JP3264312B2 - チューナブル光フィルタ - Google Patents

チューナブル光フィルタ

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JP3264312B2 JP28210895A JP28210895A JP3264312B2 JP 3264312 B2 JP3264312 B2 JP 3264312B2 JP 28210895 A JP28210895 A JP 28210895A JP 28210895 A JP28210895 A JP 28210895A JP 3264312 B2 JP3264312 B2 JP 3264312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一光路中を周波
数多重(波長多重と同義)されて伝搬している複数の光
信号のうちから希望の周波数の光信号を取り出すチュー
ナブル光フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量化と柔軟性向上が期待される将来
の光FDMネットワーク(Optical frequency division
multiplex network)においては、光周波数多重された
複数の光信号から希望の周波数の光信号だけを選択して
取り出すチューナブル光フィルタが必要となる。従来、
ファーブリーペロー干渉計やマッハツェンダ干渉計の原
理を応用した光フィルタが用いられてきた。
【0003】例えば、光ファイバを切断して両方の切断
面を研磨して対向配置すると、両切断面間で光が多重反
射する。このとき、ある特定の周波数の光だけが、多重
反射光同士で位相が一致して強めあって透過する。ここ
で、透過される周波数の値は、両切断面間の距離に応じ
て連続的に変化する。したがって、この距離を変化させ
ることで、希望の周波数の光信号だけを選択することが
出来る。
【0004】しかし、このような光フィルタでは、透過
する周波数の値を連続(アナログ)的にしか制御出来な
いために、周波数多重数が多い場合にとても高い精度で
のアナログ制御が要求されるという欠点がある。また、
制御回路が複雑化するためにそのような光フィルタは高
速化し難いという問題もある。
【0005】上記欠点の解決を図った従来の回路とし
て、アレイ導波路回折格子型光合分波器に複数のON/
OFF光スイッチを備えたものがある。この従来例につ
いて、図17〜図19を用いて説明する。なお、このよ
うな従来の例の詳細については、例えば1994年電子
情報通信学会秋季大会講演論文集(通信2)の617〜
618ページ(石田、高橋、井上、鈴木,「折り返し光
路付アレイ導波路回折格子型光合分波器」講演番号SB
−8−8)に述べられている。
【0006】図17を参照して従来のチューナブル光フ
ィルタの動作原理について説明する。図中、1および2
は光ファイバ伝送路で、光ファイバ伝送路1中には周波
数がそれぞれf1,f2,...,fnのn波の信号光が周波
数多重されて伝搬しているとする。従来のチューナブル
光フィルタ3では、入射する多重光信号をまず分波器4
によってそれぞれが異なる周波数f1,f2,...,fn
有するn個の信号光に分離し、対応する光ファイバ
1,82,...,8n中を伝搬させる。ここで、光ファイ
バ81〜8nの途中にはそれぞれ光スイッチ91,92
…,9nが備えられており、選択する周波数fiに対応す
る光スイッチ9iのみをONにする。こうして選択され
た周波数fiの信号光は、合波器5を経て光ファイバ伝
送路2中に出力される。
【0007】図17に示した動作原理に沿って実現され
る従来のチューナブル光フィルタを図18に示す。図1
8において、アレイ導波路回折格子型光合分波器21
は、それぞれ同一基板上に形成されている、複数本の入
力導波路23a〜23pからなる入力導波路群23、ス
ラブ導波路24、アレイ導波路回折格子26、スラブ導
波路25及び複数本の出力導波路27a〜27pからな
る出力導波路群27から構成されている。光ファイバ群
18は光ファイバ18a〜18pから構成され、そして
光スイッチ群9は光スイッチ9a〜9pから構成されて
いる。
【0008】以下の説明では、入力導波路群23の各導
波路23a〜23pにそれぞれが何番目の導波路である
かを示すインデックスI1〜I16を付け、それを用い
て各導波路23a〜23pを参照する。例えば、7番目
の導波路23gを特定する場合には導波路23g(I
7)または23(I7)というように、インデックスを
用いて表す。また、このインデックスI1〜I16と同
様のインデックスJ1〜J16、K1〜K16、及びS
1〜S16を、導波路27a〜27p、光ファイバ18
a〜18p、及び光スイッチ9a〜9pにも付ける。
【0009】この表記法にしたがって説明すると、各光
ファイバ18(Kj)(j=1,2,3,...,16)
は、出力導波路群27の各導波路27(Jj)と入力導
波路群23の各導波路(Ij)との間を接続するもので
あり、導波路27(Jj)から出力される信号光を、各
導波路27(Jj)に対応する導波路23(Ij)に戻
すループバック光路としての役割を果たすものとなる。
また、各光ファイバ18(Kj)の途中にはそれぞれ光
スイッチ9(Sj)が設けられている。光ファイバ伝搬
路1,2は、それぞれ入力用光路、出力用光路としての
役割を果たすものである。
【0010】一般にアレイ導波路回折格子型光合分波器
21の入力導波路群23及び出力導波路群27の各導波
路数X,Yは任意の数であるが、ここでは簡単にするた
め、X=Y=16とし、光ファイバ伝送路1は導波路2
3h(I8)に接続され、そして光ファイバ伝送路2は
導波路27h(J8)に接続されているものとする。
【0011】図18に示す従来例においては、波長
1,f2,…,f16の16波の周波数多重信号光が光フ
ァイバ伝送路1中を伝搬した後にアレイ導波路回折格子
型光合分波器21の導波路23h(I8)に入力され
る。スラブ導波路24では、この周波数多重光信号が回
折により広がり、アレイ導波路回折格子26を構成する
複数の導波路に入力される。その周波数多重光信号は、
このアレイ導波路回折格子26を伝搬した後にスラブ導
波路25により集光される。そのとき、各周波数多重光
信号が収束する収束位置は、アレイ導波路回折格子26
を伝搬する間に生じた位相差によって光周波数によって
異なる。
【0012】図18に示すアレイ導波路回折格子型光合
分波器21は、この原理を応用したものであり、図19
に示すような周波数合分波特性を示すように設計されて
いる。例えば、周波数f1,f2,…,f16の光信号から
なる周波数多重光信号が導波路23h(I8)に入力さ
れた場合、図19に示すように、周波数f1の光信号が
導波路27a(J1)から、周波数f2の光信号が導波
路27b(J2)から、…、周波数f16の光信号が導波
路27p(J16)から、というように各周波数f
j(j=1,2,…,16)は同一のインデックスを持
つ各導波路27(Jj)から取り出される。
【0013】また、導波路23h(I8)よりもインデ
ックスが1だけ大きい導波路23i(I9)に周波数多
重光信号が入力された場合には、この周波数多重光信号
に含まれる各周波数の光信号(周波数f1〜f16)とそ
れらが出力される出力導波路群27内の各出力導波路2
7(Jj)との関係は、図19に示すように導波路1本
分シフトした関係となる。したがって、例えば、導波路
23h(I8)よりもインデックスが1だけ大きい導波
路23i(I9)に周波数多重光信号が入力された場合
には、周波数f2の光信号が導波路27a(J1)か
ら、…、周波数f16の光信号が導波路27o(J15)
から取り出されることになる。
【0014】出力導波路群27の各導波路27(Jj)
から取り出された周波数fjの信号光は、それぞれ光フ
ァイバ(ループバック光路)18(Kj)中を伝搬す
る。各光ファイバ18(Kj)の途中にそれぞれ設けら
れている光スイッチ9(Sj)は、外部からの指令に基
づき光を透過するON状態と遮断するOFF状態のいず
れかの状態をとる。この光スイッチがON状態にあるル
ープバック光路を伝搬している光信号は、入力導波路群
23からアレイ導波路回折格子型光合分波器21に再度
入力される。入力導波路群23にもどされた信号光は、
1度目と同様の作用によって出力導波路群27に出力さ
れる。ここで重要なのは、j番目の光ファイバ18(K
j)は入力導波路群23中の同一のインデックスを有す
る導波路23(Ij)に接続されていることである。
【0015】アレイ導波路回折格子型光合分波器21は
この場合図19に示すような周波数合分波特性を示すよ
うに設計されているので、出力導波路群中の27(J
8)からは導波路23(Ij)から入力された周波数f
jの信号光が出力される。したがって、光ファイバ18
(Kj)(j=1,2,…,16)を伝搬しON状態の
スイッチ9(Sj)を経由して導波路23(Ij)に再
度入力された周波数fjの信号光は、インデックスjの
値とかかわりなく導波路27(J8)から光ファイバ伝
送路2へ送り出される。
【0016】一方、光スイッチ9(Sj)がOFF状態
にある光ファイバ18(Kj)を伝搬している光信号
は、アレイ導波路回折格子型光合分波器21に再度入力
されないため光ファイバ伝送路2へ送り出されることは
ない。したがって、選択したい周波数の光が伝搬する光
ファイバ18(Kj)に設けられた光スイッチ9(S
j)だけをON状態とし、他の光スイッチ9をOFF状
態とすれば、光ファイバ伝送路1中を伝播してきた周波
数多重信号光のうち、希望の周波数の光が光ファイバ伝
送路2中に出力される。すなわち上記の動作条件では、
光ファイバ伝送路2(導波路27h(J8))から周波
数f8の光信号とON状態の光スイッチ9(Sj)に対
応した周波数fjの光信号のみが出力されることにな
る。なお、例えばアレイ導波路回折格子型光合分波器2
1に入力される信号が周波数f8の光信号を含まないよ
うにすることで、光ファイバ伝送路2から周波数f8
光信号を含まない希望の周波数の光信号のみを取り出す
ことができる。
【0017】このように図18に示した従来のチューナ
ブル光フィルタでは、対応する光スイッチ9(Sj)の
みをON状態にするというデジタル的な制御によって希
望の周波数の信号光を選択することが可能であり、周波
数多重数が増えた場合でも高精度なアナログ制御が必要
とされない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図18を用い
て説明した従来のチューナブル光フィルタは、損失が大
きく、また必要な光スイッチの個数が多いという欠点が
あった。すなわち、図18に示した従来例においては、
選択されて光ファイバ伝送路2中に出力される光信号は
アレイ導波路回折格子型光合分波器21を2回通過する
ため、アレイ導波路回折格子型光合分波器21の損失を
α(dB)とすると、2α(dB)もの損失を受ける。
現在報告されているアレイ導波路回折格子型光合分波器
では、光周波数によってはα≧5(dB)もの損失を生
じるため、2回通過すると光の強度は0.1倍(−10
dB)以下になってしまう。
【0019】また、図18を用いて説明したように、周
波数多重数Z(Zは自然数)の多重光から任意の光信号
を取り出せるように構成するには、Z個の光スイッチが
必要となる。したがって、周波数多重数Zが増加した場
合には多数の光スイッチを備える必要があり、コストが
かかり、消費電力も増加する。さらに、信頼性低下の原
因にもなりうる。
【0020】また、上記の従来例と異なる本発明と関連
する他の従来のチューナブル光フィルタが米国特許第5,
233,453号、「チューナブル光学フィルタ」に開示され
ている。このチューナブル光フィルタは固定同調フィル
タアレイと光スイッチから構成されている。そのチュー
ナブル光フィルタでは、入力光が第1の光スイッチによ
っていずれか一つの固定同調フィルタに導かれ、その出
力は第2の光スイッチによって出力光路に導かれる。各
光スイッチは、1×2光スイッチをツリー状に配置して
構成されている。しかしながら、このフィルタは多数の
固定同調フィルタと多数の1×2光スイッチを必要とす
る。例えばZ通りの周波数選択特性を得るためには、Z
個の固定同調フィルタとおよそ2Z個の1×2光スイッ
チが必要になる。
【0021】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、損失が小さく、かつ必要な光スイッチの個数
が少なくてすむチューナブル光フィルタを提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の導波路
からなる入力導波路群と複数の導波路からなる出力導波
路群とを有するアレイ導波路回折格子型光合分波器と、
入力用光路と、前記入力導波路群のうちのM本(Mは2
以上の自然数)の入力導波路のいずれか一つの導波路と
前記入力用光路とを接続する光路接続手段と、前記出力
導波路群のうちのN本(Nは2以上の自然数)の出力導
波路のいずれか一つの導波路を選択する光路選択手段と
を具備することを特徴としている。
【0023】光路接続手段は、アレイ導波路回折格子型
光合分波器の入力導波路群中のM本の導波路のうちいず
れか一本の導波路を選択して入力用光路と接続する。光
路接続手段で被接続入力導波路を切り替えることで、ア
レイ導波路回折格子型光合分波器は、入力用光路を伝搬
してきた周波数多重光に対してM通りの異なる分波特性
を提供する。一方、光路選択手段は、アレイ導波路回折
格子型光合分波器の出力導波路群内のN本の導波路のう
ちいずれか一本の導波路を選択する。光路選択手段で被
接続出力導波路を切り替えることで、選択される信号光
の周波数をN通り選ぶことができる。光路接続手段と光
路選択手段は、光スイッチや電気的スイッチ等によって
構成することができ、例えば両者をともに光スイッチで
構成した場合、2つの光スイッチの組み合わせによって
最大でM・N通りの周波数選択特性を得ることが可能と
なる。一方、選択される信号光は、アレイ導波路回折格
子型光合分波器内を1回しか通過しない。こうして、本
発明の目的である、損失が小さく、かつ制御に要する光
スイッチの個数が少なくてすむチューナブル光フィルタ
を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わるチューナブ
ル光フィルタの実施例について、図面に基づいて詳細に
説明する。以下の実施形態では、アレイ導波路回折格子
型光合分波器の使用しない入出力導波路は削除してもか
まわない。ただし、導波路番号を数える際には削除した
導波路も含めて数えるものとする。
【0025】(実施形態1)図1は、本発明のチューナ
ブル光フィルタの実施形態1を示す構成図である。この
チューナブル光フィルタは、図18を用いて説明した従
来例と同様に、入力導波路群23と出力導波路群27と
がそれぞれ16本の導波路からなるアレイ導波路回折格
子型光合分波器21を利用している。このアレイ導波路
回折格子型光合分波器21は、スラブ導波路24,2
5、およびアレイ導波路回折格子26を有している。ま
た、アレイ導波路回折格子型光合分波器21は、従来例
と同様に図19に示す周波数合分波特性を示すように設
計されているものとする。
【0026】このとき、アレイ導波路回折格子型光合波
器21は、多重数16の周波数多重光を分波もしくは合
波する機能を有するので、これ以降、周波数多重数16
(Z=16)のアレイ導波路回折格子型光合分波器と呼
ぶこととする。また、光ファイバ伝送路2は、光ファイ
バを使用する光出力手段に限定されることなく、光コネ
クタ、光空間出力等の光出力のための他の構成要素で置
き換えることができる。
【0027】図1において、第1の1×4光スイッチ4
4,第2の1×4光スイッチ54は、光ファイバ群4
9,59によってアレイ導波路回折格子型光合分波器2
1の入力導波路群23中の4つの導波路と出力導波路群
27中の4つの導波路とにそれぞれ接続されている。こ
こでは、第1の光スイッチ44の4つの出力ポートは、
それぞれ導波路23f(I6),23g(I7),23
h(I8),23i(I9)に接続され、一方、第2の
光スイッチ54の4つの入力ポートは、それぞれ導波路
27c(J3),27g(J7),27k(J11),
27o(J15)に接続されている。また、光ファイバ
伝送路1,2はそれぞれ入力用光路、出力用光路に相当
する光ファイバ伝送路であり、それぞれ光スイッチ4
4,54に接続されている。
【0028】1×4スイッチ44,54は、例えば3個
の1×2光スイッチ521〜523を図2に示すように
ツリー状に結合して構成することができる。なお、1×
2光スイッチとしては、ファイバフェルールやプリズム
等を機械的に動かすメカニカルスイッチや、液晶に電圧
を加えて屈折率を変化させる液晶スイッチ、石英導波路
基板上に形成された導波路型干渉計の一部の導波路部分
に熱を加えて屈折率を変化させる熱光学スイッチ等をは
じめ様々なものを用いることができる。
【0029】次に、図1に示された実施形態1のチュー
ナブル光フィルタの動作について、図3と図4を用いて
説明する。光周波数f1,f2,…,f16の16波の周波
数多重光信号S1は、光ファイバ伝送路1中を伝播した
後に第1の光スイッチ44に入力する。第1の光スイッ
チ44は、4つの出力ポートのうちいずれか一つのポー
トにのみ、この周波数多重光信号S1を出力する。第1
の光スイッチ44のいずれか一つのポートから出力され
た周波数多重光信号は、光ファイバ群49中の対応する
光ファイバを経て、アレイ導波路回折格子型光合分波器
21の入力導波路群23中の一導波路に入力する。すな
わち、第1の光スイッチ44での選択により、4本の導
波路23f(I6),23g(I7),23h(I
8),23i(I9)のいずれか一本に周波数多重光信
号S1が入力される。
【0030】ここでアレイ導波路回折格子型光合分波器
21は図3(図19に同じ)に示した周波数合分波特性
を示す。このため、例えば周波数多重信号S1が導波路
23f(I6)に入力された場合には、光周波数f1
信号は出力導波路群27中の導波路27c(J3)に出
力され、光ファイバ群59中の対応する光ファイバを経
て第2の光スイッチ54の第1の入力ポート(図中最上
段のポート)に入力される。同様に、図3に従い、光周
波数f5,f9,f13の信号はそれぞれ出力導波路群27
中の導波路27g(J7),27k(J11),27o
(J15)および光ファイバ群59中の対応する光ファ
イバを経て、第2の光スイッチ54の第2,第3,第4
の入力ポートにそれぞれ入力される。
【0031】一方、第1の光スイッチ44によって、周
波数多重光信号S1が他の3つの導波路23g(I
7),23h(I8),23i(I9)に入力された場
合には、それぞれ光周波数f2,f3,f4の信号が導波
路27c(J3)を経て第2の光スイッチ54の第1の
入力ポートに入力される。第2の光スイッチ54の第
2,第3,第4の入力ポートに関しても同様に、それぞ
れ光周波数f6,f7,f8,光周波数f10,f11
12,光周波数f14,f15,f16の信号が入力される。
【0032】図4に、周波数多重光信号S1が入力され
る入力導波路群23のうちの4つの導波路と、それぞれ
の導波路に周波数多重光信号S1が入力された場合に出
力導波路群27のうちの4つの導波路に出力される光信
号の周波数の関係を、まとめて示した。図4に示すよう
に、例えば第1の光スイッチ44で導波路23g(I
7)を選択し、第2の光スイッチ54で導波路27k
(J11)を選択することによって光ファイバ伝送路2
中には光周波数f10の信号S2が出力される。こうし
て、第1の光スイッチ44と第2の光スイッチ54で、
それぞれ4つの導波路のうちから一つを選択して入力用
光路1、出力用光路2に接続することで、16波の周波
数多重光信号のうちからいずれか一つを選択して出力す
ることができる。
【0033】図1に示した実施形態1では、選択される
信号光S2はアレイ導波路回折格子型光合分波器21内
を1回しか通過しない。したがって、2回通過しなけれ
ばならなかった従来例(図18)と比べて、信号光S2
の受ける損失は半分に抑えられる。
【0034】さらに、図1に示した実施形態1において
は、光スイッチ44,54は、図2を用いて説明したよ
うにそれぞれ3個の1×2光スイッチから構成されるの
で、必要な光スイッチの個数はわずかに6個である。こ
れに対して図18を用いて説明した従来例を用いて実施
形態1と同様に16周波数を多重した信号光から所望の
1周波数の信号光のみを得ようとした場合、16個もの
光スイッチが必要である。
【0035】なお、本実施形態1および以下のいくつか
の実施形態においては周波数多重数Z=16のアレイ導
波路回折格子型光合分波器21を利用しているが、異な
る多重数のアレイ導波路回折格子型光合分波器を利用す
ることも可能である。一般にアレイ導波路回折格子型光
合分波器の周波数多重数は任意に設計可能であるので、
例えば周波数多重数Z=4n(nは自然数)のアレイ導
波路回折格子型光合分波器と1×2n光スイッチ2台を
備えて、最大Z波の周波数多重光のうちから任意の1波
を選択するチューナブル光フィルタを同様に構成するこ
とが出来る。この場合に必要な1×2光スイッチの個数
は(2n−1)・2である。一方、図18を用いて説明
した従来例では4n個の光スイッチが必要である。種々
のnの値(Zの値)における必要なスイッチ個数を図5
に示した。本発明によれば必要な光スイッチの個数が著
しく低減されており、その優れた効果はあきらかであ
る。
【0036】なお、1×4光スイッチ44,54は、例
えば図6に示すようなロータリー型のメカニカル光スイ
ッチを用いてもよい。図6において、ロータリー型メカ
ニカル光スイッチは、ロータリーステップモーター51
1、コリメーター付ファイバフェルール512〜516
から構成されている。フェルール512〜516には、
それぞれ光ファイバが接続されている。スイッチの切り
替えはロータリーステップモーター511によってフェ
ルール512を回転させることで行う。フェルール51
2から放出される光がフェルール513〜516のいず
れか一つに入射するような位置で回転を停止するように
することで、1×4光スイッチを実現することができ
る。あるいは、1×4光スイッチ44,54は、1×4
ツリーカプラと光強度変調器もしくは半導体光増幅器4
台で構成することもできる。すなわち、入射光を1×4
ツリーカプラで4分岐し、この4分岐出力それぞれにつ
いて光強度変調器もしくは半導体光増幅器を備えてON
/OFFすればよいのである。
【0037】なお、図1を用いて説明した実施形態1に
おいては第1の光スイッチ44の4つの出力をそれぞれ
アレイ導波路回折格子型光合分波器21の入力導波路2
3f(I6),23g(I7),23h(I8),23
i(I9)に接続し、第2の光スイッチ54の4つの入
力をそれぞれアレイ導波路回折格子型光合分波器21の
出力導波路27c(J3),27g(J7),27k
(J11),27o(J15)に接続しているが、接続
方法はこの方法に限定されるものではない。一例とし
て、図4と同様な表記法を用いて、他の接続方法を図7
の(A)及(B)に示した。
【0038】さらに、実施形態1において、第1の光ス
イッチ44の4つの出力ポートをそれぞれ入力導波路I
i,Ii+1,Ii+2,Ii+3(但しiは自然数で1≦i≦1
3)で一般化して表す入力導波路に接続しても、図4を
用いて説明したものと同様な機能を得ることが出来る。
同様に、光スイッチ54の4つの入力をそれぞれ出力導
波路Jj,Jj+4,Jj+8,Jj+12(但しjは自然数で1
≦j≦4)で示される他の出力導波路に接続してもよ
い。図7(A)及(B)を用いて説明した接続方法について
も、例えば第1の光スイッチ44の4出力をそれぞれ入
力導波路Ii,Ii+1,Ii+8,Ii+9(但しiは自然数で
1≦i≦7)に接続したり、第2の光スイッチ54の4
入力をそれぞれ出力導波路Jj,Jj+2,Jj+4,J
j+6(但しjは自然数で1≦j≦10)に接続してもよ
い。
【0039】さらに、アレイ導波路回折格子型光合分波
器21の周波数合分波特性は入出力導波路群23,27
に関して対称であるので、以上の説明中のインデックス
IとJを入れ換えても同様な機能のチューナブル光フィ
ルタを構成することが出来る。すなわち、図8の
(A),(B),及び(C)に示すような接続を行って
も、同様な機能を持つチューナブル光フィルタを構成す
ることが出来る。
【0040】さらに、アレイ導波路回折格子型光合分波
器21をその周波数合分波特性が周回性を示すように設
計することで、上記説明における自然数iおよびjの取
り得る範囲を1≦i,j≦16に拡大することが出来
る。ここで、周回性とは、アレイ導波路回折格子型光合
分波器21の周波数多重数をZとした場合に、光周波数
jの信号光と光周波数fj+zの信号光が同一の合分波特
性を示すことである。周波数多重数Z=16のアレイ導
波路回折格子型光合分波器21が周回性を有する場合の
合分波特性の例を図9に示す。この場合には、例えば自
然数iが16を越える場合には、インデックスIiは、 i’=1+Mod[i −1,16] (Mod[A,B]はAをBで割った余りを表す。)な
る関係を満たすIi’と読み換えればよい。例えばイン
デックスI17はインデックスI1に、インデックスI
18はインデックスI2というように読み換えることに
なる。インデックスJjに関しても同様である。
【0041】また、図1を用いて説明した実施形態1お
よび以下の実施形態において、第1もしくは第2の光ス
イッチと接続される入力、出力導波路群中の導波路を、
光スイッチの1ないし複数のポートについてのみ変更し
てもよい。すなわち、例えば図1に示した実施形態1に
おいて第2の光スイッチ54の第4の入力ポートを、導
波路27o(J15)の代わりに27n(J14)に接
続してもよい。この場合には、周波数f16の信号を選択
することは出来なくなるが、残りの15波についてはや
はり任意の1波を選択することが可能である。
【0042】(実施形態2)図10は、本発明によるチ
ューナブル光フィルタの実施形態2を示す構成図であ
る。本実施形態2が前掲図1を用いて説明した実施形態
1と異なるのは、光路選択手段として第2の光スイッチ
54ではなくフォトダイオードアレイ80と電気セレク
タ81を備えている点である。また、電気セレクタ81
の出力には光ファイバ伝送路2ではなく電気的出力2’
が接続されている。この電気的出力2’としては、同軸
ケーブル、コネクタ、導線等を用いることができる。
【0043】次に、本実施形態による動作を、前記実施
形態1と異なる部分を中心に説明する。フォトダイオー
ドアレイ80は4つのフォトダイオードを備え、それぞ
れが出力導波路群27中の導波路27c(J3),27
g(J7),27k(J11),27o(J15)中を
伝搬してきた光信号を電気信号に変換する。電気セレク
タ81は、フォトダイオードアレイ80の出力する4つ
の電気信号のうち1つを選択して出力する。
【0044】例えば第1の光スイッチ44によって周波
数多重光信号S1が導波路23f(I6)に入力された
場合には、フォトダイオードアレイ80の4つのフォト
ダイオードではそれぞれ光周波数f1,f5,f9,f13
の信号が電気信号に変換され、そのうちいずれかひとつ
が電気セレクタ81で選択されて出力される。ここで、
フォトダイオードアレイ80に入射する4つの光信号の
周波数は、第1の光スイッチ44の選択によって4通り
に変化する。こうして、第1の光スイッチ44の4通り
の選択と電気セレクタ81での4通りの選択によって、
16波の周波数多重光信号S1のうちからいずれか一つ
が電気信号S2’に変換されて出力される。
【0045】図10に示した実施形態2では、図1を用
いて説明した実施形態1よりもさらに必要な光スイッチ
の個数が低減されている。また、その代償として必要と
なるフォトダイードの個数も、周波数多重数16に対し
てたかだか4つでよい。
【0046】また、図1を用いて説明した実施形態1に
おいて光ファイバ伝送路2の先にフォトダイオードを接
続して電気信号に変換する場合に比べ、第2の光スイッ
チ54が存在しない分だけ強い光がフォトダイオードア
レイに入射するため、電気信号への変換時の信号対雑音
比(S/N)が改善される。
【0047】なお、前述した米国特許第5,233,453号に
は第2の光スイッチをフォトダイオードアレイと電気セ
レクタで置き換えた構成が開示されている。この米国特
許第5,233,453号に示されている構成は個々のフォトダ
イオードに入射する光信号の周波数を常に固定とするも
のであり、この点で本実施形態とは本質的に異ってい
る。したがって、米国特許第5,233,453号のチューナブ
ルフィルタでは周波数多重数と同数のフォトダイオード
が必要であり、本発明のものと比べ多くのフォトダイオ
ードが必要となる。
【0048】(実施形態3)図11は、本発明によるチ
ューナブル光フィルタの実施形態3を示す構成図であ
る。本実施形態3が前掲図1を用いて説明した実施形態
1と異なるのは、第1の光スイッチとして1×4光スイ
ッチの代わりに1×2光スイッチ42を備え、その2つ
の出力ポートをアレイ導波路回折格子型光合分波器21
の入力導波路群23のうちの導波路23e(I5),2
3m(I13)に接続している点と、第2の光スイッチ
として1×4光スイッチの代わりに1×8光スイッチ5
8を備え、その8つの入力ポートをアレイ導波路回折格
子型光合分波器21の出力導波路群27のうちの導波路
27d(J4),27e(J5),27f(J6),2
7g(J7),27h(J8),27i(J9),27
j(J10),23k(J11)に接続している点であ
る。
【0049】次に、本実施形態3による動作を、上記実
施形態1と異なる部分を中心に説明する。光周波数
1,f2,…,f16の光波の周波数多重光信号S1は、
光ファイバ伝送路1中を伝播した後に第1の光スイッチ
42に入力する。そして、その選択によって2本の導波
路23e(I5),23m(I13)のいずれか一方に
周波数多重光信号S1が入力される。アレイ導波路回折
格子型光合分波器21は図3に示した周波数合分波特性
を示すため、例えば周波数多重光信号が導波路23e
(I5)に入力された場合には、光周波数f1の信号は
出力導波路群27中の導波路27d(J4)に出力され
て第2の光スイッチ58の第1の入力ポートに入力され
る。同様に、図3に従い、光周波数f2,f3,f4
5,f6,f7,f8の信号はそれぞれ出力導波路群27
中の導波路27e(J5),27f(J6),27g
(J7),27h(J8),27i(J9),27j
(J10),23k(J11)に出力されて、それぞれ
第2の光スイッチ54の第2,第3,…,第8の入力ポ
ートに入力される。したがって、例えば第2の光スイッ
チ58で第1の入力ポートと光ファイバ伝送路2とを接
続すれば、光周波数f1の信号だけが光ファイバ伝送路
2中に出力される。
【0050】一方、第1の光スイッチ42によって、周
波数多重光信号S1がもう一方の導波路23m(I1
3)に入力された場合には、それぞれ光周波数f9,f
10,…,f16の信号が出力導波路群27中の導波路J
4,J5,…,J11を経てそれぞれ第2の光スイッチ
58の第1〜第8の入力ポートに入力される。
【0051】図12に、周波数多重光信号が入力される
入力導波路群23のうちの2つの導波路と、それぞれの
導波路に周波数多重光信号S1が入力された場合に出力
導波路群27のうちの8つの導波路に出力される光信号
の周波数の関係を、まとめて示した。図12に示すよう
に、例えば第1の光スイッチ42で導波路23m(I1
3)を選択し、第2の光スイッチ58で導波路27k
(J11)を選択することによって、光ファイバ伝送路
2中には光周波数f16の光信号S2が出力される。こう
して、第1の光スイッチ42で2つの導波路のうちから
一つを選択して入力用光路1と接続し、第2の光スイッ
チ58で8つの導波路のうちから一つを選択して出力用
光路2に接続することで、16波の周波数多重光信号の
うちからいずれか一つを出力することができる。
【0052】図11に示した実施形態3においても、選
択される信号光はアレイ導波路回折格子型光合分波器2
1内を1回しか通過せず、信号光の損失は低く抑えられ
ている。また、図11に示した実施形態3において、1
×8光スイッチ58は、図2を用いて説明したツリー状
の光スイッチ配置により、1×2光スイッチ7個を用い
て構成することができる。したがって、必要な光スイッ
チの個数は合計8個であり、図1を用いて説明した実施
形態1の6個よりは若干多いものの、図18を用いて説
明した従来例の16個の半分の個数でチューナブル光フ
ィルタを構成することができる。
【0053】なお、本実施形態3および以下の実施形態
においても、図1を用いて説明した実施形態1と同様に
第1の光スイッチに接続する入力導波路群23中の導波
路あるいは第2の光スイッチに接続する出力導波路群2
7中の導波路をシフトさせても、同様な機能を得ること
ができる。すなわち、例えば図11に示した本実施形態
3において、第1の光スイッチ42の2つの出力ポート
を、導波路23e(I5),23m(I13)の代わり
に導波路23(Ii),23(Ii+8)(iは1≦i≦8
の自然数)に接続してもよい。さらに、アレイ導波路回
折格子型光合分波器21として周回性を示すものを用い
れば、やはり実施形態1と同様に上記インデックスiの
範囲を1≦i≦16に広げることができる。また、図1
1に示した本実施形態3においても、図12を用いて説
明した光スイッチ接続方法の他に、図13に示すような
接続を用いてもよい。
【0054】(実施形態4)図14は、本発明によるチ
ューナブル光フィルタの実施形態4を示す構成図であ
る。本実施形態4が前掲図1を用いて説明した実施形態
1と異なるのは、周波数多重数16のアレイ導波路回折
格子型光合分波器21のかわりに周波数多重数M・N
(M,Nはそれぞれ2以上の自然数)のアレイ導波路回
折格子型光合分波器61を備え、かつ第1,第2の光ス
イッチとして1×4光スイッチ44,54の代わりにそ
れぞれ1×M光スイッチ40,1×N光スイッチ50を
備えている点である。これに伴い、第1の光スイッチ4
0のM個の出力ポートは、アレイ導波路回折格子型光合
分波器61の入力導波路群63のうちの導波路63(I
1),63(Ix2),…,63(IxM)に接続し、
一方、第2の光スイッチ50のN個の入力ポートは、ア
レイ導波路回折格子型光合分波器61の出力導波路群6
7のうちの導波路67(Jy1),67(Jy2),…,
67(JyN)に接続されている。
【0055】次に、本実施形態4による動作を、図15
を用いて、前記実施形態1と異なる部分を中心に説明す
る。周波数多重数M・Nのアレイ導波路回折格子型光合
分波器61は、図3を用いて説明した周波数多重数16
のアレイ導波路回折格子型光合分波器21と同様に多重
数MNの周波数多重光を分波もしくは合波する機能を有
する。したがって、入力導波路側に1×M光スイッチ4
0を、そして出力導波路側に1×N光スイッチ50を備
え、かつそれぞれの光スイッチに接続するそれぞれM
本、N本の導波路を適宜選択することによって、最大M
・N波の多重光から任意の光信号を選択するように構成
することができる。
【0056】このためには、実施形態1において図4,
図7(A),(B),図8(A),(B),(C)を用
いて説明したように、M×Nのマトリックス内にfz
らfz+ MNまでのMN個の周波数を、規則正しく並べてい
けばよい。すなわち、図7(A),(B),図8
(A),(B),(C)において網掛けして又は網掛け
した罫線で分割して表示したように、1×2,1×4も
しくは2×2といった部分ブロックを周期的に並べてい
けばよい。この様子を、図15に模式化して示した。こ
の図15は、実施形態1における図4,図7(A),
(B),図8(A),(B),(C)に対応する図であ
って、周波数多重光信号S1が入力される入力導波路群
63のうちのM個の導波路(Ix1〜IxM)と、それぞ
れの導波路に周波数多重光信号S1が入力された場合に
出力導波路群67のうちのN個の導波路(Jy1〜J
N)に出力される光信号の周波数の関係を示してい
る。
【0057】ここで、それぞれの光スイッチが接続され
る導波路の番号xj(1≦j≦M),yj(1≦j≦N)
の適用可能な組み合わせを一般化して式で表すと以下の
ようになる。すなわち、導波路の番号xj,yjは、それ
ぞれ
【0058】
【数5】
【0059】(ここでx,ai(i=0,1,…,r−
1)は自然数を表す。)
【0060】
【数6】
【0061】(ここでy,bi(i=0,1,…,r)
は自然数を表す。)を満たす自然数として表される。
【0062】但し、p0,p1,…,prはr+1個(r
は自然数)の異なるMの因数からなる数列であり、p0
=1,pr=M,pk<pk+1,かつpkはpk+1の因数
(kは0または自然数)を満たすものとする。また、q
0,q1,…,qr+1はNの因数からなる数列であり、q0
=1,qr+1=N,qk≦qk+1、かつqkはqk+1の因数
(kは0または自然数)を満たすものとする。
【0063】なお、図15においてはpa×qbが図7
(A),(B),図8(A),(B),(C)に示すも
のと同様の部分ブロックに相当する(a,bは自然数、
pa,qbはそれぞれ上記で定義したM,Nの因数であ
る)。したがって、上述した(1),(2)式に従って
光スイッチに接続する導波路を選ぶことによって、1×
M光スイッチと1×N光スイッチとによって、M・N波
のチューナブル光フィルタを構成することができる。
【0064】ここで、(1),(2)式について、M=
N=4の場合(実施形態1に相当)を例に各式の具体的
な適用方法について説明する。この場合、M=4=22
なので、Mの異なる因数からなる数列pnとしては、次
の2つの数列しか存在しない。 (A)p0=1,p1=2,p2=4(r=2) (B)p0=1,p1=4 (r=1) しかし、(B)は(A)の部分数列とみなすことができ
るので、実質的には(A)の数列のみを考えればよい。
【0065】この(A)の数列の場合、r=2であるの
で、Nの因数からなる数列qnとしては、次の6通りが
存在する。 (a)q0=1,q1=1,q2=1,q3=4 (b)q0=1,q1=1,q2=2,q3=4 (c)q0=1,q1=1,q2=4,q3=4 (d)q0=1,q1=2,q2=2,q3=4 (e)q0=1,q1=2,q2=4,q3=4 (f)q0=1,q1=4,q2=4,q3=4
【0066】これらのうち、例えば(d)の数列を採用
した場合は、(A),(d)を(1)式、(2)式に代
入することにより、それぞれ
【0067】 xj=x+(a0−1)p01+(a1−1)p12 =x+2(a0−1)+4(a1−1), a0=1,2;a1=1,2 ・・・(3)
【0068】 yj=y+(b0−1)p00+(b1−1)p11+(b2−1)p22 =y+(b0−1)+4(b1−1)+8(b2−1), b0=1,2;b1=1;b2=1,2 ・・・(4)
【0069】が得られる。(3)式においては、a0
よびa1がそれぞれ2通りの値を取り得るので、xjとし
て4つの値x,x+2,x+4,x+6が求められる。
一方、(4)式においては、b0およびb2がそれぞれ2
通り、b1が1つの値を取り得るので、yjとして4つの
値y,y+1,y+8,y+9が求められる。この
j,yjの組み合わせは、図8(A),(B),(C)
の3つの表のうち、図8(B)に示す表で説明される組
み合わせに相当し、16波全ての周波数のうちから任意
の1波を選択することが可能になる。
【0070】一方、数列qnとして(d)以外の(a)
〜(f)の採用した場合にも、それぞれ同様にして
j,yjの組み合わせが得られる。そして、これらは図
4、図7(A),(B)、図8(A),(C)に示され
た残りの5通りの組み合わせに対応しており、やはり1
6波全ての周波数のうちから任意の1波を選択すること
が可能になる。すなわち、(1)式,(2)式に従って
第1,第2の光スイッチ40,50に接続する入力導波
路群63、出力導波路群67を選択することによって、
周波数多重数M・Nのアレイ導波路回折格子型光合分波
器61と、1×M光スイッチ40と、1×N光スイッチ
50とを組み合わせてM・N波すべての周波数多重信号
1のうちから任意の1波の信号光S2を選択することが
可能となる。
【0071】また、図14に示した本実施形態4におい
ても、信号光S2はアレイ導波路回折格子型光合分波器
61を一回しか透過しないため、従来例に比して損失が
少ない。また、一般に1×Kスイッチ(Kは自然数)は
K個程度の1×2光スイッチで構成することができるの
で、本実施形態4において必要とされる光スイッチの個
数は(M+N)個である。これに対して、図18を用い
て説明した従来例においてはM・N個の光スイッチが必
要であり、本実施形態による光スイッチ数の削減効果は
明らかである。
【0072】以上詳述したように、本発明のチューナブ
ル光フィルタによれば、第1,第2の2つの光スイッチ
の接続状態の組み合わせにより最大でM・N通りもの周
波数選択特性を得ることが可能となる。また、選択され
る信号光は、損失が大きいアレイ導波路回折格子型光合
分波器21又は61内を1回しか通過しない。したがっ
て、損失が小さく、かつ、必要な光スイッチの個数が少
なくてすむチューナブル光フィルタを提供することがで
きる。
【0073】また、以上の各実施形態において第1,第
2の光スイッチの個数M,Nは、両方ともが√(M・
N)に近い値をとる場合が最も合計の光スイッチの個数
を低減することができる場合である。
【0074】(実施形態5)図16は本発明のチューナ
ブル光フィルタの好適な応用例である光クロスコネクト
装置の構成を示している。この場合、図16に示す光ク
ロスコネクト装置500は、複数の(ここではmの)光
伝送路501によって伝送されてくる周波数多重(周波
数f1,…,fn)されたm個の入力光信号Si1,…,
Simをm個の光伝送路503上に分岐させる複数のビ
ームスプリッタ502と、光伝送路503上の光信号を
さらにm分割するビームスプリッタ504、複数のm×
1光スイッチ505、実施形態1−4で説明したような
本発明による複数のチューナブル光フィルタ506、光
信号又は電気信号を入力して周波数を変換して出力する
複数の周波数コンバータ507、及び光合波器508か
ら構成されているm個の多入力副スイッチ510と、m
個の多入力副スイッチ510からの出力端子にそれぞれ
接続されているm個の光伝送路509によって構成され
ている。この光クロスコネクト装置500は、それぞれ
周波数f1,…,fnの光信号が多重されたm個の入力光
信号Si1,…,Simを入力して、任意の光伝送路50
9から、任意の周波数を光信号So1,…,Somを出力
するという機能を有している。
【0075】このように光クロスコネクト装置は多数の
チューナブル光フィルタを必要とするが、本発明を用い
ると少ない光スイッチ素子数でこの装置に必要な多数の
チューナブル光フィルタを実現することができるため、
装置の規模は大幅に低減される。
【0076】なお、一般的な光クロスコネクト装置の詳
細動作については例えば「199O International optical
meeting on Photonic Switching」, Lecture No.14B-9
(PD), April 12-14,1990, Kobe, Japan, Post-deadline
papers technical digest,pp.10-12, 1990」(M.Nishin
o et al.)等に示されている。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のチューナ
ブル光フィルタによれば、複数の導波路からなる入力導
波路群と複数の導波路からなる出力導波路群とを有する
アレイ導波路回折格子型光合分波器と、入力用光路と、
入力導波路群のうちのM本(Mは2以上の自然数)の入
力導波路のいずれか一つの導波路と入力用光路とを接続
する光路接続手段と、出力導波路群のうちのN本(Nは
2以上の自然数)の出力導波路のいずれか一つの導波路
を選択する光路選択手段とを備えることで、1組の光路
選択手段および光路接続手段の接続状態の組み合わせに
よって最大でM・N通りもの周波数選択特性を得ること
が可能となる。また、選択される信号光は、損失が大き
いアレイ導波路回折格子型光合分波器内を1回しか通過
しない。こうして、本発明の目的である、損失が小さ
く、かつ、必要な光スイッチの個数が少なくてすむチュ
ーナブル光フィルタを提供することが出来る。
【0078】また、本発明の請求項記載のチューナブ
ル光フィルタによれば、周波数多重数M・Nのアレイ導
波路回折格子型光合分波器を用い、式(1)および
(2)で定められる入力導波路群内の導波路と出力導波
路郡内の導波路とを、それぞれ光路選択手段および光路
接続手段によって接続、選択することで、必ずM・N通
りすべての周波数を選択出来るように構成でき、上述し
た効果を最大限に発揮することが可能になる。
【0079】また、本発明の請求項記載のチューナブ
ル光フィルタによれば、アレイ導波路回折格子型光合分
波器としてその周波数合分波特性に周回性を有するもの
を利用することにより、光路選択手段および光路接続手
段に接続する入出力導波路の組み合わせを、さらに柔軟
に選択出来るようになる。
【0080】また、請求項記載のチューナブル光フィ
ルタによれば、入力導波路群および出力導波路群のう
ち、光路接続手段または光路選択手段に接続されていな
い導波路を少なくとも1つ省略して構成することで、構
成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のチューナブル光フィルタ
を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態1における1×4光スイッチ
の構成方法を説明するための図である。
【図3】16本の入出力導波路を有するアレイ導波路回
折格子型光合分波器の周波数合分波特性を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施形態1における周波数選択動作を
説明するための図である。
【図5】本発明による光スイッチ数削減の効果を説明す
るための図である。
【図6】本発明の実施形態1における1×4光スイッチ
の他の構成方法を説明するための図である。
【図7】この図に示す(A),(B)は、それぞれ本発
明の実施形態1における図4のものとは別の周波数選択
動作を説明するための図である。
【図8】この図に示す(A),(B),(C)は、それ
ぞれ本発明の実施形態1におけるさらに別の周波数選択
動作をそれぞれ説明するための図である。
【図9】周波数多重数16で周回性を有するアレイ導波
路回折格子型光合分波器の周波数合分波特性を示す図で
ある。
【図10】本発明の実施形態2のチューナブル光フィル
タを示す構成図である。
【図11】本発明の実施形態3のチューナブル光フィル
タを示す構成図である。
【図12】本発明の実施形態3における周波数選択動作
を説明するための図である。
【図13】本発明の実施形態3における別の周波数選択
動作を説明するための図である。
【図14】本発明の実施形態4のチューナブル光フィル
タを示す構成図である。
【図15】本発明の実施形態4における周波数選択動作
を説明するための図である。
【図16】本発明のチューナブル光フィルタの好適な応
用例である光クロスコネクト装置の構成を示す構成図で
ある。
【図17】従来のチューナブル光フィルタの原理を説明
する図である。
【図18】従来のチューナブル光フィルタの構成を示す
図である。
【図19】16本の入出力導波路を有するアレイ導波路
回折格子型光合分波器の周波数合分波特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,2 光ファイバ伝送路 2’ 電気的出力 521,522,523 光スイッチ 21,61 アレイ導波路回折格子型光合分波器 23a〜23p 入力導波路 24,25,64,65 スラブ導波路 26,66 アレイ導波路回折格子 27a〜27p 出力導波路 63 入力導波路群 67 出力導波路群 40 1×M光スイッチ 42 1×2光スイッチ 44 1×4光スイッチ 50 1×N光スイッチ 54 1×4光スイッチ 58 1×8光スイッチ 80 フォトダイオードアレイ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04J 14/02 (56)参考文献 Ishida O.et.al.,F DM−channel selecti on filter employin g an arrayed−waveg uide grating multi plexer,ELECTRONICS LETTERS,1994年 8月 4 日,Vol.30,No.16,pp.1327 −1328 Suzuki S.,et.al., Multichannel optic al wavelength sele ctive switch with arrayed−waveguide grating multiplexe r,ELECTRONICS LETT ERS,1994年 6月23日,Vol. 30,No.13,pp.1091−1092 Glance B.,et.al., Applications of th e Integrated Waveg uide Grating Route r,JORNAL OF LIGHTW AVE TECHNOLOGY,Vo l.12,No.6,pp.957−pp962 Ishida O.,FDM−cha nnel selection fil ter using arrayed− waveguide gratin g multiplexer with i nput and output sw itch,ELECTRONICS L ETTERS,1994年12月 8日,Vo l.30,No.25,pp.2154−2155 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/01 G02B 6/12 H04B 10/02 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M・N本(M,Nはそれぞれ2以上の自
    然数)の導波路からなる入力導波路群とM・N本の導波
    路からなる出力導波路群とを有するアレイ導波路回折格
    子型光合分波器と、 入力用光路と、 Mのr+1個(rは自然数)の異なる因数からなる数列
    をp0,p1,…,pr(但しp0=1,pr=M,pk<p
    k+1,pkはpk+1の因数(kは0または自然数))と
    し、Nの因数r+2個からなる数列をq0,q1,…,q
    r+1(但しq0=1,qr+1=N,qk≦qk+1,qkはqk+
    1の因数(kは0または自然数))とし、前記入力導波
    路群のうちの 【数1】 (x,ai(i=0,1,…,r−1)は自然数)なる
    xj番目(j=1,2,…,M)の導波路のいずれか一
    つの導波路と前記入力用光路とを接続する光路接続手段
    と、 前記出力用導波路群のうちの 【数2】 (y,bi(i=0,1,…,r)は自然数)なるyj番
    目(j=1,2,…,N)の導波路のいずれか一つの導
    波路を選択する光路選択手段とを具備することを特徴と
    するチューナブル光フィルタ。
  2. 【請求項2】 M・N本(M,Nはそれぞれ2以上の自
    然数)の導波路からなる入力導波路群とM・N本の導波
    路からなる出力導波路群とを有し、かつその合分波特性
    にM・Nの周回性を有するアレイ導波路回折格子型光合
    分波器と、 入力用光路と、 Mのr+1個(rは自然数)の異なる因数からなる数列
    をp0,p1,…,pr(但しp0=1,pr=M,pk<p
    k+1,pkはpk+1の因数(kは0または自然数))と
    し、Nの因数r+2個からなる数列をq0,q1,…,q
    r+1(但しq0=1,qr+1=N,qk≦qk+1,qkはqk+
    1の因数(kは0または自然数))とし、 【数3】 (x,ai(i=0,1,…,r−1)は自然数)およ
    び 【数4】 (y,bi(i=0,1,…,r)は自然数)としたと
    きに前記入力導波路群のうちのx'j=1+Mod[xj
    −1,M・N]なるx'j番目(j=1,2,…,M)の
    導波路のいずれか一つの導波路と前記入力用光路とを接
    続する光路接続手段と、 前記出力導波路群のうちのy'j=1+Mod[yj−
    1,M・N]なるy'j番目(j=1,2,…,N)の導
    波路のいずれか一つの導波路を選択する光路選択手段と
    を具備することを特徴とするチューナブル光フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記アレイ導波路回折格子型光合分波器
    が、前記入力導波路群および前記出力導波路群のうち、
    前記光路接続手段または前記光路選択手段に接続されて
    いない導波路を少なくとも1つ省略して構成されている
    請求項1または請求項2に記載のチューナブル光フィル
    タ。
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