JP3258407B2 - 乳ガン患者の血液試料中のnca−btの監視方法、試薬および試験キット - Google Patents

乳ガン患者の血液試料中のnca−btの監視方法、試薬および試験キット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳ガン患者における疾
患の進行または期を監視することに関する。より詳細に
は、本発明は、ガンマーカーの血液中レベルの測定に基
づくそのような監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の物質が、種々のガン疾患の経過の
監視に用いるのに有用なマーカーであることがわかって
いる。同定されているいくつかの有用なマーカーは、ガ
ン胎児性抗原(CEA)やα−フェトプロテインのよう
なオノフィタル(onofetal)抗原、前立腺特異
性抗原(PSA)のような組織特異性抗原、ならびにC
A−125およびCA−19−9として従来知られてい
るもののようなムチン抗原である。
【0003】このような抗原に関するイムノアッセイ
は、一般に診断時の確認試験として、および続いて患者
の状態の監視のために用いられる。時々、このような試
験は、腫瘍タイプの境界を越えて利用されるが(例え
ば、結腸ガン、乳ガンおよび肺ガンにおけるCEA試験
の利用、ならびに肝細胞および精巣のガンにおけるα−
フェトプロテイン)、しかし、各々の試験タイプの効用
は、単一の腫瘍タイプのためのものが主流である(例え
ば、前立腺ガンのためのPSA、および卵巣ガンのため
のCA−125)。
【0004】遺伝学的および免疫学的にCEAに関連す
る一群の抗原性タンパク質が同定されている[Thompso
n, J. and W. Zimmerman (1988) Tumor Biol. 9, 63-8
3;および Barnett, T. and W. Zimmerman (1990) Tumor
Biol. 11, 59-63]。これらの中には、非特異的交差反
応性抗原(NCA)およびトランスメンブレン抗原(T
M−CEA)が含まれる。
【0005】さらに、少なくとも2種のNCAが存在す
ることが見いだされ[Tawargi, Y.,Oikawa, S., Matsuo
ka, Y., Kosaki, G. and H. Nakazato (1988) Biochem.
Biophys. Res. Commun. 150, 89-96; および Neumaie
r, M., Zimmerman, W., Shively, L., Hinoda, Y., Rig
gs, A.D. and J.E. Shively (1988) J. Biol. Chem.26
3, 3202-3207]、NCA−BTおよびNCA−CMLと
名付けられた[NCA−BTに関しては、Barnett, T.,
Goebel, S.J., Nothdurft, M.A. and J.J.Elting (198
8) Genomics 3:59-66; Tawargi, Y., et al.前出; およ
びNeumaier, M., Zimmerman, W., Shively, L., Hinod
a, Y., Riggs, A. and J.E. Shively (1988) J. Biol.
Chem. 263:3202-3207を参照; NCA−CMLに関して
は、Arakawa, F., Kuroki, M., Misumi, Y., Oikawa,
S., Nakazato, H. and Y. Matsuoka(1990) Biochem. Bi
ophys. Res. Commun. 166:1063-1071 を参照]。
【0006】ガン胎児性抗原類(ファミリー)に属する
糖タンパク質の複雑な群のよりよい理解から、このファ
ミリーの種々のメンバーが種々の腫瘍タイプによって異
なって発現されるという観察がなされた。最もよく知ら
れた事実は、CEAが、全部でないにしてもほとんどの
結腸直腸ガン(カルシノーマ)によって発現される一
方、ごく少数の乳ガン(カルシノーマ)によって発現さ
れるということである。
【0007】この抗原ファミリーの種々のメンバーに特
異的なモノクローナル抗体の産生が成功しているため、
種々のガン集団からの血清をスクリーニングし、種々の
タイプのガンにおけるこのCEAファミリーの個々のメ
ンバーの上昇の出現率を測定することが今では可能であ
る。このような特異的抗体の出現以前には、ガン血清中
のNCAレベルを定量する試みは、用いられるイムノア
ッセイと交差反応する様々の量のCEAファミリー中の
他のメンバーの存在によって混乱させられていた。
【0008】NCAに特異的なモノクローナル抗体の生
成の成功の報告は存在していたが[Chavanel, G., Fren
oy, N., Escribano, M.J. and P. Burtin (1983) Oncod
ev.Biol. and Med. 4, 209-217 ]、血液中のNCAレ
ベルと特定のガン患者の臨床的状態との間の相関につい
ての報告はなかった。実際、文献には、NCAはガンに
関して非常に貧弱なマーカーであるという具体的な記述
がある[Shively, J.E., Spayth, V., Chang, F.-F., M
etter, G.E., Klein, L., Presant, C.A. andC.W. Todd
(1982) Cancer Res. 42:2502-2513;および Burtin,
P., Chavanol, G., Hendrick, J.C. and N. Frenoy (19
86) J. Immunol. 137:839-845]。さらに、今ではCE
Aおよびその他の抗原に関して広く受け入れられている
ようなモノクローナル抗体に基づくイムノアッセイは、
開発することが非常に困難であろうと推測されていた
(Burtin, P. et al, 前出) 。
【0009】
【課題を解決するための手段】乳ガン患者における血液
中NCA−BTレベルの変化が、その疾患の進行を監視
する手段となることが見いだされた。ある期間にわたっ
て一連の特異的イムノアッセイを実施することによって
測定した血液中NCA−BTレベルの増加は、有意の数
の患者において悪化状態を示し、一方、血液中NCA−
BTレベルの減少は、このような患者において改善状態
を示す。
【0010】血液(例えば、血清または血漿)中NCA
−BTレベルの測定において、本質的にいかなる方法を
用いても良い。典型的には、このような測定は、2つの
抗体試薬、即ち、そのうち1つはNCA−BTに特異的
であり(その他のCEAファミリーのメンバー抗原、特
にCEA、NCA−CMLおよびTM−CEAに対する
実質的な反応性を示さない)、もう一方はNCA−BT
と特異的または非特異的に結合し得るような2つの抗体
試薬を用いるサンドイッチイムノアッセイによって実施
されるであろう。
【0011】アッセイ形式および必要な抗体試薬の調製
のための方法は、この分野の技術者(当業者)によって
選択され得る。好適な抗体試薬は、酵素標識のように標
識され、あるいは、例えば、マイクロタイタープレート
へのコーティングまたはプラスチックもしくは磁気性の
ビーズもしくは粒子への結合のように固定化されること
ができ、IgGもしくはIgMのような免疫グロブリン
全体、またはFab、Fab′およびF(ab′)2
ラグメントのようなフラグメント、あるいはそれらの集
塊を含むことができる。
【0012】好ましくは、NCA−BT特異的抗体試薬
は、例えば、脾臓または腫瘍細胞の精製抽出物;NCA
−BT発現トランスフェクタント細胞株(ヨーロッパ特
許公報第346,702号参照);従来の免疫原担体分
子に結合した合成ペプチドであって、NCA−BTのエ
ピトープを包含するアミノ酸配列を有するペプチドを含
む免疫原複合体(コンジュゲート);および当業界で理
解されるであろう通りの同様のものである、NCA−B
T含有免疫原混合物のような好適な免疫原で宿主動物を
免疫することによって調製する。
【0013】モノクローナル抗体を含む抗体試薬は、一
般に好ましい。特に好ましいNCA−BT特異的モノク
ローナル抗体は、本発明者によってthe American Type
Cultutre Collection (ATCC), Rockville, Maryland, U
SAに識別番号228.2(受託番号:HB11204)
として寄託されているハイブリドーマによって産生され
るものと同一のエピトープに結合するようなものであ
る。
【0014】他のタイプの受け入れられている疾患監視
法と同様に、本発明は乳ガンと診断されたすべての患者
に有用であるとは言えないことは、理解されるであろ
う。むしろ、医師は、各々の個々の患者のための処置お
よび治療法の方針を建てるために、その他の診断値およ
び臨床観察と組み合わせて血液中NCA−BT値を用い
るであろう。血液中NCA−BTの測定は、乳ガンの発
病を検出する手段を提供し、それにより選択した患者集
団をその疾患に関してスクリーニングするための方法を
提供するであろうということも、企図される。
【0015】本発明を以下の実施例により説明するが、
本発明はそれによって制限されるものではない。
【0016】
【実施例】Mab228.2(モノクローナル抗体228.2) BALB/Cマウスを、50μg のヒト脾臓から精製し
たNCA(von Kleist, S. and P. Burtin (1969) Canc
er Res. 29:1961-1964) およびフロイント完全アジュバ
ントの乳化液で免疫した。高度免疫動物の脾臓を、安楽
死させた動物から取り出し、脾臓細胞をAG8マウスミ
エローマ細胞(ATCC CRL 1580)と融合した。
【0017】生じたハイブリドーマを、サンドイッチE
LISAによって抗NCA抗体産生に関してスクリーニ
ングした。続いて、陽性のクローンを、サンドイッチE
LISAアッセイによって抗CEAおよび抗TM−CE
A(BGP)活性に関してスクリーニングした(Barnet
t, T. and W. Zimmerman 前出; およびBarnett, T.R.,
Kretschmer, A., Austen, D.A., Goebel, S.J., Hart,
J.T., Elting, J.J.and M.E. Kamarck (1989) J. Cell
Biol. 108:267-276 参照)。
【0018】これらのNCA−BTに特異的なクローン
を、再クローニングし、CEAおよびTM−CEA(B
GP)との交差反応性に関して、ELISAによって、
そしてさらに原形質膜上にCEA、NCA−BTまたは
TM−CEAを発現している組換えマウス細胞株を用い
て、再度FACS分析によって再チェックした(ヨーロ
ッパ特許公報第346,702号参照)。このスクリー
ニング法の結果、NCA−BTに特異的であり、CE
A、NCA−CMLまたはTM−CEAとELISAで
検出可能な反応性を持たないMab228.2を同定し
た。
【0019】Mab176.7.5(モノクローナル抗
体176.7.5) BALB/Cマウスを、1990年2月15日に出願さ
れた米国特許出願第480,428号に記載されている
ようにTM−CEAで免疫した。選択された抗体を産生
するハイブリドーマを、the American Type Culture Co
llection, Rockville, Maryland, USAに寄託し、ATC
C HB−10411と名付けられた。この抗体は、N
CAおよびTM−CEAの両方と反応するが、CEAと
は反応しない。この抗体を、ヘテロ2官能性架橋剤であ
るスルホ−SMPB(Pierce Chem. Co., Rockford, I
L, USA)を用いた2−イミノチオラン(2-iminothiolane)
による抗体のチオール化後、仔ウシ腸アルカリホスフ
ァターゼ(Biozyme Corp., San Diego, CA, USA) に架橋
した。この複合体を、本明細書中、以下、176.7.
5−A.P.と名付ける。
【0020】NCA標準液 ヒト脾臓から精製したNCA(von Kleist, S. et al,
前出)を、NCA−BTアッセイのための標準物として
用いた。抗原の量を、精製NCAの加水分解試料のアミ
ノ酸分析によって測定した。アッセイ標準液は、精製N
CAをPBST−BSA(以下を参照)中に希釈するこ
とによって調製した。
【0021】NCA特異的イムノアッセイ NCA特異的Mab228.2を固相捕獲抗体とし、M
ab176.7.5−A.P.をレポーター抗体として
用いて、サンドイッチELISAを企画した。マイクロ
タイターELISAプレート(製品番号25801、Co
rning Glass Works, Corning, NY, USA)のウェルを、1
00μl の0.1M Na2 CO3 /NaHCO3 、 p
H 9.0中のMab228.2で、37℃で1時間コー
ティングした。このウェルを、300μl の0.05M
Naホスフェート緩衝液、 pH 7.2、0.1M NaC
lおよび0.01%チメロサール(PBST)中、0.
1%Tween−20(ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウリエート)で、37℃で1時間ブロッキングし
た。
【0022】プレートをPBSTで5回洗浄した後、5
0μl の抗原溶液[5%ウシ血清アルブミンを含むPB
ST(PBST−BSA)中の標準液または未知血清]
を加え、37℃で2時間インキュベートした。PBST
で5回洗浄した後、100μl の176.7.5−A.
P.(PBST中、15μg /ml )を各ウェルに加え、
37℃で1時間インキュベートした。洗浄後、200μ
l のp−ニトロフェニルホスフェート(1.0M ジエチ
ルアミン緩衝液、 pH 9.8中)を各ウェルに加え、室
温で30分間インキュベートした。次いで、405nmで
の吸光度を測定し、試験血清試料中の抗原量を検量用標
準曲線から測定した。
【0023】患者血清試料 臨床的に確認された乳ガン患者の血清試料は、the Univ
ersity of Texas M.D.Anderson Cancer Center, Housto
n, TX, USA から入手した。臨床的に正常な個人の試料
は、M.D. Anderson および団体内の志願者から入手し
た。
【0024】結果 NCA−BTに関するイムノアッセイの抗原特異性は、
図1および2に示すデータから確立される。図1は、C
EAとの、およびTM−CEA(BGP)との交差反応
性の欠如を示す。クローン化された遺伝子配列を含む組
換え発現ベクターから精製したNCA−BTおよびNC
A−CMLを用いた試験(図2)は、アッセイがNCA
−BTに特異的であることを示す(NCA−脾臓は、前
出のvonKleist, S. et al. に記載されているようにヒ
ト脾臓から精製したNCAである)。
【0025】臨床的に正常な女性の血清中のNCA−B
Tレベルを測定し、カットオフ(95百分位数信頼性レ
ベル)が143ng/ml であることがわかった(表1)。
臨床的に診断された202人の乳ガン患者の平均血清中
濃度は、358ng/ml であった。
【0026】 表1 正常人 平均 95百分位数 女性非喫煙者 64.9ng/ml 135ng/ml (n=50) 女性喫煙者 82.3ng/ml 161ng/ml (n=25) 女性合計 70.1ng/ml 143ng/ml (n=75)ガン患者 上昇したNCA− 358.1ng/ml 1756ng/ml BTレベルを示し (p<0.0001) ている患者の% =66%
【0027】乳ガンと診断され、治療中の有意数の患者
において、血清中のNCA−BTレベルの変化がこの疾
患の期と相関することが見いだされた。連続的な血清試
料を臨床的に確認された乳ガン患者から入手した。これ
らの連続試料は、209ng/ml の平均NCA−BT値を
有した。図3〜8に、これらの患者の血清中CEAおよ
びNCA−BTレベルと臨床的状態の相関の6例を示
す。各々のグラフには、 (a)上記のサンドイッチイムノアッセイ法によって測
定したNCA−BTレベル (b)臨床実験室で測定され、患者のチャートに示され
ていた血清中CEAレベル (c)正常NCA−BTの95百分位数のカットオフ値
(例えば143ng/ml )、および (d)グラフの頂上を横切って、疾患の進行の概要(略
号については符号の説明参照)が示されている。
【0028】これらの例において、血清中NCA−BT
がこの疾患の臨床的後退、安定性および進行との相関を
示すだけでなく、このような相関が血清中CEAレベル
(一般に用いられる乳ガン監視のための血清マーカー)
との相関よりも有意であることをも示す。
【0029】乳ガン血清における上昇したNCA−BT
レベルの高い出現率、およびNCA−BTレベルの変化
と臨床的状態との有意の相関は、患者における乳ガンの
監視の手段として本方法が有用であることを示す。
【0030】本発明を、上記に詳細に記載し、例示し
た。明らかに、本発明の精神および範囲を逸脱すること
なく、本発明の多くのその他の変形および修正が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に記載された特定のイムノアッセイの、
CEAおよびTM−CEAと比較したNCA−BTに対
する特異性を示すグラフである。
【図2】実施例に記載された特定のイムノアッセイの、
脾臓から得られたNCAおよびNCA−CMLと比較し
たNCA−BTに対する特異性を示すグラフである。
【図3】NCA−BTおよびCEAの血液レベルと治療
中の患者における乳ガンの段階との相関の比較を示すグ
ラフである。
【図4】NCA−BTおよびCEAの血液レベルと治療
中の患者における乳ガンの段階との相関の比較を示すグ
ラフである。
【図5】NCA−BTおよびCEAの血液レベルと治療
中の患者における乳ガンの段階との相関の比較を示すグ
ラフである。
【図6】NCA−BTおよびCEAの血液レベルと治療
中の患者における乳ガンの段階との相関の比較を示すグ
ラフである。
【図7】NCA−BTおよびCEAの血液レベルと治療
中の患者における乳ガンの段階との相関の比較を示すグ
ラフである。
【図8】NCA−BTおよびCEAの血液レベルと治療
中の患者における乳ガンの段階との相関の比較を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
Dx 臨床的診断 Surg ガンを除去する外科的手順 Chemo 化学療法が施された期間 Stable 担当医師による、患者の乳ガンが安定化
したという評価 Met↑ 担当医師による、転移が起きていたかまたは
乳ガンがその他の方法で進行しているという評価 Prog 担当医師による、乳ガンが進行しているとい
う評価 + 患者の死亡 Met↓ 担当医師による、転移が停止していたという
評価 NED 担当医師による、もはや疾患の証拠がないとい
う評価
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C12P 21/08 (C12P 21/08 (C12P 21/08 C12R 1:91) C12R 1:91) C12N 15/00 C (56)参考文献 特開 昭64−29400(JP,A) 特開 平1−120289(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/577 C12N 15/02 G01N 33/53 G01N 33/535 G01N 33/574 C12P 21/08 C12R 1:91

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者における乳ガンの進行の監視方法で
    あって、ある期間にわたって一連の特異的イムノアッセ
    イを実施して患者から得た血液試料のNCA−BTレベ
    ルの変化を測定し、それにより血液中NCA−BTレベ
    ルの増加が悪化状態を示し、一方、血液中NCA−BT
    レベルの減少が改善状態を示すことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 実施されるイムノアッセイがサンドイッ
    チイムノアッセイであって、その少なくともひとつの抗
    体試薬がNCA−BTに特異的であり、CEA、NCA
    −CMLまたはTM−CEAに対して実質的に反応性を
    持たない、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該NCA−BT特異的抗体試薬が、モノ
    クローナル抗体である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 該NCA−BT特異的抗体試薬が、本発
    明者らによってtheAmerican Type Culture Collection
    (ATCC), Rockville, Maryland, USA に識別番号22
    8.2(受託番号:HB11204)として寄託されて
    いるハイブリドーマによって産生されるモノクローナル
    抗体と同一のエピトープに結合する、請求項2記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 該血液試料が血清試料である、請求項1
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 本発明者らによってthe American Type
    Culture Collection(ATCC), Rockville, Maryland, USA
    に識別番号228.2(受託番号:HB11204)
    として寄託されているハイブリドーマによって産生され
    るモノクローナル抗体と同一のエピトープに結合するこ
    とを特徴とする、NCA−BT特異的抗体試薬。
  7. 【請求項7】 モノクローナルである、請求項6記載の
    抗体試薬。
  8. 【請求項8】 第一抗体試薬として請求項6記載の抗体
    試薬、およびNCA−BTに特異的または非特異的に結
    合することができる第二の抗体試薬を含む、血液試料中
    のNCA−BTの測定用サンドイッチイムノアッセイ試
    験キット。
  9. 【請求項9】 該第一抗体試薬がモノクローナルであ
    る、請求項8記載の試験キット。
  10. 【請求項10】 該第二抗体試薬もモノクローナルであ
    る、請求項9記載の試験キット。
  11. 【請求項11】 該抗体試薬のひとつが酵素で標識され
    ている、請求項8記載の試験キット。
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