JP3262162B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、多層配線を有するCMOSデバイスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置が微細化するにつれて、配線
ピッチも小さくなり、配線の隣接間距離が短くなり、配
線容量が増加する傾向にある。配線容量が増加すれば、
回路の動作速度が遅くなり、消費電力も大きくなってし
まう。そこで、配線容量低減のために低誘電率膜を用い
ることが有効である。低誘電率膜として、SiOF、H
SQ(Hydrogen Silsesquioxane)や、BCB(Benzo c
yclo-butene)や、有機SOG、フッ素化アモルファス
・カーボン等が知られているが、これらの膜は、ポーラ
スであるが故に水分を含みやすいという短所があり、吸
収された水分が、工程中の熱処理や回路動作中に高温に
なることによって、下のトランジスタ、特にゲート酸化
膜まで拡散し、シリコンとゲート酸化膜の界面にトラッ
プ準位を作ったり、ゲート酸化膜中にトラップ準位を作
ったりし、特にNMOSトランジスタでは、ホットキャ
リア耐性の劣化が顕著になる。
【0003】従来、水分のトランジスタへの拡散を防止
する目的で、シリコン窒化膜でトランジスタを覆うこと
が提案されている。従来の半導体装置の断面図を図5に
示す。
【0004】図5に示す半導体装置では、Pウェル領域
1及びNウェル領域2は浅い溝よりなる素子分離領域3
により分離されており、Pウェル領域1及びNウェル領
域2のそれぞれの上には、薄いゲート酸化膜4を介して
ポリシリコンからなるゲート電極5が形成されている。
ゲート酸化膜4及びゲート電極5の側壁には、CVD法
等により形成された酸化膜からなるサイドウォール6が
形成されている。また、Pウェル領域1のシリコン基板
表面付近には、N型のソース・ドレイン領域7Aが、N
ウェル領域2のシリコン基板表面付近にはP型のソース
・ドレイン領域7Bがそれぞれ形成されている。このよ
うにしてPウェル領域1上にNMOSトランジスタが形
成され、Nウェル領域2上にPMOSトランジスタが形
成される。これらのトランジスタ上には、例えば常圧C
VD法により形成した膜厚約100nmの第1の酸化膜
8が形成されており、更にその上全面に厚さ5〜20n
mのシリコン窒化膜9が形成されている。このような窒
化膜は、例えば、ジクロロシラン(SiCl22)とア
ンモニア(NH3)を原料として減圧CVD法により形
成される。
【0005】更にこれらの第1の酸化膜8及びシリコン
窒化膜9を覆ってBPSG膜10が形成され、その上表
面は平坦化されている。BPSG10の膜厚は、ゲート
電極5表面からBPSG10の表面までの高さが約0.
6μmとなるように設定される。NMOSトランジスタ
上の第1の酸化膜8、シリコン窒化膜9、BPSG1
0、及びPMOSトランジスタ上の第1の酸化膜8、B
PSG10には、コンタクト開口部11が選択的に形成
されており、その内壁に、下から順に例えば膜厚約30
nmのチタン、膜厚約50nmの窒化チタンよりなるバ
リアメタル12がスパッタ法等により形成されており、
コンタクト開口部内部は、タングステン13で埋設され
ている。このコンタクト開口部11内のタングステン1
3上やバリアメタル12上には、例えば下から順に膜厚
約50nmの窒化チタン14、膜厚約0.5μmのAl
Cu等のアルミニウムを含む合金15、膜厚50nmの
窒化チタン16よりなる第1層配線17が選択的に存在
する。第1層配線17上を含む全体に、例えば高密度プ
ラズマCVD法により形成した膜厚約50nmのライナ
ー酸化膜18が存在し、その上を覆って、低誘電率膜1
9が存在し、さらにその上に表面が平坦化されたプラズ
マ酸化膜20が存在する。これら層間膜の膜厚は、第1
層配線17(窒化チタン16)上で約0.6μmになる
ように設定されている。ここで、低誘電率膜19として
は、例えば、SiOF、HSQ(Hydrogen Silsesquiox
ane)や、BCB(Benzo cyclo-butene)や、有機SO
G、フッ素化アモルファス・カーボン等のいずれでも良
い。プラズマ酸化膜20、低誘電率膜19、ライナー酸
化膜18には、選択的にビア・ホール21が形成されて
おり、その内壁には、下から順に例えば膜厚約30nm
のチタン、膜厚約50nmの窒化チタンよりなるバリア
メタル22がスパッタ法等により形成されており、ビア
・ホール21内部は、タングステン23で埋設されてい
る。このビア・ホール21内のタングステン23上やバ
リアメタル22上には、例えば下から順に膜厚約50n
mの窒化チタン24、膜厚約0.5μmのAlCu等の
アルミニウムを含む合金25、膜厚50nmの窒化チタ
ン26よりなる第2層配線27が選択的に存在する。第
2層配線27を含む全体を覆って例えば膜厚0.5μm
のプラズマSiON等よりなるカバー膜28が存在す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者が
検証したところ、PMOSトランジスタでは、シリコン
窒化膜を形成するときに第1の酸化膜8の中に取り込ま
れる水素の影響を受け、特に水素が過剰に存在すると、
スロートラップによるVtシフトの増加の原因となって
いることを確認した。従って、一旦第1の酸化膜8中に
取り込まれた水素は、後工程の熱処理でできるだけ外方
拡散させる必要がある。
【0007】しかしながら、前記した従来技術に示すよ
うに全面に一様に窒化膜を形成してしまうと、十分に水
素を外方拡散させることが難しく、対応しきれないのが
現状である。
【0008】本発明では、スロートラップによるVtシ
フトの増加を防止したCMOSデバイスを提供すること
を目的とする。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明者の検討によれ
ば、PMOSトランジスタにおいては、水分拡散による
シリコンとゲート酸化膜、あるいはゲート酸化膜中のト
ラップ準位によるホットキャリア耐性の劣化よりも、水
素によるVtシフトの問題の方がより深刻であることを
見出した。一方、NMOSトランジスタでは依然として
水分拡散によるホットキャリア耐性の劣化が深刻であ
る。従って、本発明では、多層配線を有するCMOSデ
バイスにおいて、NMOS上の1層目配線の下に水分拡
散防止のために用いるシリコン窒化膜が形成されてお
り、該シリコン窒化膜がPMOS上の1層目配線の下に
は形成されていないか、PMOSトランジスタ上よりも
NMOS上の方を厚くなるように形成することで、NM
OSトランジスタのホット・キャリア寿命を維持したま
ま、PMOSトランジスタのVtシフト量を最小にする
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を用いて説明する。図1は、
本発明になる半導体装置の模式的断面図を示している。
同図において、Pウェル領域1、Nウェル領域2が浅い
溝よりなる素子分離領域3により分離されており、Pウ
ェル領域1、Nウェル領域2上には、ゲート酸化膜4、
ポリシリ・ゲート電極5がある。ゲート酸化膜4及びポ
リシリ・ゲート電極5の側壁には、CVD法等により形
成された酸化膜よるなるサイドウォール6がある。Pウ
ェル領域1のシリコン基板表面付近には、N型のソース
・ドレイン領域7Aが、Nウェル領域1のシリコン基板
表面付近には、P型のソース・ドレイン領域7Bが形成
されている。Pウェル領域1、N型のソース・ドレイン
領域7A、及びその上のゲート酸化膜4、ポリシリ・ゲ
ート電極5は、NMOSトランジスタを形成し、Nウェ
ル領域2、P型のソース・ドレイン領域7B、及びその
上のゲート酸化膜4、ポリシリ・ゲート電極5は、PM
OSトランジスタを形成している。また、N型のソース
・ドレイン領域7A上やP型のソース・ドレイン領域7
B上や、ポリシリ・ゲート電極5上にはチタン・シリサ
イドやコバルト・シリサイド等の電極があってもよい
が、本発明には直接関係ないため、詳しい説明を省略す
る。
【0011】これらトランジスタ上を覆って、例えば常
圧CVDにより形成した膜厚約100nmの第1の酸化
膜8が存在する。NMOSトランジスタ(Pウェル領域
1の上の領域)上の第1の酸化膜8上には、膜厚1nm
乃至10nmのシリコン窒化膜9が形成されており、P
MOSトランジスタ(Nウェル領域2の上の領域)上の
酸化膜8には、シリコン窒化膜は存在しない。このシリ
コン窒化膜9の形成方法は、例えば、SiCl22及び
NH3を原料ガスとした、650℃乃至800℃の温度
での減圧CVD法である。これら第1の酸化膜8、シリ
コン窒化膜9の上を覆って、BPSG10が存在し、上
面は平坦化されている。BPSG10の膜厚は、ポリシ
リ・ゲート電極5表面からBPSG10の表面までの高
さが約0.6μmとなるように設定される。
【0012】NMOSトランジスタ上の第1の酸化膜
8、シリコン窒化膜9、BPSG10、及びPMOSト
ランジスタ上の第1の酸化膜8、BPSG10には、コ
ンタクト開口部11が選択的に形成されており、その内
壁に、下から順に例えば膜厚約30nmのチタン、膜厚
約50nmの窒化チタンよりなるバリアメタル12がス
パッタ法等により形成されており、コンタクト開口部内
部は、タングステン13で埋設されている。このコンタ
クト開口部11内のタングステン13上やバリアメタル
12上には、例えば下から順に膜厚約50nmの窒化チ
タン14、膜厚約0.5μmのAlCu等のアルミニウ
ムを含む合金15、膜厚50nmの窒化チタン16より
なる第1層配線17が選択的に存在する。第1層配線1
7上を含む全体に、例えば高密度プラズマCVD法によ
り形成した膜厚約50nmのライナー酸化膜18が存在
し、その上を覆って、低誘電率膜19が存在し、さらに
その上に表面が平坦化されたプラズマ酸化膜20が存在
する。これら層間膜の膜厚は、第1層配線17(窒化チ
タン16)上で約0.6μmになるように設定されてい
る。
【0013】ここで、低誘電率膜19の例としては、例
えば、SiOF、HSQ(HydrogenSilsesquioxane)
や、BCB(Benzo cyclo-butene)や、有機SOG、フ
ッ素化アモルファス・カーボン等のいずれでも良い。
【0014】プラズマ酸化膜20、低誘電率膜19、ラ
イナー酸化膜18には、選択的にビア・ホール21が形
成されており、その内壁には、下から順に例えば膜厚約
30nmのチタン、膜厚約50nmの窒化チタンよりな
るバリアメタル22がスパッタ法等により形成されてお
り、ビア・ホール21内部は、タングステン23で埋設
されている。このビア・ホール21内のタングステン2
3上やバリアメタル22上には、例えば下から順に膜厚
約50nmの窒化チタン24、膜厚約0.5μmのAl
Cu等のアルミニウムを含む合金25、膜厚50nmの
窒化チタン26よりなる第2層配線27が選択的に存在
する。第2層配線27を含む全体を覆って例えば膜厚
0.5μmのプラズマSiON等よりなるカバー膜28
が存在する。
【0015】この実施形態では、2層の配線を想定した
が、3層以上の多層配線にも適用が可能である。
【0016】NMOSトランジスタ上の第1の酸化膜8
の上にシリコン窒化膜9の膜厚と、PMOSトランジス
タ上の第1の酸化膜8の上のシリコン窒化膜の膜厚が異
なっている。この実施形態の場合、NMOSトランジス
タ上ではシリコン窒化膜厚は3nm乃至10nm、PM
OSトランジスタ上では、シリコン窒化膜厚は0nmで
ある。これにより、NMOSトランジスタのホット・キ
ャリア耐性向上とPMOSトランジスタのスロートラッ
プによるVtシフトの低減が両立できる。
【0017】図4は、本発明の第2の実施形態を説明す
る模式的断面図である。第1の酸化膜8が存在せず、ソ
ース・ドレイン領域7A、7B上に直接シリコン窒化膜
9が存在している。このとき、シリコン窒化膜9の膜厚
は、NMOS上のほうがPMOS上よりも厚く設定さ
れ、例えば、NMOS上で3nm乃至10nm、PMO
S上で1nm乃至5nmであることが好ましい。この実
施形態では、ソース・ドレイン領域7A、7B上かつシ
リコン窒化膜9の下に常圧CVDによる第1の酸化膜8
がないので、第1の実施形態と較べて、この第1の酸化
膜8の中の水分の影響はなくなるため、NMOSトラン
ジスタのホット・キャリア耐性、PMOSトランジスタ
のVtシフト耐性がより向上する。
【0018】
【実施例】実施例1 図2(A)〜(D)を用いてプロセス・フローを説明す
る。これらは断面図である。
【0019】図2(A)に示すように、半導体基板上に
浅い溝よりなる素子分離領域3を設け、Pウェル領域
1、及びNウェル領域2を、フォト・レジストをマスク
としたイオン注入、及び活性化アニールにより形成す
る。次に、熱酸化法により、ゲート酸化膜4を、約4n
mの膜厚に形成し、ゲート電極となるポリシリコンを、
約150nmの膜厚だけ形成し、フォト・リソグラフィ
ー工程または、電子ビーム描画により所望のゲート電極
パターンをマスクし、反応性イオンエッチング法により
ゲート電極部以外の部分を除去し、ポリシリ・ゲート電
極5を形成し、酸化膜よりなるサイドウォールをゲート
電極側壁に設け、フォト・レジストをマスクとしたイオ
ン注入法、及び活性化熱処理によりソース・ドレイン領
域7A、7Bを形成し、その後、常圧CVD法等により
第1の酸化膜8を形成し、全体にシリコン窒化膜9を、
1乃至10nmの膜厚だけ、例えば、SiCl22及び
NH3を原料ガスとした、650℃乃至800℃の温度
での減圧CVD法である。
【0020】次に、図2(B)に示すように、フォト・
リソグラフィー工程及び反応性イオンエッチングにより
PMOSトランジスタ上のシリコン窒化膜9を選択的に
除去する。
【0021】次に、図2(C)に示すように、BPSG
10を、例えば1.4μmの膜厚に常圧CVD法により
形成し、化学的機械的研磨(CMP)により、ポリシリ
・ゲート電極5上で全体の膜厚が約0.6μmとなるよ
うに平坦化する。続いて、コンタクト開口部11をフォ
ト・リソグラフィー工程及び反応性イオンエッチングに
より形成し、膜厚30nmのチタン、膜厚50nmの窒
化チタンよりなるバリアメタル12をスパッタ法で形成
する。次に、タングステン13を、減圧CVD法により
約0.5μmの膜厚だけ形成し、CMPによりコンタク
ト開口部11内以外の部分のタングステン、及びBPS
G10の表面のバリアメタル12を除去する。次に、膜
厚約50nmの窒化チタン、膜厚約0.5μmのアルミ
ニウムを含む合金15、膜厚約50nmの窒化チタンを
順次スパッタ法により形成し、フォト・リソグラフィー
工程及び反応性イオンエッチングにより所望の領域を残
し、第1層配線8とする。
【0022】次に、図2(D)に示すように、第1層配
線17上を含む全体に、例えば高密度プラズマCVD法
により膜厚約50nmのライナー酸化膜18を形成し、
その上に、低誘電率膜19を形成し、さらにその上にプ
ラズマ酸化膜20を膜厚約1.4μm形成し、CMPに
より所望の膜厚とする。この場合、第1層配線17上で
約0.6μmとなるようにする。次に、フォト・リソグ
ラフィー工程及び反応性イオンエッチングによりビア・
ホール21を開口し、膜厚30nmのチタン、膜厚50
nmの窒化チタンよりなるバリアメタル12をスパッタ
法で形成し、タングステン23を、減圧CVD法により
約0.5μmの膜厚だけ形成し、CMPによりビア・ホ
ール21内以外の部分のタングステン、及びプラズマ酸
化膜20の表面のバリアメタル22を除去する。次に、
膜厚約50nmの窒化チタン24、膜厚約0.5μmの
アルミニウムを含む合金25、膜厚約50nmの窒化チ
タン26を順次スパッタ法により形成し、フォト・リソ
グラフィー工程及び反応性イオンエッチングにより所望
の領域を残し、第2層配線27とする。ここで、低誘電
率膜19の例としては、例えば、HSQ(Hydrogen Sil
sesquioxane)や、BCB(Benzo cyclo-butene)や、
有機SOG、フッ素化アモルファス・カーボン等のいず
れかである。同様の工程を繰り返すことにより、所望の
配線層を形成する。最上層の配線(この例では、第2層
配線27)を含む全体を覆って例えば膜厚0.5μmの
プラズマSiON等よりなるカバー膜28を形成するこ
とにより第1の実施例の構造が完成する。
【0023】このように形成したCMOSデバイスにつ
いて、NMOSトランジスタにおけるホット・キャリア
寿命、及びPMOSトランジスタにおけるVtシフト量
について、窒化膜9の膜厚をそれぞれ変えて測定した。
図3は、NMOSトランジスタにおけるホット・キャリ
ア寿命、及びPMOSトランジスタにおけるVtシフト
量の、シリコン窒化膜9の膜厚との関係をプロットした
グラフである。ここで、トランジスタのゲート長は0.
18μm、ゲート幅は10μm、配線層は3層、ゲート
酸化膜厚は4nm、第1の酸化膜厚は100nmであ
る。
【0024】NMOSトランジスタのホット・キャリア
寿命は、室温で、ストレス条件として、ゲート電圧・・
・基板電圧が最高の値となるように印加し、イオンリバ
ースが10%劣化するまでの時間で評価した。PMOS
トランジスタにおけるVtシフトは、ゲート電圧2.0
V、温度175℃で、1000時間後の閾値電圧Vtの
変化をプロットしたものである。
【0025】図3から、NMOSトランジスタのホット
・キャリア寿命はシリコン窒化膜厚が1nm乃至10n
mのときに最も長くなり、PMOSトランジスタのVt
シフト量は、0nmのときに最も少なくなることがわか
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
NMOSトランジスタのホット・キャリア寿命を維持し
たまま、PMOSトランジスタのVtシフト量を最小に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態になるCMOSデバイスの
模式的断面図である。
【図2】図1のCMOSデバイスの製造方法を説明する
工程断面図である。
【図3】NMOSトランジスタにおけるホット・キャリ
ア寿命、及びPMOSトランジスタにおけるVtシフト
量の、シリコン窒化膜9の膜厚との関係をプロットした
グラフである。
【図4】本発明の他の実施形態になるCMOSデバイス
の模式的断面図である。
【図5】従来のCMOSデバイスの模式的断面図であ
る。
【符号の説明】 1 Pウェル領域 2 Nウェル領域 3 素子分離領域 4 ゲート酸化膜 5 ポリシリ・ゲート電極 6 サイドウォール 7A,7B ソース・ドレイン領域 8 第1の酸化膜 9 シリコン窒化膜 10 BPSG膜 11 コンタクト開口 12、22 バリアメタル 13、23 タングステンプラグ 14、16、24、26 窒化チタン 15、25 アルミニウムを含む合金 17 第1層配線 18 ライナー酸化膜 19 低誘電率膜 20 プラズマ酸化膜 21 ビア・ホール 27 第2層配線 28 カバー膜
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/092 H01L 21/8238 H01L 21/768 H01L 29/78 H01L 21/336

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層配線を有するCMOSデバイスにお
    いて、NMOS上の1層目配線の下に水分拡散防止のた
    めに用いるシリコン窒化膜が形成されており、該シリコ
    ン窒化膜がPMOS上の1層目配線の下には形成されて
    いないか、PMOSトランジスタ上よりもNMOSトラ
    ンジスタ上の方が厚く形成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記シリコン窒化膜はトランジスタ上に
    形成された酸化膜を介して形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記PMOSトランジスタ上には、前記
    シリコン窒化膜が形成されておらず、NMOSトランジ
    スタ上のシリコン窒化膜の膜厚が、1乃至10nmであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記シリコン窒化膜はトランジスタ上に
    直接形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記シリコン窒化膜の膜厚は、PMOS
    トランジスタ上で1乃至5nm、NMOSトランジスタ
    上で3乃至10nmであることを特徴とする請求項4に
    記載の半導体装置。
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