JP3259620B2 - 資源割り当て方法 - Google Patents

資源割り当て方法

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JP3259620B2
JP3259620B2 JP33303295A JP33303295A JP3259620B2 JP 3259620 B2 JP3259620 B2 JP 3259620B2 JP 33303295 A JP33303295 A JP 33303295A JP 33303295 A JP33303295 A JP 33303295A JP 3259620 B2 JP3259620 B2 JP 3259620B2
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    • G06F2209/52Indexing scheme relating to G06F9/52
    • G06F2209/522Manager

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おける資源管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のプロセスを並行に実行する計算機
システムでは、プロセスが一まとまりの論理処理を完了
するまでにこのプロセスに割り当てたファイルなどの資
源を他のプロセスに割り当てないようにする必要がある
この種のプロセスへの資源の割り当て制御技術は、一般
に排他制御と呼ばれる。
【0003】ハードウェア技術の進歩により、従来1つ
のプロセスで実行していた処理を、今日では、プロセス
グループという論理的な関係を持つ複数のプロセスで分
担して処理する並列処理が一般になってきた。この場
合、論理的に一貫した意味ある結果を得るためには、従
来どおり、プロセス単位で資源の割当てを制御するとと
もに、プロセスグループ単位で資源の割当てを制御する
必要がある。このため、特開平6−161861号公報
記載のファイル処理制御システムは、プロセスグループ
単位で資源の割当てを制御する技術を開示している。
【0004】上記公報記載のファイル処理制御システム
では、プロセスとこのプロセスが所属するプロセスグル
ープとの対応をプロセス管理手段を用いて管理し、プロ
セスがどのプロセスグループに所属するかを宣言したと
き、プロセス管理手段にプロセスとプロセスグループの
対応関係を登録する。そして、プロセスが要求した資源
が使用されていないか、あるいは同一プロセスグループ
に所属するプロセスが使用している場合、要求したプロ
セスに資源を割当て、他のプロセスグループに所属する
プロセスが使用している場合、要求したプロセスへの資
源の割当てを拒否する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示された従
来技術には、次に示す課題がある。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】第4の課題は、プロセスグループ間での資
源の共用に関する。第1と第2のプロセスグループがと
もに資源を参照するだけであれば、第1と第2のプロセ
スグループに同時に資源を割当てることが可能である。
しかし、従来は、プロセスグループの資源の使用法に関
わらず、常に1つのプロセスグループだけにしか資源を
割当てていない。
【0010】第5の課題は、プロセス間での資源の共用
に関する。第1と第2のプロセスがともに資源を参照す
るだけであれば、第1と第2のプロセスに同時に資源を
割当てることが可能である。しかし、従来は、同一のプ
ロセスグループ内では複数のプロセスが常に資源を共用
するだけであった。このため、資源に対して書き込みを
行うプロセスが同一プロセスグループ内に複数有ると、
論理的に一貫した意味ある結果を得られないことがあっ
た。
【0011】本発明の目的は、プロセスグループの「沈
み込み」や「飢餓状態」を防止可能な計算機システムに
おける資源割当て方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、資源待ちのプロセス
がCPUを浪費しないですむ計算機システムにおける資
源割当て方法を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、プロセスの「沈み込
み」や「飢餓状態」を防止可能な計算機システムにおけ
る資源割当て方法を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、状況に応じて資源を
複数のプロセスグループに同時に割当て可能な計算機シ
ステムにおける資源割当て方法を提供することにある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、資源を複数の
プロセスに同時に割当てたり、あるいは、1つのプロセ
スに限定して割当てたりすることを状況に応じて選択可
能な計算機システムにおける資源割当て方法を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】各プロセスグループから
の資源の割り当て要求時に、この資源を、他のプロセス
グループと共用可能か否かを指定させる。次に、プロセ
スグループがこの資源の割り当てを要求したことに応じ
て、このプロセスグループ及びこの資源が割り当てられ
たプロセスグループの双方が共用を指定しているかを判
定する。そして、判定が肯定であるとき、この資源を他
のプロセスグループと共用させる。一方、判定が否定で
あるとき、この資源が解放されるまで、このプロセスグ
ループへの資源の割り当てを延期する。このようにし
て、状況に応じて資源を複数のプロセスグループに割り
当て可能な計算機システムにおける資源割り当て方法
提供できる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】各プロセスからの資源の割当て要求時に、
この資源を他のプロセスと共用可能か否かを指定させ
る。そして、プロセスがこの資源の割当てを要求したこ
とに応じて、このプロセスおよびこの資源が割当てられ
たプロセスの双方が共用を指定しているかを判定し、判
定が肯定であることに応じて、この資源を他のプロセス
と共用させる。他方、判定が否定である場合、この資源
の割当てを要求したプロセスを実行待ち状態とする。こ
のようにして、資源を複数のプロセスに同時に割当てた
り、1つのプロセスに限定して割当てたりすることを状
況に応じて選択可能な計算機システムにおける資源割当
て方法を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態の構成概略図
である。各プロセス10は、計算機システム90で実行
される処理の単位であり、ユニークなプロセス識別子
(プロセスID)を持つ。また、1つ以上のプロセスで
プロセスグループを構成し、各プロセスグループはユニ
ークなプロセスグループ識別子(グループID)を持
つ。本実施の形態では、グループ登録宣言で同一グルー
プIDを指定したプロセスが、1つのプロセスグループ
を構成する。ただし、グループ登録宣言を行なっていな
いプロセスは、このプロセスだけでプロセスグループを
構成すると宣言したものと見なし、そのグループIDを
0とする。このように、グループIDが0であるプロセ
スは、それぞれ独立したプロセスグループを構成してい
るものとする。
【0023】資源20は、ファイル、メモリなどのよう
に、プロセス10を実行するために必要とする計算機資
源である。資源20はプロセスグループ単位、あるい
は、プロセス単位に割当てられる。
【0024】排他制御管理手段30は、プロセス10あ
るいはプロセスグループによる資源の割当て要求の順
序、資源の割当て要求タイプ、資源の割当て状態などを
管理する。また、グループ管理手段40は、プロセスと
グループとの対応関係を保持する。さらに、プロセス実
行管理手段80は、グループ管理手段40及び排他制御
管理手段30に記憶された情報に基づき、資源をプロセ
スグループ単位、及び同一プロセスグループに所属する
プロセス単位で排他制御する。
【0025】図2は、排他制御管理手段30の構造であ
る。資源管理テーブル50は、プロセスグループに割当
てる資源ごとに1つのエントリが対応する。各エントリ
は、プロセスグループに割当てる資源の資源名(RTN
AME)51とグループ要求テーブル(GT)60のリ
ストへのポインタ(RTGT)52から構成される。
【0026】グループ要求テーブル(GT)60は、個
々のプロセスグループからの資源割当ての要求を示し、
プロセスグループからの資源の割当て要求毎に生成す
る。GT60の並び(以後、GTリストと呼ぶ)内のG
T60の順序は、プロセスグループがこのキューに対応
する資源20を要求した順序である。資源20は、後述
のようにGTリストの先頭のGT60に対応するプロセ
スグループから順に割当てる。
【0027】また、プロセス要求テーブル(PT)70
は、PT70がキューイングされている資源管理テーブ
ル50のエントリに対応する資源20への、プロセス1
0からの資源割当て要求を示しており、1つのPT70
が1つのプロセスからの資源割当て要求に対応する。P
T70のリストは、同一のプロセスグループに所属する
プロセスからの資源割当て要求で構成する。さらに、P
Tリスト内のPT70の順序は、同一のプロセスグルー
プに所属するプロセスからの資源割当ての要求の順序で
ある。
【0028】図3に、GT60の構造を示す。直後のG
Tへのポインタ(GTNEXT)61は、次のGT60
へのポインタであり、GTリストを構成するために使用
する。グループID(GTGID)62は、このGT6
0に対応するプロセスグループのグループIDである。
割当て要求タイプ(GTTYPE)63は、資源割当て
要求時に指定したこのプロセスグループへの資源20の
割当て方を示す。GTTYPE63が「SHR」のと
き、このプロセスグループと「SHR」が指定された他
のプロセスグループとに同時に資源を割当て可能(共用
可能)であることを示す。また、GTTYPE63が
「EXC」のとき、他プロセスグループの割当て要求タ
イプに関わらず、このプロセスグループと他プロセスグ
ループとに同時に資源を割当てないようにする(排他的
に割当てる)ことを要求していることを示す。
【0029】資源割当て状態(GTALLOC)64
は、このプロセスグループへの資源の割当て状況を示
す。GTALLOC64が「HOLD」のとき、このプ
ロセスグループへ資源が割当てられていることを示す。
また、GTALLOC64が「WAIT」のとき、この
プロセスグループへ資源が割当てられていないことを示
す。さらに、プロセス要求テーブル(PT)リストの先
頭へのポインタ65(GTPT)は、このプロセスグル
ープに所属するプロセスであって、このキューに対応す
る資源20の割当てを要求を示しているプロセスに対応
するプロセス要求テーブル(PT)70のリストへのポ
インタである。
【0030】図4に、PT70の構造を示す。直後のプ
ロセス要求テーブルへのポインタ(PTNEXT)71
は、次のPTを指すポインタであり、PTリストを構成
するために使用する。プロセスID(PTPID)72
は、資源の割当てを要求しているプロセスのプロセスI
Dである。資源の割当て要求タイプ(PTTYPE)7
3は、このプロセスへの資源20の割当て方を示す。P
TTYPE73が「SHR」であれば、このプロセスと
割当て要求タイプが「SHR」である他プロセスとに同
時に資源を割当て可能(共用可能)であることを示す。
また、PTTYPE73が「EXC」であれば、他プロ
セスの割当て要求タイプに関わらず、当該プロセスと他
プロセスとに同時に資源を割当てないようにする(排他
的に割当てる)ことを要求していることを示す。
【0031】さらに、資源割当て状態(PTALLO
C)74は、このプロセスへの資源の割当て状況を示
す。PTALLOC74が「HOLD」のとき、このプ
ロセスに資源が割当てられていることを示し、PTAL
LOC74が「WAIT」のとき、このプロセスに資源
が割当てられていないことを示す。
【0032】図5は、グループ管理手段40の構成を示
す。グループ管理手段40は、プロセス10とプロセス
グループの関係を管理する。1つのエントリがプロセス
と当該プロセスが所属するプロセスグループの対応を示
す。プロセスID(GRPPID)41は、プロセス1
0のプロセスIDである。グループID(GRPGI
D)42は、GRPPID41が示すプロセスが所属す
るプロセスグループのグループIDである。前述したと
おり、グループ登録宣言を行わないプロセスのグループ
IDは0とするが、本実施の形態では、グループ管理手
段40には登録しない。逆にいうと、グループ管理手段
40に登録されていないプロセスのグループIDは0で
ある。
【0033】資源の割当て、解放は、後で詳述するが、
概要は次のとおりである。プロセスグループを構成する
各プロセス10は、同一のグループIDを指定してグル
ープ登録宣言を行い、プロセスグループを構成する。次
に、プロセスグループ内のいずれか1つのプロセスがグ
ループ資源要求宣言を行い、プロセスグループとして資
源の割当てを要求する。さらに資源を使用するプロセス
はプロセス資源要求宣言を行い、当該プロセスへの資源
の割当てを要求する。
【0034】プロセス実行管理手段80は、即時にプロ
セスに資源を割当てることができない場合、プロセスに
資源を割当てられる状態になるまでプロセスを実行待ち
状態に置く。プロセスに資源を割当てられる状態になれ
ば、プロセスを実行可能状態に置く。プロセスが実行状
態になれば、プロセスへ制御が戻るので、プロセスは資
源を使用する。資源の使用が終了すれば、プロセス資源
解放宣言を行い、プロセスから資源を解放する。さらに
プロセスグループとして資源の使用が終了したら、グル
ープ資源解放宣言を行い、グループから資源を解放す
る。
【0035】本実施の形態では、グループ登録宣言をし
ていないプロセスは、それ自身でプロセスグループを構
成していると見なす。このため、グループ登録宣言をし
ていないプロセスがプロセス資源要求宣言を行うと、プ
ロセス実行管理手段80が自動的にグループ資源要求宣
言を行い、プロセス資源解放宣言を行うとプロセス実行
管理手段80が自動的にグループ資源解放宣言を行う。
このため、グループ登録宣言をしていないプロセスは、
資源の割当て要求はプロセス資源要求宣言だけで、資源
の解放はプロセス資源解放宣言だけで可能である。
【0036】図10は、プロセス10がグループ登録宣
言を行ったときの、処理フローである。
【0037】プロセス10がグループ登録宣言を行う
と、グループ管理手段40から空きエントリを得て(ス
テップ1001)、プロセス10のプロセスIDを、求
めた空きエントリのGRPPID41に、宣言で指定さ
れたプロセスグループのグループIDをGRPID40
に設定し処理を終了する(ステップ1002)。
【0038】図6は、プロセスがグループ資源要求宣言
を行ったときの処理フローである。
【0039】グループ資源要求宣言が行われたとき、資
源管理テーブル50の各エントリのRTNAME51を
参照し、要求された資源20を管理するためのエントリ
が資源管理テーブル50に既に存在するかを調べる(ス
テップ601)。次に、該当するエントリがあるか否か
を判定し(ステップ602)、この判定結果に従って、
以下の処理を行う。
【0040】(1)エントリがある場合 エントリがあれば、要求元プロセスのグループIDを求
め(ステップ612)、GTリストから要求元プロセス
と同一のグループIDを持つGT60を求める(ステッ
プ613)。次に対応するGT60があるかを判定し
(ステップ614)、要求プロセスのGT60が存在し
なければ、後述のステップ605に進み、プロセスグル
ープとして資源を要求するために、新たにGT60を作
成し、GTリストの末尾に追加する。
【0041】他方、要求元プロセスが属するプロセスグ
ループのGT60が存在する場合、要求元プロセスのグ
ループIDが0か(要求元プロセスがプロセスグループ
を形成しているか否か)を判定する(ステップ61
5)。そして、グループIDが0のとき、求めたGT6
0が要求プロセスのものであるかを判定し(ステップ6
16)、要求プロセスのGT60であればエラー処理を
行い(ステップ618)、要求プロセスのGT60でな
ければステップ613に戻り、別のGT60を探す。
【0042】他方、グループIDが0でないとき、求め
たGT60の割当て要求タイプとプロセスが要求してい
るプロセスタイプが一致するかを、判定する(ステップ
617)。そして、要求タイプが一致するとき、処理を
終了し、要求タイプが一致しないとき、割当て要求が矛
盾するとしてエラー処理を行う(ステップ618)。
【0043】(2)エントリがない場合 エントリがなければ、資源管理テーブル50から空きエ
ントリを得て(ステップ603)、宣言で要求された資
源20の資源名をRTNAME51に、GT60のリス
トが存在しないことを示す空ポインタをRTGT52に
設定し、要求された資源20を管理するエントリを作成
する(ステップ604)。
【0044】次に、新規にGT60を作成し、GTGI
D62に資源の割当てを要求したプロセスグループのグ
ループIDを、GTTYPE63にSHR/EXCのい
ずれかの宣言で指定された割当て要求タイプを設定し、
また、とりあえず、資源を即時割当てできないとしてG
TALLOC64にWAITを、さらに、このプロセス
グループに所属するプロセスからの資源割当て要求はな
しとしてGTPT65に空ポインタを設定する(ステッ
プ605)。そして、新規に作成したGT60をGTリ
ストの末尾にGTNEXT61を用いて登録する(ステ
ップ606)。
【0045】ステップ607から611で、資源の割当
てを要求してきたプロセスグループに資源を割当てられ
るかを調べ、可能であれば、要求してきたプロセスグル
ープに資源を割当てる。資源が割当てられるのは、
(a)先行する資源割当て要求が存在しない場合と、
(b)先行する資源割当て要求に資源が割当てられてい
て、先行する資源の割当て要求の割当て要求タイプがS
HRで、かつ新規の資源の割当て要求の割当て要求タイ
プがSHRである場合である。
【0046】まず、先行する資源割当て要求が存在する
かを調べ(ステップ607)、存在しなければ新規の資
源割当て要求してきたプロセスグループに資源を割当て
るためにステップ611へ分岐する。先行するする資源
割当て要求が存在すれば、直前の資源割当て要求(PG
Tと以後略記する)へ資源が割当てられているか判定し
(ステップ608)、割当てがなければ、処理を終了す
る。PGTに資源が割当てられていれば、PGTの割当
て要求タイプを判定し(ステップ609)、EXCであ
れば処理を終了する。一方、SHRであれば、新規GT
60の資源割当て要求の割当て要求タイプを判定し(ス
テップ610)、EXCであれば処理を終了する。一
方、SHRであれば、新規の資源割当て要求を割当て状
態にするため、GTALLOC64をHOLDに変更す
る(ステップ611)。
【0047】図7は、プロセス10がプロセス資源要求
宣言をしたときの、処理フローである。
【0048】プロセス10がプロセス資源要求宣言を行
うと、資源管理テーブル50のRTNAME51にある
資源名を参照し、要求された資源に対応するエントリを
求める(ステップ701)。そして、エントリが有るか
を判定し(ステップ702)、ない場合というのは、グ
ループ資源要求宣言を行わずに、プロセス資源要求宣言
だけを行った場合であるので、本実施の形態では、グル
ープ登録宣言を自動的に行うためにステップ717に進
む。
【0049】一方、資源に対応するエントリがあれば、
要求元プロセスのグループIDと一致するGT60をG
TGID62を参照してGTリストから求める(ステッ
プ703)。そして、対応するGTがあるかを判定し
(ステップ704)、対応エントリがない場合、プロセ
スのグループIDが0かを判定し(ステップ720)、
0でないとき、エラー処理を行う(ステップ706)。
また、0のとき、グループIDとして0、資源の割当て
要求タイプをプロセスの資源要求タイプとしてグループ
資源要求宣言の処理を行い(ステップ717)、ステッ
プ707に進む。
【0050】一方、対応するGT60があれば、プロセ
スのグループIDが0かを判定し(ステップ718)、
0でなければステップ705にブランチする。また、0
であれば、PTのプロセスIDが一致するかを判定し
(ステップ719)、一致すればエラー処理し(ステッ
プ706)、一致しなければステップ703に戻る。
【0051】ステップ705では、プロセスグループの
資源の割当てタイプがSHR、プロセス資源要求宣言の
資源の割当てタイプがEXCという矛盾した割当て要求
が行われていないかを確認する。そして、割当て要求が
矛盾していれば、エラーリターン、異常終了などのエラ
ー処理を行い(ステップ706)、処理を終了する。
【0052】他方、矛盾がなければ、新規PTを作成し
(ステップ707)、PTリストの末尾に登録する(ス
テップ708)。次に、GTALLOC64を参照し、
このプロセスが所属するプロセスグループに資源が割当
てられているかを判定し(ステップ709)、割当てら
れていない場合、ステップ716へ分岐し、資源が割当
て可能になるまで、プロセスを待ち状態とする。
【0053】また、割当てられている場合、資源の割当
てを要求したプロセスに資源を割当てられる可能性があ
る。このため、先行するプロセスに資源割当ての要求が
有るかを判定し(ステップ710)、要求がなければ、
割当てを要求したプロセスに資源を割当てるためにステ
ップ714へ分岐する。また、先行するプロセスの資源
割当ての要求があれば、直前に資源割当て要求を行った
プロセスに資源が割当てられているかを判定し(ステッ
プ711)、割当てられていなければ、新規の資源割当
て要求プロセスに資源を割当てることはできないので、
資源が割当て可能になるまでプロセスを待ち状態にする
(ステップ716)。
【0054】一方、割当てられている場合、直前の資源
割当て要求プロセスの要求タイプがSHRかを判定し
(ステップ712)、要求タイプがEXCであれば、新
規の資源割当て要求に資源を割当てることができないの
で、資源が割当て可能になるまでプロセスを待ち状態に
する(ステップ716)。次に、直前のプロセスの要求
タイプがSHRのとき、新規の資源割当て要求プロセス
の割当て要求タイプがSHRかを判定し(ステップ71
3)、EXCであればステップ716に進む。一方、要
求タイプがSHRであれば、新規の資源割当て要求に資
源を割当てたことを示すため、PTALLOC74にH
OLDを設定し(ステップ714)、新規の資源割当て
要求元のプロセスに資源を割当てることができたため処
理を続行することができるので、要求元プロセスを実行
可能状態に設定し、実行を継続する(ステップ71
5)。
【0055】図8は、プロセスがプロセス資源解放宣言
を行った時の処理フローである。
【0056】プロセスがプロセス資源解放宣言を行う
と、資源管理テーブル50のRTNAME51にある資
源名を参照し、解放する資源に対応するエントリを求め
る(ステップ801)。そして、対応するエントリがあ
るかを判定し(ステップ802)、なければ、解放する
資源がないということなので、不当な資源解放要求とし
てエラー処理を行う(ステップ830)。
【0057】本実施の形態では、グループ登録宣言を行
わない、1つのプロセスだけでグループを構成している
プロセスからの資源解放要求の場合、プロセス資源解放
処理を行うとともに自動的にグループ資源解放処理を行
う。このため、対応するエントリがある場合、資源の解
放を要求しているプロセスが所属するグループIDを求
め(ステップ803)、グループIDが0かを判定する
(ステップ804)。ただし、このグループIDを求め
る手順は、図11を用いて後述する。
【0058】グループID=0であれば、グループ登録
宣言を行わず、プロセス自身だけでグループを構成して
いるプロセスであることを示すので、特別な解放処理を
行うためにステップ824へ分岐する。分岐後、プロセ
ス資源解放宣言したプロセスのGT60を求める(ステ
ップ824)。そして、条件が成立するGT60が存在
しない場合、プロセスは資源の割当て要求を行っていな
かったことを示すので、不当な資源解放宣言としてエラ
ー処理を行い処理を終了する(ステップ830)。ま
た、条件が成立するGT60が存在すれば、解放プロセ
スのPT70かを判定し(ステップ826)、そうでな
ければGTリストからグループID=0である次のGT
60を求め、ステップ825に戻る。一方、解放プロセ
スのPT70であれば、プロセス資源解放宣言したプロ
セスのPT70を削除して(ステップ828)、自動的
にグループ資源解放宣言を行い処理を終了する(ステッ
プ829)。グループ資源解放宣言処理については、図
9を用いて後述する。
【0059】グループID=0でなければ、GTGID
62を参照し、解放要求元のプロセスが所属するプロセ
スグループのグループIDと一致するGT60をGTリ
ストから求める(ステップ805)。そして、条件を満
たすGTかを判定し(ステップ806)、見つからなけ
れば、プロセス資源解放宣言を行ったプロセスが所属す
るプロセスグループは、プロセスグループとして資源を
確保していないことを示すので、不当な資源解放宣言と
し、エラー処理を行う(ステップ830)。
【0060】また、GT60が見つかれば、GT60が
指すPTリストから、プロセスIDとPTPID72を
比較してプロセス資源解放宣言を行っているプロセスの
PT70を求める(ステップ807)。そして、対応す
るPT70があるかを判定し(ステップ808)、見つ
からなければ、プロセス資源解放宣言を行ったプロセス
は資源の割当てを要求していないことを示すので、不要
な資源解放宣言として、エラー処理を行う(ステップ8
30)。また、PT70が見つかった場合、プロセス資
源解放宣言を行ったプロセスのPT70を削除する(ス
テップ809)。
【0061】ステップ810から823では、プロセス
資源解放宣言を行ったことにより、資源を割当てること
が可能になったプロセスへの資源の割当て処理を行う。
ただし、資源がプロセス資源解放宣言を行ったプロセス
が所属するプロセスグループに割当てられていなけれ
ば、他プロセスに資源を割当てられることはない。以
後、プロセス資源解放宣言を行ったプロセスのPT70
の直前のPT70をPPT,直後のPT70をNPTと
呼ぶことにする。
【0062】まず、プロセス資源解放宣言を行ったプロ
セスが所属するプロセスグループに資源20が割当てら
れているかを判定し(ステップ810)、割当てられて
いなければ、他プロセスに資源を割当てることはないの
で、処理を終了する。割当てられていれば、NPTがあ
るかを判定し(ステップ811)、なければ処理を終了
する。また、NPTがあれば、NPTに資源が割当てら
れているかを判定し(ステップ812)、割当てられて
いれば、プロセス資源解放宣言を行ったプロセスの資源
解放により、後続の資源待ちプロセスに資源を割当てら
れることはないので、処理を終了する。
【0063】他方、NPTが資源割当て待ちの状態であ
れば、PPTが存在するかを判定し(ステップ81
3)、PPTが存在しない場合、NPTがPTリストの
先頭であることを示すのでステップ817へ分岐しNP
Tのプロセスへ資源を割当てる。
【0064】PPTが存在する場合、PPTに資源が割
当てられ、かつPPTの割当て要求タイプがSHRであ
り、かつNPTの割当て要求タイプがSHRであれば、
NPTに資源を割当てることができる。そこで、ステッ
プ814、815、816で前述の条件がすべて成立す
れば、NPTのPTALLOC74をHOLDに変更
し、プロセス実行管理手段80を用いてNPTに対応す
るプロセスを実行待ち状態から実行可能状態に変更し
(ステップ817)、いづれかが成立しなければ処理を
終了する。
【0065】ステップ818から823は、NPTに資
源を割当て、NPTの割当て要求タイプがSHRである
とき、NPTの直後のPT70から割当て要求タイプが
SHRで連続しているPT70のプロセスへ資源を割当
てる処理を行う。
【0066】まず、NPTの割当て要求タイプを判定し
(ステップ818)、要求タイプがEXCであれば、N
PTに後続するPT70が示すプロセスへ資源を割当て
る必要がないので、処理を終了する。また、要求タイプ
がSHRであれば、NPTの次のPT70をカレントP
Tと設定する(ステップ819)。
【0067】カレントPTが存在するかを判定し(ステ
ップ820)、存在しなければ、資源の割当て処理は不
要なので、処理を終了する。カレントPTが存在すれ
ば、カレントPTの割当て要求タイプを判定し(ステッ
プ821)、要求タイプがEXCであれば、カレントP
Tへ資源を割当てる必要がないので、処理を終了する。
また、カレントPTの割当て要求タイプがSHRであれ
ば、カレントPTのプロセスに資源を割当て、実行待ち
状態から実行可能状態へとプロセスの状態を変更する
(ステップ822)。そして、カレントPTの次のPT
を新たにカレントPTに設定し(ステップ823)、再
度ステップ820に分岐し、連続して後続するPTに資
源を割当てを試みる。
【0068】図9は、プロセスグループがグループ資源
解放宣言を行ったときの処理フローである。
【0069】プロセスグループがグループ資源解放宣言
を行うと、資源管理テーブル50を参照し、プロセスグ
ループとして資源を解放する資源20に対応するエント
リを求める(ステップ901)。対応するエントリがな
いということは、グループ資源解放宣言を行ったプロセ
スグループは解放しようとしている資源の割当て要求を
行っていなかったということであり、不当な資源解放要
求を行っていることを意味する。このため、対応するエ
ントリがないとき、エラー処理を行い処理を終了する
(ステップ929)。
【0070】他方、対応するエントリが見つかったと
き、解放する資源のGTリストからグループ資源解放宣
言を行ったプロセスグループのGT60を求め(ステッ
プ903)、対応するGT60があるかを判定する(ス
テップ904)。対応するGT60が見つからなかいと
いうことは、グループ資源解放宣言を行ったプロセスグ
ループは解放しようとしている資源の割当て要求を行っ
ていなかったということであり、不当な資源解放要求を
行っていることを意味する。このため、対応するGT6
0が見つからない場合、エラー処理を行い処理を終了す
る(ステップ929)。
【0071】対応するGT60が見つかったとき、対応
するGT60にPTリストが存在しているかを調べる
(ステップ905)。GT60にPTリストが残ってい
るということは、同一プロセスグループ内の他プロセス
が使用している資源を解放しようとしていることを示
す。このため、残っているとき、不当な資源の解放要求
としてエラー処理を行って、処理を終了する(ステップ
929)。GT60にPTリストが残っていない、つま
り、同一プロセスグループ内の他プロセスが解放しよう
としている資源を使用していなければ、プロセスグルー
プに対応するGT60をGTリストから削除する(ステ
ップ906)。
【0072】ステップ907からステップ928では、
プロセスグループが資源を解放したことにより、資源を
解放したプロセスグループよりも後に資源の割当てを要
求したプロセスグループへ資源の割当てを試みる。以
後、資源を解放したプロセスグループの直前のプロセス
グループをPGT,直後のプロセスグループをNGTと
呼ぶことにする。
【0073】まず、NGTが存在するかを判定する(ス
テップ907)。そして、NGTが存在しなければ、P
GTが存在するかを判定し(ステップ908)、PGT
も存在しない場合、当該資源を割当てを要求するプロセ
スグループが存在しないので、資源管理テーブル50の
該当エントリを空き状態にし、解放する(ステップ90
9)。NGTはないがPGTが存在する場合は、何もす
ることがないので、ステップ908で処理を終了する。
【0074】一方、NGTが存在する場合、NGTに資
源が割当てられているかを判定し(ステップ910)、
割当てられている場合、それ以降のプロセスグループに
資源を割当てることはないので処理を終了する。また、
NGTに資源が割当てられていなければ、NGT以降の
プロセスグループに資源を割当てられる可能性があるの
で、PGTがあるかどうかを判定する(ステップ91
1)。PGTがないとき、NGTがGTリストの先頭と
なるため、NGTに資源を割当てるためにステップ91
5へ分岐する。
【0075】PGTが存在する場合、PGTに資源が割
当てられているかを判定し(ステップ912)、割当て
られていない場合、NGTに資源を割当てることはでき
ないので、処理を終了する。PGTに資源が割当てられ
ている場合、NGTに資源を割当てられる可能性がある
ので、PGTの資源の割当て要求タイプを判定する(ス
テップ913)。そして、要求タイプがEXCであれ
ば、NGTに資源を割当てることはできないので処理を
終了する。また、PGTの資源の割当て要求タイプがS
HRであれば、NGTに資源を割当てられる可能性があ
るので、NGTの要求タイプを判定する(ステップ91
4)。
【0076】そして、NGTの資源の割当て要求タイプ
がEXCであれば、PGTと同時にNGTに資源を割当
てることができないので、処理を終了する。また、NG
Tの資源の割当て要求タイプがSHRであれば、PGT
と同時に資源を割当てることができ、NGTをカレント
GTとして資源を割当てる(ステップ915)。
【0077】ステップ916から928までの処理で
は、カレントGT(CGT)、及びCGTのプロセスグ
ループに所属するプロセスへの資源割当てを行い、CG
Tの資源の割当て要求がSHRであれば、CGTから割
当て要求タイプがSHRで連続しているGT60とこの
GT60のプロセスグループに属するプロセスへの資源
の割当て処理を行う。
【0078】まず、CGTを資源割当て状態とする(ス
テップ916)。つまり、GTALLOC64にHOL
Dを設定する。CGTのプロセスグループに所属するプ
ロセスが資源の割当てを要求していれば、CGTにPT
リストが存在する。即ち、プロセスグループとして資源
が割当てられているので、プロセスグループに所属する
プロセスに資源を割当てることができる。
【0079】そこで、CGTにPTリストが存在するか
を判定し(ステップ917)、CGTにPTリストが存
在しない、つまり、CGTのプロセスグループに所属す
るプロセスからの資源の割当て要求がなければ、CGT
の次のGT60への資源の割当てを試みるために、ステ
ップ925へ分岐する。
【0080】一方、CGTにPTリストが存在する、つ
まり、CGTのプロセスグループに所属するプロセスか
ら資源の割当て要求があれば、PTリストの先頭のPT
には無条件に資源を割当てられるので、先頭のPTを資
源割当て状態に変更し、このPT70のプロセスを実行
待ち状態から実行可能状態へ変更する(ステップ91
8)。次に先頭のPT70の資源の割当て要求タイプを
判定し(ステップ919)、要求タイプがEXCである
とき、後続のPTへ資源を割当てることができないの
で、次のプロセスグループへの資源の割当てを試みるた
め、ステップ925へ分岐する。
【0081】一方、先頭のPT70の資源の割当て要求
タイプがSHRであれば、後続のPT70に資源を割当
てられる可能性があるので、先頭のPT70の次のPT
70をカレントPT(CPT)とする(ステップ92
0)。そして、資源を割当てるCPTが存在するかを判
定し(ステップ921)、存在しない場合、ステップ9
21からステップ925へ分岐する。また、資源を割当
てるCPTが存在する場合、CPTの資源割当て要求タ
イプを判定する(ステップ922)。
【0082】CPTの資源割当て要求タイプがEXCで
あれば、CPTと他PT70へ同時に資源を割当てるこ
とはできないので、ステップ925へと分岐する。一
方、CPTの資源割当て要求タイプがSHRであれば、
CPTを資源割当て状態、つまり、PTALLOC74
にHOLDを設定し、CPTに対応するプロセスを実行
待ち状態から実行可能状態へ変更する(ステップ92
3)。そして、CPTの次のPT70に資源の割当てを
試みるために、CPTの次のPT70を新たにCPTと
し(ステップ924)、ステップ921へ戻る。
【0083】ステップ925ではCGTへの資源の割当
て要求タイプを判定し、CGTへの資源の割当て要求タ
イプがEXCならば、他のGT60と同時に資源を割当
てることができないので、処理を終了する。一方、CG
Tへの資源の割当て要求タイプがSHRであれば、CG
Tの次のGT60に資源を割当てられる可能性があるの
で、CGTの次のGT60を新たにCGTと定義し直す
(ステップ926)。そして、CGTがあるかを判定し
(ステップ927)、CGTがなければ、資源の割当て
処理をする必要はないので、処理を終了する。
【0084】また、CGTが存在すれば、CGTに資源
を割当てることができるかを調べるために、CGTの資
源の割当て要求タイプを判定し(ステップ928)、C
GTの資源の割当て要求タイプがEXCであれば、他の
GT60と資源を共用できないので処理を終了する。他
方、CGTの資源の割当て要求タイプがSHRであれ
ば、他のGTと同時に資源を割当てることができるの
で、ステップ916へ分岐し、CGT、及びCGTのP
Tリストへの資源の割当て処理を繰り返す。
【0085】図11は、プロセスが所属するプロセスグ
ループのグループIDを求める処理フローである。ただ
し、前にも述べたように本実施の形態では、グループ登
録宣言を行っていないプロセスのグループIDは0であ
る。このため、プロセスが所属するプロセスグループの
グループIDは、次にようにして求める。まず、プロセ
スのプロセスIDとグループ管理手段40のGRPPI
D41が一致するエントリを求める(ステップ110
1)。そして、条件に合ったエントリがあれば、求めた
エントリのGRPGID42のグループIDを返す(ス
テップ1103)。一方、条件に合ったエントリがなけ
れば、グループIDとして0を返す(ステップ110
4)。
【0086】図12は、グループ登録解除の処理フロー
である。グループ登録解除処理では、プロセスのプロセ
スIDとグループ管理手段40のGRPPID41が一
致するエントリを求める(ステップ1201)。そし
て、条件に合ったエントリが有るかを判定し(ステップ
1202)、エントリがなければ処理を終了する。一
方、エントリがあれば、ステップ1201で求められた
エントリを空きエントリに変更する(ステップ120
3)。
【0087】図13は、プロセスが終了した時の処理フ
ローである。プロセスが終了すると、図12のグループ
登録解除処理を呼び出し、プロセスが終了することで不
要にになったグループ管理手段40のエントリを空き領
域として戻す(ステップ1301)。
【0088】本実施の形態によれば、プロセスグループ
の「沈み込み」や「飢餓状態」を防止可能である。ま
た、資源待ちのプロセスがCPUを浪費しないですむ。
また、プロセスの「沈み込み」や「飢餓状態」を防止可
能である。また、状況に応じて資源を複数のプロセスグ
ループに同時に割当て可能である。さらに、状況に応じ
て資源を複数のプロセスに同時に割当てたり、1つのプ
ロセスに割当てを限定することが可能である。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、プロセスグループの
「沈み込み」や「飢餓状態」を防止可能な計算機システ
ムにおける資源割当て方法を提供できる。
【0090】また、資源待ちのプロセスがCPUを浪費
しないですむ計算機システムにおける資源割当て方法を
提供できる。
【0091】また、プロセスの「沈み込み」や「飢餓状
態」を防止可能な計算機システムにおける資源割当て方
法を提供できる。
【0092】また、状況に応じて資源を複数のプロセス
グループに同時に割当てたり、1つのプロセスグループ
に割当てを限定することが可能な計算機システムにおけ
る資源割当て方法を提供できる。
【0093】さらに、状況に応じて資源を複数のプロセ
スに同時に割当てたり、1つのプロセスに割当てを限定
することが可能な計算機システムにおける資源割当て方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成概略図
【図2】排他制御管理手段の構成図
【図3】グループ要求テーブル
【図4】プロセス要求テーブル
【図5】グループ管理手段の構成図
【図6】グループの資源要求宣言処理の流れ図
【図7】プロセスの資源要求宣言処理の流れ図
【図8】プロセスの資源解放宣言処理の流れ図
【図9】グループの資源解放宣言処理の流れ図
【図10】グループ登録宣言処理の流れ図
【図11】グループ検索処理の流れ図
【図12】グループ登録解除宣言処理の流れ図
【図13】プロセス終了処理の流れ図
【符号の説明】
10:プロセス、20:資源、30:排他制御管理手
段、40:グループ管理手段、50:資源管理テーブ
ル、60:グループ要求テーブル、70:プロセス要求
テーブル、80:プロセス実行管理手段、90:計算機
システム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−73030(JP,A) 特開 平6−161861(JP,A) 特開 平4−116731(JP,A) 大久保英嗣,他2名著,実時間オペレ ーティングシステムR2/V2における タスクグループの実現,情報処理学会論 文誌,社団法人情報処理学会,1990年2 月15日,第31巻,第2号,p.275−287 斉藤雅彦,他2名著,並列処理用O S・SKY−1のスレッドインタフェー ス,情報処理学会研究報告,社団法人情 報処理学会,1990年7月18日,第90巻, 第60号(90−ARC−83),p.145− 150 前川守,他2名編,分散オペレーティ ングシステム−UNIXの次にくるも の,共立出版株式会社,1991年12月25 日,初版,p.232−242 鷹野澄著,OS/2入門7 OS/2 のマルチタスキング(2),bit,共 立出版株式会社,1988年12月1日,第20 巻,第12号,p.68−79 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/46 - 9/54 G06F 12/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプロセスを含むグループを複数有
    し、上記グループが使用する計算機資源の割り当てを制
    御する資源割り当て方法において、あるグループに上記
    計算機資源を割り当てるときに、該計算機資源が他のグ
    ループに属するプロセスによって使用されている場合に
    は、上記あるグループと上記他のグループとに該計算機
    資源を共用する設定がされているかを判定し、該判定に
    より双方のグループに共用が設定されている場合は、上
    記あるグループに資源割り当て処理を実行する資源割り
    当て方法。
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前川守,他2名編,分散オペレーティングシステム−UNIXの次にくるもの,共立出版株式会社,1991年12月25日,初版,p.232−242
大久保英嗣,他2名著,実時間オペレーティングシステムR2/V2におけるタスクグループの実現,情報処理学会論文誌,社団法人情報処理学会,1990年2月15日,第31巻,第2号,p.275−287
斉藤雅彦,他2名著,並列処理用OS・SKY−1のスレッドインタフェース,情報処理学会研究報告,社団法人情報処理学会,1990年7月18日,第90巻,第60号(90−ARC−83),p.145−150
鷹野澄著,OS/2入門7 OS/2のマルチタスキング(2),bit,共立出版株式会社,1988年12月1日,第20巻,第12号,p.68−79

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