JP3255466B2 - 学習機能付き流量計 - Google Patents

学習機能付き流量計

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JP3255466B2
JP3255466B2 JP33134892A JP33134892A JP3255466B2 JP 3255466 B2 JP3255466 B2 JP 3255466B2 JP 33134892 A JP33134892 A JP 33134892A JP 33134892 A JP33134892 A JP 33134892A JP 3255466 B2 JP3255466 B2 JP 3255466B2
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達朗 佐藤
浩志 大塚
直人 中沢
識友 横須賀
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株式会社金門製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計測流量域の一部が重複
している2つの流量センサを有した学習機能付き流量計
に関する。
【0002】
【従来の技術】計測流量域の一部が重複している2つの
流量センサを有し、その重複した計測流量域を用いて、
一方の流量センサのゲイン変動を補正するゲイン補正手
段を備えた流量計は、特開平4−177126号公報、
特開平4−177127号公報で広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いずれの公報にも、単
純平均と加重平均とを用いたゲイン補正について開示さ
れている。そして、単純平均にてゲイン補正を行なう場
合には、平均化させるデ−タ量が常に一定であることを
前提とするもので、その前提が満たされたときにゲイン
補正精度の向上等が期待できる。
【0004】また、加重平均にて補正を行なう場合、つ
まり重み付き平均値によって流量センサのゲインを更新
させる補正では、その重みを常に一定とすることを前提
とし、その前提が満たされたときにゲイン補正精度の向
上等が期待できる。
【0005】しかし、ゲイン変動の要因によっては一定
期間内にゲイン補正を完了しなければ、そのゲイン補正
によりゲイン変動の要因を緩和あるいは除去することが
できない場合が生じる。例えば、季節の温度変動等に起
因するゲイン変動を緩和あるいは除去するためにゲイン
補正を行なう場合には、ゲイン補正が完了する時点が遅
れると、季節の温度変動等に起因するゲイン変動を緩和
あるいは除去することができなくなる。
【0006】また、流量計の使用状況は必ずしも一様で
はないため、重複する流量域が一定期間内に一律にどの
流量計にも存在するとは限らないため、前述した公報に
開示された単純平均と加重平均とを用いてゲイン補正を
行なった場合には、一定期間内でゲイン補正を完了でき
ない場合が発生し、季節の温度変動等に起因するゲイン
変動を緩和あるいは除去することができなくなるという
問題がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は計測流量域の一部が重複している2つの
流量センサを有し、一方の流量センサは経時的にも外部
環境的にも安定した性能を有する流量計において、一方
の流量センサの出力を基準として他方の流量センサのゲ
イン変動を補正する場合に、確実に一定期間内にゲイン
補正を完了でき、ゲイン変動を確実に緩和あるいは除去
することができる学習機能付き流量計を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる学習機
能付き流量計は、計測流量域の一部が重複している2つ
の流量センサを有し、一方の流量センサは経時的にも外
部環境的にも安定した性能を有する流量計において、一
方の流量センサの出力を基準として他方の流量センサの
ゲイン変動を補正する場合に、重複した計測流量域の流
量を2つの流量センサで計測し、計測した値の比較値を
複数個用いて平均化し、学習機能を用いて一定期間内に
ゲイン変動を補正するゲイン補正手段を備えたことを特
徴とする。
【0009】請求項2に係わる学習機能付き流量計は、
計測流量域の一部が重複している2つの流量センサを有
し、一方の流量センサは経時的にも外部環境的にも安定
した性能を有する流量計において、一方の流量センサの
出力を基準として他方の流量センサのゲイン変動を補正
する場合に、重複した計測流量域の流量を2つの流量セ
ンサで計測し、計測した値の比較値を複数個用いて平均
化し、重複した計測流量域の計測頻度から単純平均にあ
っては平均化するデ−タ量を、加重平均にあっては加重
係数をデ−タ量に応じて学習機能により変化させること
により一定期間内にゲイン変動を補正するゲイン補正手
段を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1においては、一方の流量センサの出力
を基準として他方の流量センサのゲイン変動を補正する
場合に、重複した計測流量域の流量を2つの流量センサ
で計測し、計測した値の比較値を複数個用いて平均化
し、学習機能を用いて一定期間内にゲイン変動を補正す
るようにしている。
【0011】請求項2においては、一方の流量センサの
出力を基準として他方の流量センサのゲイン変動を補正
する場合に、重複した計測流量域の流量を2つの流量セ
ンサで計測し、計測した値の比較値を複数個用いて平均
化し、重複した計測流量域の計測頻度から単純平均にあ
っては平均化するデ−タ量を、加重平均にあっては加重
係数を学習機能により変化させることにより一定期間内
にゲイン変動を補正するようにしている。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る学習機能付き流量計について説明する。図1は流量計
の概略構成を示すブロック図、図2は流量センサBの流
量特性図である。なお、この実施例では流量計としてガ
スメ−タを採用している。図1において、11は流体が
設定流量流れる毎に1パルスを出力する第1の流量セン
サ(流量センサA)、12は流体の流速に応じた数のパ
ルス信号を出力する第2の流量センサ(流量センサB)
である。
【0013】ここで、流量センサAはその出力が温度等
による経時的な影響を受けにくい流量センサであり、流
量センサBはその出力が温度等による経時的な影響を受
けやすい流量センサである。
【0014】これら流量センサA及びBの出力はコント
ロ−ラ13に出力される。このコントロ−ラ13はマイ
クロコンピュ−タ及びその周辺回路より構成されてい
る。このコントロ−ラ13は一方の流量センサの出力を
基準として他方の流量センサのゲイン変動を補正する場
合に、重複した計測流量域の流量を2つの流量センサで
計測し、計測した値の比較値を複数個用いて平均化し、
学習機能を用いて一定期間内にゲイン変動を補正するゲ
イン補正手段、及び一方の流量センサの出力を基準とし
て他方の流量センサのゲイン変動を補正する場合に、重
複した計測流量域の流量を2つの流量センサで計測し、
計測した値の比較値を複数個用いて平均化し、重複した
計測流量域の計測頻度から単純平均にあっては平均化す
るデ−タ量を、加重平均にあっては加重係数を学習機能
により変化させることにより一定期間内にゲイン変動を
補正するゲイン補正手段を備えている。
【0015】コントロ−ラ13には例えば液晶より構成
される表示部14が接続されており、コントロ−ラ13
は流量センサA及びBから出力される信号に基づいてガ
ス流量を積算し、表示部14にその積算値を表示する。
【0016】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作について説明する。流量センサAはガスが
設定流量流れる毎に1パルスをコントロ−ラ13に出力
し、流量センサBはガスの流速に応じた数のパルス信号
をコントロ−ラ13に出力している。以下、流量センサ
Aの出力を基準として流量センサBのゲイン変動を学習
機能を用いて補正する学習ゲイン補正について図2を参
照しながら説明する。
【0017】図2において、Lは現時点での流量センサ
Bの流量特性であり、L′はゲイン補正完了後に真の流
量計測が可能と考えられる流量センサBの流量特性であ
り、QL 及びQH はそれぞれ流量センサAと流量センサ
Bの計測領域が重複する計測域での下限流量及び上限流
量である。また、QAi、QBiはそれぞれ流量センサA,
流量センサBの計測流量であり、流量センサBは流量計
測値Qとその出力間に Q=G・P(G;ゲイン、P;出力) の関係がある。以下、学習ゲイン補正について説明す
る。流量センサAにて計測した流量QAiが QL ≦QAi≦QH の関係にあるとき、流量センサBを駆動して計測流量Q
Biを得て、流量センサA,Bの流量比Riを Ri=QAi/QBi として算出する。そして、加重平均法を用いて、 Ki=1−a0 +a0 Ri(a0 は加重係数) …(1) から補正係数Kiを算出し、 Q=Ki・G・P の補正を行なう。この補正をn回(i=n)行なうこと
でL→L′となり、一定期間内でゲイン補正を完了する
ことができる。しかし、i=m,m<nの場合には、一
定期間内にゲイン補正を完了させることは不可能であ
る。これは、加重平均法を行なっているためn回補正が
行なわなければ真値に近づけることはできない。つま
り、一定期間内で流量センサAと流量センサBの流量領
域が重複する回数が少ない(m回)の場合、ゲイン補正
が完了しないため、真値に近づけることが出来なくなる
ためである。このような場合には、一定期間経過後に加
重平均a0 を 数1 に従ってa1 に変更する。ここで、数1は一定期間内で
流量センサAと流量センサBの流量領域が重複する回数
が少ない場合(m<n)、(1)式のa 0 をa 1 に変更す
ることにより、ゲインを真値に近づけるようにしてい
る。つまり、一定期 間内で流量センサAと流量センサB
の流量領域が重複する回数が少ない場合(m<n)に
は、数1により加重平均a 0 を大きくすることにより、
ゲインを真値に近づけることができる。
【0018】
【数1】
【0019】このようにして、流量センサAの出力を基
準として流量センサBのゲイン変動を補正する場合に、
重複した計測流量域の流量を2つの流量センサA,Bで
計測し、計測した値の比較値を複数個用いて平均化し、
重複した計測流量域の計測頻度から単純平均にあっては
平均化するデ−タ量を、加重平均にあっては加重係数を
学習機能により変化させるようにしたので、確実に一定
期間内にゲイン補正を完了でき、これによりゲイン変動
を確実に緩和あるいは除去することができる。なお、上
記実施例において流量計はガスメ−タを一例に挙げた
が、ガス以外の流体の流量を計測する流量計であっても
良い。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように計測流量域の一部が
重複している2つの流量センサを有し、一方の流量セン
サは経時的にも外部環境的にも安定した性能を有する流
量計において、一方の流量センサの出力を基準として他
方の流量センサのゲイン変動を補正する場合に、重複し
た計測流量域の流量を2つの流量センサA,Bで計測
し、計測した値の比較値を複数個用いて平均化し、重複
した計測流量域の計測頻度から単純平均にあっては平均
化するデ−タ量を、加重平均にあっては加重係数を学習
機能により変化させるようにしたので、確実に一定期間
内にゲイン補正を完了でき、ゲイン変動を確実に緩和あ
るいは除去することができる学習機能付き流量計を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる流量計の概略構成を
示すブロック図。
【図2】同実施例における流量センサBの流量特性図。
【符号の説明】
11…流量センサA、12…流量センサB、13…コン
トロ−ラ、14…表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横須賀 識友 東京都板橋区志村1丁目2番3号 株式 会社金門製作所内 (56)参考文献 特開 平4−177126(JP,A) 特開 昭63−90647(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02 G01F 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測流量域の一部が重複している2つの
    流量センサを有し、一方の流量センサは経時的にも外部
    環境的にも安定した性能を有する流量計において、 上記一方の流量センサの出力を基準として他方の流量セ
    ンサのゲイン変動を補正する場合に、重複した計測流量
    域の流量を2つの流量センサで計測し、計測した値の比
    較値を複数個用いて平均化し、学習機能を用いて一定期
    間内にゲイン変動を補正するゲイン補正手段を備えたこ
    とを特徴とする学習機能付き流量計。
  2. 【請求項2】 計測流量域の一部が重複している2つの
    流量センサを有し、一方の流量センサは経時的にも外部
    環境的にも安定した性能を有する流量計において、 上記一方の流量センサの出力を基準として他方の流量セ
    ンサのゲイン変動を補正する場合に、重複した計測流量
    域の流量を2つの流量センサで計測し、計測した値の比
    較値を複数個用いて平均化し、重複した計測流量域の計
    測頻度から単純平均にあっては平均化するデ−タ量を、
    加重平均にあってはデ−タ量と連繋して加重係数を学習
    機能により変化させることにより一定期間内にゲイン変
    動を補正するゲイン補正手段を備えたことを特徴とする
    学習機能付き流量計。
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