JP3257437B2 - 燃料カットオフ弁 - Google Patents

燃料カットオフ弁

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JP3257437B2 JP6929397A JP6929397A JP3257437B2 JP 3257437 B2 JP3257437 B2 JP 3257437B2 JP 6929397 A JP6929397 A JP 6929397A JP 6929397 A JP6929397 A JP 6929397A JP 3257437 B2 JP3257437 B2 JP 3257437B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料タン
クの液面が上昇したときに燃料を燃料タンク外へ流出す
ることを防止する燃料カットオフ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料カットオフ弁とし
て、図9に示すものが知られている。図9は従来の燃料
カットオフ弁100を示す断面図である。燃料カットオ
フ弁100は、燃料タンクの内部の上方に配置されたケ
ース110を備えている。ケース110は、ポリアセタ
ールやナイロンなどの合成樹脂により形成され、弁室1
20を備えており、この弁室120にフロート弁130
を収納している。フロート弁130は、その上部に連通
孔110aを開閉する閉塞突起131を有し、また、コ
イルばね142により付勢されている。上記連通孔11
0aは、図示しない連通管を介してキャニスタに接続さ
れている。
【0003】こうした燃料カットオフ弁100の構成に
より、弁室120内に燃料タンク内の燃料が浸入しない
ときには、フロート弁130が下方に位置し(図9の状
態)、燃料タンクの内部を、ケース110の透孔110
b、弁室120、連通孔110a、連通管を介してキャ
ニスタに接続する。
【0004】一方、弁室120内に燃料が浸入したとき
には、フロート弁130は、液状燃料の液面の上昇に伴
う浮力により上昇する。そして、フロート弁130の上
部の閉塞突起131が連通孔110a内に突入して連通
孔110aを閉塞したときに、連通管への燃料の流出を
防止する。
【0005】また、燃料カットオフ弁100では、燃料
タンクが揺動して燃料タンク内の燃料が攪拌されたり、
燃料タンク内の温度が上昇して蒸気圧が高くなったりす
ると、フロート弁130の上下のスペース、つまり燃料
タンクに通じる下弁室120aと、連通孔110aに通
じる上弁室120bとの間の差圧が大きくなる。こうし
た差圧は、フロート弁130を上昇させて閉塞突起13
1が連通孔110aを閉じる力として作用する。これを
防止するために、フロート弁130の外側壁面とケース
110の内側壁面との間に通路間隙133を設けてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記通路間隙
133の通路面積が大きすぎると、燃料タンク内の液状
燃料が通路間隙133を通じて上弁室120bへ流入
し、さらに連通孔110aを介してキャニスタ側へ流出
し易い。
【0007】このように、通路間隙133は、燃料タン
ク内と上弁室120bとの差圧を小さくすると同時に液
状燃料の流通を阻止するように通路面積とする必要があ
るが、この通路面積を所定範囲内に形成するには許容寸
法が厳しく製造が面倒であるという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の技術の課題を解決す
るものであり、フロート弁体の上下のスペースの差圧を
小さくできると共に、その間の燃料の流通を阻止できる
燃料カットオフ弁を簡単な構成で提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明は、燃料タンク
内を外部に連通するための連通路に接続された弁室を形
成するケース本体と、上記弁室内に収納され、その上部
に上記連通路を開閉する閉塞部を有し、上記弁室に出入
りする燃料タンク内の液状燃料で浮力を増減して上下方
向へ移動することにより、上記閉塞部で上記連通路を開
閉するフロート弁体と、を備えた燃料カットオフ弁にお
いて、上記フロート弁体は、フロート室を形成する筒状
のフロート本体と、このフロート本体の外側壁部にかつ
上下方向に沿って突設されたフィンを有し、該フィンを
上記フロート本体の周方向に互いに隔てて複数配置し、
該複数のフィンの頂部が弁室の内側壁面にそれぞれ摺動
することで上記フロート本体を上記上下方向へガイドす
ガイド部と、 上記フィンの間にそれぞれ形成され、フ
ロート本体で仕切られた弁室の上下のスペースを通気す
るための通気路と、上記フロート本体の外側壁部であ
り、かつ上記フィンの間に突設されて上記通気路の一部
を狭くする絞り部を形成する絞り形成段部と、を備えた
ことを特徴とする。
【0010】本発明の燃料カットオフ弁は、弁室を形成
するケース本体を備えており、この弁室は、燃料タンク
内と外部(例えば、キャニスタ)とを連通させる連通路
に接続されており、この連通路を介して燃料タンク内の
燃料蒸気を外部に逃がす。また、燃料カットオフ弁で
は、燃料タンク内の燃料の液面が所定液位以上になる
と、弁室内に燃料タンク内の液状燃料が流入して、この
液状燃料で浮力を増したフロート弁体が上昇する。この
フロート弁体の上昇により、フロート弁体の上部に設け
た閉塞部が連通路を閉じて燃料タンク内の燃料が外部へ
流出するのを防止する。
【0011】また、フロート弁体は、フロート本体の外
側壁部に、ガイド部を構成する複数のフィンが外周方向
に所定間隔隔てられて配置されている。フィンは、その
頂部が弁室の内側壁面に摺動してフロート弁体が上下方
向へ移動するときのガイドとして作用する。また、フィ
ンの間は、フロート弁体で仕切られた弁室の上下のスペ
ースを通気する通気路となっている。通気路は、フロー
ト本体の外側壁部から突設された絞り形成段部により、
その一部の通路面積が絞られた絞り部となっている。
【0012】このように絞り部は、フロート本体の垂直
方向の全長にわたって形成されておらず、一部にだけ形
成され、その通路長さが短いことから、フロート弁体の
上下のスペースの差圧が小さくなり、これによりフロー
ト弁体の閉じ方向への力を低減できる。
【0013】なお、絞り部の通路長さが短くなっても、
液状燃料はその粘性により絞り部を通り難いことから、
液状燃料が絞り部を流れるのを阻止する作用はほとんど
低下しない。
【0014】このように、絞り部の上下方向の通路長さ
は、燃料タンクの液状燃料が通気路を通じて連通路側へ
流れるのを阻止する要素と、フロート弁体の上下のスペ
ースを速やかに通気して差圧を少なくする要素とを考慮
して定められる。すなわち、絞り部の通路長さの上限
は、フロート弁体の上下のスペースの間の通気性を確保
するために、フロート弁体の外側壁面の高さの1/2以
下であることが望ましく、また燃料タンク内の液状燃料
の流通を阻止するために、1/6以上であることが望ま
しい。
【0015】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態にかかる燃料
カットオフ弁20を示す断面図である。燃料カットオフ
弁20は、図示しない燃料タンクの上壁部に装着されて
おり、連通管を通じてキャニスタに接続されている。燃
料カットオフ弁20は、ケース21を備えている。ケー
ス21は、ケース本体21aと、このケース本体21a
に超音波溶着により一体化されるとともに燃料タンクの
上壁部に取り付けるためのケース上部21bとを備えて
いる。
【0017】ケース本体21aは、キャニスタ側に接続
される連通孔23aを有する上壁部23と、上壁部23
に一体に形成された側壁部24とを備えている。側壁部
24の下部には、ケース下開口26が形成されている。
ケース下開口26は、底板部30により閉じられてい
る。
【0018】底板部30の外周部には、複数の爪部30
aが形成されており、該爪部30aが側壁部24のケー
ス下切欠き24aに係合することにより、底板部30が
側壁部24に支持されている。上記ケース本体21a及
び底板部30により囲まれたスペースは、フロート室S
になっている。
【0019】上記側壁部24の上部には、通気孔28が
形成されており、この通気孔28を介して燃料タンクの
燃料蒸気がフロート室Sに導かれる。また、上記底板部
30には、燃料連通孔31が形成されており、この燃料
連通孔31を介して燃料タンクの液状燃料がフロート室
S内に導入される。
【0020】上記フロート室Sには、フロート弁体40
が収納されている。フロート弁体40は、筒状壁部41
と、上面部42とに囲まれて樹脂で一体形成されたフロ
ート本体43を備えており、その内側スペースが浮力室
44になっている。フロート本体43の上部には、連通
孔23aを開閉する閉塞部42aが形成されている。こ
のフロート弁体40は、底板部30との間に架設された
スプリング45により支持されている。
【0021】図2は燃料カットオフ弁20の側部の拡大
図、図3はフロート弁体40を示す斜視図である。図2
及び図3において、筒状壁部41の外側壁部41aに
は、フィン46が上下方向に沿いかつ外側壁部41aの
高さH1とほぼ同じ長さで突設されている。フィン46
は、フロート本体43の周方向に所定間隙隔てて複数形
成されており、そのフィン46の頂部46aがフロート
室Sの内側壁面にそれぞれ摺動することで、フロート本
体43を上下方向へ小さい摺動抵抗でガイドするガイド
部として作用する。
【0022】また、フィン46の間は、フロート弁体4
0で仕切られた上弁室Saと下弁室Sbとの間を通気す
るための通気路47となっている。この通気路47に
は、上記フロート本体43の外側壁部41aから突設さ
れて上記通気路47の一部を狭くする絞り部48aを形
成する段差部48(絞り形成段部)が設けられている。
この段差部48は、上記絞り部48aの上下方向の通路
長さh1が上記フロート本体43の上下方向の高さH1
に対して、1/4から1/3となるように形成されてい
る。なお、絞り部48aの通路長さh1をこのように形
成した理由については後述する。
【0023】次に、燃料カットオフ弁20における動作
について説明する。燃料カットオフ弁20では、燃料タ
ンクの燃料液面がカットオフ液位FLに達していない状
態では、フロート弁体40が図1の位置にあり、燃料タ
ンク内を通気孔28、フロート室S及び連通孔23a、
連通管を介してキャニスタに連通させている。
【0024】一方、燃料タンクへの給油によりその燃料
液面が上昇して、カットオフ液位FLを越えて、燃料連
通孔31を介して浮力室44に液状燃料Fが浸入する
と、フロート弁体40に浮力が生じて、該フロート弁体
40が上昇する。そして、フロート弁体40の先端部の
閉塞部42aが図1に示す状態から上昇して、連通孔2
3aを塞ぐ。これにより、燃料カットオフ弁20は、燃
料タンクとキャニスタ側との間を閉じることになる。
【0025】なお、上記ケース上部21bは、その内部
に連通孔23aと連通管とを連通させる上部室51を備
えている。上部室51には、図示しない逆止弁が設けら
れている。逆止弁は、ボールと、このボールに閉弁方向
に付勢するスプリングとを備えており、フロート弁体4
0が連通孔23aを閉じ、タンク内圧が所定値以上にな
ったときに、タンク内圧を逃がすリリース弁として作用
する。
【0026】また、燃料カットオフ弁20では、燃料タ
ンクが揺動して燃料タンク内の燃料が攪拌されたり、燃
料タンク内の温度が上昇して蒸気圧が高くなった場合に
は、図2に示すように、下弁室Sbから、フロート弁体
40の外周とケース本体21aの内壁面との間の通気路
47を介して上弁室Saへ通気するから、下弁室Sbと
上弁室Saとの差圧が小さくなり、フロート弁体40を
閉弁させる方向への力が小さくなる。この場合におい
て、通気路47の絞り部48aは、通路面積が狭くなる
部分が短いから、差圧を大きくするように作用しない。
【0027】一方、絞り部48aは、燃料タンクの燃料
液位が高い場合において、燃料タンクが揺動したとき
に、燃料タンク内の液状燃料が下弁室Sbから上弁室S
aに流入するのを阻止する。このように絞り部48a
は、液状燃料の流通を阻止すると共に、フロート弁体4
0の上下の差圧の解消に支障のない通路面積及び通路長
さに設定されており、こうした絞り部48aの作用・効
果を調べるために、以下に説明する試験を行なった。
【0028】図4は試験に用いたフロート弁体40を示
す断面図、図5は従来のフロート弁体130を示す断面
図である。図4に示すフロート弁体40における絞り部
48aの長さh1は、フロート弁体40の側壁の高さH
1に対して、1/3であり、また、絞り部48aの間隙
W1は1mm、それより上方の通気路47の間隔W2は
2mmとした。一方、図5の従来のフロート弁体130
としてその間隙W3は全長にわたって1mmとした。
【0029】図6は燃料カットオフ弁20の燃料のリー
ク量を測定する試験装置を示す図である。図6におい
て、燃料カットオフ弁20をその上部に取り付けた燃料
タンクTが示されており、この燃料タンクTは、台座P
上に載置されている。この台座Pは、振り角±20゜で
燃料タンクTを揺動させることができる駆動装置(図示
省略)に連結されている。
【0030】いま、燃料タンクT内のカットオフ液位F
Lから、−3mm〜−22mmだけ下回るように燃料の
代わりに燃料を充填し、振り角±20゜、周波数0.7
Hz、レギュレータ圧力が約2.5kPaとなるように
設定し、30分間における燃料のリーク量を調べた。そ
の結果、カットオフ液位FLより−3mmとした液位の
場合、及び−22mmとした液位の場合の両方とも、従
来のものと変わらないリーク量に抑制することができ
た。つまり、絞り部48aの通路長が従来より短くて
も、燃料が通気路47を通る量を従来と同じ位の量に抑
制することができることが分かった。
【0031】一方、燃料カットオフ弁20のフロート弁
体40が差圧に伴って閉弁する圧力限界は、以下の試験
により調べた。すなわち、燃料タンクの上部にエアー圧
を加え、フロート弁体40が閉じたときのエアー圧を調
べた。その結果、燃料カットオフ弁20では、エアー圧
が24kPaとなり、従来の燃料カットオフ弁のエアー
圧が17kPaと比べて上昇していることが分かった。
【0032】このように、絞り部48aの通路長さh1
は、燃料タンクTの液状燃料が絞り部48aを通じて流
れに難くする要素と、フロート弁体40の上下のスペー
スを速やかに通気して差圧を少なくする要素とを考慮し
て定められる。例えば、絞り部48aより短い通路であ
る図7で示す燃料カットオフ弁60であってもよい。す
なわち、図7において、フロート弁体61の側部には、
フィン62が形成されており、そのフィン62の間に絞
り部63を形成する段差部64(絞り形成段部)が形成
されている。この絞り部63の長さh2は、フロート弁
体61の側壁部の高さH1の1/6程度になっている。
このように絞り部63の長さは、燃料タンク内の液状燃
料の流通を阻止するために、フロート弁体61の側壁部
の高さH1に対して、1/6以上であれば、液状燃料の
流通を阻止できるとともに、通気性を高めることができ
る。
【0033】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0034】(1) 図8は他の実施の形態にかかる燃
料カットオフ弁90を示す断面図である。図8におい
て、フロート弁体91の上面部92から筒状壁部93の
上部にかけて、傾斜部94が形成されている。この傾斜
部94は絞り部95に接続される通気路96を形成する
と共に、上弁室Saに液状燃料が入り込んだときに、傾
斜部94を介して速やかに下弁室Sbへ逃がすように作
用する。したがって、フロート弁体91の上部に液状燃
料が溜まって、その自重でフロート弁体91が閉じにく
くなる状態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる燃料カットオフ
弁20を示す断面図。
【図2】燃料カットオフ弁20の要部を拡大して示す断
面図。
【図3】フロート弁体40を示す斜視図。
【図4】フロート弁体40を示す断面図
【図5】従来のフロート弁体を示す断面図。
【図6】燃料カットオフ弁20の燃料漏れを試験するた
めの装置。
【図7】他の実施の形態にかかる燃料カットオフ弁60
を示す断面図。
【図8】さらに他の実施の形態にかかる燃料カットオフ
弁90を示す断面図。
【図9】従来の燃料カットオフ弁を示す断面図。
【符号の説明】
20…燃料カットオフ弁 21…ケース 21a…ケース本体 21b…ケース上部 23a…連通孔 23…上壁部 24…側壁部 24a…ケース下切欠き 26…ケース下開口 28…通気孔 30…底板部 30a…爪部 31…燃料連通孔 40…フロート弁体 41…筒状壁部 41a…外側壁部 42…上面部 42a…閉塞部 43…フロート本体 44…浮力室 45…スプリング 46…フィン 46a…頂部 47…通気路 48a…絞り部 48…段差部 51…上部室 60…燃料カットオフ弁61 …フロート弁体62 …フィン63 …絞り部64 …段差部 90…燃料カットオフ弁 91…フロート弁体 92…上面部93…筒状壁部 94 …傾斜部95 …絞り部96…通気路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−337176(JP,A) 特開 平7−228321(JP,A) 特開 平3−202671(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/02 - 15/04 F02M 37/00 311

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内を外部に連通するための連
    通路に接続された弁室を形成するケース本体と、 上記弁室内に収納され、その上部に上記連通路を開閉す
    る閉塞部を有し、上記弁室に出入りする燃料タンク内の
    液状燃料で浮力を増減して上下方向へ移動することによ
    り、上記閉塞部で上記連通路を開閉するフロート弁体
    と、を備えた燃料カットオフ弁において、 上記フロート弁体は、 フロート室を形成する筒状のフロート本体と、 このフロート本体の外側壁部にかつ上下方向に沿って突
    設されたフィンを有し、該フィンを上記フロート本体の
    周方向に互いに隔てて複数配置し、該複数のフィンの頂
    部が弁室の内側壁面にそれぞれ摺動することで上記フロ
    ート本体を上記上下方向へガイドするガイド部と、 上記フィンの間にそれぞれ形成され、フロート本体で仕
    切られた弁室の上下のスペースを通気するための通気路
    と、 上記フロート本体の外側壁部であり、かつ上記フィンの
    間に突設されて上記通気路の一部を狭くする絞り部を形
    成する絞り形成段部と、 を備えたことを特徴とする燃料カットオフ弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記絞り形成段部は、上記絞り部の上下方向の通路長さ
    が上記フロート本体の上下方向の高さに対して、1/2
    から1/6となるように形成した燃料カットオフ弁。
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