JP3263052B2 - 帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁する方法 - Google Patents

帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯紙の長手方向に余
白部を介して多数の単位印刷が施された帯状印刷紙を連
続的に移送しつつ、該帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特許第2807216号公報において
は、広幅の帯状印刷紙を連続的に移送しつつ、複数条の
狭幅の帯状印刷紙に列切りし、該列切りされた各帯状印
刷紙毎に単一のロータリーカッターを設置し、単位印刷
紙を得る方法を示している。
【0003】この列切りされた帯状印刷紙は各単位印刷
間に等幅の余白部を有しており、上記ロータリーカッタ
ーで断裁された単位印刷紙はその移送方向前辺又は後辺
に一つの余白部を残留保有しており、この残存余白部を
保有する単位印刷紙を定数枚重ねて積載ブロックを形成
し、該積載ブロックの残存余白部をシャーカッターを用
いて断裁除去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記先行例において
は、帯状印刷紙から残存余白部を有する単位印刷紙を断
裁する一次断裁工程と、この残存余白部を有する単位印
刷紙を定数枚積み重ねて、該残存余白部を一括して断裁
する二次断裁工程とを要する。
【0005】一次断裁工程は単位印刷が帯状に連なって
いる時の断裁であり、二次断裁工程は一次断裁工程によ
り多数の単位印刷紙に切り離された後の断裁工程であっ
て、この二次断裁工程における積み重ね不良や、各単位
印刷紙が有する余白部の誤差等により、積み重ねられた
個々の単位印刷紙と残存余白部の断裁位置にバラツキを
生ずる恐れを有している。
【0006】又前段余白部を除去する一次断裁工程と、
後段余白部を除去する二次断裁工程の二つの断裁工程を
要し、装置の複雑化を招いている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は帯紙の長手方向
に余白部を介して多数の単位印刷が施された帯状印刷紙
を連続的に移送しつつ、単位印刷毎に断裁して単位印刷
紙を得る帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁する方法に係
り、上記問題点を抜本的に改善することを目的とする。
【0008】要述すると、上記帯状印刷紙から単位印刷
紙を断裁する手段として、単位印刷の移送方向寸法と略
等しい間隔を置いて前段ロータリーカッターと後段ロー
タリーカッターを並設する。
【0009】上記前段ロータリーカッターと後段ロータ
リーカッターが一回転する時の帯状印刷紙の移送量を、
上記単位印刷の移送方向寸法に前段余白部の移送方向寸
法を加算した移送量に設定し、この移送により帯状印刷
紙の最先の単位印刷の前段余白部を前段ロータリーカッ
ターの前方へ突出させる。
【0010】そして上記移送により前段ロータリーカッ
ターから突出された上記前段余白部を該前段ロータリー
カッターにて最先単位印刷の前辺に沿い断裁して除去
し、略同時に上記後段ロータリーカッターにより後段余
白部を最先単位印刷の後辺に沿い断裁して、前段と後段
の余白部を有しない単位印刷紙を帯状印刷紙の移送下に
おいて得るものである。
【0011】上記最先単位印刷紙から切り離された後段
余白部は、最先単位印刷の次に続く単位印刷の前段余白
部として残留させて、上記前段ロータリーカッターによ
る断裁除去に供する。
【0012】上記前段ロータリーカッターの入口と後段
ロータリーカッターの出口間には、同出口と同入口間に
おいて断裁に供される単位印刷部を強制力を以って捕捉
しつつ移送する単位印刷部捕捉兼移送手段を設ける。
【0013】上記前段ロータリーカッターと後段ロータ
リーカッターによる同時断裁タイミングは、最先の単位
印刷又は最先の単位印刷に続く単位印刷に施された検出
マークを検出して制御する。
【0014】又上記前段ロータリーカッターと後段ロー
タリーカッターは、個別に設けられたサーボモーターに
より個別に回転速度を制御し、上記同時断裁タイミング
を設定する。
【0015】又は上記前段ロータリーカッターの回転速
度をサーボモーターにて制御し、該前段ロータリーカッ
ターに追随して後段ロータリーカッターを従動回転させ
て上記同時断裁タイミングを設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態例を図1乃
至図に基づいて説明する。
【0017】本発明における断裁対象は、帯紙の長手方
向に余白部B1,B2…を介して多数の単位印刷A1,
A2…が施された帯状印刷紙1である。
【0018】又本発明において単位印刷とは、横方向と
縦方向に複数の印刷面を有する多面付けされたもの、或
いは単一の印刷面を有するものを意味する。
【0019】上記余白部B1,B2…の夫々の移送方向
の寸法は互いに等しく、同様に上記単位印刷A1,A2
…の移送方向の寸法は互いに等しい。
【0020】本発明は上記帯紙の長手方向に余白部B
1,B2…を介して多数の単位印刷A1,A2…が施さ
れた帯状印刷紙1を連続的に移送しつつ、単位印刷A
1,A2…毎に断裁して単位印刷紙A1′,A2′…を
得る方法である。
【0021】上記単位印刷A1,A2…の移送方向寸法
と略等しい間隔を置いて前段ロータリーカッター2と後
段ロータリーカッター3を並設する。
【0022】上記両ロータリーカッター2,3は、その
軸線が帯状印刷紙1の移送方向軸線と直交するように並
設する。即ちロータリーカッター2,3の軸線と余白部
B1,B2…とが平行になるように並設する。
【0023】上記前段ロータリーカッター2の周長と後
段ロータリーカッター3の周長は互いに等しくし、好ま
しくは同周長を単位印刷A1,A2…の移送方向寸法L
1と略等しいか、それ以下となるように設定する。
【0024】上記両ロータリーカッター2,3は水平に
して移送される帯状印刷紙1の上面側に並設し、同帯状
印刷紙1の下面側に各ロータリーカッター2,3と協働
する固定カッター4,5を並設する。
【0025】両ロータリーカッター2,3が一回転する
度に各ロータリーカッター2,3が所有する断裁刃2
a,3aと、これと対応する各固定カッター4,5の断
裁刃4a,5aとが接合し、後記する単位印刷A1,A
2…の前辺と後辺の断裁を行う。
【0026】本発明は上記固定カッター4,5を上記ロ
ータリーカッター2,3と同様のロータリーカッターに
て形成し、二対のロータリーカッターを同期回転させて
同時断裁を得る場合を含む。
【0027】上記前段ロータリーカッター2と後段ロー
タリーカッター3が一回転する時の帯状印刷紙1の移送
量L3を、上記単位印刷A1,A2…の移送方向寸法L
1に余白部B1,B2…の移送方向寸法L2を加算した
移送量に設定する。
【0028】即ち図A,B,図A,Bに示す断裁刃
2a,4aの接合ラインを断裁ラインS1とし、断裁刃
3a,5aの接合ラインを断裁ラインS2とした場合、
断裁ラインS1とS2間の寸法を単位印刷A1,A2…
の送り方向寸法L1と等しくする。
【0029】そして図A,図Aに示すように、帯状
印刷紙1の各単位移送始点を断裁ラインS1上に設定
し、この移送始点からの移送量を上記L3に設定する。
【0030】図B,図Bは図A,図Aの状態か
ら上記L3に相当する寸法だけ移送した状態を示してい
る。
【0031】このL3の移送により図B,図Bに示
すように、帯状印刷紙1の最先の単位印刷A1の前段余
白部B1を前段ロータリーカッター2の断裁ラインS1
から前方へ突出させ、該前段ロータリーカッター2の断
裁刃2aと固定カッター4の断裁刃4aとにより、上記
前段余白部B1を最先単位印刷A1の前辺6に沿い断裁
して除去する。
【0032】同時に上記後段ロータリーカッター3の断
裁刃3aと固定カッター5の断裁刃5aにより、後段余
白部B2を最先単位印刷A1の後辺7に沿い断裁して前
段と後段の余白部B1,B2を有しない単位印刷紙A
1′を得る。
【0033】上記最先単位印刷A1の後辺7から切り離
された後段余白部B2は最先単位印刷A1の次に続く単
位印刷A2の前段余白部B2として残留させて上記前段
ロータリーカッター2による断裁除去に供する。
【0034】即ち図C,図Cに示すように、上記最
先単位印刷A1の断裁後に引き続く帯状印刷紙1の上記
L3の移送により、帯状印刷紙1の最先単位印刷A1の
次に続く単位印刷A2(最先単位印刷A2と呼ぶことが
できる)の前段余白部B2を前段ロータリーカッター2
の断裁ラインS1より前方へ突出させ、該前段ロータリ
ーカッター2の断裁刃2aと固定カッター4の断裁刃4
aとにより上記前段余白部B2を単位印刷A2の前辺6
に沿い断裁して除去する。
【0035】同時に上記後段ロータリーカッター3の断
裁刃3aと固定カッター5の断裁刃5aにより後段余白
部B3を単位印刷A2の後辺7に沿い断裁して前段と後
段の余白部B2,B3を有しない単位印刷紙A2′を得
る。
【0036】以下単位印刷A3,A4…についても同様
の断裁を行い、精裁された単位印刷紙A3′,A4′…
を得る。
【0037】上記前段ロータリーカッター2と後段ロー
タリーカッター3による同時断裁タイミングは最先の単
位印刷A1又は最先の単位印刷A1に続く単位印刷紙A
2′の各定位置に施された検出マーク8をマークセンサ
ー9により検出して制御する。
【0038】又図2に示すように、上記前段ロータリー
カッター2と後段ロータリーカッター3の夫々の回転速
度を、個別に設けられた前段サーボモーター10と後段
サーボモーター11により個別に制御し、上記同時断裁
タイミングを設定する。
【0039】
【0040】前記のように、上記単位印刷A1,A2…
の移送方向寸法L1と略等しい間隔を置いて前段ロータ
リーカッター2と後段ロータリーカッター3を並設す
る。この前段ロータリーカッター2と後段ロータリーカ
ッター3の軸線間間隔、即ち断裁ラインS1,S2間間
隔は断裁に供される単位印刷A1,A2…の寸法L1に
予め設定され、運転中は該間隔L1を維持する。
【0041】上記前段ロータリーカッター2と後段ロー
タリーカッター3の間隔を単位印刷A1,A2…の寸法
L1に調整し設定する手段を備え、該間隔調整手段とし
て、例えば図2に示すスクリューシャフト16を設け
る。
【0042】即ち後段ロータリーカッター3と後段サー
ボモーター11とをベース15上に搭載し、該ベース1
5と螺合する上記スクリューシャフト16を設け、他方
前段ロータリーカッター2を定位置に固定して設け、上
記スクリューシャフト16の回動操作により、該スクリ
ューシャフト16と螺合するベース15と共に後段ロー
タリーカッター3と後段サーボモーター11とを、固定
前段ロータリーカッター2に対し接近又は離間する方向
に移動して間隔調整を行い、上記L1の間隔に設定す
る。
【0043】
【0044】上記余白部B1,B2…は実線を以って描
いたが、即ち単位印刷A1,A2…の前辺6と後辺7を
実線を以って描いたが、実際には実線が印刷されていな
い場合と印刷されている場合とが存し、本発明は双方を
含む。
【0045】図1は本発明の代表的な実施例を示してい
る。同図に示すように、広幅の帯状印刷紙1′をスリッ
ター18にて複数の狭幅の帯状印刷紙1に列切りする。
各列切りされた帯状印刷紙1を、45度傾けて設置した
ターンバー19に掛けて、各帯状印刷紙1相互の間隔を
拡大しつつ平行に移送する。
【0046】上記列切りされた各帯状印刷紙1毎に上記
前段ロータリーカッター2と後段ロータリーカッター3
を設置する。即ち列切りされた各帯状印刷紙1を等速で
移送しつつ、第1の帯状印刷紙1を一対のロータリーカ
ッター2,3で断裁し、同様に第2の帯状印刷紙1を他
の一対のロータリーカッター2,3で断裁し、各帯状印
刷紙1毎に単位印刷紙A1′,A2′…を得る。
【0047】前記の通り、第1の帯状印刷紙1を断裁す
るロータリーカッター2,3と、第2の帯状印刷紙1を
断裁するロータリーカッター2,3とは、夫々個別のサ
ーボモーター10,11によって回転速度を制御し、帯
状印刷紙1毎に同時断裁タイミングを設定する。第3,
第4…の帯状印刷紙1についても同様である。
【0048】上記広幅の帯状印刷紙1′は縦方向と横方
向に整列して、多数の単位印刷が施されている。同様
に、狭幅の帯状印刷紙1も縦方向と横方向に整列して、
印刷された多数の単位印刷A1,A2…を有している。
【0049】本発明は上記広幅の帯状印刷紙1′から列
切りされた各狭幅の帯状印刷紙1にロータリーカッター
2,3を適用する場合の他、当初から一条である帯状印
刷紙1にロータリーカッター2,3を適用する場合を含
む。
【0050】上記帯状印刷紙1は図に示すように、後
段ロータリーカッター3の入口側に設けた繰り出しロー
ル20により、前段と後段のロータリーカッター2,3
間に繰り出される。
【0051】上記前段ロータリーカッター2の入口と後
段ロータリーカッター3の出口間には、同出口と同入口
間において断裁に供される単位印刷部を強制力を以って
捕捉しつつ移送する単位印刷部捕捉兼移送手段Cを設け
る。
【0052】単位印刷部捕捉兼移送手段Cとして、例え
ば両カッター2,3間に吸引搬送ベルト22を配し、帯
状印刷紙1の単位印刷A1,A2…部は両カッター2,
3間において水平移行する吸引搬送ベルト22の表面に
吸引されて密着され、位置ずれを防止しつつ、前記単位
印刷紙A1′,A2′…の断裁を行う。
【0053】上記吸引搬送ベルト22は全面に多数の貫
通孔を設けた多孔ベルトにて形成し、該吸引搬送ベルト
22を、前段ロータリーカッター2の入口側に配したロ
ール23と、後段ロータリーカッター3の出口側に配し
たロール24間に掛けて両カッター2,3間において水
平に移行する。この吸引搬送ベルト22の水平移行部の
下面に沿い、吸引チャンバー21を設置し、吸引搬送ベ
ルト22に吸引力を付与する。
【0054】又上記両ロータリーカッター2,3におけ
る帯状印刷紙1の水平移行部(最先の単位印刷部)の上
面に沿い、加圧チャンバー25を設けることができる。
該加圧チャンバー25は帯状印刷紙1(最先の単位印刷
部)の上面を吸引搬送ベルト22の上面に向け押し付
け、吸引チャンバー21と協働することにより、吸引搬
送ベルト22の上面に帯状印刷紙1を確実に密着せしめ
る。これにより前記単位印刷紙A1′,A2′…の断裁
がより正確に行える。
【0055】図は単位印刷部捕捉兼移送手段Cの他例
を示している。同図に示すように、前段と後段のロータ
リーカッター2,3間に上下に対向して架装した上下搬
送ベルト26,27間に帯状印刷紙1を挟持しつつ移送
し、前記両カッター2,3による単位印刷紙A1′,A
2′…の断裁を行う。
【0056】上部搬送ベルト26は前段ロータリーカッ
ター2の入口側に配したロール28と、後段ロータリー
カッター3の出口側に配したロール29との間に掛けら
れて、両カッター2,3間において帯状印刷紙1の単位
印刷部の上面に接しつつ水平移行する。
【0057】同様に、下部搬送ベルト27は前段ロータ
リーカッター2の入口側に配したロール30と、後段ロ
ータリーカッター3の出口側に配したロール31との間
に掛けられて、両カッター2,3間において帯状印刷紙
1単位印刷部の下面に接しつつ水平移行する。
【0058】よって帯状印刷紙1の単位印刷A1,A2
…部下面は両ロータリーカッター2,3間に配した固定
案内板32にて荷受けされつつ、上記上部と下部の搬送
ベルト26,27に挟持されて水平移行され、前記断裁
が遂行される。この図に示す上下搬送ベルト26,2
7と上記吸引チャンバー21を併用できることは勿論、
これら上下搬送ベルト26,27と、又は吸引搬送ベル
ト22の使用と共に両カッター2,3間において、単位
印刷部を挟持する挟持ロールを併用することを妨げな
い。
【0059】上記前段ロータリーカッター2の出口側に
は該カッター2にて切り離された前記前段余白部を回収
する手段を設ける。該回収手段は例えば図に示すよう
に、前段ロータリーカッター2の出口側において開口す
る回収ボックス33を設け、該回収ボックス33の上端
開口面に開閉可能なゲート34を設け、該ゲート34を
開いて切り離された前段余白部を回収ボックス33内に
落下せしめる。落下後、ゲート34を閉じて帯状印刷紙
1の移送を支障なく行わせる。
【0060】上記切り離された前段余白部を回収ボック
ス33内へ確実に落下させる手段として、前段ロータリ
ーカッター2の出口側、即ち回収ボックス33の開口面
と対向してエアーノズル35を設け、該エアーノズル3
5からの吹き圧により、切り離された前段余白部の回収
ボックス33内への落下を促進する。
【0061】又回収ボックス33の出口側の下端開口面
にはゲート36を設け、該ゲート36を開閉することに
より、回収ボックス33内に蓄積された前段余白部を外
方へ排出する。
【0062】上記前段ロータリーカッター2にて切り離
された前段余白部は、前段ロータリーカッター2の出口
側に配した吸引搬送ベルト37により吸着されつつ、先
方へと搬出される。該吸引搬送ベルト37の吸着力は前
記と同様吸引チャンバー38にて与えられる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、帯紙の長手方向に余白
部を介して多数の単位印刷が施された帯状印刷紙を連続
的に移送しつつ、上記単位印刷の移送方向寸法と略等し
い間隔を置いて並設した前段ロータリーカッターと後段
ロータリーカッターを帯状印刷紙に作用させる構成と、
ロータリーカッターが一回転する時の帯状印刷紙の移送
量を上記単位印刷の移送方向寸法に余白部の移送方向寸
法を加算した移送量に設定し、この移送により帯状印刷
紙の最先の単位印刷の前段余白部を前段ロータリーカッ
ターの前方へ突出させ、該前段ロータリーカッターによ
り上記前段余白部を最先単位印刷の前辺に沿い断裁して
除去し、略同時に上記後段ロータリーカッターにより後
段余白部を最先単位印刷の後辺に沿い断裁し、該後段余
白部を最先単位印刷の次に続く単位印刷の前段余白部と
して残留させて上記前段ロータリーカッターによる断裁
除去に供する構成により、前段と後段の余白部を有しな
い単位印刷紙を帯状印刷紙の移送下において連続的に生
産することができると共に、断裁精度を大幅に向上で
き、装置の簡素化を達成できる。加えて高速断裁が可能
となり、生産性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】広幅の帯状印刷紙を複数条の狭幅の帯状印刷紙
に列切りし、該各狭幅帯状印刷紙に前段と後段のロータ
リーカッターを適用する場合を示す平面図。
【図2】帯状印刷紙に対し並設された前段と後段のロー
タリーカッターを前段と後段のサーボモーターにより個
別に制御する例を示す平面図。
【図3】前段と後段のロータリーカッター間における帯
状印刷紙に吸引搬送ベルトを作用させる場合を例示する
断面図。
【図4】前段と後段のロータリーカッター間における帯
状印刷紙に上下搬送ベルトを作用させる場合を例示する
断面図。
【図5】前段ロータリーカッターにて切り離された前段
余白部を回収する回収ボックスを示す断面図。
【図6】A,B,Cは帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁
する工程を説明する平面図。
【図7】A,B,Cは帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁
する工程を説明する側面図。
【符号の説明】
A1,A2… 単位印刷 A1′,A2′… 単位印刷紙 B1,B2… 余白部 C 単位印刷部捕捉兼移送手段 S1,S2… 断裁ライン 1,1′ 帯状印刷紙 2 前段ロータリーカッター 3 後段ロータリーカッター 2a,3a 断裁刃 4,5 固定カッター 4a,5a 断裁刃 6 最先単位印刷紙の前辺 7 最先単位印刷紙の後辺 8 検出マーク 9 マークセンサー 10,11 サーボモーター 15 ベース 16 スクリューシャフト 18 スリッター 19 ターンバー 20 繰り出しロール 21 吸引チャンバー 22 吸引搬送ベルト 23,24 ロール 25 加圧チャンバー 26,27 搬送ベルト 28,29 ロール 30,31 ロール 32 固定案内板 33 回収ボックス 34,36 ゲート 35 エアーノズル 37 吸引搬送ベルト 38 吸引チャンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 博 神奈川県高座郡寒川町田端293番地 株 式会社宇野製作所内 (72)発明者 宇野 洋祐 神奈川県高座郡寒川町田端293番地 株 式会社宇野製作所内 (56)参考文献 特開 平10−120279(JP,A) 特開 昭60−242999(JP,A) 特開 平7−24788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 5/00 - 5/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯紙の長手方向に余白部を介して多数の単
    位印刷が施された帯状印刷紙を連続的に移送しつつ、単
    位印刷毎に断裁して単位印刷紙を得る帯状印刷紙から単
    位印刷紙を断裁する方法であって、上記単位印刷の移送
    方向寸法と略等しい間隔を置いて前段ロータリーカッタ
    ーと後段ロータリーカッターを並設し、該前段ロータリ
    ーカッターと後段ロータリーカッターの夫々の回転速度
    を個別に設けられた前段サーボモーターと後段サーボモ
    ーターにより個別に制御し、前段ロータリーカッターと
    後段ロータリーカッターが一回転する時の帯状印刷紙の
    移送量を上記単位印刷の移送方向寸法に前段余白部の移
    送方向寸法を加算した移送量に設定し、この移送により
    帯状印刷紙の最先の単位印刷の前段余白部を前段ロータ
    リーカッターの断裁ラインより前方へ突出させ、該前段
    ロータリーカッターにより上記前段余白部を最先単位印
    刷の前辺に沿い断裁して除去し、略同時に上記後段ロー
    タリーカッターにより後段余白部を最先単位印刷の後辺
    に沿い断裁して前段と後段の余白部を有しない単位印刷
    紙を得ると共に、該後段余白部を最先単位印刷の次に続
    く単位印刷の前段余白部として残留させて上記前段ロー
    タリーカッターによる断裁除去に供することを特徴とす
    る帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁する方法。
  2. 【請求項2】上記前段ロータリーカッターの入口と後段
    ロータリーカッターの出口間に同出口と同入口間におい
    て断裁に供される単位印刷部を強制力を以って捕捉しつ
    つ移送する単位印刷部捕捉兼移送手段を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の帯状印刷紙から単位印刷紙を断
    裁する方法。
JP27608199A 1999-09-29 1999-09-29 帯状印刷紙から単位印刷紙を断裁する方法 Expired - Fee Related JP3263052B2 (ja)

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