JP3262307B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3262307B2
JP3262307B2 JP03586795A JP3586795A JP3262307B2 JP 3262307 B2 JP3262307 B2 JP 3262307B2 JP 03586795 A JP03586795 A JP 03586795A JP 3586795 A JP3586795 A JP 3586795A JP 3262307 B2 JP3262307 B2 JP 3262307B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つの画像
形成プロセス機器を有するプロセスカートリッジが、画
像形成装置本体に対して着脱自在となっていて、プロセ
スカートリッジの筐体に部品要素が取り付けられる画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ或いはファクシミリな
どの画像形成装置において、少なくとも1つの画像形成
プロセス機器を有するプロセスカートリッジを画像形成
装置本体に対して着脱自在に支持した画像形成装置が知
られている。この種の画像形成装置では、例えば、感光
体、帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置
などのプロセス機器が設けられているのであるが、画像
形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジは、こ
れらの画像形成プロセス機器の少なくとも1つが一体的
に組み込まれたものとなっている。従来は、このような
プロセスカートリッジが寿命となったとき、そのプロセ
スカートリッジを画像形成装置本体から取り外し、これ
を廃棄していた。例えば、プロセスカートリッジ内に収
容された現像用のトナーがなくなり、或いはこのカート
リッジを構成する何らかの画像形成プロセス機器が寿命
となったとき、プロセスカートリッジ自体の寿命が尽き
たものとして、これを廃棄していたのである。
【0003】これに対し、近時、例えば、プロセスカー
トリッジ内に貯留されていた現像用のトナーがなくなっ
たり、或いは、何らかの画像形成プロセス機器の寿命が
尽きたとき、その使用済みのプロセスカートリッジを、
ユーザの元からサービス工場などに回収し、ここで現像
用のトナーを補充したり、或いは、寿命の尽きた画像形
成プロセス機器を新しいものに交換して、プロセスカー
トリッジを再生し、これを再使用する方式が採用されつ
つある。一層の省資源化を図るために、プロセスカート
リッジの寿命を出来得る限り延ばしているのである。
【0004】ここで、プロセスカートリッジを再生すべ
く、例えば、現像用トナーを補充するとき、プロセスカ
ートリッジを構成する現像装置の現像ローラなどを分解
し、これの清掃などを行っているのであるが、このよう
な分解、すなわちプロセスカートリッジの再生を何度か
続けるうちに、いつかはプロセスカートリッジの寿命が
尽きることになる。プロセスカートリッジのサービス工
場への回収、その再生、さらにその再使用を何度か行う
うちに、例えば、プロセスカートリッジを構成する主要
な画像形成プロセス機器、又はその筐体が寿命となり、
プロセスカートリッジの再生が困難ないしは不可能とな
って、プロセスカートリッジが寿命となるのである。然
るに、従来はこのような寿命の限界を判断することが非
常に難しく、例えば、プロセスカートリッジの回収再生
側で、現像ローラなどの分解回数を記録しておき、どの
程度の回数になったかを判断して、プロセスカートリッ
ジのリサイクル使用の可否を決めていた。しかしなが
ら、かかる方式では、煩雑な分解回数等の事項の履歴記
録作業や、その確認作業などを必要とする。
【0005】一方、この種のプロセスカートリッジの筐
体には色々な部品要素が取り付けられおり、例えば感光
体軸や現像ローラ軸などをプロセスカートリッジの筐体
に回転自在に支持する軸受なども、その部品要素に相当
するものとなる。これらの部品要素についても所定の耐
久寿命があり、この寿命を判断することも誠に難しいも
のとなっている。このように、プロセスカートリッジの
部品要素についても、あとどの位までその部品要素が使
用可能であるかを、判断できるようにすることが従来よ
り要望されていた。
【0006】なお、この種の技術に関連するものとし
て、実開平1−157369号、実開平4−13325
4号、特開平4−136866号、特開平4−1407
61号、特開平4−264456号及び特開平4−37
1965号の各公報などによるものが既に提案されると
ころとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、回収
したプロセスカートリッジを再使用すべく、該カートリ
ッジを再生する際において、プロセスカートリッジの再
使用履歴を、プロセスカートリッジの筐体自体に残し得
るようにして、該カートリッジの再生の可否を容易に判
断したり、そのカートリッジの残された寿命を容易に把
握したりすることのできる画像形成装置を提供すること
にある。
【0008】今一つの発明の目的は、回収したプロセス
カートリッジを再使用すべく、該カートリッジを再生す
る際において、プロセスカートリッジに取り付けられる
部品要素の再使用履歴を、部品要素自体に残し得るよう
にして、該部品要素の再使用の可否を容易に判断した
り、その部品要素の残された寿命を容易に把握したりす
ることのできる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、少なくとも1つの画像形成プロセス機器を
有するプロセスカートリッジが、画像形成装置本体に対
して着脱自在となっていて、プロセスカートリッジの筐
体に部品要素が取り付けられる画像形成装置において、
前記筐体に部品要素用の締結部を設け、前記部品要素
に、該部品要素を筐体に取り付けたとき、前記締結部と
互いに係合して、当該部品要素を、筐体に対してロック
する被締結部を設け、前記締結部を、被締結部の数より
も多くすると共に、プロセスカートリッジを再生すべ
く、該カートリッジを画像形成装置本体から外して前記
部品要素を前記筐体から離脱するとき、それまで被締結
部に係合していた締結部が破断するように、複数の締結
部のうち、少なくとも1個の締結部を破断可能にした構
成を提案する。
【0010】その際、上記構成において、締結部の総数
をm、被締結部の総数をnとしたとき、m/nが、プロ
セスカートリッジの使用耐久回数に一致するように、前
記各総数m,nを設定すると有利である。
【0011】今一つの発明は、上記目的を達成するた
め、少なくとも1つの画像形成プロセス機器を有するプ
ロセスカートリッジが、画像形成装置本体に対して着脱
自在となっていて、プロセスカートリッジの筐体に部品
要素が取り付けられる画像形成装置において、前記部品
要素に締結部を設け、前記筐体に、部品要素を筐体に取
り付けたとき、前記締結部と互いに係合して、当該部品
要素を、筐体に対してロックする被締結部を設け、前記
締結部を、被締結部の数よりも多くすると共に、プロセ
スカートリッジを再生すべく、該カートリッジを画像形
成装置本体から外して前記部品要素を前記筐体から離脱
するとき、それまで被締結部に係合していた締結部が破
断するように、複数の締結部のうち、少なくとも1個の
締結部を破断可能にした構成を提案する。
【0012】その際、上記構成において、締結部の総数
をm、被締結部の総数をnとしたとき、m/nが、部品
要素の使用耐久回数に一致するように、前記各総数m,
nを設定すると有利である。
【0013】又、上記各構成において、締結部が全て破
断可能なものとなっていると有利である。
【0014】さらに、上記各構成において、各締結部近
傍に、締結部が何回破断されたかを視認できる表示がな
されていると、特に有利である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0016】図1は、本発明一実施例の画像形成装置に
具備されるプロセスカートリッジの筐体の一部を、この
筐体に取り付けられる部品要素と共に示す斜視図である
が、先ず、そのプロセスカートリッジの全体構成に関し
て、図3及び図4を用いて説明する。
【0017】図3において、プロセスカートリッジ10
は、この本体部がカートリッジ筐体11より成り、この
筐体11内には、ドラム状の感光体12、帯電装置の一
構成例である帯電ローラ13、現像装置16及びクリー
ニング装置18などの画像形成プロセス機器がそれぞれ
設けられている。かように構成されるプロセスカートリ
ッジ10は画像形成装置本体(不図示)に対して着脱自
在となっている。本例のプロセスカートリッジ10は、
上述のように多数の画像形成プロセス機器を有している
が、本発明は、少なくとも1つの画像形成プロセス機器
を有するプロセスカートリッジを備えた画像形成装置に
適用できるものである。
【0018】プロセスカートリッジ10の筐体11に組
込まれた感光体12は、図3における時計方向に回転駆
動されるようになっている。感光体1の近傍に配置され
た帯電ローラ13は感光体1に接離可能になっていて、
且つ、画像形成時に、所定のバイアス電圧が印加され、
該帯電ローラ13が感光体12に接しつつ回転する間
で、この感光体の表面が帯電ローラ13によって均一に
帯電される。次いで、露光部14において、プロセスカ
ートリッジ10の外部から入射するレーザビーム光15
により、光書き込み走査が行われることにより、感光体
表面には所定の静電潜像が形成される。
【0019】ここで、現像用のトナーTは、筐体11内
の現像装置16のあるところに収容されていて、この収
容トナーは、現像装置16の構成要素であるトナー攪拌
部材19,20によって攪拌されつつ、同じく現像装置
の一構成要素である現像ローラ21上に供給される。こ
の供給されたトナーは、現像ローラ21上を担持されつ
つ搬送され、感光体12と、バイアス電圧の印加された
現像ローラ21との間の現像部で、感光体12上の静電
潜像の顕像化に供される。このようにして、感光体12
上にはトナー像が形成されるのである。筐体11に、ト
ナーとキャリアを有する二成分系現像剤を収容し、これ
を静電潜像の顕像化に供することもできる。
【0020】感光体12の下位には、プロセスカートリ
ッジ10とは別に転写ローラ17が設けられ、この転写
ローラ17は感光体12に接離可能となっている。転写
ローラ17は、画像形成時に感光体12に接するように
なっていて、且つ、そのローラ17には転写バイアス電
圧が印加されるようになっており、このバイアス電圧の
印加された転写ローラ17と感光体12との間には図示
されない転写紙が送られる。転写ローラ17と感光体1
2との間を、かかる転写紙が通る間で、感光体12上の
トナー像が転写紙上に転写される。このあと、転写紙は
図示されない定着装置に向けて送られ、この定着装置に
よって、転写紙上に転写されたトナー像が定着される。
【0021】一方、転写後において感光体12の表面に
は転写に寄与しなかったトナーが残留付着しているの
で、この付着トナーが、クリーニング装置18のクリー
ニングブレード18Aによって掻き取り除去され、その
後、又は前に感光体表面は図示していない除電器による
除電作用を受け、次の画像形成サイクルの開始に備えら
れる。
【0022】感光体12,帯電ローラ13,トナー攪拌
部材19,トナー攪拌部材20,現像ローラ21等の各
軸12a,13a,19a,20a,21aは、図4に
示すように、カートリッジ筐体11の筐体側板11Aに
取り付けられた軸受22,23,29,30,31にそ
れぞれ回転自在に支持されている。なお、各軸は、この
両軸端部が、各軸受に支持されているのであるが、図4
において、筐体側板11Aの反対側の筐体側板(不図
示)にも、同様なる軸受が取り付けられていて、各軸の
他方の端部が、その軸受に支持されている。
【0023】かような一連の軸受22,23,29,3
0及び31は、プロセスカートリッジの筐体に取り付け
られる部品要素の一構成例をなすものである。本発明
は、かような部品要素が少なくとも1個取り付けられる
プロセスカートリッジを用いる画像形成装置に適用が可
能である。但し、部品要素が軸受の場合は、通常、軸の
両端部を支持する構成であるので、1組みの軸受(2個
の軸受)を少なくとも有するプロセスカートリッジと言
うことになる。
【0024】一般的に、プロセスカートリッジは、感光
体、帯電ローラ、現像装置、クリーニング装置等の画像
形成プロセス機器の少なくとも1つをカートリッジの筐
体内に一体的に組付けたものであるが、かようなプロセ
スカートリッジ10の筐体11に、上述の軸受等の部品
要素が取り付けられているのである。そして、かかるプ
ロセスカートリッジ10は、例えば、クリーニング装置
18のクリーニングブレード18Aや帯電ローラ13な
どの簡単に交換できる画像形成プロセス機器が劣化した
り、或いは筐体11内のトナーTがなくなり、又はクリ
ーニング装置18内の廃トナーが満杯となったとき、随
時新品のものと交換される。例えば、新品のプロセスカ
ートリッジの使用開始後、そのコピー枚数をカウンタで
カウントし、その数が所定の値となったとき、クリーニ
ングブレード18Aや帯電ローラ13が寿命となったも
のとし、又、現像用のトナーTがなくなり、或いはクリ
ーニング装置18内の廃トナーが満杯となったときは、
図示していない各センサがその事実を検知し、画像形成
装置本体の表示部に、プロセスカートリッジを新たなも
のと交換すべき表示がなされる。
【0025】このようにして画像形成装置本体から取り
外されたプロセスカートリッジ10は、近年資源再利用
の機運の高まりにより、その使用後にユーザの元から例
えばサービス工場に回収され、ここで劣化部品の交換
や、トナーの再充填や、廃トナーの排出や、各部の清掃
作業などを行って再生され、再び新品のプロセスカート
リッジとして出荷され、ユーザの元で使用に供される。
【0026】ところで、上述のようにプロセスカートリ
ッジ10の再生、その再使用を何度が繰返すうちに、そ
のプロセスカートリッジをそれ以上、再生することが不
適当であるか、又は不可能な状態となる。すなわち、プ
ロセスカートリッジ10の全体の寿命が尽きるのである
が、このときはプロセスカートリッジ10を再生するこ
となく、これを廃棄しなければならない。本例の画像形
成装置においては、このようなプロセスカートリッジの
寿命ないしはその再使用履歴を、以下に説明するように
簡単且つ確実に知ることができるように構成されてい
る。
【0027】図1において、部品要素の一構成例である
軸受31は、先にも述べたように、現像ローラ21(図
3)の軸21aを回転自在に支持するものである。以下
の説明に当たっては、部品要素の一例としてかかる軸受
31を取り上げるが、本発明は、かような現像ローラ支
持のための軸受や、図4に示した他の軸受や、かかる軸
受とは別の構成の部品要素などを使用するものにも適用
できる。
【0028】軸受31の端部には減径ボス部31aが設
けられ、軸受31の取り付けにあたっては、そのボス部
31aが、プロセスカートリッジ10における筐体11
の側板11Aに穿たれた円孔24に嵌め込まれる。筐体
11の側板11Aには、円孔24の円周方向に、軸受3
1用の爪状の締結部5a,5b,5c,5d,5e,5
fがそれぞれ設けられている。筐体が合成樹脂製のもの
である場合には、かかる締結部は筐体に一体成形され
る。これに対して、かかる締結部を別体として筐体に適
宜、固定係止するようにしても良い。
【0029】一方、軸受31には、その軸受31を筐体
11に取付けたとき、上述の締結部と互いに係合して、
軸受31を筐体11の側板11Aに対してロックするた
めの被締結部6a,6bが設けられている。この被締結
部6a,6bについても、軸受31に対して一体成形さ
れるか、若しくは別体として軸受31に固定係止され
る。
【0030】軸受31に設けられた被締結部6a,6b
は、その軸受31の取り付け中心(符号Cで示す中心)
に対して対称に、2個を1組みとして、取り付け中心周
りに少なくとも1組み設けられるものとなっている。図
1の例では、被締結部が、1組みの上下の被締結部6
a,6bで構成されている。
【0031】一方、筐体側板11Aに設けられた締結部
は、軸受31の取り付け中心Cに対して対称に、2個を
1組みとして、取り付け中心周りに複数組み設けられる
ものとなっている。図1の例では、筐体側板11Aに設
けられた締結部が、3組みの締結部で構成されるものと
なっている。すなわち、締結部5a,5d、締結部5
b,5e、締結部5c,5fがそれぞれ1組みずつ、都
合3組み設けられるものとなっているのである。このよ
うに、締結部の数は、被締結部の数よりも多くなってい
る。
【0032】軸受31に設けられた被締結部6a,6b
は角形のものとなっていて、その内部に貫通した方形穴
を有し、この方形穴を、爪状の締結部5a,5dに「パ
チン」とそれぞれ嵌め込むことにより、減径ボス部31
Aが円孔24に嵌め込まれた軸受31は、円孔24から
抜け出ないように、且つ、筐体側板11Aに対して相対
回動しないように、筐体側板11Aに一体的にロックさ
れる。このように締結部5a乃至5fは、被締結部6
a,6bと相対係合自在となっているものの、一旦、係
合してしまうと、被締結部からは抜けないようになって
いる。
【0033】ここで、例えば、図3に示した帯電ローラ
13やクリーニングブレード18Aなどの容易に交換で
きるプロセス機器が劣化したり、或いは、筐体11内の
現像用のトナーTがなくなったり、クリーニング装置1
8の廃トナーが満杯となったときは、前述のように当該
プロセスカートリッジ10は画像形成装置本体から外さ
れ、そのユーザの元からサービス工場に回収され、ここ
で再生される。例えば、現像用のトナーがなくなったも
のとして、新しいトナーを充填するときは、その前に、
現像ローラ21や現像装置16内などに付着している残
留トナーを清掃すべく、現像ローラ21やトナー攪拌部
材19,20を筐体11から分解して取り外す。
【0034】例えば、現像ローラ21を分解するとき
は、図1に示した1組みの締結部5a,5dを折って破
断する。この破断によって、軸受31を筐体側板11A
から外すことができ、これに伴って、現像ローラ21を
筐体11から外して分解することができる。このとき、
露出した筐体11の孔24から、その内部にトナーを充
填することができる。現像装置において、二成分系現像
剤を使用するときは、劣化した現像剤を筐体11の孔2
4から排出し、新たな現像剤をこの孔24から筐体11
内に入れることになる。現像ローラ21を分解して前述
の清掃を行ったあと、現像ローラ21を組み付ける際に
は、軸受31の被締結部6a,6bを、破断した締結部
とは別の、例えばこれに隣り合う、図2に示した締結部
5b,5eに係合させる。
【0035】上述のようにしてプロセスカートリッジ1
0は再生され、これがいずれかのユーザの元に搬入さ
れ、その画像形成装置本体にセットされて使用される。
そして、再び、例えば、そのプロセスカートリッジ10
内の現像用のトナーTがなくなったときは、そのカート
リッジ10が再度サービス工場に回収されて再生され
る。その再生作業を行う際には、今まで使用していた締
結部5b,5eを折って破断し、このあと、被締結部6
a,6bを、次の1組みの締結部5c,5fに係合させ
る。なお、図2において、Aで示す部位は、締結部5a
(図1)を破断したあとの筐体側板上に残る痕跡であ
り、又、Dで示す部位は、締結部5dを破断したあとの
筐体側板上に残る痕跡である。
【0036】このように、プロセスカートリッジ10の
再生作業を1回行う度毎に、1組みの爪状の締結部が1
組みずつ減じてゆくことになり、その減った組み数を数
えることによって、回収されたプロセスカートリッジ1
0が、今まで何回再使用されたか、それぞれのプロセス
カートリッジ毎に、その履歴を知ることができる。
【0037】例えば、3組みの締結部のうち2組みの締
結部が破断されている場合、残っている1組みの締結部
を見て、「後、1回分だけ、プロセスカートリッジを再
使用できるな!」ということを認識できるのである。そ
して、被締結部6a,6bを最後の組みの締結部5c,
5fに係合させてプロセスカートリッジ10を再生し、
これを再使用した後、再び、例えば、プロセスカートリ
ッジ10内の現像用のトナーTがなくなって、そのプロ
セスカートリッジ10を画像形成装置本体から外したと
きは、既に締結部5a,5d,5b,5eは存在しない
ので、プロセスカートリッジ10が寿命となったことを
知ることができる。このように寿命となったプロセスカ
ートリッジは廃棄される。この例では、プロセスカート
リッジ10を再生しながら3回、使用し終えたとき、プ
ロセスカートリッジ10が寿命となるのである。
【0038】このように本例においては、回収したプロ
セスカートリッジ10を再使用すべく該カートリッジ1
0を再生する際において、プロセスカートリッジ10の
再使用履歴をプロセスカートリッジ自体に残すことがで
きるので、プロセスカートリッジ10の再生の可否を容
易に判断したり、或いはプロセスカートリッジ10の残
された寿命を容易に把握することができ、又、プロセス
カートリッジ10の寿命が尽きたことも確実に知ること
ができる。
【0039】ここで、プロセスカートリッジに破断可能
な何らかの複数の突起片を設けておき、カートリッジの
リサイクル回収毎にその突起片を破断していったり、或
いはプロセスカートリッジにラベルを貼り付けて、ここ
に再生回数を書き込んだりしても良いのであるが、かよ
うな方式は人為的なものであるので、突起片の破断や再
生回数の書き込みなどを忘れる場合がある。又、このよ
うな作業は誠に面倒なものでもある。
【0040】本例においては、プロセスカートリッジ1
0を再生すべく、軸受等の部品要素を取り外すとき、こ
の部品要素をロックするための締結部が必ず破断される
ので、この破断をし忘れることがなくなり、カートリッ
ジに再使用履歴を残すことに関して、これを必ず保証す
ることができる。又、このような再使用履歴を残すよう
な面倒な作業をしなくても済む。
【0041】筐体側板11Aに設けられる締結部につい
ては、プロセスカートリッジ自体の寿命が短かい場合な
どにおいて、最低限、2組みとしても構わず、この場合
には、2組みの締結部のうち1組みの締結部が破断可能
となっていれば良い。いずれにしても、プロセスカート
リッジの寿命などを考慮して、複数組みの締結部の全部
ではなく、このうちの少なくとも1組みの締結部が破断
可能となっていれば良いのである。
【0042】又、上に述べた実施例は、1組み同士の締
結部及び被締結部を互いに係合させるようにしたもので
あるが、軸受等の部品要素のロックが、1組み同士では
なく1個同士で達成できる場合には、例えば図1の軸受
31の方に1個の被締結部を設け、又、筐体11の側板
11Aの方に、軸受31の取り付け中心周りに間を置い
て複数の締結部を設け、プロセスカートリッジ10の各
再生時に、軸受31を締結部毎に位置を変えた状態でロ
ックするようにしても良い。この場合には、1組みずつ
ではなく、1個ずつ締結部が破断されることになる。い
ずれにしても、締結部の数を、部品要素に設けられる被
締結部の数よりも多くすると共に、プロセスカートリッ
ジ10を再生すべく、該カートリッジ10を画像形成装
置本体から外して軸受31などの部品要素を筐体11か
ら離脱するとき、それまで被締結部に係合していた締結
部が破断するように、複数の締結部のうち、少なくとも
1個の締結部を破断可能とすれば良いのである。
【0043】ここで、例えば、コスト的にも比較的高
く、プロセスカートリッジを処分するまで、交換せずに
その寿命を長らえる画像形成プロセス機器又は筐体が寿
命となったとき、プロセスカートリッジ10の寿命が尽
きたものとして、このプロセスカートリッジが前述のよ
うに廃棄される。例えば、画像形成プロセス機器である
感光体の寿命が、プロセスカートリッジ自体の寿命とい
うことになる。或いは筐体11が使用に耐えられなくな
ったとき、プロセスカートリッジ自体が寿命となったこ
とになる。このようにプロセスカートリッジ10の寿命
は、その都度、適宜なプロセスカートリッジの要素の寿
命を基準として決められるものであり、前述のように筐
体11の寿命がプロセスカートリッジ10の寿命である
としたようなときは、そのプロセスカートリッジ10の
再生時に、感光体12を新たなものと交換するように構
成することもできる。
【0044】ところで、前述のように本例の画像形成装
置においては、筐体11に設けられた締結部の数が、プ
ロセスカートリッジ10の寿命と関連付けて設定されて
おり、被締結部6a,6bを、最後の締結部5c,5f
に係合させ、次いでそのプロセスカートリッジ10を使
用し終えたとき、丁度プロセスカートリッジ10が寿命
となるように構成されている。すなわち、この例では、
新品のプロセスカートリッジ10を一度使用した後、こ
れを再生し、これを繰返すことによって、3度使用した
とき、そのプロセスカートリッジ10が寿命となる。こ
のように、当該プロセスカートリッジ10の使用耐久回
数は3回ということになるが、これに対応させて、締結
部を3組み設けたのである。このように構成することに
よって、先にも述べたように、破断された締結部の数か
ら、プロセスカートリッジ10の寿命を確実に知ること
ができる。一般的に示せば、プロセスカートリッジ10
の筐体11に設けられる締結部の総数をm(図1の例で
は6個)、被締結部の総数をn(図1の例では2個)と
したとき、m/n(図1の例では3)が、プロセスカー
トリッジの使用耐久回数(図1の例では3回)に一致す
るように、各総数m,nを設定するのである。
【0045】又、最後に被締結部6a,6bが係合する
締結部5c,5fは、これを破断不能なものとしてもよ
く、この場合には、寿命となったプロセスカートリッジ
10は、その筐体11に現像ローラ21や軸受31が組
付けられたまま廃棄される。
【0046】これに対し、最後に被締結部6a,6bが
係合する締結部5c,5fを含めた全ての締結部を、筐
体11に対して破断可能なものとしておくこともでき、
このようにすれば、最後の締結部5c,5fを破断する
ことによって、軸受31を筐体11へ取り付けることが
不能となるので、プロセスカートリッジ10が寿命とな
ったこと、すなわちこれを再生すべきではなく、廃棄す
べきであることを誰でも容易に判断することができる。
しかも、多くのプロセスカートリッジを回収した状態
で、部品要素が取り外されているプロセスカートリッジ
に対しては、このカートリッジに、締結部が全くない
か、或いは、1つでも、その締結部が付いているかを見
ることによって、処分すべきプロセスカートリッジと、
未だ使えるプロセスカートリッジとを峻別することがで
き、これにより、それらのプロセスカートリッジをグル
ープ別に分けることが容易になる。又、リサイクル使用
が不能となったプロセスカートリッジについては、その
まま廃棄されるか、そのカートリッジの原材料に戻され
て、例えばカートリッジ筐体として再生されるが、全て
の締結部を破断可能としておくと、筐体11と現像ロー
ラ21を互いに分離して再生処理できるので、その再生
処理が行いやすくなる利点も得られる。
【0047】なお、図5に示すように、筐体11の側板
11A上であって、締結部5a,5b,5cの近傍に、
締結部が何回破断されたかを視認できる表示、例えば数
字26による表示をなすようにしても良い。プロセスカ
ートリッジの再生組立作業時に、かかる数字の順番に従
って、締結部の破断や、軸受等の部品要素の取り付けな
どを行うのである。
【0048】このようにすると、再生組立作業者として
は、迷わずに、締結部の破断順次などを決めてゆくこと
ができる。又、図2に示した破断痕跡A,Dが見えにく
い場合などには、プロセスカートリッジの再使用回数な
どを容易に知ることができる。なお、かかる表示に関し
ては、数字ではなく、上述の如き機能を遂行できれば、
記号などに代替しても良い。
【0049】次に、今一つの発明の実施例について説明
する。
【0050】図6に示したプロセスカートリッジ10の
基本構成とその全体的な外観、並びにその基本作用は、
図3及び図4を参照して先に説明したプロセスカートリ
ッジ10と変りはなく、よってその具体的構成について
の説明は省略し、以下の説明でも必要に応じて図3を参
照することにする。このように、この実施例も、少なく
とも1つの画像形成プロセス機器を有するプロセスカー
トリッジが、画像形成装置本体に対して着脱自在となっ
ていて、プロセスカートリッジの筐体に部品要素が取り
付けられる画像形成装置を、その前提とするものであっ
て、図6に示すように、その部品要素が軸受31より成
る。
【0051】このように、部品要素の一構成例である軸
受31には、一対の鉤状突起を対向させた如き構成の締
結部7a,7b,7c,7d,7e,7fがその周方向
に配列されてそれぞれ設けられている。なお、締結部7
e,7fについては、具体的な形状を図示することを避
け、仮想線で単にブロック状に示してある。一方、プロ
セスカートリッジ10における筐体11の側板11Aに
は、軸受31を筐体11に取り付けたとき、上述の締結
部と互いに係合して軸受31を筐体11の側板11Aに
対してロックするための爪状の被締結部8a,8bが設
けられている。
【0052】筐体側板11Aに設けられた被締結部は、
軸受31の取り付け中心Cに対して対称に、2個を1組
みとして、取り付け中心周りに少なくとも1組み設けら
れるものとなっている。図6の例では、被締結部が、上
下に配置された1組みの被締結部8a,8bで構成され
ている。
【0053】一方、軸受31に設けられた締結部は、軸
受31の取り付け中心Cに対して対称に、2個を1組み
として、取り付け中心周りに複数組み設けられるものと
なっている。図6の例では、締結部が3組みの締結部で
構成されるものとなっている。すなわち、締結部7a,
7d、締結部7b,7e、締結部7c,7fがそれぞれ
1組みずつ、都合3組み設けられるものとなっているの
である。
【0054】軸受31に設けられた締結部のうち、初め
に、例えば締結部7a,7dを筐体側板11Aの被締結
部8a,8bに「パチン」とそれぞれ嵌め込むことによ
り、軸受31は筐体側板11Aに対して円孔24から抜
け出ないように且つ、筐体側板11Aに対して相対回動
しないように一体的にロックされる。
【0055】ここで、先に説明した実施例と同じく、図
3に示した帯電ローラ13やクリーニングブレード18
Aなどが劣化したり、或いは、筐体11内の現像用のト
ナーTがなくなったり、又はクリーニング装置18の廃
トナーが満杯となったとき、当該プロセスカートリッジ
10は画像形成装置本体から外されて、そのユーザの元
からサービス工場に回収され、ここで再生される。その
際、例えば、現像用のトナーTがなくなったものとし
て、新しいトナーを充填するときは、その前に、現像ロ
ーラ21や現像装置16の内部などに付着している残留
トナーを清掃すべく、現像ローラ21やトナー攪拌部材
19,20などを筐体11から取り外す。
【0056】例えば、現像ローラ21を分解するとき
は、図6に示した1組みの締結部7a,7dを折って破
断する。この破断によって、軸受31を筐体側板11A
から外すことができ、これに伴って、現像ローラ21を
筐体11から外して分解することができる。このとき、
露出した筐体11の孔24から、その内部にトナーを充
填することができる。現像装置において、二成分系現像
剤を使用するときは、劣化した現像剤を筐体11の孔2
4から排出し、新たな現像剤をこの孔24から筐体11
内に入れることになる。
【0057】現像ローラ21を分解して前述の清掃を行
ったあと、現像ローラ21を組み付ける際には、例え
ば、軸受31の締結部7f,7cを、図7に示した被締
結部8a,8bにそれぞれ係合させる。このようにして
プロセスカートリッジ10が再生され、これがユーザの
元で再使用される。
【0058】更に、次の再生作業を行う際には、今まで
使用していた締結部7f,7cを折って破断し、このあ
と、次の締結部7e,7bを被締結部8a,8bに係合
させる。なお、図7において、Aで示す部位は、締結部
7a(図6)を破断したあとの痕跡であり、又、Dで示
す部位は、締結部7dを破断したあとの痕跡である。
【0059】このように、プロセスカートリッジの再生
作業を1回行う度毎に、軸受31に設けられた1組みの
締結部が1組みずつ減じてゆくことになり、その減った
組み数を数えることによって、軸受31が、今まで何回
再使用されたか、その履歴を知ることができる。例え
ば、3組みの締結部のうち、2組みの締結部が破断され
ている場合、残っている1組みの締結部を見て、「後、
1回分だけ、軸受31を再使用できるな!」と、認識で
きるのである。そして、被締結部8a,8bと最後の組
みの締結部7e,7bとを係合させてプロセスカートリ
ッジ10を再生し、これを再使用した後、再び、例え
ば、プロセスカートリッジ10内の現像用のトナーTが
なくなって、そのプロセスカートリッジ10を画像形成
装置本体から外したときは、既に締結部7a,7d,7
c,7fは存在しないので、軸受31が寿命となったこ
とを知ることができる。
【0060】勿論、この実施例の構成を、先の実施例と
全く同様に、プロセスカートリッジ10の再使用履歴と
その寿命を知るために用いることもできる。すなわち、
締結部の破断状態によって、プロセスカートリッジ10
の再使用履歴を知り、又、被締結部8a,8bと最後の
締結部7e,7bとを係合させた後、そのプロセスカー
トリッジ10を使用し尽したとき、当該プロセスカート
リッジ10の寿命が尽きたことを知ることができ、これ
を廃棄処理することができるのである。
【0061】この実施例においては、回収したプロセス
カートリッジを再使用すべく該カートリッジを再生する
際において、軸受等の部品要素の再使用履歴を部品要素
自体に残すことができるので、部品要素の再生の可否を
容易に判断したり、或いは、部品要素の、残された寿命
などを容易に把握することができる。しかもプロセスカ
ートリッジの再使用履歴やその寿命を知ることもでき
る。
【0062】ここで、軸受31などの部品要素に破断可
能な複数の突起片を設けておき、カートリッジのリサイ
クル回収毎に、その突起片を破断していったり、或いは
部品要素にラベルを貼り付けて、ここに部品要素の再使
用回数を書き込んだりしても良いのであるが、かような
方式は人為的なものであるので、突起片の破断や、部品
要素の再使用回数の書き込みなどをし忘れる場合があ
り、又、このような作業は誠に面倒なものでもある。
【0063】本例においては、軸受等の部品要素を取り
外すとき、これをロックするための締結部が必ず破断さ
れるので、この破断をし忘れることがなくなり、又、部
品要素に再使用履歴を残すような面倒な作業をしなくて
も済む。
【0064】更に、プロセスカートリッジを回収して再
生する際、再使用履歴が異なる部品要素が、カートリッ
ジへの取り付け状態において混在していても、それぞれ
の部品要素に残った締結部や、痕跡などを見ることによ
り、それぞれの部品要素の再使用履歴を知ることがで
き、これらの部品要素の今後の再使用の可否を容易に判
断することができる。
【0065】ところで、本例の画像形成装置において
は、軸受31に設けられた締結部の数が、その軸受31
の寿命と関連付けて設定され、被締結部8a,8bを、
最後の締結部7e,7bに係合させ、次いでそのプロセ
スカートリッジ10を使用し終えたとき、丁度軸受31
が寿命となるように構成されている。すなわち、この例
では、新品の軸受31を一度使用した後、プロセスカー
トリッジ10の再生に伴ってこの軸受31を再度使用
し、これを繰返すことによって、合計で3度使用したと
き、その軸受31が寿命となる。これに対応させて、締
結部を3組み設けたのである。このように構成すること
によって、先にも述べたように、破断された締結部の数
から、軸受31の寿命を確実に知ることができる。一般
的に示せば、軸受31などの部品要素に設けられる締結
部の総数をm(図6の例では6個)、プロセスカートリ
ッジ10の筐体11に設けられる被締結部の総数をn
(図6の例では2個)としたとき、m/n(図6の例で
は3)が、軸受31などの部品要素の使用耐久回数(図
6の例では3回)に一致するように、各総数m,nを設
定するのである。
【0066】また、図6及び図7に示した実施例の構成
を、プロセスカートリッジ10の再使用履歴とその寿命
を知るために用いる場合には、先の実施例と全く同様
に、軸受31などの部品要素に設けられる締結部の総数
をm(図6では6個)、プロセスカートリッジ10の筐
体11に設けられる被締結部の総数をn(図6の例では
2個)としたとき、m/n(図6の例では3)が、プロ
セスカートリッジ10の使用耐久回数(図6の例では3
回)に一致するように、各総数m,nを設定することが
望ましい。これによって、プロセスカートリッジの再使
用履歴やその寿命を正確に知ることができる。
【0067】又、この例では、最後に被締結部8a,8
bと係合する締結部7e,7bを含めた全ての締結部
を、軸受31に対して破断可能とすることが望ましく、
これにより、寿命となった軸受31を、プロセスカート
リッジ10の筐体11から外して、これを単独で廃棄す
ることができる。最後に被締結部18a,18bが係合
する締結部7e,7bを破断不能としたときは、その軸
受31とプロセスカートリッジ10が同時に寿命となる
ようにし、これらが寿命となったとき、軸受31を筐体
11に取り付けたまま、これらを一緒に廃棄するように
すればよい。
【0068】更に、締結部を全て破断可能にすると、多
くのプロセスカートリッジを回収した状態で、部品要素
を取り外したとき、この取り外された多くの部品要素に
対しては、かかる部品要素に締結部が全くないか、或い
は、1つでも締結部が付いているかを見ることによっ
て、処分すべき部品要素と、未だ使える部品要素とを峻
別することができ、それらを容易にグループ別にするこ
ともできる。
【0069】この実施例においても、図6に示した軸受
31の周面上であって、締結部7a乃至7fの近傍に、
締結部が何回破断されたかを視認できる数字又は記号な
どの表示をなすようにしても良い。このようにすると、
軸受などの部品要素の再使用回数を容易に知ることがで
き、又、締結部の破断順序を迷わずに決めることができ
る。
【0070】なお、リサイクル使用が不能となった部品
要素については、そのまま廃棄されるか、若しくは、そ
の部品要素の原材料に戻されて新たに部品要素として再
生処理される。
【0071】上に述べた実施例は、1組み同士の締結部
及び被締結部を互いに係合させるように構成したもので
あるが、軸受等の部品要素のロックが、1組み同士では
なく、1個同士で、達成できる場合には、例えば、図6
に示した筐体側板11Aの方に1個の被締結部を設け、
又、軸受31の方に、この軸受の取り付け中心周りに間
を置いて複数の締結部を設け、プロセスカートリッジ1
0の各再生時に、軸受31を締結部毎に位置を変えた状
態でロックするようにしても良い。この場合には、1組
みずつではなく、1個ずつ締結部が破断されることにな
る。
【0072】いずれにしても、締結部の数を、被締結部
の数よりも多くすると共に、プロセスカートリッジを再
生すべく、該カートリッジを画像形成装置本体から外し
て前記部品要素を前記筐体から離脱するとき、それまで
被締結部に係合していた締結部が破断するように、複数
の締結部のうち、少なくとも1個の締結部を破断可能と
すれば良いのである。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、回収し
たプロセスカートリッジを再使用すべく該カートリッジ
を再生する際において、プロセスカートリッジの再使用
履歴をプロセスカートリッジの筐体自体に残すことがで
きるので、プロセスカートリッジの再生の可否を容易に
判断したり、或いは、プロセスカートリッジの、残され
た寿命を容易に把握することができる。又、プロセスカ
ートリッジを再生すべく、部品要素を筐体から外すと
き、必ず、プロセスカートリッジの筐体側の締結部が破
断されるので、カートリッジに再使用履歴を残すことに
関して、これを必ず保証することができ、更に、かよう
な再使用履歴を残すような面倒な作業をしないで済む。
【0074】請求項2に記載の構成によれば、プロセス
カートリッジの寿命が尽きたことを容易に確認すること
ができる。
【0075】請求項3に記載の構成によれば、回収した
プロセスカートリッジを再使用すべく該カートリッジを
再生する際において、そのカートリッジに取り付けられ
る部品要素の再使用履歴を部品要素自体に残すことがで
きるので、部品要素の再生の可否を容易に判断したり、
或いは、部品要素の、残された寿命などを容易に知るこ
とができる。又、プロセスカートリッジを再生すべく、
部品要素を筐体から外すとき、必ず、部品要素に設けら
れている締結部が破断されるので、部品要素に再使用履
歴を残すことに関して、これを必ず保証することがで
き、更に、かような再使用履歴を残すような面倒な作業
をしないで済む。また請求項3の構成を、プロセスカー
トリッジの再使用履歴、ないしはその寿命を知るために
採用することもできる。
【0076】請求項4に記載の構成によれば、部品要素
の寿命が尽きたことを容易に確認することができる。
【0077】請求項5に記載の構成によれば、全ての締
結部の破断後、部品要素を筐体に取り付けることが不能
となるので、プロセスカートリッジ又は部品要素の寿命
が尽きたことをより確実、かつ容易に知ることができ
る。又、寿命となった筐体と同じく寿命となった部品要
素を別々に再生処理できるので、その処理を容易化する
ことができる。
【0078】請求項6に記載の構成によれば、プロセス
カートリッジの再生組立作業者が、迷わずに、締結部の
破断順序を決めることができ、又、プロセスカートリッ
ジ又は部品要素の再使用回数を容易に知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置に具備されるプ
ロセスカートリッジの筐体の一部を、この筐体に取り付
けられる部品要素の一例である軸受と共に示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した筐体側板に設けられた締結部の1
組みが破断された状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の本体に対して着脱
自在となっているプロセスカートリッジを転写ローラと
共に示す断面図である。
【図4】図3に示したプロセスカートリッジの一部を示
す斜視図である。
【図5】図1に示した筐体側板に、締結部の破断回数を
表わす数字を付した例を示す斜視図である。
【図6】今一つの発明の実施例の画像形成装置に具備さ
れるプロセスカートリッジの筐体の一部を、この筐体に
取り付けられる部品要素の一例である軸受と共に示す斜
視図である。
【図7】図6に示す部品要素に設けられた締結部の1組
みが破断された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 プロセスカートリッジ 11 筐体 31 部品要素としての軸受 5a 締結部 5b 締結部 5c 締結部 5d 締結部 5e 締結部 5f 締結部 6a 被締結部 6b 被締結部 7a 締結部 7b 締結部 7c 締結部 7d 締結部 7e 締結部 7f 締結部 8a 被締結部 8b 被締結部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/16 G03G 21/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの画像形成プロセス機器
    を有するプロセスカートリッジが、画像形成装置本体に
    対して着脱自在となっていて、プロセスカートリッジの
    筐体に部品要素が取り付けられる画像形成装置におい
    て、前記筐体に部品要素用の締結部を設け、前記部品要
    素に、該部品要素を筐体に取り付けたとき、前記締結部
    と互いに係合して、当該部品要素を、筐体に対してロッ
    クする被締結部を設け、前記締結部を、被締結部の数よ
    りも多くすると共に、プロセスカートリッジを再生すべ
    く、該カートリッジを画像形成装置本体から外して前記
    部品要素を前記筐体から離脱するとき、それまで被締結
    部に係合していた締結部が破断するように、複数の締結
    部のうち、少なくとも1個の締結部を破断可能にしたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 締結部の総数をm、被締結部の総数をn
    としたとき、m/nが、プロセスカートリッジの使用耐
    久回数に一致するように、前記各総数m,nを設定した
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの画像形成プロセス機器
    を有するプロセスカートリッジが、画像形成装置本体に
    対して着脱自在となっていて、プロセスカートリッジの
    筐体に部品要素が取り付けられる画像形成装置におい
    て、前記部品要素に締結部を設け、前記筐体に、部品要
    素を筐体に取り付けたとき、前記締結部と互いに係合し
    て、当該部品要素を、筐体に対してロックする被締結部
    を設け、前記締結部を、被締結部の数よりも多くすると
    共に、プロセスカートリッジを再生すべく、該カートリ
    ッジを画像形成装置本体から外して前記部品要素を前記
    筐体から離脱するとき、それまで被締結部に係合してい
    た締結部が破断するように、複数の締結部のうち、少な
    くとも1個の締結部を破断可能にしたことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 締結部の総数をm、被締結部の総数をn
    としたとき、m/nが、部品要素の使用耐久回数に一致
    するように、前記各総数m,nを設定した請求項3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記締結部が全て破断可能なものとなっ
    ている請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 各締結部近傍に、締結部が何回破断され
    たかを視認できる表示がなされている請求項1乃至5の
    いずれかに記載の画像形成装置。
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