JP3260058B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP3260058B2
JP3260058B2 JP12830695A JP12830695A JP3260058B2 JP 3260058 B2 JP3260058 B2 JP 3260058B2 JP 12830695 A JP12830695 A JP 12830695A JP 12830695 A JP12830695 A JP 12830695A JP 3260058 B2 JP3260058 B2 JP 3260058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
liquid crystal
crystal element
cooking device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12830695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08320125A (ja
Inventor
政幸 青木
一夫 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12830695A priority Critical patent/JP3260058B2/ja
Priority to TW085104779A priority patent/TW444518B/zh
Priority to KR1019960017309A priority patent/KR100269556B1/ko
Priority to US08/652,154 priority patent/US5834745A/en
Priority to CNB96108992XA priority patent/CN1134614C/zh
Publication of JPH08320125A publication Critical patent/JPH08320125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3260058B2 publication Critical patent/JP3260058B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6435Aspects relating to the user interface of the microwave heating apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/02Stoves or ranges heated by electric energy using microwaves
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/66Circuits

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネマティック曲線状整
列相液晶素子を利用してキー情報を表示する表示機能を
備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば電子レンジでは、パネ
ル部にキー情報を表示するようにしており、その表示手
段としては、蛍光表示管またはLEDにより調理に関連
する複数種類のキー情報を表示していた。また、ランプ
の前面をキー情報が印刷されたフィルムで覆い、そのフ
ィルムを通じてキー情報を表示するようにしていた。こ
れらの表示素子は夫々に特徴を有しており、その特徴を
活かした使用方法で採用されている。
【0003】また、ランプ或いはLEDの点灯により、
次に操作すべきキーをプロンプトすることも行われてい
る。キーをプロンプトする場合は、キーの背面からラン
プで照光する方法やキーの近傍に設けたLEDを点灯す
る方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キーの
背面からランプで照光する構成のものでは、操作部全体
の厚さ寸法が大形化する。また、キーの近傍にLEDを
配置する構成のものでは、パネルの表面面積が大形化す
ると共に、LEDの点灯が何れのキーを示しているのか
が分りずらく、使用者にとって使い勝手が悪いという欠
点がある。
【0005】ところで、表示パネルの表面に触れるだけ
でスイッチ操作が行うことができるタッチスイッチが供
されているが、コストが極めて高く、低コストが要求さ
れている加熱調理器には採用することができない。
【0006】この場合、表示パネルと操作スイッチとを
重ね合わせ、表示パネルに対する操作に応じてスイッチ
を間接的に操作する構成が考えられるが、表示パネルと
して柔軟性を有するものは供されておらず、斯様な構成
のものを実施することは不可能であった。
【0007】つまり、蛍光表示管はその構造上柔軟性を
有するように構成することができないので、操作スイッ
チと重ねて使用することはできない。また、液晶パネル
は構造を工夫することにより柔軟性を有するように構成
することができるものの、変形により液晶の特性が悪化
すると共に、視野角が狭く視認性に劣るという欠点があ
る。
【0008】さて、近年、液晶素子部としてネマティッ
ク曲線状整列相液晶(以下、NCAP液晶と称する)を
利用したものが供されている。このものは、基材内に微
小な球状のセルを形成し、そのセル内にNCAP液晶を
封入してなる。このNCAP液晶は、電界の非印加状態
で光を散乱或いは吸収することにより遮光状態となり、
電界の印加状態で電界の印加方向に整列して透光状態と
なるもので、斯様なNCAP液晶を利用した液晶素子部
は、柔軟性をもたせることができると共に広い視野角を
確保することができるという優れた特性を有する。
【0009】従って、NCAP液晶を利用した液晶素子
部の背面にスイッチ部を重ね合わせて配設することによ
り、液晶素子部を介してスイッチ部を操作することが可
能となる。
【0010】ところが、NCAP液晶を利用した液晶素
子部は熱により表示機能が低下するという欠点がある。
このため、NCAP液晶を利用した液晶素子部を加熱調
理器のパネル部に単に設けた場合には、液晶素子部によ
る表示機能が低下してしまう虞がある。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、操作部の表示機能としてネマティック
曲線状整列相液晶を利用した液晶素子部を利用した場合
に、熱の影響により液晶素子部の表示機能が低下してし
まうことを防止することができる加熱調理器を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱手段と、
この加熱手段により加熱される被加熱物を収容する加熱
室と、この加熱室の前面開口部を閉鎖する扉と、この扉
に隣接したパネル部に配設され調理に関連する複数種類
のキー情報を示す表示機能を有した操作部とを備え、前
記操作部は、電圧の印加に応じて光を透過するネマティ
ック曲線状整列相液晶を主体とする液晶素子部と、キー
情報を示すキー表示部と、このキー表示部に対応して設
けられたスイッチ部とから構成され、前記操作部と前記
扉との間に遮熱部を設けたものである(請求項1)。
【0013】上記構成において、操作部は、加熱室の前
面開口部よりも前方で且つその前面が扉の前面と略面一
となるように設けるようにしてもよい(請求項2)。
【0014】また、操作部の液晶素子部は、パネル部の
全面に設けられていてもよい(請求項3)。
【0015】また、操作部の液晶素子部は、外周端面の
みが切断面であるようにしてもよい(請求項4)。
【0016】また、操作部の液晶素子部は、端面が防水
処理されているようにしてもよい(請求項5)。
【0017】また、操作部は、前面に突出する突出部を
設け、操作部の液晶素子部は、前記突出部を囲繞する切
欠部を有すると共に、その切欠部の内周端面が防水処理
されているようにしてもよい(請求項6)。
【0018】また、操作部のキー表示部は、液晶素子部
を通過した光を反射する反射要素から構成されていても
よい(請求項7)。
【0019】また、操作部のキー表示部は、液晶素子部
に光を透過させる透過要素から構成されていてもよい
(請求項8)。
【0020】また、操作部のキー表示部は、液晶素子部
を通過した光を反射する反射要素と当該液晶素子部に光
を透過させる透過要素とを混在させて構成されていても
よい(請求項9)。
【0021】この場合、操作部のキー表示部を構成する
透過要素の背面にバックライトを設けるようにしてもよ
い(請求項10)。
【0022】前記バックライトは、発光ダイオードまた
はランプまたはエレクトロクロミック発光素子から構成
されていてもよい(請求項11)。
【0023】また、加熱室を照らす庫内灯を設け、バッ
クライトは、前記庫内灯であるようにしてもよい(請求
項12)。
【0024】また、操作部のスイッチ部は、その全てが
キー表示部に対応して設けられていてもよい(請求項1
3)。
【0025】また、操作部の液晶素子部は、電源投入時
に全てのキー表示部に対応した領域が透光状態となるよ
うに構成されていてもよい(請求項14)。
【0026】また、操作部の液晶素子部は、次に受付け
可能なスイッチ部に対応した領域が透光状態となるよう
に構成されていてもよい(請求項15)。
【0027】また、操作部の液晶素子部は、電源投入時
に次に受付け可能なスイッチ部に対応した領域が透光状
態となるように構成されていてもよい(請求項16)。
【0028】また、操作部の液晶素子部は、電源投入時
に全てのキー表示部に対応した領域が透光状態となった
後に、次に受付け可能なスイッチ部に対応した領域が透
光状態となるように構成されていてもよい(請求項1
7)。
【0029】また、操作部のスイッチ部は、フィルム間
に電極が配置されたメンブレンスイッチから構成されて
いてもよい(請求項18)。
【0030】このメンブレンスイッチは、液晶素子部の
一部を構成要素とするようにしてもよい(請求項1
9)。
【0031】また、メンブレンスイッチのフィルム及び
接点は透明部材から形成され、操作部は、前記メンブレ
ンスイッチが液晶素子部の前面に配設されて構成されて
いてもよい(請求項20)。
【0032】また、操作部のスイッチ部はタクトスイッ
チを備えていてもよい(請求項21)。
【0033】また、液晶素子部のキー表示部とタクトス
イッチとの間に上記液晶素子部に対する操作に応じて上
記キー表示部に対応するタクトスイッチを作動させる操
作部材を設け、この操作部材は、前記キー表示部に当接
する接触面積が前記タクトスイッチに当接する接触面積
よりも大きく設定されていてもよい(請求項22)。
【0034】また、操作部材は、キー表示部に当接する
接触部位の周縁部が湾曲形成されていてもよい(請求項
23)。
【0035】また、液晶素子部を支持すると共に操作部
材が貫通する孔を有する支持部材を設け、前記支持部材
は、前記液晶素子部と当接する前記孔の周縁部が湾曲形
成されていてもよい(請求項24)。
【0036】また、操作部材は、液晶素子部に当接する
接触部位にキー表示部が設けられていてもよい(請求項
25)。
【0037】また、加熱室にマイクロ波を放射するマグ
ネトロンを設け、操作部と扉との間に電波シールド部を
設けるようにしてもよい(請求項26)。
【0038】また、操作部の液晶素子部は、その表面材
質がUL難燃グレード94−V0以上であるのが好まし
い(請求項27)。
【0039】また、操作部の液晶素子部は、パネル部の
高さ寸法において下端部から略2/3までの範囲内に設
けられていてもよい(請求項28)。
【0040】また、操作部の液晶素子部は、パネル部の
幅寸法において加熱室の反対側端部から略2/3までの
範囲内に設けられていてもよい(請求項29)。
【0041】また、操作部の液晶素子部は、パネル部に
おいて加熱室側端部までの距離が加熱室の反対側端部ま
での距離よりも大きくなるように設けられていてもよい
(請求項30)。
【0042】また、パネル部の上部には表示素子が設け
られ、液晶素子部は、パネル部において前記表示素子の
下方に設けられていてもよい(請求項31)。
【0043】また、操作部の液晶素子部は、その全ての
リード線が加熱室と反対側から引出されていてもよい
(請求項32)。
【0044】
【作用】請求項1記載の加熱調理器の場合、加熱調理を
実行する際は、操作部を操作して調理条件を設定する。
このとき、操作部の液晶素子部は電圧の印加に応じて透
光状態となり、その液晶素子部に対応するキー表示部を
確認することができるので、所望に応じてキー表示部を
操作する。
【0045】ここで、液晶素子部はネマティック曲線状
整列相液晶を主体として構成されており柔軟性を有する
ので、そのキー表示部を操作することにより当該キー表
示部に対応したスイッチ部を操作することができる。
【0046】ところで、ネマティック曲線状整列相液晶
を利用した液晶素子部は熱に弱い欠点がある。このた
め、加熱室の前面開口部に隣接したパネル部に操作部を
設けた場合には、加熱室と扉との隙間から漏れた熱或い
は扉からの伝熱により操作部を構成する液晶素子部の表
示機能が低下する虞がある。
【0047】しかしながら、操作部と扉との間に遮熱部
を設けたので、加熱室からの熱及び扉からの伝熱は遮熱
部により遮断される。これにより、操作部が高温となる
ことはないので、液晶表示部の表示機能が低下してしま
うことを防止することができる。
【0048】請求項2記載の加熱調理器の場合、操作部
は加熱室の前面開口部よりも前方に設けられているの
で、加熱室からの熱が操作部に伝熱しずらくなってい
る。これにより、操作部が高温となって液晶素子部の表
示機能が低下してしまうことを防止できる。
【0049】また、操作部の前面は扉の前面と略面一に
設けられているので、意匠性を高めることができる。
【0050】請求項3記載の加熱調理器の場合、操作部
の全面が1枚の液晶素子部で構成されるので、掃除が容
易であると共に防水性が良好となる。
【0051】請求項4記載の加熱調理器の場合、外周端
面のみが切断面であるので、端面からの水分の浸入を極
力防止することができる。
【0052】請求項5記載の加熱調理器の場合、操作部
の液晶素子部は、端面が防水処理されているので、端面
からの水分の浸入を確実に防止することができる。
【0053】請求項6記載の加熱調理器の場合、操作部
は前面に突出する突出部を備えており、操作部の液晶素
子部は突出部を囲繞する切欠部を有している。この場
合、切欠部の内周端面は防水処理されているので、その
内周端面からの水分の浸入を確実に防止することができ
る。
【0054】請求項7記載の加熱調理器の場合、操作部
のキー表示部は反射要素から構成されており、液晶素子
部を通過した光を反射するので、簡単な構成でキー表示
部を表示することができる。
【0055】請求項8記載の加熱調理器の場合、操作部
のキー表示部は透過要素から構成されており、液晶素子
部に光を透過させるので、キー表示部の視認性を高める
ことが可能となる。
【0056】請求項9記載の加熱調理器の場合、操作部
のキー表示部は反射要素と透過要素とを混在させて構成
されているので、キー表示部が示すキー情報に応じて反
射要素若しくは透過要素を選択することによりキー表示
部を適切に表示することができる。
【0057】請求項10及び11記載の加熱調理器の場
合、操作部のキー表示部を構成する透過要素の背面にバ
ックライトを設けたので、キー表示部の視認性を一層高
めることができる。
【0058】請求項12記載の加熱調理器の場合、バッ
クライトとして庫内灯を利用するようにしたので、バッ
クライトを特別に設けることなくキー表示部の視認性を
高めることができる。
【0059】請求項13記載の加熱調理器の場合、スイ
ッチ部の全てはキー表示部に対応して設けられているの
で、操作部のスペースを有効に活用できる。
【0060】請求項14記載の加熱調理器の場合、操作
部の液晶素子部は電源投入時に全てのキー表示部に対応
した領域が透光状態となるので、電源投入時にキー表示
部の全てを表示することにより、どの様な表示があるの
かを使用者に知らせることができる。
【0061】請求項15記載の加熱調理器の場合、操作
部の液晶素子部は次に受付け可能なスイッチ部に対応す
る領域が透光状態となるので、次に受付け可能なキー表
示部を表示することにより、使用者の誤操作を未然に防
止できる。
【0062】請求項16記載の加熱調理器の場合、操作
部の液晶素子部は電源投入時に次に受付可能なスイッチ
部に対応した領域が透光状態となるので、電源投入時に
次に受付け可能なキー表示部を表示することにより、使
用者の誤操作を未然に防止できる。
【0063】請求項17記載の加熱調理器の場合、操作
部の液晶素子部は、電源投入時に全てのキー表示部に対
応した領域が透光状態となる。これにより、どの様な表
示があるのかを使用者に知らせることができる。
【0064】続いて、操作部の液晶素子部は、次に受付
け可能なスイッチ部に対応した領域が透光状態となる。
これにより、使用者の誤操作を未然に防止できる。
【0065】請求項18記載の加熱調理器の場合、操作
部のスイッチ部はフィルム間に電極が配置されたメンブ
レンスイッチから構成されているので、薄形化を図るこ
とができる。
【0066】請求項19記載の加熱調理器の場合、メン
ブレンスイッチを液晶素子部の一部を兼用しているの
で、構成の簡単化を図ることができる。
【0067】請求項20記載の加熱調理器の場合、メン
ブレンスイッチのフィルム及び接点は透明部材から形成
されているので、メンブレンスイッチを液晶素子部の前
面に配設することができる。この場合、透明なメンブレ
ンスイッチにより紫外線を遮断することができるので、
液晶素子部に必要となる紫外線バリヤを別途設ける必要
がなくなる。
【0068】請求項21記載の加熱調理器の場合、操作
部のスイッチ部はタクトスイッチを備えているので、操
作性を良好とすることができる。
【0069】請求項22記載の加熱調理器の場合、液晶
素子部のキー表示部を操作すると、操作部材を介してキ
ー表示部に対応するタクトスイッチが作動される。この
場合、操作部材においてキー表示部に当接する接触面積
はタクトスイッチに当接する接触面積よりも大きく設定
されているので、キー表示部に対する操作によりタクト
スイッチを確実に操作することができる。
【0070】請求項23記載の加熱調理器の場合、操作
部材はキー表示部に当接する接触部位の周縁部が湾曲形
成されているので、液晶素子部を押圧した際に液晶素子
部が操作部材の周縁部に強く当接するにしても、液晶素
子部が損傷してしまうことを防止できる。
【0071】請求項24記載の加熱調理器の場合、液晶
素子部は支持部材により支持されている。この場合、支
持部材は液晶素子部と当接する孔の周縁部が湾曲形成さ
れているので、液晶素子部を押圧した際に液晶素子部が
支持部材の孔の周縁部に強く当接するにしても、液晶素
子部が損傷してしまうことを防止できる。
【0072】請求項25記載の加熱調理器の場合、操作
部材は液晶素子部に当接する接触部位にキー表示部を設
けるようにしたので、液晶素子部にキー表示部を設ける
ことなく操作部を構成することができる。
【0073】請求項26記載の加熱調理器の場合、マグ
ネトロンが駆動されると、マグネトロンから加熱室にマ
イクロ波が放射される。このとき、加熱室の前面開口部
と扉との間から微弱なマイクロ波が漏れ出ることがあ
る。この場合、操作部と扉との間には電波シールド部が
設けられているので、加熱室と扉との隙間からマイクロ
波が漏れ出るにしても、マイクロ波は電磁シールド部に
より遮断され、操作部の液晶素子部に不具合を生じるこ
とを防止できる。
【0074】請求項27記載の加熱調理器の場合、操作
部が例えば近くに設置されたガス台の調理火により加熱
されるような事態となるにしても、液晶素子部の表面材
質はUL難燃グレード94−V0以上であるので、液晶
素子部の表面が高温となっても加熱調理器内部が焼損し
てしまうことはない。
【0075】請求項28記載の加熱調理器の場合、加熱
調理時は加熱手段により加熱室内が高温となるので、加
熱調理器全体の温度が上昇し、特に加熱調理器の上部ひ
いてはパネル部の上部の温度が上昇する。
【0076】ここで、液晶素子部はパネル部の高さ寸法
において下端部から略2/3以下までの範囲に設けられ
ているので、パネル部の上部の温度が上昇するにして
も、操作部の液晶素子部が高温となってその表示機能が
低下することはない。
【0077】請求項29記載の加熱調理器の場合、加熱
調理時には加熱室の周囲程温度が上昇するので、パネル
部においては加熱室に近接する程温度が上昇する。ここ
で、液晶素子部はパネル部の幅寸法において加熱室の反
対側端面から略2/3以下までの範囲に設けられている
ので、パネル部において加熱室に近接する領域の温度が
上昇するにしても、操作部の液晶表示部が高温となるこ
とでその表示機能が低下することはない。
【0078】請求項30記載の加熱調理器の場合、加熱
調理時には操作部は加熱室側となるに従って温度が上昇
する。ここで、液晶素子部はパネル部において加熱室側
端部までの距離が加熱室端部までの距離よりも大きくな
るような範囲に設けられているので、パネル部において
加熱室に近接する領域の温度が上昇するにしても、操作
部の液晶素子部が高温となることでその表示機能が低下
することはない。
【0079】請求項31記載の加熱調理器の場合、加熱
調理時にはパネル部の上部の温度が上昇するものの、パ
ネル部の上部に設けられた表示素子は液晶素子部に比較
して耐熱性が高いので、パネル部の上部を有効利用する
ことができる。
【0080】請求項32記載の加熱調理器の場合、加熱
調理時には加熱室から熱を放射されるものの、液晶素子
部の全部のリード線は加熱室と反対側から引出されてい
るので、リード線が加熱室からの熱の影響を受けてしま
うことを防止できる。
【0081】
【実施例】以下、本発明をオーブン・グリル機能付きの
電子レンジに適用した第1実施例を図1乃至図7を参照
して説明する。
【0082】図1は電子レンジの斜視図であり、図2は
電子レンジの前半部の平面図である。これらの図1及び
図2において、電子レンジ本体1には加熱室2が設けら
れており、その加熱室2の前面開口部3が扉4により閉
鎖されている。加熱室2に隣接して機械室5が設けられ
ている。この機械室5の前面にはパネル部6が設けられ
ており、そのパネル部6の前面に操作部7が配設されて
いる。そして、電子レンジ本体1にはキャビネット8が
装着されており、そのキャビネット8により加熱室2及
び機械室5が覆われている。
【0083】ここで、操作部7の前面には液晶素子部9
が設けられており、以下、液晶素子部9について図3及
び図4を参照して説明する。即ち、図3は液晶素子部9
の断面図である。この図3において、液晶素子部9は、
表面(前面)側から、ペイントマスク901、UV(紫
外線)バリヤ902、コモン透明電極用フィルム90
3、コモン透明電極904、NCAP液晶素子905、
セグメント透明電極906、セグメント電極用フィルム
907、反射部908から構成されている。また、セグ
メント電極用フィルタ907にはリード線引出用のリー
ド部909が設けられている。
【0084】ここで、ペイントマスク901は、NCA
P液晶素子905のON/OFFにかかわらず表面側か
ら視認できる表示が印刷されたフィルムである。UVバ
リヤ902は、NCAP液晶素子905のセル中のNC
AP液晶を黒く染めている染料を紫外線から保護するた
めに設けられている。コモン透明電極用フィルム903
は、セル中のNCAP液晶を起動するための透明電極が
NCAP液晶素子905側に印刷されたフィルムであ
る。この電極は、全てのセグメントに共通のコモン電極
である。NCAP液晶素子905については後述する。
セグメント電極用フィルム903にはセグメント透明電
極が印刷されていると共に、その裏側には反射部908
が設けられている。この反射部908は文字或いは図形
等により調理に関連したキー情報を示している。
【0085】次に、NCAP液晶素子905について詳
述する。図4は、NCAP液晶素子905を拡大した模
式図である。ここで、柔軟性を有するゴム905a中に
は微細なセル905bが形成されており、そのセル90
5bにNCAP液晶905cが封入されている。この場
合、NCAP液晶905c自身は透明であるので、NC
AP液晶905cによる光透過制御を実現するために黒
く染色されている。また、NCAP液晶905cの分子
は細長く、球状のセル905bの中では相対する2極に
向かって湾曲状態で整列するネマティック曲線状整列相
と呼称される状態で並んでいる。
【0086】さて、NCAP液晶素子905に電界が印
加されていない状態では、セル905bの極はランダム
な方向に向いており、表面から入射した光は、セル90
5b中の染料に遮られてしまって反射部908から反射
してくる光はほとんどなくなる(図4中の矢印A参
照)。従って、液晶素子部9の前方から反射部908が
示すキー情報を視認することはできない。
【0087】一方、コモン透明電極904とセグメント
透明電極906との間に電圧を印加すると、それらの電
極904,906間に位置するセグメントに電界が印加
されるようになる。このような状態では、セグメントに
位置するセル905b内のNCAP液晶905cが電界
方向に揃うようになるので、表面から入射した光は反射
部908で反射されて表面から出射される(図4中の矢
印B参照)。従って、液晶素子部9の前方から反射部9
08が示すキー情報を表面側から視認できるようにな
る。
【0088】さて、NCAP液晶素子905を利用した
液晶素子部9は柔軟性を有するので、液晶素子部9とス
イッチ部とを重ね合わせることにより使い勝手の優れた
操作部7を製作することができる。
【0089】図5は、上記構成の液晶素子部9の裏側に
スイッチ部としてのメンブレンスイッチ10を一体に設
けた構成を示している。この図5において、メンブレン
スイッチ10は、対向するフィルム1001,1002
にメンブレン電極1003とショートパッド1004と
を夫々設けることにより構成されている。フィルム10
01,1002間には絶縁シート1005が介在されて
おり、フィルム1001が前面から押圧操作されていな
い状態ではメンブレン電極1003とショートパッド1
004とが離間してメンブレンスイッチ10がオフして
いる。
【0090】ここで、メンブレンスイッチ10を構成す
るフィルム1001の上面には、図3に示した反射部9
08に相当するキー表示部(図示せず)が記載されてい
る。このキー表示部は、対応するメンブレンスイッチ1
0のキー情報を示している。また、液晶素子部9のセグ
メント透明電極906はキー表示部に対応して設けられ
ている。
【0091】従って、コモン透明電極904と所定のセ
グメント透明電極906との間に電圧を印加することに
より、それらの間に位置するNCAP液晶素子905が
光透過状態となって対応するキー表示部を視認すること
ができる。
【0092】図6は、図5に示した操作部7を電子レン
ジ本体1に取付けた構造を示している。この図6におい
て、パネル枠6には支持部材11が固着されており、そ
の支持部材11の前面に操作部7が装着されている。こ
の場合、操作部7を構成する液晶素子部9及びメンブレ
ンスイッチ10の端面は露出しているので、端面からの
水の浸入に対して防水処理を施す必要がある。この防水
処理としては、シリコーン樹脂等により液晶素子部9及
びメンブレンスイッチ10の端面を封止することが簡単
で且つ有効な手段であり、信頼性の高い操作部7を提供
することができる。
【0093】また、操作部7からの全てのリード線12
を加熱室2と反対側に位置する端部から導出するように
している。これにより、リード線12が加熱室2からの
熱による影響を防止することができる。
【0094】ところで、NCAP液晶素子905を利用
した液晶素子部9は熱の影響を受けてその表示機能が低
下してしまうという欠点を有する。液晶素子部9が熱に
弱い理由は、セル905b中の染料を保護するUVバリ
ヤ902が熱による影響で劣化して紫外線遮断の機能が
低下するからである。つまり、UVバリヤ902により
紫外線が遮断できない状態となると、NCAP液晶素子
905のセル905内の染料が紫外線で分解し、染料に
よる光の吸収能力が低下するからである。このため、電
界の非印加状態であってもNCAP液晶素子905を光
が透過するようになり、反射部908が示すキー情報を
常時視認できるようになる。このような状態となると、
液晶素子部9が表示素子としての機能を果たさなくな
る。
【0095】ここで、扉4は加熱室2の前面開口部3に
密接するように設けられているものの、扉4と加熱室2
との間にの僅かな隙間から加熱室2内の熱気がもれて操
作部7の温度が高くなる。また、扉4からの伝熱によっ
ても操作部7の温度が高くなる。このため、操作部7が
高温となって液晶素子部9が表示素子として機能しなく
なる虞がある。
【0096】そこで、本実施例では、次のようにして操
作部7の液晶素子部9を加熱室2の熱から保護するよう
にしている。即ち、図1及び図2に示すように、操作部
7の側面は遮熱部としての耐熱性のプラスチック或いは
金属のパネル枠13で被覆されており、そのパネル枠1
3により加熱室2からの熱及び扉4からの伝熱を遮断す
るようにしている。これにより、操作部7の液晶素子部
9が高温となることを防止して、液晶素子部9の表示機
能を維持することができる。
【0097】また、操作部7は、加熱室2の前面開口部
3よりも前方に位置させて設けられていると共にその前
面は扉4の前面と略面一となるように設けられているの
で、扉4が高温となるにしても、扉4自身及びパネル部
6の厚さにより熱の移動が抑制されるようになる。これ
により、操作部7に対する遮熱効果が大きくなると共
に、扉4の操作部6との面一構成により電子レンジの意
匠性を高めることができる。
【0098】この場合、液晶素子部9の表面を構成する
ペイントマスク901の材質をUL難燃グレード94−
V0以上とすることにより、操作部7の前面側からの熱
に対して機械室5の内部を保護することができる。従っ
て、電子レンジが例えばガス器具の近傍で使用された場
合であっても、電子レンジ内部がガス器具からのもらい
火により焼損してしまうことを防止することができる。
【0099】一方、液晶素子部9の端面は防水処理する
必要があることから、液晶素子部9を分割することなく
操作部7全体にわたって設けることにより、防水処理を
施す部分を少なくすることができる。また、防水処理を
少なくするという観点からは、液晶素子部9は外周端面
以外に切欠部が存在しないことが望ましい。
【0100】図7は電子レンジの電気的構成を示してい
る。この図7において、制御装置14は、電源回路15
から電源が投入されると、調理条件設定動作を開始す
る。即ち、駆動回路16を通じて液晶素子部9に電圧を
印加することにより所定のキー表示部を視認可能に制御
する。このとき、制御装置14は、メンブレンスイッチ
11からのオン信号に基づいて調理コースを選択すると
共にスタートスイッチに設定されたメンブレンスイッチ
11からオン信号を入力したときは設定された調理コー
スに応じて加熱調理を実行する。
【0101】ここで、調理条件としては自動調理と手動
調理とがあり、制御装置14は、自動調理が選択された
ときは各種センサ17の検出状態に応じて加熱調理を実
行すると共に、手動調理が選択されたときは設定された
調理条件に従って加熱調理を実行する。また、制御装置
14は、設定された調理コースに従って駆動回路18を
通じて加熱手段としてのマグネトロン19を駆動すると
共に、駆動回路20を通じてRTモータ21、ファンモ
ータ22及び加熱手段としてのヒータ23に適宜通電す
る。
【0102】上記構成のものによれば、操作部7におい
て加熱室2側に位置する端面をパネル枠13で被覆する
ことにより加熱室2及び扉4からの伝熱を遮断するよう
に構成したので、操作部7の表示装置としてNCAP液
晶素子を主体とする液晶素子部9を採用することができ
る。従って、液晶素子部9の裏側にメンブレンスイッチ
10を設け、液晶素子部9を介してメンブレンスイッチ
10を操作可能に構成することができるので、蛍光表示
管を用いた構造のものと比較して全体の小形化及び薄形
化を図ることができると共に、一般的な液晶パネルを用
いた構造のものと比較して液晶の特性が劣化することが
ないと共に視認性が劣ることもない。
【0103】図8は、本発明の第2実施例を示してお
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、異なる部分について説明する。即ち、操作部7
には突出部としての操作摘み24が前方に突出した状態
で設けられており、その操作摘み24に対する操作に応
じて所定の調理メニューや時間等を設定するようになっ
ている。この場合、操作部7には切欠部としての孔25
が形成されており、その孔25を貫通した状態で操作摘
み24が設けられている。
【0104】ところで、液晶素子部9に孔25を形成す
るという事情から、操作部7を構成する液晶素子部9及
びメンブレンスイッチ10において孔25に対応した周
縁部が端面として露出するようになるが、本実施例で
は、次のようにして液晶素子部9及びメンブレンスイッ
チ10に対して防水処理を施すようにしている。
【0105】即ち、液晶素子部9の表面を被覆している
ペイントマスク901において操作部7の孔25に突出
する部位を、孔25の内周面と所定の間隙を存した状態
で内周側に折曲すると共に、ペイントマスク901の折
曲部と孔25の内周面との間にシリコーンを充填して封
止する。これにより、操作部7において操作摘み24に
対応して孔25を形成するにしても、操作部7の信頼性
を向上しながら意匠性を高めることができる。
【0106】尚、上述したような構成は、孔25に限ら
ず、操作部7を貫通して設けられる種々の形状の操作キ
ーに適用することができる。
【0107】図9及び図10は本発明の第3実施例を示
しており、第1実施例と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。液晶素子部9は自己発光方式の表示装
置でないので、キー表示部の視認性を高めるには、操作
部7の裏側にバックライトとしてのランプ26を配設
し、操作部7をランプ26により照光するのが有効であ
る。
【0108】この場合、キー表示部が表示するキー情報
によっては視認性を高める必要がないものもあることか
ら、キー表示部を表面側からの光を反射する反射要素9
aと裏面側からの光を透過する透過要素9bとに区分し
て設け、透過要素9bに対応するキー表示部を透光性材
料で形成すると共に、透過要素9bの裏側にランプ26
を配設することにより、透過要素9bのキー表示部の視
認性を高めることができる。
【0109】尚、バックライトとしては、ランプ26の
他に、LED(発光ダイオード)、EL(エレクトロク
ロミック)パネル等が考えられるが、電子レンジでは加
熱室2を照明するための庫内灯が設けられるが一般的で
あるので、庫内等をバックライトと兼用することにより
構成の簡単化を図ることができる。
【0110】図11は本発明の第4実施例を示すもの
で、操作部7の具体的実施例を示している。即ち、上述
したように操作部7の液晶素子部9は切断面が少ない方
が防水対策上優れているので、操作部7の全体にわたっ
て液晶素子部9が設けられている。
【0111】ここで、図11中に二点鎖線で示す範囲内
の表示はキー表示部を有した操作キー群27であり、他
の部分の表示は数字・文字表示部群28である。この場
合、液晶素子部9のセグメント透明電極906は、操作
キー群27及び数字・文字表示部群28に夫々対応する
ように設けられている。
【0112】ここで、キー表示部を有した操作キー群2
7としては、「自動調理」キー2701、「牛乳・酒か
ん」キー2702、「新生解凍」キー2703、「葉菜
のゆで物」キー2704、「グラタン」キー2705、
「根菜のゆで物」キー2706、「ミートローフ」キー
2707、「シチュー・カレー」キー2708、「ホイ
ル焼」キー2709、「肉じゃが」キー2710、「フ
ライ」キー2711、「標準」キー2712、「強め」
キー2713、「弱め」キー2714、「スタート」キ
ー2715、「予約」キー2716、「とりけし」キー
2717、「手動調理」キー2718、「強」キー27
19、「中」キー2720、「弱」キー2721、「レ
ンジ」キー2722、「グリル」キー2723、「熱
風」キー2724、「対流」キー2725並びに「温度
調節」キー2726が設定されている。
【0113】また、数字・文字表示部群28としては、
「午前」表示部2801、「午後」表示部2802、
「予約」表示部2803、「予熱」表示部2804、
「発酵」表示部2805、「時」表示部2806、
「分」表示部2807、「間」表示部2808、「分」
表示部2809、「秒」表示部2810、数字表示部2
811、設定温度表示部2812、調理器具表示部28
13、「仕上調節」表示部2814、「時計・時間合わ
せ」表示部2815、「時計・時間合わせ」キー24並
びに「温度調節」表示部2816が設定されている。こ
の場合、「時計・時間合わせ」キー24は図8に示され
たものである。
【0114】さて、制御装置14は、電源が投入される
と、液晶素子部9のコモン透明電極904と全てのセグ
メント透明電極906との間に電圧を印加する。これに
より、液晶素子部9における全てのセグメントが光を透
過するようになるので、図11に示すように全ての操作
キーのキー表示部群27及び数字・文字表示部群28が
表示される。従って、使用者は、電源を投入した際にど
のようなキー操作が可能なのかを確認することができ
る。
【0115】図12は本発明の第5実施例を示してお
り、第4実施例と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、異なる部分について説明する。この第5実施例
では、次に受付け可能な操作キーをプロンプトする例を
示している。
【0116】即ち、制御装置14は、次に受付け可能な
操作キーに対応したセグメント透明電極906に電圧を
印加する。これにより、電圧が印加されたセグメントの
みが光を透過するようになるので、図12に示すように
所定のキー表示部のみが表示される。この図12では、
「自動調理」キー2701若しくは「手動調理」キー2
718のみが受付け可能なことを示している。従って、
使用者は、所望に応じて「自動調理」キー2701若し
くは「手動調理」キー2718を操作する。
【0117】さて、使用者が「手動調理」キー2718
を操作した場合、制御装置14は、図13に示すように
所定の操作キーのみを表示する。この場合、表示される
操作キーは、手動調理を設定するのに必要となる「強」
キー2719、「中」キー2720、「弱」キー272
1である。従って、使用者は、表示されている操作キー
を所望に応じて操作することにより、手動調理の調理条
件を確実に設定することができる。
【0118】この第5実施例によれば、操作部7には次
に受付け可能な操作キーが順に表示されるので、使用者
は、表示される操作キーに従って操作すればよく、使い
勝手が良好な電子レンジを提供することができる。
【0119】尚、電源投入時に、最初に受付け可能な操
作キーをプロンプトするようにしてもよい。この場合、
使用者は、最初に受付け可能な操作キーを確認すること
ができるので、電子レンジを使用する際に当惑すること
なく適切に操作することができる。
【0120】また、電源投入時に、全べての操作キーを
表示してから、次に受付け可能な操作キーを順に表示す
るようにしてもよい。この場合、使用者は、どのような
キー情報があるのかを知ることもできると共に、次に受
付け可能な操作キーを確認することができるので、極め
て使い勝手が良好な電子レンジを提供することができ
る。
【0121】図14は本発明の第6実施例を示してい
る。第1実施例では、液晶素子部9にメンブレンスイッ
チ10を組合わせることにより操作部7を構成するよう
にしたが、本実施例では、液晶素子部9とメンブレンス
イッチ10とが一体化された例を示している。
【0122】即ち、液晶素子部9のセグメント電極用フ
ィルム907はメンブレンスイッチ10のフィルムを兼
用しており、メンブレンスイッチ10のショートパッド
1003は液晶素子部9の反射部908に添設されてい
る。
【0123】この第6実施例のものによれば、第1実施
例のものに比べて、メンブレンスイッチ10のフィルム
を削減できる分だけ、構成を簡単化してコストを低減す
ることができる。
【0124】図15は本発明の第7実施例を示してい
る。第1実施例では、メンブレンスイッチ10を液晶素
子部7の裏側に設けた構成を示したが、本実施例では、
メンブレンスイッチ10を液晶素子部7の表面側に設け
た例を示している。
【0125】即ち、メンブレンスイッチ10のフィルム
1001,1002は透明フィルムであると共に、メン
ブレン電極1003及びショートパッド1004は透明
電極から形成されており、斯様な構成のメンブレンスイ
ッチ10が液晶素子部7の表面に添設されている。この
場合、メンブレンスイッチ10は紫外線を遮断するUV
バリヤの機能を呈するので、第1実施例で使用したUV
バリヤ902を省略してコストの低減化を図ることがで
きる。
【0126】図16及び図17は本発明の第8実施例を
示している。第1実施例では、スイッチ部としてメンブ
レンスイッチ10を用いた例を示したが、本実施例で
は、スイッチ部としてタクトスイッチを用いた例を示し
ている。
【0127】即ち、液晶素子部9の裏側を支持部材29
で支持すると共に、その支持部材29の裏側にタクトス
イッチ30が搭載されたプリント配線基板31を配設す
るようにしている。この場合、タクトスイッチ30は小
形で液晶素子部9のキー表示部の面積よりも小さいの一
般的であるので、液晶素子部9に対する操作によりタク
トスイッチ30を直接作動するように構成した場合に
は、キー表示部に対する押圧操作位置によってはタクト
スイッチ30に対する作動が不確実となる虞がある。
【0128】そこで、本実施例では、液晶素子部9を支
持する支持部材28においてキー表示部に対応した部位
に孔32を形成すると共に、その孔32を貫通するよう
に液晶素子部9とタクトスイッチ30との間に操作部材
33を介在して設け、液晶素子部9に対する操作により
操作部材33を介してタクトスイッチ30を作動させる
ように構成されている。この場合、操作部材33は、液
晶素子部9に当接する接触面積がタクトスイッチ30に
当接する接触面積よりも大きくなるように形成されてい
る。
【0129】このような構成によれば、キー表示部の何
れの部位を操作するにしても、操作部材33を介してタ
クトスイッチ30を確実に操作することができるので、
調理条件を確実に設定することができる。
【0130】また、タクトスイッチ30を使用する利点
としては、メンブレンスイッチ10は薄形化できるもの
の基本的構成のコストが高いので、操作キーの数が少い
場合には、タクトスイッチ30を用いた方がコストを低
減することができる。さらに、タクトスイッチ30の方
が押圧操作した際のクリック感を得ることができるの
で、メンブレンスイッチ10よりも操作性が優れてい
る。
【0131】ここで、図16に示すように操作部材33
において液晶素子部9と接触する部位33aは、その周
辺部が湾曲形成されている。これにより、図17に示す
ように液晶素子部9が押圧操作されて湾曲された際に、
液晶素子部9において操作部材33と当接する部位に大
きなストレスが印加することはないので、液晶素子部9
が傷付いてしまうことを防止できる。
【0132】さらに、液晶素子部9を支持する支持部材
29に形成された孔32の周縁部も湾曲形成されてお
り、これにより液晶素子部9が押圧操作された際に、液
晶素子部9において支持部材29と当接する接触部位に
大きなストレスが印加されることを防止して、耐久性に
優れた操作部7を提供することができる。
【0133】図18は本発明の第9実施例を示してい
る。本実施例は、マグネトロン19からのマイクロ波に
よる操作部7に対する影響を防止するように構成したこ
とに特徴とする。
【0134】即ち、電子レンジによりレンジ調理を実行
した際は、加熱室2が扉4により閉鎖されているといっ
てもマグネトロン19から加熱室2に照射されたマイク
ロ波が微弱ながらも扉4との隙間から漏洩することがあ
り、このような場合には、液晶素子部9が誤動作する虞
がある。
【0135】そこで、本実施例では、遮熱用のパネル枠
13と操作部7の側面との間に電波シールド部34を介
在させ、加熱室2と扉4との間から漏洩したマイクロ波
を電波シールド部34により遮断するようにした。これ
により、加熱室2からマイクロ波が万一漏洩した場合で
あっても、操作部7が誤動作してしまうことを防止でき
る。
【0136】この場合、第1実施例で示したように、操
作部7のリード線13を加熱室2の反対側から導出する
ように構成することは、加熱室2の熱の影響を防止する
だけでなく、加熱室2からのマイクロ波の影響による誤
動作を防止するのに極めて有効となる。
【0137】ところで、加熱調理時は加熱室2内の温度
が上昇する。特に、オーブン・グリル機能付きの電子レ
ンジでは、オーブン調理或いはグリル調理時に加熱室2
内が高温となる。このように加熱室2内が高温となった
場合、加熱室2からの熱を受けて電子レンジ全体の温度
が上昇するので、操作部7の温度が上昇して液晶素子部
9の表示機能が低下してしまう虞がある。
【0138】この場合、上述したように加熱調理時に電
子レンジ全体の温度が上昇するといっても、電子レンジ
の上部1/3、つまりパネル部6の上部1/3の温度が
特に高温となる。
【0139】そこで、本発明の第10実施例を示す図1
9のように、液晶素子部9を、高さ寸法Hのパネル部6
の下端から略(2/3)Hの範囲となるように設けるこ
とが好ましい。
【0140】また、加熱室2に接近する程温度が上昇す
るので、本発明の第11実施例を示す図20のように、
液晶素子部9を、幅寸法Wのパネル部6において電子レ
ンジの側面側となる端部から略(2/3)Wとなる範囲
に設けるのが好ましい。
【0141】尚、液晶素子部9の配設位置としては、パ
ネル部6において液晶素子部9の端部から加熱室2側と
なる距離が電子レンジの側面(キャビネット8)側とな
る端部までの距離よりも大きくなるように設定してもよ
い。
【0142】図21は本発明の第12実施例を示してい
る。パネル部6の上部には表示素子としての蛍光表示管
35が設けられており、蛍光表示管35により例えば現
在時刻を表示するようになっている。この場合、蛍光表
示管35は高温で使用可能な表示素子であるので、高温
となるパネル部6の上部を有効に活用することができ
る。
【0143】本発明は、上記各実施例のみに限定される
ものではなく、次のように変形または拡張できる。操作
部7の側面に、遮熱部としてセラミック板、マイカ板等
を配設すると共に、パネル枠13に耐熱塗料を塗布する
ようにしてもよい。操作部7を扉4の表面に設けるよう
にしてもよい。加熱調理器としては、電子レンジに限ら
ず、オーブントースターに適用するようしてもよい。
【0144】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、以下の効果を奏する。請求項1
記載のものによれば、ネマティック曲線状整列相液晶を
主体とする液晶素子部を利用した操作部において、操作
部と扉のとの間に遮熱部を設けたので、加熱室からの熱
を遮熱部により遮断することができる。これにより、操
作部の温度が高温となることはないので、液晶素子部の
表示機能が低下してしまうことを防止することができ
る。
【0145】請求項2記載のものによれば、操作部を、
加熱室の前面開口部よりも前方で且つその前面が扉の前
面と略面一となるように設けたので、操作部が高温とな
って液晶素子部の表示機能が低下してしまうことを防止
することができると共に意匠性を高めることができる。
【0146】請求項3記載のものによれば、操作部の液
晶素子部をパネル部の全面に設けるようにしたので、掃
除が容易であると共に防水性を良好となる。
【0147】請求項4記載のものによれば、操作部の液
晶表示部における外周端面のみを切断面としたので、端
面からの水分の浸入を極力防止することができる。
【0148】請求項5記載のものによれば、操作部の液
晶素子部における端面を防水処理するようにしたので、
端面からの水分の浸入を確実に防止することができる。
【0149】請求項6記載のものによれば、操作部に操
作部材を前面に突出するように設けた構成において、操
作部の液晶素子部において操作部材を囲繞する切欠部の
内周端面を防水処理するようにしたので、切欠部の内周
端面からの水分の侵入を確実に防止することができる。
【0150】請求項7記載のものによれば、操作部のキ
ー表示部を液晶素子部を通過した光を反射する反射要素
から構成するようにしたので、簡単な構成でキー表示部
を表示することができる。
【0151】請求項8記載のものによれば、操作部のキ
ー表示部を液晶素子部に光を透過させる透過要素から構
成するようにしたので、キー表示部の視認性を高めるこ
とが可能となる。
【0152】請求項9記載のものによれば、操作部のキ
ー表示部は、液晶素子部を通過した光を反射する反射要
素と当該液晶素子部に光を透過させる透過要素とを混在
させて設けるようにしたので、キー表示部が示すキー情
報に応じて反射要素若しくは透過要素を選択することに
よりキー表示部を適切に表示することができる。
【0153】請求項10及び11記載のものによれば、
操作部のキー表示部を構成する透過要素の背面にバック
ライトを設けるようにしたので、キー表示部の視認性を
一層高めることができる。
【0154】請求項12記載のものによれば、バックラ
イトを加熱室の庫内灯とするようにしたので、バックラ
イトを特別に設けることなくキー表示部の視認性を高め
ることができる。
【0155】請求項13記載のものによれば、操作部の
スイッチ部の全てをキー表示部に対応して設けるように
したので、操作部のスペースを有効に活用できる。
【0156】請求項14記載のものによれば、操作部の
液晶素子部を、電源投入時に全てのキー表示部に対応し
た領域を透光状態となるように構成したので、どの様な
表示があるかを使用者に知らせることができる。
【0157】請求項15記載のものによれば、操作部の
液晶素子部を、次に受付け可能なスイッチ部に対応した
領域を透光状態となるように構成したので、次に受付け
可能なキー表示部を表示することにより、使用者の誤操
作を未然に防止すると共に「どのキーを操作してよいか
分らない」という混乱を使用者に与えることを未然に防
止できる。
【0158】請求項16記載のものによれば、操作部の
液晶素子部を、電源投入時に次に受付け可能なスイッチ
部に対応した領域を透光状態となるように構成したの
で、電源投入時に次に受付け可能なキー表示部を表示す
ることにより、使用者の誤操作を未然に防止すると共に
「どのキーを操作してよいか分らない」という混乱を使
用者に与えることを未然に防止できる。
【0159】請求項17記載のものによれば、操作部の
液晶素子部を、電源投入時に全てのキー表示部に対応し
た領域を透光状態とした後に、次に受付け可能なスイッ
チ部に対応した領域が透光状態となるように構成したの
で、電源投入時にキー表示部の全てを表示することがで
きると共に次に受付け可能なキー表示部を表示すること
ができる。
【0160】請求項18記載のものによれば、スイッチ
部をフィルム間に電極が配置されたメンブレンスイッチ
から構成するようにしたので、全体の薄形化を図ること
ができる。
【0161】請求項19記載のものによれば、メンブレ
ンスイッチを液晶素子部の一部を構成要素とするように
したので、構成の簡単化を図ることができる。
【0162】請求項20記載のものによれば、操作部
を、透明に構成されたメンブレンスイッチを液晶素子部
の前面に配設して構成するようにしたので、液晶素子部
に必要となる紫外線バリヤを省略することができる。
【0163】請求項21記載のものによれば、スイッチ
部にタクトスイッチを備えるようにしたので、操作性を
良好とすることができる。
【0164】請求項22記載のものによれば、液晶表示
部とタクトスイッチとの間に設けられた操作部材を、キ
ー表示部に当接する接触面積がタクトスイッチに当接す
る接触面積よりも大きく設定するようにしたので、キー
表示部に対する操作によりタクトスイッチを確実に操作
することができる。
【0165】請求項23記載のものによれば、操作部材
をキー表示部に当接する接触部位の周縁部を湾曲形成す
るようにしたので、液晶素子部を押圧した際に液晶素子
部が操作部材の周縁部に強く当接するにしても、液晶素
子部が損傷してしまうことを防止できる。
【0166】請求項24記載のものによれば、液晶素子
部を支持する支持部材を、液晶素子部と当接する孔の周
縁部を湾曲形成するようにしたので、液晶素子部を押圧
した際に液晶素子部が支持部材の孔の周縁部に強く当接
するにしても、液晶素子部が損傷してしまうことを防止
できる。
【0167】請求項25記載のものによれば、操作部材
において液晶素子部との接触部位にキー表示部を設ける
ようにしたので、液晶素子部にキー表示部を設けること
なく操作部を構成することができる。
【0168】請求項26記載のものによれば、加熱室に
マイクロ波を放射するマグネトロンを設けた構成におい
て、操作部と加熱室の前面開口部との間に電波シールド
部を設けるようにしたので、加熱室と扉との隙間からマ
イクロ波が漏れ出るにしても、マイクロ波は電磁シール
ド部により遮断され、操作部の液晶素子部に不具合を生
じることを防止できる。
【0169】請求項27記載のものによれば、液晶素子
部の表面材質をUL難燃グレード94−V0以上とした
ので、液晶素子部の表面が高温となっても加熱調理器内
部が焼損してしまうことを防止できる。
【0170】請求項28記載のものによれば、液晶素子
部をパネル部の高さ寸法において下端部から略2/3ま
での範囲内に設けるようにしたので、パネル部の上部の
温度が上昇するにしても、操作部の液晶素子部が高温と
なってその表示機能が低下してしまうことを防止でき
る。
【0171】請求項29記載のものによれば、液晶素子
部をパネル部の幅寸法において加熱室の反対側端部から
略2/3までの範囲内に設けるようにしたので、パネル
部において加熱室に近接する領域の温度が上昇するにし
ても、操作部の液晶表示部が高温となってその表示機能
が低下してしまうことを防止できる。
【0172】請求項30記載のものによれば、液晶素子
部をパネル部において加熱室側端部までの距離が加熱室
の反対側端部までの距離よりも大きくなるように設ける
ようにしたので、パネル部において加熱室に近接する領
域の温度が上昇するにしても、操作部の液晶素子部が高
温となってその表示機能が低下してしまうことを防止で
きる。
【0173】請求項31記載のものによれば、パネル部
の状部に表示素子を設けた構成において、液晶素子部を
パネル部において表示素子の下方に設けるようにしたの
で、パネル部の上部を有効利用することができる。
【0174】請求項32記載のものによれば、液晶素子
部の全てのリード線を加熱室の反対側から引出すように
したので、リード線が加熱室からの熱の影響を受けてし
まうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における電子レンジを示す
斜視図
【図2】電子レンジの前面を示す平面図
【図3】模式的に示す液晶素子部の断面図
【図4】NCAP液晶素子を拡大して模式的に示す液晶
素子部の断面図
【図5】操作部を示す断面図
【図6】パネル部に装着した状態で示す操作部の断面図
【図7】電気的構成を示す概略図
【図8】本発明の第2実施例を示す操作部の断面図
【図9】本発明の第3実施例を示す操作部の平面図
【図10】バックライトを配設した状態で示すパネル部
の断面図
【図11】本発明の第4実施例において表示内容を具体
的に示す操作部の正面図
【図12】本発明の第5実施例を示す図11相当図
【図13】異なる表示状態で示す図12相当図
【図14】本発明の第6実施例を示す図3相当図
【図15】本発明の第7実施例を示す図3相当図
【図16】本発明の第8実施例を示す図3相当図
【図17】押圧操作状態で示す図16相当図
【図18】本発明の第9実施例を示す図2相当図
【図19】本発明の第10実施例を示すパネル部の正面
【図20】本発明の第11実施例を示す図19相当図
【図21】本発明の第12実施例を示す図20相当図
【符号の説明】
1は電子レンジ本体、2は加熱室、3は前面開口部、4
は扉、5は機械室、6はパネル部、7は操作部、9は液
晶素子部、908は反射部(キー表示部)、10はメン
ブレンスイッチ(スイッチ部)、12はリード線、13
はパネル枠(遮熱部)、14は制御装置、19はマグネ
トロン(加熱手段)、23はヒータ(加熱手段)、24
は操作摘み(突出部)、25は孔(切欠部)、26はラ
ンプ(バックライト)、29は支持部材、30はタクト
スイッチ、32は孔、33は操作部材、34は電波シー
ルド部、35は蛍光表示管(表示素子)である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 15/00 F24C 7/02 301 F24C 7/08 301 F24C 7/04

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、 この加熱手段により加熱される被加熱物を収容する加熱
    室と、 この加熱室の前面開口部を閉鎖する扉と、 この扉に隣接したパネル部に配設され調理に関連する複
    数種類のキー情報を示す表示機能を有した操作部とを備
    え、 前記操作部は、電圧の印加に応じて光を透過するネマテ
    ィック曲線状整列相液晶を主体とする液晶素子部と、キ
    ー情報を示すキー表示部と、このキー表示部に対応して
    設けられたスイッチ部とから構成され、 前記操作部と前記扉との間に遮熱部を備えたことを特徴
    とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 操作部は、加熱室の前面開口部よりも前
    方で且つその前面が扉の前面と略面一となるように設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 操作部の液晶素子部は、パネル部の全面
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の加熱
    調理器。
  4. 【請求項4】 操作部の液晶素子部は、外周端面のみが
    切断面であることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  5. 【請求項5】 操作部の液晶素子部は、端面が防水処理
    されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  6. 【請求項6】 操作部は、前面から突出する突出部を備
    え、 操作部の液晶素子部は、前記突出部を囲繞する切欠部を
    有すると共に、その切欠部の内周端面が防水処理されて
    いることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 操作部のキー表示部は、液晶素子部を通
    過した光を反射する反射要素から構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 操作部のキー表示部は、液晶素子部に光
    を透過させる透過要素から構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 操作部のキー表示部は、液晶素子部を通
    過した光を反射する反射要素と当該液晶素子部に光を透
    過させる透過要素とを混在させて構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 操作部のキー表示部を構成する透過要
    素の背面にバックライトを備えたことを特徴とする請求
    項8または9記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 バックライトは、発光ダイオードまた
    はランプまたはエレクトロクロミック発光素子から構成
    されていることを特徴とする請求項10記載の加熱調理
    器。
  12. 【請求項12】 加熱室を照らす庫内灯を設け、 バックライトは、前記庫内灯であることを特徴とする請
    求項10記載の加熱調理器。
  13. 【請求項13】 操作部のスイッチ部は、その全てがキ
    ー表示部に対応して設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の加熱調理器。
  14. 【請求項14】 操作部の液晶素子部は、電源投入時に
    全てのキー表示部に対応した領域が透光状態となるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱
    調理器。
  15. 【請求項15】 操作部の液晶素子部は、次に受付け可
    能なスイッチ部に対応した領域が透光状態となるように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調
    理器。
  16. 【請求項16】 操作部の液晶素子部は、電源投入時に
    次に受付け可能なスイッチ部に対応した領域が透光状態
    となるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の加熱調理器。
  17. 【請求項17】 操作部の液晶素子部は、電源投入時に
    全てのキー表示部に対応した領域が透光状態となった後
    に、次に受付け可能なスイッチ部に対応した領域が透光
    状態となるように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の加熱調理器。
  18. 【請求項18】 操作部のスイッチ部は、フィルム間に
    電極が配置されたメンブレンスイッチから構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  19. 【請求項19】 メンブレンスイッチは、液晶素子部の
    一部を構成要素として構成されていることを特徴とする
    請求項18記載の加熱調理器。
  20. 【請求項20】 メンブレンスイッチのフィルム及び接
    点は透明部材から形成され、 操作部は、前記メンブレンスイッチが液晶素子部の前面
    に配設されて構成されていることを特徴とする請求項1
    8記載の加熱調理器。
  21. 【請求項21】 操作部のスイッチ部はタクトスイッチ
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  22. 【請求項22】 液晶素子部のキー表示部とタクトスイ
    ッチとの間に上記液晶素子部に対する操作に応じて上記
    キー表示部に対応するタクトスイッチを作動させる操作
    部材を設け、 この操作部材は、前記キー表示部に当接する接触面積が
    前記タクトスイッチに当接する接触面積よりも大きく設
    定されていることを特徴とする請求項21記載の加熱調
    理器。
  23. 【請求項23】 操作部材は、キー表示部に当接する接
    触部位の周縁部が湾曲形成されていることを特徴とする
    請求項22記載の加熱調理器。
  24. 【請求項24】 液晶素子部を支持すると共に操作部材
    が貫通する孔を有する支持部材を設け、 前記支持部材は、前記液晶素子部と当接する前記孔の周
    縁部が湾曲形成されていることを特徴とする請求項22
    記載の加熱調理器。
  25. 【請求項25】 操作部材は、液晶素子部に当接する接
    触部位にキー表示部が設けられていることを特徴とする
    請求項22記載の加熱調理器。
  26. 【請求項26】 加熱室にマイクロ波を放射するマグネ
    トロンと、 操作部と扉との間に電波シールド部とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  27. 【請求項27】 操作部の液晶素子部は、その表面材質
    がUL難燃グレード94−V0以上であることを特徴と
    する請求項1記載の加熱調理器。
  28. 【請求項28】 操作部の液晶素子部は、パネル部の高
    さ寸法において下端部から略2/3までの範囲内に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  29. 【請求項29】 操作部の液晶素子部は、パネル部の幅
    寸法において加熱室の反対側端部から略2/3までの範
    囲内に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    加熱調理器。
  30. 【請求項30】 操作部の液晶素子部は、パネル部にお
    いて加熱室側端部までの距離が加熱室の反対側端部まで
    の距離よりも大きくなるように設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  31. 【請求項31】 パネル部の上部には表示素子が設けら
    れ、 液晶素子部は、パネル部において前記表示素子の下方に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の加熱調
    理器。
  32. 【請求項32】 操作部の液晶素子部は、その全てのリ
    ード線が加熱室と反対側から引出されていることを特徴
    とする請求項1記載の加熱調理器。
JP12830695A 1995-05-26 1995-05-26 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3260058B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12830695A JP3260058B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 加熱調理器
TW085104779A TW444518B (en) 1995-05-26 1996-04-22 Heating cooking utensil
KR1019960017309A KR100269556B1 (ko) 1995-05-26 1996-05-22 가열 조리기
US08/652,154 US5834745A (en) 1995-05-26 1996-05-23 Microwave oven with NCAP liquid crystal operation display panel
CNB96108992XA CN1134614C (zh) 1995-05-26 1996-05-25 加热烹调器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12830695A JP3260058B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08320125A JPH08320125A (ja) 1996-12-03
JP3260058B2 true JP3260058B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=14981524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12830695A Expired - Fee Related JP3260058B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 加熱調理器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5834745A (ja)
JP (1) JP3260058B2 (ja)
KR (1) KR100269556B1 (ja)
CN (1) CN1134614C (ja)
TW (1) TW444518B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11546976B2 (en) 2012-08-29 2023-01-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus and control method thereof

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3258958B2 (ja) * 1997-04-28 2002-02-18 三洋電機株式会社 電子レンジ
GB2342438B (en) * 1998-10-07 2003-01-15 Daewoo Electronics Co Ltd Front panel assembly for microwave oven and method for assembling the same
KR100395942B1 (ko) * 2000-09-22 2003-08-27 주식회사 엘지이아이 그래픽 발광다이오드의 백라이팅장치
JP2002235924A (ja) 2000-12-08 2002-08-23 Lg Electronics Inc トースターを具備した電子レンジ
JP3641605B2 (ja) * 2001-09-28 2005-04-27 株式会社東芝 電気機器、加熱調理器、冷蔵庫及び洗濯機
JP2003164374A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気調理器
ATE459231T1 (de) * 2002-09-03 2010-03-15 Lg Electronics Inc Toaster / mikrowellenofen und betriebsverfahren dafür
KR100447209B1 (ko) * 2002-09-11 2004-09-04 엘지전자 주식회사 토스터 겸용 전자 레인지
US7071433B2 (en) * 2003-11-14 2006-07-04 Ark-Les Corporation Illuminated membrane switch
DE102005027572B3 (de) 2005-06-14 2006-11-16 Miele & Cie. Kg Haushaltsgerät, insbesondere Geschirrspülmaschine
AU2006330228B2 (en) * 2005-12-29 2010-09-09 Lg Electronics Inc. Control panel assembly for laundry device
JP2007333372A (ja) * 2006-05-16 2007-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱装置及びこれを組み込んだ家具、壁体
US8383249B2 (en) * 2007-10-04 2013-02-26 Universal Display Corporation Complexes with tridentate ligands
KR100935331B1 (ko) * 2007-11-01 2010-01-06 엘지전자 주식회사 오븐용 컨트롤패널
DE102010063189A1 (de) * 2010-12-16 2012-06-21 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Bedienvorrichtung für ein Hausgerät sowie Hausgerät, insbesondere Backofen, mit einer Bedienvorrichtung
US10260754B2 (en) 2011-07-12 2019-04-16 Viking Range, Llc Advanced electronic control display
JP5899452B2 (ja) * 2012-02-13 2016-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器
US10281156B2 (en) * 2013-04-23 2019-05-07 Alto-Shaam, Inc. Zero clearance combination oven
KR102113495B1 (ko) * 2013-11-29 2020-05-22 삼성전자주식회사 컨트롤패널 및 이를 포함하는 전자렌지
JP2021167689A (ja) * 2020-04-10 2021-10-21 東芝ホームテクノ株式会社 加熱調理器

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4447692A (en) * 1981-05-18 1984-05-08 Essex Group, Inc. Control system with interactive display
US4435047A (en) * 1981-09-16 1984-03-06 Manchester R & D Partnership Encapsulated liquid crystal and method
AU545200B2 (en) * 1982-10-18 1985-07-04 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha High frequency heating device
US4568810A (en) * 1984-01-17 1986-02-04 The Tappan Company Oven cooking control system with scanning display
US4789858A (en) * 1984-06-12 1988-12-06 Taliq Corporation Multifunction switch incorporating NCAP liquid crystal
US4699470A (en) * 1984-06-12 1987-10-13 Taliq Corporation NCAP liquid crystal apparatus incorporating a control means and an electrode means thereof incorporating a circuit means
JPH05119315A (ja) * 1991-10-29 1993-05-18 Kansei Corp 液晶表示装置
CA2089329C (en) * 1992-02-24 1998-12-29 Nobuaki Ohta Heating apparatus
KR0135724B1 (ko) * 1994-02-25 1998-04-23 김광호 고주파가열장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11546976B2 (en) 2012-08-29 2023-01-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus and control method thereof
US12058798B2 (en) 2012-08-29 2024-08-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus and control method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
US5834745A (en) 1998-11-10
KR100269556B1 (ko) 2000-10-16
CN1140820A (zh) 1997-01-22
TW444518B (en) 2001-07-01
JPH08320125A (ja) 1996-12-03
CN1134614C (zh) 2004-01-14
KR960041884A (ko) 1996-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3260058B2 (ja) 加熱調理器
EP1081436B1 (en) Door to microwave oven
US7402781B2 (en) Induction heating cooler
JP4251140B2 (ja) 誘導加熱調理器
ES2553408T3 (es) Aparato de cocina
JP2011216386A (ja) 加熱調理器
US6329646B1 (en) High frequency heating apparatus with fan sending air below apparatus to predetermined direction
JP5109914B2 (ja) 加熱調理器
US3329795A (en) Microwave oven
JP3681756B2 (ja) 操作装置とそれを用いた加熱調理器、および操作方法
KR200390574Y1 (ko) 전자레인지
JP2009245754A (ja) 誘導加熱調理器
JP2001125710A (ja) 操作表示装置
JP2000161682A (ja) 加熱調理器
KR101678217B1 (ko) 조리기기
JP2010255935A (ja) 高周波加熱装置
JP4880486B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2006292194A (ja) 組込型加熱調理器
JPH0914673A (ja) 加熱調理器
JP5787602B2 (ja) 操作部及びその操作部を備えた加熱調理器
US3728512A (en) High frequency heating apparatus
KR20010018754A (ko) 전자레인지의 컨트롤러 일체형 도어
JP4948672B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2002034784A (ja) 炊飯ジャーのスイッチ操作装置
JP3325206B2 (ja) 電気機器のスイッチ駆動構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees