JP3253608B2 - ブラウンガス加熱炉 - Google Patents

ブラウンガス加熱炉

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JP3253608B2
JP3253608B2 JP2000105421A JP2000105421A JP3253608B2 JP 3253608 B2 JP3253608 B2 JP 3253608B2 JP 2000105421 A JP2000105421 A JP 2000105421A JP 2000105421 A JP2000105421 A JP 2000105421A JP 3253608 B2 JP3253608 B2 JP 3253608B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/002Stoves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/24Radiant bodies or panels for radiation heaters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウンガス加熱
炉(Brown gas heating furnance)に関する。さらに詳
細には、暖房用はもちろん、例えば、物理治療室や遠赤
外線体験室において局所療法でない全身温熱療法に用い
ることにより、健康の増進を図ることのできるブラウン
ガス加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠赤外線体験室において用いられ
る遠赤外線放射手段としては、台車上に多量の麦飯石
(Mac-Ban-Suk)を積み上げ、それを工業用炉に引き入
れて700〜800℃の温度に上げた後、さらに体験室
内部に引き出して当該麦飯石から放射される遠赤外線に
当たるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】台車上に積み上げられ
た麦飯石の温度を高めるために用いられる従来の加熱方
法としては、化石燃料を燃焼させる方法、プロパンガス
を燃料とする工業用加熱炉を使用する方法等がある。
【0004】しかし、化石燃料を燃焼させる方法では、
別途設けた送風機(blower)によって多量の空気を燃焼
室の内部に供給しなければならず、また、供給された空
気の分量だけ煙突を通して外部に排出しなければならな
いため、煙突から排出されるエネルギー消費量が約60
%にも達し、莫大な損失となる。
【0005】また、プロパンガスを燃料とする工業用加
熱炉を使用する方法では、燃料の浪費が多いだけでな
く、工業用加熱炉は広い設置面積を必要とするために施
設費も高くなり、また、プロパンガスの爆発危険性のた
めに、人出の多い接客業用としては不適切である。
【0006】また、遠赤外線放射体は300〜400℃
で人体に有益な波長帯5.6〜15μmの遠赤外線を最
も多く放射するので、いたずらに温度を上げる必要はな
い。もし、700〜800℃の高温まで温度を上げる
と、遠赤外線以外の赤外線、紫外線等のような強い輻射
熱が出てくるため、かえって人体に害を与えることにも
なり得る。
【0007】さらに、上記のような従来の方法では、工
業用炉を用いるために台車の利用を余儀なくされ、ま
た、一定の温度以下に下がると、麦飯石を再び加熱しな
ければならない等、面倒なことを甘受するほかなかっ
た。
【0008】また、麦飯石は他の種類の石に比べて融点
の低い物質であるため、従来の方法のように麦飯石を繰
り返し高温に加熱すると、物性値が変わって遠赤外線の
効果が半減してしまう。その結果、長期間にわたって同
じ麦飯石を使用することができない(使用する麦飯石の
寿命が短くなる)という問題点がある。
【0009】麦飯石を加熱する目的は、遠赤外線を放射
させるためであるにもかかわらず、現今まで遠赤外線を
効率良く放射させるための方法は講じられていない。ま
た、従来の台車式工業用炉を使用する方法では、煙突か
ら無駄に排出されるエネルギー損失が多いばかりでな
く、重い石塊を台車に載せて工業用炉内に引き込めたり
引き出したりする煩わしさがある。また、麦飯石を必要
以上に加熱することにより物性値が変わって石の寿命が
短くなると共に、必要以上の高温による赤外線、紫外線
等のような強い輻射熱が放出され、人体に良くない影響
を与えるなど、多くの問題点がある。
【0010】本発明者は、上記のような問題点の解決に
着目して、遠赤外線を最も多く放射することのできる温
度である300〜400℃を一定に保持すると共に、燃
料の消費と浪費を最小化することのできる麦飯石加熱炉
に対する研究を重ねた結果、本件出願人が産業用燃料と
して開発したブラウンガスを加熱炉の燃料に使用するこ
とにより、上記のような諸々の問題点を一掃することが
できることに着案し、本発明を提案するに至った。
【0011】特に、本発明は、図6に示すようなブラウ
ンガスのみが有する四大特性、すなわち、完全無公害特
性、完全燃焼特性、インプロジョン(implosion)特
性、熱核反応特性を適用したものであり、周知のとお
り、ブラウンガスは、炭素が存在せず水素と酸素が2:
1の比率で混合された理想的な混合ガスであるので、完
全燃焼がなされるばかりでなく、燃焼過程において、け
むり、煤煙、すす等が生成されず、燃焼用空気投入口と
煙突なしの密閉空間燃焼が可能である。
【0012】上記のように、ブラウンガスは密閉空間に
おける燃焼が可能であるため、炉から逃げ出す熱の量よ
りも炉の内部に蓄積される熱の量の方が多いので、少な
い燃料で炉の内部を高温に保持することができる。
【0013】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、少量の燃料で炉の温
度を常に一定に保持することのできるブラウンガス加熱
炉を提供することを目的とする。
【0014】また、本発明は、室内で使用しても環境や
健康に何ら差し支えがなく、遠赤外線暖炉としても利用
することのできるブラウンガス加熱炉を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るブラウンガス加熱炉の構成は、上面に
バーナ装着孔が穿設され、内部に中空部が形成された基
台と、前記基台の前記中空部内に配設され、ブラウンガ
スを供給するための供給管路と、前記供給管路に接続さ
れ、前記バーナ装着孔を通して上向きに設けられたバー
ナと、前記供給管路に設けられ、ブラウンガスの供給量
を適正量に調節する調節バルブと、前記基台上の前記バ
ーナ装着孔に対応する位置にセラミックブロックを縦横
に互い違いに積み重ねて構成された発熱部と、前記発熱
部の外周に設けられ、遠赤外線放射体からなる外壁と、
前記外壁の上部に設けられ、同じく遠赤外線放射体から
なる蓋とを備え、前記外壁又は蓋の少なくとも一方に、
ブラウンガスの燃焼過程で発生する水蒸気を放出する放
出口が形成されたことを特徴とする。このブラウンガス
加熱炉の構成によれば、ブラウンガスの固有の特性を利
用して燃焼用空気投入口と煙突の無い密閉型遠赤外線放
射炉を実現することができる。この密閉型遠赤外線放射
炉は、設置が容易であり、かつ、エネルギーを効果的に
活用することができると共に、遠赤外線体験室を設けて
温熱効果による国民健康の増進にも寄与することができ
る。
【0016】また、前記本発明のブラウンガス加熱炉の
構成においては、遠赤外線放射体が麦飯石、青麦飯石、
黒雲母、ゲルマニウム、玉からなる群から選ばれた少な
くとも1つであるのが好ましい。
【0017】また、前記本発明のブラウンガス加熱炉の
構成においては、外壁と蓋とからなる炉を、発熱部から
発散される高温の輻射熱によって間接的に加熱されるよ
うに構成し、供給管路から供給されるブラウンガスの量
を調節バルブによって調節し、前記発熱部の温度を調節
することにより、遠赤外線放射体である外壁と蓋の温度
を適正温度である300〜400℃に保持して人体に有
益な波長帯5.6〜15μmの遠赤外線が多量に放射さ
れるように構成するのが好ましい。
【0018】また、前記本発明のブラウンガス加熱炉の
構成においては、基台の上面に2つのバーナ装着孔が穿
設され、供給管路の前記バーナ装着孔と対応する箇所に
調節バルブを有する分岐管が連結され、前記分岐管の端
部にバーナがそれぞれ取り付けられているのが好まし
い。
【0019】また、前記本発明のブラウンガス加熱炉の
構成においては、外壁が、所定のサイズに加工して形成
したブロックを、一定幅に保持して多段に積み上げるこ
とによって構成されているのが好ましい。
【0020】また、前記本発明のブラウンガス加熱炉の
構成においては、蓋が、所定のサイズに加工して形成し
たブロックを、横方向に並べて構成されているのが好ま
しい。また、この場合には、蓋を構成する各ブロック間
に微細な間隙を形成することによって放出口が形成され
ているのが好ましい。
【0021】また、前記本発明のブラウンガス加熱炉の
構成においては、外壁と蓋とからなる炉の中央に形成さ
れた燃焼室からバーナ装着孔の垂直線を中心としてセラ
ミックブロックが互い違いに交叉するように多段に積み
上げられ、第1段と第2段には、バーナから吐出される
ブラウンガスの火炎が真っすぐに形成されるように中心
部に小さい空間が設けられ、第3段から上の段には、ブ
ラウンガスの火花の先端が直接当たって加熱されるよう
にセラミックブロックが1個加えられ、直接加熱された
セラミックブロックが先に加熱されてから、熱せられた
部分が周辺及びその上部へ次第に広がり、発熱部の全体
が真っ赤に加熱されながら、高温の輻射熱が発散される
ように構成されているのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のブラウンガス加熱炉にお
いては、ブラウンガスを燃焼させるためのバーナを取り
付けた基台の上面に、セラミックブロックを縦横に互い
違いに積み重ねて構成した発熱部が設けられている。発
熱部の外周には、麦飯石等の遠赤外線放射体を一定のサ
イズに加工したブロックを多段に積層して構成した外壁
が設けられている。外壁の上部には、外壁と同じブロッ
クを用いて構成され、放出口を有する蓋が設けられてい
る。ブラウンガス自体は酸素によって燃焼するために、
燃焼過程で少量の水蒸気のみが生成され、この水蒸気は
蓋に形成された放出口から放出される。
【0023】本発明のブラウンガス加熱炉は、燃焼用空
気投入口と煙突を設けることなく、発熱部からの輻射熱
によって炉を構成している外壁と蓋の温度を昇温させ
て、外壁と蓋から外部へ遠赤外線が放射されるように構
成されたものである。そして、本発明のブラウンガス加
熱炉は、暖房用はもちろん、例えば、物理治療室や遠赤
外線体験室において局所療法でない全身温熱療法に用い
ることにより、健康の増進を図るために使用される。
【0024】以下、実施の形態を用いて本発明をさらに
具体的に説明する。図1は本発明の一実施の形態におけ
るブラウンガス加熱炉の全体的な構成を示す斜視図、図
2は図1のA−A’線の断面図、図3は本発明の一実施
の形態におけるブラウンガス加熱炉の一構成要素である
基台の構成を示す一部切欠斜視図である。
【0025】図1、図2に示すように、本実施の形態に
おけるブラウンガス加熱炉100は、ブラウンガスを燃
焼させるための加熱手段20と、加熱手段20によって
直接加熱される発熱部30と、発熱部30によって間接
的に加熱され、外部に遠赤外線を放射する炉40と、加
熱手段20と炉40とを設けるための基台10とにより
構成されている。
【0026】図1〜図3に示すように、基台10は、一
定の厚さと強度とを有する鉄材によって作製されている
と共に、内部に中空部5を有する略直方体状に形成され
ている。基台10の上面の中央には、一定の間隔を保持
して2つのバーナ装着孔1が穿設されている。また、基
台10の前方の壁面には、2つの開閉用ドア2が取り付
けられている。これにより、開閉用ドア2を開け、加熱
手段20に設けられた調節バルブ13を調節して、ブラ
ウンガスの供給量を適正量に調節することができる。
【0027】基台10の内部に設けられる加熱手段20
は、以下のように構成されている。すなわち、図1〜図
3に示すように、基台10に設けられている中空部5の
一側には、ブラウンガス発生機(図示せず)で生成され
るブラウンガスを供給するための供給管路11が水平状
態で設けられている。供給管路11には、バーナ装着孔
1と対応する箇所に分岐菅12が連結されており、分岐
菅12の端部にはバーナ14が上向きに取り付けられて
いる。ここで、バーナ14は、支持バー15を利用して
基台10に竪く固定されている。また、分岐菅12の所
定の位置には、ブラウンガスの供給量を調節するための
調節バルブ13が取り付けられている。
【0028】バーナ14の上方に設けられる発熱部30
は、炉40の中央に形成された燃焼室32の左右に設け
られ、以下のように構成されている。すなわち、図2に
示すように、発熱部30は、一定形状のセラミックブロ
ック21を、第1段21a、第3段21c、第5段21
e、第7段21g、第9段21iが縦向きに、第2段2
1b、第4段21d、第6段21f、第8段21hが横
向きとなるように、それぞれ互い違いに積み重ねて構成
されている。この発熱部30は、バーナ14から加えら
れる熱によって直接加熱され、加熱された発熱部30か
ら発生する輻射熱によって炉40が間接的に加熱され
る。この場合、第1段21aと第2段21bには、バー
ナ14から吐出されるブラウンガスの火炎が真っすぐに
形成されるように中心部に小さい空間が設けられてい
る。また、第3段21cから上の段には、セラミックブ
ロック21が1個を加えられ、ブラウンガスの火花の先
端がブロックに直接当たって加熱されるように構成され
ている。そして、直接加熱されたセラミックブロック2
1が先に加熱されてから、熱せられた部分が周辺及びそ
の上部へ次第に広がり、発熱部30の全体が真っ赤に加
熱されながら、高温の輻射熱が発散される。
【0029】図1、図2に示すように、外部に遠赤外線
を放射する炉40は、遠赤外線放射体である麦飯石、青
麦飯石、黒雲母、ゲルマニウム、玉等からなる外壁33
と蓋37とにより構成されている。外壁33は、遠赤外
線放射体を直方体状に加工して形成した各ブロック31
を、一定幅に保持して多段に積み上げることによって構
成されている。この場合、各段を縦横互い違いに配置す
る方が、外壁33を堅固に構成することができるため好
ましい。また、炉40の上部に設けられている蓋37
も、遠赤外線放射体を直方体状に加工した各ブロック3
6を横方向に並べて構成されている。蓋37には、各ブ
ロック36間に4mm程度の微細な間隙を形成して放出
口35が設けられており、ブラウンガスの燃焼過程にお
いて発生する水蒸気を放出口35から外部へ放出するこ
とができるようにされている。
【0030】以上のように構成された本実施の形態のブ
ラウンガス加熱炉において、基台10の前方の壁面に設
けられた開閉用ドア2を開き、調節バルブ13を開放し
て点火すると、ブラウンガス発生機で生成されたブラウ
ンガスが供給管路11に供給され、このブラウンガス
は、分岐菅12の端部に上向きに取り付けられたバーナ
14によって燃焼する。これにより、上部に積層され、
発熱部30を構成しているセラミックブロック21が真
っ赤に加熱される。
【0031】このとき、第1段21aと第2段21bの
中央空間に、バーナ14によってブラウンガスの火炎が
形成され、第3段のセラミックブロック21cが直接加
熱されて真っ赤に熱せられる。そして、時間の経過に伴
って、熱せられた部分が周辺に広がり、第4段21d、
第5段21e、第6段21f、第7段21g、第8段2
1h、第9段21iにまで広がってのぼってゆく。
【0032】このように、炉40の内部に設けられた2
つの発熱部30の全体が熱せられながら、温度が100
0℃以上まで上昇し、そこから発散される高温の輻射熱
により、炉40を構成している外壁33と蓋37が加熱
される。この場合、供給管路11から供給されるブラウ
ンガスの量を調節バルブ13によって調節し、発熱部3
0の温度を調節することにより、遠赤外線放射体である
外壁33と蓋37の温度を適正温度である300〜40
0℃に保持するようにすれば、人体に有益な波長帯5.
6〜15μmの遠赤外線が多量に放射される。
【0033】一方、ブラウンガスの燃焼過程において発
生する若干の水蒸気は、下方に位置しているバーナ装着
孔1に少しずつ流入される空気の流れに沿って上部に移
動して、蓋37に設けられた放出口35から外部に放出
される。
【0034】実際に、ブラウンガスが燃焼するブラウン
ガス加熱炉100の内部を覗いてみると、ブラウンガス
の火炎とは別にその上方から火柱が生じているのが観測
された。これにより、ブラウンガスのインプロジョンと
熱核反応特性とによって密閉燃焼室32で熱を創出する
効果が得られていることが確認された。
【0035】密閉された燃焼室32でブラウンガスが燃
焼しながら熱を創出する過程は、図5に示すように、繰
り返し熱核反応を起こしながら燃焼するものである、と
説明することができる。
【0036】本発明は、従来の燃焼方法と従来の技術で
は誰も着目することができなかった新たな方法、すなわ
ち、ブラウンガスの特性を利用した、燃焼用空気投入口
と煙突の無い密閉燃焼方法を応用して遠赤外線放射炉で
あるブラウンガス加熱炉100を構成したものである。
炉40の内部温度が上昇すると、ブラウンガスのみのイ
ンプロジョンと熱核反応特性とにより、ブラウンガスに
よって直接加熱される発熱部30は、周辺の物体を真っ
赤に熱しながら、次第にその範囲を広めていき、発熱部
30全体が1000℃以上の火の塊になる。これによ
り、密閉空間燃焼が可能なブラウンガスのみの特性によ
って熱が創出されるという効果が得られる。
【0037】一方、電磁波の一種である遠赤外線をある
物体に放射すると、原子や原子団の分子活動によって電
磁波が共鳴及び共振現象を起こし、分子そのものから熱
エネルギーを作り出すので、熱くなる。
【0038】本発明は、ブラウンガス加熱炉100の外
壁33から放射される遠赤外線を人体に照射して、温熱
療法による健康増進を図ることを目的とするが、その一
方で、ブラウンガス加熱炉100の外壁33の内面から
遠赤外線が放射されることによる加熱効果も得られる。
【0039】ブラウンガス加熱炉100の外壁33から
内部に向かって放射される遠赤外線は、炉40の内部に
構築された発熱部30の温度を高める働きをして、ブラ
ウンガスによる直接加熱とともにプラス効果を出すもの
である。従って、ブラウンガス加熱炉100の内部にお
いては、少ないエネルギーで多大な効果が得られる。
【0040】実際にブラウンガス発生機を稼働してブラ
ウンガス加熱炉100を加熱する場合、ブラウンガス加
熱炉100の内部は継続的に温度が上昇し、発熱部30
が1000℃程度に加熱される昇温時間が経過すると、
ブラウンガス加熱炉100へのガス供給量を50%減ら
しても、高温の発熱部30のために内部温度が下がるこ
となく一定に保持される。このため、少ない量の燃料供
給によっても炉40の内部温度を300〜400℃に適
宜保持することができる。
【0041】特に、炉40を構成している外壁33に
は、昔から『神秘の石』又は『薬石』と呼ばれている麦
飯石、青麦飯石、黒雲母、ゲルマニウム、玉等の原石を
加工したブロックが使用される。
【0042】遠赤外線放射体は300〜400℃におい
て最も多量の遠赤外線を放射することから、調節バルブ
13を作動してブラウンガス燃焼用のバーナ14に供給
されるブラウンガスの供給量を調節することにより、常
に人体に有益な波長帯5.6〜15μmの遠赤外線を放
射させることができる。
【0043】本発明のブラウンガス加熱炉100は、ブ
ラウンガスを燃焼させて発熱部30を加熱し、発熱部3
0によって炉40を間接的に加熱するものであり、燃焼
過程において公害物質が全く排出されないので、小型に
製作し、一般住宅の居間等に設置して、遠赤外線暖炉と
して利用することもできる。
【0044】図4は室内で暖炉として使用される本発明
の一実施の形態におけるブラウンガス加熱炉の全体的な
構成を示す分解斜視図である。
【0045】図4に示す暖炉50は、以下のように構成
されている。すなわち、炉59は、麦飯石の原石を直方
体状に加工して2分割した後、原石の内部を掘り出して
中空部53を形成したものである。尚、炉59の原石と
しては、麦飯石のほか、青麦飯石、黒雲母、ゲルマニウ
ム、玉等を用いることもできる。炉59は基台51とと
もに組み立てられ、密閉形状の中空部53が燃焼室とし
て活用される。基台51には、その中央部にバーナ56
が上向きに取り付けられていると共に、中空部53内に
位置してバーナ56を取り囲むように小型の発熱部55
が設けられている。ここで、発熱部55は、複数のセラ
ミックブロックを積み上げることにより構成されてい
る。そして、バーナ56によってブラウンガスを燃焼さ
せて形成されるブラウンガスの火炎が発熱部55を直接
加熱することにより、発熱部55全体が高温となる。
【0046】このとき、炉59は、発熱部55から発生
する輻射熱を受けて間接的に加熱されながら、外部に遠
赤外線を放射する。本暖炉50は、その全体的な形状が
優雅な形状の遠赤外線暖炉であって、暖房及び温熱療法
による物理治療用として有用に用いられる。
【0047】炉59の一側面及び上面には、通気孔a、
b、c、dが穿設されており、これらの通気孔a、b、
c、dは炉59の内部を見ることができる透視孔として
の働きを有する。また、これらの通気孔a、b、c、d
は、ブラウンガスの燃焼過程において発生する水蒸気を
外部に放出する放出口としての働きも兼ねており、その
作用と効果は上記したブラウンガス加熱炉100と同様
である。
【0048】以下に、具体的実施例を挙げて本発明をさ
らに詳細に説明する。
【実施例】ブラウンガス加熱炉100の外壁33及び蓋
37を形成する原石としては、大韓民国春川の黒雲母
石、大韓民国統榮の麦飯石、大韓民国中原の麦飯石をそ
れぞれ総数量の1/3ずつ選択した。
【0049】炉40の外壁33を構成するブロック31
としては、原石を縦300mm×横80mm×高さ14
0mmのサイズに加工したものを用い、上部に配置され
る蓋37を構成するブロック36としては、原石を縦2
00mm×横140mm×高さ140mmのサイズに加
工したものを用いた。
【0050】炉40の下部は、炉40の重量に耐えられ
るように、鉄材を用いて堅固に作製し、下部の空間に
は、通風が良くなされるように、バーナ14を左右対称
の位置に垂直に2つ設けた。
【0051】炉40の下部に基台10を設け、その上に
外壁33を構成するブロック31を縦300mm×横8
0mm×高さ140mmのサイズに成形して、5段の高
さに積み上げ、直方体状に構成した。
【0052】炉40の中央に形成された燃焼室32に
は、ブラウンガスを燃焼させるための2つのバーナ14
が取り付けられるバーナ装着孔1の垂直線を中心として
セラミックブロック21を互い違いに交叉するように9
段に積み上げて、発熱部30を構成した。この場合、バ
ーナ14が2つ取り付けられるので、発熱部30も2つ
のグループに分けて構成した。
【0053】外壁33の上部には、縦200mm×横1
40mm×高さ140mmのサイズを有するブロック3
6を横方向に並べて蓋37を設け、各ブロック36間に
4mm程度の微細な間隙を形成して、ブラウンガスの燃
焼過程において発生する水蒸気を外部に放出するための
放出口35を形成した。
【0054】ブラウンガス加熱炉100にガスを供給す
るために、ブラウンガス発生機のモデルBS−1800
(ガス生産量1800l/h)を2つ設置し、ブラウン
ガスの供給量が最大で3600l/hとなるように構成
した。
【0055】ブラウンガス燃焼用のバーナ14に点火し
てから4時間の間、ゆっくりと昇温させ、炉40の内部
に設けられた発熱部30の温度が1100℃になったと
き、遠赤外線放射体によって構成された外壁33の温度
は300℃を示した。
【0056】このとき、ブラウンガスの供給量を調節し
てブラウンガスの使用量を1800l/h程度に減ら
し、ブラウンガス発生機の稼働率を50%となるように
した。
【0057】点火してから12時間後、ブラウンガス加
熱炉100が設置された遠赤外線体験室内の床、四方の
壁体、天井等の物体温度は、遠赤外線効果によって40
℃以上に上昇し、ブラウンガス加熱炉100に近い床の
温度は、素足では立っていられないほど熱くなった。こ
のとき、遠赤外線体験室内に設けられた温度計は65℃
を指していた。
【0058】遠赤外線体験室の黄土又は麦飯石ペイント
で処理され、加熱された床、壁体、天井等からも少ない
量ではあるが遠赤外線が放射されるようになっているの
で、多量の遠赤外線が放射される炉40と上昇作用をし
ながら、炉40の温度は徐々に継続して上昇し続ける。
【0059】このとき、さらにブラウンガスの供給量を
減らし、室内温度計の針が65℃を常に維持するように
した。結局、ブラウンガス発生機の30%運転だけでも
ユーザーが必要とする遠赤外線の効果を最大限に得るこ
とができた。これは、既存の台車式工業用炉を使用する
ものとは全く異なり、24時間連続して一定に遠赤外線
放射体を加熱することができるブラウンガスのみの特性
と本システムの長所によるものである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラウンガスの固有の特性を利用して燃焼用空気投入口
と煙突の無い密閉型遠赤外線放射炉を実現することがで
きる。この密閉型遠赤外線放射炉は、設置が容易であ
り、かつ、エネルギーを効果的に活用することができる
と共に、遠赤外線体験室を設けて温熱効果による国民健
康の増進にも寄与することができる。
【0061】また、本発明は、加熱炉として用いられる
だけでなく、煙突の無い密閉燃焼方式のブラウンガスボ
イラーや、2000℃以上の高温を要する特殊廃棄物処
理炉にも応用することができる。
【0062】このように、本発明は、既存の燃焼方法と
は全く異なる新たな燃焼方法によって高温を創出するも
のであるから、高温を要するすべての燃焼機構に適用す
ることができる。従って、燃焼の革命をなしているだけ
でなく、関連産業に対する技術的波及効果が至大なるも
のと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるブラウンガス加
熱炉の全体的な構成を示す斜視図
【図2】図1のA−A’線の断面図
【図3】本発明の一実施の形態におけるブラウンガス加
熱炉の一構成要素である基台の構成を示す一部切欠斜視
【図4】室内で暖炉として使用される本発明の一実施の
形態におけるブラウンガス加熱炉の全体的な構成を示す
分解斜視図
【図5】密閉された燃焼室でブラウンガスが燃焼しなが
ら熱を創出する過程を説明するための図
【図6】ブラウンガスのみが有する四大特性、すなわ
ち、完全無公害特性、完全燃焼特性、インプロジョン
(implosion)特性、熱核反応特性を説明するための図
【符号の説明】
1 バーナ装着孔 2 開閉用ドア 5 中空部 10 基台 11 供給管路 12 分岐管 13 調節バルブ 14 バーナ 20 加熱手段 21 セラミックブロック 30 発熱部 31 遠赤外線放射体ブロック 33 外壁 35 放出口 37 蓋 40 炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 15/24 A61H 33/06 F24D 15/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にバーナ装着孔が穿設され、内部に
    中空部が形成された基台と、前記基台の前記中空部内に
    配設され、ブラウンガスを供給するための供給管路と、
    前記供給管路に接続され、前記バーナ装着孔を通して上
    向きに設けられたバーナと、前記供給管路に設けられ、
    ブラウンガスの供給量を適正量に調節する調節バルブ
    と、前記基台上の前記バーナ装着孔に対応する位置にセ
    ラミックブロックを縦横に互い違いに積み重ねて構成さ
    れた発熱部と、前記発熱部の外周に設けられ、遠赤外線
    放射体からなる外壁と、前記外壁の上部に設けられ、同
    じく遠赤外線放射体からなる蓋とを備え、前記外壁又は
    蓋の少なくとも一方に、ブラウンガスの燃焼過程で発生
    する水蒸気を放出する放出口が形成されたことを特徴と
    するブラウンガス加熱炉。
  2. 【請求項2】 遠赤外線放射体が麦飯石、青麦飯石、黒
    雲母、ゲルマニウム、玉からなる群から選ばれた少なく
    とも1つである請求項1に記載のブラウンガス加熱炉。
  3. 【請求項3】 外壁と蓋とからなる炉を、発熱部から発
    散される高温の輻射熱によって間接的に加熱されるよう
    に構成し、供給管路から供給されるブラウンガスの量を
    調節バルブによって調節し、前記発熱部の温度を調節す
    ることにより、遠赤外線放射体である外壁と蓋の温度を
    適正温度である300〜400℃に保持して人体に有益
    な波長帯5.6〜15μmの遠赤外線が多量に放射され
    るように構成した請求項1に記載のブラウンガス加熱
    炉。
  4. 【請求項4】 基台の上面に2つのバーナ装着孔が穿設
    され、供給管路の前記バーナ装着孔と対応する箇所に調
    節バルブを有する分岐管が連結され、前記分岐管の端部
    にバーナがそれぞれ取り付けられた請求項1に記載のブ
    ラウンガス加熱炉。
  5. 【請求項5】 外壁が、所定のサイズに加工して形成し
    たブロックを、一定幅に保持して多段に積み上げること
    によって構成された請求項1に記載のブラウンガス加熱
    炉。
  6. 【請求項6】 蓋が、所定のサイズに加工して形成した
    ブロックを、横方向に並べて構成された請求項1に記載
    のブラウンガス加熱炉。
  7. 【請求項7】 蓋を構成する各ブロック間に微細な間隙
    を形成することによって放出口が形成された請求項6に
    記載のブラウンガス加熱炉。
  8. 【請求項8】 外壁と蓋とからなる炉の中央に形成され
    た燃焼室からバーナ装着孔の垂直線を中心としてセラミ
    ックブロックが互い違いに交叉するように多段に積み上
    げられ、第1段と第2段には、バーナから吐出されるブ
    ラウンガスの火炎が真っすぐに形成されるように中心部
    に小さい空間が設けられ、第3段から上の段には、ブラ
    ウンガスの火花の先端が直接当たって加熱されるように
    セラミックブロックが1個加えられ、直接加熱されたセ
    ラミックブロックが先に加熱されてから、熱せられた部
    分が周辺及びその上部へ次第に広がり、発熱部の全体が
    真っ赤に加熱されながら、高温の輻射熱が発散されるよ
    うに構成された請求項1に記載のブラウンガス加熱炉。
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