JP3264952B2 - 受動形光導波路からなる製品 - Google Patents

受動形光導波路からなる製品

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JP3264952B2
JP3264952B2 JP26160091A JP26160091A JP3264952B2 JP 3264952 B2 JP3264952 B2 JP 3264952B2 JP 26160091 A JP26160091 A JP 26160091A JP 26160091 A JP26160091 A JP 26160091A JP 3264952 B2 JP3264952 B2 JP 3264952B2
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    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/13Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受動形光導波路に係り、
特にポリマー材料からなる受動形光導波路に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信分野には長距離および短距離の両
方の用途がある。長距離用途には、比較的長距離で比較
的広帯域、さらに個々のチャネルへの信号分岐が比較的
わずかな通信が考えられる。このような用途に対して
は、ファイバー光学は、これが低損失広帯域であること
から信号の伝送および分配に最も適した手法と一般に見
なされている。
【0003】一方、ループネットワークやローカルネッ
トワークなどの短距離用途には短距離伝送や多くの個別
のチャネルへの信号の分岐が通常考えられる。このよう
な用途では、一般に光学要素のコストが重要な因子にな
るが、損失や帯域幅は長距離伝送と比べると大きな因子
ではない。
【0004】さらに、単一モード伝送は、その低パルス
分離性のために、現在では長距離伝送に有効に用いられ
ているが、このような低パルス分散性の要件は、短距離
ではパルス分散度小さいことから短距離伝送ではそれほ
ど厳しいものではない。したがって、短距離用途に対し
ては代わりに多重モード伝送が用いられる。多重モード
伝送チャネルは単一モードチャネルより大きな物理的寸
法を持つのが一般的であり、したがって製造上の公差は
それほど厳しくはないことから短距離要素の製造には非
常に多くの材料ならびに製造方法が可能である。
【0005】これらの材料および方法の少なくともいく
つかのものは、スプリッタやコンバイナなどの多くの受
動光学要素を有する短距離ネットワークを形成するため
商業的な方法で使用できる比較的安価な要素を与える可
能性を有するものであることが示唆されている。このよ
うなネットワークの例には、上記のようにループネット
ワークやローカルエリアネットワークが知られている。
さらに、他の例としてコンピュータやディジタルスイッ
チなどの信号処理機械内の多点接続が知られる。このよ
うな機械内では多数の送信機や受信機を接続する高速光
通信バスを有することが提案されている。
【0006】この点で、回路基板、またはさらに高レベ
ルの構造を接続する光学的ネットワーク(このようなネ
ットワークは「光学的支持板」と呼ばれる。)および単
一印刷配線基板(PWB)上の個別チップを接続する光
学的ネットワークが提案されている。特に、光学的支持
板およびPWB用途の場合、電子要素の装着のために現
在用いられているもののような平面基体に装着可能な薄
膜形態の導波路を提供することが望まれている。
【0007】そこで光ファイバーに基づく光学的支持板
が提案されている。このような支持板は、信号分配のた
めに、例えば、スターカップラ(星形結合器)などの融
解ファイバーカップラを用いることが多い、これらは有
用ではあるが、融解ファイバーのスターカップラは高価
である。例えば、1988年における通常71×8カッ
プラのコストは約800ドルであった。
【0008】光ファイバに基づく他の方法としてスプリ
ッタおよびコンバイナを形成する混合ロッドが使用され
る。このような混合ロッドは例えば1978年2月に
R.E.Loveに付与された米国特許第4,072,3
99号に示されている。この混合ロッドの一実施例は、
被結合ファイバーのコアに整合する屈折率を持つ材料か
らなる細長いシリンダと、低屈折率のクラッドで構成さ
れている。
【0009】この混合ロッドはその端面が長手軸線に垂
直に研磨されている。光学ファイバーの束の末端は、該
端面に近接して配置される。この方法は、製造コスト節
減が組立工程の複雑性によって少なくなっているが、比
較的安価ではある。さらに、この方法は小型化するのが
難しく、平面形状に適合し難い。
【0010】また、平版印刷処理によりガラスまたはポ
リマー材料から平面導波回路を形成する多くの方法が提
案されている。例えば、1989年11月7日付のA.
A.Boiarski らに付与された米国特許第4,878,
727号にこのような方法が示されている。さらに他の
方法では、光を導波路内に、またはそれから反射させる
ノッチをポリマー導波路内の指定された結合点に設ける
ようにしている。この方法は、例えば、1988年3月
28日付のA.F.GravesとE.A.Munterに付与さ
れた米国特許第4,733,093号に示されている。
これらの方法の全ては、有用ではあるが、最終製品を得
るまでに費用がかかる処理ステップに時間がかかる。
【0011】さらに、型押加工または成形法による単一
モード集積光学装置の製造方法が提案されており、例え
ば、G.D.Aumiller らによる「Submicrometer Reso
lution Replication of Relief Patterns for Integrat
ed Optics (集積光学用レリーフパターンのサブミクロ
ン分解能複製)」J.Appl.Phys.,Vol.4
5,(1974)pp.4557−4562に示されて
いる。この報告に示された1つの方法は、PMMA基体
に溝を型押加工し、次にこれらの溝を基体よりも大きな
屈折率の光ポリマーで充填するステップで構成されてい
る。しかしながら、このような方法により有用な導波路
を形成するのに必要と考えられる微細な公差を実現する
のは困難のようであった。
【0012】このようにして、当該分野においては、労
力が少なく、費用が適切で、自動化または半自動化製造
工程で実施でき、低コスト平面光導波路およびこのよう
な導波路で構成された製品の生産を可能にする受動光導
波路手法がこれに求められているが、実現されていない
のが現状である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、広義には、ベ
ース部材のほぼ平らな表面に装着されたポリマー導波フ
ィルムで構成された製品を提供するものである。このフ
ィルムは、ガラス転移温度Tgを有するコア材料の層で
コア層上に配置されたコア材料層と、融点TmまたはTg
よりおおきなガラス転移温度Tg,clad を有するクラッ
ディング材料層とで構成されている。コア材料の屈折率
は、少なくとも所定の波長でクラッディング材料の屈折
率より大きくなされる。
【0014】したがって、クラッディング材料は、光学
的導波機能を与え、少なくともある電磁放射を該コア層
に限定する。ベース部材は、コア層の下に配置されるよ
うに基体のほぼ平らな表面に装着され、該ガラス転移温
度Tg より大きな融点またはガラス転移温度を有するポ
リマー第2クラッディング層を選択的にそなえている。
【0015】少なくとも所定の波長においては、コア材
料の屈折率もまた、第2クラッディング層が光導波路と
しての機能を果たすように、この層の材料の屈折率より
大きくなくてはならない。このような第2クラッディン
グ層が含まれないときは、いずれにしても、コア層の下
に配置された基体のその部分は、これが光導波路機能を
有するようにコア材料のものより小さな屈折率(少なく
とも所定の波長で)を有すべきである。
【0016】フィルム内には少なくとも1つの導波チャ
ネルが画定され、これはベース部材の表面に対してほぼ
平行に延在すると共に所定波長の電磁放射を導波するよ
うに構成されている。この導波チャネルはベース部材の
表面に当接するほぼ平面をなす下部表面を有するコア材
料のコアを有している。
【0017】さらに、この導波チャネルは、コアが上部
クラッディングに当接する上部表面(通常は湾曲面)を
有するように少なくとも部分的にコアを囲繞すると共に
コアの上に配置された少なくともクラッディング材料の
上部クラッディングを備えている。
【0018】導波チャネルの少なくとも一部において、
コア層は、上部クラッディング層およびベース部材が共
にコアをほぼ完全に囲繞し、さらに所定波長の放射が全
チャネルを通して約1dB以下の全モード損失で上記一
部内を導波されるように、比較的小さな厚み(例えば、
多重モードチャネルに対して約3.0μm以下)に限定
される。導波チャネルは、少なくとも原理的には、多重
モードか単一モードチャネルのいずれかであるが、現在
好適な実施例では多重モードチャネルとする。
【0019】例示する製造工程においては、コア層と上
部クラッディング層(および選択的に下部クラッディン
グ層)からなるフィルムが、Tgより高いが、クラッディ
ング層または複数のクラッディング層のTm(またはT
g, clad)より低い温度に加熱される。
【0020】次に、コア層の細長い領域間に導波チャネ
ルが形成されるように、少なくともあるコア材料がコア
層の少なくとも1対の細長い領域からまたコア層の隣接
領域に流動されるように、フィルムに対して力が印加さ
れる。この力は、例えば、あるパターンの突起部を有す
るダイにより、これらの突起部が適量の圧力でフィルム
に当接したときコア材料がこれらの突起部の下方の領域
から流出するように、印加される。次に、このフィルム
は通常は基体上に装着される。
【0021】
【実施例】図1に示したように、導波路は、好適な実施
例においては、熱可塑性ポリマー材料からなる3つの
層、すなわち選択的な下部クラッディング層10、コア
層20、上部クラッディング層30を備えている。コア
層内での光の導波を許容するために、コア層の屈折率と
クラッディング層の屈折率(または複数の屈折率)とは
十分異なってなければならない。
【0022】下部クラッディング層が省略されたとき
は、適当な屈折率の媒体、例えば空気またはベース部材
を、少なくとも導波路の使用時には、コア層20の下に
配置しなければならない。このため、これらの層は、少
なくとも約0.20の開口数(NA)を有し、好適には
被結合ファイバの開口数の約20%内の開口数を示すこ
とが望ましい。低い開口数は光結合効率が低くなること
から望ましくなく、さらに高い開口数はより小さな開口
数のファイバに対する結合に際して大きな光学損失が生
じることから望ましくない。
【0023】本好適な実施例においては、クラッディン
グ層は共に約1.42の屈折率を有するポリビニリデン
フルオライド(PVDF)からなり、さらにコア層は約
1.49の屈折率を有するポリ(メタクリル酸メチル)
(PMMA)からなる。得られた開口数は約0.45で
ある。
【0024】さらに、各々のクラッディング材料は融点
(Tm)またはガラス転移温度(Tg,clad)により特徴
付けられることが望ましく、さらにコア層はいずれかの
クラッディング層の融点またはガラス転移温度より低い
ガラス転移温度(Tg)により特徴付けられることが望
ましい。例えば、PVDFは167℃のTm を有し、ま
たPMMAは105℃のTg を有する。
【0025】さらに、上記3つの層に対して選択された
材料の全ては、処理温度および圧力において、好適には
何らかの定着剤なしに、互いに適切に結合できることが
望ましい。処理温度は、クラッディングの融点Tm(ま
たはガラス転移温度Tg,clad)とコアガラス転移温度Tg
の中間に選択されるべきであり、これは重要である。
【0026】表1は本発明により導波路を形成するため
に容易に入手でき使用できる熱可塑性樹脂をリストした
例である。表1にリストした最初の3つの材料のいずれ
かから形成されたクラッディング層は同様にリストした
最後の4つの材料のいずれかから形成されたコア層と結
合される。すなわち、リストしたクラッディング材料は
過フッ素化エチレン・プロピレン共重合(商標名Tef
lonTMFEPとして販売されている。)、ポリ(ビニ
リデンフッ化物)(PVDF)、およびポリ(4−メチ
ルペンテン−1)(商標名TPXとして市販されてい
る。)であり、またリストしたコア材料はメタクリル酸
ポリメチル(PMMA)、スチレン・アクリロニトリル
コポリマ(SAN)、ポリカーボネート、およびポリス
チレンである。
【0027】ただし、TPXクラッディングを有するP
MMAコアは、これが単に約0.24の開口数を有する
ことから望ましくなく、またPVDFクラッディングを
有するポリカーボネートコアは、TgおよびTmのそれぞ
れの値が工程温度を145℃−167℃という狭い範囲
に制限することから望ましくない。
【0028】さらに、この点で、半結晶性フルオロポリ
マーFEP(過フッ素化エチレン・プロピレンコポリマ
ー)およびPVDFは、これらの散乱損失が比較的大き
いことから、従来光学材料と見なされなかった点が注目
されるべきである。しかしながら、これらの材料はまた
比較的低い屈折率を有している。したがって、これらの
材料は、大きな開口数の構造体におけるコア材料に対す
るものよりも光学的透過率要件が厳しくないクラッディ
ング用材料として有用である。
【0029】表1にリストしたポリマーの他に、二種類
以上の異なるポリマーを混合して中間特性の複合材料を
形成することにより上記の点で有用なその他のポリマー
を製造することができる。例えば、PMMAをPVDF
またはSAN(スチレン・アクリロニトリル共重合体)
のいずれかと混合してこのような材料を形成してもよ
い。この混合物は溶液か溶融相のいずれかで得ることが
できる。
【0030】さらに、当業者は導波路を構成するために
使用できるその他の公知のポリマーを容易に見出すこと
ができる。上記3層の初期厚みは、例えば、平面導波路
に結合されるファイバーの寸法に基づいて決定すること
ができる。例えば、200μm径コアと230μm径ク
ラッディングとを有するファイバーに結合させるための
好適な厚みは、PMMAコアに対しては約150μm、
PVDFクラッディング層に対しては約75μmにな
る。
【0031】これらの層の厚みは、適切なサイズの成形
用工具により導波領域を形成した後200μmコアへの
ほぼ最適な結合を有する導波領域を与えるように選択さ
れる。
【0032】導波チャネルが形成された後、この導波チ
ャネルの断面プロフィルは、例えば図2に示したように
なるのが通常である。導波コア40は、成形ステップ以
前にこれが存在したコア層の上部の上方に高さが延在す
る基本的に三角形状プロフィルを有している。コアのい
ずれかの側にはくぼみ部50が設けられる。コア材料は
このくぼみ部50の少なくとも一部からほぼ排除され、
またこの部分には上部および下部クラッディング層が所
望通りほぼ直接当接して、または少なくとも互いに近接
して設けられる。
【0033】コアは、同じコア断面積および同じΔを有
する一様にクラッドされた光ファイバの径として規定さ
れる有効径を有している。Δはコアとクラッディングの
間の屈折率差を意味する。所定の用途に必要な有効径は
当業者の一人により容易に計算され、これは、部分的に
は、単一モード導波路が望まれるか多重モード導波路が
望まれるかにしたがって与えられる。(モード伝搬の関
連する理論的説明はE.A.J.Marcatili, 「Slab-
Coupled Waveguides (スラブ結合導波路)」)、Be
ll System Technical Journal,53,(197
4),PP.645−674に示されている。単一モー
ドに対する通常の有効径は3から10μmであり、多重
モード導波路に対するものは50から500μmであ
る。
【0034】クラッディング層間のくぼみ部に残るコア
材料は「フラッシュ(flash)」と呼ばれる。このフラ
ッシュは、成形用工具から成形コア領域を除去した後も
残っている。フラッシュ材料が過剰過ぎると、光学的な
漏洩路を与えることから望ましくない。すなわち、コア
モードはフラッシュ材料中に結合され、導波路から光学
的損失をもたらすと共に隣接導波路間に混線をもたらす
こともある。フラッシュ材料に結合することから生じる
光学的損失は「モード損失」と呼ばれる。全体のモード
損失は約1dB/cm以下、さらに約0.1dB/cm
以下であることが望まれる。
【0035】多重モード導波チャネルでモード損失が約
1dB/cm以下であるためには、フラッシュ材料の厚
みは約3.0μm以下であることが望まれる。例えば、
有効コア径が200μm、コアとクラッディングの間の
屈折率差Δが0.02の多重モード導波路を例としてこ
こで2〜3の理論計算を示す。この例示として与える導
波路の理論的モード損失は、フラッシュが約2.8μm
厚以下のとき1dB/cm以下である。
【0036】このモード損失はΔに依存するので、最大
許容フラッシュ厚み(1dB/cm以下のモード損失を
有する)はΔ=0.009において約3.5μm、また
Δ=0.09において約1.15μmである。モード損
失は、1dB/cm以下では、フラッシュ厚が減少につ
れ非常に急速に減少するのが普通である。例えば、本導
波路例のモード損失を約1dB/cmから約0.1dB
/cmに減少させるためには、約20%から35%のフ
ラッシュ厚みの減少が要求されるのが普通である。
【0037】単一モードチャネルにおいてモード損失が
約1dB/cm以下であるためには、フラッシュ厚はコ
アのピーク高さの半分程度以下にあるべきである。(コ
アのピーク高さ、および有効径に寄与するコアのその部
分は領域50のフラッシュ層の上部から測定されるべき
である。単一モードコアのピーク高さは一般に約10μ
mである。)
【0038】くぼみの領域においては、上部クラッディ
ングはこれがチャネル形成前に存在した対応する層より
薄いのが普通であり、さらにこのくぼみ部領域のクラッ
ディングの上部表面はこれが形成されたときのコアの上
部より低く、さらに導波チャネルの外部のショルダ領域
60に配置されたコア層のその部分の上部より低いのが
普通である。
【0039】上記成形ステップの間にまたはその後に複
合フィルムは互いに、またはフィルムの未成形部分から
形成された導波路を分離するように分割されてもよいこ
とがここで注目されるべきである。フィルムが分割され
たとき、ショルダ領域60の各々の少なくとも一部は導
波チャネルを含むフィルム部分から排除されてもよい。
このような分割はダイ上の適切な突出部により、または
その他の適当な手段により行われる。
【0040】コアの幅はコアの境界を形成する2つのく
ぼみ部の中心間の分離距離により説明される。この分離
距離およびコアの高さは、カップラのコア領域と被結合
光ファイバのコアの間の断面の不整合を最小にするよう
に選択すると都合がよい。したがって、例えばコア径が
200μmおよびクラッディング径が230μmのファ
イバーを結合するためには、好適な分離距離は約500
μm、また好適な高さは約250〜300μmである。
【0041】導波チャネルが形成された後の上部クラッ
ディング層の厚みはくぼみ部および導波領域の前後で一
般に変動する。通常は、上部クラッディング層はくぼみ
部の中心でまたはその近傍で最も薄くなる。一般に、上
部クラッディング層は、これがかなり薄いと、その構造
的保全性を維持することが困難なことから任意の点で1
0μm厚以下であることは望ましくない。この層厚は一
般にショルダ領域60に向けて、また導波領域の中心に
向けて増加する。導波領域のピークにおいては、上部ク
ラッディング層の厚みは元のクラッディング厚みと同じ
になるのが普通である。
【0042】下部クラッディング層の形状は、理想的に
は、チャネル成形工程において変更される必要はない。
しかし、実際には形状の変化が生じるのが普通である。
一般に、この変化は、コアの境界を形成するくぼみ部領
域に制限され、またくぼみ部50よりはるかに浅い下部
クラッディング層でのくぼみ部の形成を含んでいる。
【0043】下部クラッディング層の底部は、通常の用
途に平らな基体に導波路を装着することが含まれること
からほぼ平面をなすことが一般に要求される。例えば、
大きな箔押ダイを用いて、基体または印刷配線板に逐次
積層された全体の光回路パターンを形成することができ
る。積層方法は従来から当業者によく知られており、例
えば接着剤により基体に塗布する方法が知られている。
【0044】多重導波路は通常は並行して形成される。
この形成(すなわち、成形または型押)ステップの間
に、コア材料は突出部の下方領域に残され、そこで2つ
のクラッディング層が共に押圧され、隣接導波路の間に
光学的漏洩路を形成する。すでに示したように、このよ
うな材料は「フラッシュ」材料と呼ばれる。
【0045】このフラッシュは、これにより隣接チャネ
ル間に光学的損失および混線をもたらすことから望まし
くない。本発明のいくつかの特性は(好適な実施例にお
いて)フラッシュの発生を低減させることを目的として
いる。先ず、それぞれの層の厚み(形成ステップの前)
はフラッシュの発生を低減させるように構成される。
【0046】第2に、ダイの突出部は導波チャネルに隣
接して延在する嵌込み部をフィルム中に形成する。これ
らの嵌込み部はフラッシュ材料の厚みを低減させる。第
3に、コア材料と処理温度の組合わせは、処理中のコア
材料が有効な無制限領域に流動できるように選択され
る。コア材料の流動性の結果として、このようなフラッ
シュは、それが生じたとき非常に薄くすることができ
る。第4に、突出部90の幅は形成するときの圧力を最
大にするように比較的狭くなされるが、これはなお機械
的耐久力および比較的長い工具寿命を与えるのに十分な
広さを有するものである。
【0047】一般に、上記の簡単な導波チャネルを形成
する製造工程はスプリッタ−コンバイナなどの受動光学
要素の形成に対しても有用である。例えば、図3に示し
たように、スプリッタ−コンバイナは直線状チャネル7
0を有して形成することができ、さらにこの直線状チャ
ネルからずれる側部チャネル80を形成することができ
る。この側部チャネル80は、例えば3.4°または
6.8°の角度をなして開離することができる。
【0048】このような設計は光形成ポリマー導波路と
関連して技術的にはよく知られており、例えば、T.K
urokawa らの「Polymer Optical Circuits
for Multimode Optical Fiber Systems (多重モー
ド光ファイバシステム用ポリマー光学回路)」、Appli
ed Optics, 19”,(1980)pp,3124〜3
129、およびB.L.Booth の「Low−Loss Channe
l Waveguides in Polymers(ポリマーにおける低損失
チャネル導波路)」、J.Lightwave Technol. 7,
(1989)pp,1445〜1453に示されてい
る。このような要素は、図1に示したように、ダイ11
0の作業表面の突出部90および嵌込み部100を適切
に構成することにより容易に形成することができる。
【0049】ここで図1を参照すると、例示としての形
成工程は、層10、20および30を組みつけて複合フ
ィルムを形成するステップ(この段階では必ずしも結合
されない)と、ダイ110とアンビル(または支持板)
120の間でフィルムを整合させるステップと、フィル
ムを所定動作温度に加熱するステップと、さらに所定時
間幅にわたってダイとフィルムの間に所定圧力を加える
ステップとを有している。ダイの接触表面は、1つ以上
のチャネルが画定されるようにフィルムを変形させ得る
突出部のパターンを含んでいる。
【0050】このダイは垂直方向に移動自在で型押に類
似の動作(このような動作はここでは「成形(moldin
g)」と呼ぶ。)を与えてもよく、あるいはこのダイは
回転ドラムとして作用して型押動作を与えてもよい。こ
の動作温度はコア層のTg より大きく、ただしクラッデ
ィング層のいずれかの融点Tmまたはガラス転移温度T
g,clad より低くなければならない。
【0051】その結果、コア層は通常粘性液体として作
用するのが普通であるが、クラッディング層は、軟化は
されるがなお比較的流動し難い延性固体として作用する
ようになる。この場合の圧力は、図2のくぼみ部50を
形成するほど十分大きくするべきであるが、複合フィル
ムのエッジからかなりの量のコア材料を取り去るほど大
きくはなく、または突出部90をして上部クラッディン
グフィルムを切断せしめるほど大きくなくてよい。
【0052】時間幅は、クラッディング層の所望の変形
を生ぜしめるほど十分長くあるべきであり、さらにフラ
ッシュにより生じた問題点を実質的に解消するのに十分
な程度までコア材料がくぼみ部から流出せしめるほど十
分長くあるべきである。
【0053】75μm厚のPVDFの上部および下部ク
ラッディング層および150μm厚のPMMAのコア層
からなる例示としてのフィルムにおける2:1の比のス
プリッタ−コンバイナの形成時の条件は、通常温度が約
150℃であり、通常の圧力が25.31〜47.10
kg/cm2 の範囲内であり、さらに通常の時間幅が約
2分である。フラッシュの量は圧縮時間の増加につれて
減少する傾向にあるが、2〜3分以上の圧縮時間に対し
ては有意の改良は何ら見出されない。
【0054】ダイを形成する機械加工方法は約100μ
m程度の小さな特徴を形成できることが望ましい。十分
な分解能のいくつかの異なる機械加工方法が技術的に知
られている。例えば、平版印刷法およびエッチングは複
雑な形状の200μmチャネルの形成に使用することが
できる。しかしながら、この方法は、一般にチャネルに
比較的粗い面を形成する点で問題があり、またチャネル
が適切な抜け勾配を有さず、さらにプラスチックが粗面
にかなり良好に結合されることからエッチングされたチ
ャネルからのプラスチック部分の剥離が困難になるとい
う問題がある。
【0055】機械加工方法の他の例として、技術的によ
く知られた電解放電機械加工(EDM)により表面が十
分に仕上げられ、適当なサイズの直線状チャネルを形成
することができる。しかしながら、この好適なEDM方
法としてのワイヤEDMは一般にはスプリッタ−コンバ
イナなどの非線形な特徴を有するものの形成には使用で
きない。
【0056】さらに、2.54×10-3〜5.08×1
-3cm幅のマイクロブレードを用いて平面金属を光学
面仕上げの超高精度に処理することができる。しかしな
がら、この方法は一般には超合金を用いる必要があり、
さらに一般には加工速度が極度に遅い難点がある。
【0057】現在好適な方法として、金属ロッドの先端
を研削して数個の研削切断表面を形成することにより製
造された特注のバイトを使用する方法が知られている。
このバイトは回転並進されてダイの表面にチャネルを切
削形成するものである。この方法によりダイを形成する
アルミニウムおよびスチールを切断処理することができ
る。しかし、この方法により切削加工されたチャネルの
形状は一般に三角形または台形断面を有するチャネルに
制限される。
【0058】この方法も技術的にはよく知られている
が、本発明の目的に対して望ましい大きさ程度に小さな
大きさを有する特徴、すなわち広がりが約200μm以
下、好適には広がりが約100μm程度に小さな特徴を
形成するためにこの方法を使用することは従来とは異な
るものである。ただし、このような望ましい程度に小さ
な特徴は標準品種の金属で加工できることを我々は見出
している。
【0059】この方法は、加工速度が比較的速く、安価
であり、品質が良好であり、さらに現在商業的に興味の
ある設計を行うのに十分なほど柔軟であることから都合
がよい。特注のバイトによりチャネルを切削加工した
後、ダイを機械的研削および手動研削してほぼ光学的な
表面仕上げを形成する。
【0060】 アルミニウムダイを用いて圧縮成形により数個の多重モ
ード2:1比スプリッタ−コンバイナを形成した。アル
ミニウムダイは上記のように特注バイトを用いて形成さ
れたものである。スプリッタ−コンバイナは上記のよう
に2層のPVDFクラッディング層およびPMMAコア
層から形成された。複合フィルムを加熱し、150℃に
維持し、さらにこの形成ステップの間に形成したスプリ
ッタ−コンバイナの組の間で25.31kg/cm2
ら47.10kg/cm2まで変化する一定圧力を加え
た。
【0061】各々のスプリッタ−コンバイナにおいて、
くぼみ部の中心間で測定したときのチャネル断面積は5
00μm幅であり、また形成したコアのピーク高さは約
550μmであった。各々のスプリッタ−コンバイナ
は、直線状チャネルと、図3に(誇張した角度で)示し
た角度3.4°で直線状チャネルから分岐する側部チャ
ネルとで構成した。入射光の約30%は側部チャネルで
分岐された。
【0062】図4はバッチから選択されたスプリッタ−
コンバイナに対して測定した損失スペクトルである。光
は屈折率整合用液体を用いて光フアイバからスプリッタ
−コンバイナにバッチ結合させた。図から明らかなよう
に、光損失は0.7〜1.6μmの波長範囲にわたって
約2dB/cmから約5dB/cmに範囲した。
【0063】損失スペクトルは、それぞれ約1.17μ
mおよび約1.4μmにおける2つの吸収ピークが図示
してないため不連続になっている。図に示した測定量は
全挿入損失であり、導波路内への、およびそれからの結
合損失を含んでいる。装置製造時にダストを排除する努
力はなされなかったので、測定減衰値のかなりの部分は
ダストからの散乱によると思われる。
【0064】 表 1 光カップラ用熱可塑性樹脂 ポリマー 屈折率nD ガラス転移温度Tg(℃) 融点Tm(℃) Teflon(商標)FEP 1.33 − 262 PVDF 1.42 − 167 TPX 1.47 − 240 PMMA 1.47 105 − SAN 1.57 100 − ポリカーボネート 1.59 145 − ポリスチレン 1.59 100 −
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による導波路を形成する方法の一例にお
いて圧縮成形工具を複合フィルムに適用するステップを
含む方法を示す概略図である。
【図2】図1の工程により形成された導波路例の概略横
断面図である。
【図3】本発明の一実施例による光導波路の2:1比ス
プリッタ−コンバイナの実際のスケールではない概略斜
視図である。
【図4】スプリッタ−コンパイナの一例の光損失スペク
トルである。
【符号の説明】
10 下部クラッディング層 20 コア層 30 上部クラッディング層 40 導波路コア 50 くぼみ部 60 ショルダ領域 70 直線状チャネル 80 側部チャネル 90 突出部 100 嵌込み部 110 ダイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドウィン アーサー チャンドロス アメリカ合衆国 07974 ニュージャー シィ,マレイ ヒル,ハンタードン ブ ウルヴァード 14 (72)発明者 レオナード ジョージ コーエン アメリカ合衆国 07922 ニュージャー シィ,バークレイ ハイツ,ハイランド サークル 69 (72)発明者 ルイス トーマス マンズィオン アメリカ合衆国 07901 ニュージャー シィ,サミット,ビークマン テラス 11 (56)参考文献 特開 平1−96606(JP,A) 特開 昭64−73302(JP,A) 特開 昭57−155507(JP,A) 米国特許4902086(US,A) 米国特許4878727(US,A) 米国特許4824522(US,A) 米国特許4762382(US,A) B.L.Booth,Journal of Lightwave Tech nology,Vol.7 No.10 (October 1989),pp.1445 −1453 W.Lukosz et.al.,, Optics Letters,Vo l.8 No.10(October 1983),pp.537−539 R.Ulrich et.al.,, Applied Physics Le tters,1972年 3月15日,Vo l.20,No.6,pp.213−215 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/12 - 6/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ平らな表面を有するベース部材と、
    このベース部材上に形成されたポリマーフィルムであっ
    て、前記平表面にほぼ平行する方向に延在すると共に所
    定波長の電磁放射を導波するように構成され、「第1導
    波チャネル」と名付けられた細長い第1領域からなるポ
    リマーフィルムとで構成された製品において、 前記ポリマーフィルムは第1および第2ポリマー材料か
    らなり、前者の第1ポリマー材料は所定の波長において
    後者の第2ポリマー材料より大きな屈折率を有してお
    り、 前記第1ポリマー材料はガラス転移温度Tを有し、前
    記第2ポリマー材料は該ガラス転移温度Tより高い融
    点またはガラス転移温度を有し、 前記第1導波チャネルは第1ポリマー材料のコアと第2
    ポリマー材料からなり、前記コア上に配置されると共に
    このコアを少なくとも部分的に囲繞するクラッディング
    とで構成され、 前記コアは前記ベース部材表面に当接するほぼ平面状の
    下部表面と前記クラッディングに当接する上部表面とを
    有し、 前記第1導波チャネルの少なくとも一部において、前記
    上部コア表面は、所定波長の放射が、クラッディング層
    間のくぼみ部に残るコアからの光漏洩によりもたらされ
    る約1dB/cm以下のモード損失で前記一部に導波さ
    れ得る距離内で前記下部コア表面に接近する構成を有す
    ことを特徴とする製品。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材は、ほぼ平らな表面を有
    する基体と、第3ポリマー材料の下部クラッディングフ
    ィルムとで構成され、前記第3ポリマー材料は該ガラス
    転移温度Tg より大きな融点またはガラス転移温度を有
    すると共に前記第1ポリマー材料の屈折率より小さな屈
    折率を有し、前記下部クラッディングフィルムは基体表
    面に配置される請求項1記載の製品。
  3. 【請求項3】 前記ポリマーフィルムはさらに第2領域
    からなり、この第2領域はほぼ一定の厚みの第1ポリマ
    ー層と、この第1ポリマー層上に配置されたほぼ一定の
    厚みの第2ポリマー層とで構成される請求項1記載の製
    品。
  4. 【請求項4】 a)第1ポリマー材料は、ポリ(メタク
    リル酸メチル)、スチレン・アクリロニトリル共重合
    体、ポリカーボネイト、およびポリスチレンからなるグ
    ループから選択され、b)前記第2および第3ポリマー
    材料は、それぞれ、過フッ素化エチレン・プロピレン共
    重合体、ポリ(ビニリデンフルオライド)、およびポリ
    (4−メチルペンテン−1)からなるグループから選択
    される請求項2記載の製品。
  5. 【請求項5】 前記コアは少なくとも約50μmで、た
    だしたかだか約500μmの有効径を有し、さらに導波
    チャネルの少なくとも一部において上部コア表面が、当
    該一部内で多重モード放射を導波できるように約3μm
    以下の距離内で下部コア表面に接近する請求項1記載の
    製品。
  6. 【請求項6】 少なくとも第1導波チャネルと同じ種類
    の第2導波チャネルをさらに備え、この第2導波チャネ
    ルは、第1チャネルに入射された所定波長の電磁放射の
    一部が第2チャネルに入射できると共にその内部で導波
    可能なように第1チャネルに光学的に結合される請求項
    1記載の製品。
  7. 【請求項7】 ポリマーフィルム内のスプリッタとコン
    バイナの比が2:1の光学的スプリッタ−コンバイナを
    備える請求項6記載の製品。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの導波チャネルがポリマ
    ーフィルム内に画定されるように前記ポリマーフィルム
    を整形するステップを有する前記ポリマーフィルムに導
    波路を形成する方法において、 前記ポリマーフィルムは、ガラス転移温度Tgと第1屈折
    率とを有する第1ポリマー材料からなるコア層を備え、 さらに前記ポリマーフィルムは、前記コア層の上に配置
    され、該ガラス転移温度Tg より大きな融点またはガラ
    ス転移温度を有すると共に前記第1屈折率より小さな第
    2屈折率を有する第2ポリマー材料からなる上部クラッ
    ディング層を有し、 当該方法はさらに、前記整形ステップの前またはその間
    に該ガラス転移温度Tgより大きいが上部クラッディン
    グ層の融点またはガラス転移温度より小さな温度に前記
    フィルムを加熱するステップを有し、さらに、 前記整形ステップは、1対の細長い領域の間に導波チャ
    ネルが形成されるように、及び、クラッディング層間の
    くぼみ部に残るコアからの光漏洩によりもたらされるモ
    ード損失が1dB/cm以下であるように、少なくとも
    ある第1ポリマー材料がコア層の少なくとも1対の細長
    い領域から流出されると共にコア層の隣接領域に流入さ
    れるように加熱フィルムに力を印加するステップを含む
    ことを特徴とする方法。
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