JP3264457B2 - 多画面表示装置 - Google Patents

多画面表示装置

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JP3264457B2
JP3264457B2 JP01506893A JP1506893A JP3264457B2 JP 3264457 B2 JP3264457 B2 JP 3264457B2 JP 01506893 A JP01506893 A JP 01506893A JP 1506893 A JP1506893 A JP 1506893A JP 3264457 B2 JP3264457 B2 JP 3264457B2
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lenticular
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憲二 中沢
登美夫 岸本
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多画面表示装置に関
し、特に、テレビ会議システム、ゲームシステム等の表
示装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ会議システム、ゲームシス
テム等の表示装置に、異なった複数の表示画面を表示す
るには、1枚の表示画面を複数個に分割してそれぞれ複
数の画像を表示する方法、あるいは1台の表示装置にウ
ィンドウを作り、複数の表示画面をそれぞれのウィンド
ウ内に表示する方法、さらには、表示装置を複数台用意
して、それぞれの表示装置にそれぞれの表示画面を表示
する方法があった。
【0003】分割して表示する方法は、簡単に構成で
き、多地点の遠隔監視システム等に用いられ、一括して
全ての状態を把握するのに有用である。ウィンドウ内に
表示する方法は、複雑な構成ではあるがワークステーシ
ョンやパーソナルコンピュータの表示方法としては一般
化している。この表示法は、ランダムに生まれるユーザ
要望に対応できるフレキシブルな多画面表示方法であ
る。
【0004】一方、複数の表示装置にそれぞれ表示する
方法は最も簡単な構成であり、テレビ会議システムにお
いて異なった角度から撮像した映像を表示する方法とし
て使われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の多画面表示技術では、1台の表示装置を複数人で共
有し、その映像を見るにしても同一の映像を見ているの
で、例えば、テレビゲームの表示装置の場合、その表示
画面を各個人が専有(プライベート化)することができ
ないという問題があった。
【0006】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、2枚のレンチキュ
ラレンズの間に拡散板を挟んだダブルレンチキュラスク
リーンを有する新規な多画面表示装置を提供することに
ある。
【0007】
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、異なった位置に設置されている複数の
プロジェクタからの投射像を光指向性制御スクリーン上
に投影像として表示する多画面表示装置であって、前記
光指向性制御スクリーンは、2枚のレンチキュラレンズ
の間に拡散板を挟んだダブルレンチキュラスクリーンで
あり、前記2枚のレンチキュラレンズは、レンズの数、
焦点距離、ピッチ長、並びに材料が同じで、かつ、前記
拡散板のプロジェクタ側の面に配置されるレンチキュラ
レンズの厚さが、前記拡散板の観察領域側の面に配置さ
れるレンチキュラレンズの厚さよりも小さいこと特徴と
する。
【0010】
【0011】
【作用】前記の手段によれば、光指向性制御スクリーン
として、2枚のレンチキュラレンズの間に拡散板を挟ん
だダブルレンチキュラスクリーンを用いたので、1台の
表示装置の異なる観察領域にそれぞれ異なる映像を表示
することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の多画面表示方法の原理及び実
施例を図面を用いて詳細に説明する。なお、実施例を説
明する全図において、同一機能を有するものは同一符号
を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0013】〔原理〕図2は、本発明の多画面表示方法
の原理を説明するための図である。
【0014】光指向性制御スクリーンは、図2に示すよ
うに、レンチキュラレンズ(1)101と拡散板10
2、及びレンチキュラレンズ(2)103から構成され
る(このようにして構成したスクリーンを以下、ダブル
レンチキュラスクリーンという)。プロジェクタ104
から出射した光は、レンチキュラレンズ(1)101を
通過した後、拡散板102上に点光源110を形成す
る。拡散板102上に形成された点光源110から光が
出射し、レンチキュラレンズ(2)103を通過してい
く。プロジェクタ104からレンチキュラレンズ(1)
101までの距離をL1、レンチキュラレンズ(2)1
03から観察位置までの距離をL2とすると、簡単な比
例関係から次式が成立する。
【0015】
【数1】 L2/L1=(m2・p2・d2)/(m1・p1・d1) ……(1) ここで、m1,m2はレンチキュラレンズ(1)10
1,レンチキュラレンズ(2)103を構成するレンズ
の数、p1,p2はレンチキュラレンズ(1)101,
レンチキュラレンズ(2)103のピッチ長、d1,d
2はレンチキュラレンズ(1)101,レンチキュラレ
ンズ(2)103の厚さである。また、レンチキュラレ
ンズ(1)101,レンチキュラレンズ(2)103
は、同質の材料で形成されていると仮定した。式(1)
から、観察位置L2は、レンチキュラレンズ(1)10
1,レンチキュラレンズ(2)103のピッチ数やピッ
チが同じであれば、式(1)を変形して、厚さの比だけ
で決定される次式が得られる。
【0016】
【数2】L2/L1=d2/d1 ……(1)’ ダブルレンチキュラスクリーンから観察位置までの距離
L2はプロジェクタ104からスクリーンまでの距離、
すなわち、投影距離が一定であれば(変わらなけれ
ば)、表示装置用スクリーンを構成するレンチキュラレ
ンズの厚さの比だけで決定されることになる。
【0017】次に、レンチキュラレンズの厚さと観察領
域の幅をいかに形成するかについて述べる。1つのスク
リーンを共有して固有の映像を観察するプライベート表
示法において、1つの観察領域と他の観察領域は、それ
ぞれ完全に分離された幅広い観察領域を必要とする。観
察領域は通常ダブルレンチキュラスクリーンの主ロブに
よって形成されるが、ダブルレンチキュラスクリーン
は、通常多くのサイドロブを有している。1つのプロジ
ェクタにとってはサイドロブであるが、他のプロジェク
タが主ロブとして使用していてオーバーラップすると、
クロストークが現れるので、プライベート表示法は達成
できない。
【0018】ダブルレンチキュラスクリーンの設計にあ
たり、レンチキュラレンズの厚さはクロストークを避け
るためには薄くなければならない。
【0019】次に、2つのレンチキュラスクリーンを作
成して、その光強度分布の測定を行った。
【0020】〔測定1〕レンチキュラレンズ(1)と
(2)はその焦点距離に等しい同じ厚さとした。このと
き光源と観測領域をダブルレンチキュラスクリーンに対
し対称となる位置に配置した。
【0021】図3は、このときの光強度の分布図であ
る。ダブルレンチキュラスクリーンから200cm付近の
強い分布は主ロブによるものである。両側にサイドロブ
による弱い分布が観察される。
【0022】図4は、ダブルレンチキュラスクリーンか
ら200cmの距離における観察位置と光強度の関係を示
す図である。約10cm幅の強いピークが観察位置の中心
において観察される。
【0023】観察領域の幅が10cmしかないので、観察
者が頭をまわすと、一方の眼は観察領域からはずれてし
まい、このピークの幅は観察領域の幅として十分ではな
い。
【0024】この測定から、レンチキュラレンズ(1)
及び(2)を同じ厚さとしたのでは、十分な観察領域が
得られず、多画面表示方式として不適当なことがわか
る。
【0025】〔測定2〕次に、ダブルレンチキュラレン
ズ(1)の厚さは焦点距離以下とし、レンチキュラレン
ズ(2)の厚さを焦点距離と同じにした。すなわち、d
1<d2となるので、前式(1)’式より観察位置L2
は後方へ移動することがわかる。
【0026】図5は、このときの光強度の分布図であ
り、分布のピークが後方へ移動し、分布の幅が拡大して
いることが観察される。
【0027】図6は、ダブルレンチキュラスクリーンか
ら220cmの距離における観察位置と光強度の関係を示
す図である。光強度は約1/4に減少しているが、観察
領域の幅が約40cmに拡大していることがわかる。
【0028】この測定から、d1<d2の条件を満たせ
ば、1つのダブルレンチキュラスクリーン上にオーバー
ラップすることなく複数の異なる映像を得ることがで
き、多画面表示が可能である。
【0029】〔実施例1〕図1は、本発明の実施例の概
略構成を模式的に示す図である。
【0030】本実施例の多画面表示装置において、図1
に示すように、光指向性制御スクリーン(ダブルレンチ
キュラスクリーン)109は、拡散板102をかまぼこ
状のマイクロレンズを有する2枚のレンチキュラレンズ
(1)101及びレンチキュラレンズ(2)103によ
って挟んだ構造となっている。ここで、レンチキュラレ
ンズ(1)101及びレンチキュラレンズ(2)103
は、それぞれ構成するレンズの数とその焦点距離、ピッ
チ長が同じで、かつ、同質の材料で形成した。そして、
レンチキュラレンズ(1)101の厚さをレンチキュラ
レンズ(2)103より薄いものを使用した(d1<d
2)。
【0031】プロジェクタA105,プロジェクタB1
06から投射された映像は、それぞれダブルレンチキュ
ラスクリーン109と対称な位置に観察領域A107,
観察領域B108を形成するため、その領域において映
像を観察できる。
【0032】実施例1では、2台のプロジェクタがそれ
ぞれ異なった位置に設置されているため、観察領域もそ
れぞれ異なった位置に形成され、オーバーラップしない
ことは、前記の測定2からも理解できる。なお、観察者
の数が増えれば、映像がオーバーラップしない範囲で、
プロジェクタを増設すればよい。
【0033】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得る
ことはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、1台の表示装置を複数人で共有し、それぞれ各人固
有の映像を観察することができる。すなわち、映像の専
有化(プライベート化)ができるので、表示装置を複数
台準備する必要がなくなり、フロアスペースを有効に使
用できる。
【0035】また、次のような従来にない新しい利用の
仕方ができる。
【0036】テレビ会議装置では、会議出席者が全て同
一の画面を見るのではなく、1台の表示装置であっても
各々の出席者が異なった画像を観察することができれ
ば、従来にない応用が広がるであろう。例えば、ある出
席者は東京の支社とテレビ会議を通じて打ち合わせを行
い、別の出席者は大阪の支社と連絡を取り合うという使
い方もできる。さらに、別の出席者はその会議に必要な
資料をその表示装置に表示させて確認するという使い方
もできる。
【0037】ゲーム用表示装置においてもゲーム参加者
が異なった画像を見ることによって新しい応用が期待で
きる。表示装置を前に2人が並んで着席し、それぞれ異
なった画像を見ることができれば、両者がインタラクテ
ィブにゲームを楽しむこともできるし、また、独立に異
なったゲームも楽しむことができる。
【0038】教育用表示装置としても様々な応用が期待
できる。教室に設置された大画面表示装置には、先生用
と生徒用それぞれ異なった画像が表示されている。例え
ば、生徒用には回答が示されていない問題が表示され、
一方、先生用には回答と解説が表示されている。先生用
と生徒用は同じ表示装置を見ているが異なった表示画面
を観察していることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多画面表示装置の一実施例の概略構
成を模式的に示す図、
【図2】 本発明の多画面表示方法の原理を説明するた
めの図、
【図3】 測定1のダブルレンチキュラスクリーンの光
強度分布図、
【図4】 測定1のダブルレンチキュラスクリーンから
200cmの距離における観察位置と光強度の関係を示す
図、
【図5】 測定2のダブルレンチキュラスクリーンの光
強度の分布図、
【図6】 測定2のダブルレンチキュラスクリーンから
220cmの距離における観察位置と光強度の関係を示す
図。
【符号の説明】
101…レンチキュラレンズ(1)、102…拡散板、
103…レンチキュラレンズ(2)、104…プロジェ
クタ、105…プロジェクタA、106…プロジェクタ
B、107…観察領域A、108…観察領域B、109
…光指向性制御スクリーン、110…点光源。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/02 G03B 21/62 G09F 9/00 G09F 9/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なった位置に設置されている複数のプ
    ロジェクタからの投射像を光指向性制御スクリーン上に
    投影像として表示する多画面表示装置であって、 前記光指向性制御スクリーンは、2枚のレンチキュラレ
    ンズの間に拡散板を挟んだダブルレンチキュラスクリー
    ンであり、 前記2枚のレンチキュラレンズは、レンズの数、焦点距
    離、ピッチ長、並びに材料が同じで、かつ、前記拡散板
    のプロジェクタ側の面に配置されるレンチキュラレンズ
    の厚さが、前記拡散板の観察領域側の面に配置されるレ
    ンチキュラレンズの厚さよりも小さいことを特徴とする
    画面表示装置。
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JP2004177920A (ja) * 2002-08-09 2004-06-24 Olympus Corp 投影観察装置
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