JP3254910B2 - 三相平衡装置の制御回路 - Google Patents
三相平衡装置の制御回路Info
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- JP3254910B2 JP3254910B2 JP15687594A JP15687594A JP3254910B2 JP 3254910 B2 JP3254910 B2 JP 3254910B2 JP 15687594 A JP15687594 A JP 15687594A JP 15687594 A JP15687594 A JP 15687594A JP 3254910 B2 JP3254910 B2 JP 3254910B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/50—Arrangements for eliminating or reducing asymmetry in polyphase networks
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷が電源の逆相耐量
を越えるような場合のみ三相平衡装置を運転させる三相
平衡装置の制御回路に関する。
を越えるような場合のみ三相平衡装置を運転させる三相
平衡装置の制御回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、三相不平衡電流の補償は、逆相分
電流を検出し、三相平衡装置のインバータを制御して、
逆相分電流を補償している。三相平衡装置の制御部は図
２に示すように、電流検出器（ＣＴ）により検出した三
相電流ｉu，ｉv，ｉwを三相／二相変換回路１で二相交
流ｉα，ｉβに変換し、更に逆回転座相変換回路２で逆
相による回転座標変換し、基本波逆相分を直流成分，基
本波正相分を基本波の２倍周波成分，更に基本波以外の
高周波成分に変更する（ｉp，ｉq）。
電流を検出し、三相平衡装置のインバータを制御して、
逆相分電流を補償している。三相平衡装置の制御部は図
２に示すように、電流検出器（ＣＴ）により検出した三
相電流ｉu，ｉv，ｉwを三相／二相変換回路１で二相交
流ｉα，ｉβに変換し、更に逆回転座相変換回路２で逆
相による回転座標変換し、基本波逆相分を直流成分，基
本波正相分を基本波の２倍周波成分，更に基本波以外の
高周波成分に変更する（ｉp，ｉq）。
【０００３】この有効分電流ｉp及び無効分電流ｉqから
低域フィルタ３1，３2により直流成分ｉd2，ｉq2を抽出
し、逆回転座標逆変換回路４により逆回転座標変換回路
２の逆回転座標変換の逆変換を行い、この二相交流ｉ
α2，ｉβ2を二相／三相変換回路により基本波逆相電流
成分ｉu2，ｉv2，ｉw2を検出する。三相平衡装置は装置
に始動信号が入力されると、上記逆相電流成分（補償電
流）により制御され逆相電流を補償する。以下に、回路
１，２，４，５の演算式を（１）〜（４）式に示す。
低域フィルタ３1，３2により直流成分ｉd2，ｉq2を抽出
し、逆回転座標逆変換回路４により逆回転座標変換回路
２の逆回転座標変換の逆変換を行い、この二相交流ｉ
α2，ｉβ2を二相／三相変換回路により基本波逆相電流
成分ｉu2，ｉv2，ｉw2を検出する。三相平衡装置は装置
に始動信号が入力されると、上記逆相電流成分（補償電
流）により制御され逆相電流を補償する。以下に、回路
１，２，４，５の演算式を（１）〜（４）式に示す。
【０００４】ｉu＝ｓｉｎωｔ，ｉv＝ｓｉｎ（ωｔ−２
π／３），ｉω＝ｓｉｎ（ωｔ＋２π／３） とすると、
π／３），ｉω＝ｓｉｎ（ωｔ＋２π／３） とすると、
【０００５】
【数１】
【０００６】
【数２】
【０００７】
【数３】
【０００８】
【数４】
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】三相平衡装置の補償対
象電流である負荷が発生する逆相分電流は、一般に電源
の逆相耐量に対して非常に少ない。しかし、従来の三相
平衡装置は負荷が発生する逆相分が電源に影響を与えな
い場合でも、その逆相電流を補償するための動作を行
う。また、負荷が逆相電流を発生していない場合でも、
装置は運転を継続する。そのため、三相不平衡装置に無
駄な損失が発生すると共に、装置寿命が短くなる。
象電流である負荷が発生する逆相分電流は、一般に電源
の逆相耐量に対して非常に少ない。しかし、従来の三相
平衡装置は負荷が発生する逆相分が電源に影響を与えな
い場合でも、その逆相電流を補償するための動作を行
う。また、負荷が逆相電流を発生していない場合でも、
装置は運転を継続する。そのため、三相不平衡装置に無
駄な損失が発生すると共に、装置寿命が短くなる。
【００１０】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、電源
の逆相耐量を越えるような負荷が接続された場合のみ装
置を運転し、装置損失をなくすようにした三相平衡装置
を提供することにある。
てなされたものであり、その目的とするところは、電源
の逆相耐量を越えるような負荷が接続された場合のみ装
置を運転し、装置損失をなくすようにした三相平衡装置
を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】三相交流を二相交流に変
換する三相／二相変換回路と、この二相交流から基本波
逆相成分を直流成分，基本波正相分を基本波の２倍周波
成分に変換する逆回転座標変換回路と、この変換された
各軸信号から直流成分を抽出する第１，第２の低域通過
フィルタと、この直流成分を基本波逆相成分に変換する
逆回転座標逆変換回路と、この基本波逆相成分の二相交
流を三相交流に変換し補償電流を出力する二相／三相変
換回路からなる三相平衡装置の制御回路において、第
１，第２の低域通過フィルタからの直流成分信号の絶対
値の和をとる回路と、この回路の出力信号と設定値とを
比較し装置の始動、停止信号を出力するヒステリシスを
有するコンパレータを設け、コンパレータの出力と装置
外部から入力される始動信号との論理積により装置の始
動，停止を制御することを特徴とする。
換する三相／二相変換回路と、この二相交流から基本波
逆相成分を直流成分，基本波正相分を基本波の２倍周波
成分に変換する逆回転座標変換回路と、この変換された
各軸信号から直流成分を抽出する第１，第２の低域通過
フィルタと、この直流成分を基本波逆相成分に変換する
逆回転座標逆変換回路と、この基本波逆相成分の二相交
流を三相交流に変換し補償電流を出力する二相／三相変
換回路からなる三相平衡装置の制御回路において、第
１，第２の低域通過フィルタからの直流成分信号の絶対
値の和をとる回路と、この回路の出力信号と設定値とを
比較し装置の始動、停止信号を出力するヒステリシスを
有するコンパレータを設け、コンパレータの出力と装置
外部から入力される始動信号との論理積により装置の始
動，停止を制御することを特徴とする。
【００１２】
【作用】第１，第２の低域通過フィルタは逆回転座標変
換回路からの有効分電流及び無効分電流から基本波逆相
成分である直流成分を抽出する。この直流分の極性は力
率によって変わる。絶対値の和をとる回路はこの各軸信
号の基本波逆相成分の絶対値の和を出力する。この出力
は二相／三相変換回路から出力される補償電流（逆相三
相電流）とほぼ比例する。コンパレータは上記絶対値の
和と設定値とを比較し、補償電流が所定のレベルを越え
たことを検出する。コンパレータの出力は外部から入力
される始動信号との論理積で装置を始動，停止させる。
したがって、三相平衡装置とは補償電流が所定レベルを
越えた場合のみ運転となる。
換回路からの有効分電流及び無効分電流から基本波逆相
成分である直流成分を抽出する。この直流分の極性は力
率によって変わる。絶対値の和をとる回路はこの各軸信
号の基本波逆相成分の絶対値の和を出力する。この出力
は二相／三相変換回路から出力される補償電流（逆相三
相電流）とほぼ比例する。コンパレータは上記絶対値の
和と設定値とを比較し、補償電流が所定のレベルを越え
たことを検出する。コンパレータの出力は外部から入力
される始動信号との論理積で装置を始動，停止させる。
したがって、三相平衡装置とは補償電流が所定レベルを
越えた場合のみ運転となる。
【００１３】
【実施例】本発明の実施例について図１を参照して説明
する。図１において、１はＣＴにより検出した三相電流
ｉu，ｉv，ｉwを二相交流ｉα，ｉβに変換する三相／
二相変換回路、２はこの二相電流ｉα，ｉβを変換して
基本波逆相分を直流成分，基本波正相分を基本波の２倍
周波数成分に変換し、基本波正相分を基本波の２倍周波
数成分に変換し、有効分電流ｉd及び無効分電流ｉqを出
力する逆回転座標変換回路、３1及び３2はこの電流ｉd
及びｉqから基本波の正相分及び高周波成分を除去し、
基本波逆相分による直流信号ｉd2，ｉq2を出力させる低
域通過フィルタ。
する。図１において、１はＣＴにより検出した三相電流
ｉu，ｉv，ｉwを二相交流ｉα，ｉβに変換する三相／
二相変換回路、２はこの二相電流ｉα，ｉβを変換して
基本波逆相分を直流成分，基本波正相分を基本波の２倍
周波数成分に変換し、基本波正相分を基本波の２倍周波
数成分に変換し、有効分電流ｉd及び無効分電流ｉqを出
力する逆回転座標変換回路、３1及び３2はこの電流ｉd
及びｉqから基本波の正相分及び高周波成分を除去し、
基本波逆相分による直流信号ｉd2，ｉq2を出力させる低
域通過フィルタ。
【００１４】４は直流信号ｉd2，ｉq2を回路２の逆転座
標変換の逆変換を行い二相交流ｉα2，ｉβ2を出力する
逆回転座標逆変換回路、５はこの二相交流ｉα2，ｉβ2
を変換して逆相成分三相交流ｉu2，ｉv2，ｉw2を出力す
る二相／三相変換回路、６1及び６2はフィルタ３1及び
３2から入力する基本波逆相分直流信号ｉd2及びｉq2の
絶対値を出力する絶対値検出回路、７はこの絶対値の和
をとる加算器、８は設定値Ａと加算器７からの絶対値の
和との差をとるつき合わせ器、９はつき合わせの結果か
ら大小を判断し、装置の始動，停止信号を出力するヒス
テリシスを有するコンパレータである。そして三相平衡
装置はコンパレータ９の出力信号と装置外部から入力さ
れる始動信号との論理積信号で始動，停止制御されるよ
うになっている。
標変換の逆変換を行い二相交流ｉα2，ｉβ2を出力する
逆回転座標逆変換回路、５はこの二相交流ｉα2，ｉβ2
を変換して逆相成分三相交流ｉu2，ｉv2，ｉw2を出力す
る二相／三相変換回路、６1及び６2はフィルタ３1及び
３2から入力する基本波逆相分直流信号ｉd2及びｉq2の
絶対値を出力する絶対値検出回路、７はこの絶対値の和
をとる加算器、８は設定値Ａと加算器７からの絶対値の
和との差をとるつき合わせ器、９はつき合わせの結果か
ら大小を判断し、装置の始動，停止信号を出力するヒス
テリシスを有するコンパレータである。そして三相平衡
装置はコンパレータ９の出力信号と装置外部から入力さ
れる始動信号との論理積信号で始動，停止制御されるよ
うになっている。
【００１５】以上のように構成されているので、回路１
〜５によって従来同様に三相交流ｉu，ｉv，ｉwからそ
の逆相成分三相交流（補償電流ｉu2，ｉv2，ｉw2）が検
出される。一方、フィルタ３1及び３2からの基本波逆相
分直流信号ｉd2及びｉq2は力率によって極性が変わるの
で、絶対値検出回路６1及び６2により絶対値をとり加算
器７で加算し、ほぼ補償電流に比例した絶対値の加算信
号を得て、つき合わせ器８で設定値Ａとの差を検出し、
その結果からコンパレータ９が大小を判断し、始動停止
信号を出力する。
〜５によって従来同様に三相交流ｉu，ｉv，ｉwからそ
の逆相成分三相交流（補償電流ｉu2，ｉv2，ｉw2）が検
出される。一方、フィルタ３1及び３2からの基本波逆相
分直流信号ｉd2及びｉq2は力率によって極性が変わるの
で、絶対値検出回路６1及び６2により絶対値をとり加算
器７で加算し、ほぼ補償電流に比例した絶対値の加算信
号を得て、つき合わせ器８で設定値Ａとの差を検出し、
その結果からコンパレータ９が大小を判断し、始動停止
信号を出力する。
【００１６】しかして、基本波逆相分直流信号ｉd2及び
ｉq2の絶対値の和が所定のレベル以上の場合のみ三相平
衡装置は運転となり、所定のレベル以下の場合は運転さ
れることはない。従って、設定値Ａを適宜設定すること
により、負荷が発生する逆相分電流が少なく電源に影響
を与えることのない場合に三相平衡装置の運転を停止さ
せ、無駄な損失の発生を防止することができる。
ｉq2の絶対値の和が所定のレベル以上の場合のみ三相平
衡装置は運転となり、所定のレベル以下の場合は運転さ
れることはない。従って、設定値Ａを適宜設定すること
により、負荷が発生する逆相分電流が少なく電源に影響
を与えることのない場合に三相平衡装置の運転を停止さ
せ、無駄な損失の発生を防止することができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
で、次に記載する効果を奏する。
【００１８】（１）電源の逆相耐量を越えるような負荷
が接続された場合のみ装置を運転し、無負荷及び軽負荷
時は装置停止となるので、装置損失が発生しない。
が接続された場合のみ装置を運転し、無負荷及び軽負荷
時は装置停止となるので、装置損失が発生しない。
【００１９】（２）このため適正な装置寿命が得られ
る。
る。
【００２０】（３）制御部に簡単な回路を付加するだけ
でよいので、有利である。
でよいので、有利である。
【図１】本発明の実施例にかかる制御ブロック図。
【図２】従来例にかかる制御ブロック図。
１…三相／二相変換回路 ２…逆回転座標変換回路 ３1，３2…低域通過フィルタ ４…逆回転座標逆変換回路 ５…二相／三相変換回路 ６1，６2…絶対値検出回路 ７…加算器 ８…つき合わせ器 ９…コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−113466（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−103031（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−184067（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−189456（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−298500（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−274397（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−336891（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−123592（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−274398（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−23949（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02J 3/00 - 5/00
Claims (1)
- 【請求項１】 三相交流を二相交流に変換する三相／二
相変換回路と、この二相交流から基本波逆相成分を直流
成分，基本波正相分を基本波の２倍周波数成分に変換す
る逆回転座標変換回路と、この変換された各軸信号から
直流成分を抽出する第１，第２の低域通過フィルタと、
この直流成分を基本波逆相成分に変換する逆回転座標逆
変換回路と、この基本波逆相成分の二相交流を三相交流
に変換し補償電流を出力する二相／三相変換回路からな
る三相平衡装置の制御回路において、 第１，第２の低域通過フィルタからの直流成分信号の絶
対値の和をとる回路と、 この回路の出力信号と設定値とを比較し装置の始動，停
止信号を出力するヒステリシスを有するコンパレータを
設け、 コンパレータの出力と装置外部から入力される始動信号
との論理積により装置の始動，停止を制御することを特
徴とした三相平衡装置の制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15687594A JP3254910B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 三相平衡装置の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15687594A JP3254910B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 三相平衡装置の制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833209A JPH0833209A (ja) | 1996-02-02 |
| JP3254910B2 true JP3254910B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=15637305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15687594A Expired - Lifetime JP3254910B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 三相平衡装置の制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3254910B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103683319B (zh) * | 2013-10-15 | 2016-02-03 | 中国东方电气集团有限公司 | 电网电压不平衡时基于滞环调制的并网逆变器控制方法 |
| CN107742191B (zh) * | 2017-11-16 | 2019-08-27 | 哈尔滨理工大学 | 基于相位补偿幅值相减的电网输电质量评价方法 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP15687594A patent/JP3254910B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0833209A (ja) | 1996-02-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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