JP3265607B2 - 画像投影装置 - Google Patents

画像投影装置

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JP3265607B2
JP3265607B2 JP02712992A JP2712992A JP3265607B2 JP 3265607 B2 JP3265607 B2 JP 3265607B2 JP 02712992 A JP02712992 A JP 02712992A JP 2712992 A JP2712992 A JP 2712992A JP 3265607 B2 JP3265607 B2 JP 3265607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像投影装置に関し、特
にマイクロ写真(マイクロフィルム)等の縮小された画
像情報をスクリーン面上に拡大投影して観察すると共
に、該拡大された画像情報を像記録媒体面上に投影し、
記録するようにしたマイクロ機器等に好適な画像投影装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりマイクロフィルムリーダーやマ
イクロフィルムプリンターそしてマイクロフィルムリー
ダープリンター等の画像投影装置においてはマイクロフ
ィルムに記録した画像情報を投影手段でスクリーン面や
像記録媒体面(感光ドラム面)に拡大投影している。
【0003】このときマイクロフィルムへの記録時の人
的又は機械的な誤差や文字、図柄の方向が一様でない
為、マイクロフィルムに記録された画像が各コマ毎に異
なった方向に向いている場合が多くある。この為、画像
投影装置では投影手段の光路中に像回転手段を設けてマ
イクロフィルム上の画像情報を投影複写する際に所定の
方向に向くように位置調整している。
【0004】多くの場合、像回転手段として梯形プリズ
ムを用い、それを投影手段の光軸周りに回転させ、それ
により投影画像を回転させて位置調整している。この梯
形プリズムはその全反射面に平行な軸周りでの回転によ
って、回転角の倍の角度で投影画像を回転させる光学的
性質を有している。即ちこの梯形プリズムの光学的性質
によれば、例えば梯形プリズムを45°回転させること
で投影画像を投影面上で90°回転させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、マイクロフィル
ムリーダー及びリーダープリンター等においては、マイ
クロフィルムの形態がフィッシュ・ジャケット・ロール
等のいずれの場合においてもキャリアと呼ばれるマイク
ロフィルムの搬送手段を有している。操作者は、これを
用いることによってマイクロフィルムの各コマを移動さ
せ、所望のマイクロフィルム上の画像情報をスクリーン
上で視認しながら投影している。
【0006】図3〜図5は画像投影装置の光学系の要部
概略図である。図3〜図5では光源3から放射した光束
をミラー5で反射させた後、集光レンズ6で集光し、マ
イクロフィルム1を照明している。
【0007】マイクロフィルム1上の画像情報は投影レ
ンズ2により像回転用の梯形プリズム15を通過させ、
ミラー7,8で反射させた後、スクリーン12面上に拡
大投影している。
【0008】図中、文字「R」は例として画像情報を表
している。梯形プリズム15は投影レンズ2の光軸を回
転軸として回転可能となっている。今、図3における梯
形プリズム15の位置を基準位置とすると、図4の梯形
プリズム15は基準位置より45度回転した場合を示し
ており、図5の梯形プリズム15は基準位置より90度
回転した場合を示している。
【0009】これらの図において、スクリーン12上の
投影画像を矢印A、もしくは矢印B方向に移動させる為
にはマイクロフィルム1をそれぞれ矢印Aa、もしくは
矢印Ba方向にさせる必要がある。即ち、各図が示すよ
うにスクリーン12上での投影画像を移動させたい方向
と、マイクロフィルム1を移動させるべき方向とが梯形
プリズム15の向きによって種々と変化する。
【0010】例えば図4においてはスクリーン12の投
影画像を矢印Bの上下(左右)方向移動させる為にはマ
イクロフィルム1を矢印Baの左右(前後)方向に移動
させる必要がある。
【0011】このように像回転手段として梯形プリズム
を用いた場合、キャリアの移動方向、即ちマイクロフィ
ルム1の移動方向とスクリーン上の投影画像の移動方向
とが梯形プリズムの向きによって相対的にズレて一致し
なくなってくる。この為スクリーン面上での投影画像の
位置調整が大変面倒となり、又操作しにくいという問題
点があった。
【0012】本発明は画像投影装置の一要素である投影
光学系の一部に像回転手段としての梯形プリズムの向き
を示す表示手段を設け、投影画像(マイクロフィルム)
の移動方向とスクリーン面上での投影画像の移動方向と
の関係が操作者にとって最適となり、スクリーン面上の
投影画像の位置調整を容易に行うことのできる画像投影
装置の提供を目的とする。
【0013】この他、本発明は梯形プリズムの向きを検
出する検出手段、そして投影画像の移動方向とスクリー
ン面上の投影画像の移動方向との関係を示す表示手段と
を設けることによって梯形プリズムの向きに対応した投
影画像の移動方向とスクリーン面上の投影画像の移動方
向を表示し、スクリーン面上の投影画像の位置調整を容
易に行うことのできる画像投影装置の提供を目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像投
影装置は画像が記録されたマイクロフィルムを、フィル
ム面が水平となり、且つ、操作者に対して前後及び左右
に移動可能に保持したキャリアと、操作者に対向して配
置されたスクリーン面と、前記マイクロフィルムに記録
された画像を前記スクリーン面に投影する投影レンズ
と、前記投影レンズの光路中に配置された梯状プリズム
と、前記梯状プリズムを投影レンズの光軸を中心に回転
可能に保持したプリズムホルダーとを備え、前記梯状プ
リズムを回転させることによって、前記スクリーン面に
投影された画像を回転させることが可能な画像投影装置
において、前記プリズムホルダーの外周には、長腕部と
該長腕部よりも長さの短い複数の短腕部とが光軸を中心
に放射状に設けられ、操作者はこれらの長腕部あるいは
短腕部を手掛りとして手動で前記梯状プリズムを回転す
ることが可能に構成されており、前記マイクロフィルム
を操作者に対して前後方向に移動させると、前記スクリ
ーン面に投影された画像が上下方向に移動し、前記マイ
クロフィルムを操作者に対して左右方向に移動させる
と、前記スクリーン面に投影された画像が左右方向に移
動するような関係に前記梯状プリズムが位置する時に、
前記長腕部が操作者の真正面に向くように、前記プリズ
ムホルダーに長腕部が取り付けられていることを特徴と
している。
【0015】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記長腕部は、前記プリズムホルダーの外周に設けられ
た複数の短腕部の1つを覆うように取り付けられ、且
つ、前記長腕部はプリズムホルダーに対して取り外しが
できるようになっていることを特徴としている。
【0016】請求項3の発明の画像投影装置は光源手段
からの光束で照明した画像情報を投影レンズにより像回
転手段を介してスクリーン面上又は感光体面上に選択し
て投影する画像投影装置において、該像回転手段の基準
方向を示す表示手段を該像回転手段に関して設け、且
つ、前記像回転手段の基準位置で該像回転手段を停止保
持する保持手段を設けたことを特徴としている。
【0017】
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。
【0019】図中1は投影画像としてのマイクロフィル
ム、2は投影レンズ、3は光源、4は球面反射鏡であ
り、その曲率中心が光源3の発光部に位置するようにし
ている。光源3と球面反射鏡4は光源手段101の一要
素を構成している。光源手段101からの照明光束は、
反射ミラー5で反射し、集光レンズ6によって集光し、
マイクロフィルム1を照明している。15は像回転用の
梯形プリズムであり、投影レンズ2の光軸を回転軸とし
て回転可能に設けられている。
【0020】7,8は各々ミラーであり、観察用のリー
ダー光路10を形成している。ミラー8は軸部9を中心
に回転可能に設けられている。マイクロフィルム1上の
画像情報は投影レンズ2により梯形プリズム15とミラ
ー7,8とを介してスクリーン面12上に拡大投影して
いる。
【0021】21,22は各々ミラーであり、画像記録
用のプリンター光路11を形成している。ミラー21,
22は各々スキャンケース23に互いの反射面が直角を
形成するように収納されている。スキャンケース23
は、投影画像を露光走査する為、リーダー光路10に対
して垂直方向に(不図示の駆動手段によって)移動して
いる。
【0022】スクリーン面12を観察するリーダー時に
おいて、スキャンケース23は図1に示すようにミラー
8の背後となる位置で静止しており、マイクロフィルム
1の画像情報に基づく光束(画像光)は投影レンズ2を
通り、ミラー7,8を介してスクリーン12上に投射さ
れる。
【0023】画像情報の記録時においては、まずミラー
8が不図示の駆動手段によって矢印13方向に回転す
る。次にスキャンケース23が図2に示す矢印24方向
に移動し、実線で示した露光開始位置に到達すると(不
図示のクラッチ手段によって)その位置から矢印25方
向に反転移動しつつマイクロフィルム1の画像光をミラ
ー21,22を介して感光ドラム30に走査露光する。
走査露光はスキャンケース23が一点鎖線で示した位置
に到達するまで行われる。
【0024】感光ドラム30の周囲には図示しない帯電
器・現像器・転写器等、周知の画像形成手段が配置さ
れ、複写用紙32上に公知の電子写真法により複写が行
われる。
【0025】31は給紙カセット、33は排紙トレイで
ある。走査露光終了後も、スキャンケース23は移動を
続け、図1で示した静止位置に到達すると静止する。ス
キャンケース23が静止した後にミラー8がリーダー光
路を形成する位置まで回転復帰する。
【0026】尚、本実施例において露光部に感光体ドラ
ム30の代わりに一次元イメージセンサー(CCD等)
を配置し、イメージセンサーからの出力信号を用いて複
写像を得るようにしても良い。
【0027】次に本発明の特徴であるマイクロフィルム
1の移動方向とスクリーン面12上の投影画像の移動方
向とが最適な関係となる像回転手段としての梯形プリズ
ムの向きを表わす表示手段について説明する。
【0028】図3〜図5の画像投影装置における光学系
は偶数枚のミラーを用いてスクリーン面12上に投影画
像を表示するリーダ光路を中心に示した要部概略図であ
る。
【0029】図3〜図5において光源3から放射した光
束はミラー5で反射し、集光レンズ6により集光されマ
イクロフィルム1を照明する。マイクロフィルム1上の
画像情報は投影レンズ2により像回転手段としての梯形
プリズム15とミラー7,8を介した後、スクリーン面
12上に拡大投影されている。
【0030】次に図3〜図5においてマイクロフィルム
1の移動方向とスクリーン面12上の投影画像(スクリ
ーン投影像)の移動方向との関係を説明する。
【0031】図3の場合はマイクロフィルム1を左方向
(矢印Aa方向)に移動するとスクリーン投影像が右方
向(矢印A方向)に移送される。又マイクロフィルム1
を手前方向(矢印Ba方向)に移動するとスクリーン投
影像は下方向(矢印B方向)に移送される。
【0032】図4の場合は梯形プリズム15の向きが図
3の位置から45度回転した状態を表わしている。同図
の場合、マイクロフィルム1を手前方向(矢印Aa方
向)に移動するとスクリーン投影像が右方向(矢印A方
向)に移送される。又マイクロフィルム1を右方向(矢
印Ba方向)に移動するとスクリーン投影像が下方向
(矢印B方向)に移送される。
【0033】同図ではスクリーン投影像を上下(左右)
方向に移送させる為にはマイクロフィルム1を左右(前
後)方向に移動させなければならず、大変紛らわしい。
【0034】図5の場合は梯形プリズム15の向きが図
4の位置から更に45度回転した状態を表わしている。
同図の場合、マイクロフィルム1を右方向(矢印Aa方
向)に移動するとスクリーン投影像が右方向(矢印A方
向)に移送される。又マイクロフィルム1を後方向(矢
印Ba方向)に移動するとスクリーン投影像が下方向
(矢印B方向)に移送される。
【0035】図3と図5を比較すると図3ではマイクロ
フィルム1の左右方向の移動に対し、スクリーン投影像
が右左方向に移動し逆転している。図5ではマイクロフ
ィルム1の前後方向の移動に対してスクリーン投影像が
上下方向に移動し、逆転している。従ってマイクロフィ
ルム1の移動方向とスクリーン投影像の移動方向が最適
な関係は梯形プリズム15の向きが図3又は図5の場合
となる。
【0036】次に図3に示した梯形プリズム15の向き
が最適な位置として本発明の特徴について説明する。
【0037】図6は本発明に係る投影レンズ2と梯形プ
リズム15近傍の要部概略図である。
【0038】同図において17はマイクロフィルム1を
装填するためのキャリア、16は梯形プリズム15を保
持すると共に投影レンズ2の光軸を中心として回動する
プリズムホルダーである。プリズムホルダー16の外周
部には表示手段としての長腕部16aと短腕部16bが
設けられている。又、長腕部16aは短腕部16bを覆
うように取り外しできるようになっている。操作者は長
腕部16aあるいは短腕部16bを手掛かりにして梯形
プリズム15を回転させることができる。
【0039】本実施例では梯形プリズム15が図3に示
す方向を向いている際に短腕部16bのうちの真正面を
向いた短腕部16bに長腕部16aを取り付けている。
又スクリーン投影像とマイクロフィルムの移動方向の相
対関係は梯形プリズム15を180°回動停止させた位
置で光学的に一致する。この為、長腕部16aは前記し
た位置の対向部にある短腕部16bにも同様に取り付け
ている。
【0040】このように長腕部16aが真正面を向くよ
うにプリズムホルダー16を回動停止させることによっ
て操作者は迷うことなくスクリーン投影像を容易に移動
調整している。又梯形プリズム15を回したい時でも予
め前記した最適位置に梯形プリズムの向きを一致させて
から梯形プリズムを回転停止させるようにすれば、スク
リーン投影像の移動方向とキャリア17の移動方向の関
係を解り易くすることができる。
【0041】尚、本発明はリーダー光路を構成するミラ
ーの枚数が偶数であれば2枚以上でも同様の効果を得る
ことができる。又梯形プリズム15と偶数の投影用のミ
ラーで構成される光学系では一般に装填方向の定められ
ているロール状フィルムを使用した場合であっても、ス
クリーン上には正像としてスクリーン投影像が得られる
ので梯形プリズムに関しては装置本体から取り外せない
ような構成にしても良いし、着脱方式の構成でも良い。
【0042】尚、図5の構成を最適な梯形プリズムの向
きと定めるならば、プリズムホルダー16の長腕部16
aは図6に示す位置に取り付ければ良い。
【0043】図7は本発明の実施例2のリーダー光路を
中心に示した光学系の要部概略図、図8は図7の投影レ
ンズ2と梯形プリズム15近傍の要部概略図である。
【0044】本実施例では投影レンズ2からの光束を奇
数枚数の3つのミラー41,42,43でリーダー光路
を構成している。リーダー光路を奇数枚数のミラーで構
成した場合にはロールフィルムの画像情報を梯形プリズ
ムを介して投影するとスクリーン面12上での投影画像
は逆転する。従ってロールフィルムの画像情報を投影す
る場合には梯形プリズムは装着できない。従ってリーダ
ー光路のミラーが奇数枚数で構成される装置の場合には
梯形プリズムは着脱方式となり、ジャケットフィルムや
フィッシュフィルム等の形態のフィルムに適用されるフ
ィッシュキャリアを使用する場合に梯形プリズムの装着
ができる。
【0045】図7ではマイクロフィルム1を矢印Ba
(矢印Aa)方向に移動させたときスクリーン面12上
でスクリーン投影像が矢印B(矢印A)方向に移送され
る状態を示している。
【0046】図7は操作者がスクリーン投影像を動かす
のに最も操作しやすい状態となる梯形プリズム向きを示
したもの(図3の梯形プリズムの向きから90°回転変
位した位置)である。図8はその際に、プリズムホルダ
ー16の表示手段としての長腕部16aが真正面を向い
ていることを示している。
【0047】図9は本発明の実施例3に係る投影レンズ
と梯形プリズム15近傍の要部概略図である。同図にお
いて図6で示した要素と同一要素には同符番を付してい
る。
【0048】同図において16cはプリズムホルダー1
6に設けられるカム、16dは溝である。51は鋼球で
あり、圧縮バネ52で押圧されている。これらの各要素
16d,51,52は保持手段の一要素を構成してい
る。プリズムホルダー16を回動させると鋼球51はプ
リズムホルダー16のカム16cを摺動する。最適なプ
リズムの向きで鋼球51は溝16dに進入するようにな
っている。これによりマイクロフィルム1の移動方向と
スクリーン投影像の移動方向との関係が一定となるよう
にしている。
【0049】図10は参考例1に係る梯形プリズム15
近傍の要部斜視図である。本実施例ではプリズムホルダ
ー16をモータ等のアクチュエータMによって回動させ
ると共にセンサ等の梯形プリズム15の位置を検出する
位置検出手段20を設けたものである。
【0050】同図においてMはモータ、G1は駆動ギ
ア、20はセンサである。16eは従動ギア、16fは
腕部で各々プリズムホルダー16に設けられる。センサ
20が腕部16fを検知する位置が最適なプリズムの向
きとなるように構成している。
【0051】図11は参考例2の投影レンズ2と梯形プ
リズム15近傍の要部概略図、図12は参考例2に係る
表示手段の説明図である。図11では梯形プリズム15
の位置を検出手段18で検出する様子を示しており、図
12の表示手段はスクリーン投影像の移送方向に対応し
たマイクロフィルムの移動方向を表わしている。
【0052】図11において17はマイクロフィルム1
を装填するためのキャリアである。又16はプリズムホ
ルダーであり、梯形プリズム15を保持すると共に投影
レンズ2の光軸に対して回転可能となっている。操作者
はプリズムホルダー16に設けられる腕部76cを手掛
かりにして梯形プリズム15を回動させている。76
a,76bは各々羽根板で各々間欠形状となっており、
検出手段18としてのフォトインタラプタ18a,18
bによって羽根板76a,76bの間欠部を検出してい
る。
【0053】図13は梯形プリズム15の位置検出方法
の説明図である。同図においてセンサ1,センサ2は各
々図11に示すフォトインタラプタ18a,18bに相
当している。又図13の角度は梯形プリズム15の向き
を表わしている。図3に示す梯形プリズム15の位置を
0°、図4に示す梯形プリズム15の位置を45°、図
5に示す梯形プリズムの位置を90°、以下135°、
180°・・・と8カ所の梯形プリズムの位置について
表している。更に図13において1は羽根板76a(7
6b)がフォトインタラプタ18a(18b)に進入し
ている状態を表わし、0は羽根板76a(76b)の間
欠部がフォトインタラプタ18a(18b)に留まって
いる状態を表している。
【0054】この2つのセンサからの出力値1と0の組
み合わせによって4カ所の梯形プリズムの向きを検出し
ている。
【0055】尚、光学的性質により梯形プリズムが18
0°回転した場合、回転前の停止位置と回転後の停止位
置でスクリーン投影像の移動方向とマイクロフィルムの
移動方向との関係は変わらない。従ってスクリーン投影
像の移動方向とマイクロフィルムの移動方向との関係を
検出する上においては、対向位置は同じであると判断し
ても構わないことから、センサは2個で満足される。
【0056】図12は検出された梯形プリズムの位置に
基づいてマイクロフィルムの移動方向をデジタル表示す
るための指示手段の一例を示している。
【0057】図12において、79a〜79d,80a
〜80dは各々LED等によって点灯表示される矢印で
ある。矢印79a〜79dのうち点灯矢印は図3に示す
スクリーン投影像を下方向(矢印B方向)へ移動する際
のマイクロフィルムの移動方向を示す表示群である。矢
印80a〜80dのうち点灯矢印はスクリーン投影像を
右方向(矢印A方向)へ移動する際のマイクロフィルム
の移動方向を示す表示群である。
【0058】図12は図3のように梯形プリズムが0°
位置にある場合の表示を表わしており、点灯矢印79a
はマイクロフィルムが手前方向(矢印Ba方向)を指示
していることを表わしている。従ってマイクロフィルム
を手前方向に移送するとスクリーン投影像は下方向(矢
印B方向)に移動する。又点灯矢印80aはマイクロフ
ィルムを左方向(矢印Aa方向)を指示しており、マイ
クロフィルムを左方向に移送するとスクリーン投影像は
右方向(矢印A方向)に移動する。更にスクリーン投影
像を左方向に移動するには、マイクロフィルムを右方向
に移送し、スクリーン投影像を上方に移動するにはマイ
クロフィルムを奥方向に移送すれば良いことになる。
【0059】次に図4のように梯形プリズムが45°位
置にある場合の表示について説明する。
【0060】ここでは矢印79bと矢印80bが点灯す
るように制御される。表示の指示に従ってマイクロフィ
ルムを右方向へ移送するとスクリーン投影像は下方に移
動し、マイクロフィルムを手前方向に移送するとスクリ
ーン投影像は右方向へ移動する。
【0061】同様にして図5のように梯形プリズムが9
0°位置にある場合は矢印79cと矢印80cが点灯さ
れることになる。尚、本実施例においてセンサの数を増
やしても良く、これによればより高精度に梯形プリズム
の位置を検出することができる。
【0062】図14は参考例3の梯形プリズム15近傍
の要部概略図である。
【0063】参考例3ではマイクロフィルムの移動方向
をアナログ式に表示することによって、梯形プリズムが
どの位置にあってもスクリーン投影像の移動方向とマイ
クロフィルムの移動方向との関係がわかるようにしてい
る。
【0064】図14において26はプリズムホルダー1
6に設けられた歯車であり、歯車27と連結されてい
る。歯車26と歯車27の速度比は1:2となってい
る。30はタイミングベルトであり、歯車27に一体の
プーリー28とプーリー29とを連結するものでプーリ
ー28とプーリー29の速度比は1:1になっている。
35はプーリー29と一体になったカサ歯車で軸37に
設けられるカサ歯車36と速度比1:1で連結してい
る。
【0065】38は表示手段としての表示板であり、駆
動手段の一部の軸37に取りつけられており、表示板3
8上にはスクリーン投影像の移動方向を示す指示手段と
しての文字と、マイクロフィルムの移動方向を示す矢印
が表示されている。表示板38における文字Uは上方
向、文字Dは下方向、文字Lは左方向、文字Rは右方向
を各々表わしている。
【0066】同図の表示板38は梯形プリズムの向きが
図3の位置にある際の状態であり、スクリーン投影像を
上方向に移動させたい時はマイクロフィルムを奥方向に
移送し、スクリーン投影像を左方向に移動させたい時は
マイクロフィルムを右方向に移送すれば良いことにな
る。
【0067】尚、上記した構成により梯形プリズムが1
回転すると表示板38は2回転することになる。
【0068】以上説明したように参考例3によれば梯形
プリズムの回動に連動させ、表示板38を回転させるよ
うになっているが表示板38につまみを設けて表示板3
8を回転させることによって梯形プリズムを回転させる
ような方式にしても良い。
【0069】図15,図16は各々参考例4の要部概略
図である。
【0070】参考例4では梯形プリズム15の位置を検
出する検出手段とスクリーン投影像の移動方向を示す指
示手段を設けると共に、電動移送式フィッシュキャリア
を搭載している。これによってスクリーン投影像が所望
の方向へ移動するように該電動移送式フィッシュキャリ
アを移送制御している。
【0071】尚、参考例4において梯形プリズム15の
位置を検出する検出手段の構成は図11の参考例2と同
様の構成より成っている。
【0072】次に図15,図16に基づいて電動移送式
フィッシュキャリアの構成について説明する。図中左右
方向の軸46に沿って左右方向(X方向)にスライド移
動自由の第1枠体41及びその駆動機構と、第1枠体4
1に配設した前後方向レール47,48に沿って前後方
向(Y方向)にスライド移動自由の第2枠体42及びそ
の駆動機構と、第2枠体42にセットされ、マイクロフ
ィルム1をサンドイッチに挟んで保持する上下2枚のマ
イクロフィルム挟持用透明板43,44とから成る。
【0073】第1枠体41のX方向スライド案内レール
(軸)46は角柱軸で、基板50の先端辺側左右部の軸
受板50a,50b間に回転自由に軸受保持させてあ
り、パルスモータ等の正逆転第2モータ52と不図示の
連結機構により正転又は逆転駆動される。
【0074】53,54はこの角柱軸46に各孔嵌合し
ていて外周は断面円形とした、角柱軸長手に沿って摺動
自由の左右一対のスライダである。第1枠体41はこの
左右のスライダ53,54に対して、該左右のスライダ
53,54の円形外周部に枠体41の左右枠辺の先端側
延長部を丸孔嵌合させて連結してある。
【0075】従って第2モータ52の正転又は逆転動に
より角柱軸46が正転又は逆転動すると、該角柱軸に角
孔嵌合している左右のスライダ53,54は回転する
が、第1枠体41はそのスライダ53,54に丸孔嵌合
で連結しているので、該枠体41には回転トルクは伝達
されない。
【0076】50cは上記左右の軸受板50a,50b
間に配設した全面板、55,56はその全面板50cに
配設した左右一対のタイミングプーリ、57はその両プ
ーリ55,56に懸回したタイミングベルト、51はそ
の両プーリ55,56のうち右側のプーリ55を駆動プ
ーリとしてこれを駆動するパルスモータ等の第1の正逆
転モータ、58は第1枠体41の前枠辺略中央から前方
へ突出させて先端部を上記のタイミングベルト57に固
定した枠体41とベルト57との連結腕である。従って
第1モータ51が正転又は逆転駆動されるとタイミング
ベルト57が正回動又は逆回動駆動され、これにより第
1枠体41のX方向スライド案内レールたる角柱軸46
が回転中・停止中の何れの状態時でも第1枠体41が角
柱軸46に沿ってスライダ53,54を介して左方又は
右方へスライド移動駆動される。
【0077】第2枠体42は、第1枠体41の左右枠辺
の内側にそれ等の枠辺に並行させて枠体41に一体に配
設した左右一対の前後方向レール(丸棒)47,48に
該レールに沿って前後方向(Y方向)にスライド移動自
由に支持させてある。
【0078】61は前記第1枠体41のX方向スライド
案内レールたる角柱軸46に角孔嵌合させたスライダ5
4に一対となったタイミングプーリである。62は第1
枠体41の左枠辺の外側面で該枠辺の後端寄りに枢着し
たタイミングプーリ、63は上記両プーリ61,62に
懸回したタイミングベルト、64は第2枠体42の左枠
辺の略中央部から左方へ突出させ、その先端部を上記タ
イミングベルト63に固着した枠体42とベルト63と
の連結腕である。
【0079】従って第2モータ52が正転又は逆転駆動
されると角柱軸46、スライダ53、プーリ61、タイ
ミングベルト63、プーリ62が正転又は逆転駆動さ
れ、これに伴い第2の枠体42がY方向レール47,4
8に沿って前方向又は後方向へ、第1の枠体41が停止
状態にあっても或は軸46に沿ってX方向に移動駆動過
程にあってもスライド駆動される。
【0080】以上のように参考例4は前記した電動移送
式フィッシュキャリアを装置本体に搭載するとともに検
出手段及びスクリーン投影像の移送方向を指示するため
の指示手段としてのスイッチ(不図示)を設けている。
従って操作者が該スイッチによって例えば右方向、左方
向、上方向、下方向等スクリーン投影像の移送方向を指
示すると梯形プリズムの向きが検出され、スクリーン面
上において所望の方向にスクリーン投影像が移動するよ
うに該電動移送式フィッシュキャリアが移送される。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く、画像投影装
置の一要素である投影光学系の一部に該像回転手段の基
準方向を示す表示手段を該像回転手段に関して設け、且
つ、前記像回転手段の基準位置で該像回転手段を停止保
持する保持手段を設けたことにより、投影画像(マイク
ロフィルム)の移動方向とスクリーン面上での投影画像
の移動方向との関係が操作者にとって最適となり、スク
リーン面上の投影画像の位置調整を容易に行うことので
きる画像投影装置を達成することができる。
【0082】又本発明によれば、梯形プリズムの向きを
検出する検出手段、そして投影画像の移動方向とスクリ
ーン面上の投影画像の移動方向との関係を示す表示手段
とを設けることによって梯形プリズムの向きに対応した
投影画像の移動方向とスクリーン面上の投影画像の移動
方向を表示し、スクリーン面上の投影画像の位置調整を
容易に行うことのできる画像投影装置を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1の一部分を変位させたときの概略図
【図3】 画像投影装置におけるスクリーン面上への
投影画像を示す光学系の要部概略図
【図4】 画像投影装置におけるスクリーン面上への
投影画像を示す光学系の要部概略図
【図5】 画像投影装置におけるスクリーン面上への
投影画像を示す光学系の要部概略図
【図6】 本発明の実施例1の梯形プリズム近傍の要
部概略図
【図7】 本発明の実施例2のリーダ光路の要部概略
【図8】 図7の梯形プリズム近傍の要部概略図
【図9】 本発明の実施例3の梯形プリズム近傍の要
部概略図
【図10】 参考例1の梯形プリズム近傍の要部概略図
【図11】 参考例2の梯形プリズム近傍の要部概略図
【図12】 図11の一部に設けた表示手段の説明図
【図13】 図11における梯形プリズムの位置検出方
法の説明図
【図14】 参考例3の梯形プリズムと表示手段の要部
概略図
【図15】 参考例4の一部分の要部概略図
【図16】 図15の一部分の概略図
【符号の説明】
1 投影画像(マイクロフィルム) 2 投影レンズ 3 光源 5,7,8 ミラー 10 リード光路 11 プリンター光路 12 スクリーン 15 像回転手段(梯形プリズム) 16 表示手段 17 キャリア 18,20 検出手段 101 光源手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録されたマイクロフィルムを、
    フィルム面が水平となり、且つ、操作者に対して前後及
    び左右に移動可能に保持したキャリアと、操作者に対向
    して配置されたスクリーン面と、前記マイクロフィルム
    に記録された画像を前記スクリーン面に投影する投影レ
    ンズと、前記投影レンズの光路中に配置された梯状プリ
    ズムと、前記梯状プリズムを投影レンズの光軸を中心に
    回転可能に保持したプリズムホルダーとを備え、前記梯
    状プリズムを回転させることによって、前記スクリーン
    面に投影された画像を回転させることが可能な画像投影
    装置において、前記プリズムホルダーの外周には、長腕
    部と該長腕部よりも長さの短い複数の短腕部とが光軸を
    中心に放射状に設けられ、操作者はこれらの長腕部ある
    いは短腕部を手掛りとして手動で前記梯状プリズムを回
    転することが可能に構成されており、前記マイクロフィ
    ルムを操作者に対して前後方向に移動させると、前記ス
    クリーン面に投影された画像が上下方向に移動し、前記
    マイクロフィルムを操作者に対して左右方向に移動させ
    ると、前記スクリーン面に投影された画像が左右方向に
    移動するような関係に前記梯状プリズムが位置する時
    に、前記長腕部が操作者の真正面に向くように、前記プ
    リズムホルダーに長腕部が取り付けられていることを特
    徴とする画像投影装置。
  2. 【請求項2】 前記長腕部は、前記プリズムホルダーの
    外周に設けられた複数の短腕部の1つを覆うように取り
    付けられ、且つ、前記長腕部はプリズムホルダーに対し
    て取り外しができるようになっていることを特徴とする
    請求項1記載の画像投影装置。
  3. 【請求項3】 光源手段からの光束で照明した画像情報
    を投影レンズにより像回転手段を介してスクリーン面上
    又は感光体面上に選択して投影する画像投影装置におい
    て、該像回転手段の基準方向を示す表示手段を該像回転
    手段に関して設け、且つ、前記像回転手段の基準位置で
    該像回転手段を停止保持する保持手段を設けたことを特
    徴とする画像投影装置。
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