JP3261639B2 - 不連続な直流電圧の直流増幅器 - Google Patents
不連続な直流電圧の直流増幅器Info
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- JP3261639B2 JP3261639B2 JP32121293A JP32121293A JP3261639B2 JP 3261639 B2 JP3261639 B2 JP 3261639B2 JP 32121293 A JP32121293 A JP 32121293A JP 32121293 A JP32121293 A JP 32121293A JP 3261639 B2 JP3261639 B2 JP 3261639B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＰＨＰ（パ−ソナル・
ハンディホ−ン）の公衆基地局において、受信レベル検
出等に使用される直流増幅器で、特にオフセット電圧の
影響を少なくなるように工夫した不連続な直流電圧の直
流増幅器に関するものである。
ハンディホ−ン）の公衆基地局において、受信レベル検
出等に使用される直流増幅器で、特にオフセット電圧の
影響を少なくなるように工夫した不連続な直流電圧の直
流増幅器に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、一般的に無線受信機等において高周
波信号の受信レベルを検出する方法として、前記高周波
信号を整流し、その出力である直流電圧を直流増幅器で
増幅し、基準電圧と比較し受信レベルを検出する方法が
用いられている。
波信号の受信レベルを検出する方法として、前記高周波
信号を整流し、その出力である直流電圧を直流増幅器で
増幅し、基準電圧と比較し受信レベルを検出する方法が
用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法で受信レベルを検出し制御信号として使用する場
合、上記直流増幅器で増幅して必要な制御信号レベルを
得るためには増幅度を高くする必要があり、直流増幅器
のオフセット電圧の影響が障害になって来る。従って、
オフセット電圧の少ない増幅度の高い直流増幅器や高精
度の部品を使用するため装置が高価になると云う問題が
ある。
方法で受信レベルを検出し制御信号として使用する場
合、上記直流増幅器で増幅して必要な制御信号レベルを
得るためには増幅度を高くする必要があり、直流増幅器
のオフセット電圧の影響が障害になって来る。従って、
オフセット電圧の少ない増幅度の高い直流増幅器や高精
度の部品を使用するため装置が高価になると云う問題が
ある。
【０００４】また、整流前段の高周波領域で増幅度を上
げ所定の制御信号レベルを得る方法もあるが、使用する
高周波部品が増えるため高価となり、消費電流も多くな
り、また、マッチング回路等が必要なため基板の面積も
広くなり小型化するのが困難になると云う問題があっ
た。
げ所定の制御信号レベルを得る方法もあるが、使用する
高周波部品が増えるため高価となり、消費電流も多くな
り、また、マッチング回路等が必要なため基板の面積も
広くなり小型化するのが困難になると云う問題があっ
た。
【０００５】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、安価で安定して動作する不連
続な直流電圧の直流増幅器を提供することを目的とす
る。
で、上記問題点を除去し、安価で安定して動作する不連
続な直流電圧の直流増幅器を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、直流増幅器を具備し、一定幅のパルス状の直
流電圧で入力される入力信号を該直流増幅器で増幅する
不連続な直流電圧の直流増幅器において、直流増幅器は
前段の直流増幅回路と、後段の直流増幅回路を具備し、
前段の直流増幅回路と後段の直流増幅回路の間にコンデ
ンサと抵抗器からなる微分回路を接続し、微分回路のコ
ンデンサの両端にそれぞれ放電用のダイオードのカソー
ドを接続すると共に、該微分回路の時定数を前記一定幅
のパルス状の直流電圧で入力される入力信号の信号幅よ
り長く設定し、入力信号がゼロの期間に前段の直流増幅
回路の入力端をアースするように構成したことを特徴と
する。
本発明は、直流増幅器を具備し、一定幅のパルス状の直
流電圧で入力される入力信号を該直流増幅器で増幅する
不連続な直流電圧の直流増幅器において、直流増幅器は
前段の直流増幅回路と、後段の直流増幅回路を具備し、
前段の直流増幅回路と後段の直流増幅回路の間にコンデ
ンサと抵抗器からなる微分回路を接続し、微分回路のコ
ンデンサの両端にそれぞれ放電用のダイオードのカソー
ドを接続すると共に、該微分回路の時定数を前記一定幅
のパルス状の直流電圧で入力される入力信号の信号幅よ
り長く設定し、入力信号がゼロの期間に前段の直流増幅
回路の入力端をアースするように構成したことを特徴と
する。
【０００７】
【作用】本発明は上記のように前段の直流増幅回路と後
段の直流増幅回路の間にコンデンサと抵抗器からなる微
分回路を接続するので、該微分回路の時定数を入力信号
幅より長く設定することにより、入力信号を通過させ、
オフセット電圧をカットすることができる。また、微分
回路のコンデンサの両端にそれぞれ放電用のダイオード
のカソードを接続するので、コンデンサの電荷は入力信
号が０の期間にこの放電用のダイオードを通して放電さ
れるから波形歪も少なく、正確に入力信号の電圧レベル
を出力することができる。また、入力信号がゼロの期間
に前段の直流増幅回路の入力端をアースするので、ノイ
ズ等で直流増幅器の出力が影響されることはない。
段の直流増幅回路の間にコンデンサと抵抗器からなる微
分回路を接続するので、該微分回路の時定数を入力信号
幅より長く設定することにより、入力信号を通過させ、
オフセット電圧をカットすることができる。また、微分
回路のコンデンサの両端にそれぞれ放電用のダイオード
のカソードを接続するので、コンデンサの電荷は入力信
号が０の期間にこの放電用のダイオードを通して放電さ
れるから波形歪も少なく、正確に入力信号の電圧レベル
を出力することができる。また、入力信号がゼロの期間
に前段の直流増幅回路の入力端をアースするので、ノイ
ズ等で直流増幅器の出力が影響されることはない。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は本発明の不連続な直流電圧の直流増
幅器の構成とその使用例を示す図である。図示するよう
に本発明の不連続な直流電圧の直流増幅器１は直流増幅
回路１−１、１−６、ダイオ−ド１−２、１−５、コン
デンサ１−３、抵抗器１−４で構成される。
に説明する。図１は本発明の不連続な直流電圧の直流増
幅器の構成とその使用例を示す図である。図示するよう
に本発明の不連続な直流電圧の直流増幅器１は直流増幅
回路１−１、１−６、ダイオ−ド１−２、１−５、コン
デンサ１−３、抵抗器１−４で構成される。
【０００９】同図はＰＨＰ基地局の受信機の受信信号レ
ベルが一定のレベルを超えたことを検出する回路に使用
した例で、上記直流増幅器１、整流器２、スイッチ３、
比較器４で構成される。
ベルが一定のレベルを超えたことを検出する回路に使用
した例で、上記直流増幅器１、整流器２、スイッチ３、
比較器４で構成される。
【００１０】ＰＨＰ基地局の受信機で受信された受信信
号（高周波信号ａ）は整流器２で整流され直流増幅器１
に入力され、比較器４で基準電圧ｄと比較され制御信号
ｃとして出力される。直流増幅器１の入力端子はスイッ
チ３でア−スされ、スイッチ３は受信信号のスロットに
同期して開けられ、それ以外の時間は閉じられている。
号（高周波信号ａ）は整流器２で整流され直流増幅器１
に入力され、比較器４で基準電圧ｄと比較され制御信号
ｃとして出力される。直流増幅器１の入力端子はスイッ
チ３でア−スされ、スイッチ３は受信信号のスロットに
同期して開けられ、それ以外の時間は閉じられている。
【００１１】ＰＨＰの送信信号は１スロット幅６２５μ
ｓの一定周期のバ−スト信号で、π／４シフトＱＰＳＫ
変調方式で変調された信号である。ＰＨＰ基地局で前記
送信信号を受信し整流器２で整流すると図２で示す波形
の信号が得られる。
ｓの一定周期のバ−スト信号で、π／４シフトＱＰＳＫ
変調方式で変調された信号である。ＰＨＰ基地局で前記
送信信号を受信し整流器２で整流すると図２で示す波形
の信号が得られる。
【００１２】図２は本発明の直流増幅器が対象とする信
号波形例を示す。直流増幅器１では、入力信号ｂは直流
増幅回路１−１で増幅され、容量値Ｃのコンデンサ１−
３、抵抗値Ｒの抵抗器１−４からなる微分回路を通り直
流増幅回路１−６で増幅され出力される。微分回路の時
定数ＣＲは６２５μｓより大きく入力信号ｂはそのまま
通過するが、直流回路１−１のオフセット電圧は阻止す
るように設定する。
号波形例を示す。直流増幅器１では、入力信号ｂは直流
増幅回路１−１で増幅され、容量値Ｃのコンデンサ１−
３、抵抗値Ｒの抵抗器１−４からなる微分回路を通り直
流増幅回路１−６で増幅され出力される。微分回路の時
定数ＣＲは６２５μｓより大きく入力信号ｂはそのまま
通過するが、直流回路１−１のオフセット電圧は阻止す
るように設定する。
【００１３】上記説明したように直流増幅器１を直流増
幅回路１−１と直流増幅回路１−６の２段で構成し、そ
の間にオフセット電圧阻止用のコンデンサ１−３を設け
たことにより、直流増幅器１は増幅度が高くオフセット
の少ない直流増幅器とすることが容易になる。なお、ダ
イオ−ド１−２、１−５はコンデンサ１−３を放電する
為の回路である。
幅回路１−１と直流増幅回路１−６の２段で構成し、そ
の間にオフセット電圧阻止用のコンデンサ１−３を設け
たことにより、直流増幅器１は増幅度が高くオフセット
の少ない直流増幅器とすることが容易になる。なお、ダ
イオ−ド１−２、１−５はコンデンサ１−３を放電する
為の回路である。
【００１４】クリヤ信号ｅは受信信号のスロットに同期
して出力され、スイッチ３を開き、スロット以外の時間
帯は閉じて入力信号ｂを０にする。従って、ノイズ等で
直流増幅器１の出力が影響されることはない。
して出力され、スイッチ３を開き、スロット以外の時間
帯は閉じて入力信号ｂを０にする。従って、ノイズ等で
直流増幅器１の出力が影響されることはない。
【００１５】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような優れた効果が期待できる。 前段の
直流増幅回路と後段の直流増幅回路の間にコンデンサと
抵抗器からなる微分回路を接続するので、該微分回路の
時定数を入力信号幅より長く設定することにより、入力
信号を通過させ、オフセット電圧をカットすることがで
きる。また、微分回路のコンデンサの両端にそれぞれ
放電用のダイオードのカソードを接続するので、コンデ
ンサの電荷は入力信号が０の期間にこの放電用のダイオ
ードを通して放電されるから波形歪も少なく、正確に入
力信号の電圧レベルを出力することができる。 また、
入力信号がゼロの期間に前段の直流増幅回路の入力端を
アースするので、ノイズ等で直流増幅器の出力が影響さ
れることはない。 上記乃至の効果をオフセット電
圧の小さい高価な直流増幅器や高精度の部品を使用しな
くとも実現でき、また部品のバラツキの影響を少なくで
き、安価で安定した直流増幅器を実現できる。
れば、下記のような優れた効果が期待できる。 前段の
直流増幅回路と後段の直流増幅回路の間にコンデンサと
抵抗器からなる微分回路を接続するので、該微分回路の
時定数を入力信号幅より長く設定することにより、入力
信号を通過させ、オフセット電圧をカットすることがで
きる。また、微分回路のコンデンサの両端にそれぞれ
放電用のダイオードのカソードを接続するので、コンデ
ンサの電荷は入力信号が０の期間にこの放電用のダイオ
ードを通して放電されるから波形歪も少なく、正確に入
力信号の電圧レベルを出力することができる。 また、
入力信号がゼロの期間に前段の直流増幅回路の入力端を
アースするので、ノイズ等で直流増幅器の出力が影響さ
れることはない。 上記乃至の効果をオフセット電
圧の小さい高価な直流増幅器や高精度の部品を使用しな
くとも実現でき、また部品のバラツキの影響を少なくで
き、安価で安定した直流増幅器を実現できる。
【図１】本発明の不連続な直流電圧の直流増幅器の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図２】本発明の直流増幅器が対象とする信号波形例を
示す図である。
示す図である。
１ 直流増幅器 １−１ 直流増幅回路 １−２ ダイオ−ド １−３ コンデンサ １−４ 抵抗器 １−５ ダイオ−ド １−６ 直流増幅回路 ２ 整流器 ３ スイッチ ４ 比較器
Claims (1)
- 【請求項１】 直流増幅器を具備し、一定幅のパルス状
の直流電圧で入力される入力信号を該直流増幅器で増幅
する不連続な直流電圧の直流増幅器において、前記直流
増幅器は前段の直流増幅回路と、後段の直流増幅回路を
具備し、前記 前段の直流増幅回路と後段の直流増幅回路の間にコ
ンデンサと抵抗器からなる微分回路を接続し、前記 微分回路のコンデンサの両端にそれぞれ放電用のダ
イオードのカソードを接続すると共に、該微分回路の時
定数を前記一定幅のパルス状の直流電圧で入力される入
力信号の信号幅より長く設定し、前記入力信号がゼロの期間に前記前段の直流増幅回路の
入力端をアースするように構成した ことを特徴とする不
連続な直流電圧の直流増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32121293A JP3261639B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 不連続な直流電圧の直流増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32121293A JP3261639B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 不連続な直流電圧の直流増幅器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07154161A JPH07154161A (ja) | 1995-06-16 |
| JP3261639B2 true JP3261639B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=18130060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32121293A Expired - Fee Related JP3261639B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 不連続な直流電圧の直流増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3261639B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP32121293A patent/JP3261639B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07154161A (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |