JP3258897B2 - 軟判定誤り訂正復号装置 - Google Patents

軟判定誤り訂正復号装置

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JP3258897B2
JP3258897B2 JP06081896A JP6081896A JP3258897B2 JP 3258897 B2 JP3258897 B2 JP 3258897B2 JP 06081896 A JP06081896 A JP 06081896A JP 6081896 A JP6081896 A JP 6081896A JP 3258897 B2 JP3258897 B2 JP 3258897B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブロック誤り訂正符
号の軟判定誤り訂正復号装置に関し,特に復号のための
演算処理時間を短縮することが可能な軟判定誤り訂正復
装置に関する。
【0002】ディジタル技術による信号の伝送処理にお
いては,アナログ技術におけるように非直線歪みや雑音
が信号品質を直接劣化させることがなく高品質な通信を
容易に実現できる。しかし,雑音が符号の識別レベルを
越えると,ディジタル信号を正確に識別することができ
なくなり,符号誤りを生じる。符号誤りは,音声におい
てはクリック雑音として聞こえて通話者,視聴者に違和
感を与え,データにおいては誤りがない場合と異なるデ
ータに変換するため,伝送の信頼度を低下させる。
【0003】また,画像等帯域圧縮をして伝送する場合
には伝送路上の1ビットの誤りが伸張後には複数ビット
の誤りとなって現れるので,受信品質を大幅に劣化させ
る。誤り訂正符号は,受信側で誤りを検出して誤りを訂
正することを可能にするための符号として開発され,具
体的には,移動通信,FAX,銀行のキャシュディスペ
ンサー等の各種のデータ信号の伝送または,磁気ディス
ク,CD等にデータを保存してデータを正しく読み出す
ことが要求される分野において広く利用されている。
【0004】本発明は,符号理論において代数的符号と
して分類されるブロック符号の復号方法の中の軟判定誤
り訂正方法を改良するものである。
【0005】
【従来の技術】最初にBCH(Bose-Chaudhuri-Hcqueng
hem)符号の(7,4)符号について説明すると。生成多
項式g(x) =x3 +x+1 を定義する。
【0006】そして符号理論の定理により,符号を多項
式表現した符号多項式は生成多項式g(x) で割り切れ
る。従って生成多項式g(x) にx,x2 ,x3 を乗じた
ものも次の式1に示すように符号多項式になる。
【0007】
【数1】
【0008】これらの多項式を次の式2に示すようにま
とめて,右辺の計数で生成行列Gを定義し,この行列の
中を整理して,対角行列を分離して表現した式3が示さ
れる。
【0009】
【数2】
【0010】これより,情報をk(λ),符号語をw
(λ)とすれば,送信符号は,次式により与えられる。 w(λ)=k(λ)・G(λ) 但し,この例はBCH(7,4)符号を対象にしている
ので,k(λ)は1行4列,w(λ)は1行7列,G
(λ)は4行7列の生成行列である。
【0011】復号側では,生成多項式で割算して,割り
切れるはずである。そのため,生成行列の逆行列G
(λ)-1を掛算する。この逆行列G(λ)-1は,H
(λ)で表現され,これを検査行列という。BCH
(7,4)符号の検査行列H(λ)を表現すると次の式
4になり,H(λ)は1の原子7乗根αを用いて式5に
示すように[α0 ,α1 ,α2 ,α3 ・・・α6 ]と定
義される。
【0012】
【数3】
【0013】受信符号に誤りがなければ,受信符号語に
検査行列を乗じた結果は0になり,誤りがある場合には
0にならない。すなわち,受信符号語に検査行列を掛け
たものによって誤りを検出することができる。これをシ
ンドロームS(λ)といい,次のように定義する。
【0014】S(λ)=H(λ)w(λ)t (Hwt
いう表現と同じ) 受信符号に誤りがなければ,S=Hwt =0となるが,
ここで送信符号wに誤りei(但し,eiは7行1列の
行列で表現され,ei=0・・10・・0で,第iビッ
ト目の“1”で誤りを表す)が加わったものとする。
【0015】この場合,誤りを含むw’を受信すると,
w’=w+eiであるから,受信符号w’に対するシン
ドロームSは,次のようになる。 S=Hw’t =Hwt (=0)+Heit =Heit これは,iビット目を誤った場合のシンドロームは,S
のi列目に一致することを示す。
【0016】具体例で言えば,次の式6の例に示すシン
ドロームSの場合,誤り符号eiは転置行列表現で[0
010000]であり,2ビット目(先頭を0ビット目
とする)が誤りの場合である。すなわち,2ビット目が
誤りの時のシンドロームはα 2 になり,同様にα0 が得
られたら0ビット目が誤りで,α1 が得られたら1ビッ
ト目が誤りである。この場合は,1ビット誤りであるか
ら誤りビットを反転して訂正することができる。
【0017】
【数4】
【0018】上記のようなシンドロームを求めて誤りを
検出して訂正する方法は,従来からブロック符号復号の
硬判定誤り復号方法として知られている。これに対し,
従来の誤り訂正符号の判定復号方法として軟判定誤り訂
正復号法がある。この復号法をディジット順位付け法の
例により説明する。この方法は,電子通信学会論文誌’
75/1,Vol.58-A No.1 に記載された論文“アナログ
重みを利用した誤り訂正符号の複合法”を参考にした。
【0019】図9は従来の軟判定誤り訂正復号の処理フ
ローである。この例は,BCH(15,11) にデジット順位
付け法を用いて単一誤り訂正を拡張して,一つの単一誤
り候補,2つの2重誤り候補,1つの3重誤り候補の計
4つの候補を演算して復号を行う軟判定復号を行う場合
である。 (a) 最初に上記に説明したシンドロームを演算する。
【0020】シンドロームS=0かを判別して,0の場
合は誤り訂正を行わないが,0でない場合は,以下の処
理を行う。 (b) 復号候補演算部において〜の演算を行う。
【0021】最初に単一誤り候補演算により,シンド
ロームSにより演算を行い,1ビットの誤り位置を復号
候補とする。 2重誤り候補の演算を行う。すなわち,受信語(15
ビット)の中で最も信頼度の低いビット(r0 )と,シ
ンドロームにより対をなすビットの計2ビットを反転し
復号候補とする。ここで,信頼度とは,受信符号を受信
して識別する場合に,アナログ信号レベルや,信号対雑
音比等を考慮して,“0”または“1”として識別した
結果の信頼度を表し,例えば,信頼度を1〜10の数値
により表し,1が最低の信頼度で,10を最高の信頼度
とする。
【0022】次の信頼度の2重誤り候補演算を行う。
すなわち,受信語(15ビット)中,2番目に信頼度の
低いビット(r1 )と,シンドロームにより対をなすビ
ットの計2ビットを反転し復号候補とする。
【0023】3重誤り候補の演算を行う。すなわち,
受信語(15ビット)中,最も信頼度の低いビット(r
0 )と,2番目に信頼度の低いビット(r1 )と,それ
らとシンドロームSにより決定するビットの3ビットを
反転し復号候補とする。 (c) 上記(b) の〜により得られた4つの復号候補に
ついて符号語の信頼度を演算する(反転していないビッ
トの信頼度を加算し,反転したビットの信頼度を減算す
る)。 (d) 4つの復号候補の中で最も信頼度の高い候補を選択
する。
【0024】上記の軟判定復号法を具体例により説明す
ると、BCH(15,11)の単一誤り訂正を行うもの
で,生成多項式g(x)は次の式を用いる。 g(x) =x4 +x+1 また,検査行列Hは次の式となる。
【0025】
【数5】
【0026】受信多項式wは次の内容で,各ビットの信
頼度がそれぞれ括弧で示す値であるものとする。
【0027】
【数6】
【0028】この場合,上記図9の(a) のシンドローム
の演算により次のようになる。 S=H・wt =[1101]=α7 これに対し,図9の(b) の〜の各演算を行うと, 1ビット誤りとすれば,α7 に対応する7番目(0か
らカウント)を誤りとする。
【0029】2ビット誤りとし,最も信頼度が低い1
2番目(信頼度1)が誤りとするともう1ビットは,α
7 +α12=α2 (α7 とα12の対応する値の排他的論理
和をとって得られた結果(0010)はα2 の値と一
致)が得られ,α2 に対応する2番目を誤りとする。
【0030】2ビット誤りとし,次に信頼度が低い1
4番目(信頼度が2)が誤りとするともう1ビットは,
α7 +α14=α1 に対応する1番目が誤りである。 3ビット誤りとし,1番目と2番目に信頼度が低い1
2,14番目が誤りとすると,もう1ビットは,α7
α12+α14=α13に対応する13番目を誤りとする。
【0031】次に上記図9の(c) により, 上記〜の
それぞれの信頼度を求める。 の場合 9+9+3+4+8+9+6+( −7)+6+4+3+8
+1+8+2=73 の場合 9+9+( −3)+4+8+9+6+7+6+4+3+8
+( −1)+8+2=79 の場合 9+( −9)+3+4+8+9+6+4+3+8+1+8
+( −2)=65 の場合 9+9+3+4+8+9+6+7+6+4+3+8+(
−1)+( −8)+( −2)=65 次に上記図9の(d) により, 最も信頼度の高い符号語に
ついて誤り訂正を実行する。上記のの信頼度が一番高
い(=79)。従って,訂正前の符号語wの2番目と1
2番目の2ビットだけ訂正(該当ビットを反転)して次
のようになる。
【0032】 訂正前:w =110000001000010 訂正後:w’=111000001000110 次に複数の誤り訂正符号と誤り検出符号によって構成さ
れるフレームの誤り訂正復号法を説明する。この復号法
は特開平6−188862号公報に記載されているが,
ここでは,図10に示す複数のブロック符号からなるフ
レーム構成の場合について説明する。
【0033】図10のA.は1フレームのフォーマット
を示し,1フレームは13個のBCH(15,11)の
符号語で構成されている。このフレームは,図10の
B.に示すような元のデータ(DATA)に対して,
C.に示すように誤り検出用の複数ビットからなるCR
C(Cycric Redundancy Check)を付加した後,これを1
1ビット毎に分離して,D.に示すように各11ビット
に対して4ビットのチェックビット(CKで表示)を付
加して13個のブロックの符号語を構成してこれをA.
のように1フレームとしたものである。
【0034】図11,図12は図10に示すようなチェ
ックビットを含む複数の符号語からなるフレームの従来
の軟判定復号の処理フローを示す。これを概説すると,
13個の各受信語(図10のA.)に対して受信時に1
3個の各ビットについて信頼度が検出されているものと
し,予め13個の各受信語の15ビット分の信頼度を加
算して各受信語の信頼度を求めておく。最初に13個の
受信語を信頼度の低い順にソートする(図11のS
1)。次に信頼度の1番目に低い受信語(i=1である
受信語)を選択し(同S2),軟判定ランダム誤り訂正
復号を行う(同S3)。
【0035】この軟判定ランダム誤り訂正の内容は,図
12に示されその内容は,上記図9に示す軟判定誤り訂
正と同様の方法であり,その結果得られた復号語の候補
をk個(≦4)として,その中で信頼度の高いk1個を
選択する(図11のS4)。次のステップS5では,k
1≦M(Mは予め設定された最大演算回数)と判断さ
れ,次のi<13の判別(図11のS6)では,イエス
であり,次のステップS7でi=i+1=2となり,信
頼度の2番目に低い受信語について,同様に図12に示
す軟判定ランダム誤り訂正復号を行い,この時の復号語
の候補の中で信頼度の高いk2個を選択する(図11の
S3,S4)。
【0036】次にk1×k2≦Mになるように,k1,
k2を調整し(図11のS5),更にi=i+1により
i=3として,信頼度の3番目に低い受信語を復号し,
復号語の候補をk3個保存する(同S6)。さらに,k
1×k2×k3≦Mとなるようにk1,k2,k3を調
整する。以下,同様の演算を信頼度が13番目の受信語
まで繰り返し,最大M個の組み合わせについて,CRC
チェック(図10のA.のCRCを用いたチェック)を
行い,複数個の候補が残れば,信頼度の一番高い復号候
補の組み合わせを選択する(図11のS8)。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】軟判定復号は,硬判定
復号法より特性が優れているにもかかわらず,信頼度の
関係でアナログ信号を扱うことと,復号候補が多数出て
くることにより,復号が複雑で処理時間を要する等の理
由で敬遠されている。
【0038】特に,誤り訂正符号に誤り検出を利用した
復号法では,演算量は復号候補数の累乗で増加する。例
えば,上記図10のA.に示した1フレームが13個の
BCH(15,11)で構成され,図12に示すように
1受信語につき最大4つの候補を得た場合,CRCを用
いて演算する組み合わせは最大413=67,108,864通り
(約6千7百万通り)にもなる。仮に, 1受信語につき
4つずつ得られた候補の中から信頼度の高いものを2個
ずつ選択したとしても,213=8192通りの組み合わせに
ついて演算しなければならない。これは,現実的でない
ため実際には演算による遅延時間の許す範囲で,CRC
で演算する組合せの最大数Mを決定している。しかし,
Mの値を小さくするとそれだけ,軟判定復号による利得
(ビットエラー率の改善)が小さくなってしまうという
問題があった。
【0039】本発明は軟判定誤り訂正復号の利得をでき
るだけ下げずに復号を簡略化することができる軟判定誤
り訂正復号装置を提供することを目的とし,特に復号利
得を下げないようにCRCの演算回数(M)を小さくす
ることを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成,図2は本発明の第2の原理構成,図3,図4は
ビット誤り率(BER:Bit Error Rate) が10-2(1
%)の時の誤り分布を表し,図3は1符号語(15ビッ
トの場合)中に誤りが挿入されている確率,図4は誤り
数1ビット以上の場合の詳細を示す図である。
【0041】図1において,1は軟判定誤り訂正部,1
0はシンドローム演算手段,11は信頼度最低ビット
(図ではr0 で表示)検索手段,12は次低信頼度ビッ
ト(図ではr1 で表示)検索手段,13は単一誤り訂正
手段,14は最低信頼度ビット(r0 )を含む2重誤り
訂正手段,15は最低信頼度ビット(r0 )に次ぐ低信
頼度である次最低信頼度ビット(r1 )を含む2重誤り
訂正手段,16は最低信頼度ビット(r0 )及び次最低
信頼度ビット(r1 )を含む3重誤り訂正手段,2は最
も信頼度の高い復号結果を選択する復号結果選択部,3
は1ビットの誤り訂正ビットが信頼度最低ビット
(r0 )であるかを判別する誤り訂正ビット判別部であ
る。
【0042】本発明は全ての誤り候補について演算を行
うのではなく,復号候補が予め求めておいた発生確率の
高いパターン(誤り数と信頼度)に一致した場合,例え
ば,1ビットの誤り訂正が行われた当該ビットが,信頼
度が最低のビットと一致した場合は,他の演算候補を算
出することなく,それを復号語とするものである。
【0043】ビット誤り率(BER:Bit Error Rate)
が一定レベル以上である通信路では,1ブロックの符号
中に誤りが挿入されていない確率は符号長さにより異な
るが極めて高く,図3に示す例では91%であり,残り
の9%が誤りが挿入されている確率となる。その中で,
1ブロックの符号中に1ビットの誤りが挿入されている
確率は6%であり,合計97%が誤り無しか1ビットの
誤り挿入される確率となる。そして,誤り数が1ビット
以上の場合の詳細は図4に示されている。ここで,15
ビットの信号中,最も信頼度の低いビットをr0 から順
に並べると次のようになる。
【0044】r0 ,r1 ,r2 ,・・・r14 図4によれば,15ビットの中で1ビットのみが誤り,
それがr0 である確率は4%であることが示され,2ビ
ット誤りでその2ビットがr0 とr1 である確率は0.
55%で,2ビット誤りでそのうち1ビットがr0 で,
他の1ビットがr1 またはr2 の何れでもない確率が
0.35%であることが分かる。
【0045】ここで,軟判定誤り訂正復号を行う過程
で,r0 の単一誤りが発生した場合,r0 を反転したも
のを第1復号候補とする。次に候補となるものは,r0
を含まない2重以上誤りである。軟判定誤り訂正復号で
対象にする誤りを,単一誤り,r0 又はr1 を含む2重
誤り,r0 とr1 を含む3重誤りとすれば,次のような
関係になる。
【0046】r0 の単一誤りである確率(4%)>r0
し2重以上誤りの確率(0.45%) 本発明はこの点に着目したもので,図1の第1の原理構
成では,硬判定のためのデータ(受信符号)はシンドロ
ーム演算手段10に入力されて上記従来の技術として説
明したような演算によりシンドロームを求め,同時に,
受信符号の各ビットの信頼度を表す軟判定データが最低
信頼度ビット(r0 ) 検索手段11と次低信頼度ビット
(r1 )検索手段12に供給されて,それぞれ検索結果
として最低信頼度ビット(r0 ) ,次低信頼度ビット
(r1 )を発生する。単一誤り訂正手段13はシンドロ
ーム演算手段10からの演算結果から訂正無し,または
単一誤りのビット位置を判別して,訂正無しまたは単一
誤りの訂正を行って単一の復号候補を,アンド回路4a
を介して復号結果選択部2へ出力する。
【0047】一方,単一誤り訂正手段13からは単一誤
りのビット位置の情報と最低信頼度ビット検索手段11
からの最低信頼度ビット(r0 ) の情報が誤り訂正ビッ
ト判別部3に与えられ,2つのビット位置が一致するか
判別し,一致すると一致判別出力を発生する。この一致
判別出力が最低信頼度ビットを含む2重誤り訂正手段1
4,次低信頼度ビットを含む2重誤り訂正手段15及び
3重誤り訂正手段16に対して供給されるとそれぞれの
誤り訂正動作を停止させ,不一致判別出力が供給される
とそれぞれの誤り訂正動作はそのまま実行される。
【0048】また,誤り訂正ビット判別部3からの判別
出力はアンド回路4a〜4dの制御入力として供給さ
れ,一致判別出力の時はアンド回路4aがオンとなり単
一誤り訂正の復号候補(誤り無しの場合の復号候補を含
む)を復号結果選択部2に供給し,不一致判別出力が供
給されると,アンド回路4b〜4dがオンとなり,各誤
り訂正手段13〜16からの復号候補が復号結果選択部
2へ供給される。復号結果選択部2は,誤り訂正ビット
判別部3により一致判別出力が発生した時はその復号候
補だけ入力されるのでその候補を選択し,それ以外は各
誤り訂正手段13〜16からの復号候補の中から最も信
頼度の高い復号結果を選択する。なお,アンド回路4a
〜4dは復号結果選択部2の外部に設けたが,復号結果
選択部2の内部に含めることができる。
【0049】図2に示す本発明の第2の原理構成は,図
10に示すようなデータとCRCを含むデータを複数個
の一定長のブロックに分割し,各ブロックにそれぞれチ
ェック符号を付加して上記図10のA.に示すようなフ
レーム構成のデータについて軟判定誤り訂正を行うため
の構成である。
【0050】図2において,1−1,1−2,・・・1
−nは上記図1の軟判定誤り訂正部1と同じ構成を備え
た軟判定誤り訂正部,3−1,3−2,・・・3−n
(3−3〜3−nは図示省略)は上記図1の誤り訂正ビ
ット判別部3と同じ機能を備える誤り訂正ビット判別
部,5は複数の各ブロック符号の復号候補の中から最も
信頼度の高い復号候補を選択して元のデータを合成する
符号合成部,6は復号されたデータに対してCRCのチ
ェックを行って誤り検出を行うCRC検出部である。
【0051】図2の構成では,n個の各ブロックの符号
に対して,硬判定データと軟判定データが入力される
と,入力データの各ブロックに対して上記図1について
説明したのと同様にそれぞれ軟判定誤り訂正部1−1〜
1−nにおいて軟判定誤り訂正が行われる。各ブロック
のデータに対して,対応する各誤り訂正ビット判別部3
−1〜3−n内の各単一誤り訂正手段(図1の13)に
おいて誤り訂正を行った時の単一誤りのビット位置と各
ブロック内の最低信頼度のビット位置とが入力されて,
一致するか否かの判別を行う。
【0052】その判別出力は対応する軟判定誤り訂正部
へ供給され,上記図1と同様の図2には図示省略された
2重の誤り訂正手段や3重誤り訂正手段の動作を制御す
ると共に,対応するアンド回路4a〜4dへ供給されて
復号候補の符号合成部5への入力を制御する。各軟判定
誤り訂正部1−1〜1−nにおいて,各ブロックに対す
る単一誤り訂正手段による誤りビット位置が,それぞれ
のブロック内の最低信頼度ビットの位置と一致すると,
誤り訂正の演算のための演算回数及び時間を短縮するこ
とができる。
【0053】
【発明の実施の形態】図5は本発明の実施例1の処理フ
ローである。図5に示す軟判定誤り訂正復号の処理フロ
ーは,上記図1に示す本発明の第1の原理構成に対応
し,従来の軟判定誤り訂正復号の処理フロー(図9)に
本発明を適用したものである。
【0054】最初に受信符号に対して硬判定誤り訂正を
用いてシンドロームSの演算を行い(図5のS1),シ
ンドロームSが0か判別する(同S2)。この場合,上
記図3の分布では91%の確率で誤りなし(S=0)と
判定され,誤り訂正を行わず復号候補が一つに決定され
る(同S3)。Sが0にならない確率は残りの9%であ
り,その場合は誤り訂正が行われる。この発明では,シ
ンドロームSから1ビットの誤り位置を決定すると(図
5のS4),その単一誤りのビット位置が軟判定のデー
タとして予め供給されている符号を構成する各ビットの
信頼度の中の最低信頼度のビット(r0 )と一致するか
判別する(同S5)。ここで一致する場合は,単一のビ
ット(r0 )の誤り訂正を実行する(同6)。
【0055】このように,本発明では単一ビットが最低
信頼度のビット(r0 )である場合にも,復号候補を一
つに絞ることが可能になり,その確率は図4に示すよう
に4%であるから,上記S=0の場合を含めて95%の
確率で復号候補を一つに決定でき,従来例(図9)に示
すように多数の復号候補から選択する必要がなく,多数
の候補から選択する確率は,残りの5%に減らすことが
可能である。これにより,例えば,最大演算回数Mを1
00回にした場合でも,効率を落とすことなくその演算
を行う確率を大幅に減らすことができる。
【0056】上記の単一誤りのビットが,最低信頼度の
ビット(r0 )と一致しない場合は,従来例と同様にr
0 とそれの対をなす2ビットの誤り位置を決定し(図5
のS7),次の最低信頼度のビット(r1 )及びそれと
対をなす2ビットの誤り位置を決定し(同S8),更に
0 とr1 及びそれらにより決定する3ビットの誤り位
置を決定し(同S9),次に上記の各場合(S7〜S
9)について符号語の信頼度を演算し(同S10),最
も信頼度の高い方について誤り訂正を実行する(同S1
1)。
【0057】このように,誤りがあった場合,従来のほ
ぼ半分の確率で複数の復号候補を得て軟判定誤り訂正復
号を行うことになり,残りの半分の確率で,一つの復号
候補を得ただけで軟判定誤り訂正復号を中止する。その
ため,ソフトウェアで軟判定誤り訂正復号を行う場合の
演算処理装置(CPU)の負荷がほぼ半分になる。
【0058】図6は実施例2の処理フロー,図7は実施
例2の軟判定ランダム誤り訂正復号の処理フローであ
る。この実施例2は上記図2に示す本発明の第2の原理
構成に対応し,従来の複数の符号語で構成するフレーム
に対して本発明を適用した処理フローである。
【0059】図6は全体の処理フローであり,上記の図
11に示す従来のフローとは軟判定ランダム誤り訂正復
号(図6のS3)の内容が相違する点を除いて同じであ
る。上記図10に示す13個の符号語により構成するフ
レームを受信して,各符号を構成するビットの信頼度と
共に入力されると,各符号語を信頼度の低い順に1〜1
3にソートする(図6のS1)。i=1として(図6の
S2),信頼度の低い受信語について,軟判定ランダム
誤り訂正復号を行う(同S3)。
【0060】この図6のS3で行われる軟判定ランダム
誤り訂正復号の処理フローを図7に示す。最初に,対象
となる受信語のシンドロームSの演算を行い(図7のS
30),Sが0か判別し(同S31),0の場合は誤り
なしとして復号候補を一つ(k=1)決定し(同S3
2),0でない場合はシンドロームSより1ビットの誤
り位置を決定する(図7のS33)。次に決定した1ビ
ットの誤り位置がこの受信語の中の最低信頼度のビット
(位置)であるか判別する(同S34)。1ビットの誤
り位置が最低信頼度のビット位置と一致した場合,その
単一誤りのビットを復号候補(候補数k=1)として決
定する(同S35)。一致しない場合は,図7のS36
〜S38において,上記図5のS7〜S9と同様の演算
により複数ビットの誤り位置を決定し,候補数k≦4の
候補を得る(同S39)。
【0061】この後,図6においてkの中で信頼度の高
いki個を選択し(図6のS4),k1×k2×k3・
・×kiが最大演算回数Mを越えないよう候補数を調整
同S5),iが13より小さいか判別し(図6のS
6),小さい場合はi+1され(同S7),次に信頼度
の低い受信語について,軟判定ランダム誤り訂正復号
(図7)が行われ,順番に13個の受信語について図6
のS3〜S5の処理が終了すると,Mの組合わせをCR
Cチェックして信頼度の高い1組(13個)を選択する
(図6S8)。
【0062】この図6,図7に示す本発明によるそれぞ
れがチェック符号を備えた複数の受信語に全体のCRC
を含むフレームの軟判定誤り訂正の処理は,各受信語に
対する1ビットの誤り訂正が決められたパターン(1ビ
ットの誤りビットが最低信頼度のビットであること)で
ある場合の確率が上記したように高く,その場合は一つ
の復号候補だけ選択でき,従来の図11,図12に示す
場合に比べて,複数候補を選択する演算時間を短縮する
ことができる。
【0063】しかも,複数の受信語に対してk1×k2
×k3・・×ki≦Mになるように候補を調整し,最後
にMの組合わせをCRCチェックして信頼度の高い1組
を選択するために多数の演算を行う場合には,各受信語
に対する誤り訂正の復号候補の決定の処理時間を短縮す
ることが全体の演算時間を大幅に短縮することができる
ことは明らかである。
【0064】図8は本発明と従来例のシミュレーション
結果を表し,1フレームが上記図10のA.に示すよう
な13個のBCH(15,11)で構成された場合に,
FER(フレームエラーレート:%で表す)を縦軸と
し,最大演算回数(M:CRCを用いて演算する組合わ
せの数)を横軸にとったものである。
【0065】Mの値が10回,100回,1000回,
10000回,1000000回のそれぞれにおけるF
ERを比較すると,従来例の場合は10回,100回,
1000回とMが大きくなるとFERが大きく改善され
ているが,本発明の場合は,Mが10回であっても従来
例のMが1000回の場合よりFERが良好であり,M
が100回,1000回と増大すると若干ずつFERが
改善されることが分かる。
【0066】上記従来技術の問題として説明したよう
に,Mの値を大きくすることはディジタル信号をリアル
タイムで処理し,許容遅延時間が少ない場合には非現実
的である。具体的には,例えば移動体通信のディジタル
信号に対し軟判定誤り訂正復号を行う場合には,演算処
理装置(CPU)やシステムにより許容時間が異なる
が,例えば,基地局でM<100程度,端末局ではM<
10程度が現実的である。
【0067】従って,Mが小さくなってもFER(BE
Rも比例する)の劣化が少ない本発明の方法は有効であ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば,ブロック符号の軟判定
誤り訂正復号において軟判定の誤り訂正機能を最大限に
生かしながら,演算量を少なくすることにより,演算処
理装置の負荷を軽減することができ,高速且つ低消費電
力化を実現することができる。
【0069】また,複数のブロック符号により構成され
るフレームの軟判定誤り訂正復号を短い遅延時間内に効
率的に行うことができ,移動体通信等で高い信頼性を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の原理構成を示す図である。
【図3】1符号語(15ビットの場合)中に誤りが挿入
されている確率を示す図である。
【図4】誤り数1ビット以上の場合の詳細を示す図であ
る。
【図5】実施例1の処理フローを示す図である。
【図6】実施例2の処理フローを示す図である。
【図7】実施例2の軟判定ランダム誤り訂正復号の処理
フローを示す図である。
【図8】本発明と従来例のシミュレーション結果を表す
図である。
【図9】従来の軟判定誤り訂正復号の処理フローを示す
図である。
【図10】複数のブロック符号からなるフレーム構成を
示す図である。
【図11】複数の符号語からなるフレームの従来の軟判
定復号の処理フロー(その1)を示す図である。
【図12】複数の符号語からなるフレームの従来の軟判
定復号の処理フロー(その2)を示す図である。
【符号の説明】
1 軟判定誤り訂正部 10 シンドローム演算手段 11 信頼度最低ビット(r0 )検索手段 12 次低信頼度ビット(r1 )検索手段 13 単一誤り訂正手段 14 最低信頼度ビット(r0 )を含む2重誤り訂正
手段 15 次最低信頼度ビット(r1 )を含む2重誤り訂
正手段 16 最低信頼度ビット(r0 )及び次最低信頼度ビ
ット(r1 )を含む3重誤り訂正手段 2 復号結果選択部 3 誤り訂正ビット判別部 4a〜4d アンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 一雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 須田 博人 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 北川 真清 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特公 平7−78968(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 G06F 11/10 330 H04L 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CRC符号が付加されたデータを含む複
    数の誤り訂正符号で構成されたフレームと前記複数の各
    誤り訂正符号の各ビットの信頼度を表す軟判定データが
    入力される軟判定誤り訂正復号装置において, 前記複数の各誤り訂正符号がそれぞれ入力される複数の
    軟判定誤り訂正部と, 前記各軟判定誤り訂正部に対応する各誤り訂正ビット判
    別部を備え, 前記各軟判定誤り訂正部は,受信符号のシンドロームを
    演算するシンドローム演算手段と,軟判定データから最
    低信頼度ビット及び次低信頼度ビットを検索する手段
    と,前記シンドローム演算手段の演算結果に基づき,単
    一誤りまたは誤り無しの復号候補を発生する単一誤り訂
    正手段及び2重誤り及び3重誤りに対応する複数の復号
    候補を発生する他の各訂正手段とから成り前記各軟判定誤り訂正部からの単一誤り復号候補及び,
    2重誤り及び3重誤りの各複数の復号候補が供給されて
    信頼度を用いて各符号語の候補を組合わせて,復号候補
    を選択する符号合成部と,前記符号合成部からの出力を
    CRCチェックして信頼度の高い1組を出力するCRC
    検出部とを備え, 前記符号合成部は,前記各誤り訂正ビット判別部から一
    致判別出力により対応する軟判定誤り訂正部の単一誤り
    訂正手段から発生する一つの復号候補だけが供給される
    ことを特徴とする軟判定誤り訂正復号装置。
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