JP3259640B2 - 最適記録パワー検出方法 - Google Patents

最適記録パワー検出方法

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JP3259640B2
JP3259640B2 JP22564496A JP22564496A JP3259640B2 JP 3259640 B2 JP3259640 B2 JP 3259640B2 JP 22564496 A JP22564496 A JP 22564496A JP 22564496 A JP22564496 A JP 22564496A JP 3259640 B2 JP3259640 B2 JP 3259640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録装置における
最適記録パワー検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピットの両端に情報を持たせたエッジ記
録で、少なくとも2値以上の記録パワー値とパルスで記
録する光記録装置において、従来この種の最適記録パワ
ー検出手段は、記録パワーをパラメータとし、通常の再
生と同様の検出で信号を記録した時のエラーの個数をカ
ウントし行っており、この方法だと、記録パワーに対す
るエラー数の変化が少なく最適記録パワーの検出に誤差
が生じた。また、最適記録パワーを検出する半径位置は
一枚のディスクで数ヶ所に及んでいた。
【0003】一方、最適パワー検出においては、記録レ
ーザパワーを設定し、テストセクタに対し書込み、その
後再生しエラーの個数をカウントする、同様の動作を記
録パワーを一定値ずらし繰返し行う、というシーケンス
をとっていた。記録後再生を行うには少なくともディス
クの一周の回転を待たねばならず、これを繰返し行う最
適記録パワー検出は非常に時間のかかる動作になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決するためのものであり、最適記録パワー検出時のエラ
ーの発生を急峻にし、しかも、ディスクで3箇所以内の
テストゾーンのみで最適記録パワーの検出工程を行え
ば、ディスク全体の最適記録パワーの設定を行うことが
できる。また、連続消去、記録、再生を行うことで、最
適記録パワーの検出を従来の半分以下の時間で行うこと
を主な目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の最適記録パワー検出方法は、ピットの両端
に情報を持たせたエッジ記録で、少なくとも2値以上の
記録パワー値とパルスで記録する光記録装置において、
最適記録パワーを検出する時の記録パターンを、「最短
パターン」、「最短パターンの2倍以上のパターン」、
「最短パターン」、「最短パターンの2倍以上のパター
ン」の繰り返しで記録する第1の工程と、前記第1の工
程で記録した信号を再生する第2の工程と、前記第2の
工程で再生した信号のトップレベル及びボトムレベルを
検出し、前記トップレベル及び前記ボトムレベルからス
ライスレベルを設定する第3の工程と、前記スライスレ
ベルを固定して、前記スライスレベルで前記第2の工程
で再生した信号をコンパレートし、エラーレートを検出
する第4の工程と、前記第1の工程で記録する記録パワ
ーを変更するとともに、前記第1乃至第4の工程を繰り
返して、エラーレートの底部分の記録パワーを最適記録
パワーとする第5の工程と、を有することを特徴とす
る。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】ピットエッジ記録において、電源投入時、ディ
スク交換時、及び、温度変化に対し最適条件で記録する
ための最適記録パワー検出時の記録パターンを、(最短
パターン)/(最短パターンの2倍以上のパターン)/
(最短パターン)/(最短パターンの2倍以上のパター
ン)の繰り返しで行うことにより、記録パワーに対する
エラー発生個数の変化が急峻になる。そのため、このエ
ラーレートの底部分の記録パワーを最適記録パワーとす
ることにより、最適記録パワーを非常に精度よく検出で
きる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は本発明の実施例1における記録波形
を示す概略図である。
【0029】図1(a)にはアナログ再生波形を示す。
記録パターンは、1ー7変調で最短パターンである2T
を5T信号で挟んだ、5T、2T、の繰返しである(T
は検出ウィンドウの時間幅である。)。101は記録パ
ワーの小さい時の再生波形、102は記録パワーの大き
い時の再生波形を示す。ここで通常の再生時にはデータ
スライスレベルはスライスレベル補正回路が働くため
に、記録パワーの小さい時のスライスレベルは104の
レベルに補正され、記録パワーの大きい時のスライスレ
ベルは105のレベルに補正され、記録パワー変動に対
しエラーが起こりにくい回路となっている。そこで、ス
ライスレベル補正回路を働かせないようにして、データ
スライスレベルを一定値に固定すると、再生信号が変化
してもデータスライスレベルは変化せず、103のデー
タスライスレベルとなる。(b)には(a)のアナログ
波形を103でデータスライスした後のデジタル波形を
示す。106はアナログ波形101のスライスされたデ
ジタル波形で、107はアナログ波形102のスライス
されたデジタル波形である。このように最短パターンは
記録パワーによって、データスライス後のパルス幅が大
きく変化しエラーの出る確率が急激に変化する。
【0030】図2に記録パワーによる1セクター当りの
エラーバイト数を示す。201はデータスライスレベル
補正回路を働かせた場合のエラーバイト数を示し、20
2はデータスライスレベルを一定値に固定した場合のエ
ラーバイト数を示す。このようにデータスライスレベル
を一定値に固定した場合の記録パワーに対する変化は非
常に急峻となり、エラーレートの底部分の記録パワーを
最適記録パワーとすることにより、最適記録パワーの検
出を非常に精度よく行える。
【0031】(実施例2)図3にアナログ波形とエンベ
ロープ検出波形を示す。アナログ波形301は、反射率
の変動等の変動によりAC、及びDC成分の変動を起
す。エンベロープ検出回路により、302、303に示
す波形が得られる。図4にエンベロープ検出回路のブロ
ック図を示す。ブロック図の上半分がエンベロープのト
ップレベル検出回路、下半分がエンベロープのボトムレ
ベル検出回路を示す。これらはピーク検出を応用した回
路の一例であり、信号301をA/D変換した後計算に
よりエンベロープを算出する方法もとることが出来る。
【0032】(実施例3)図5に最適パワー検出に用い
るデータスライスレベル生成回路のブロック図を示す。
アナログ信号301からエンベロープのトップレベル検
出回路によりトップレベル302が出力される。一方、
アナログ信号301からエンベロープのボトムレベル検
出回路によりボトムレベル303が出力される。抵抗5
01、502によりトップレベルとボトムレベルは抵抗
分割されデータスライスレベル503を生成する。この
実施例では抵抗501は8.2kΩ、抵抗502は12
kΩとし、トップレベルとボトムレベルの約60%のレ
ベルをデータースライスレベルとした。
【0033】(実施例4)図6に最適パワー検出に用い
る、A/D回路を使用するデータスライスレベル生成回
路ブロック図を示す。アナログ信号301からエンベロ
ープのトップレベル検出回路によりトップレベル302
が出力される。一方、アナログ信号301からエンベロ
ープのボトムレベル検出回路によりボトムレベル303
が出力される。アナログのトップレベル信号はA/D6
01によりデジタル化され、ボトムレベル信号はA/D
変換602によりデジタル化される。A/D変換60
1,602より出力されたデータを演算器603により
データースライスレベルのデータを算出し、D/A変換
604によりデータスライスレベル605を生成する。
この実施例では、演算部603でのトップレベルとボト
ムレベルに対するデータスライスレベルを60%とする
演算を行っている。
【0034】(実施例5)図7に最適パワー検出に用い
る、A/D回路を使用するもう一つの実施例に基づくデ
ータスライスレベル生成回路ブロック図を示す。アナロ
グ信号301からのアナログ信号をA/D変換器701
でアナログ/デジタル変換を行い、デジタル信号を処理
する演算部702で、トップレベルとボトムレベルを検
出する工程を経て、データースライスレベルの算出を行
う。その演算出力をD/A変換器703によりデータス
ライスレベル704を生成する。ここでのデータスライ
スレベルは演算部で行うので、演算部にヘッドの現在の
位置情報または、ゾーン情報を与え、その情報によりデ
ータスライスレベルをきめ細かく設定している。ゾーン
とは、ディスクを径方向に複数に分割したときのそれぞ
れの領域をいう。
【0035】(実施例6)図8に記録パワーに対するエ
ラーバイト数を、通常の再生時(データスライスレベル
補正時)と最適記録パワー検出時で示す。(a)は内
周、(b)は外周を示す。まず、内周において(a)で
説明する。801に通常の再生時の記録パワーに対する
エラーバイト数を示す。802に最適記録パワー検出時
で、データスライスレベルをトップレベルとボトムレベ
ルに対し60%に設定した時の記録パワーに対するエラ
ーバイト数を示し、803に最適記録パワー検出時で、
データスライスレベルをトップレベルとボトムレベルに
対し63%に設定した時の記録パワーに対するエラーバ
イト数を示す。このように、内周の最適パワーは、デー
タスライスレベルをトップレベルとボトムレベルに対し
63%に設定した時に求めた最適記録パワーと一致し、
データスライスレベルをトップレベルとボトムレベルに
対し60%に設定した時に求めた最適記録パワーとは一
致しない。ここに、最適記録パワーとは、エラーバイト
数が最小となる底部分の中心部の記録パワーのことであ
る。
【0036】一方、外周における現象を(b)で説明す
る。804に通常の再生時の記録パワーに対するエラー
バイト数を示す。805に最適記録パワー検出時で、デ
ータスライスレベルをトップレベルとボトムレベルに対
し60%に設定した時の記録パワーに対するエラーバイ
ト数を示し、806に最適記録パワー検出時で、データ
スライスレベルをトップレベルとボトムレベルに対し6
3%に設定した時の記録パワーに対するエラーバイト数
を示す。このように、内周の最適パワーは、データスラ
イスレベルをトップレベルとボトムレベルに対し60%
に設定した時に求めた最適記録パワーと一致し、データ
スライスレベルをトップレベルとボトムレベルに対し6
3%に設定した時に求めた最適記録パワーとは一致しな
い。このように内周と外周での最適記録パワーの検出時
のデータスライスレベルの違いにより検出する最適記録
パワーが変化していることから、内周と外周でデータス
ライスレベルをトップレベルとボトムレベルに対する比
を変える必要がある。この実施例ではデータスライスレ
ベルをトップレベルとボトムレベルに対し60%と63
%の2種類持ち、内周では63%、外周では60%のス
ライスレベルとした。具体的な回路の一例を図9に示
す。アナログ信号301よりエンベロープ検出回路によ
り生成されたトップ信号302とボトム信号303を直
列に接続された抵抗901、902、903の両端に接
続し、抵抗901と902の間と抵抗902と903の
間、2つをアナログスイッチ904に入力し、どちらか
一方を制御線906で選択する。アナログスイッチ90
4によって選択された信号がデータスライスレベル90
5として得られる。
【0037】(実施例7)図10に各ゾーンにおける最
適記録パワーを示す。内周のテストゾーンにおける最適
記録パワーを1001に,外周のテストゾーンにおける
最適記録パワーを1002に示す。各ゾーンにおける最
適記録パワーを黒丸印の1003に示す。予め標準ディ
スクで求めておいた近似式の2次の係数,0.01と内
外周のテストゾーンで求めた最適記録パワーによって,
【0038】
【数4】
【0039】の係数A,Bの値を求めることが出来る。
ここで求めた近似式による各ゾーンの最適記録パワーの
値を実線1004で示す。このように内外周のみの最適
記録パワーの検出のみで各ゾーンの最適記録パワーが精
度±0.1mWで求めることが出来る。図11に各ゾー
ンの最適記録パワー設定工程を示す。内外周のテストゾ
ーンにより最適記録パワーを求め,予めメモリに貯えて
おいた2次の係数とにより,2次式の1次以下の係数を
算出し,2次式を完成させる。その後,ゾーンの情報を
与えることによりそのゾーンの最適記録パワーを算出を
行う。
【0040】(実施例8)ゾーンに対する最適記録パワ
ーの近似式の2次の係数がばらつくディスクの場合を図
12に示す。ディスクAは2次の係数が小さく,ディス
クBは大きい。従って,予め標準ディスクで2次の係数
を求めることができない。この場合,中周(ゾーン5)
のテストゾーンも内外周に加え最適記録パワー検出を行
い,その3点により,2次以下の係数3つを算出する。
ディスクAでは,内,中,外周の最適パワー検出により
最適記録パワー1201,1202,1203を求め2
次近似式の係数を算出し各ゾーンの最適記録パワー12
07を得る。また2次の係数の大きいディスクBでは,
内,中,外周の最適パワー検出により最適記録パワー1
204,1205,1206を求め2次近似式の係数を
算出し各ゾーンの最適記録パワー1208を得る。この
ように近似式の2次の係数がばらつくディスクの場合
は,内,中,外最適パワー検出により2次の係数も同時
に算出する。但,2次の係数の算出は,ディスク挿入時
のみ行い,その後の温度変化,経時変化に対応した最適
記録パワー検出の時点では,2次の係数はディスク挿入
時の値を用い,内外周のみの最適記録パワー検出で1次
以下の係数を算出して2次近似式を得る。つまり,ディ
スク挿入時は内,中,外周の3点で最適記録パワーを検
出し,2次以下の係数を算出し,2次の係数をメモリに
貯えておく。その後一定時間経過毎の,温度変化及び経
時変化に対応した最適記録パワー検出は,メモリに貯え
た2次の係数を用い内外周のみで行われる。
【0041】(実施例9)図13にパルストレイン記録
を行う時の4値記録パルス波形を示す。1301はプリ
ヒートパワー:Paで,1302は記録パワー1:Pw
1,1303は記録パワー2:Pw2,1304は熱遮
断パワー:Pcである。これらはエッジ記録の時エッジ
における熱制御を行う為に設定されたパワーである。こ
の実施例では熱干渉を抑える目的で,
【0042】
【数5】
【0043】という比に設定した。また,線速が変化に
応じて絶対パワーは変化させるが,上記のパルストレイ
ン内でのパワー比は変化させていない。図14に内外周
におけるパルストレイン波形を示す。線速の遅い内周は
1401の波形になり,線速の速い外周では1402に
なる。この場合両者とも,プリヒートパワー:Pa,記
録パワー1:Pw1,記録パワー2:Pw2,熱遮断パ
ワー:Pc,の比は同じである。
【0044】(実施例10)本実施例におけるエラー検
出工程の概略図を図15に示す。記録パワーを例えば5
mW〜8mWまで間隔0.2mWで5セクター単位で記
録し,記録パワー毎のエラー数を検出する。まず150
1に示す工程でエラー訂正を中止し再生を行う。工程1
502では検出したセクター毎のエラーバイト数を計測
する。その結果,表1503に示した,セクター番号に
対するエラー数となる。工程1504によりエラーバイ
ト数の多い方から2番目までのセクターを除外し,工程
1505で残りの3セクターのエラーバイト数を合計す
る。工程1506により記録パワーと工程1505で求
めたエラーバイト数を対でメモリに格納する。この一連
の工程を各記録パワー毎に繰返し,一番エラーバイト数
の少なかった記録パワーを最適記録パワーとする。
【0045】(実施例11)図16に実施例10で示し
た記録パワーに対するエラーバイト数のグラフを示す。
この図を基に最適記録パワー検出工程を説明する。まず
記録パワー7.8mWのエラーバイト数が5となり最小
値となっている。その隣記録パワーの低い7.6mWで
のエラーバイト数は7となっておりエラーバイト数は2
増加している。また,7.4mWはエラーバイト数18
と13増加となり,7.2mWはエラーバイト数23と
18増加となる。一方,パワーその隣記録パワーの高い
8.0mWでのエラーバイト数は6となっておりエラー
バイト数は1増加している。また,8.2mWはエラー
バイト数12と7増加となり,8.4mWはエラーバイ
ト数23と18増加となる。このように,エラーバイト
数が最少のエラーバイト数に対する増加が5バイト以内
である記録パワーが複数個存在する場合,5バイト以内
である記録パワーの1ステップ小さい記録パワー,ここ
では7.4mWと,2ステップ小さい記録パワー7.2
mWのエラーバイト数が単調増加していて,且つ,1ス
テップ大きい記録パワー8.2mWと2ステップ大きい
記録パワー8.4mWにおいてのエラーバイト数も単調
増加しているという条件を満足すれば,最少のエラーバ
イト数に対する増加が5バイト以内の記録パワーの平均
を最適記録パワーとする。
【0046】(実施例12)図17にテストゾーンにお
ける最適記録パワー検出に用いるセクターを示す。テス
トゾーンは,トラックに沿って開始位置1701を先頭
に外側に向かって終了位置1702まで設定されてい
る。最適記録パワー検出にはその一部を用いる。本実施
例では,2mWのレンジで0.2mWステップで記録パ
ワーを設定し各記録パワーで8セクター記録エリアを持
つ方法をとる。記録パワー設定のため2セクター要する
ので,1記録パワーステップ当り10セクターを使用す
る。従って最適記録パワー検出には,100セクター必
要となる。最適記録パワー検出は,先頭セクター位置1
703から終了セクター位置1704となる。テストゾ
ーンのセクター数より少なく最適記録パワー検出に要す
るセクターを十分少なくなるよう設定してあるので,最
適記録パワー検出の先頭セクターは,テストゾーン開始
セクター位置から,最適記録パワー検出の終了セクター
1704がテストゾーン終了位置1702と一致する時
の記録パワー検出開始セクター位置までの間で,設定可
能となる。実際の最適記録パワー検出開始セクターは上
記の設定可能セクター位置の範囲内でランダムに設定さ
れる。
【0047】(実施例13)図18に最適記録パワー検
出工程の工程内容を示す。工程1801では最適記録パ
ワー検出開始セクターを設定可能セクター位置の範囲内
でランダムに設定する。次の工程1802において,最
適記録パワー検出開始セクターから終了セクターまで連
続消去を行う。1803で示したルーチンでは,連続記
録を行う。即ち,2セクター通過する時間を用い記録パ
ワーを設定した後8セクター記録し,その後シーク及び
トラックジャンプを行わず連続して記録パワー設定,記
録を指定された記録パワーになるまで繰返す。ルーチン
1803終了後,最適記録パワー検出開始セクターに戻
り,1804に示す連続再生工程を行う。この再生時に
実施例9,10で示したエラーバイト数検出を行い最適
記録パワーを得る。
【0048】(実施例14)図19に最適記録パワー検
出時の再生方法を示す。ディスクにおけるセクター内容
を1901〜1905に示す。セクターの先頭には,ア
ドレス情報があるID部1901があり,1902のギ
ャップ,1903のVFO,1904のシンクパター
ン,1905のデータ部の順番に配列されている。19
06で示したID部からデータ記録エリアのシンクパタ
ーンまでは,通常の再生をとる。つまり,上記の間はデ
ータスライスレベルもデーターパターンに追従させしか
もデータ検出ウインドウも100%とする。これによ
り,アドレスデータを読み誤ることが無く,しかもデー
ター領域でのPLLも良好に動作する。その後,190
7で示した領域では,データスライスレベルを固定し,
データ検出ウインドウも30%程度狭く設定して,エラ
ー検出を行う。この領域は最適記録パワー検出の為の長
短の繰返しの特殊パターンが記録されている。この設定
の組合わせにより,最適記録パワー検出のために,記録
パワーを故意に変動させた時にもアドレス情報,精度の
良いPLL,及び,シンクパターンの確実な検出が行
え,確実で精度の良い最適記録パワー検出が出来る。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ピットエッジ記録において、最適記録パワーを検出する
時の記録パターンを、「最短パターン」、「最短パター
ンの2倍以上のパターン」、「最短パターン」、「最短
パターンの2倍以上のパターン」の繰り返しで記録する
とともに、再生信号のトップレベル及びボトムレベルか
らスライスレベルを設定し、このスライスレベルを固定
してエラーレートを検出すると、記録パワーに対してエ
ラーレートが急激に変化するので、エラーレートの底部
分の記録パワーを最適記録パワーとして用いることによ
り、非常に正確に最適記録パワーを検出することができ
るという効果を奏する。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の再生波形を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の実施例1の記録パワーに対するエラー
数を示す図である。
【図3】本発明の実施例2のアナログ波形のエンベロー
プ検出波形を示図である。
【図4】本発明の実施例2のエンベロープ検出回路のブ
ロック図を示す。
【図5】本発明の実施例3のデータスライスレベル生成
回路のブロック図である。
【図6】本発明の実施例4のA/D回路を用いたデータ
スライスレベル生成回路のブロック図である。
【図7】本発明の実施例5のA/D回路を用いたデータ
スライスレベル生成回路のブロック図である。
【図8】本発明の実施例6の記録パワーに対するエラー
バイト数を示す図である。
【図9】本発明の実施例6のデータスライスレベル生成
回路のブロック図である。
【図10】本発明の実施例7の各ゾーンにおける最適記
録パワーを示す図である。
【図11】本発明の実施例7の最適記録パワー設定工程
を示す図である。
【図12】本発明の実施例8の最適記録パワーの近似式
にばらつきがある場合のを示す図である。
【図13】本発明の実施例9のパルストレイン記録波形
を示す図である。
【図14】本発明の実施例9の内外周におけるパルスト
レイン記録波形を示す図である。
【図15】本発明の実施例10のエラー数検出工程を示
す概略図である。
【図16】本発明の実施例10の記録パワーに対するエ
ラーバイト数を示す図である。
【図17】本発明の実施例11のテストゾーンにおける
最適記録パワー検出に用いるセクターを示す図である。
【図18】本発明の実施例12の最適記録パワー検出工
程内容を示す概略図である。
【図19】本発明の実施例13の最適記録パワー検出時
の再生方法を示す図である。
【符号の説明】 501,502・・・・スライスレベル設定用抵抗 503・・・・・・・・データスライスレベル 601,602・・・・アナログ/デジタル変換器 603・・・・・・・・演算器 604・・・・・・・・デジタル/アナログ変換器 605・・・・・・・・データスライスレベル 701・・・・・・・・アナログ/デジタル変換器 702・・・・・・・・演算器 703・・・・・・・・デジタル/アナログ変換器 704・・・・・・・・データスライスレベル 801・・・・・・・・内周通常再生時 802・・・・・・・・データスライスレベル60%時 803・・・・・・・・データスライスレベル63%時 804・・・・・・・・外周通常再生時 805・・・・・・・・データスライスレベル60%時 806・・・・・・・・データスライスレベル63%時 904・・・・・・・・アナログスイッチ 906・・・・・・・・位置信号制御線 1701・・・・・・・テストゾーン開始セクター 1702・・・・・・・テストゾーン終了セクター 1703・・・・・・・最適記録パワー検出開始セクタ
ー 1704・・・・・・・最適記録パワー終了セクター 1803・・・・・・・連続記録工程 1804・・・・・・・連続再生工程 1906・・・・・・・通常再生モード時 1907・・・・・・・最適記録パワー検出モード時
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−195716(JP,A) 特開 平5−225570(JP,A) 特開 平6−103576(JP,A) 特開 平6−139574(JP,A) 特開 平9−171663(JP,A) 特開 平6−187641(JP,A) 特開 平3−250466(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピットの両端に情報を持たせたエッジ記
    録で、少なくとも2値以上の記録パワー値とパルスで記
    録する光記録装置において、 最適記録パワーを検出する時の記録パターンを、「最短
    パターン」、「最短パターンの2倍以上のパターン」、
    「最短パターン」、「最短パターンの2倍以上のパター
    ン」の繰り返しで記録する第1の工程と、 前記第1の工程で記録した信号を再生する第2の工程
    と、 前記第2の工程で再生した信号のトップレベル及びボト
    ムレベルを検出し、前記トップレベル及び前記ボトムレ
    ベルからスライスレベルを設定する第3の工程と、 前記スライスレベルを固定して、前記スライスレベルで
    前記第2の工程で再生した信号をコンパレートし、エラ
    ーレートを検出する第4の工程と、 前記第1の工程で記録する記録パワーを変更するととも
    に、前記第1乃至第4の工程を繰り返して、エラーレー
    トの底部分の記録パワーを最適記録パワーとする第5の
    工程と、 を有することを特徴とする最適記録パワー検出方法。
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