JP3261851B2 - 画像表示装置 - Google Patents
画像表示装置Info
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- JP3261851B2 JP3261851B2 JP2863394A JP2863394A JP3261851B2 JP 3261851 B2 JP3261851 B2 JP 3261851B2 JP 2863394 A JP2863394 A JP 2863394A JP 2863394 A JP2863394 A JP 2863394A JP 3261851 B2 JP3261851 B2 JP 3261851B2
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- Japan
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大画面を形成するため
に二次元配列された多数の表示素子のそれぞれが、画素
となる表示単位を複数列複数行に配列してなる画像表示
装置に関するものである。
に二次元配列された多数の表示素子のそれぞれが、画素
となる表示単位を複数列複数行に配列してなる画像表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプ、PDP、LED、ELまた
は液晶素子等からなる多数の表示素子を二次元配列して
大画面を形成した画像表示装置が、種々の情報の伝達手
段として広場や競技場などに設置されている。また、か
かる画像表示装置を室内用にコンパクトに構成したもの
も知られている。
は液晶素子等からなる多数の表示素子を二次元配列して
大画面を形成した画像表示装置が、種々の情報の伝達手
段として広場や競技場などに設置されている。また、か
かる画像表示装置を室内用にコンパクトに構成したもの
も知られている。
【0003】特開平2−129847号公報に開示され
ている表示素子は蛍光ランプ形式のもので、図7に示す
ように構成されている。この場合、陰極としてのコイル
フィラメント1を収容した有底円筒状の容器部分2が、
内部を6つの放電空間3a,3b,3c,3d,3e,
3fに間仕切った箱状の容器部分4および透光性前面板
5とともに外囲器を形成している。片側の放電空間3
a,3b,3c内に陽極6a,6b,6cが設けられ、
残余の放電空間3d,3e,3f内に陽極6d,6e,
6fが設けられている。そして、放電空間3a,3d内
に緑色発光の蛍光体膜が、放電空間3b,3e内に赤色
発光の蛍光体膜が、放電空間3c,3f内に青色発光の
蛍光体膜がそれぞれ設けられている。この場合、3つの
放電空間3a,3b,3cが一つの画素となり、残余の
放電空間3d,3e,3fがもう一つの画素となる。
ている表示素子は蛍光ランプ形式のもので、図7に示す
ように構成されている。この場合、陰極としてのコイル
フィラメント1を収容した有底円筒状の容器部分2が、
内部を6つの放電空間3a,3b,3c,3d,3e,
3fに間仕切った箱状の容器部分4および透光性前面板
5とともに外囲器を形成している。片側の放電空間3
a,3b,3c内に陽極6a,6b,6cが設けられ、
残余の放電空間3d,3e,3f内に陽極6d,6e,
6fが設けられている。そして、放電空間3a,3d内
に緑色発光の蛍光体膜が、放電空間3b,3e内に赤色
発光の蛍光体膜が、放電空間3c,3f内に青色発光の
蛍光体膜がそれぞれ設けられている。この場合、3つの
放電空間3a,3b,3cが一つの画素となり、残余の
放電空間3d,3e,3fがもう一つの画素となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
表示素子を多数個使用して大画面を形成するとき、互い
に隣接する表示素子間に隙間が生じないように二次元配
列されるが、表示素子が上述したような蛍光ランプまた
はPDP等であると、その外囲器の側壁部が非発光の黒
枠として画面に現れることになる。
表示素子を多数個使用して大画面を形成するとき、互い
に隣接する表示素子間に隙間が生じないように二次元配
列されるが、表示素子が上述したような蛍光ランプまた
はPDP等であると、その外囲器の側壁部が非発光の黒
枠として画面に現れることになる。
【0005】1個の表示素子の画素数が2程度と少ない
場合は、前記黒枠は画面上に散在することになるので、
遠方から眺めてさほど目障りにならない。しかし、高精
細度の画像表示装置や、室内設置用の画像表示装置など
に使用される表示素子では、多数の表示単位が高密度で
配列されるので、前記黒枠たる表示素子間のつなぎ目が
目立つのみならず、再生画像に歪みを生じる。
場合は、前記黒枠は画面上に散在することになるので、
遠方から眺めてさほど目障りにならない。しかし、高精
細度の画像表示装置や、室内設置用の画像表示装置など
に使用される表示素子では、多数の表示単位が高密度で
配列されるので、前記黒枠たる表示素子間のつなぎ目が
目立つのみならず、再生画像に歪みを生じる。
【0006】したがって本発明の目的は、二次元配列さ
れる多数の表示素子のそれぞれが多数の表示単位を高密
度で配列していても、表示素子間のつなぎ目が目立た
ず、かつ、再生画像に歪みを生じない画像表示装置を提
供することにある。
れる多数の表示素子のそれぞれが多数の表示単位を高密
度で配列していても、表示素子間のつなぎ目が目立た
ず、かつ、再生画像に歪みを生じない画像表示装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述し
た目的を達成するために、大画面を形成するために二次
元配列された多数の蛍光ランプ形式の表示素子のそれぞ
れが、画素となる表示単位を複数列複数行に配列してな
り、各表示素子の表示単位は列方向および行方向のそれ
ぞれにおいて等間隔で配列されているが、隣接する表示
素子にもっとも近い列または行を形成する周辺部の表示
単位の行方向長または列方向長が、残余の表示単位の行
方向長または列方向長よりも短小に形成されており、各
表示単位が共通のフィラメントを陰極とする複数の放電
空間を有し、各放電空間内に陽極および互いに異なる発
光色の蛍光体膜が設けられていることを特徴とする画像
表示装置が提供される。
た目的を達成するために、大画面を形成するために二次
元配列された多数の蛍光ランプ形式の表示素子のそれぞ
れが、画素となる表示単位を複数列複数行に配列してな
り、各表示素子の表示単位は列方向および行方向のそれ
ぞれにおいて等間隔で配列されているが、隣接する表示
素子にもっとも近い列または行を形成する周辺部の表示
単位の行方向長または列方向長が、残余の表示単位の行
方向長または列方向長よりも短小に形成されており、各
表示単位が共通のフィラメントを陰極とする複数の放電
空間を有し、各放電空間内に陽極および互いに異なる発
光色の蛍光体膜が設けられていることを特徴とする画像
表示装置が提供される。
【0008】
【作用】本発明によると、表示素子の周辺部に位置する
表示単位の行方向長(または列方向長)が、残余の表示
単位の行方向長(または列方向長)よりも短小に形成さ
れるので、表示素子間のつなぎ目と短小の表示単位とに
よって形成される画素領域の面積を、残余の表示単位に
よって形成される画素領域の面積に合わせることができ
る。つまり、これにより大画面全域で画素の配列ピッチ
を均等化できるので、前記つなぎ目がたとえ非発光であ
ってもそれが目立たず、しかも、画像歪みの発生を防止
できる。
表示単位の行方向長(または列方向長)が、残余の表示
単位の行方向長(または列方向長)よりも短小に形成さ
れるので、表示素子間のつなぎ目と短小の表示単位とに
よって形成される画素領域の面積を、残余の表示単位に
よって形成される画素領域の面積に合わせることができ
る。つまり、これにより大画面全域で画素の配列ピッチ
を均等化できるので、前記つなぎ目がたとえ非発光であ
ってもそれが目立たず、しかも、画像歪みの発生を防止
できる。
【0009】また、各表示素子の画素間隔を前記つなぎ
目の幅に合わせて広く確保する必要がないので、その
分、各画素の面積を拡大して面輝度の高い画像表示を得
ることができる。
目の幅に合わせて広く確保する必要がないので、その
分、各画素の面積を拡大して面輝度の高い画像表示を得
ることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0011】図1および図2に示すように、ガラスまた
はセラミックスからなる背面基板7上に複数のフィラメ
ント8が、ばね機能を有する端子片9aおよび固定端子
片9bによって平行に複数列に張架されている。背面基
板7はその表面上に複数の凸条10を有している。凸条
10上にフィラメント8を覆う関係に設けられた絶縁板
11は、フィラメント8の一部分を露出させるべく各フ
ィラメント8に沿って設けられた多数の通孔12a,1
2b,12cを有している。通孔12a,12b,12
cは3種の蛍光体膜13a,13b,13cとともに1
単位の画素領域を形成しており、各画素領域の蛍光体膜
13a,13b,13cは、絶縁板11上に重ねて設け
られた隔壁層14の穴15a,15b,15c内にそれ
ぞれ納まって、隣接する蛍光体膜と隔離される。なお、
蛍光体膜13aは緑色発光の、蛍光体膜13bは赤色発
光の、そして、蛍光体膜13cは青色発光の各希土類蛍
光体を素材にしている。
はセラミックスからなる背面基板7上に複数のフィラメ
ント8が、ばね機能を有する端子片9aおよび固定端子
片9bによって平行に複数列に張架されている。背面基
板7はその表面上に複数の凸条10を有している。凸条
10上にフィラメント8を覆う関係に設けられた絶縁板
11は、フィラメント8の一部分を露出させるべく各フ
ィラメント8に沿って設けられた多数の通孔12a,1
2b,12cを有している。通孔12a,12b,12
cは3種の蛍光体膜13a,13b,13cとともに1
単位の画素領域を形成しており、各画素領域の蛍光体膜
13a,13b,13cは、絶縁板11上に重ねて設け
られた隔壁層14の穴15a,15b,15c内にそれ
ぞれ納まって、隣接する蛍光体膜と隔離される。なお、
蛍光体膜13aは緑色発光の、蛍光体膜13bは赤色発
光の、そして、蛍光体膜13cは青色発光の各希土類蛍
光体を素材にしている。
【0012】穴15a,15b,15cは隔壁層14上
に重ね合わされたガラスからなる透光性前面基板16を
蓋体として細長い放電空間をつくり、各放電空間はそれ
ぞれの長手方向の一端部において通孔12a,12b,
12cに通じ、他端部においては前面基板16の下面に
設けられた陽極17に面する。つまり、3つの放電空間
内に1つの画素を形成する3種の蛍光体膜13a,13
b,13cがそれぞれ納められ、穴15a,15b,1
5cは陽極17とフィラメント8とを連通させる。
に重ね合わされたガラスからなる透光性前面基板16を
蓋体として細長い放電空間をつくり、各放電空間はそれ
ぞれの長手方向の一端部において通孔12a,12b,
12cに通じ、他端部においては前面基板16の下面に
設けられた陽極17に面する。つまり、3つの放電空間
内に1つの画素を形成する3種の蛍光体膜13a,13
b,13cがそれぞれ納められ、穴15a,15b,1
5cは陽極17とフィラメント8とを連通させる。
【0013】このように、3つの放電空間を1組とした
表示単位が多数列多数行にそれぞれ等間隔で配列される
のであるが、最上列および最下列を形成する表示単位の
各行方向長が、残余の表示単位の行方向長よりも短小に
形成されている。また、最左行および最右行を形成する
表示単位の各列方向長が、残余の表示単位の列方向長よ
りも短小に形成されている。
表示単位が多数列多数行にそれぞれ等間隔で配列される
のであるが、最上列および最下列を形成する表示単位の
各行方向長が、残余の表示単位の行方向長よりも短小に
形成されている。また、最左行および最右行を形成する
表示単位の各列方向長が、残余の表示単位の列方向長よ
りも短小に形成されている。
【0014】各陽極17は行単位でそれぞれ集約されて
いる。つまり、行単位のリード部分17a,17b,1
7cは、隔壁層14と前面基板16との積層部を通じて
前面基板16の一端縁に達したのち、前面基板16の側
面上に形成された溝状の端子膜18a,18b,18c
に引き出されて、前面基板16の表面上に若干延長して
いる。また、各フィラメント8の両端部に対する端子片
9a,9bの各外端縁が、背面基板7の側面上に引き出
され、回路基板に実装しやすいように背面基板7から若
干突出している。
いる。つまり、行単位のリード部分17a,17b,1
7cは、隔壁層14と前面基板16との積層部を通じて
前面基板16の一端縁に達したのち、前面基板16の側
面上に形成された溝状の端子膜18a,18b,18c
に引き出されて、前面基板16の表面上に若干延長して
いる。また、各フィラメント8の両端部に対する端子片
9a,9bの各外端縁が、背面基板7の側面上に引き出
され、回路基板に実装しやすいように背面基板7から若
干突出している。
【0015】パッドたる端子膜18a,18b,18c
には、ポリイミドフィルム等をベース材とする厚さ約3
0μmのフレキシブルリード基板が圧着され、この基板
の導電性リードを通じて陽極回路に接続される。前記パ
ッドはつぎの方法で形成することができる。すなわち、
2枚の前面基板に相当する大きさのガラス平板を準備
し、その中央を横切る一直線上に所定ピッチ間隔で多数
の小穴をあける。この小穴に導電性ペーストを流し込ん
で焼成したのち、このガラス平板を前記一直線上で2分
割する方法である。また、前面基板16の底面から側面
に至るエッジ部や側面から頂面に至るエッジ部に面とり
加工を施しておき、前面基板16にリード部分17a,
17b,17cを厚膜印刷するときに、導電性ペースト
の一部分をその粘性の利用で前記面とり加工部から側面
上に流入させてもよい。さらに、オフセット印刷法によ
るローラで、導電性ペーストを印刷して形成してもよ
い。
には、ポリイミドフィルム等をベース材とする厚さ約3
0μmのフレキシブルリード基板が圧着され、この基板
の導電性リードを通じて陽極回路に接続される。前記パ
ッドはつぎの方法で形成することができる。すなわち、
2枚の前面基板に相当する大きさのガラス平板を準備
し、その中央を横切る一直線上に所定ピッチ間隔で多数
の小穴をあける。この小穴に導電性ペーストを流し込ん
で焼成したのち、このガラス平板を前記一直線上で2分
割する方法である。また、前面基板16の底面から側面
に至るエッジ部や側面から頂面に至るエッジ部に面とり
加工を施しておき、前面基板16にリード部分17a,
17b,17cを厚膜印刷するときに、導電性ペースト
の一部分をその粘性の利用で前記面とり加工部から側面
上に流入させてもよい。さらに、オフセット印刷法によ
るローラで、導電性ペーストを印刷して形成してもよ
い。
【0016】背面基板7、絶縁板11および前面基板1
6は重ね合わされ、その周辺部が枠状の薄いスペーサ1
9およびその両開口端面に塗布形成された低融点ガラス
層によって気密に封着され、気密容器を形成する。そし
て、この気密容器内に水銀および放電用希ガスが封入さ
れる。スペーサ19と前面基板16とを気密に封着する
低融点ガラス層が、画面側から非発光の枠として眺めら
れることになる。前面基板16を透して眺めた表示領域
の各部の位置関係を図3に示し、断面形状を図4に示
す。
6は重ね合わされ、その周辺部が枠状の薄いスペーサ1
9およびその両開口端面に塗布形成された低融点ガラス
層によって気密に封着され、気密容器を形成する。そし
て、この気密容器内に水銀および放電用希ガスが封入さ
れる。スペーサ19と前面基板16とを気密に封着する
低融点ガラス層が、画面側から非発光の枠として眺めら
れることになる。前面基板16を透して眺めた表示領域
の各部の位置関係を図3に示し、断面形状を図4に示
す。
【0017】このように構成された表示素子を多数個準
備し、図5および図6に示すように二次元配列して大画
面を形成するのであるが、各表示素子の表示面積は、枠
状のスペーサ19とその一端面に設けられた低融点ガラ
ス層とによる非発光部で制限される。しかし、各表示素
子の表示面を形成するために多数列多数行に配列された
表示単位のうち、周辺部に位置する表示単位20a,2
0b,20cが、残余の表示単位21に比べて上述のよ
うに短小に形成されているので、各表示単位20a,2
0b,20cは前記非発光部とともにほぼ一画素相当分
の面積を占めるようになる。また、表示単位20a,2
0b,20cが短小である分、残余の表示単位21を長
大に形成できる。
備し、図5および図6に示すように二次元配列して大画
面を形成するのであるが、各表示素子の表示面積は、枠
状のスペーサ19とその一端面に設けられた低融点ガラ
ス層とによる非発光部で制限される。しかし、各表示素
子の表示面を形成するために多数列多数行に配列された
表示単位のうち、周辺部に位置する表示単位20a,2
0b,20cが、残余の表示単位21に比べて上述のよ
うに短小に形成されているので、各表示単位20a,2
0b,20cは前記非発光部とともにほぼ一画素相当分
の面積を占めるようになる。また、表示単位20a,2
0b,20cが短小である分、残余の表示単位21を長
大に形成できる。
【0018】背面基板7の表面上に形成される凸条10
や、前面基板16の下面に形成される陽極17とそのリ
ード部分、さらに隔壁層14は、厚膜印刷によって形成
することができる。この場合、微細加工が可能となるの
で、画素の配列ピッチを3mm程度にまで狭めることが
でき、1辺が約30cm方形面内に約100×100と
いう高密度で画素領域を配列することができる。
や、前面基板16の下面に形成される陽極17とそのリ
ード部分、さらに隔壁層14は、厚膜印刷によって形成
することができる。この場合、微細加工が可能となるの
で、画素の配列ピッチを3mm程度にまで狭めることが
でき、1辺が約30cm方形面内に約100×100と
いう高密度で画素領域を配列することができる。
【0019】このように構成された蛍光ランプ形式の表
示素子は、低圧水銀−希ガスによる放電をなし、水銀紫
外線放射によって蛍光体膜を励起発光させる。すなわ
ち、複数のフィラメント8に通電して熱電子を放射させ
るのであり、フィラメント8は800℃以上の温度に上
昇する。かかる熱陰極を時間分割によって線順次に走査
させる一方、フィラメント8とこれに直交する陽極17
との間に放電開始に必要な電圧を選択的に印加して放電
を開始させるのであり、各放電空間に紫外線が放射され
て蛍光体膜13a,13b,13cが励起発光する。各
フィラメント8の走査期間中に放電維持時間を画像信号
にもとづき変化させることによって発光輝度が変化し、
カラー画像が表示される。各放電空間における放電維持
電圧は均一にできるので、輝度むらを生じることがな
い。
示素子は、低圧水銀−希ガスによる放電をなし、水銀紫
外線放射によって蛍光体膜を励起発光させる。すなわ
ち、複数のフィラメント8に通電して熱電子を放射させ
るのであり、フィラメント8は800℃以上の温度に上
昇する。かかる熱陰極を時間分割によって線順次に走査
させる一方、フィラメント8とこれに直交する陽極17
との間に放電開始に必要な電圧を選択的に印加して放電
を開始させるのであり、各放電空間に紫外線が放射され
て蛍光体膜13a,13b,13cが励起発光する。各
フィラメント8の走査期間中に放電維持時間を画像信号
にもとづき変化させることによって発光輝度が変化し、
カラー画像が表示される。各放電空間における放電維持
電圧は均一にできるので、輝度むらを生じることがな
い。
【0020】なお、蛍光体膜13a,13b,13cは
絶縁板11の表面上のみならず、穴15a,15b,1
5cの各内周面にわたって付設できる。
絶縁板11の表面上のみならず、穴15a,15b,1
5cの各内周面にわたって付設できる。
【0021】試作した表示素子の外形サイズは224m
m×112mmで、画素配列ピッチは7.0mm、画素
数は32×16、フィラメント数は16、陽極は32×
3であった。各表示素子の周辺部での画素面積が小さい
ために、該部での発光輝度は他部分に比べて若干低い。
しかし、大画面での画素の配列間隔が不均一になる従来
の画像表示装置に比べて見かけ上の違和感は格段に少な
い。必要であれば、周辺部の画素の輝度を他部分の画素
の輝度と同程度にまで回路的に補正することも可能であ
る。
m×112mmで、画素配列ピッチは7.0mm、画素
数は32×16、フィラメント数は16、陽極は32×
3であった。各表示素子の周辺部での画素面積が小さい
ために、該部での発光輝度は他部分に比べて若干低い。
しかし、大画面での画素の配列間隔が不均一になる従来
の画像表示装置に比べて見かけ上の違和感は格段に少な
い。必要であれば、周辺部の画素の輝度を他部分の画素
の輝度と同程度にまで回路的に補正することも可能であ
る。
【0022】上述した実施例では各画素領域に3つの放
電空間を設けたが、フルカラーでの画像表示を望まない
場合は、各画素領域に2つの放電空間を設けることがで
きる。また、モノクローム形式の表示素子を用いたり、
PDP、LED、ELまたは液晶表示素子等を用いるこ
とができる。
電空間を設けたが、フルカラーでの画像表示を望まない
場合は、各画素領域に2つの放電空間を設けることがで
きる。また、モノクローム形式の表示素子を用いたり、
PDP、LED、ELまたは液晶表示素子等を用いるこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によると、多数の表
示素子を二次元的に配列して大画面を形成するにあた
り、表示素子間につなぎ目が存在しても画素の配列ピッ
チを画面全域で均等化できるので前記つなぎ目が目立た
ず、しかも、歪みのない高輝度の画像を映出させること
が可能となる。
示素子を二次元的に配列して大画面を形成するにあた
り、表示素子間につなぎ目が存在しても画素の配列ピッ
チを画面全域で均等化できるので前記つなぎ目が目立た
ず、しかも、歪みのない高輝度の画像を映出させること
が可能となる。
【図1】本発明の一実施例における表示素子の分解斜視
図
図
【図2】本発明の一実施例における表示素子の一部分の
斜視図
斜視図
【図3】本発明の一実施例における表示素子の表示面を
透視した平面図
透視した平面図
【図4】本発明の一実施例における表示素子の一部分の
側断面図
側断面図
【図5】本発明の一実施例の画像表示装置の一部分の横
断面図
断面図
【図6】本発明の一実施例の画像表示装置の一部分を透
視した平面図
視した平面図
【図7】従来の表示素子の分解斜視図
8 フィラメント 11 絶縁板 12a,12b,12c 通孔 13a,13b,13c 蛍光体膜 14 隔壁層 15a,15b,15c 穴 16 前面基板 17 陽極 19 スペーサ 20a,20b,20c,21 表示単位
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−235146(JP,A) 特開 平4−353893(JP,A) 特開 昭56−167183(JP,A) 特開 平6−251712(JP,A) 実開 昭52−56560(JP,U) 実開 昭62−12258(JP,U) 実開 昭61−135449(JP,U) 国際公開95/20240(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/94 G09F 9/313 H01J 17/04 H01J 63/08 H01J 31/15 H01J 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】 大画面を形成するために二次元配列され
た多数の蛍光ランプ形式の表示素子のそれぞれが、画素
となる表示単位を複数列複数行に配列してなり、各表示
素子の表示単位は列方向および行方向のそれぞれにおい
て等間隔で配列されているが、隣接する表示素子にもっ
とも近い列または行を形成する周辺部の表示単位の行方
向長または列方向長が、残余の表示単位の行方向長また
は列方向長よりも短小に形成されており、各表示単位が
共通のフィラメントを陰極とする複数の放電空間を有
し、各放電空間内に陽極および互いに異なる発光色の蛍
光体膜が設けられていることを特徴とする画像表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2863394A JP3261851B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2863394A JP3261851B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 画像表示装置 |
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