JP3255876B2 - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信器や電
源などに用いられるインダクタンス素子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のインダクタンス素子を示す
斜視図である(実開昭61−144616号公報)。図
8において、1は基体で、基体1は両端部に鍔部2,3
がそれぞれ設けられており、鍔部2と鍔部3の間には巻
部4が形成されている。また、鍔部2,3にはそれぞれ
溝部5が設けられている。6は基体1に巻回された巻線
で、巻線6の端部はそれぞれ溝部5に保持されている。
この様な構成によって、回路基盤等にインダクタンス素
子を実装する場合に方向性が存在せず、実装性が向上
し、回路基盤の生産性が向上する。
【0003】他の従来例としては、例えば特開平8−1
24748号公報,特開平8−124749号公報,特
開平8−213248号公報および実開平3−1510
号公報等が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな構成では、特性のばらつきや素子の小型化及びQ値
が思うように向上せず、また巻線部が露出しているため
に自動実装には不向きであるとともに実装の際に巻線の
破損等が発生することがあった。
【0005】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、実装する際に方向性が存在せず小型で特性のばらつ
きを抑えQ値が向上し、実装性が向上する巻線型のイン
ダクタンス素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻部の両端に
断面形状を略正多角形状とした一対の鍔部を設け、一対
の鍔部よりも巻部を段落ちさせ、しかも一対の鍔部の巻
部側にテーパー部を設けた基体と、一対の鍔部のそれぞ
れの側面に設けられた溝部と、溝部内に設けられた電極
材と、巻部に巻回されると共に端部を溝部内に保持し、
しかも溝部内に設けられた電極材に接合された巻線と、
巻線を覆い樹脂材料で構成された保護材とを備え、高さ
P1,幅P2,長さP3としたときに、 0.5mm<P1<1.2mm 0.5mm<P2<1.2mm 1.0mm<P3<2.0mm とし、前記一対の鍔部のそれぞれに設けられた前記電極
材がそれぞれ回路基板の配線パターンに接続される表面
実装型のインダクタンス素子であって、一対の鍔部の側
面における幅をW1とし前記一対の鍔部の側面における
溝部の幅をW2としたときに0.1<W2÷W1<0.
6とし、しかも巻線の巻回部と電極材とを非接触とし
た。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、巻部の
両端に断面形状を略正多角形状とした一対の鍔部を設
け、前記一対の鍔部よりも前記巻部を段落ちさせ、しか
も前記一対の鍔部の前記巻部側にテーパー部を設けた基
体と、前記一対の鍔部のそれぞれの側面に設けられた溝
部と、前記溝部内に設けられた電極材と、前記巻部に巻
回されると共に端部を前記溝部内に保持すると共に前記
溝部内に設けられた前記電極材に接合された巻線と、前
記巻線を覆い樹脂材料で構成された保護材とを備え、高
さP1,幅P2,長さP3としたときに、 0.5mm<P1<1.2mm 0.5mm<P2<1.2mm 1.0mm<P3<2.0mm とし、前記一対の鍔部のそれぞれに設けられた前記電極
材がそれぞれ回路基板の配線パターンに接続される表面
実装型のインダクタンス素子であって、一対の鍔部の側
面における幅をW1とし前記一対の鍔部の側面における
溝部の幅をW2としたときに0.1<W2÷W1<0.
6とし、しかも巻線の巻回部と電極材とを非接触とした
ことによって、回路基盤への実装面積を小さくすること
が出来、巻線の破損や、基体の折れ等を防止でき、生産
性を向上させることが出来、所望の特性を得ることがで
き、更には実装性を向上させ、所望の特性を得ることが
できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、両端に形成された鍔部の同一側面に形成されるそれ
ぞれの溝部の中心をずらしたことによって、安定的な姿
勢を保つことができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項におい
て、溝部に基体の長手方向に沿った筋状の凹凸を設けこ
によって、巻線の端部の滑りを抑えることが可能にな
り、安定して溝部内に巻線を保持させることができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項におい
て、溝部の深さを鍔部と巻部の段差よりも浅くしたこと
によって、巻線と配線パターンとを近接させることがで
きる
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】以下、本発明におけるの実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の一実施の形態におけるイン
ダクタンス素子を示す斜視図である。
【0018】図1において、7は基体で、基体7はアル
ミナ等の非磁性材料やフェライト(具体的にはMn系フ
ェライト)等の磁性材料などが用いられる。基体7の構
成材料としてアルミナ等の非磁性材料を用いる場合に
は、対応周波数が100MHz以上が好ましく、特に非
磁性材料として前述のアルミナ若しくはアルミナを含む
材料を用いると、特性面およびコスト面等で非常に有利
になる。また、基体7の構成材料としてフェライト等の
磁性材料を用いる場合には、対応周波数が100MHz
以下が好ましく、磁性材料として、フェライトを用いる
と特性面,加工性の面およびコスト面で有利になる。
【0019】図2は本発明の一実施の形態におけるイン
ダクタンス素子の基体7のみを示した斜視図である。図
2に示す様に、基体7は後述する巻線を巻回する巻部8
と巻部8の両端にそれぞれ設けられた鍔部9,10より
構成されている。巻部8および鍔部9,10の断面形状
は略正方形状の直方体である。また、巻部8は鍔部9,
10より段落ちしており、巻部8の径は鍔部9,10の
径よりも小さくなっている。巻部8は後述する巻線が巻
回されるので、巻線の被膜等に傷が入り、ショート等を
防止する等の目的で角部8aに面取りやテーパー加工な
どを施した方が好ましい。
【0020】また、例えば鍔部10と巻部8の境界には
テーパー部10bを設けることによって、巻線を巻きや
すくしたり、巻線の被覆に傷が入ったりすることを防止
することができる。同様に図示していないが鍔部9と巻
部8の境界部にもテーパー部を設けた。
【0021】更に、鍔部9の各側面9bにはそれぞれ略
中央部に溝部11が形成されている。この溝部11は、
後述する巻線の引出溝となる。溝部11は側面9bから
端面9aにかけて連続して設けられており、端面9aで
十文字に交差するように形成されている。鍔部10にも
鍔部11と同様の溝部12が形成されている。
【0022】13は基体7に巻回された巻線で、巻線1
3は巻部8上に密着して巻かれており、しかも巻線13
の一方の端部は溝部11の一つに保持されており、他方
の端部は溝部12の一つに保持されている。
【0023】14は溝部11,12それぞれの中に設け
られた電極材で、電極材14はCu,Ag,Au,Ni
および半田などの導電材料の1種またはそれらの合金、
およびそれら導電膜を積層することによって構成されて
いる。巻線13は電極材14と電気的に接合される。具
体的に説明すると、例えば溝部11,12内にAg膜と
Ni膜を積層して構成した導電膜を形成し、その上に巻
線13の端部を配置し、その後に半田で巻線の端部を導
電膜に接合する。この具体例で言えば、電極材14と
は、Ag膜,Ni膜および半田で構成された積層構造と
なる。
【0024】15は巻線13を覆うように設けられた保
護材で、保護材15はエポキシ樹脂等の耐候性を有する
材料で構成されている。保護材15の構成材料としては
他にレジストが用いることができ、レジストを用いる事
によって容易に保護材の形成が可能になり生産性が向上
する。また、保護材15としてカチオン系またはアニオ
ン系樹脂によって構成された電着膜で作製することもで
き、電着膜を用いる事によって、一度に大量の素子に保
護材15を形成することが出きるので、非常に生産性を
向上させることができる。この様に巻線13を覆うよう
に保護材15を設ける事によって、実装機のノズルで素
子を吸着し易くなり、しかもノズル等によって巻線13
が変形したり、時には切れたりすることは、発生しな
い。なお、保護材14として絶縁材料を用いることによ
って巻線13間の確実な絶縁を行うことができる。ま
た、保護材15として表面が滑らかな樹脂材料を用いる
ことによって、更にノズルでの吸着特性を向上させるこ
とができ、実装ミスなどを抑制できる。この様に、従来
では実装部品として不向きであった巻線タイプのインダ
クタンス素子において、保護材15を設ける構成とする
ことによって、飛躍的に実装性を向上させることができ
る。
【0025】以上の様に構成されたインダクタンス素子
は、鍔部9,10に設けられた電極材14が回路基盤等
の配線パターン等に接続される様に実装装置などを用い
て取り付けられる。
【0026】以下各部の詳細な説明を行う。まず、溝部
11,12の幅について図3を用いて説明する。なお、
代表として溝部11について説明するが、溝部12につ
いても同様の構成である。
【0027】溝部11の幅W2は、巻線13の直径より
も大きいことが好ましい。しかしながら、鍔部9の幅を
W1とした場合、T=W2÷W1は以下の関係を満たす
ことが好ましい。
【0028】0.1<T<0.6(好ましくは0.25
<T<0.35) 上記範囲外であると、巻線機等で、巻線13を基体7に
巻回する場合、うまく巻線をからげることはできず、不
良品の発生が多くなる可能性があったり、生産性が低下
する。Tが0.1以下であると、巻線13が溝部11か
ら抜け出す確率が高くなり、巻線不良が多く発生するこ
とがあるとともに、溝部11の幅W2が細くなるので、
その加工が非常に難しくなり、生産性が非常に悪くな
る。また、Tが0.以上であると、溝部11の幅が広
くなりすぎて、巻線13の端部の接合位置にばらつきが
生じて特性がばらついたり、電極材14を広く形成しな
ければならないので、コスト的にも不利になる。
【0029】また、溝部11の巻部8側の端部11aに
は巻線13が当接するので、面取りおよびテーパー加工
などを施すことによって、巻線13に傷が入ってショー
トしたり断線することなどを防止することができる。
【0030】次に溝部11,12の深さについて図4を
用いて説明する。上述と同様に代表として溝部11につ
いて説明するが、溝部12についても同様の構成であ
る。
【0031】溝部11の深さW3は、巻線13の直径よ
りも深い方が好ましい。溝部11の深さW3は、鍔部9
と巻部8の段落ち深さW4と同じ程度、即ちW3≒W4
であることが好ましい。しかしながら溝部11内には電
極材14や巻線13などを設けるので、時には溝部11
から溝部11の深さ方向に接合材などが飛び出してしま
うことがあり、素子を回路基板上に実装した際に、その
飛び出し部の影響で姿勢が不安定になるなどが生じるこ
とがあるが、溝部11の深さW3をW4よりも深くする
ことによって、その飛び出し部分がないようにすること
ができる。また、巻線13の端部と回路基盤等に設けら
れた配線パターンをより近接させて、接合性を向上させ
る場合には、溝部11の深さW3をW4よりも浅くして
巻線13の端部を鍔部9の側面表面に近づかせることが
好ましい。
【0032】なお、溝部11の底面部11bの断面形状
は巻線13の端部の位置決め等の良さから断面U字型
(断面コ字型でもよい)が好ましい。
【0033】また、図5に示す様に溝部11内に溝部1
1の長さ方向に沿った筋状の凹凸を形成することによっ
て、巻線13の端部を溝部11内に当接させたときに滑
りなどが発生せず、安定した溝部11内の保持を行うこ
とができる。この筋状の凹凸は、一部巻部8に達するよ
うに形成することによって、巻線13の滑りなどを更に
効果的に抑制させることができる。
【0034】また、巻線13の巻回部は電極材14と接
触させないように構成することが好ましい。前述の様に
巻線13の両端部は溝部11,12内に設けられた電極
材14と接合させたが、巻線13の巻部8に巻回されて
いる巻回部と電極材14が接合すると、Q値の低下が発
生することが判明した。従って、この様な構成にするこ
とによって、Q値の低下を防止することができる。次
に、鍔部9,10の端面には、十文字状に溝部11,1
2が設けられており、この溝部内に電極材14が設けら
れており、その他の部分には電極材14を設けていな
い。即ち、鍔部9,10の端面には、全面に電極材14
が設けられておらず、電極材14が設けられていない部
分100も存在する。この様な構成によってもQ値の低
下を防止することができる。これは実験の結果、鍔部
9,10の端面全面に電極材14を形成するとかなりの
Q値の低下が発生したからである。
【0035】次に巻線13について説明する。巻線13
は、図6に示す様に、巻部8に密に巻かれている。低周
波対応(100MHz以下程度)の場合であれば、巻線
8の間隔Lは短い方が良いので、巻線13の表面に形成
された皮膜13aを比較的薄く形成した方がよい。ま
た、高周波対応(100MHz以上)であれば間隔Lは
長い方が良いので、皮膜13aの厚さは厚く(30μm
〜50μm程度)する。この様に巻線13の皮膜13a
を調整することによって、巻線13の間隔Lを調整する
ようにしたので、巻線13間隔Lのばらつきを抑えるこ
とが出来、生産性を飛躍的に向上させることができる。
【0036】また、巻き方としては、カバーレンジを広
くするために巻線間隔Dを開けずに密巻きにしたり、周
波数特性を向上させるために巻線間隔Dを広げたスペー
ス巻にしたりすることもできる。また、皮膜13aの厚
さを厚く(30μm〜50μm)調整することによっ
て、巻線間隔Lのばらつきを抑え、ることができ、更に
は皮膜13aに粘着性を持たせることによって巻線のば
らけをなくし生産性を飛躍的に向上させることができ
る。
【0037】なお、本実施の形態では、鍔部9,10及
び巻部8の断面形状を略正方形となるように構成した
が、正五角形,正六角形などの略正多角形状になるよう
に構成しても良いし、略円形状となるようにしても良
い。すなわち、素子を回路基板上に実装したときに方向
性のない断面形状であればよい。その中でも鍔部9,1
0及び巻部8の断面形状を略円形状とする場合は、溝部
11,12は等角度になるように設けることが好まし
い。即ち、角度が[360÷n(nは自然数)]となる
ような位置に溝部11,12を形成する。
【0038】更に本実施の形態では、溝部11,12を
それぞれ鍔部9,10の略中央部に設けたが、図7に示
す様に溝部11,12のそれぞれの中心X1,X2を互
いにずらすように溝部11,12を形成してもよい。こ
の様な構成によって、例えば、溝部11,12から何ら
かの影響で、半田などがはみ出しても、素子を取り付け
た際に、素子が姿勢不安定になることを抑制することが
できる。すなわち、図1に示すような構造で、例えば溝
部11,12から半田などがはみ出した場合、素子は溝
部11,12を中心として、左右に揺れて姿勢が不安定
になるが、図7の様に、溝部11,12の形成位置をず
らすことによって、2点支持の様な構成になるので、姿
勢が不安定になることを抑制することができる。
【0039】なお、今まで説明してきた素子のサイズ
(図1に示す高さP1,幅P2,長さP3)は、以下の
範囲にすることが好ましい。
【0040】0.5mm<P1<1.2mm(好ましく
は0.8mm<P1<1.2mm) 0.5mm<P2<1.2mm(好ましくは0.8mm
<P2<1.2mm) 1.0mm<P3<2.0mm(好ましくは1.6mm
<P3<2.0mm) P1及びP2が0.5mm以下であれば、基体7の機械
的強度が弱くなり、巻線する際に素子折れなどが発生す
ることがあるとともに、巻線13の巻径が小さくなって
しまい所定の特性が得られなく、更には、巻線13が急
激に曲げられることになるので、巻線13の破損が発生
しやすく、しかも皮膜13aの剥がれ等の起こりやすく
なる。なお、P1,P2が0.8mm以上であれば、上
記不具合は更に発生する確率が低くなる。また、P1,
P2が1.2mm以上であると、素子自体が大きくなり
過ぎて、実装面積が広くなってしまい、回路基盤等の小
型化が行えず、ひいては装置の小型化を行うことは出来
ない。また、P3が1.0mm以下であると、巻線13
の巻数が制限されることになり、所定のインダクタンス
を得ることは出来ず、しかも巻線13の巻数を多くしよ
うとすると、巻線13の径を細くしなければならず、自
動巻線機等で巻線13を基体7際に巻線13の切れなど
が発生する。なお、P3が1.6mm以上であれば、更
に上記不具合が発生する確率が低くなる。また、P3が
2.0mm以上であると、素子自体が大きくなり過ぎ
て、実装面積が広くなってしまい、回路基盤等の小型化
が行えず、ひいては装置の小型化を行うことは出来な
い。
【0041】
【発明の効果】本発明は、巻部の両端に断面形状を略正
多角形状とした一対の鍔部を設け、一対の鍔部よりも巻
部を段落ちさせ、しかも一対の鍔部の巻部側にテーパー
部を設けた基体と、一対の鍔部のそれぞれの側面に設け
られた溝部と、溝部内に設けられた電極材と、巻部に巻
回されると共に端部を溝部内に保持し、しかも溝部内に
設けられた電極材に接合された巻線と、巻線を覆い樹脂
材料で構成された保護材とを備え、高さP1,幅P2,
長さP3としたときに、 0.5mm<P1<1.2mm 0.5mm<P2<1.2mm 1.0mm<P3<2.0mm とし、前記一対の鍔部のそれぞれに設けられた前記電極
材がそれぞれ回路基板の配線パターンに接続される表面
実装型のインダクタンス素子であって、一対の鍔部の側
面における幅をW1とし前記一対の鍔部の側面における
溝部の幅をW2としたときに0.1<W2÷W1<0.
6とし、しかも巻線の巻回部と電極材とを非接触とした
ことによって、回路基盤への実装面積を小さくすること
が出来、巻線の破損や、基体の折れ等を防止でき、生産
性を向上させることが出来、所望の特性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子の基体のみを示した斜視図
【図3】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子を示す部分拡大図
【図4】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子を示す部分拡大図
【図5】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子を示す部分拡大図
【図6】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子を示す部分拡大図
【図7】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子を示す平面図
【図8】従来のインダクタンス素子を示す斜視図
【符号の説明】
7 基体 8 巻部 9,10 鍔部 11,12 溝部 13 巻線 14 電極材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯▲崎▼ 賢蔵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 上米良 光男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−272937(JP,A) 実開 平6−9103(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻部の両端に断面形状を略正多角形状とし
    た一対の鍔部を設け、前記一対の鍔部よりも前記巻部を
    段落ちさせ、しかも前記一対の鍔部の前記巻部側にテー
    パー部を設けた基体と、前記一対の鍔部のそれぞれの側
    面に設けられた溝部と、前記溝部内に設けられた電極材
    と、前記巻部に巻回されると共に端部を前記溝部内に保
    持すると共に前記溝部内に設けられた前記電極材に接合
    された巻線と、前記巻線を覆い樹脂材料で構成された保
    護材とを備え、高さP1,幅P2,長さP3としたとき
    に、 0.5mm<P1<1.2mm 0.5mm<P2<1.2mm 1.0mm<P3<2.0mm とし、前記一対の鍔部のそれぞれに設けられた前記電極
    材がそれぞれ回路基板の配線パターンに接続される表面
    実装型のインダクタンス素子であって、一対の鍔部の側
    面における幅をW1とし前記一対の鍔部の側面における
    溝部の幅をW2としたときに0.1<W2÷W1<0.
    6とし、しかも巻線の巻回部と電極材とを非接触とした
    ことを特徴とするインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】両端に形成された鍔部の同一側面に形成さ
    れるそれぞれの溝部の中心をずらしたことを特徴とする
    請求項1記載のインダクタンス素子。
  3. 【請求項3】溝部に基体の長手方向に沿った筋状の凹凸
    を設けことを特徴とする請求項1記載のインダクタンス
    素子。
  4. 【請求項4】溝部の深さを鍔部と巻部の段差よりも浅く
    した請求項1記載のインダクタンス素子。
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JPH1140424A (ja) 1999-02-12

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