JP3255012U - コック付きキャップ - Google Patents

コック付きキャップ

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Abstract

【課題】既存の液体容器の吐出口に取付けることにより、液体容器に収容される液体の吐出の有無を簡便かつ確実に切替えることができ、液体の吐出を安定化させることが可能な新規なコック付きキャップを提供する。
【解決手段】吐出口12に装着されるキャップ本体13と、キャップ本体13の上面に設けられた切替コック14とを備え、切替コックが、(a)長手方向一側の開口15から液体を吐出する液体流路16と、液体流路16と独立して外気を流通させる外気流通路17とを有する回転体18と、(b)回転体18を第1の位置と第2の位置との間で回転可能に保持する筒状部20と、筒状部20の周壁21を貫通して一側が液体容器11の内部と連通し他側が液体流路16と連通可能な液体流出口22と、筒状部20の周壁21を貫通して一側が液体容器11の内部と連通し他側が外気流通路17と連通可能な空気取入口23とを有するハウジング24とを備える。
【選択図】図7

Description

本考案は、主に合成樹脂製の液体容器の吐出口に取付けられるコック付きキャップに関する。
従来、水等の液体の保存及び運搬のために、ポリタンク(略称ポリ缶)と呼ばれるポリエチレン製のタンクをはじめとする合成樹脂製の液体容器が普及している。この液体容器の上面側には1つ又は2つの開口部が設けられており、使用者は、液体容器を斜めに傾けることにより、1つの開口部を液体の吐出口として液体を吐出させることができる。このとき、使用者は、液体の吐出量を見ながら液体容器を傾ける角度を調整する必要があり、液体の吐出中は、手で液体容器を支え続けなければならず、液体の吐出量を安定させることは困難であり、不意に多くの液体が吐出してしまうことがあった。
そこで、液体容器の吐出口に取付けられる開閉栓(コック付きキャップ)が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の開閉栓を液体容器の吐出口に取付ければ、液体容器を90度回転させて、吐出口が側部に位置するように設置することができ、使用者は、開閉栓の開閉つまみを操作して回転栓を回転させるだけで、吐出状態と止栓状態を切替えることが可能となる。
特許第3538197号公報
しかし、特許文献1では、回転栓を回転させる角度により、吸気を伴わない吐出状態と、吸気を伴う吐出状態が存在しており、吸気を伴わない吐出状態では、液体の吐出が不安定になるという課題を有している。また、特許文献1では、回転栓の内部に形成される液体流路と連通して空気取入口が設けられているため、液体流路の内部を液体が通過する際の液面の高さと空気取入口との位置関係によっては、空気取入口から取入れられた空気が液体流路の上部に溜まるだけで液体容器の内部に浸入することなく、吸気が行われずに液体の吐出が安定しないという課題を有している。
本考案の課題は、既存の液体容器の吐出口に取付けることにより、液体容器に収容される液体の吐出の有無を簡便かつ確実に切替えることができ、液体の吐出を安定化させることが可能な新規なコック付きキャップを提供することにある。
本考案者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、液体容器の吐出口に装着されるキャップ本体に設けられる切替コックが、液体を吐出する液体流路と独立して外気を流通させる外気流通路が形成された回転体を回転可能に保持し、回転体が第1の位置にある時に、液体容器に収容された液体が液体流路を通って吐出されると共に、外気流通路を流通する外気が液体容器の内部に取入れられ、回転体が第2の位置にある時に、液体流路及び外気流通路が閉止される構成とすることにより、簡便かつ確実に液体の吐出の有無を切替えられることを見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、以下の通りのものである。
[1]液体容器の吐出口に取付けられ、該液体容器に収容される液体の吐出の有無を切替可能なコック付きキャップであって、
前記吐出口に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体の上面に設けられた切替コックとを備え、
該切替コックが、(a)長手方向一側の開口から前記液体を吐出する液体流路と、該液体流路と独立して外気を流通させる外気流通路とを有する回転体と、(b)該回転体を第1の位置と第2の位置との間で回転可能に保持する筒状部と、該筒状部の周壁を貫通して一側が前記液体容器の内部と連通し他側が前記液体流路と連通可能な液体流出口と、前記筒状部の周壁を貫通して一側が前記液体容器の内部と連通し他側が前記外気流通路と連通可能な空気取入口とを有するハウジングとを備え、
前記回転体が前記第1の位置にある時に、前記液体流路と前記液体流出口が連通し、前記外気流通路と前記空気取入口が連通して、前記液体容器に収容された前記液体が、前記液体流出口から前記液体流路を通って前記開口から吐出され、前記外気流通路を流通する前記外気が、前記空気取入口を通って前記液体容器の内部に取入れられ、
前記回転体が前記第2の位置にある時に、前記液体流出口及び前記空気取入口は、前記回転体の外周壁で閉塞されることを特徴とするコック付きキャップ。
[2]前記回転体が、前記液体流路の長手方向他側と連通されて前記外周壁を貫通する通液部を有し、前記回転体が前記第1の位置にある時に、前記通液部を介して前記液体流路と前記液体流出口が接続されることを特徴とする上記[1]記載のコック付きキャップ。
[3]前記回転体が、前記外気流通路と連通されて前記外周壁を貫通する通気部を有し、前記回転体が前記第1の位置にある時に、前記通気部を介して前記液体流路と前記液体流出口が接続されることを特徴とする上記[1]記載のコック付きキャップ。
[4]前記外気流通路が、前記液体流路の外周に形成されていることを特徴とする上記[1]~[3]のいずれか記載のコック付きキャップ。
[5]前記液体流路の内周面に、該液体流路の長手方向に沿って形成された凹溝及び/又は凸条を有することを特徴とする上記[1]~[4]のいずれか記載のコック付きキャップ。
本考案のコック付きキャップは、既存の液体容器の吐出口に取付けて切替コックを操作するだけで、液体の吐出の有無を簡便に切替えることができ、液体の吐出中に、液体容器の内部に確実に空気を取入れて安定的に液体を吐出させることができる。
本考案の一実施形態に係るコック付きキャップを液体容器の吐出口に取付けた状態を示す側面図である。 本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの側面図である。 本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの正面図である。 本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの平面図である。 図2のA-A線矢視断面図である。 図2のB-B線矢視断面図である。 図3のC-C線矢視断面図である。 本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの液体流出口が閉塞された状態を示す水平断面図である。 本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの空気取入口が閉塞された状態を示す水平断面図である。 本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの液体流出口及び空気取入口が閉塞された状態を示す垂直断面図である。 (A)本考案の一実施形態に係るコック付きキャップにおける回転体の第1の変形例を示す水平断面図である。(B)本考案の一実施形態に係るコック付きキャップにおける回転体の第2の変形例を示す水平断面図である。
本考案のコック付きキャップは、液体容器の吐出口に取付けられ、液体容器に収容される液体の吐出の有無を切替可能なコック付きキャップであって、吐出口に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の上面に設けられた切替コックとを備え、切替コックが、(a)長手方向一側の開口から液体を吐出する液体流路と、液体流路と独立して外気を流通させる外気流通路とを有する回転体と、(b)回転体を第1の位置と第2の位置との間で回転可能に保持する筒状部と、筒状部の周壁を貫通して一側が液体容器の内部と連通し他側が液体流路と連通可能な液体流出口と、筒状部の周壁を貫通して一側が液体容器の内部と連通し他側が外気流通路と連通可能な空気取入口とを有するハウジングとを備え、回転体が第1の位置にある時に、液体流路と液体流出口が連通し、外気流通路と空気取入口が連通して、液体容器に収容された液体が、液体流出口から液体流路を通って開口から吐出され、外気流通路を流通する外気が、空気取入口を通って液体容器の内部に取入れられ、回転体が第2の位置にある時に、液体流出口及び空気取入口は、回転体の外周壁で閉塞されることを特徴とする。
本考案のコック付きキャップを用いることにより、回転体を回転させるだけで、簡便かつ確実に液体の吐出の有無を切替えることができる。また、液体を吐出する液体流路の外周に液体流路と独立して外気流通路が設けられることにより、液体容器の内部に確実に外気(空気)を取入れて、液体の吐出を安定させることができる。
以下、本考案のコック付きキャップの構成を具体的に説明する。
本考案のコック付きキャップは、上記のように、液体容器の吐出口に取付けられ、液体容器に収容される液体の吐出の有無を切替可能なコック付きキャップであって、吐出口に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の上面に設けられた切替コックとを備え、切替コックが、(a)長手方向一側の開口から液体を吐出する液体流路と、液体流路と独立して外気を流通させる外気流通路とを有する回転体と、(b)回転体を第1の位置と第2の位置との間で回転可能に保持する筒状部と、筒状部の周壁を貫通して一側が液体容器の内部と連通し他側が液体流路と連通可能な液体流出口と、筒状部の周壁を貫通して一側が液体容器の内部と連通し他側が外気流通路と連通可能な空気取入口とを有するハウジングとを備え、回転体が第1の位置にある時に、液体流路と液体流出口が連通し、外気流通路と空気取入口が連通して、液体容器に収容された液体が、液体流出口から液体流路を通って開口から吐出され、外気流通路を流通する外気が、空気取入口を通って液体容器の内部に取入れられ、回転体が第2の位置にある時に、液体流出口及び空気取入口は、回転体の外周壁で閉塞される。
回転体が、液体流路の長手方向他側と連通されて外周壁を貫通する通液部を有し、回転体が第1の位置にある時に、通液部を介して液体流路と液体流出口が接続されることが好ましい。
回転体が、外気流通路と連通されて外周壁を貫通する通気部を有し、回転体が第1の位置にある時に、通気部を介して液体流路と液体流出口が接続されることが好ましい。
外気流通路が、液体流路の外周に形成されていることが好ましい。
液体流路の内周面に、該液体流路の長手方向に沿って形成された凹溝及び/又は凸条を有することができる。
以下、図面に基づき、本考案の一実施形態に係るコック付きキャップを説明するが、本考案の技術的範囲は、本実施形態に限定されるものではない。
ここで、図1は、本考案の一実施形態に係るコック付きキャップを液体容器の吐出口に取付けた状態を示す側面図であり、図2は、本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの側面図であり、図3は、本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの正面図であり、図4は、本考案の一実施形態に係るコック付きキャップの平面図である。また、図5は、図2のA-A線矢視断面図であり、図6は、図2のB-B線矢視断面図であり、図7は、図3のC-C線矢視断面図である。
本考案の一実施形態に係るコック付きキャップ10は、液体容器11の吐出口(開口部)12に取付けられ、液体容器11に収容される液体の吐出の有無を切替可能とするものである。
図1~図7に示すように、本考案の一実施形態に係るコック付きキャップ10は、吐出口12に装着されるキャップ本体13と、キャップ本体13の上面に設けられた切替コック14とを備えている。
切替コック14は、図5~図7に示すように、長手方向一側(図7では下側)の開口15から液体を吐出する液体流路16と、液体流路16と独立して外気を流通させる外気流通路17とを有する回転体18を備えている。また、切替コック14は、図5~図7に示すように、回転体18を第1の位置と第2の位置との間で回転可能に保持する筒状部20と、筒状部20の周壁21を貫通して一側が液体容器11の内部と連通し他側が液体流路16と連通可能な液体流出口22と、筒状部20の周壁21を貫通して一側が液体容器11の内部と連通し他側が外気流通路17と連通可能な空気取入口23とを有するハウジング24を備えている。
図2~図4に示すように、回転体18の長手方向他側(図2、図3では上側)には、回転体18を回転させるための操作部18aが設けられている。また、図5~図10に示すように、ハウジング24の外周にはパッキン25が取付けられており、キャップ本体13を吐出口12に装着(螺着)することにより、キャップ本体13とハウジング24の間がパッキン25で止水される。
図2~図4に示すように、回転体18が第1の位置にある時に、図5及び図7に示すように、液体流路16と液体流出口22が連通し、図6及び図7に示すように、外気流通路17と空気取入口23が連通して、液体容器11に収容された液体が、液体流出口22から液体流路16を通って開口15から吐出され(実線の矢印)、外気流通路17を流通する外気が、空気取入口23を通って液体容器11の内部に取入れられる(破線の矢印)。
このとき、回転体18は、液体流路16の長手方向他側と連通されて外周壁26を貫通する通液部27を有している。これにより、回転体18が第1の位置にある時に、通液部27を介して液体流路16と液体流出口22が接続される。また、回転体18は、外気流通路17と連通されて外周壁26を貫通する通気部28を有している。これにより、回転体18が第1の位置にある時に、通気部28を介して液体流路16と液体流出口22が接続される。
図4に仮想線で示したように、操作部18aを180度回転(反転)させると、回転体18が第1の位置から第2の位置まで回転する。回転体18が第2の位置にある時に、図8~図10に示すように、液体流出口22及び空気取入口23は、回転体18の外周壁26で閉塞される。
以上説明したように、コック付きキャップ10では、回転体18を第1の位置と第2の位置との間で回転させるだけで、簡便かつ確実に液体の吐出の有無を切替えることができる。特に、液体流路16の開口15から液体が吐出される際に、液体流路16の外周に設けられた外気流通路17を通して液体容器11の内部に外気(空気)を取入れることができるので、別途、液体容器11の他の開口部29を開放する必要はなく、作業性に優れる。
次に、本考案の一実施形態に係るコック付きキャップにおける回転体の変形例について説明する。なお、一実施形態と同様のものは同じ符号を付して説明を省略する。
図11(A)に示す第1の変形例の回転体18Aが回転体18と異なる点は、液体流路16の内周面に、液体流路16の長手方向に沿って形成された凹溝30を有している点である。また、図11(B)に示す第2の変形例の回転体18Aが回転体18と異なる点は、液体流路16の内周面に、液体流路16の長手方向に沿って形成された凸条31を有している点である。
このように、液体流路16の内周面に凹溝30又は凸条31を形成することにより、液体流路16の内部を通過する液体の流れをスムーズにして、周囲への液体の飛び散りや液だれを削減することができる。その他の構成及び作用、効果については、上述の一実施形態に係るコック付きキャップ10と同様であるので、説明を省略する。
なお、液体流路16の内周面に凹溝30及び凸条31を形成してもよい。また、凹溝30及び凸条31の形状、数、及び配置は、適宜、選択される。
本考案のコック付きキャップは、既存の液体容器の吐出口に取付けることができるものであることから、産業上有用である。
10 コック付きキャップ
11 液体容器
12 吐出口
13 キャップ本体
14 切替コック
15 開口
16 液体流路
17 外気流通路
18 回転体
18a 操作部
18A 回転体
18B 回転体
20 筒状部
21 周壁
22 液体流出口
23 空気取入口
24 ハウジング
25 パッキン
26 外周壁
27 通液部
28 通気部
29 開口部
30 凹溝
31 凸条

Claims (5)

  1. 液体容器の吐出口に取付けられ、該液体容器に収容される液体の吐出の有無を切替可能なコック付きキャップであって、
    前記吐出口に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体の上面に設けられた切替コックとを備え、
    該切替コックが、(a)長手方向一側の開口から前記液体を吐出する液体流路と、該液体流路と独立して外気を流通させる外気流通路とを有する回転体と、(b)該回転体を第1の位置と第2の位置との間で回転可能に保持する筒状部と、該筒状部の周壁を貫通して一側が前記液体容器の内部と連通し他側が前記液体流路と連通可能な液体流出口と、前記筒状部の周壁を貫通して一側が前記液体容器の内部と連通し他側が前記外気流通路と連通可能な空気取入口とを有するハウジングとを備え、
    前記回転体が前記第1の位置にある時に、前記液体流路と前記液体流出口が連通し、前記外気流通路と前記空気取入口が連通して、前記液体容器に収容された前記液体が、前記液体流出口から前記液体流路を通って前記開口から吐出され、前記外気流通路を流通する前記外気が、前記空気取入口を通って前記液体容器の内部に取入れられ、
    前記回転体が前記第2の位置にある時に、前記液体流出口及び前記空気取入口は、前記回転体の外周壁で閉塞されることを特徴とするコック付きキャップ。
  2. 前記回転体が、前記液体流路の長手方向他側と連通されて前記外周壁を貫通する通液部を有し、前記回転体が前記第1の位置にある時に、前記通液部を介して前記液体流路と前記液体流出口が接続されることを特徴とする請求項1記載のコック付きキャップ。
  3. 前記回転体が、前記外気流通路と連通されて前記外周壁を貫通する通気部を有し、前記回転体が前記第1の位置にある時に、前記通気部を介して前記液体流路と前記液体流出口が接続されることを特徴とする請求項1記載のコック付きキャップ。
  4. 前記外気流通路が、前記液体流路の外周に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコック付きキャップ。
  5. 前記液体流路の内周面に、該液体流路の長手方向に沿って形成された凹溝及び/又は凸条を有することを特徴とする請求項1記載のコック付きキャップ。
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