ148とを連通し、
メインバルブ148内のスプールを作動させるための作
動流路(不図示)が形成されている。
【0007】この構造によりバルブマニホールド134
は、流入口140から流入し、各マニホールド単体13
6に供給された流体を、各マニホールド単体136のパ
イロットバルブ100内のパイロット型電磁弁を制御
し、スプールを軸方向に移動することでメインバルブ1
48内の流路を切り換えて、各マニホールド146に形
成された2つの管継手150の内のいずれか一方に供給
する機能を有する。従って、一対の支持ブロック138
にて挟持するマニホールド単体136の数を多くすれ
ば、チューブを介してより多くの箇所へ流体を分配でき
る。また、各マニホールド単体136から排出された流
体は流出口142より排出される。なお、マニホールド
単体136で切り換えることができる流量は、スプール
の直径、つまりバルブ144の厚みに影響され、厚みを
大きくすると切り換えられる流量を多くでき、小さくす
ると流量は少なくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たソレノイドバルブでは、本体部内に電磁コイルを取り
付けるボルトを可動鉄心の移動方向と平行に挿通させな
ければならないため、厚さ方向の辺の長さを長くする必
要があるという課題が有る。従って、本発明は上記課題
を解決すべくなされ、その目的とするところは、厚み方
向の辺の長さが短いソレノイドバルブを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本体部とカバー
を具備し、厚さ方向の長さが、両側面の各辺の長さより
短寸の直方体に形成されたケーシングと、該ケーシング
内に内蔵され、軸線が前記ケーシングの両側面と平行に
なるよう配設された電磁コイルと、前記ケーシング内に
内蔵されると共に、前記電磁コイルの軸線方向へ進退動
可能に設けられ、電磁コイルへの通電を制御することに
より駆動される可動鉄心とを具備するソレノイドバルブ
において、前記電磁コイルは、前記本体部及び該本体部
内に固定されている取付部材に、電磁コイルの前記軸線
方向と直角な方向からピンが圧入され、またはねじ込ま
ることによって、前記ケーシングに対して固定され、
前記取付部材と前記カバーとの間に、前記電磁コイルへ
の電流制御を行う制御基板が配置されると共に、該制御
基板の端子が前記本体部から前記電磁コイルの軸線方向
と平行な方向へ突出していることを特徴とする。 また、
前記カバーおよび前記取付部材に、カバー取付ピンが挿
通する透孔が設けられ、前記カバー取付ピンには、頭部
から先端部に向けて第1の大径部、第2の大径部、及び
係合部がこの順に形成され、前記係合部が前記本体部に
設けられた係合孔に係合し、第2の大径部が前記制御基
板の前記透孔に圧入され、第1の大径部が前記カバーの
透孔に圧入されることで前記カバーと前記制御基板が前
記本体部に共止めされていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本体部とカバーを具備し、厚さ方向の長さが、
両側面の各辺の長さより短寸の直方体に形成されたケー
シング内に、電磁コイルが、軸線がケーシングの両側面
と平行になるよう配設されると共に、本体部及び本体部
内に固定されている取付部材に、電磁コイルの軸線方向
と直角な方向からピンが圧入され、またはねじ込まれる
ことによって電磁コイルがケーシングに固定され、それ
と共に、電磁コイルへの電流制御を行う制御基板が、取
付部材とカバーとの間に配置され、該制御基板の端子が
本体部から前記電磁コイルの軸線方向と平行な方向へ突
出しているので、ケーシングの厚さ方向の長さを短くで
き、例えば、バルブマニホールドに多数個を組み付けた
ときに全体の厚さを小さくでき、小型化が可能となる。
また、カバーおよび取付部材に、カバー取付ピンが挿通
する透孔を設け、カバー取付ピンには、頭部から先端部
に向けて第1の大径部、第2の大径部、及び係合部をこ
の順に形成し、係合部を本体部に設けた係合孔に係合さ
せ、第2の大径部を制御基板の透孔に圧入し、第1の大
径部をカバーの透孔に圧入することでカバーと制御基板
を本体部に共止めするようにしたので、部品点数が少な
くなり、簡単でありながら、確実に制御基板とカバーを
本体部に固定することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に説明する。なお、本発明に係るソレノイドバル
ブの一例として、バルブマニホールドに使用されるパイ
ロットバルブについて説明する。なお、上述した従来例
と同じ構成については同じ符号を付し、説明は省略す
る。図1は、本発明に係るソレノイドバルブの一実施例
としてのパイロットバルブの構造を示す斜視図であり、
(a)は電磁コイルの構造を示す要部分解斜視図、
(b)はケーシングの構成を示す要部分解斜視図であ
る。図2は、図1のパイロットバルブを用いたマニホー
ルド単体の構造を示す斜視図であり、(a)は要部分解
斜視図であり、(b)は連結後の斜視図である。図3
は、図2のマニホールド単体の内部構造を示す一部切り
欠き側面図である。図4は、複数のマニホールド単体を
用いて構成する一般的なバルブマニホールドの斜視図で
ある。図5は、図2のマニホールド単体を用いてバルブ
マニホールドを組む際の説明図である。
【0012】まず、図1を用いてパイロットバルブ10
の構成について説明する。パイロットバルブ10は、厚
さ方向Aの辺の長さが、両側面の各辺の長さより短寸の
直方体に樹脂材料を用いて形成されたケーシング12
と、ケーシング12内に内蔵され、軸線Bがケーシング
12の両側面と平行になるよう配設された電磁コイル1
04と、ケーシング12内に内蔵されると共に、電磁コ
イル104の軸線B方向へ進退動可能に設けられ、電磁
コイル104への通電を制御することにより駆動される
可動鉄心106とから構成される。また、14は制御基
板であり、制御基板14はケーシング12内に設けら
れ、コイル巻線128への電流の制御を行うものであ
る。
【0013】さらに詳細に説明すると、ケーシング12
の本体部16には、電磁コイル104を取り付けるため
の板状の取付部材18が一体的に形成されており、この
取付部材18と、取付部材18と対向する本体部16の
第1の側壁20にはそれぞれ第1の透孔22が設けられ
ている。なお、第1の側壁20と直交する第2の壁面2
4及び第3の壁面26との内面の間隔は、第1のヨーク
122および第2のヨーク124の幅と同じ長さに形成
されている。また、本体部16内には後述するカバー取
付ピンの係合部と係合可能な係合孔28が設けられてい
る。また、本体部16内に装着されるコ字状の第1のヨ
ーク122の両端部には、第1の透孔22と対応する位
置に、第1の透孔22と同じ内径の第2の透孔30がそ
れぞれ設けられている。また、底板32には、外形が四
角筒のコネクタ部34が底板32と一体的に形成され、
パイロットバルブ10の組み立て完成時にはコネクタ部
34内には制御基板14から突出するLアングルに形成
された端子36が配される。このようにLアングルに形
成することで端子36は本体部16から、電磁コイル1
04の軸線B方向と平行な方向へと突出する。38は固
定手段の一例としての円柱状に形成されたピンであり、
長さは第1のヨーク122の板厚と本体部16の板厚よ
り若干短く、外径は第1の透孔22および第2の透孔3
0に圧入可能に形成されている。なお、固定手段の他の
例としてネジを用いても良い。この際には、第1のヨー
ク122に設けた第2の透孔30をネジ孔に形成する。
40はカバーであり、その上面には本体部16の係合孔
28に対応して第3の透孔42が設けられている。ま
た、制御基板14には、第3の透孔42と対応する位置
に第4の透孔44が穿設されている。46はカバー取付
ピンであり、第1の大径部48、第2の大径部50、お
よび係合部52がピン頭部からピン先端部に向けて形成
されている。
【0014】次に、パイロットバルブ10の組み立て手
順について説明する。まず、ボビン126に線材を巻回
してコイル巻線128を形成し、このボビン126の一
端から固定コア120を挿入することでボビン126を
第1のヨーク122に装着する。また、ボビン126の
他端からは可動鉄心106を挿入し、さらに第2のヨー
ク124を第1のヨーク122の両端部に取り付けた状
態で本体部16に装着する。なお、電磁コイル104の
本体部16への装着に際しては、第1の透孔22と第2
の透孔30の位置が一致するように装着する。次に、ピ
ン38を取付部材18に対して直角な方向から第1の透
孔22内に圧入する。これにより、ケーシング12内に
電磁コイル104が固定される。続いて、本体部16内
に制御基板14を配置し、制御基板14の上方から本体
部16にカバー40を被せて、カバー40の第3の透孔
42内にカバー取付ピン46を圧入する。これにより、
カバー取付ピン46の先端部分に形成された係合部52
が本体部16の係合孔28と係合し、また第2の大径部
50が制御基板14を本体部16に固定し、また第1の
大径部48がカバー40と係合することで本体部16に
制御基板14とカバー40が固定される。最後に、コネ
クタ部34内に制御基板14の端子36が配されるよう
に本体部16およびカバー40に底板32を接着等の手
段にて固定してパイロットバルブ10が完成する。こう
して組み立てられたパイロットバルブ10は、本体部1
6に対して端子36すなわちコネクタ部34が、電磁コ
イルの軸線B方向と平行な方向へ突出して設けられてい
る。
【0015】次に、メインバルブ148と固定キャップ
54と上述したパイロットバルブ10とを連結してバル
ブ144を組み立てる手順について説明する。各部材の
構造の概略を図2および図3を用いて説明すると、メイ
ンバルブ148は、樹脂材料を用いて直方体に形成さ
れ、内部には複数の流路56と、当該流路56を切り換
えるスプール58を装着するための装着孔60が形成さ
れている。また、パイロットバルブ10と連結する面に
は、中央部分に断面長方形の透孔が設けられた第1の係
合部64が突設されている。また、装着孔60が開口
し、装着孔60を閉塞するための固定キャップ54が取
り付けられる面には、2つのネジ孔62が設けられてい
る。パイロットバルブ10には、メインバルブ148と
連結する面の一方の端部には、第1の係合部64の透孔
に嵌入可能な第2の係合部66が突設され、他方の端部
には係合溝68が形成されている。固定キャップ54
は、樹脂材料を用いて直方体に形成されており、メイン
バルブ148との連結面の一方の端部にはメインバルブ
148のパイロットバルブ10との連結面の背面と係合
する第1の係合片70が形成され、他方の端部にはパイ
ロットバルブ10の係合溝68と係合する第2の係合片
72が形成されている。また、貫通孔74が2つ設けら
れている。
【0016】続いて、組み立て手順について説明する
と、まず、メインバルブ148の第1の係合部64の透
孔内に、パイロットバルブ10の第2の係合部66を嵌
入して第1の係合部64と第の係合部66を係合し、
メインバルブ148にパイロットバルブ10を密着させ
る。次に、固定キャップ54の第2の係合片72をパイ
ロットバルブ10の係合溝68と、さらには第1の係合
片70をメインバルブ148の前記背面と係合させなが
ら、固定キャップ54をメインバルブ148と密着させ
る。最後に、固定キャップ54の2つの貫通孔74から
ボルト76を挿通してメインバルブ148のネジ孔62
に螺合させ、ネジ締めることでメインバルブ148に固
定キャップ54を固定し、パイロットバルブ10、メイ
ンバルブ148、および固定キャップ54を連結させ
る。
【0017】また、図2(b)に示すように組み立てが
完了したバルブ144を、予め支持ブロック138間に
並列されて挟持されている複数のマニホールド146と
連結し、マニホールド単体136とする(図5参照)。
この際、コネクタ部34は接続部35と接続される。
れにより、図4に示すようなバルブマニホールド134
が完成する。
【0018】上述したように、パイロットバルブは、内
部に電磁コイルを取り付ける際に固定手段にピンを用い
た場合には、ボルトが不要であるため、製作が容易であ
る。また、固定手段がピンまたはネジであってもパイロ
ットバルブ、さらにはマニホールド単体の厚み方向の辺
の長さを短くでき、バルブマニホールドを小型化するこ
とができる。また、取付部材とカバーとの間に制御基板
を配置したことで厚み方向の長さを増やすことがなく、
薄型化がさらに可能となる。そのうえ制御基板の端子
を、本体部から電磁コイルの軸線方向と平行な方向へ突
出させることで、スペースを有効に利用することが可能
となる。それは図5に示されるとおり、バルブ144に
おける、電磁コイルの軸線B方向と平行方向の長さにつ
いては、メインバルブ148よりもパイロットバルブ1
0の方が短く作製でき、その短い分空間80ができる。
よって端子(コネクタ部34)をその空間80方向に突
出させ、その空間80に相当する位置に接続部35を配
設することで、スペースを有効利用することができる。
これによりさらに装置全体の小型化も可能となる。
た、端子(コネクタ部34)が電磁コイルの軸線B方向
と直角な方向へ突出していないことで、その方向へ図5
のように複数のパイロットバルブ10を連結することも
可能となる。 さらにカバーは、制御基板と一緒にカバー
取付ピンによって本体部に共止めされるので、部品点数
が少なく簡便に固定することができる。
【0019】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るソレノイドバルブによれ
ば、本体部とカバーを具備し、厚さ方向の長さが、両側
面の各辺の長さより短寸の直方体に形成されたケーシン
グ内に、電磁コイルが、軸線がケーシングの両側面と平
行になるよう配設されると共に、本体部及び本体部内に
固定されている取付部材に、電磁コイルの軸線方向と直
角な方向からピンが圧入され、またはねじ込まれること
によって電磁コイルがケーシングに固定され、それと共
に、電磁コイルへの電流制御を行う制御基板が、取付部
材とカバーとの間に配置され、該制御基板の端子が本体
部から前記電磁コイルの軸線方向と平行な方向へ突出し
ているので、ケーシングの厚さ方向の長さを短くでき、
例えば、バルブマニホールドに多数個を組み付けたとき
に全体の厚さを小さくでき、小型化が可能となる。
た、カバーおよび取付部材に、カバー取付ピンが挿通す
る透孔を設け、カバー取付ピンには、頭部から先端部に
向けて第1の大径部、第2の大径部、及び係合部をこの
順に形成し、係合部を本体部に設けた係合孔に係合さ
せ、第2の大径部を制御基板の透孔に圧入し、第1の大
径部をカバーの透孔に圧入することでカバーと制御基板
を本体部に共止めするようにしたので、部品点数が少な
くなり、簡単でありながら、確実に制御基板とカバーを
本体部に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソレノイドバルブの一実施例とし
てのパイロットバルブの構造を示す斜視図であり、
(a)は電磁コイルの構造を示す要部分解斜視図、
(b)はケーシングの構成を示す要部分解斜視図であ
る。
【図2】図1のパイロットバルブを用いたマニホールド
単体の構造を示す斜視図であり、(a)は要部分解斜視
図であり、(b)は連結後の斜視図である。
【図3】図2のマニホールド単体の内部構造を示す一部
切り欠き側面図である。
【図4】図4は、複数のマニホールド単体を用いて構成
する一般的なバルブマニホールドの斜視図である。
【図5】図2のマニホールド単体を用いてバルブマニホ
ールドを組む際の説明図である。
【図6】従来のソレノイドバルブの一例としてのパイロ
ットバルブの構造を示した要部分解斜視図である。
【符号の説明】
12 ケーシング 18 取付部材 38 ピン 104 電磁コイル 106 可動鉄心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−53373(JP,A) 実開 昭57−47002(JP,U) 実開 平1−100408(JP,U) 実開 昭56−137416(JP,U) 実公 昭60−39586(JP,Y1) 実公 平2−38143(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 - 31/11 F16K 27/00 - 27/12 H01F 7/16 - 7/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部とカバーを具備し、厚さ方向の長
    さが、両側面の各辺の長さより短寸の直方体に形成され
    たケーシングと、 該ケーシング内に内蔵され、軸線が前記ケーシングの両
    側面と平行になるよう配設された電磁コイルと、 前記ケーシング内に内蔵されると共に、前記電磁コイル
    の軸線方向へ進退動可能に設けられ、電磁コイルへの通
    電を制御することにより駆動される可動鉄心とを具備す
    るソレノイドバルブにおいて、 前記電磁コイルは、前記本体部及び該本体部内に固定さ
    れている取付部材に、電磁コイルの前記軸線方向と直角
    な方向からピンが圧入され、またはねじ込まれることに
    よって、前記ケーシングに対して固定され、 前記取付部材と前記カバーとの間に、前記電磁コイルへ
    の電流制御を行う制御基板が配置されると共に、該制御
    基板の端子が前記本体部から前記電磁コイルの軸線方向
    と平行な方向へ突出していることを特徴とするソレノイ
    ドバルブ。
  2. 【請求項2】 前記カバーおよび前記取付部材に、カバ
    ー取付ピンが挿通する透孔が設けられ、 前記カバー取付ピンには、頭部から先端部に向けて第1
    の大径部、第2の大径部、及び係合部がこの順に形成さ
    れ、前記係合部が前記本体部に設けられた係合孔に係合
    し、第2の大径部が前記制御基板の前記透孔に圧入さ
    れ、第1の大径部が前記カバーの透孔に圧入されること
    で前記カバーと前記制御基板が前記本体部に共止めされ
    ていることを特徴とする請求項1記載のソレノイドバル
    ブ。
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