JP3255775B2 - 鉱石の水洗処理方法及びその装置 - Google Patents

鉱石の水洗処理方法及びその装置

Info

Publication number
JP3255775B2
JP3255775B2 JP28163493A JP28163493A JP3255775B2 JP 3255775 B2 JP3255775 B2 JP 3255775B2 JP 28163493 A JP28163493 A JP 28163493A JP 28163493 A JP28163493 A JP 28163493A JP 3255775 B2 JP3255775 B2 JP 3255775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
fine powder
ore
water
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28163493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07113127A (ja
Inventor
和弘 白濱
吉丸 阿部
明徳 神
久美 御手洗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP28163493A priority Critical patent/JP3255775B2/ja
Publication of JPH07113127A publication Critical patent/JPH07113127A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3255775B2 publication Critical patent/JP3255775B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cyclones (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉱石の水洗処理方法及
びその装置に係り、更に詳しくは、例えば鉄鉱石のよう
な塊鉱石の表面に付着した微粒粉を、水洗や篩分けによ
って分離する鉱石の水洗処理方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば高炉において、使用される鉄鉱石
の表面に微粒粉が大量に付着していると炉内の通気性が
阻害されて炉況を損なう虞がある。従って、鉄鉱石(塊
鉱石)に含まれる例えば5mm以下の微粒粉の含有量を
3%以下にするなどの規制がなされている。一方、高炉
に投入される鉄鉱石の水分含有量(水分率)が例えば1
0%を超えてしまうと炉頂温度の低下が生じ、同様に炉
況を損なう虞れがある。このため、高炉において、粒径
5〜30mmに整粒された輸入鉱石を使用する際には、
篩分けにより微粒粉を除去して、この微粒粉の含有率を
3%以下に調節している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘性の
大きな微粒粉を含有する鉱石の場合、あるいは通常の鉱
石であっても湿度の高い雨の後や雨期にハンドリングさ
れる場合は、微粒粉の付着力が大きいために一回の篩分
けでは鉱石から完全に微粒粉を分離できないので、その
後、数回、篩分けを繰り返している。これにより、鉱石
処理コストは高くなり、しかもこのように篩分けを繰り
返しても微粒粉の含有率が所望値まで下がらない場合が
多く、従ってこのような鉱石の高炉における使用比率を
低下させざるを得なかった。そこで、鉄鉱石の表面に付
着している微粒粉を除去するための従来技術が種々提案
されている。例えば、特開昭49−25557号公報に
は、循環水流を利用して鉄鉱石を水洗分級する技術が開
示されている。この従来技術は、湿式分級を採用してい
るので粉塵の発生もなく正確な分級ができる点が優れて
いる反面、水洗後の混合液の固液分離がシックナー方式
によるため、広大なスペースが必要であり、水処理及び
設備費の点でコスト高になるという問題点があった。本
発明者らは、篩分けでは除去し難い粘着性の大きな微粒
粉が付着した塊鉱石であっても、確実に微粒粉を分離・
除去できるコンパンクトなプロセスを構築すべく、多く
の実験を伴う研究を重ねた結果、塊鉱石の表面に付着し
ている微粒粉の粒度レベルに対応して異なる分離・除去
手段を適用することにより、前述した問題点を解決でき
ることを知見するに到った。本発明はかかる事情に鑑み
てなされたもので、コンパクトで優れた微粒粉の分離・
除去ができると共に、塊鉱石の洗浄や篩分け用の水を系
内で循環使用でき、また粉塵の発生もない鉱石の水洗処
理方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の鉱石の水洗処理方法は、微粒粉、細微粒粉及び極
細微粒粉から構成された微粒粉群が付着した塊鉱石を、
予め散水して加湿した後、スクリーン式ジェット水洗機
により水洗浄し、付着した前記微粒粉群を除去した前記
塊鉱石を回収し、次いで、前記スクリーン式ジェット水
洗機から排出される前記微粒粉群を含む洗浄水を、第1
のスクリーン式脱水機により脱水して前記微粒粉を回収
し、次いで前記第1のスクリーン式脱水機からの排出洗
浄水を液体サイクロンに供給して前記細微粒粉を分離
し、その後、分離された該細微粒粉を第2のスクリーン
式脱水機により脱水して回収している。請求項2記載の
鉱石の水洗処理方法は、請求項1記載の鉱石の水洗処理
方法において、前記液体サイクロンから排出される洗浄
水を循環槽に貯水して、含有する前記極細微粒粉を沈澱
させてからフィルタープレスにより回収している。請求
項3記載の鉱石の水洗処理方法は、請求項2記載の鉱石
の水洗処理方法において、前記循環槽内に貯水された前
記洗浄水に含まれる前記極細微粒粉を沈澱させて、前記
極細微粒粉の含有重量比率を示す濁度が15重量%以下
となった上澄水を前記スクリーン式ジェット水洗機に循
環使用している。そして、請求項4記載の鉱石の水洗処
理装置は、微粒粉、細微粒粉及び極細微粒粉から構成さ
れる微粒粉群が付着した塊鉱石を予め加湿する散布手段
と、ジェット水を噴出するノズルを供え、前記散水手段
によって加湿された前記微粒粉群を含む前記塊鉱石を洗
浄して該塊鉱石を回収するスクリーン式ジェット水洗機
と、該スクリーン式ジェット水洗機から排出された洗浄
水を脱水して前記微粒粉を回収する振動搬送式の第1の
スクリーン式脱水機と、該第1のスクリーン式脱水機か
らの排出洗浄水を収容して該排出洗浄水中の前記細微粒
粉を分離させる液体サイクロンと、該液体サイクロンに
より分離された前記細微粒粉を脱水して回収する振動搬
送式の第2のスクリーン式脱水機とを備えている。請求
項5記載の鉱石の水洗処理装置は、請求項4記載の鉱石
の水洗処理装置において、前記液体サイクロンにより分
離された洗浄水を貯水して含有極細微粒粉を沈澱させる
一方、その上澄水を前記スクリーン式ジェット水洗機に
供給する循環槽と、該循環槽に沈澱した前記極細微粒粉
を固液分離するフィルタープレスとを有する。
【0005】
【作用】請求項1〜3記載の鉱石の水洗処理方法及び請
求項4、5記載の鉱石の水洗処理装置は、スクリーン式
ジェット水洗機において、スクリーン上に載置された微
粒粉を含む塊鉱石に洗浄水を勢い良くジェット噴射して
微粒粉をきれいに洗い流すので、微粒粉が除去された塊
鉱石を粉塵を生じさせることなく回収できる。一方、ス
クリーン式ジェット水洗機から排出された微粒粉を含む
洗浄水は、第1のスクリーン式脱水機により脱水されて
微粒粉が回収され、この第1のスクリーン式脱水機によ
り回収できなかった細微粒粉を含む洗浄水が液体サイク
ロンに供給されて、洗浄水中から細微粒粉が分離され
る。その後、細微粒粉を第2のスクリーン式脱水機によ
り脱水して回収するようにしたので、塊鉱石から除去さ
れた微粒粉を少ない水処理量で粒径に応じて固液分離で
きる。特に、請求項2記載の鉱石の水洗処理方法及び請
求項5記載の鉱石の水洗処理装置では、液体サイクロン
から排出された洗浄水を一旦循環槽に貯水して含有する
極細微粒粉を沈澱させ、次いでスラリー状態の極細微粒
粉をフィルタープレスにより分離して回収するので、液
体サイクロンから排出された洗浄水中の極めて細かな微
粒粉をも良好に回収できる。請求項3記載の鉱石の水洗
処理方法では、循環槽内に貯水された洗浄水に含まれる
極細微粒粉を沈澱させて、極細微粒粉の含有重量比率を
示す濁度が15重量%以下となった上澄水をスクリーン
式ジェット水洗機に循環使用することにより、塊鉱石の
洗浄や篩分け用の水を系内で効果的に循環使用できる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき、説明し、本発明の理解に供
する。ここに、図1は本発明の一実施例に係る鉱石の水
洗処理装置の全体構成図、図2は鉱石の水洗処理装置に
使用されるスクリーン式脱水機の概略側面図、図3はス
クリーン式脱水機の要部拡大断面図、図4は鉱石の水洗
処理装置に使用される液体サイクロンの一部断面図を含
む斜視図を示している。
【0007】図1に示すように、鉱石の水洗処理装置1
0は、例えば鉄鉱石の破砕や整粒を行う既設の整粒工場
11からコンベア12〜14により投下された鉱石を水
洗いするスクリーン式ジェット水洗機15を有してい
る。鉱石には、粒径の大きい順から、高炉に使用される
塊鉱石Aと、焼結原料に使用される微粒粉B、細微粒粉
C及び極細微粒粉Dとを含んでおり、これらのコンベア
12〜14は順次階段状に下方配置されている。コンベ
ア13上には、微粒粉の分離・除去効果が水量と加湿か
ら水洗・篩分けまでの時間が影響することから、搬送中
の鉱石の水分率を1〜2%だけ増加させて微粒粉の分離
・除去の効果を向上できるように加湿水の散布手段が設
けられている。発明者らの知見によれば、1〜2%の水
分率増となる散水を鉱石に施した後、10分間以内に水
洗・篩分けを行うのが好ましい。
【0008】スクリーン式ジェット水洗機15には、網
目の粗い上段のスクリーン15aと、網目の密な下段の
スクリーン15bとが水平に配置されており、スクリー
ン15a、15b上の鉱石の移動方向とは反対の方向か
ら、スクリーン15a、15bに対して所定の傾斜角度
で水ジェットを噴射する多数本のノズルが配置されてい
る。なお、ノズルにはスクリーン15a、15bの面と
の角度を変更できるように、角度調節手段が設けられて
いる。上段のスクリーン15aの網目の大きさは、供給
される鉱石の粒度構成から、上下段のスクリーン15
a、15bに均等に負荷がかかるように、また洗浄効率
や篩分け効率を考慮して例えば10mm程度であり、一
方、下段のスクリーン15bの網目は、例えば高炉に塊
鉱として供給される最低限の大きさの塊鉱石Aを篩分け
できるように例えば5mm程度の粗さになっている。
【0009】ノズルから噴射される水ジェットの水量
は、0.2〜0.8m3 /t・ore、好ましくは0.
4〜0.6m3 /t・oreであり、0.2m3 /t・
ore未満では微粒粉Bの分離・除去が不十分であり、
0.8m3 /t・oreを超えるとコスト高になる。な
お、この実施例では、上下段のスクリーン15a、15
bの前半で、0.6m3 /t・oreとしている。ま
た、水ジェットの水圧は、196〜245kPaの範囲
が好ましく、実施例では245kPaに設定している。
さらに、ノズルとスクリーン15a、15bの面との角
度は、20〜90度、好ましくは30〜60度であり、
20度未満や90度を超えると洗浄効率が著しく低下す
る。
【0010】なお、スクリーン15a、15bの後半で
は専ら水切りが行われ、スクリーン15a、15b上か
ら例えば10%以下の水分率で粒径5mm以上の塊鉱石
Aが篩取られて、コンベア16、17により塊鉱石ヤー
ド18に堆積される。なお、ノズルの先端と上段のスク
リーン15a上の鉱石までの距離は、水圧が低下しない
間隔とする。このように、上下段のスクリーン15a、
15b上の塊鉱石Aにノズルより洗浄水をジェット噴射
して微粒粉Bを洗い流すので、微粒粉Bの除去に際して
粉塵が発生しない。次に、図1〜3を参照してスクリー
ン式ジェット水洗機15により塊鉱石Aから分離された
微粒粉群(微粒粉B、細微粒粉C及び極細微粒粉D)の
固液分離工程を詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、この微粒粉群の固液分
離工程に用いられる設備には、主にスクリーン式ジェッ
ト水洗機15の下方に配置されたスクリーン式脱水機1
9と、スクリーン式脱水機19から排出された粒径74
μm以上の細微粒粉Cを含有する洗浄水を貯水する集水
槽20と、集水槽20の底部に沈澱した細微粒粉Cを分
離するラバルセパレータからなる液体サイクロン21
と、液体サイクロン21から排出された極細微粒粉Dを
含有する洗浄水を貯水する循環槽22と、循環槽22の
底部に沈澱した極細微粒粉Dを真空脱水するフィルター
プレス23とを備えている。
【0012】スクリーン式脱水機19は、図1、2に示
すように、スクリーン式ジェット水洗機15の下方に配
置された振動搬送式の脱水機であり、液体サイクロン2
1により分離された細微粒粉Cを脱水して回収する上段
のスクリーン19aと、この水洗機15から排出された
粒径2mm以上の微粒粉Bを含む洗浄水を脱水すること
により微粒粉Bを回収する下段のスクリーン19bとが
水平に配置されている。
【0013】図3に示すように、上段のスクリーン19
aは、中間部及び搬出部の3箇所に、長穴24aを介し
てのボルト連結構造24により高さ調節可能な堰25が
設けられており、この堰25の高さを調節することによ
りスクリーン19a上での細微粒粉Cの滞留時間(脱水
時間)を変化させることができる。なお、上段のスクリ
ーン19aを複数枚の部分スクリーンにより構成し、そ
れぞれの部分スクリーンを登り勾配で傾斜させるように
して、スクリーン19a上の細微粒粉Cの滞留時間を変
更させてもよい。
【0014】図2に示すように、液体サイクロン21か
らの細微粒粉Cを含む洗浄水は、スクリーン式脱水機1
9の上段側投入口19cを通過して上段のスクリーン1
9aの搬入部上に落下し、バイブレータにより脱水機1
9全体が搬送方向に向かって斜め上方に振動しながら搬
送される途中で、それぞれの堰25により脱水時間の決
定要因になる滞留時間が調節されて、篩分けられた細微
粒粉Cが上段側排出口19dより搬出される(図3参
照)。また、スクリーン式ジェット水洗機15から排出
された微粒粉Bを含む洗浄水は、スクリーン式ジェット
水洗機19の下段側投入口19eを通過して下段のスク
リーン19b上に落下し、同様に振動搬送により篩分け
られた微粒粉Bが下段排出口19fから排出される。
【0015】分離された微粒粉B及び細微粒粉Cは、コ
ンベア26、27を介して、前記整粒工場11から排出
された微粒粉と共に微粒粉群ヤード28に堆積される。
また、スクリーン式脱水機19から排出された細微粒粉
Cを含む洗浄水は、前記集水槽20に貯水されて、その
底部に細微粒粉Cが沈澱する。次に、図1、4を参照し
て前記液体サイクロン21を詳細に説明する。
【0016】図1に示すように、液体サイクロン21と
しては、固液分離器である2基のラバルセパレータが直
列状態で使用されている。この液体サイクロン21は、
集水槽20の底部に沈澱した細微粒粉Cを含む洗浄水
を、ポンプ29により図4に示す上部チャンバー30に
流入させ、上部チャンバー30内で回転しつつ整流ホー
ル31を通過する間に整流されて、回転機構により約7
Gの力を有する回転渦に調整される。この渦流は分離筒
32の内壁に沿って下降し、細微粒粉Cは洗浄水との速
度差により一次分離される。さらに渦流は下部案内羽根
機構33により瞬間的に減速され、ここで形状差、比重
差などにより二次分離される。分離された細微粒粉C
は、微速回転しながらコレクションチャンバ34に堆積
し、前記スクリーン式脱水機19の上段のスクリーン1
9aに投下される。また、二次分離後の洗浄水の渦は同
時に速度エネルギーから圧力エネルギーに変化して、下
降流の圧力の低い中心部を通って周速度の異なる渦にな
った後に急上昇し、セパレータ35の上部から吐出され
て前記循環槽22に貯水される。なお、この循環槽22
に貯水される洗浄水中には、粒径74μm未満の極めて
細かな極細微粒粉Dが含まれている。
【0017】循環槽22内では極細微粒粉Dが底部に沈
澱し、この沈澱した極細微粒粉Dはポンプ36により前
記フィルタープレス23に供給され、ここで真空脱水に
よりほぼ完全に水分が除去される。フィルタープレス2
3としては小型真空脱水機が採用されており、この装置
23により脱水されて極細微粒粉ケーキとなった極細微
粒粉Dは、コンベア23a、27を介して前記微粒粉B
及び細微粒粉Cと共に微粒粉群ヤード28に堆積され
て、焼結原料として利用される。このように、フィルタ
ープレス23を用いているので、極めて微細な粉鉱も洗
浄水から確実に分離・除去できる。一方、循環槽22の
濁度(混合液中の固形物の含有重量比率)15%以下の
上澄水は、ポンプ37により前記スクリーン式ジェット
水洗機15に圧送されて、ノズルから噴射されるジェッ
ト水として循環使用される。このような濁度15%以下
という数値は、種々の実験検討の結果に得られた値であ
り、15%以下に維持すれば洗浄水としてリサイクルが
可能であり、プロセスの連続操業を行うことができる。
なお、濁度のバラツキに起因して濁度が15%を超えな
いように循環水を適当に攪拌して濁度の均一化を図るの
が好ましい。
【0018】続いて、前記鉱石の水洗処理装置10を用
いた本発明に係る鉱石の水洗処理方法を説明する。図1
に示すように、整粒工場11により破砕や整粒された鉱
石はコンベア12〜14によりスクリーン式ジェット水
洗機15に投下され、工場内で発生した分離できる範囲
の微粒粉群がコンベア27により微粒粉群ヤード28に
堆積される。スクリーン式ジェット水洗機15では、ノ
ズルによりジェット水が噴射されて上下段のスクリーン
15a、15bにより水分率15%以下で粒径5mm以
上の塊鉱石Aが篩分けられ、コンベア16、17により
塊鉱石ヤード18に堆積される。実施例においては、こ
の段階で微粒粉群のうちの44.1%が分離される。
【0019】スクリーン式ジェット水洗機15から排出
された微粒粉Bを含む洗浄水は、スクリーン式脱水機1
9の下段のスクリーン19bに落下して篩分けられ、コ
ンベア26、27を経て微粒粉群ヤード28に堆積され
る。また、スクリーン式脱水機19から排出された細微
粒粉Cを含む洗浄水は一旦集水槽20に貯水され、均等
な濃度になるように攪拌された後、沈澱した細微粒粉C
がポンプ29により液体サイクロン21に圧送されて固
液分離される。液体サイクロン21から排出された固体
分は、スクリーン式脱水機19の上段のスクリーン19
aに送られて細微粒粉Cが篩取られ、細微粒粉Cは前記
微粒粉Bと同一経路により微粒粉群ヤード28に堆積さ
れる。
【0020】一方、液体サイクロン21から排出された
液体分は循環槽22に貯水され、底部に沈澱した極細微
粒粉Dのスラリーが、ポンプ36によりフィルタープレ
ス23に供給される。ここでスラリーは真空脱水されて
極細微粒粉ケーキとなり、コンベア23a、27を介し
て微粒粉群ヤード28に堆積される。また、循環槽22
の濁度15%以下の上澄水はポンプ37によりスクリー
ン式ジェット水洗機15に供給されて洗浄水として循環
させるので、鉱石の洗浄や篩分け用の水を系内で効果的
に循環使用できる。
【0021】このように、微粒粉群の回収処理は、スク
リーン式ジェット水洗機15から排出された微粒粉B
を、スクリーン式脱水機19の下段のスクリーン19b
による脱水処理により回収し、下段のスクリーン19b
により回収できなかった細微粒粉Cを、液体サイクロン
21による分離後、スクリーン式脱水機19の上段のス
クリーン19aの脱水により回収し、液体サイクロン2
1から排出された洗浄水中の極細微粒粉Dをフィルター
プレス23により真空脱水により回収するようにしたの
で、塊鉱石Aから除去された比較的粒径の大きな微粒粉
Bから極めて細かい極細微粒粉Dまでを少ない水処理量
で粒径に応じて固液分離でき、しかも固液分離設備にシ
ックナー方式を採用した従来のものに比べて、コンパク
トな設備構成にすることができる。
【0022】また、スクリーン式脱水機19の上段のス
クリーン19aに堰25を設けているので、細微粒粉C
は移動途中で堰25にぶつかって停滞し、脱水時間が長
くなることにより、比較的短いスクリーン19aであっ
ても良好な脱水効果が得られる。しかも、この堰25は
高さ調整可能であるため、篩取られる細微粒粉Cの性質
にあった脱水時間を自由に選択できる。さらに、スクリ
ーン式脱水機として、スクリーン式ジェット水洗機15
からの洗浄水を脱水する下段のスクリーン19bと、液
体サイクロン21により分離された細微粒粉Cを脱水す
る上段のスクリーン19aとを有する脱水機19を採用
しているので、2台の脱水機を1台で兼務できて脱水機
の小型化を図ることができる。
【0023】ここで、図1に示す鉱石の水洗処理装置1
0を用いた塊鉱(鉄鉱石:ゴア鉱石)の水洗処理実験を
記載する。整粒工場11より送られてきた塊鉱は、その
まま高炉に投入できる合格品であれば、既設コンベアに
より通常ラインで高炉あるいは焼結工場に搬送される。
一方、粉率が高い不合格品であればコンベア12〜14
により以下の水洗・篩分け処理が施される。
【0024】コンベア13上で散水して鉱石を加湿する
ことにより、搬送中に2%の水分率増にさせて、微粒粉
群を分離し易くしてからスクリーン式ジェット水洗機1
5に供給した。上段のスクリーン15aには10mmの
網目のものを、また下段のスクリーン15bには5mm
の網目のものを採用し、それぞれのスクリーン15a、
15bにおける水洗負荷が均等で、しかも水洗効率が良
好になるようにした。また、上下段のスクリーン15
a、15b上の鉱石に対して、0.6m3 /t・ore
の洗浄水を245kPaの圧力で、鉱石の移動方向に対
して反対方向より、スクリーンの面に対して45度の角
度に配置されたノズルからジェット水を噴射させて水洗
し、塊鉱石Aより微粒粉Bを分離・除去した。こうして
得られた粒径が5mm以上の塊鉱石Aは、粉率3%以
下、水分率9.5〜10.5%であった。塊鉱石Aはコ
ンベア16、17により塊鉱石ヤード18に搬送した。
【0025】次いで、スクリーン式ジェット水洗機15
の下段のスクリーン15bを通過した微粒粉Bと洗浄水
との混合物をスクリーン式脱水機19の下段のスクリー
ン19b上に供給した。脱水機19には上段のスクリー
ン19aの網目が0.5mm、下段のスクリーン19b
の網目が2mmのものを採用した。下段のスクリーン1
9bにより脱水・篩分けされた微粒粉Bは水分率15%
以下であり、コンベア26、27により微粒粉群ヤード
28に搬送されて焼結原料に供された。
【0026】それから、スクリーン式脱水機19の下段
のスクリーン19bを通過した細微粒粉Cと洗浄水との
混合物を集水槽20に導き、攪拌を行って混合状態を均
一にした後、液体サイクロン21に供給した。液体サイ
クロン21では、74μm以上のサイズの細微粒粉Cを
固形物として液体サイクロン21の下部から取り出し、
これをスクリーン式脱水機19の上段のスクリーン19
a上に投下して脱水処理を施し、篩取られた細微粒粉C
を前記微粒粉Bと一緒に焼結原料とした。
【0027】一方、液体サイクロン21の上部から吐出
された74μm未満の極細微粒粉Dを含む洗浄水は循環
槽22に導かれ、極細微粒粉Dが槽の底部に沈澱した。
その後、循環槽22の底部から極細微粒粉Dのスラリー
をポンプ36によりフィルタープレス23に供給して最
終的な固液分離を行い、得られた極細微粒粉Dのケーキ
を焼結原料とした。そして、循環槽22の上澄水をポン
プ37によりスクリーン式ジェット水洗機15に供給し
た。また、フィルタープレス23による固液分離により
得られた清浄水を循環槽22に還流させた。このプロセ
スにより、安価なコストで鉱石の水洗・篩分け処理を連
続的に行え、系内で水を循環使用することができた。さ
らに、鉱石処理において不可避であった粉塵の発生を防
止することができ、環境改善の面でも大きな効果があっ
た。
【0028】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本発明に含
まれる。例えば、実施例では、第1、2のスクリーン式
脱水機として、前記スクリーン式ジェット水洗機からの
洗浄水を脱水する下段のスクリーンと、前記液体サイク
ロンにより分離された細微粒粉を脱水する上段のスクリ
ーンとを有するスクリーン式脱水機を採用したが、これ
に限定しなくても、第1のスクリーン式脱水機と第2の
スクリーン式脱水機とを並設させてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜3記載の鉱石の水洗処理方法
及び請求項4及び5記載の鉱石の水洗処理装置は、気孔
率が高く高炉原料として優れた鉱石であるにもかかわら
ず、強粘性の微粒粉が表面に付着しているために使用量
が制限されていた鉄鉱石の使用可能比率を拡大できると
共に、粉塵の発生を完全に抑えた各種銘柄の鉱石の水洗
・篩分けを可能にし、またコンパクトな設備構成にする
ことができるなど、産業上大きな効果が得られる。特
に、請求項2記載の鉱石の水洗処理方法及び請求項5記
載の鉱石の水洗処理装置では、循環槽に液体サイクロン
から排出された極細微粒粉を含む洗浄水を貯水し、槽の
底部に沈澱したスラリー状態の極細微粒粉をフィルター
プレスにより回収するので、極めて細かな微粒粉をも良
好に回収できる。請求項3記載の鉱石の水洗処理方法で
は、循環槽内に貯水された洗浄水に含まれる極細微粒粉
を沈澱させて、極細微粒粉の含有重量比率を示す濁度が
15重量%以下となった上澄水をスクリーン式ジェット
水洗機に循環使用するので、塊鉱石の洗浄や篩分け用の
水を系内で効果的に循環使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る鉱石の水洗処理装置の
全体構成図である。
【図2】鉱石の水洗処理装置に使用されるスクリーン式
脱水機の概略側面図である。
【図3】スクリーン式脱水機の要部拡大断面図である。
【図4】鉱石の水洗処理装置に使用される液体サイクロ
ンの一部断面図を含む斜視図である。
【符号の説明】
10:鉱石の水洗処理装置、11:整粒工場、12:コ
ンベア、13:コンベア、14:コンベア、15:スク
リーン式ジェット水洗機、15a:上段のスクリーン、
15b:下段のスクリーン、16:コンベア、17:コ
ンベア、18:塊鉱石ヤード、19:スクリーン式脱水
機、19a:上段のスクリーン、19b:下段のスクリ
ーン、19c:上段側投入口、19d:上段側排出口、
19e:下段側投入口、19f:下段排出口、20:集
水槽、21:液体サイクロン、22:循環槽、23:フ
ィルタープレス、24:連結構造、24a:長穴、2
5:堰、26:コンベア、27:コンベア、28:微粒
粉群ヤード、29:ポンプ、30:上部チャンバー、3
1:整流ホール、32:分離筒、33:下部案内羽根機
構、34:コレクションチャンバ、35:セパレータ、
36:ポンプ、37:ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神 明徳 福岡県北九州市戸畑区牧山1丁目1番36 号 濱田重工株式会社内 (72)発明者 御手洗 久美 大分県大分市高松2丁目1番26号 大和 ビル203号室 濱田重工株式会社 大分 支店内 (56)参考文献 特開 昭54−58602(JP,A) 特公 昭57−38657(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22B 1/00 - 61/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒粉、細微粒粉及び極細微粒粉から構
    成された微粒粉群が付着した塊鉱石を、予め散水して加
    湿した後、スクリーン式ジェット水洗機により水洗浄
    し、付着した前記微粒粉群を除去した前記塊鉱石を回収
    し、次いで、前記スクリーン式ジェット水洗機から排出
    される前記微粒粉群を含む洗浄水を、第1のスクリーン
    式脱水機により脱水して前記微粒粉を回収し、次いで前
    記第1のスクリーン式脱水機からの排出洗浄水を液体サ
    イクロンに供給して前記細微粒粉を分離し、その後、分
    離された該細微粒粉を第2のスクリーン式脱水機により
    脱水して回収することを特徴とする鉱石の水洗処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記液体サイクロンから排出される洗浄
    水を循環槽に貯水して、含有する前記極細微粒粉を沈澱
    させてからフィルタープレスにより回収することを特徴
    とする請求項1記載の鉱石の水洗処理方法。
  3. 【請求項3】 前記循環槽内に貯水された前記洗浄水に
    含まれる前記極細微粒粉を沈澱させて、前記極細微粒粉
    の含有重量比率を示す濁度が15重量%以下となった上
    澄水を前記スクリーン式ジェット水洗機に循環使用する
    ことを特徴とする請求項2記載の鉱石の水洗処理方法。
  4. 【請求項4】 微粒粉、細微粒粉及び極細微粒粉から構
    成される微粒粉群が付着した塊鉱石を予め加湿する散布
    手段と、ジェット水を噴出するノズルを備え、前記散布
    手段によって加湿された前記微粒粉群を含む前記塊鉱石
    を洗浄して該塊鉱石を回収するスクリーン式ジェット水
    洗機と、該スクリーン式ジェット水洗機から排出された
    洗浄水を脱水して前記微粒粉を回収する振動搬送式の第
    1のスクリーン式脱水機と、該第1のスクリーン式脱水
    機からの排出洗浄水を収容して該排出洗浄水中の前記細
    微粒粉を分離させる液体サイクロンと、該液体サイクロ
    ンにより分離された前記細微粒粉を脱水して回収する振
    動搬送式の第2のスクリーン式脱水機とを備えたことを
    特徴とする鉱石の水洗処理装置。
  5. 【請求項5】 前記液体サイクロンにより分離された洗
    浄水を貯水して含有極細微粒粉を沈澱させる一方、その
    上澄水を前記スクリーン式ジェット水洗機に供給する循
    環槽と、該循環槽に沈澱した前記極細微粒粉を固液分離
    するフィルタープレスとを有することを特徴とする請求
    項4記載の鉱石の水洗処理装置。
JP28163493A 1993-10-16 1993-10-16 鉱石の水洗処理方法及びその装置 Expired - Lifetime JP3255775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28163493A JP3255775B2 (ja) 1993-10-16 1993-10-16 鉱石の水洗処理方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28163493A JP3255775B2 (ja) 1993-10-16 1993-10-16 鉱石の水洗処理方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07113127A JPH07113127A (ja) 1995-05-02
JP3255775B2 true JP3255775B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=17641848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28163493A Expired - Lifetime JP3255775B2 (ja) 1993-10-16 1993-10-16 鉱石の水洗処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255775B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101149215B1 (ko) * 2009-10-29 2012-05-29 현대제철 주식회사 철광석 세척 장치
CN104334755B (zh) 2012-05-28 2016-10-19 杰富意钢铁株式会社 制铁原料附着粉的除去装置及除去方法
JP6298947B1 (ja) * 2016-10-11 2018-03-28 住友金属鉱山株式会社 ニッケル酸化鉱の洗浄装置、及びニッケル酸化鉱の洗浄方法
JP2021001379A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 日本製鉄株式会社 塊鉱石の前処理方法及び高炉の操業方法
JP6814495B1 (ja) * 2020-06-26 2021-01-20 株式会社栄電社 固液分離装置、及び固液分離方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07113127A (ja) 1995-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10799880B2 (en) Method and apparatus for washing and grading silica sand for glass production
US4128474A (en) Process for cleaning and dewatering fine coal
EP0228724B1 (en) Separator for aggregate
US4364822A (en) Autogenous heavy medium process and apparatus for separating coal from refuse
US3493183A (en) Method and apparatus for segregating the components of secondary cells
US2913114A (en) Process and an apparatus for separating solids from suspensions of solids in fluids
CN106890504A (zh) 超细砂回收装置和砂水分离系统及其处理工艺
JP2022509901A (ja) 粒状物質を洗浄および等級付けするシステムおよび方法
US6599434B2 (en) Fine coal recovering process
CN106914336A (zh) 细砂回收一体机及细砂回收处理工艺
CN110665934A (zh) 一种建筑垃圾的回收处理系统
US2690261A (en) Concentration of minerals
JP3255775B2 (ja) 鉱石の水洗処理方法及びその装置
US2781906A (en) Process and apparatus for the separation of mixtures of solid particles
CN209465171U (zh) 金磨矿回路重选回收装置
US4070274A (en) Coarse concentrated iron ore for catalytic purposes
JP2946168B2 (ja) 鉱石の水洗処理方法
US20050076782A1 (en) Gas scrubber
US4203831A (en) 6/30 Coal washing plant
CN114260095B (zh) 一种采用磁铁矿精矿制备超纯铁精矿的选矿方法及装置
US3023893A (en) Process for separating particles of solid x
CN210230589U (zh) 一种磁选机用高频振动细筛
US4584094A (en) Method and apparatus for reclaiming coal
CN220004247U (zh) 铁矿精粉处理系统
AU768438B2 (en) Method and device for a dry cleansing plant for aluminium reduction furnaces exhaust gas

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011113

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term