JP3259280B2 - デジタルデータ記録装置 - Google Patents

デジタルデータ記録装置

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JP3259280B2
JP3259280B2 JP04842191A JP4842191A JP3259280B2 JP 3259280 B2 JP3259280 B2 JP 3259280B2 JP 04842191 A JP04842191 A JP 04842191A JP 4842191 A JP4842191 A JP 4842191A JP 3259280 B2 JP3259280 B2 JP 3259280B2
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昇 村林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映像信号と共に
記録される音声信号や静止画像信号をデジタルデータと
して記録するVTR装置に適用して好適なデジタルデー
タ記録装に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTR装置としてアナログの映像
信号と共にデジタル音声信号の記録が可能なものが実用
化されている。図11はこのようなVTR装置の一例と
して、8ミリビデオと称されるシステムの記録フォーマ
ットを示す図で、図中1は磁気テープを示し、この磁気
テープ1には斜めに傾斜したトラックが回転ヘッドドラ
ムに取付けられた磁気ヘッドにより順次形成されて記録
が行われる。この場合、回転ヘッドドラムの周面の22
1°に磁気テープ1が巻装されて記録・再生が行われ、
この221°の走査で形成されるトラックの最初の36
°の範囲でデジタル音声信号(PCMオーディオ信号)
の記録が行われ、続く180°の範囲で映像信号(アナ
ログビデオ信号)の記録が行われる。なお、デジタル音
声信号の記録エリアに、デジタル音声信号以外のデジタ
ルデータを記録することもでき、例えばデジタルデータ
化された静止画信号を記録することができる。この静止
画信号を記録するときには、1フレーム分の静止画信号
を複数トラックに分割して記録する。
【0003】このようにして、デジタル音声信号等のデ
ジタルデータと映像信号とを、それぞれ別のエリアに記
録することで、映像信号とデジタルデータとを、個別に
記録・再生することができる。
【0004】また、この8ミリビデオの場合に、映像信
号記録エリアに映像信号の代わりにデジタルデータを記
録するいわゆるマルチPCMモードが用意されている。
図12は、このマルチPCMモードの記録フォーマット
を示す図で、180°の範囲の映像信号記録エリアを5
分割して、それぞれの分割されたエリアをデジタル音声
信号記録エリアとしたものである。この場合、映像信号
記録エリアとは別に用意されたデジタル音声信号記録エ
リアと合わせて、第1〜第6の6組のデジタル音声信号
記録エリアが形成され、6組の異なるデジタル音声信号
(或いは他のデジタルデータ)を記録することができ
る。
【0005】このようなデジタル音声信号と映像信号と
を別のエリアに記録するものの他に、周波数多重でデジ
タル音声信号と映像信号とを同時に記録するシステムも
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
デジタルデータを記録した場合には、再生時に再生デー
タのエラーレートが悪化したとき、再生不良であるとし
て、出力される再生信号をミュート状態にするようにし
てある。即ち、デジタル音声信号を再生しているとき
に、磁気テープからの再生状態が何らかの要因により悪
化して、再生信号のエラーレートがエラー訂正,補間等
によりほぼ完全に処理できない程度に悪化したとき、無
音状態の音声信号を再生信号の代わりに出力させ、誤っ
たデータにより再生音声とは異なる異常音等のノイズが
再生されるのを防止している。また、デジタル音声信号
の代わりに、デジタル静止画信号を記録した磁気テープ
を再生する場合にも、同様にエラーレートの悪化で、出
力される再生映像信号を例えば画面全体が黒色となるミ
ュート状態にするようにしてある。
【0007】このようなミュート状態は、再生中にエラ
ーレートが悪化すると自動的になるのであるが、再生音
声や再生画像が突然途切れることになり、再生音声や再
生画像をモニタしている者は、装置が故障したのではな
いかと間違える虞れがあった。
【0008】本発明の目的は、この種の記録装置におい
て、正しく記録ができないとき、簡単な構成で記録デー
タにこのことを記録できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、入力映像信号又は入力音声信号をデジタル
データとして記録するデジタルデータ記録装置におい
て、映像信号又は音声信号の入力が無いとき、予め所定
のメモリ31,32に記憶された信号入力無しであるこ
とを示すデータを読出し、この読出されたデータを映像
信号又は音声信号の代わりに記録するようにしたもので
ある。
【0010】
【0011】
【作用】このようにしたことで、記録時に映像信号又は
音声信号の入力が無いとき、メモリから読出されて記録
されたデータにより、このことが告知され、再生時に入
力無しであることが記録データより直ちに判断できる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10を参
照して説明する。本例においては、映像信号と時分割で
デジタル音声信号の記録・再生を行う8ミリビデオと称
される規格のVTR装置に適用した例を示し、このVT
R装置はビデオカメラ部が取付けられたVTR一体型の
ビデオカメラ装置として構成してある。
【0014】図1において、1は磁気テープを示し、こ
の磁気テープ1が回転ヘッドドラム2に巻装される。こ
の回転ヘッドドラム1には、互いに180°の角間隔を
有する磁気ヘッド3,4が配置してある。この場合、回
転ヘッドドラム2は、サーボ回路(図示せず)により記
録映像信号の輝度信号に同期してフレーム周波数で回転
させられる。
【0015】そして、これら磁気ヘッド3,4の回転周
面に対して、磁気テープ1が221°強の角範囲にわた
って斜めに一定の速度で走行させられ、約180°の角
範囲で映像信号の記録・再生が行われ、約36°の角範
囲でデジタル音声信号の記録・再生が行われる。
【0016】次に、記録系回路について説明すると、図
中11は撮像手段としての固体撮像装置(CCD)を示
し、このCCD11で撮像光を電気的な撮像信号に変換
する。そして、このCCD11が出力する撮像信号を撮
像処理回路12に供給し、この処理回路12でNTSC
方式等の所定の規格の映像信号に変換する。そして、撮
像処理回路12が出力する映像信号を、映像記録処理回
路13に供給する。また、このVTR装置は、外部映像
入力端子14を備え、この入力端子14に得られる映像
信号を、映像記録処理回路13に供給するようにしてあ
る。
【0017】そして、映像記録処理回路13で記録用の
変調等を行い、処理された記録用映像信号を混合器15
に供給する。なお、映像記録処理回路13には、後述す
るROM31,RAM32から記憶データ(画像デー
タ)が供給されるようにしてあり、このROM31又は
RAM32から供給される画像データを、映像信号にス
ーパーインポーズすることができると共に、場合によっ
ては撮像処理回路12や入力端子14から供給される映
像信号の代わりに、この画像データを記録用映像信号を
出力させることができるようにしてある。このスーパー
インポーズや記憶画像データへの置き換えは、このVT
R装置の動作を制御するシステムコントローラ10の制
御で行われる。
【0018】ここで、ROM31及びRAM32につい
て説明すると、ROM31には予め設定されたタイトル
等のスーパーインポーズを行う画像データと、入力信号
の記録が行われていないことを告知する画像データ及び
音声データと、後述する再生時に使用する再生不良等を
告知する画像データ及び音声データとが記憶させてあ
る。また、RAM32は、ユーザーが任意に画像データ
及び音声データを記憶できるようにしてある(記憶させ
るための回路は図示せず)。そして、システムコントロ
ーラ10の制御で、ROM31又はRAM32から記憶
データが読出されたとき、両メモリ31,32を切換え
る切換スイッチ33と、記録系と再生系を切換える切換
スイッチ34と、映像処理回路側と音声処理回路側を切
換える切換スイッチ35を介して、映像記録処理回路1
3又は後述するデジタル記録処理回路25に供給する。
【0019】また、図中21はマイク装置を示し、この
マイク装置21が拾った音声を音声周波数変調記録処理
回路(以下AFM記録処理回路と称する)22に供給
し、このAFM記録処理回路22で周波数変調等の記録
用の処理を行う。また、このVTR装置は、外部音声入
力端子27を備え、この入力端子27に得られる音声信
号を、AFM記録処理回路22に供給するようにしてあ
る。そして、このAFM記録処理回路22が出力する変
調された音声信号を混合器15に供給する。
【0020】そして、この混合器15で映像信号とFM
音声信号とを周波数多重で混合し、混合信号を切換スイ
ッチ16に供給する。この切換スイッチ16は、一方の
磁気ヘッド3側に接続された回路と、他方の磁気ヘッド
4側に接続された回路とを切換えるもので、切換スイッ
チ16で一方に切換えられたとき、混合器15の出力を
記録アンプ6,ロータリートランス5を介して一方の磁
気ヘッド3に供給する。また、切換スイッチ16で他方
に切換えられたとき、混合器15の出力を記録アンプ
7,ロータリートランス5を介して他方の磁気ヘッド4
に供給する。そして、混合器15の出力を磁気テープ1
の映像信号記録エリア(図11参照)に記録する。
【0021】また、マイク装置21が拾った音声信号及
び外部音声入力端子27に得られる音声信号を、アナロ
グ/デジタル変換器23に供給し、このアナログ/デジ
タル変換器23で変換されたデジタル音声信号を、切換
スイッチ24を介してデジタル記録処理回路25に供給
する。そして、このデジタル記録処理回路25で、記録
方式に基づいたデジタル信号処理を行い、処理されたデ
ジタル音声信号を切換スイッチ26を介して記録アンプ
6及び7に供給する。そして、この記録アンプ6及び7
から、ロータリートランス5を介して一方及び他方の磁
気ヘッド3及び4に供給し、磁気テープ1のデジタル音
声信号記録エリア(図11参照)にデジタル音声信号を
記録する。なお、マルチPCMモードの場合の各記録エ
リアにも、このデジタル記録処理回路25側から記録信
号が供給される。
【0022】また、このデジタル音声信号の記録をしな
いときには、デジタル静止画信号の記録ができるように
してある。即ち、撮像処理回路12が出力する映像信号
又は外部映像入力端子14に得られる映像信号を静止画
記録処理回路17に供給し、この静止画記録処理回路1
7で所定の1フレームの映像信号をデジタルデータに変
換すると共に、1トラックに記録するデータ毎に分割し
て順次出力させる。そして、この静止画記録処理回路1
7の出力をデジタル記録処理回路25に供給し、このデ
ジタル記録処理回路25でデジタル音声信号と同様に記
録処理を行い、デジタル記録処理回路25から磁気ヘッ
ド3,4側にデジタル音声信号の代わりにデジタル静止
画信号を供給して、磁気テープ1のデジタル音声信号記
録エリアに記録させる。
【0023】そして本例においては、後述するROM3
1,RAM32側から記憶データ(音声データ又は画像
データ)が供給されるようにしてあり、このROM31
又はRAM32から供給される音声データ又は画像デー
タを、アナログ/デジタル変換器23から供給されるデ
ジタル音声信号や静止画記録処理回路17から供給され
る信号の代わりに、出力させることができるようにして
ある。即ち、デジタル音声信号の記録モードとなってい
るときに、アナログ/デジタル変換器23側から音声信
号の供給が途切れたとき、ROM31,RAM32側か
ら供給される音声データを、入力デジタル音声信号の代
わりに出力させ、この音声データを磁気テープ1のデジ
タル音声信号記録エリアに記録させる。また、デジタル
静止画信号の記録モードとなっているときに、静止画記
録処理回路17側から静止画信号の供給が途切れたと
き、ROM31,RAM32側から供給される画像デー
タを、入力デジタル静止画信号の代わりに出力させ、こ
の画像データを磁気テープ1のデジタル音声信号記録エ
リアに記録させる。このメモリデータへの置き換えは、
このVTR装置の動作を制御するシステムコントローラ
10の制御で行われる。
【0024】次に、再生系回路について説明すると、磁
気ヘッド3,4が出力する再生信号を、ロータリートラ
ンス5及び再生アンプ8及び9を介して切換スイッチ4
1に供給し、この切換スイッチ41で両磁気ヘッド3,
4の再生出力を1フィールド毎に切換えて映像再生処理
回路42及び音声FM変調再生処理回路(以下AFM再
生処理回路と称する)43に供給する。そして、それぞ
れの再生処理回路42,43で対応した周波数帯に記録
された映像信号及びFM音声信号の再生処理を行い、処
理された映像信号及び音声信号を、映像信号出力端子4
4及び音声信号出力端子45に供給する。
【0025】また、磁気ヘッド3,4が出力する再生信
号を、ロータリートランス5及び再生アンプ8及び9を
介して切換スイッチ51に供給し、この切換スイッチ5
1で両磁気ヘッド3,4の再生出力を交互に切換えてデ
ジタル再生処理回路52に供給する。そして、このデジ
タル再生処理回路52で、磁気テープ1のデジタル音声
信号記録エリアから再生したデジタル音声信号又はデジ
タル静止画信号に、所定の再生処理を行う。この再生処
理としては、再生データのエラー検出,エラー訂正,補
間,時間軸の伸長等が行われる。
【0026】この場合、デジタル再生処理回路52に
は、エラーレート判別回路61が接続してあり、デジタ
ル再生処理回路52で検出したエラーの発生状態を評価
して、エラーレートを判別する。そして、判別したエラ
ーレートのデータを、デジタル再生処理回路52に供給
して、エラーレートが所定以上のとき、ミュートさせる
処理を実行させる。即ち、デジタル音声信号の再生モー
ドとなっているときに、磁気テープ1より再生したデジ
タル音声信号のエラーレートが、エラー訂正や補間で処
理できない程度に悪化したとき、この再生信号を出力さ
せない。また、デジタル静止画信号の再生モードとなっ
ているときに、磁気テープ1より再生したデジタル静止
画信号のエラーレートが、エラー訂正や補間で処理でき
ない程度に悪化したとき、この再生信号を出力させな
い。
【0027】さらに、このエラーレートのデータを、エ
ラーレート判別回路61からシステムコントローラ10
にも供給し、エラーレートが所定以上でミュート処理が
行われるとき、再生データに代わるデータをROM31
又はRAM32から読出させるようにしてある。この場
合、ROM31,RAM32から読出されたデータは、
切換スイッチ33,34を介してデジタル再生処理回路
52に供給されるようにしてある。
【0028】そして、デジタル再生処理回路52で再生
処理が行われたデジタル音声信号を、切換スイッチ53
を介してデジタル/アナログ変換器54に供給し、この
デジタル/アナログ変換器54で変換されたアナログ音
声信号を音声信号出力端子55に供給する。また、デジ
タル再生処理回路52で再生処理が行われたデジタル静
止画信号を、切換スイッチ53を介して静止画再生処理
回路56に供給し、この静止画再生処理回路56で1フ
レームのアナログ静止画信号を組立て、この静止画信号
を出力端子57に供給する。
【0029】次に、本例のVTR装置にて記録・再生を
行う際の動作について説明する。まず、記録時の動作を
説明すると、このVTR装置は複数の記録モードが用意
されている。この記録モードとしては、デジタル音声信
号記録エリアへのデジタル音声信号の記録を行うモード
と、このエリアへのデジタル静止画信号の記録を行うモ
ードとに分けられ、映像信号記録エリアには常にアナロ
グ映像信号(動画)とFM音声信号とを記録することが
規格で定められている。ここで、それぞれの記録モード
のときに、対応した信号の入力がある場合には、それぞ
れの入力信号が図1に示した各回路で記録処理されて磁
気テープ1に記録される。
【0030】そして本例においては、何れかの信号の入
力が無いとき、システムコントローラ10がこのことを
判断して、ROM31又はRAM32の記憶データを読
出させ、この記憶データを代わりに記録するようにして
ある。次に示す表1は、このメモリ31,32に記憶さ
れたデータが読出されて記録される場合を示したもので
ある。
【0031】
【表1】
【0032】この表1より判るように、音声信号の入力
がないときには、この音声信号の入力がないことを音声
で示すデータをROM31又はRAM32から読出さ
せ、デジタル音声信号(デジタル音声記録モードのと
き)とFM音声信号とで、この音声データを記録させ
る。また、映像信号の入力がないときには、この映像信
号の入力がないことを映像で示すデータをROM31又
はRAM32から読出させ、デジタル静止画信号(デジ
タル静止画記録モードのとき)とアナログ映像信号と
で、この映像データを記録させる。
【0033】このようにして記録することで、このとき
記録された磁気テープ1を再生する際には、例えば音声
入力がない状態で記録された磁気テープ1を再生する
と、入力音声の記録が行われなかったことが、再生音声
によるメッセージで直ちに判断できる。また同様に、映
像入力がない状態で記録された磁気テープ1を再生する
と、入力映像の記録が行われなかったことが、再生画像
中に文字等で示されるメッセージより直ちに判断でき
る。
【0034】なお、マルチPCMモードの場合には、次
の表2に示すようにROM31又はRAM32から読出
されたデータの記録が行われる。
【0035】
【表2】
【0036】次に、再生時にROM31又はRAM32
を使用する場合の動作を図2のフローチャートを参照し
て説明すると、このVTR装置に装着された磁気テープ
1から再生する場合には、再生モードを選択する必要が
ある。即ち、図2のフローチャートに示すように、まず
デジタル信号記録エリア(PCMエリア)の再生を行う
か否か選択する(ステップ101)。このデジタル信号
記録エリアの再生には、マルチPCMの再生も含む。そ
して、デジタル信号記録エリアの再生を行わないときに
は、何れの場合でもROM31,RAM32の記憶デー
タを使用することなく、再生を行う(ステップ10
2)。
【0037】そして、デジタル信号記録エリアの再生を
行うときには、このエリアの再生がオーディオモードか
静止画モードかの判別を行う(ステップ103)。そし
て、デジタル音声信号の再生を行うオーディオモードの
ときには、該当するデジタル信号記録エリアから再生し
たデータのエラーレートをエラーレート判別回路61で
判別させ、このときのエラーレートが所定以下であるか
判断する(ステップ104)。このとき、所定以下であ
るときには、エラー訂正や補間等の処理により、良好な
エラー処理が可能であると判断して、この再生音声デー
タを出力させる処理を行う(ステップ102)。また、
エラーレートが所定以上あり、エラー訂正や補間で処理
できない程度であると判断したときには、システムコン
トローラ10の制御で、デジタル音声の再生状態不良で
あることを音声で示す音声データをROM31又はRA
M32から読出させ(ステップ105)、この音声デー
タを再生音声の代わりに音声信号出力端子55から出力
させ(ステップ106)、音声で再生状態不良であるこ
とを告知する。そして、エラーレート判別回路61で所
定以下にエラーレートが低下したことを検出するまで
は、この音声による告知を続けさせ、エラーレートが低
下したとき、再生音声データを出力させる処理に切換え
させる(ステップ102)。
【0038】そして、ステップ103でデジタル静止画
信号の再生を行う静止画モードと判断したときには、こ
のときのエラーレートが所定以下であるか判断する(ス
テップ108)。このとき、所定以下であるときには、
エラー訂正や補間等の処理により、良好なエラー処理が
可能であると判断して、この再生静止画データを出力さ
せる処理を行う(ステップ102)。また、エラーレー
トが所定以上あり、エラー訂正や補間で処理できない程
度であると判断したときには、デジタル静止画の再生状
態不良であることを画像で示す画像データをROM31
又はRAM32から読出させ(ステップ109)、この
画像データを再生静止画の代わりに静止画信号出力端子
57から出力させ(ステップ110)、画像中のメッセ
ージで再生状態不良であることを告知する。そして、エ
ラーレート判別回路61で所定以下にエラーレートが低
下したことを検出するまでは、この画像による告知を続
けさせ、エラーレートが低下したとき、再生静止画デー
タを出力させる処理に切換えさせる(ステップ10
2)。
【0039】ここで、このようにして再生状態不良であ
ることが告知される画像の例を図3に示すと、何らかの
背景にスーパーインポーズで「再生状態不良」と表示さ
せる。また、マルチPCMモードの場合には、図4に示
すように、「再生状態不良」の文字とチャンネル番号と
を表示させる。この場合、これらの表示データはROM
31に予め記憶させておき、図3,4と異なる表示をし
たいとき(例えば背景の画像を変えたいとき)には、R
AM32にこの表示画像と異なる画像を記憶させておけ
ば良い。
【0040】また、エラーレートの不良以外の要因で、
デジタルデータの再生ができないときにも、ROM31
又はRAM32に記憶されたデータに基づいた表示(又
は音声出力)を行うようにしても良い。例えば、再生開
始時などに磁気テープ1に記録された信号の記録モード
が判らない場合に、この記録モードの判別作業を行って
いるとき、図5に示すように、「モード判別中」と表示
させる。また、磁気テープ1を巻き戻ししている最中に
は、図6に示すように、「リワインド中」と表示させ
る。また、マルチPCMモードで6分割されたトラック
の内、一部のエリア(チャンネル)にデジタルデータの
記録がない場合に、この記録がないチャンネルの再生を
実行させたとき、図7に示すように、「マルチ4チャン
ネル 無記録」等と表示させる。また、このマルチPC
Mモードで記録されているチャンネルをサーチしている
ときには、図8に示すように、「マルチPCMチャンネ
ルサーチ中」と表示させる。さらに、再生データの等化
を行うイコライザの特性を再生開始時などに調整する際
にも、図9に示すように「自動等化中」等と表示させ
る。
【0041】なお、これらの画像或いは音声による告知
とは別に、VTR装置の表示パネル等で該当する表示を
行うようにしても良い。即ち、例えば図10に示すよう
に、パネル面にエラー,静止画,マルチPCM等の表示
と共にそれぞれに対応したパイロットランプを設け、エ
ラーレートの悪化,静止画記録モード,マルチPCMモ
ード等を判別したとき、対応したパイロットランプを点
灯させるようにしても良い。
【0042】このように本例のVTR装置によると、記
録時には入力信号の一部が欠落したとき、このことを示
すデータが入力信号の代わりに記録されるので、再生時
に記録信号の欠落がVTR装置の故障でないことが判
り、便利である。また、再生時には、記録デジタルデー
タのエラーレートの悪化等により、良好な再生ができな
いとき、再生音声や再生画像の代わりにこのことが告知
され、この場合にもVTR装置の故障でないことが判
り、便利である。この場合、これらのデータを発生させ
るメモリ(ROM31,32)は、ビデオカメラとして
の撮影時にタイトル等をスーパーインポーズさせる場合
に使用するものと兼用させてあり、このメモリの空きエ
リアを使用して音声や画像のデータを記憶させれば良
く、簡単な構成で実現できると共に、タイトル等をスー
パーインポーズさせるメモリの有効活用ができる。
【0043】なお、上述実施例においては、ビデオカメ
ラとVTR装置とが一体になったものとして構成した
が、ビデオカメラが取付けられてない単体のVTR装置
の場合にも適用できる。即ち、図1の構成において、ビ
デオカメラを構成するCCD11,撮像信号処理回路1
2及びマイク装置21を取り外せば、通常のVTR装置
となる。
【0044】また、上述実施例においては、映像信号と
デジタルデータ(デジタル音声信号又はデジタル静止画
信号)とを、磁気テープの別のエリアに記録するものに
適用したが、映像信号とデジタルデータとを周波数多重
で同一トラックに記録するVTR装置にも適用できる。
【0045】
【発明の効果】本発明によると、記録時に映像信号又は
音声信号の入力が無いとき、メモリから読出されて記録
されたデータにより、このことが告知され、再生時に入
力無しであることが記録データより直ちに判断できる利
益がある。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の説明に供するフローチャート図であ
る。
【図3】一実施例による再生状態不良時の表示例を示す
説明図である。
【図4】一実施例による再生状態不良時の表示例を示す
説明図である。
【図5】一実施例によるモード判別中の表示例を示す説
明図である。
【図6】一実施例による巻き戻し中の表示例を示す説明
図である。
【図7】一実施例による無記録時の表示例を示す説明図
である。
【図8】一実施例によるチャンネルサーチ中の表示例を
示す説明図である。
【図9】一実施例による自動等化中の表示例を示す説明
図である。
【図10】一実施例によるパネル面の表示例を示す説明
図である。
【図11】8ミリビデオの記録フォーマットを示す説明
図である。
【図12】8ミリビデオのマルチPCMの記録フォーマ
ットを示す説明図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 3,4 磁気ヘッド 10 システムコントローラ 13 映像記録処理回路 22 音声周波数変調記録処理回路 25 デジタル記録処理回路 31 ROM 32 RAM 52 デジタル再生処理回路 61 エラーレート判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12 G11B 15/087 H04N 5/91

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号又は入力音声信号をデジタ
    ルデータとして記録するデジタルデータ記録装置におい
    て、所定の記録媒体に記録する所定の映像信号又は音声信号
    が所定通り入力されているかを検出する記録入力信号検
    出手段と、 所定の映像情報または音声情報を記憶するメモリ手段と
    を備え、 上記記録入力信号検出手段により上記映像信号又は音声
    信号の入力が無いと検出されるとき、上記メモリ手段に
    おいて予め記憶された信号無しであるため正しい記録で
    ないかまたは正しい再生でないことを示す 音声情報又は
    映像情報のデータを読出し、該読出されたデータを上記
    映像信号又は音声信号の代わりに上記映像信号又は上記
    音声信号を記録する所定の記録エリアに記録するように
    したデジタルデータ記録装置。
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