JP3255515B2 - エンジンの過給装置 - Google Patents

エンジンの過給装置

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JP3255515B2
JP3255515B2 JP27446493A JP27446493A JP3255515B2 JP 3255515 B2 JP3255515 B2 JP 3255515B2 JP 27446493 A JP27446493 A JP 27446493A JP 27446493 A JP27446493 A JP 27446493A JP 3255515 B2 JP3255515 B2 JP 3255515B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボチャージャーを
備えたエンジンの過給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ターボチャージャーを備えたエン
ジンの過給装置として、例えば特公昭59−51649
号公報に示されるものが知られている。この装置では、
吸気側に設けられるコンプレッサと排気側に設けられる
タービンとがターボ回転軸で連結され、このターボ回転
軸が滑り軸受で回転可能に支持されるとともに、このタ
ーボ回転軸の途中に流体タービンが設けられ、この流体
タービンにオイルが噴射されることにより、ターボ回転
軸の駆動が補助されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ターボチャージャ
ーにおけるコンプレッサホイール及びタービンホイール
(特にタービンホイール)は大きな慣性モーメントを有
しているため、これに外部から補助駆動力を与えること
により十分な応答性を得るためには、非常に大きな補助
駆動力を要し、その分装置が大がかりとなる。このよう
な補助駆動力を低減する手段として、出願人は、上記タ
ーボ回転軸をコンプレッサ側軸とタービン側軸とに分割
し、タービン回転速度が低い状態では両軸を切り離して
コンプレッサ側軸のみを補助駆動し、タービン回転速度
がコンプレッサ回転速度にほぼ追い着いた時点で両軸を
連結して通常のターボチャージャーと同様に排気ガスエ
ネルギでコンプレッサを駆動するようにしたものを特願
平5−109295号明細書において先に提案している
が、この装置では、両軸の切離しを行う際に油圧クラッ
チに比較的大きな油圧を供給する必要であり、これにエ
ンジン動力を消費する分走行トルクが低減し、燃費が下
がってしまう。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、ターボ
回転軸をコンプレッサ側軸とタービン側軸とに分割して
過給効率及び加速性を高めるともに、両軸の切離しのた
めの駆動力を削減もしくは不要にすることができるエン
ジンの過給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、コンプレッサとタービンとを
連結するターボ回転軸をもつターボチャージャーを備え
たエンジンの過給装置において、上記ターボ回転軸をコ
ンプレッサ側軸とタービン側軸とに分割するとともに、
両軸が一体に回転するように両軸を連結する状態と両軸
が相対回転可能となるように両軸を切り離す状態とに切
換えられるクラッチ手段と、上記ターボチャージャーに
設けられ、そのターボ回転軸に上記コンプレッサ側軸を
補助駆動しかつこのコンプレッサ側軸にタービンからコ
ンプレッサに向かう方向のスラスト力を発生させる補助
駆動力を与える補助駆動手段とを備え、このスラスト力
が上記クラッチ手段にクラッチ解除力として伝達される
ようにしたものである(請求項1)。
【0006】上記補助駆動手段としては、ターボチャー
ジャー外部から供給される作動流体をターボチャージャ
ー内に導いてコンプレッサ側軸に噴射する流体噴射部材
と、上記コンプレッサ側軸に設けられ、上記流体噴射部
材から噴射される流体エネルギをコンプレッサ側軸の回
転エネルギに変換する流体タービンとを備えるととも
に、上記流体噴射部材からの作動流体の噴射方向を上記
タービンからコンプレッサに向かう方向の成分を含む方
向に設定したものが好適である(請求項2)。
【0007】また、ターボ回転軸の支持に関しては、上
記コンプレッサ側軸とタービン側軸との結合個所近傍に
中間軸受を配置し、この中間軸受と上記コンプレッサと
の間にコンプレッサ側軸受を設け、上記中間軸受とター
ビンとの間にタービン側軸受を設けたものが好適である
(請求項3,4)。
【0008】この場合、上記中間軸受とコンプレッサ側
軸受との間に上記流体噴射部材及び流体タービンを設け
ることが、より好ましい(請求項5)。
【0009】また、上記クラッチ手段については、上記
クラッチ手段の構成部材であってコンプレッサ側軸側に
設けられる部材をこのコンプレッサ側軸に対して相対回
転不能でかつ軸方向に相対移動可能となるように装着す
るとともに、上記クラッチ手段に、上記コンプレッサ側
軸のコンプレッサ側への移動力を軸切離し力として受け
る受け部材を設けるようにしてもよいし(請求項6)、
上記クラッチ手段の構成部材であってコンプレッサ側軸
側に設けられる部材をこのコンプレッサ側軸と一体に形
成するようにしてもよい(請求項7)。
【0010】また本発明は、コンプレッサとタービンと
を両者が一体に回転するように連結するターボ回転軸を
もつターボチャージャーを備えたエンジンの過給装置に
おいて、上記ターボ回転軸を滑り軸受により回転可能に
支持するとともに、上記ターボチャージャーに設けら
れ、そのターボ回転軸に、このターボ回転軸の回転駆動
を補助しかつ同ターボ回転軸にタービンからコンプレッ
サに向かう方向のスラスト力を発生させる補助駆動力を
与える補助駆動手段を備えたものである(請求項8)。
【0011】
【作用】請求項1記載の装置によれば、タービン回転速
度が低い状態では、コンプレッサ側軸とタービン側軸と
を切り離して慣性モーメントの小さいコンプレッサ側軸
及びコンプレッサのみを補助駆動し、タービン回転速度
が高まった時点でコンプレッサ側軸とタービン側軸とを
連結して排気ガスエネルギを利用したターボ回転軸の駆
動を開始することにより、少ない補助駆動力でターボ回
転軸を効率良く回転駆動することができる。
【0012】ここで、上記補助駆動手段による補助駆動
の際、これに起因してコンプレッサ側軸にコンプレッサ
側のスラスト力が作用するが、このスラスト力はコンプ
レッサ側軸をタービン側軸から引き離す方向の力である
ため、その分、クラッチ手段で両軸を切り離すのに必要
な駆動力が削減され、もしくは不要となる。
【0013】より具体的に、請求項2記載の装置では、
流体噴射部材を通じてターボ回転軸に上記タービンから
コンプレッサに向かう方向の成分を含む方向に作動流体
が噴射されることにより、ターボ回転軸の補助駆動が行
われると同時に、タービンからコンプレッサに向かう方
向のスラスト力がターボ回転軸に与えられる。そして、
上記作動流体が流体タービンに噴射されることにより、
この流体エネルギがターボ回転軸の回転エネルギに変換
されてターボ回転軸が補助駆動される。
【0014】請求項3,4記載の装置では、上記コンプ
レッサ側軸及びタービン側軸の2本の軸からなるターボ
回転軸が、中間軸受、コンプレッサ側軸受、及びタービ
ン側軸受の3つの軸受だけで回転可能に支持されること
となり、その分構造が簡略化される。さらに、請求項5
記載の装置では、上記中間軸受とコンプレッサ側軸受と
の間に上記流体噴射部材及び流体タービンが設けられる
ので、各部材がコンパクトに配置され、また、噴射され
る流体により上記コンプレッサ側軸に与えられる荷重が
中間軸受とコンプレッサ側軸受とでバランス良く支持さ
れる。
【0015】請求項6記載の装置では、上記クラッチ手
段においてコンプレッサ側軸側に設けられる部材がコン
プレッサ側軸に対して軸方向に相対移動可能であるもの
の、補助駆動に起因してタービン側からコンプレッサ側
に向かう方向にコンプレッサ側軸に作用するスラスト力
が受け部材を通じてクラッチ手段に伝達されることによ
り、このクラッチ手段においてコンプレッサ側軸とター
ビン側軸とを切り離すための駆動力が削減され、もしく
は不要になる。
【0016】また、請求項7記載の装置では、上記スラ
スト力が直接クラッチ手段に伝達されて切離し用の駆動
力が削減され、もしくは不要になる。
【0017】一方、請求項8記載の装置では、スラスト
力に強い滑り軸受で支持されたターボ回転軸が上記スラ
スト力を受けてタービンからコンプレッサに向かう方向
に変位することにより、その変位分だけコンプレッサと
コンプレッサハウジングとの隙間が削減され、過給効率
が高められる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0019】図6に示すエンジン10の各気筒には、吸
気マニホールド12を介して共通吸気管14が接続され
ており、その途中にスロットル弁15、インタクーラー
16、ターボチャージャー(実際には後述のように補助
駆動されるスーパーチャージャーとしての機能も兼ね備
えたターボチャージャー)24、エアクリーナー18等
が設けられている。上記各気筒には排気マニホールド1
9を介して共通排気管20が接続されており、その途中
に上記ターボチャージャー24、排ガス浄化用触媒22
等が設けられている。
【0020】上記ターボチャージャー24の内部構造を
図1,2に示す。このターボチャージャー24は、通常
のターボチャージャーと同様、コンプレッサ26及びタ
ービン28を備えている。コンプレッサ26はコンプレ
ッサハウジング30に収容され、タービン28はタービ
ンハウジング32に収容されている。コンプレッサハウ
ジング30は上記共通吸気管14の途中に組み込まれ、
タービンハウジング32は上記共通排気管20の途中に
組み込まれており、両ハウジング30,32は略円筒状
の本体ハウジング34を介して連結されている。
【0021】ここで、上記コンプレッサ26は、その回
転により新気を軸方向に吸入して径方向外側に吐出する
ように構成されているのに対し、タービン28は、その
回転により排気を径方向外側から吸入して軸方向に吐出
するように構成されている。
【0022】この本体ハウジング34内の中央には、こ
れと同軸状態でコンプレッサ側軸36及びタービン側軸
38が収容されている。そして、コンプレッサ側軸36
の外側端部(図1では右側端部)が上記コンプレッサ2
6の中心部に固定され、タービン側軸38の外側端部
(図1では左側端部)がタービン28の中心部に固定さ
れている。
【0023】上記コンプレッサ側軸36の内側端部(図
1では左側端部)は、先端に向かって開口する筒部37
とされ、タービン側軸38の内側端部(図1では右側端
部)に、上記筒部37内に相対回転可能に挿入される小
径の挿入部35が形成されており、この挿入部35と上
記筒部37との間に滑り軸受39が介設されている。
【0024】上記コンプレッサ側軸36の径方向外側に
は、これと一体に回転する状態で外筒41が外嵌され、
この外筒41の外周面の適当な位置に油圧タービン(流
体タービン)43が一体形成されている。この油圧ター
ビン43は、周方向成分をもつ作動油流がタービン側
(図1では左側)から吹き付けられることによりこのエ
ネルギをコンプレッサ側軸36の回転エネルギに変換す
る形状の羽根を有している。
【0025】本体ハウジング34の内側には、その軸方
向略全域にわたって延びる筒状の軸受ハウジング40が
嵌挿されている。図2に示すように、この軸受ハウジン
グ40の外周面には、全周にわたるリブ40aが軸方向
に多数並設されており、これらリブ40aの外周面と本
体ハウジング34の内周面との間に微小隙間が確保され
ている。
【0026】この軸受ハウジング40の内側には、上記
コンプレッサ側軸36外側の外筒41とタービン側軸3
8とを回転可能に支持する3つの軸受(この実施例では
アンギュラ玉軸受)42I,42C,42Tが保持され
ている。より詳しくは、コンプレッサ側軸36において
筒部37の近傍部分を支持する位置に中間軸受42Iが
設けられ、軸受ハウジング40のコンプレッサ側端部
(図1では右側端部)の内側にコンプレッサ側軸受42
Cが設けられ、軸受ハウジング40のタービン側端部
(図1では左側端部)の内側にタービン側軸受42Tが
設けられており、軸受42I,42Cの間に上記油圧タ
ービン43が設けられている。
【0027】上記コンプレッサ側軸36とタービン側軸
38との間には、両軸36,38の連結/切離しを行う
ための油圧クラッチ(クラッチ手段)44が設けられて
いる。この油圧クラッチ44は、図2に示すようなター
ビン側部材46,48、コンプレッサ側部材50、スペ
ーサリング52、位置決めリング53、スリーブ54等
で構成されている。
【0028】上記タービン側部材46,48は、タービ
ン側軸38に外嵌され、ナット58で固定されている。
タービン側部材46は、軸方向略中央部に鍔部46aを
有している。タービン側部材48は、タービン側からコ
ンプレッサ側に向かうに従って縮径する方向のテーパー
面48aをタービン28に近い側に有し、コンプレッサ
側からタービン側に向かうに従って縮径する方向のテー
パー面48bをコンプレッサ26に近い側に有してい
る。コンプレッサ側部材50は、上記コンプレッサ側軸
36の筒部37外周面にスプライン59を介して軸方向
にのみ相対移動可能に装着されており、その外周面は、
上記タービン側部材48のテーパー面48bと互いに面
圧接可能な形状のテーパー面50aとされている。
【0029】スリーブ54は、上記タービン側部材4
6,48及びコンプレッサ側部材50の外周面に軸方向
に摺動可能に嵌められている。このスリーブ54の内周
面には環状突出部54bが形成されており、この環状突
出部54bとタービン側部材46の鍔部46aとの間に
油圧室47が形成されている。環状突出部54bにおい
てタービン側部材48のテーパー面48aと対向する面
は、タービン側からコンプレッサ側に向かうに従って拡
径する方向のテーパー面54aとされており、両テーパ
ー面48a,54a同士の間に複数のボール56が挾み
込まれている。また、スリーブ54においてコンプレッ
サ26に近い側の端部内側には位置決めリング53が固
定され、この位置決めリング53と上記コンプレッサ側
部材50との間に上記スペーサリング52が挾み込まれ
ており、このスペーサリング52の内周縁部は上記筒部
37のコンプレッサ側端面(図2では右側端面)に直接
当たる状態となっている。
【0030】そして、上記ボール56が遠心力で両テー
パー面48a,54aの間に食い込んだ状態では、この
食い込みによりスリーブ54及び位置決めリング53が
タービン28に近づく方向(図2の左方向)に移動して
スペーサリング52を介しコンプレッサ側部材50をタ
ービン側に引込み、これによりコンプレッサ側部材50
のテーパー面50aとタービン側部材48のテーパー面
48bとが圧接して両者が一体に回転するように連結さ
れる一方、上記油圧室47に油圧が供給され、かつ上記
ボール56の遠心力及び食い込みが弱い状態では、スリ
ーブ54が強制的にコンプレッサ側に押し戻されて上記
圧接及び連結が解除されるようになっている。
【0031】また、コンプレッサ側軸36がタービン2
8からコンプレッサ26に向かう方向(図2では右方
向)のスラスト力を受けた場合には、この力が上記筒部
37に直接当接するスペーサリング52を介して位置決
めリング53及びスリーブ54に伝達され、これらがコ
ンプレッサ側に移動することによって上記テーパー面5
0a,48b同士の圧接力が削減されるようになってい
る。すなわち、上記スペーサリング52は上記コンプレ
ッサ側軸36のコンプレッサ側へのスラスト力を受ける
受け部材となっている。
【0032】次に、このターボチャージャー24に形成
されている作動油の油路を説明する。なお、この実施例
では上記作動油は軸受42の潤滑油及び制振用油と兼用
されている。
【0033】軸受ハウジング40内において、上記油圧
タービン43に隣接する位置には、図3〜図5にも示す
ような作動油噴射ブロック60が設けられている。この
作動油噴射ブロック60の外周面には全周にわたる溝6
2が形成され、この溝62から周方向成分及び軸方向成
分を含む方向に複数の(図例では4つの)噴射孔66が
形成されており、この噴射孔66の出口すなわち噴射口
68が上記油圧タービン43に向かって開口している。
また、上記溝62の周縁部の適所には図2,3に示すよ
うなノズル挿入凹部64が形成されている。
【0034】一方、前記本体ハウジング34には、これ
を径方向に貫通する作動油供給ノズル70が固定されて
おり、この作動油供給ノズル70と上記作動油噴射ブロ
ック60とで流体噴射部材が構成されている。この作動
油供給ノズル70は小径先端部72を有し、この小径先
端部72が上記軸受ハウジング40において油圧クラッ
チ44よりもコンプレッサ26に近い部分の側壁を貫通
して上記作動油噴射ブロック60のノズル挿入凹部64
内に嵌着されており、このノズル挿入凹部64の貫通に
よって上記本体ハウジング34に対する軸受ハウジング
40の軸方向の相対位置が規制されている。
【0035】上記作動油供給ノズル70の側壁には貫通
孔73が形成されており、この貫通孔73、本体ハウジ
ング34に形成された油路74、軸受ハウジング40に
形成された油路76、タービン側部材46に形成された
油路77、タービン側軸38に形成された油路78、及
びタービン側部材46に形成された油路79を介して上
記油圧室47に連通されている。
【0036】なお、図1,2において80,82は、軸
受ハウジング40内及び本体ハウジング34内の油を適
宜本体ハウジング34外に排出するための油排出ポート
である。
【0037】図6に戻って、エンジン10のクランク軸
102には、駆動伝達機構104、及びポンプクラッチ
106を介して油圧ポンプ108が連結され、油圧ポン
プ108は調圧弁110を介して上記作動油供給ノズル
70に接続されている。油圧ポンプ108は、上記クラ
ンク軸102の駆動力を受けて作動し、上記エンジン1
0内の潤滑油を作動油として上記調圧弁110を介し作
動油供給ノズル70に圧送するように構成されている。
【0038】このエンジンには、上記コンプレッサ26
の単位時間当りの回転数Ncを検出するコンプレッサ回
転数センサ112、上記タービン28の単位時間当りの
回転数Ntを検出するタービン回転数センサ114、ス
ロットル弁15のスロットル開度θを検出するスロット
ルセンサ116、エンジン回転数Neを検出するエンジ
ン回転数センサ117、吸気管内圧力を検出するエンジ
ン吸気管ブーストセンサ118等を備え、これらのセン
サ類がECU(コントロールユニット)120に接続さ
れている。このECU120は、エンジン回転数やエン
ジンの加速状態に応じて上記ポンプクラッチ106のオ
ンオフ制御を行うように構成されている。
【0039】次に、この装置の作用を説明する。
【0040】まず、エンジンの低回転加速時にポンプク
ラッチ106がオンに切換えられることにより、油圧ポ
ンプ108が作動し、エンジン10内の潤滑油が調圧弁
110で一定圧力に調圧された後にターボチャージャー
24の作動油供給ノズル70に供給される。この作動油
は、作動油噴射ブロック60の溝62及び各噴射孔66
を通じて噴射口68から油圧タービン43に向かって周
方向に噴射され、これにより上記外筒41と一体にコン
プレッサ側軸36さらにはコンプレッサ26が補助回転
駆動される。
【0041】一方、上記作動油供給ノズル70から導入
された作動油は、貫通孔73、油路74,76,77,
78,79を順に通って油圧室47内に導入される。こ
こで、タービン回転数Ntが低い場合には、ボール56
に作用する遠心力も弱いため、このボール56を両テー
パー面48a,54aが押し出すようにしながら上記油
圧室47の油圧を受けたスリーブ48及び位置決めリン
グ53がコンプレッサ側(図2右側)に移動する。この
ため、コンプレッサ側部材50のテーパー面50aとタ
ービン側部材48のテーパー面48bとが離間してその
圧接が解除され、コンプレッサ側軸36とタービン側軸
38とは相対回転可能に切り離される。
【0042】すなわち、上記作動油の供給により、油圧
タービン43の回転駆動とほぼ同時にコンプレッサ側軸
36とタービン側軸38との切離しが行われる。これに
より、コンプレッサ側軸36及びコンプレッサ26のみ
が補助回転駆動され、この回転によりエンジン10に対
して過給が行われる。
【0043】このような状態において、上記油圧タービ
ン43にはタービン側からコンプレッサ側に向けて作動
油が吹き付けられているため、この作動油による圧力で
上記コンプレッサ側軸36にスラスト力が発生し、この
スラスト力が筒部37と当たるスペーサリング52にテ
ーパー面50a,48b同士の圧接を解除させる方向の
力として伝達される。その分、タービン回転数Ntが所
定回転数以下の領域で両軸36,38を確実に切り離す
ために必要な油圧室47内の油圧は低くなる。
【0044】この状態からタービン回転数Ntが一定以
上まで上昇すると、ボール56に作用する遠心力も高ま
るために、このボール56が油圧室47内の圧力に抗し
て両テーパー面48a,54aの間に食い込み、スリー
ブ54及び位置決めリング53をコンプレッサ26に近
づく方向(図2の左方向)に移動させ、スペーサリング
52を介してコンプレッサ側部材50をタービン側に引
込ませる。これにより、コンプレッサ側部材50のテー
パー面50aとタービン側部材48のテーパー面48b
とが圧接し、この圧接による摩擦力で、コンプレッサ側
軸36とタービン側軸38とが同軸の状態で相対回転不
能に相互連結される。
【0045】従ってこの状態では、従来のターボチャー
ジャーと同様、排気ガスのエネルギによるタービン28
の回転が連結軸である両軸38,36を介して吸気側の
コンプレッサ26に伝達され、このコンプレッサ26の
回転により、エンジン各気筒に対して過給が行われる。
【0046】以上のように、この装置では、ターボ回転
軸をコンプレッサ側軸36とタービン側軸38とに分割
し、両者を油圧クラッチ44によって連結及び切離しす
るようにしているので、タービン回転数Ntが低い状態
では、コンプレッサ側軸36とタービン側軸38とを切
り離して慣性モーメントの小さいコンプレッサ26及び
コンプレッサ側軸36のみを補助駆動し、タービン回転
数Ntが高まった時点でコンプレッサ側軸36とタービ
ン側軸38とを連結して排気ガスエネルギを利用したタ
ーボ回転軸の駆動を開始することにより、少ない補助駆
動力でターボ回転軸を効率良く回転駆動することがで
き、過給効率及び加速性の大幅な向上を図ることができ
る。しかも、補助駆動用の作動油をタービン側からコン
プレッサ側に向かって噴射するようにして同方向のスラ
スト力をコンプレッサ側軸36に与え、このスラスト力
をテーパー面50a,48b同士の圧接を解除させる方
向の力としてスペーサリング52に伝達するようにして
いるので、このような力によって両軸36,38の切離
しに要する油圧室47内の油圧を低減させることによ
り、油圧ポンプ108の負担を軽くしてその分走行用ト
ルクを高め、燃費を向上させることができる。
【0047】さらに、この実施例では、コンプレッサ側
軸26においてタービン側軸28との結合部分である筒
部37の近傍部分を支持する位置に中間軸受42Iを設
け、その左右両側にそれぞれコンプレッサ側軸受42C
及びタービン側軸受42Tを設けているので、3つの軸
受42I,42C,42Tだけで2本の軸26,28を
支持することができ、構造を簡略化できる。しかも、軸
受42I,42Cの間に油圧タービン43及び作動油噴
射ブロック60を設けているので、補助駆動用に噴射さ
れる作動油からコンプレッサ側軸26が受ける荷重を両
軸受42I,42Cにバランス良く支持させることがで
きる。
【0048】なお、この実施例では、筒部37に対して
コンプレッサ側部材50がスプライン59を介して軸方
向に相対移動可能に装着されるものを示したが、このコ
ンプレッサ側部材50を筒部37と一体に形成した構造
においても、コンプレッサ側軸36に付与するスラスト
力によって両軸36,38の切離しのための油圧を下げ
ることができ、あるいは不要にすることができる。
【0049】次に、第2実施例を図7に基づいて説明す
る。
【0050】この実施例では、上記コンプレッサ側軸3
6とタービン側軸38とが一体化された通常のターボ回
転軸が使用されている。このターボ回転軸は2つのラジ
アル滑り軸受84で支持され、本体ハウジング34のコ
ンプレッサ側端部内にスラスト滑り軸受86が設けられ
ており、全体としてスラスト力に対する強度の高い構造
とされている。そして、前記第1実施例と同様に、油圧
タービン43に対してタービン28からコンプレッサ2
6に向かう方向に作動油を噴射するように作動油供給ノ
ズル70及び作動油噴射ブロック60が配設されてい
る。
【0051】この装置においても、上記作動油噴射によ
り補助駆動が行われる際、ターボ回転軸にタービン28
からコンプレッサ26に向かう方向のスラスト力が作用
する。このスラスト力に起因してコンプレッサ26が上
記方向(図7では右方向)に変位することにより、この
コンプレッサ26の羽根とコンプレッサハウジング30
との隙間88が小さくなるため、その分過給効率を向上
させることができる。
【0052】なお、本発明において両軸36,38を連
結/切離しするクラッチ手段は上記のような油圧クラッ
チ44に限らず、連結及び切離しが可能な通常の種々の
クラッチを用いることが可能である。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次の効果
を得ることができる。
【0054】請求項1記載の装置は、ターボ回転軸をコ
ンプレッサ側軸とタービン側軸とに分割し、両者を連結
状態と切離し状態とに切換えるクラッチ手段を備えてい
るので、タービン回転速度が低い状態では、コンプレッ
サ側軸とタービン側軸とを切り離して慣性モーメントの
小さいコンプレッサ側軸及びコンプレッサのみを補助駆
動し、タービン回転速度が高まった時点でコンプレッサ
側軸とタービン側軸とを連結して排気ガスエネルギを利
用したターボ回転軸の駆動を開始することにより、少な
い補助駆動力でターボ回転軸を効率良く回転駆動するこ
とができる。
【0055】しかも、上記補助駆動手段による補助駆動
の際、これに起因してコンプレッサ側軸にタービンから
コンプレッサに向かう方向のスラスト力、すなわちコン
プレッサ側軸をタービン側軸から離れさせる方向の力が
作用するようにしているので、その分クラッチ手段で両
軸を切り離すのに必要な駆動力を削減し、もしくは不要
とすることができる効果がある。
【0056】より具体的に、請求項2記載の装置では、
流体噴射部材を通じてターボ回転軸に上記タービンから
コンプレッサに向かう方向の成分を含む方向に作動流体
を噴射することにより、上記ターボ回転軸の補助駆動と
タービンからコンプレッサに向かう方向のスラスト力の
付与とを同時に行うことができる効果がある。
【0057】請求項3,4記載の装置では、上記コンプ
レッサ側軸及びタービン側軸の2本の軸を、中間軸受、
コンプレッサ側軸受、及びタービン側軸受の3つの軸受
で支持することができ、その分構造を簡略化できる。そ
して、請求項5記載の装置では、上記中間軸受とコンプ
レッサ側軸受との間に上記流体噴射部材及び流体タービ
ンを設けているので、各部材をよりコンパクトに配置で
き、しかも、噴射される流体により上記コンプレッサ側
軸に与えられる荷重を中間軸受とコンプレッサ側軸受と
でバランス良く支持することができる効果がある。
【0058】請求項6記載の装置では、上記クラッチ手
段においてコンプレッサ側軸側に設けられる部材がコン
プレッサ側軸に対して軸方向に相対移動可能であって
も、補助駆動に起因してタービン側からコンプレッサ側
に向かう方向にコンプレッサ側軸に作用するスラスト力
を受け部材を通じてクラッチ手段に伝達させることによ
り、上記切離しのための駆動力を削減し、もしくは不要
にすることができる。
【0059】また、請求項7記載の装置では、上記コン
プレッサ側部材をコンプレッサ側軸と一体成形している
ので、上記スラスト力をより確実にクラッチ手段に伝達
することができる効果がある。
【0060】一方、請求項8記載の装置では、ターボ回
転軸全体が一体に回転する装置において、このターボ回
転軸をスラスト力に強い滑り軸受で支持するとともに、
補助駆動の際に上記ターボ回転軸にタービンからコンプ
レッサに向かう方向のスラスト力が作用するようにした
ものであるので、このスラスト力でターボ回転軸をター
ビンからコンプレッサに向かう方向に変位させることに
より、その変位分だけコンプレッサとコンプレッサハウ
ジングとの隙間を減らして過給効率を高めることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるターボチャージャ
ーの全体断面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】上記ターボチャージャーに設けられる作動油噴
射ブロックの断面側面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】上記ターボチャージャーを備えたエンジンの全
体構成図である。
【図7】本発明の第2実施例におけるターボチャージャ
ーの全体断面図である。
【符号の説明】
10 エンジン 24 ターボチャージャー 26 コンプレッサ 28 タービン 36 コンプレッサ側軸 38 タービン側軸 42C コンプレッサ側軸受 42I 中間軸受 42T タービン側軸受 43 油圧タービン(流体タービン) 44 油圧クラッチ(クラッチ手段) 50 コンプレッサ側部材(クラッチ手段の構成部材) 52 スペーサリング(受け部材) 60 作動油噴射ブロック(流体噴射部材) 70 作動油供給ノズル(流体噴射部材) 84 ラジアル滑り軸受

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサとタービンとを連結するタ
    ーボ回転軸をもつターボチャージャーを備えたエンジン
    の過給装置において、上記ターボ回転軸をコンプレッサ
    側軸とタービン側軸とに分割するとともに、両軸が一体
    に回転するように両軸を連結する状態と両軸が相対回転
    可能となるように両軸を切り離す状態とに切換えられる
    クラッチ手段と、上記ターボチャージャーに設けられ、
    そのターボ回転軸に上記コンプレッサ側軸を補助駆動し
    かつこのコンプレッサ側軸にタービンからコンプレッサ
    に向かう方向のスラスト力を発生させる補助駆動力を与
    える補助駆動手段とを備え、このスラスト力が上記クラ
    ッチ手段にクラッチ解除力として伝達されるようにした
    ことを特徴とするエンジンの過給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジンの過給装置にお
    いて、上記補助駆動手段として、ターボチャージャー外
    部から供給される作動流体をターボチャージャー内に導
    いてコンプレッサ側軸に噴射する流体噴射部材と、上記
    コンプレッサ側軸に設けられ、上記流体噴射部材から噴
    射される流体エネルギをコンプレッサ側軸の回転エネル
    ギに変換する流体タービンとを備えるとともに、上記流
    体噴射部材からの作動流体の噴射方向を上記タービンか
    らコンプレッサに向かう方向の成分を含む方向に設定し
    たことを特徴とするエンジンの過給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエンジンの過給装置にお
    いて、上記コンプレッサ側軸とタービン側軸との結合個
    所近傍に中間軸受を配置し、この中間軸受と上記コンプ
    レッサとの間にコンプレッサ側軸受を設け、上記中間軸
    受とタービンとの間にタービン側軸受を設けたことを特
    徴とするエンジンの過給装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のエンジンの過給装置にお
    いて、上記コンプレッサ側軸とタービン側軸との結合個
    所近傍に中間軸受を配置し、この中間軸受と上記コンプ
    レッサとの間にコンプレッサ側軸受を設け、上記中間軸
    受とタービンとの間にタービン側軸受を設けたことを特
    徴とするエンジンの過給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のエンジンの過給装置にお
    いて、上記中間軸受とコンプレッサ側軸受との間に上記
    流体噴射部材及び流体タービンを設けたことを特徴とす
    るエンジンの過給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のエンジ
    ンの過給装置において、上記クラッチ手段の構成部材で
    あってコンプレッサ側軸側に設けられる部材をこのコン
    プレッサ側軸に対して相対回転不能でかつ軸方向に相対
    移動可能となるように装着するとともに、上記クラッチ
    手段に、上記コンプレッサ側軸のコンプレッサ側への移
    動力を軸切離し力として受ける受け部材を設けたことを
    特徴とするエンジンの過給装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5記載のエンジンの過給装置
    において、上記クラッチ手段の構成部材であってコンプ
    レッサ側軸側に設けられる部材をこのコンプレッサ側軸
    と一体に形成したことを特徴とするエンジンの過給装
    置。
  8. 【請求項8】 コンプレッサとタービンとを両者が一体
    に回転するように連結するターボ回転軸をもつターボチ
    ャージャー備えたエンジンの過給装置において、上記
    ターボ回転軸を滑り軸受により回転可能に支持するとと
    もに、上記ターボチャージャーに設けられ、そのターボ
    回転軸に、このターボ回転軸の回転駆動を補助しかつ同
    ターボ回転軸にタービンからコンプレッサに向かう方向
    のスラスト力を発生させる補助駆動力を与える補助駆動
    手段を備えたことを特徴とするエンジンの過給装置。
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