JP3265138B2 - 振動ジャイロおよび補正装置 - Google Patents

振動ジャイロおよび補正装置

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JP3265138B2
JP3265138B2 JP26243994A JP26243994A JP3265138B2 JP 3265138 B2 JP3265138 B2 JP 3265138B2 JP 26243994 A JP26243994 A JP 26243994A JP 26243994 A JP26243994 A JP 26243994A JP 3265138 B2 JP3265138 B2 JP 3265138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動ジャイロおよび振
動ジャイロの検出信号に基づいて、角速度により生じた
角変位を補正する補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】角速度を検出する手段の一つとして振動
ジャイロが知られており、これは『速度を持った物体に
角速度を加えるとコリオリの力が生じる』という原理を
基に、物体に振動を加えて速度を与え、この物体に角速
度が加わったときに生じるコリオリの力をバネ系で受
け、入力した角速度に比例したコリオリの力を該バネ系
の変位として検出し、物体に加わった角速度を検出する
ものである。
【0003】図10は、1つの物体の直交する2軸の回
りの角速度を検出方式の振動ジャイロとして本出願人が
提案したものの概略図である。
【0004】この振動ジャイロは、金属製の振動子Aの
圧電素子3の一部に、この振動子Aのねじり固有振動数
に略一致する交流電圧VTin を印加すると、振動子Aに
はねじり振動が発生する。
【0005】振動子Aにx軸回り、又はy軸回りの角速
度が加わると、前述のコリオリの力によって夫々z−x
平面内又はz−y平面内の曲げ振動が振動子Aに発生
し、夫々の曲げ振動による歪みを検出するための圧電素
子には、振動子Aに加わった角速度の値に応じた信号成
分を含む交流電圧VBX又はVBYが発生する。
【0006】これらの両出力信号はねじり加振周波数成
分に角速度の周波数が重畳されたAM波であるので、こ
れらの両出力信号を第1増幅器19と第2増幅機20で
夫々増幅(変調)した後、第1検波器21と第2検波器
22とで夫々検波(復調)し、第1検波器21からは角
速度に比例した信号成分であるx方向の曲げ信号を出力
し、また第2検波器22からは角速度に比例した信号成
分であるy方向の曲げ信号を出力しており、その際振動
子Aに設けているねじり振動検出用の圧電素子からのね
じり信号VT を同期用増幅器23で増幅後移相器24に
より位相を調整された同期検波信号Refが夫々第1検
波器21と第2検波器22に出力されて上記した復調動
作がなされている。
【0007】なお、この同期検波信号Refは自励発振
のためにねじり振動発生用の圧電素子に加振入力VTin
として用いている。また、4は振動子Aを支持する支持
棒、5は支持棒4が取り付けられている基台をなす支持
板である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の振動ジャイロにあっては、振動子Aにねじり振動が励
起されたときに、該加振されたねじり振動によって振動
子Aに曲げ振動が励振されたり、加振されたねじり振動
を曲げ振動検出用圧電素子、すなわち角速度検出用圧電
素子で検出してしまい、実際には角速度が加わっていな
い状態でも検出電圧VBX、VBYが発生してしまうことが
あった。
【0009】本出願に係る第1の発明の目的は、振動子
に角速度が加わっていない状態で不要な振動が検出され
ることのない振動ジャイロを提供することにある。
【0010】本出願に係る第2の発明の目的は、第1の
発明の目的を実現した振動ジャイロを用いて、角速度
(角変位)に起因して生じた誤差を補正する補正装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する第1の構成は、加振信号を入力するこ
とにより振動子に加振モードの振動を励起する加振用の
電気−機械エネルギー変換素子と、角速度に基づく該振
動子の変位による検出モードの振動を同一の大きさで、
かつ逆位相の状態で取り出す2つの変位検出用の電気−
機械エネルギー変換素子と、別体に有する振動ジャイ
ロ本体と、該変位検出用の電気−機械エネルギー変換素
子で検出した2つの信号を減算する演算手段を少なくと
も有し、該算手段を経た信号に基づいて角速度成分の
検出信号を取り出す信号処理手段と、該2つの変位検出
用の電気−機械エネルギー変換素子の相互の出力信号の
位相を調節する調節手段とを有し、該調節手段は該加振
信号を該2つの変位検出用の電気−機械エネルギー変換
素子に印加することを特徴とする振動ジャイロにある。
【0012】この第の構成では、加振モードを励起し
た状態で角速度が加わっていない場合において、変位検
出用の電気−機械エネルギー変換素子に不要な振動が検
出された場合、この2つの不要な信号は同一の大きさで
位相が略逆転した状態にある。
【0013】そして、前記手段により変位検出用の電気
−機械エネルギー変換素子に例えば加振信号を何らかの
インピーダンス回路を介して印加し、この信号に不要な
信号を重畳させる。この状態では、該信号に不要な信号
が乗った状態にあり、また不要な信号が乗った箇所を基
準として着目すると、2つの重畳信号は位相ずれを有す
ることになる。
【0014】そこで、第1の構成では、変位検出用の電
気−機械エネルギー変換素子の相互の出力信号の位相を
調節して2つの重畳信号の一致させる。
【0015】本出願に係る第1の発明を実現する第
構成は、請求項に記載のように、請求項において、
変位検出用の電気−機械エネルギー変換素子と信号処理
手段とを1組とし、振動子の異なる2軸回りに対応して
2組み設けたことを特徴とする振動ジャイロにある。
【0016】この構成では、2軸回りの角速度を一つの
振動子で不要な振動を検出することなく検出することが
できる。
【0017】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
の構成は、請求項に記載のように、請求項にお
いて、加振モードと検出モードは、これらのモードの振
幅が大きい部分における振動方向が互いに直交する2軸
方向に向かう成分を有する2つの振動モードであること
を特徴とする振動ジャイロにある。
【0018】この構成では、例えば振動子の中心軸を加
振および検出モードの振幅が大きい部分とすることがで
き、軸対称に検出用の圧電素子等を設けることができ
る。
【0019】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
の構成は、請求項に記載のように、請求項にお
いて、加振モードと2つの検出モードは、これらのモー
ドの振幅が大きい部分における振動方向が互いに直交す
る3軸方向に向かう成分を有する3つの振動モードであ
ることを特徴とする振動ジャイロにある。
【0020】この構成では、上記した第の構成と同様
の作用効果を2軸回りの角速度を検出できる振動ジャイ
ロでも奏することができる。
【0021】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
の構成は、請求項に記載のように、請求項1また
は3において、加振モードと検出モードとは振動の次数
が等しく、加振モードを曲げ振動、検出モードを該加振
モードの曲げ振動と直交する曲げ振動としたことを特徴
とする振動ジャイロにある。
【0022】この構成では、加振モードと検出モードと
も曲げ振動であるため、加振用の電気−機械エネルギー
変換素子と検出用の電気−機械エネルギー変換素子との
構成を簡単化して、コリオリの力による振動を検出する
ことができる。
【0023】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
の構成は、請求項に記載のように、請求項また
において、加振モードと2つの検出モードとは振動
の次数が等しく、加振モードをねじり振動、一方の検出
モードを曲げ振動、他方の検出モードを該一方の検出モ
ードと直交する方向の曲げ振動としたことを特徴とする
振動ジャイロにある。
【0024】この構成では、上記の第の構成と同様の
作用効果を2軸回りの角速度検出にも適用できる。
【0025】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
の構成は、請求項に記載のように、請求項また
において、振動の次数は1であることを特徴とする
振動ジャイロにある。
【0026】この構成では、1次の振動を用いて加振と
検出を行うので、比較的低周波数での角速度を検出で
き、例えばカメラの手振れの検出等を高精度に検出する
ことができる。
【0027】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
の構成は、請求項に記載のように、請求項
またはにおいて、各モードの振動の固有振動数
は略一致していることを特徴とする振動ジャイロにあ
る。
【0028】この構成では、各モードの振動がそのモー
ドの系の固有振動数と略一致していることにより、略共
振状態で加振と検出を行え、省電力化が図れる。
【0029】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
の構成は、請求項に記載のように、請求項また
において、加振モードが伸縮振動、二つの検出モー
ドが曲げ振動であることを特徴とする振動ジャイロにあ
る。
【0030】この構成では、伸縮振動と曲げ振動という
扱いやすい振動を使用することができる。
【0031】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第1の構成は、請求項1に記載のように、請求項
において、該調節手段は、該2つの変位検出用の電気−
機械エネルギー変換素子に印加される加振信号を調整可
能なインピーダンスに介することによって、該2つの変
位検出用の電気−機械エネルギー変換素子の相互の出力
信号の位相を調節することを特徴とする振動ジャイロに
ある。
【0032】この構成では、前記手段は加振信号に不要
振動を重畳させているので、簡単な構成で変位の検出に
影響を及ぼしたりすることなく不要振動の除去が達成で
きる。
【0033】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第1の構成は、請求項1に記載のように、請求項
において、調整可能なインピーダンスは可変抵抗であ
ることを特徴とする振動ジャイロにある。
【0034】この構成では、可変抵抗という簡単な部材
でインピーダンスの調整を可能とし、また調整作業も可
変抵抗を操作するだけで行える。
【0035】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
構成は、請求項1に記載のように、請求項1ないし請
求項1のいずれかに記載の振動ジャイロの検出信号に
基づいて、角速度により生じた角変位誤差を補正するこ
とを特徴とする補正装置にある。
【0036】この構成では、角速度が加わっていない場
合に各変位誤差の補正動作が誤って実行されることがな
い。
【0037】
【実施例】
(第1の実施例)図1は本発明の第1の実施例を示す振
動ジャイロの概略構成のブロック図で、振動子の一軸回
りの角速度を検出する振動ジャイロを示す。
【0038】本実施例の振動子は、振動弾性体間に加振
モード用の加振用圧電素子(PZT)6と、検出モード
用の第1検出用圧電素子(PZT)7と、検出モード用
の第2検出用圧電素子(PZT)8とを挟持し、該第1
検出用圧電素子7と該第2検出用圧電素子8とは、同一
の軸回りにおける角速度を検出する機械−電気エネルギ
ー変換機能を有していて、角速度により発生したコリオ
リ力によって生じた振動を逆位相で検出する位置に設け
られている。すなわち、第1検出用圧電素子7と第2検
出用圧電素子8は、検出電圧の符号が逆で大きさが同じ
になるように配置されている。
【0039】10は加振用等に用いられる発信・移相回
路、11、12は可変抵抗、13は増幅・減算回路、1
4は同期検波回路、15は角速度信号VXOUTを出力する
ローパスフィルタ、Dはスティルカメラ,ビデオカメラ
あるいは自動車の振動制御等を行う角速度補正系で、こ
れらの回路等の動作については後述する。
【0040】ここで、加振モードとしては、n4 (n4
=正の整数)次のねじり振動とすると、検出モードはn
4 (n4 =正の整数)次の曲げ振動の内の一つ、例えば
振動子の軸方向をZ軸とし、該Z軸に直交する2方向を
X,Y方向とした場合、加振モードはZ軸の回りのねじ
り振動、検出モードは例えばX方向の曲げ振動とするこ
とができる。
【0041】したがって、第1検出用圧電素子7と第2
検出用圧電素子8との検出電圧は、符号が逆で大きさが
同じとなる。
【0042】また、振動弾性体間には加振モード検出用
圧電素子(PZT)9も挟持され、検出した加振信号を
発信・移相回路10に出力し、該発信・移相回路10か
らの加振出力信号VINを加振用圧電素子6に出力する自
励発信回路を構成する一方、該発信・移相回路10の加
振出力信号VINを可変抵抗(R1)11を介して第1検
出用圧電素子7と第2検出用圧電素子8に印加するよう
にしている。
【0043】すなわち、第1検出用圧電素子7と第2検
出用圧電素子8から出力される電圧VX1とVX2は、
不要信号と加振出力信号VINに起因する信号を重畳した
信号となる。
【0044】なお、検出用圧電素子である第1、第2検
出用圧電素子7、8に信号を印加すると検出モードが励
振されるように思えるが、第1検出用圧電素子7と第2
検出用圧電素子8とは振動を逆位相で検出する位置に設
けられているので、第1検出用圧電素子7と第2検出用
圧電素子8に同じ信号が印加されると相殺されて加振さ
れることはない。
【0045】ここで、上記した自励発信回路により振動
子を加振すると、角速度を与えない状態で第1検出用圧
電素子7と第2検出用圧電素子8とから不要な信号が検
出されることがあり、この不要な信号は振動子に加振モ
ードの振動が励起されたときに、該加振された振動によ
って振動子に検出モードの振動が励振されたり、加振さ
れた振動を振動検出用圧電素子7、8で検出してしまう
ことに起因する。
【0046】第1検出用圧電素子7と第2検出用圧電素
子8で検出されるこの不要な信号は、位相ずれを有する
大きさを略同じとする信号であって、その周波数は加振
モードの周波数と等しい。
【0047】したがって、両検出用圧電素子7、8から
の出力信号を増幅・減算回路13で増幅し振幅を揃えて
から減算した場合、両出力信号の位相が同位相である
と、角速度が加わっていない状態では信号VX が略0と
なり、不要な信号が取り除かれたことになる。
【0048】本実施例では、両検出用圧電素子7、8か
らの出力信号を一致させる手段として、可変抵抗(R
1)11を用いており、この可変抵抗11の抵抗値を変
化させることにより、加振モードの信号の周波数を変化
させることなく、第1検出用圧電素子7と第2検出用圧
電素子8に印加される加振モードの信号の位相を変化さ
せ、これにより加振モードの信号に不要な信号を重畳さ
せた両方の出力信号VX1、VX2の位相を一致させる
ようにしている。この出力信号VX1とVX2の位相を
一致させる調整方法としては、増幅・減算回路13の出
力波形を見ながら可変抵抗11を調節することにより行
える。
【0049】なお、両検出用圧電素子7、8の出力信号
の位相を一致させる、すなわち第1、第2検出用圧電素
子7、8に印加される加振モードの信号の位相をずらす
ための手段としては、図1の(b)に示すように、可変
抵抗以外のインピーダンスYを用いることもできる。
【0050】このように調整された振動ジャイロは、ね
じり振動による加振状態において不要な信号が増幅・減
算回路13により除去された状態にあり、ここで角速度
が加わると、第1検出用圧電素子7と第2検出用圧電素
子8から位相が反転したAM波が発生し、この両AM波
を増幅・減算回路13で増幅・減算すると、その出力信
号VX は図2の(b)に示すようになる。
【0051】すなわち、第1検出用圧電素子7より出力
される信号VX1と第2検出用圧電素子8より出力される
信号VX2は、角速度が加わらない状態では図2の(a)
に示すように、振幅一定の加振モードの振動の周波数の
波(不要な振動については図示せず)であって、位相が
一致している。
【0052】そして、角速度が加わるとこの波を夫々搬
送波とし、各搬送波の振幅が角速度によって変調された
変調信号となる。両変調信号の位相は第1検出用圧電素
子7と第2検出用圧電素子8との位相ずれ(約180
°)に応じて位相ずれ(約180°)が生じている。し
たがって、角速度で変調された信号VX1と角速度で変調
された信号VX2とが増幅・減算回路13で減算される
と、両変調信号は重畳されて振幅が略2倍となり、図2
の(b)に示すように、破線で示す角速度で変調された
波形が得られることになる。
【0053】次に、増幅・減算回路13からの出力信号
X を、発信移相回路10より得られた参照信号VREF
を用いて検波する同期検波回路14により復調し、ロー
パスフィルタ15で高周波成分を取り除くと、角速度信
号VXOUT が得られることになる。この角速度信号V
XOUTは、角速度補正系Dに出力され、例えばスティルカ
メラあるいはビデオカメラの手振れによるカメラ振れ補
正、車載カメラのカメラ振れ補正等の制御に用いられ
る。
【0054】なお、図1の(a)において、可変抵抗
(R2)12は第1、第2検出用圧電素子7、8の検出
信号のバランスをとるためのもので、この抵抗12は必
ずしも必要ではない。
【0055】また、本実施例では、加振モードとしてね
じり振動を用い、検出モードとして曲げ振動を用いて1
軸回りの角速度を検出するようにしているが、以下のよ
うな組み合わせで1軸回りの角速度を検出することもで
き、この場合も図1に示す回路構成により不要の振動を
除去することができる。
【0056】(1)加振モードをn1 (n1 =正の整
数)次の縦振動、検出モードをn2 (n2 =正の整数)
次の曲げ振動のうちの一つ。
【0057】(2)加振モードをn5 (n5 =正の整
数)次の曲げ振動、検出モードをn5 (n5 =正の整
数)次の曲げ振動で、加振モードと直交した振動。
【0058】(第2の実施例)図3は第2の実施例を示
す。
【0059】本実施例は2軸回りの角速度を検出できる
振動ジャイロに関するもので、図1に示す第1の実施例
における検出回路(検出用圧電素子7と8、可変抵抗1
1と12、増幅・減算回路13、同期検波回路14、ロ
ーパスフィルタ15)を並列して設け、自励発信回路
(加振用圧電素子6、加振モード検出用圧電素子9、発
信・移相回路10)については共有するようにしてい
る。
【0060】このような2軸回りの角速度を検出するた
めの加振モードと検出モードとしては、例えば以下のよ
うな組み合わせがある。
【0061】(1)加振モードをn1 (n1 =正の整
数)次の縦振動、検出モードをn2 (n2 =正の整数)
次の曲げ振動(直交する2軸方向の曲げ振動)。
【0062】(2)加振モードをn4 (n4 =正の整
数)次のねじり振動、検出モードをn4(n4 =正の整
数)次の曲げ振動(直交する2軸方向の曲げ振動)。
【0063】このようなモードの振動を加振したり、あ
るいは検出したりする圧電素子および検出用圧電素子の
パターン等については種々のものが考えられる。
【0064】(第3の実施例)図4は第3の実施例を示
す。
【0065】本実施例は図3に示す第2の実施例で示し
た(2)のモードの加振及び加振モード検出、および2
軸回りの振動検出のための圧電素子を示す。
【0066】3Aは直交する2方向の曲げ振動を夫々検
出できる圧電素子で、厚み方向に変位するように分極処
理された圧電体の片面側に90度ピッチで4分割された
分割電極膜を形成し、他面側には接地用全面電極膜を形
成しており、該各分割電極膜のうち、中心軸に対して対
向する一対の分割電極膜同士で一組の検出回路における
第1検出用圧電素子7(7’)と第2検出用圧電素子8
(8’)を構成し、一方の組みの第1検出用圧電素子7
と第2検出用圧電素子8からは夫々信号VX1と信号VX2
とが出力され、他方の組みの第1検出用圧電素子7’と
第2検出用圧電素子8’からは夫々信号VY1と信号VY2
とが出力される。
【0067】この場合、圧電体の分極方向は矢印で示す
厚み方向に同一であることから、角速度によって生じた
コリオリ力で曲げ振動が振動子に励起されると、対向し
た分割電極膜からは逆位相の一次の曲げ振動が検出され
ることになる。また、上記した不要な振動も逆位相で生
じるので、重畳する加振モードの信号の位相を可変抵抗
11(11’)でずらし、角速度が加わっていない状態
で不要な振動を角速度信号と誤検出することを増幅・減
算回路13(13’)により防いでいる。
【0068】3Bは加振モードの一次のねじり振動を励
起すると共に、加振モードの振動を検出する圧電素子
で、圧電体にはZ軸回りの方向で変位する分極処理が施
され、片面側には略平面C形状の電圧印加用の電極膜3
B1が形成されると共に、径方向に平面矩形形状の加振
モード検出用電極膜3B2が形成され、さらに他面側に
はグランド用の全面電極膜が形成されている。
【0069】したがって、圧電素子3Bの電極膜3B1
に加振用の信号VINを印加すると、この圧電素子は両面
側において相対的なZ軸回りの滑りが生じ、振動子にね
じり振動を励振することになる。そして、電極膜3B2
からは振動子に励振されたねじり振動の検出信号V
SENSORが出力される。
【0070】(第4の実施例)図5、図6は第4の実施
例を示す。
【0071】本実施例は、上記した第2の実施例におい
て示した、(1)の加振モードをn1 (n1 =正の整
数)次の縦振動、検出モードをn2 (n2 =正の整数)
次の曲げ振動(直交する2軸方向の曲げ振動)とする振
動子を示している。
【0072】上記の各実施例における振動子は、振動弾
性体の他面側から支持棒を延ばし、その延出端部に基台
を固定して振動子を支持する方式を採用しているが、本
実施例では振動弾性体1と2との間に挟持される絶縁基
板16を利用して振動子の支持を行うようにしている。
【0073】3aはZ軸方向に分極処理された2軸方向
の曲げ振動検出用圧電素子、3bはZ軸方向に分極処理
された加振のための縦振動を励起するための加振用圧電
素子であり、絶縁基板16をその間に挟んで振動弾性体
1と2により挟持され、双方の振動弾性体1、2をネジ
部1a、2aで螺着することにより固定される。
【0074】加振用圧電素子3bは、圧電体の片面に図
4の圧電素子3Bの片面側と同様に平面略C形状の電圧
印加用の電極膜と検出用電極膜とが形成され、他面側に
設置用の全面電極膜が形成され、絶縁基板16の裏面側
に形成された電極パターン16cに該電圧印加用の電極
膜が接触し、電極パターン16dに該検出用電極膜が接
触する。また、加振用圧電素子3bの全面電極膜はグラ
ンド用電極板17に接触し接地されるようになってい
る。
【0075】なお、電極16c、16d、17と圧電素
子3bが十分に密着しているならば、圧電素子3bの表
面に電極膜を設けなくても良い。
【0076】一方、検出用圧電素子3aは、両面に電極
膜を形成していないZ軸方向に変位する分極処理が施さ
れた状態にあり、振動弾性体1とは絶縁板18を介して
電気的に非導通状態に維持され、絶縁基板16の表面側
に90度のピッチで形成された電極パターン16aの接
触パターン部16a1 、電極パターン16a’の接触パ
ターン部16a’1 、電極パターン16bの接触パター
ン部16b1 、電極パターン16b’の接触パターン部
16b’1 と接触すると共に、中央部に形成されたリン
グ形状の共通パターン部16eに接触するようにしてお
り、このような構成により振動子に形成される曲げ振動
を検出できる原理を以下に説明する。
【0077】電極パターン16cに加振用の信号VIN
印加すると、圧電素子3bはZ軸方向に伸縮する。加振
信号VINの周波数が振動子の1次縦振動固有振動数に略
一致していると、振動子には図7に振動子を半断面斜視
図の状態で有限要素法にて示すように、一次の縦振動、
すなわち振動弾性体1、2がZ軸方向に逆位相で伸縮す
るようなモードの振動が生じる。
【0078】もし、今Y軸回りの角速度ωが振動子に加
わると、振動弾性体1、2には白抜きの矢印で示したよ
うに、X軸方向で逆位相のコリオリ力が生じる。なお、
このコリオリ力は周波数が加振信号VINの周波数と略一
致している。
【0079】ここで、コリオリ力により曲げ振動が振動
子に励起されることになるが、いま、X−Z平面内の曲
げ2次モードの振動の周波数がコリオリ力の周波数に近
いと、このモードは振動弾性体1、2の振動方向がX軸
方向と逆位相であるため、振動子には図8に示すような
曲げ2次モードの振動が生じる。
【0080】したがって、この振動の振幅を検出するこ
とにより加わった角速度ωの大きさが分かることにな
る。また、X軸回りの角速度が振動子に加わった場合に
は、上記の場合と同様の原理によりY−Z面内の曲げ2
次モードが生じる。
【0081】この曲げ2次モードが生じた時のX−Z平
面における振動子の状態を図8に示す。この場合、斜線
を施して示した検出用圧電素子3aは剪断変形し、同図
ではX軸方向にずれ変形している。
【0082】このような変形を圧電素子により検出する
ためには、 (1)Z軸方向に分極された圧電素子に生じたX方向の
電荷を検出する (2)X軸方向に分極された圧電素子に生じたZ方向の
電荷を検出する かのいずれかが適用できる。
【0083】本実施例では上記の(1)の方式を採用す
るが、この方式による検出原理を図9により説明する。
【0084】検出用圧電素子3aは、その絶縁基板16
のパターン形成面側の各パターン部16a1 、16a’
1 、16b1 、16b’1 と、共通パターン部16eに
接触しており、具体的には圧電体の片面側において、共
通パターン部16eとその外周側に所定の間隔を有する
各パターン部16a1 、16a’1 、16b1 、16
b’1 と接触している。なお、対向するパターン部16
1 、16a’1 と、対向するパターン部16b1 、1
6b’1 とは直交した状態にある。
【0085】ここで、図9の(a)に示すように、検出
用圧電素子3aが剪断変形していな状態では圧電素子内
には電界が発生しないが、図9の(b)に示すように剪
断変形が生じると、破線で示したような電界が生じ、例
えば電極パターン16a、16a’にはZ−X面内の曲
げ2次モードの振幅に比例した電圧VX1、VX2が生じ
る。また同様にして電極パターン16b、16b’には
Z−Y面内の曲げ2次モードの振幅に比例した電圧
Y1、VY2が生じる。したがって、直交する2軸につい
ての角速度の検出が可能となる。
【0086】ここで、一対の電極パターンの電圧は符号
が逆となるので、上述した実施例と同様に不要な信号の
除去が増幅・減算回路により行え、角速度の発生により
AM変調された信号を同期検波回路により復調すること
により、各速度信号成分を抽出することができる。
【0087】このように加振モードを縦振動、検出モー
ドを曲げ振動とした場合において、加振モードの振動の
次数n1 と、検出モードの振動の次数n2 、n3 とは、
1=1次、n2 =n3 =2次、あるいはn1 =2次、
2 =n3 =1次、あるいはn1 =3次、n2 =n3
2次というように、加振モードの次数を奇数とすると検
出モードの次数を偶数、逆に加振モードの次数を偶数と
すると検出モードの次数を奇数となる。
【0088】これは、図11の(a)に示すように、n
1 =2次、n2 =1次の場合や、図11の(b)に示す
ように、n1 =3次、n2 =2次の場合を例にすると、
加振モードの振動と検出モードの振動の波形が同じよう
な波形として現れることによる。
【0089】つまり、この振動ジャイロの原理は、縦振
動で加振状態にある振動子に角速度が与えられると、縦
振動する方向と直交する2つの軸回りの角速度によって
生じるコリオリの力によって2つの曲げ振動が励振され
ので、縦振動の波形と曲げ振動の波形とが異なると、コ
リオリの力によって生じた振動成分が規則正しく検出で
きず、結果として角速度の検出ができなくなる。
【0090】
【発明の効果】請求項に記載の発明によれば、加振モ
ードを励起した状態で角速度が加わっていない場合、変
位検出用の電気−機械エネルギー変換素子に不要な振動
が検出された場合でも、不要な振動を除去することがで
きる。
【0091】請求項に記載の発明によれば、2軸回り
の角速度を一つの振動子で不要な振動を検出することな
く検出することができる。
【0092】請求項に記載の発明によれば、例えば振
動子の中心軸を加振および検出モードの振幅が大きい部
分とすることができ、回転対称に検出用の圧電素子等を
設けることができる。
【0093】請求項に記載の発明によれば、上記した
請求項の記載の発明と同様の作用効果を2軸回りの角
速度を検出できる振動ジャイロでも奏することができ
る。
【0094】請求項に記載の発明によれば、加振モー
ドと検出モードとも曲げ振動であるため、加振用の電気
−機械エネルギー変換素子と検出用の電気−機械エネル
ギー変換素子との構成を簡単化して、コリオリの力によ
る振動を検出することができる。
【0095】請求項に記載の発明によれば、上記の請
求項に記載の発明と同様の作用効果を2軸回りの角速
度検出にも適用できる。
【0096】請求項に記載の発明によれば、1次の振
動を用いて加振と検出を行うので、比較的低周波数での
角速度を検出でき、例えばカメラの手振れの検出等を高
精度に検出することができる。
【0097】請求項に記載の発明によれば、各モード
の振動がそのモードの系の固有振動数と略一致している
ことにより、略共振状態で加振と検出を行え、省電力化
が図れる。
【0098】請求項に記載の発明によれば、伸縮振動
と曲げ振動という扱いやすい振動を使用することができ
る。
【0099】請求項1に記載の発明によれば、加振信
号をインピーダンスに介するという簡単な構成で2つの
変位検出用の電気−機械エネルギー変換素子の相互の出
力信号の位相を調節できる。
【0100】請求項1に記載の発明によれば、可変抵
抗という簡単な部材でインピーダンスの調整を可能と
し、また調整作業も可変抵抗を操作するだけで行える。
【0101】請求項1に記載の発明によれば、角速度
が加わっていない場合に各変位誤差の補正動作が誤って
実行されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図で、
(a)は全体の構成を示し、(b)は変形例を示す。
【図2】図1の実施例における変調と復調を示す波形
図。
【図3】第2の実施例を示すブロック図。
【図4】第3の実施例を示す圧電素子の斜視図。
【図5】第4の実施例を示す振動子の断面図。
【図6】第4の実施例の振動子の分解斜視図。
【図7】第4の実施例の振動子の縦振動モードを示す
図。
【図8】第4の実施例の振動子の曲げ振動モードを示す
図。
【図9】第4の実施例の曲げ振動の検出原理を示す図。
【図10】従来の振動ジャイロの構成を示すブロック
図。
【図11】本発明における加振モードの振動と検出モー
ドの振動との次数の関係を示す波形図。
【符号の説明】 6 加振用圧電素子 7、8 検出用圧電素子 9 加振モード検出用圧電素子 10 発振・移相回路 11、12 可変抵抗 13 増幅・減算回路 14 同期検波回路 15 ローパスフィルタ 16 絶縁基板 D 角速度補正系 Y インピーダンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−293620(JP,A) 特開 昭60−188809(JP,A) 特開 平4−295716(JP,A) 特開 平4−297874(JP,A) 特開 平6−11762(JP,A) 特開 平6−222073(JP,A) 特開 平2−129513(JP,A) 特開 平6−300568(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/56 G01P 9/04 G01P 21/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加振信号を入力することにより振動子に
    加振モードの振動を励起する加振用の電気−機械エネル
    ギー変換素子と、角速度に基づく該振動子の変位による
    検出モードの振動を同一の大きさで、かつ逆位相の状態
    で取り出す2つの変位検出用の電気−機械エネルギー変
    換素子と、別体に有する振動ジャイロ本体と、 該変位検出用の電気−機械エネルギー変換素子で検出し
    た2つの信号を減算する演算手段を少なくとも有し、該
    算手段を経た信号に基づいて角速度成分の検出信号を
    取り出す信号処理手段と、 該2つの変位検出用の電気−機械エネルギー変換素子の
    相互の出力信号の位相を調節する調節手段とを有し、該調節手段は 該加振信号を該2つの変位検出用の電気−
    機械エネルギー変換素子に印加することを特徴とする振
    動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 請求項において、変位検出用の電気−
    機械エネルギー変換素子と信号処理手段とを1組とし、
    振動子の異なる2軸回りに対応して2組み設けたことを
    特徴とする振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 請求項において、加振モードと検出モ
    ードは、これらのモードの振幅が大きい部分における振
    動方向が互いに直交する2軸方向に向かう成分を有する
    2つの振動モードであることを特徴とする振動ジャイ
    ロ。
  4. 【請求項4】 請求項において、加振モードと2つの
    検出モードは、これらのモードの振幅が大きい部分にお
    ける振動方向が互いに直交する3軸方向に向かう成分を
    有する3つの振動モードであることを特徴とする振動ジ
    ャイロ。
  5. 【請求項5】 請求項1またはにおいて、加振モード
    と検出モードとは振動の次数が等しく、加振モードを曲
    げ振動、検出モードを該加振モードの曲げ振動と直交す
    る曲げ振動としたことを特徴とする振動ジャイロ。
  6. 【請求項6】 請求項またはにおいて、加振モード
    と2つの検出モードとは振動の次数が等しく、加振モー
    ドをねじり振動、一方の検出モードを曲げ振動、他方の
    検出モードを該一方の検出モードと直交する方向の曲げ
    振動としたことを特徴とする振動ジャイロ。
  7. 【請求項7】 請求項またはにおいて、振動の次数
    は1であることを特徴とする振動ジャイロ。
  8. 【請求項8】 請求項またはにおいて、各
    モードの振動の固有振動数は略一致していることを特徴
    とする振動ジャイロ。
  9. 【請求項9】 請求項またはにおいて、加振モード
    が伸縮振動、二つの検出モードが曲げ振動であることを
    特徴とする振動ジャイロ。
  10. 【請求項10】 請求項において、該調節手段は、該
    2つの変位検出用の電気−機械エネルギー変換素子に印
    加される加振信号を調整可能なインピーダンスに介する
    ことによって、該2つの変位検出用の電気−機械エネル
    ギー変換素子の相互の出力信号の位相を調節することを
    特徴とする振動ジャイロ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、調整可能なイン
    ピーダンスは可変抵抗であることを特徴とする振動ジャ
    イロ。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項1のいずれか
    に記載の振動ジャイロの検出信号に基づいて、角速度に
    より生じた角変位誤差を補正することを特徴とする補正
    装置。
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