JP3265990B2 - 電磁シールドシャッター - Google Patents

電磁シールドシャッター

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JP3265990B2
JP3265990B2 JP17106296A JP17106296A JP3265990B2 JP 3265990 B2 JP3265990 B2 JP 3265990B2 JP 17106296 A JP17106296 A JP 17106296A JP 17106296 A JP17106296 A JP 17106296A JP 3265990 B2 JP3265990 B2 JP 3265990B2
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規矩子 山田
修身 亀田
義清 佐藤
康夫 山本
正昭 田中
覚 羽馬
博 石本
力 井上
修三 藤村
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Kajima Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Kajima Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブルの検
査を行う超高電圧検査棟などの超大規模空間の電磁シー
ルド構造の建物に設置する電磁シールドシャッターに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスのOA化、夏期の冷房電
力の増加等で社会の電力需要は増加の一途をたどってお
り、電力会社では送電地の電圧を高くし、送電ロスを低
減する事が検討されており、これがために超高電圧ケー
ブル類の各種試験、測定を行う超大規模空間の施設が必
要とされる。
【0003】そして、このような施設では1MHZ で70
dB程度の電磁シールド性能が要求されるが、従来大規模
空間のおいては実績が少ない。
【0004】このような電磁シールド性能を満たすに
は、1次シールド層と2次シールド層との二重の電磁シ
ールドとすることが望ましく、特公昭52-16351号公報で
は図10に示すように躯体壁型枠内に黄銅、銅、あるいは
鉄等の金属メッシュ1を入れてコンクリートを打設し、
金属メッシュ1を埋設した躯体壁2を形成し、これを第
1次シールドとする。
【0005】次にこの躯体壁2の内側に間隔をおいて黄
銅板、銅板、あるいは亜鉛鍍金鉄板等の金属板3を張
り、第2次シールドとする。そして1次シールドと2次
シールドとは電気的物理的に完全に絶縁してある。
【0006】また、金属メッシュ1と金属板3の各シー
ルドは導線4によって基礎くい5の鉄筋に連結し、地中
へアースする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように前記特公昭
52-16351号公報にある例では建物躯体については二重の
電磁シールドを構成するものとしているが、扉、窓、シ
ャッター等の開口部については何らの配慮もなされてい
ない。
【0008】本発明の目的は前記の従来例の不都合を解
消し、開口部としてのシャッター部分でも電磁シールド
を簡単かつ確実に形成できる電磁シールドシャッターを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、水平方向の個々のスラットを各スラットの水
平方向における上下繋ぎ部分に銅撚り線を配置して電気
的に一体化し、この一体化されたスラットの両サイドは
編組線で連結して垂直方向にも全体に渡り一体化し、さ
らに、壁のシールド層に接続させるシャッター枠に前記
編組線を押付装置により密着可能とし、シャッターの最
下部分に座板を設置してこれに編組線を取付け、一方、
建屋床部分には接地用の受け板を取付け、シャッター下
降時にこれを前記座板と接続させるようにしたことを要
旨とするものである。
【0010】本発明によれば、シャッターは水平方向の
個々のスラットが銅撚り線により電気的に一体化し、ま
た、この一体化されたスラットの両サイドも編組線で連
結して垂直方向に全体に渡り電気的に一体化を図るの
で、スラットにより面状のシールド部材が構成され、し
かも、これが押付装置によりシャッター枠と密着する編
組線を介して壁のシールド層と電気的に接続すること
で、全体として電磁シールド層がシャッター部分に形成
できる。
【0011】さらに、シャッターの最下部分は座板およ
びこの座板が編組線を介在して接合する受け板を介して
接地(アース)され、これによりさらにより完全なシー
ルド層が確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の電磁シールド
シャッターの1実施形態を示す正面図、図2は図1のイ
部分の縦断側面図、図3は同上ロ部分の横断平面図、図
4は同上ハ部分の斜視図である。
【0013】図中6はシャッター、7はシャッター枠
(シャッターレール)、8はスラットであるが、図2に
示すように各スラット8の水平方向の繋ぎ部分に銅撚り
線9を配置して、水平方向の個々のスラット8を電気的
に一体化する。図5、図6にその詳細を示すが、10は銅
撚り線9の接続端子である。
【0014】さらに、この一体化されたスラット8の両
サイドに銅板11を取付け、この銅板11の相互を連結する
ように銅編組線12で連結して垂直方向にも一体化する。
【0015】図8、図9に示すようにこれら銅板11の端
および銅編組線12はシャッター枠7内に納められるが、
シャッター枠7の外部に油圧による押付装置13を適宜間
隔に設け、この押付装置13のロッド13aをシャッター枠
7内に挿入して銅編組線12をシャッター枠7に密着可能
とした。図中14は押付装置13への油圧配管、15はシャッ
ター枠7に貼設する銅板である。
【0016】ところで、図示は省略するが建物は鉄骨造
であり壁の部分では、外壁を形成する外壁材には押出中
空成形セメント板を使用し、その内側にワイヤーメッシ
ュを貼設して1次シールド層を形成し、このワイヤーメ
ッシュは建屋鉄骨に端部を溶接で接続して電気的に一体
化することで建屋鉄骨も1次シールド層の一部とみなす
ものとする。
【0017】一方、亜鉛メッキ鋼板による角波鉄板を内
壁板として使用し、この角波鉄板の端部相互は端子をソ
ケットでの接合としたソケット方式のヒゲ付き銅線で適
宜ピッチに接続することで2次シールド層を形成する。
【0018】また、床部分はコンクリート床で構成する
ものとし、このコンクリート床を形成する下筋としての
鉄筋メッシュは前記壁の1次シールド層をなすワイヤー
メッシュに接続し、上筋としての鉄筋メッシュは前記壁
の2次シールド層をなす角波鉄板に接続した。これら床
のスラブ配筋である下筋および上筋は相互間にコンクリ
ートが介在して電気的に絶縁されたものとなり、下筋が
1次シールド層を、上筋が2次シールド層を形成する。
【0019】そして、前記シャッター枠7はこの壁の2
次シールド層に接続するものとする。
【0020】図4に示すように、シャッター6の最下部
分に座板16を設置し、さらにこの座板16に銅編組線17を
結合させ、一方、建屋のコンクリート床18にはアングル
材による接地用の受け板19を取付け、シャッター6の下
降時に受け板19と銅編組線17と接続させるようにする。
【0021】前記受け板19はアース銅線20が接続され
て、床下格子状接地銅線(図示せず)に接続してアース
されるが、この受け板19をアース銅線20で床のスラブ配
筋である上筋に接続するようにしてもよい。
【0022】このようにしてシャッター6は水平方向の
個々のスラット8が銅撚り線9により電気的に一体化
し、また、この一体化されたスラット8の両サイドも銅
編組線12で連結して垂直方向に全体に渡り電気的に一体
化を図るので、スラット8により面状のシールド部材が
構成され、しかも銅編組線12が押付装置13によりシャッ
ター枠7と密着して壁のシールド層と電気的に接続する
ことで、全体として電磁シールド層が形成できる。
【0023】また、シャッター6の最下部分は座板16お
よび受け板19を介して接地(アース)される。
【0024】さらに他の実施形態として、シャッターボ
ックス(図示せず)は鉄板で密閉構造とし、建屋のシー
ルド層の一部としてもよい。
【0025】また、シールド性能の要求値により、シャ
ッターを2重に設置する場合には、各シャッター機構を
建屋の1次、2次シールド層に接続することも考えられ
る。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明の電磁シールド
シャッターは、開口部としてのシャッター部分でも電磁
シールドを簡単かつ確実に形成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁シールドシャッターの1実施形態
を示す正面図である。
【図2】図1のイ部分の縦断側面図である。
【図3】図1のロ部分の横断平面図である。
【図4】図1のハ部分の斜視図である。
【図5】スラットの詳細を示す側面図である。
【図6】スラットの詳細を示す正面図である。
【図7】スラット端部の正面図である。
【図8】押付装置取付け部分の平面図である。
【図9】押付装置取付け部分の側面図である。
【図10】従来の電磁シールド建物の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1…金属メッシュ 2…躯体壁 3…金属板 4…導線 5…基礎くい 6…シャッター 7…シャッター枠 8…スラット 9…銅撚り線 10…接続端子 11…銅板 12…銅編組線 13…押付装置 13a…ロッド 14…油圧配管 15…銅板 16…座板 17…銅編組線 18…コンクリート床 19…受け板 20…アース銅線
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 義清 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番5号 鹿島建設株式会社 関西支店内 (72)発明者 山本 康夫 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番5号 鹿島建設株式会社 関西支店内 (72)発明者 田中 正昭 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番5号 鹿島建設株式会社 関西支店内 (72)発明者 羽馬 覚 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番5号 鹿島建設株式会社 関西支店内 (72)発明者 石本 博 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 井上 力 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 藤村 修三 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社 大阪製作所内 (56)参考文献 特開 昭64−19798(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/17 E04H 9/14 E06B 9/16 H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向の個々のスラットを各スラット
    の水平方向における上下繋ぎ部分に銅撚り線を配置して
    電気的に一体化し、この一体化されたスラットの両サイ
    ドは編組線で連結して垂直方向にも全体に渡り一体化
    し、さらに、壁のシールド層に接続させるシャッター枠
    に前記編組線を押付装置により密着可能とし、シャッタ
    ーの最下部分に座板を設置してこれに編組線を取付け、
    一方、建屋床部分には接地用の受け板を取付け、シャッ
    ター下降時にこれを前記座板と接続させるようにした
    とを特徴とする電磁シールドシャッター。
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