JP3258654B1 - Dvdビデオにおけるバーチャルリアル性を高める方法及び記録媒体 - Google Patents

Dvdビデオにおけるバーチャルリアル性を高める方法及び記録媒体

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JP3258654B1
JP3258654B1 JP2000375600A JP2000375600A JP3258654B1 JP 3258654 B1 JP3258654 B1 JP 3258654B1 JP 2000375600 A JP2000375600 A JP 2000375600A JP 2000375600 A JP2000375600 A JP 2000375600A JP 3258654 B1 JP3258654 B1 JP 3258654B1
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Abstract

【要約】 【課題】 バーチャルリアル性を高めることができるよ
うにする。 【解決手段】 連続した内容の複数のフレームの何れか
をメニュー画面に割当てるとともに、複数のフレームの
データをDVDビデオ1に記録し、DVDビデオ1の再
生時にメニュー画面に割当てられているフレームの映像
を再生制御部11により表示させるとともに、メニュー
画面に割当てられているフレームの映像に含まれる選択
指示内容に従いリモコン26又は操作キー27により選
択指示が行われると、再生制御部11によりメニュー画
面に割当てられているフレームに連続する内容のフレー
ムを、次のメニュー画面に割当てられているフレームま
で再生するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDビデオにお
ける映像再生に係り、特に連続するフレームの何れかを
メニュー画面を割当てるとともに、そのメニュー画面に
連続するフレーム再生を行わせることでバーチャルリア
ル性を高めるDVDビデオにおけるバーチャルリアル性
を高める方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクメディアとしてのDVDは、
記録するデータの種別や読出し専用か書込み可能か等に
より、DVDビデオ、DVD−ROM、DVDオーディ
オ、DVD−R、DVD−RAMの5つに分類されてい
る。
【0003】ここで、DVDビデオ、DVD−ROM、
DVDオーディオは、再生専用であり、DVD−Rは、
追記型(1回の書込みが可能)であり、DVD−RAM
は、書換型である。また、それぞれの用途において、D
VDビデオは、映画ソフト等のように、映像と音声とを
記憶したパッケージメディアとして用いられている。
【0004】DVD−ROMは、高品位なマルチメディ
ア・アプリケーションプログラムを可能にするコンピュ
ータ用の大容量データメディアとして用いられている。
DVDオーディオは、高音質の音楽専用パッケージメデ
ィアとして用いられている。DVD−Rは、コンピュー
タ用の大容量の追記型データメディアとして用いられて
いる。DVD−RAMは、コンピュータ用の大容量の書
換型データメディアとして用いられている。
【0005】また、これらの光ディスクメディアでは、
ファイルフォーマットとして、UDF(Universal Disc
Format) が採用されている。UDFは、国際業者団体
OSTAにより策定されたものである。
【0006】また、これらの光ディスクメディアに共通
する特長として、ランダムアクセスがある。そこで、上
述した光ディスクメディアのうち、DVDビデオでは、
この特長を生かし、機能面でも新世代の映像メディアと
して、マルチストーリ機能やマルチアングル機能等のイ
ンタラクティブ機能が盛込まれている。これにより、イ
ンタラクティブ性の高いソフトの制作が可能となってい
る。
【0007】また、操作の面では、メニュー画面による
分りやすい操作を可能とするとともに、リモコン操作等
でテレビ画面上のカーソルによるメニュー選択ができる
等、コンピュータ・ライクなGUI(Graphical User I
nterface)の実現も可能となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したD
VDビデオのインタラクティブ機能におけるマルチスト
ーリ機能においては、たとえば図8に示すように、最初
のメニュー画面aにて選択ボタン1を選択すると、b,
c,d,eのフレームの再生によるストーリを経て次の
メニュー画面nに移る。また、最初のメニュー画面aに
て選択ボタン2を選択すると、f,g,h,iのフレー
ムの再生によるストーリを経て次のメニュー画面nに移
る。また、最初のメニュー画面aにて選択ボタン3を選
択すると、j,k,l,mのフレームの再生によるスト
ーリを経て次のメニュー画面nに移る。
【0009】また、次のメニュー画面nにおいて、選択
ボタン4〜6の何れかを選択することで、上述したよう
に次のフレームの再生により次のメニュー画面に移るこ
とができる。
【0010】これらの動きを真上から見ると、図9のよ
うになる。すなわち、最初のメニュー画面aから次のメ
ニュー画面nに移るまでの間に、選択ボタン1〜3によ
る選択によってストーリが展開される。また、選択ボタ
ン1によるストーリには、マルA,B,C,Jで示す建
物が存在する。これらマルA,B,C,Jで示す建物
は、図8のb,c,d,eのフレームに表示されてい
る。
【0011】また、選択ボタン2によるストーリには、
マルD,E,F,Jで示す建物が存在する。これらマル
D,E,F,Jで示す建物は、図8のf,g,h,iの
フレームに表示されている。また、選択ボタン3による
ストーリには、マルG,H,I,Jで示す建物が存在す
る。これらマルG,H,I,Jで示す建物は、図8の
j,k,l,mのフレームに表示されている。
【0012】ちなみに、マルチアングル機能は、最大9
つまでの異なるカメラアングルから撮影した映像をディ
スクに記録しておき、再生中に見たいアングルからの映
像にリアルタイムで切替えて再生するようにしたもので
ある。
【0013】ところが、このような従来のインタラクテ
ィブ機能では、インデックスの目的として用いられるメ
ニュー画面a,nがb〜eのフレーム、f〜iのフレー
ム、j〜mのフレームのそれぞれとは連続性を持たない
別フレームで構成されている。言換えれば、メニュー画
面a,nの映像とb〜eのフレーム、f〜iのフレー
ム、j〜mのフレームの映像とは、その内容に連続性が
ないということである。さらに言換えれば、メニュー画
面a,nが山の映像であるとすると、b〜eのフレー
ム、f〜iのフレーム、j〜mのフレームのそれぞれの
映像が海であるといったようなことである。
【0014】このため、たとえば最初のメニュー画面a
の選択ボタン1による選択によってb〜eのフレームが
再生されるとき、映像が別の映像に切替えられることか
ら、再生映像のバーチャルリアル性が損われてしまうと
いう問題があった。
【0015】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、連続している複数のフレームの何れかを
メニュー画面として割当て、そのフレームに連続する内
容のフレームを、次のメニュー画面に割当てられている
フレームまで再生するようにすることで、バーチャルリ
アル性を高めることができるDVDビデオにおけるバー
チャルリアル性を高める方法及び記録媒体を提供するこ
とができるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のDVD
ビデオにおけるバーチャルリアル性を高める方法は、
VDビデオにおけるバーチャルリアル性を高める方法で
あって、DVDビデオのフォーマットにより作成された
画面の内容が切替ることなく連続する映像を構成するフ
レーム(f1〜fn)のうち、第1のフレーム(f1)
と第2のフレーム(f23)とが、リモコン又は操作キ
ーによる映像展開のための選択指示を促す複数の選択ボ
タンを表示させる表示データが重畳されるとともに、表
示データには複数の選択ボタンの何れかの選択指示に応
じた映像展開のための制御データが重畳されることでメ
ニュー画面とされ、選択指示に応じた映像は、メニュー
画面とされた第1のフレーム(f1)と第2のフレーム
(f23)との間で、これら第1及び第2のフレーム
(f1,f23)に連続する第3のフレーム(f2〜f
8)、第4のフレーム(f9〜f15)、第5のフレー
ム(f16〜f22)であり、再生中に、メニュー画面
が検出され、さらに複数の選択ボタンの何れかの選択指
示が行われると、選択指示に対応する制御データに基づ
き、メニュー画面とされている第1、第2のフレーム
(f1,f23)に連続する内容の第3のフレーム(f
2〜f8)又は第4の(f9〜f15)又は第5の(f
16〜f22)が次のメニュー画面とされている第1、
第2のフレーム(f1,f23)が検出されるまで再生
されることを特徴とする。請求項2に記載の記録媒体
は、請求項1に記載のDVDビデオにおけるバーチャル
リアル性を高める方法を実行可能なプログラムが記録さ
れていることを特徴とする。本発明に係るDVDビデオ
におけるバーチャルリアル性を高める方法及び記録媒体
においては、連続した内容の複数のフレームの何れかを
メニュー画面に割当てるとともに、複数のフレームのデ
ータをDVDビデオに記録し、DVDビデオの再生時に
メニュー画面に割当てられているフレームの映像を表示
させ、メニュー画面に割当てられているフレームの映像
に含まれる選択指示内容に従いリモコン又は操作キーに
より選択指示が行われると、メニュー画面に割当てられ
ているフレームに連続する内容のフレームを、次のメニ
ュー画面に割当てられているフレームまで再生するよう
にする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0018】図1は、本発明のDVDビデオにおけるバ
ーチャルリアル性を高める方法の一実施の形態に係るD
VD再生システムの概要を説明するためのブロック図、
図2は、図1の再生制御部の詳細を説明するためのブロ
ック図、図3及び図4は、図1のDVDビデオに対する
フレームのデータの記録について説明するための図、図
5〜図7は、図1のDVD再生システムの動作を説明す
るための図である。
【0019】図1に示すDVD再生システムは、DVD
ビデオ1、データ再生制御系10、オーディオデコーダ
24、ビデオデコーダ25、リモコン26及び操作キー
27を備えている。
【0020】DVDビデオ1には、ビデオデータやオー
ディオデータ等の情報が記録されているが、その詳細は
後述する。
【0021】データ再生制御系10は、データ再生系2
0及び再生制御部11を備えている。データ再生系20
は、DVDビデオ1に記録されているビデオデータやオ
ーディオデータ等を再生するDVDビデオ再生部21
と、再生されたオーディオデータを記憶するオーディオ
メモリ22と、再生されたビデオデータを記憶するビデ
オメモリ23とを備えている。
【0022】再生制御手段としての再生制御部11は、
図2に示すように、メニュー画面割当てフレーム検出部
12、再生フレーム選択部13、選択指示受部14、選
択信号変換部15、受光部16を備えている。
【0023】メニュー画面割当てフレーム検出部12
は、DVDビデオ1に記録されている連続したフレーム
の中からメニュー画面に割当てられているフレームを検
出する。再生フレーム選択部13は、リモコン26又は
操作キー27による指示に従ったフレームを選択する。
選択指示受部14は、選択信号変換部15からの信号で
ある受光部16を介して受けるリモコン26からの指示
又は操作キー27による指示を受付ける。
【0024】オーディオデコーダ24は、オーディオメ
モリ22に記憶されているデータをデコードしてアナロ
グのオーディオ信号とする。ビデオデコーダ25は、ビ
デオメモリ23に記憶されているデータをデコードして
アナログのビデオ信号とする。
【0025】次に、DVDビデオ1に記録されている情
報について説明する。
【0026】まず、図3(a)に示すように、DVDビ
デオ1にはフレームf1〜fnのデータが記録されるも
のとする。これらのフレームf1〜fnは、たとえば図
4に示すようなフレームである。すなわち、たとえばフ
レームf1,f2,f3,f4,f5,f6,f7,f
8,f23が連続する内容の映像であり、フレームf
1,f9,f10,f11,f12,f13,f14,
f15,f23が連続する内容の映像であり、フレーム
f1,f16,f17,f18,f19,f20,f2
1,f22,f23が連続する内容の映像である。
【0027】また、DVDビデオ1にこれらのフレーム
f1〜fnのデータを記録するに際しては、図3(b)
の→に示すように、たとえばフレームf1とフレーム2
3とをメニュー画面に割当てる。
【0028】このフレームf1とフレーム23とは、図
4に示したように、連続する映像の一部である。また、
メニュー画面に割当てられるフレームf1とフレーム2
3とには、たとえば選択ボタン1〜3,4〜6を表示さ
せるための表示データが重畳されている。また、たとえ
ば選択ボタン1〜3の表示データには、上述した連続す
るフレームf1,f2,f3,f4,f5,f6,f
7,f8,f23、又は連続するフレームf1,f9,
f10,f11,f12,f13,f14,f15,f
23、又は連続するフレームf1,f16,f17,f
18,f19,f20,f21,f22,f23の何れ
の映像を選択して再生するかを示す制御データが含まれ
ている。
【0029】そして、DVDビデオ1には、図3(c)
に示すように、フレームf1〜fnのデータが記録され
る。ここで、各フレームf1〜fnを記録するに際して
は、DVDビデオ特有の8−14変調又は8−16変調
方式が用いられる。これは、8ビット単位に構成される
元データを、変換テーブルにより14ビット又は16ビ
ットに変換するものであり、このように変換した14ビ
ット又は16ビットのデータをDVDビデオ1に記録す
ることで、DVDビデオ1への記録密度が高められるよ
うになっている。
【0030】次に、このような構成のDVD再生システ
ムの動作について説明する。
【0031】まず、DVDビデオ1には、たとえば図3
及び図4で説明したフレームf1〜f23のデータが記
録されているものとする。そして、図5に示すように、
DVDビデオ1がDVDビデオ再生部21により再生さ
れると、その再生されたフレームf1〜f23のデータ
がビデオメモリ23に記憶される(ステップ501)。
【0032】このとき、再生制御部11により、ビデオ
メモリ23に記憶されているデータのうち、メニュー画
面に割当てられているフレームf1のデータがビデオデ
コーダ25に出力されると、ビデオデコーダ25により
そのフレームf1のデータがデコードされアナログのビ
デオ信号とされる。これにより、DVD再生システムの
図示しないディスプレイにはフレームf1の映像が表示
される。
【0033】なお、メニュー画面に割当てられているフ
レームf1のデータのビデオデコーダ25への出力は、
フレームf1の選択ボタン1〜3の選択が行われるまで
の間に繰返し行われる。これにより、DVD再生システ
ムの図示しないディスプレイにはフレームf1の映像が
選択ボタン1〜3の選択が行われるまでの間、表示され
る。
【0034】またこのとき、メニュー画面割当てフレー
ム検出部12により、メニュー画面に割当てられたフレ
ームf1が検出されている(ステップ502)。ここ
で、リモコン26又は操作キー27により図4のフレー
ムf1のたとえば選択ボタン1が選択されると(ステッ
プ503)、再生フレーム選択部13がビデオメモリ2
3に記憶されているデータのうち、フレームf2,f
3,f4,f5,f6,f7,f8,f23のデータを
ビデオデコーダ25に出力させる。
【0035】これにより、ビデオデコーダ25によりそ
のフレームf1に連続するフレームf2,f3,f4,
f5,f6,f7,f8,f23のデータがデコードさ
れアナログのビデオ信号とされることで、DVD再生シ
ステムの図示しないディスプレイにはフレームf1に連
続する内容のフレームf2,f3,f4,f5,f6,
f7,f8,f23の映像が表示される(ステップ50
4)。つまり、そのディスプレイにはフレームf1から
フレームf23まで連続した動画が再生されることにな
る。
【0036】また、リモコン26又は操作キー27によ
り図4のフレームf1のたとえば選択ボタン2が選択さ
れると(ステップ505)、再生フレーム選択部13が
ビデオメモリ23に記憶されているデータのうち、フレ
ームf9,f10,f11,f12,f13,f14,
f15,f23のデータをビデオデコーダ25に出力さ
せる。これにより、ビデオデコーダ25によりそのフレ
ームf1に連続するフレームf9,f10,f11,f
12,f13,f14,f15,f23のデータがデコ
ードされアナログのビデオ信号とされることで、DVD
再生システムの図示しないディスプレイにはフレームf
1に連続する内容のフレームf9,f10,f11,f
12,f13,f14,f15,f23の映像が表示さ
れる(ステップ506)。つまり、そのディスプレイに
はフレームf1からフレームf23まで連続した動画が
再生されることになる。
【0037】また、リモコン26又は操作キー27によ
り図4のフレームf1のたとえば選択ボタン3が選択さ
れると(ステップ507)、再生フレーム選択部13が
ビデオメモリ23に記憶されているデータのうち、フレ
ームf16,f17,f18,f19,f20,f2
1,f22,f23のデータをビデオデコーダ25に出
力させる。これにより、ビデオデコーダ25によりその
フレームf1に連続するフレームf16,f17,f1
8,f19,f20,f21,f22,f23のデータ
がデコードされアナログのビデオ信号とされることで、
DVD再生システムの図示しないディスプレイにはフレ
ームf1に連続する内容のフレームf16,f17,f
18,f19,f20,f21,f22,f23の映像
が表示される(ステップ508)。つまり、そのディス
プレイにはフレームf1からフレームf23まで連続し
た動画が再生されることになる。
【0038】以上のようにして、フレームf1からフレ
ームf23までの連続した内容の動画が再生されると、
上記同様にしてメニュー画面に割当てられているフレー
ムf23がそのディスプレイに連続して再生される。こ
のとき、メニュー画面割当てフレーム検出部12によ
り、メニュー画面に割当てられたフレームf23が検出
されている。ここで、リモコン26又は操作キー27に
よりフレームf23の選択ボタン4〜6の何れかが選択
されると、上述した手順によりそれぞれの選択ボタン4
〜6に対応したフレームf23に連続する内容のフレー
ムが再生され、次のメニュー画面に割当てられているフ
レームが再生される(ステップ509)。
【0039】ここで、上述した手順により再生される映
像の一例を、図6に示す。図6では、フレームF1〜F
13までを示している。また、これらのフレームF1〜
F13のうち、たとえばフレームF1,F7,F13が
メニュー画面に割当てられている。
【0040】また、そのメニュー画面に割当てられてい
るフレームF1,F7,F13には、たとえばLEF
T,RIGHT,GOの何れかの表示データが重畳され
ている。また、そのLEFT,RIGHT,GOの表示
データには、上記同様に、そのLEFT,RIGHT,
GOに連続するフレームを再生するための制御データが
含まれている。
【0041】そして、フレームF1において、GOが選
択されると、そのGOに連続する内容のフレームF2〜
F7が再生され、メニュー画面に割当てられているフレ
ームF7にてLEFT又はRIGHTの選択指示待ちと
なる。フレームF7にてたとえばLEFTが選択される
と、そのLEFTに連続する内容のフレームF8〜F1
3が再生され、メニュー画面に割当てられているフレー
ムF13にてGOの選択指示待ちとなる。
【0042】また、上述した手順により再生される映像
の他の例を、図7に示す。
【0043】図7に示すフレームFa〜Fiは、何れも
上述したメニュー画面に割当てられているフレームを示
すものであり、各フレームFa〜Fi間のフレームは省
略している。また、メニュー画面に割当てられている各
フレームFa〜Fiには、Left,Foward,R
ight,Back,GETの何れかの表示データが重
畳されている。また、そのLeft,Foward,R
ight,Back,GETの表示データには、上記同
様に、そのLeft,Foward,Right,Ba
ck,GETに連続するフレームを再生するための制御
データが含まれている。
【0044】そこで、フレームFaにて、たとえばLe
ft,Foward,RightからLeftを選択す
ると、そのLeftに対応するとともに、フレームFa
から連続する内容のフレームが次のメニュー画面に割当
てられているフレームFbまで再生される。ここで、フ
レームFbまで再生される映像は、フレームFaの左9
0゜のアングルからの映像である。
【0045】フレームFbにおいても、Left,Fo
ward,Rightとした項目が表示されているた
め、たとえばLeftを選択すると、フレームFbから
連続する内容のフレームが次のメニュー画面に割当てら
れているフレームFcまで再生される。ここで、フレー
ムFcまで再生される映像は、フレームFbの左90゜
のアングルからの映像である。言換えれば、フレームF
cは、フレームFaの背面のアングルの映像でもある。
【0046】フレームFcにおいては、Fowardと
した項目のみが表示されているため、Fowardを選
択すると、フレームFcから連続する内容のフレームが
次のメニュー画面に割当てられているフレームFdまで
再生される。フレームFdにおいては、さらにFowa
rdとした項目のみが表示されているため、Fowar
dを選択すると、ズームアップされた映像が表示され
る。
【0047】また、フレームFbにおいて、たとえばF
owardを選択すると、同様にしてフレームFeが表
示される。フレームFeにおいては、Back,GET
とした項目が表示されているため、たとえばBackを
選択すると、同様にしてフレームFbに戻ることができ
る。また、フレームFeにおいて、GETを選択する
と、たとえば上述したマルチアングル機能を働かせるこ
ともできる。
【0048】また、フレームFaにおいて、たとえばF
owardを選択すると、同様にして次のメニュー画面
に割当てられているフレームFfが再生される。フレー
ムFfにおいては、Back,GETとした項目が表示
されているため、たとえばBackを選択すると、フレ
ームFaに戻ることができる。また、フレームFfにお
いて、GETを選択すると、次のメニュー画面に割当て
られているフレームFgまでの再生を行わせることがで
きる。
【0049】また、フレームFaにおいて、たとえばR
ightを選択すると、次のメニュー画面に割当てられ
ているフレームFhまでの再生が行われる。フレームF
hにおいても、Left,Foward,Rightと
した項目が表示されているため、たとえばFoward
を選択すると、次のメニュー画面に割当てられているフ
レームFiまでの再生が行われる。
【0050】フレームFiにおいては、Back,GE
Tとした項目が表示されているため、たとえばBack
を選択すると、フレームFhに戻ることができる。ま
た、フレームFiにおいて、GETを選択すると、上述
したマルチアングル機能を働かせることもできる。
【0051】このように、本実施の形態では、連続した
内容の複数のフレームの何れかをメニュー画面に割当て
るとともに、複数のフレームのデータをDVDビデオ1
に記録し、DVDビデオ1の再生時にメニュー画面に割
当てられているフレームの映像を再生制御部11により
表示させるとともに、メニュー画面に割当てられている
フレームの映像に含まれる選択指示内容に従いリモコン
26又は操作キー27により選択指示が行われると、再
生制御部11によりメニュー画面に割当てられているフ
レームに連続する内容のフレームを、次のメニュー画面
に割当てられているフレームまで再生するようにしたの
で、バーチャルリアル性を高めることができる。
【0052】なお、上述した複数のフレームにあって
は、グラフィック画又は実写映像とすることができると
ともに、これらを混在させて再生することも可能であ
り、この場合、ノンリニア編集によって、全てが効果的
にリンクしたバーチャルな世界の構築も可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上の如く本発明に係るDVDビデオに
おけるバーチャルリアル性を高める方法及び記録媒体に
よれば、連続した内容の複数のフレームの何れかをメニ
ュー画面に割当てるとともに、複数のフレームのデータ
をDVDビデオに記録し、DVDビデオの再生時にメニ
ュー画面に割当てられているフレームの映像を再生制御
手段により表示させるとともに、メニュー画面に割当て
られているフレームの映像に含まれる選択指示内容に従
いリモコン又は操作キーにより選択指示が行われると、
再生制御手段によりメニュー画面に割当てられているフ
レームに連続する内容のフレームを、次のメニュー画面
に割当てられているフレームまで再生するようにしたの
で、バーチャルリアル性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDVDビデオにおけるバーチャルリア
ル性を高める方法の一実施の形態に係るDVD再生シス
テムの概要を説明するためのブロック図である。
【図2】図1の再生制御部の詳細を説明するためのブロ
ック図である。
【図3】図1のDVDビデオに対するフレームのデータ
の記録について説明するための図である。
【図4】図1のDVDビデオに対するフレームのデータ
の記録について説明するための図である。
【図5】図1のDVD再生システムの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】図1のDVD再生システムの動作を説明するた
めの図である。
【図7】図1のDVD再生システムの動作を説明するた
めの図である。
【図8】従来のDVDビデオにおけるインタラクティブ
機能を説明するための図である。
【図9】従来のDVDビデオにおけるインタラクティブ
機能を説明するための図である。
【符号の説明】
1 DVDビデオ 10 データ再生制御系 11 再生制御部 12 メニュー画面割当てフレーム検出部 13 再生フレーム選択部 14 選択指示受部 15 選択信号変換部 16 受光部 20 データ再生系 21 DVDビデオ再生部 22 オーディオメモリ 23 ビデオメモリ 24 オーディオデコーダ 25 ビデオデコーダ 26 リモコン 27 操作キー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/18 A63F 9/00,13/10 G11B 20/10,20/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DVDビデオにおけるバーチャルリアル
    性を高める方法であって、 DVDビデオのフォーマットにより作成された画面の内
    容が切替ることなく連続する映像を構成するフレーム
    (f1〜fn)のうち、第1のフレーム(f1)と第2
    のフレーム(f23)とが、リモコン又は操作キーによ
    る映像展開のための選択指示を促す複数の選択ボタンを
    表示させる表示データが重畳されるとともに、前記表示
    データには前記複数の選択ボタンの何れかの選択指示に
    応じた前記映像展開のための制御データが重畳されるこ
    とでメニュー画面とされ、 前記選択指示に応じた映像は、前記メニュー画面とされ
    た前記第1のフレーム(f1)と第2のフレーム(f2
    3)との間で、これら第1及び第2のフレーム(f1,
    f23)に連続する第3のフレーム(f2〜f8)、第
    4のフレーム(f9〜f15)、第5のフレーム(f1
    6〜f22)であり、 再生中に、前記メニュー画面が検出され、さらに前記複
    数の選択ボタンの何れかの選択指示が行われると、前記
    選択指示に対応する制御データに基づき、前記メニュー
    画面とされている第1、第2のフレーム(f1,f2
    3)に連続する内容の前記第3のフレーム(f2〜f
    8)又は前記第4の(f9〜f15)又は前記第5の
    (f16〜f22)が次のメニュー画面とされている第
    1、第2のフレーム(f1,f23)が検出されるまで
    再生される ことを特徴とするDVDビデオにおけるバー
    チャルリアル性を高める方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のDVDビデオにおける
    バーチャルリアル性を高める方法を実行可能なプログラ
    ムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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