JP3252869B2 - ピストンリング組付装置 - Google Patents

ピストンリング組付装置

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JP3252869B2 JP05225993A JP5225993A JP3252869B2 JP 3252869 B2 JP3252869 B2 JP 3252869B2 JP 05225993 A JP05225993 A JP 05225993A JP 5225993 A JP5225993 A JP 5225993A JP 3252869 B2 JP3252869 B2 JP 3252869B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン用ピストンリ
ングや、コンプレッサ或いは真空ポンプのピストンリン
グ等のピストンリング組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン用ピストンリング組付装
置3は、図7に示すように、リングストッカ4と、リン
グストッカ4の下部に配設されたリング拡張用カップ部
材5と、ピストン持上用の油圧シリンダ6等より構成さ
れていた。このピストンリング組付装置3では、コンベ
ア7上のピストン1が装着作業位置に搬送されると、油
圧シリンダ6がピストン1を上昇させてカップ部材5内
に挿入する。そして、押出爪8がリングストッカ4の一
番下のピストンリングを下方に押し出し、従って、この
ピストンリングは、押し出されながらカップ部材5の外
周面を滑って拡張され、ピストン1に装着される。
【0003】このピストンリング組付装置3では、異な
る深さのリング拡張用カップ部材5を有しており、ピス
トンリングの装着位置に応じて3種類のピストンリン
グ、即ち、第1及び第2コンプレッションリング、オイ
ルリングを装着することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンに
使用されるピストンリングは、エンジンの種類毎にその
種類が異なる場合が多く、また、ピストン1に形成され
たリング装着溝の位置も、エンジンの種類毎に異なる場
合が多い。このため、上記従来のピストンリング組付装
置3では、特定のエンジンにのみ対応可能な専用機とな
り、汎用性に劣ることから、エンジンの仕様変更に対応
し難いとの問題があった。また、各エンジンに対応して
ピストンリング組付装置が必要になり、これらを設置す
るために広範囲な場所を要し、さらに、装置導入のため
の費用が多大なものになる等の問題もあった。
【0005】本発明は上述の問題点を解決するためにな
されたもので、汎用性に優れたピストンリング組付装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、装着作業位置にまで搬送されたピストン
に、リング払出位置から取り出したピストンリングを拡
張させて装着するピストンリング組付装置において、リ
ング払出位置より装着作業位置まで移動可能な支持体
と、この支持体から同一方向に延出し、前記ピストンリ
ング内に挿入可能にして互いに分割され且つ同一円周上
に並んで配置された複数のフィンガと、支持体に設けら
れ、この支持体がリング払出位置に移動して各フィンガ
の先端部がピストンリングの内側に挿入された場合に、
各フィンガを該各フィンガの延出方向と直交する方向に
平行移動させて同心的に放射状に拡げ、ピストンリング
を内側から拡張し保持する拡径手段と、各フィンガのう
ち少なくとも一のフィンガの外側に位置して該支持体或
いは拡径手段側に支持され、フィンガの拡径及び縮径方
向移動に伴って移動可能であるとともに当該フィンガの
先端に向けて移動可能な押出片と、支持体に設けられ、
支持体が装着作業位置にまで移動して拡径した各フィン
ガの先端がピストン周りに位置した場合に、押出片を移
動させてピストンリングを各フィンガより押し外しピス
トンの所定位置に装着させる駆動手段とを備えることを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明に係るピストンリング組付装置において
は、支持体がリング払出位置に移動すると、この位置に
在るピストンリングの内側に、互いに分割され且つ同一
円周上に並ぶ複数のフィンガの先端が挿入される。そし
て、拡径手段が各フィンガを当該各フィンガの延出方向
と直交する方向に平行移動させて同心的に放射状に拡
げ、従って、各フィンガはピストンリングを拡張しなが
らこれを保持する。
【0008】この状態で、支持体が装着作業位置まで移
動すると、放射状に拡がっている各フィンガの先端が、
即ち、拡張されたピストンリングがピストンの周りに位
置する。そして、駆動手段がフィンガの移動に伴い移動
する押出片をフィンガの先端に向けて移動させると、ピ
ストンリングは各フィンガから押し外され、ピストンの
所定位置に装着される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明を適用したエンジン用ピス
トンリング組付装置を含むピストンリング組付施設の一
実施例を示し、ピストンリング組付装置10は所謂XZ
ロボット12に取り付けられ、コンベア7上の装着作業
位置とストッカ装置14のリング払出位置との間を移動
しながら、位置決め装置15により位置決めされたピス
トン1にピストンリング2を装着する。
【0010】なお、XZロボット12は、図示しない支
柱に支えられ、水平に延びるガイドレール12aと、こ
のガイドレール12aに案内されて移動するスライダ1
2bと、スライダ12bに対して上下動する昇降体12
c等より構成されている。また、ストッカ装置14は、
図示しないステップモータで回転されるインデックステ
ーブル14aと、このインデックステーブル14a上に
載置固定された複数のリングストッカ14bと、ピスト
ンリング2をリング払出位置まで移動させるガイドプレ
ート14c及び油圧シリンダ(図示せず)等より構成さ
れている。さらに、位置決め装置15は、装着作業位置
に設置されており、この位置まで搬送されたピストンリ
ング装着前のピストン1を一対のプレート15a,15
aで挟持し、当該ピストン1を正確に位置決めすると共
に保持するものである。
【0011】ピストンリング組付装置10は、図2及び
図3に示すように、支持プレート21と、この支持プレ
ート21に取り付けられたハンド部及び押出機構等より
構成されている。支持プレート21は、XZロボット1
2の昇降体12cに固定され、水平に延びている。支持
プレート21には、略中央位置に孔21aが穿設され、
また、前端縁中央に切欠き21bが設けられている。さ
らに、この支持プレート21の底面からは、例えば3本
のロッド23が延びている。各ロッド23は同一円周上
に等間隔で配置され、その上端をボルト24により固定
されている。
【0012】ハンド部は、収容体22と、収容体22に
保持される変位体25と、変位体25を径方向外側に移
動させる拡径手段等より構成されている。収容体22
は、支持プレート21の下方に配置され、各ロッド23
の下端に取り付けられている。この収容体22は、略円
板状の上板22aと、この上板22aの周縁から下方に
垂下する周壁22bと、周壁22bの下端を塞ぐ下板2
2cより構成され、これらは一体的に成形されている。
上板22a及び下板22cの中央には、それぞれ軸孔2
2d,22eが穿設されている。また、収容体22の周
壁22bには、周方向に等間隔で、例えば6箇所に切欠
き22fが設けられている。これら各切欠き22f内に
は変位体25がそれぞれ配置されており、従って、各変
位体25は、周方向に沿う6箇所に並んで配置されてい
る。また、各切欠き22fは所定形状をなしており、各
変位体25は、収容体22に対して摺動しながら径方向
外側にのみ移動できる。従って、周方向に並ぶ6個の変
位体25は、全体として放射状に拡がるように移動す
る。
【0013】各変位体25には、傾斜面25a及び凹部
25bが形成されている。傾斜面25aは、変位体25
の内側上半部に位置し、上方から下方内側に向けて斜め
に延びている。各変位体26は周方向に並んでおり、各
傾斜面25aは円錐状に配置されている。一方、凹部2
5bは、変位体25の外側下半部に位置し、上下方向に
延びている。この凹部25bには、下方に延びるフィン
ガプレート29の基端部が螺着固定されている。各変位
体26は周方向に並んでおり、各フィンガプレート29
は同一円周上に等間隔で6箇所に配置されている。
【0014】なお、各フィンガプレート29の先端部外
側面は、ピストンリング拡張部となっており、図4に示
すように、ピストンリング2の形状に沿う周面に設定さ
れている。各変位体25の外周には、これらを束ねるよ
うにして一対のスプリング31,32が配設されている
(図2)。各スプリング31,32は環状に成形されて
おり、スプリング31は各変位体25の上端近傍位置
を、スプリング32は各変位体25の下端近傍位置をそ
れぞれ径方向内側に締め付けている。
【0015】また、各変位体25のうち、後述するロッ
ド51に対向する3個の変位体25には、膨出部34が
一体に形成されている。各ロッド51は、周方向に等間
隔で3箇所に配置されるので、膨出部34を有する変位
体25とこれを有しない変位体25とは、交互に配置さ
れる。各膨出部34には、上下方向に延びる孔34aが
穿設されている。
【0016】拡径手段は、ねじ棒36と、ねじ棒36に
沿って移動するコーン状部材37と、ねじ棒36を回転
させるサーボモータ38等より構成されている。ねじ棒
36は、上下方向に延びて収容体22の中心部に位置
し、その上端を上板22aの軸孔22dに、下端を下板
22cの軸孔22eに、それぞれ軸受けを介して回転自
在に支持されている。
【0017】コーン状部材37は、スリーブ41と、ス
リーブ41の外周面に固着された円錐体42より構成さ
れている。スリーブ41の内周面には、ねじ溝が設けら
れており、従って、このスリーブ41は、ねじ棒36に
嵌め込まれている。一方、円錐体42の外周は、各変位
体25の傾斜面25aに合致する傾斜面42aとなって
おり、上方から下方に向けて徐々に縮径している。ま
た、この円錐体42は、収容体22に対して相対回動不
能となっており、従って、ねじ棒36が回転した場合に
は、このコーン状部材37はねじ棒36に沿って上下動
する。
【0018】この場合、図5に示すように、コーン状部
材37は、下方に移動しながら各変位体25を径方向外
側に移動させる。従って、各変位体25は、各スプリン
グ31,32のばね力に抗して径方向外側に移動し、各
フィンガプレート29を平行移動させ全体として放射状
に拡げる。逆に、コーン状部材37が上方に移動した場
合、この移動に伴い、各変位体25は、各スプリング3
1,32に押圧されて径方向内側に移動し、各フィンガ
プレート29は全体として縮径される。
【0019】図2に戻り、サーボモータ38は、支持プ
レート21の切欠き21b内に配置され、ブラケット4
4を介して当該支持プレート21に固定されている。サ
ーボモータ38の出力軸は、歯車46,47を介してね
じ棒36に連結されている。従って、サーボモータ38
は、ねじ棒36を回転操作できる。押出機構は、スライ
ドプレート50、ロッド51及び爪52等を3組備えて
構成され、これらは油圧シリンダ49により操作され
る。油圧シリンダ49は、支持プレート21の中央位置
に載置固定されている。そして、この油圧シリンダ49
の出力ロッド49aは、孔21aから下方に延出してい
る。
【0020】各スライドプレート50の中央部分は、ス
リーブ55を介してロッド23に摺動自在に取り付けら
れ、また、各基端部50aは、油圧シリンダ49の出力
ロッド49aに接続されている。従って、各スライドプ
レート50は、油圧シリンダ49の作動に応じてロッド
23に案内されながら上下動する。また、各スライドプ
レート50の基端部50aは、互いに連結されており、
従って、各スライドプレート50は、図3に示すよう
に、放射状に延びている。一方、各スライドプレート5
0の先端近傍位置には、水平スリット50b及び垂直ス
リット50cが形成されている。各スリット50b,5
0cは、スライドプレート50の軸線方向に延び、変位
体25の移動距離に対応した範囲にわたって形成されて
いる。
【0021】各ロッド51は、各スライドプレート50
の先端から下方に延びている。つまり、ロッド51の上
端は、スライドプレート50の垂直スリット50c内に
挿入されると共に、水平スリット50b内に挿入された
係止ピン56で脱落不能に係止されている。各ロッド5
1は、変位体25に形成された膨出部34の孔34a内
を貫通し、フィンガプレート29の先端近傍にまで延び
ている。従って、各ロッド51は、変位体25、即ち各
フィンガプレート29の移動に伴い各スリット50b,
50cに沿って移動し、また、スライドプレート50の
上下動に伴い上下方向に移動する。
【0022】各爪52は、各ロッド51の下端にブラケ
ット57を介して固定されている。各爪52の先端は、
フィンガプレート29のピストンリング拡張部に当接し
ている。従って、各ロッド51が下方に移動した場合、
各爪52はフィンガプレート29が拡張し保持している
ピストンリング2を押し外すことができる。次に、この
ピストンリング組付装置10の作動について説明する。
このピストンリング組付装置10は、ピストン1に対し
て、3種類のピストンリング2、具体的には、オイルリ
ング、第1及び第2コンプレッションリングを装着す
る。
【0023】コンベア7により搬送されたピストンリン
グ未装着のピストン1が、位置決め装置15により装着
作業位置に位置決めされると共に、始めに装着されるピ
ストンリング2、即ち、オイルリング2がストッカ装置
14のガイドプレート14c上のリング払出位置にまで
移動されると、このピストンリング組付装置10はリン
グ装着作業を開始する。
【0024】先ず、XZロボット12の昇降体12cが
下降し、ピストンリング組付装置10がリング払出位置
に降ろされると、各フィンガプレート29の先端が、リ
ング払出位置に在るオイルリング2の内側に挿入され
る。次に、ピストンリング組付装置10は、サーボモー
タ38を回転させ、各歯車46、47を介してねじ棒3
6を回転させる。これにより、コーン状部材37が下降
し始め、各変位体25の各々を径方向外側に移動させ
る。従って、各フィンガプレート29が放射状に拡が
り、オイルリング2を内側より拡げながらこれを保持す
る(図5)。この後、XZロボット12の昇降体12c
が上昇し、従って、ピストンリング組付装置10はピス
トンリング2をリング払出位置から取り上げる。
【0025】XZロボット12は、ガイドレール12a
に沿ってスライダ12bを摺動させ、ピストンリング組
付装置10を装着作業位置上方にまで移動させる。同時
に、ピストンリング組付装置10は、サーボモータ38
を回転させてねじ棒36を回転させ、コーン状部材37
を収容体22に対してさらに下降させる。これにより、
各変位体25がさらに径方向外側に移動し、各フィンガ
プレート29は、ピストン1よりも径方向外側に拡が
り、オイルリング2も拡張される。
【0026】次に、XZロボット12は、昇降体12c
を下降させてピストンリング組付装置10を装着作業位
置に降ろす。これにより、図6に示すように、各フィン
ガプレート29はピストン1の頭部を囲み、その先端は
オイルリング2を装着する溝1aの上縁に対向して位置
する。この後、ピストンリング組付装置10は、油圧シ
リンダ49を作動させて各スライドプレート50及びロ
ッド51を下降させ、爪52を降ろす。従って、オイル
リング2は、各フィンガプレート29から押し出されて
外れ、ピストン1の溝1aに装着される(図中2点鎖
線)。
【0027】次に、XZロボット12は、昇降体12c
及びスライダ12bを動かし、ピストンリング組付装置
10をリング払出位置に戻す。同時に、ピストンリング
組付装置10は、サーボモータ38を前述の場合と逆方
向に回転させてコーン状部材37を上昇させる。従っ
て、各変位体25は、スプリング31,32に押圧され
て径方向内側に移動し、放射状に拡がっていた各フィン
ガプレート29が全体として縮径される。また、ピスト
ンリング組付装置10は、油圧シリンダ49の作動ロッ
ドを縮退させ、各スライドプレート50及びロッド51
を上昇させて各爪52を元の位置(図6中実線位置)に
戻す。
【0028】一方、ストッカ装置14は、ピストンリン
グ組付装置10がオイルリング2の装着作業を行ってい
る間に、次に装着するピストンリング2、即ち、第2コ
ンプレッションリングをリング払出位置に移動させてお
く。従って、ピストンリング組付装置10がリング払出
位置に戻されると、各フィンガプレート29の先端は、
この第2コンプレッションリングの内側に挿入される。
【0029】そして、ピストンリング組付装置10が各
フィンガプレート29を放射状に拡げて第2コンプレッ
ションリングを保持した後、XZロボット12はこのピ
ストンリング組付装置10を装着作業位置にまで移動さ
せ、同時に、ピストンリング組付装置10は各フィンガ
プレート29をさらに放射状に拡げて第2コンプレッシ
ョンリングを拡張させる。
【0030】この後、XZロボット12は、ピストンリ
ング組付装置10を装着作業位置に降ろす。このとき、
XZロボット12は、オイルリング2を装着した場合に
比べて所定距離だけ高い位置にピストンリング組付装置
10を降ろす。従って、各フィンガプレート29の先端
は、オイルリング2を装着する溝1aの上方に位置する
溝1bの上縁に対向して位置する。従って、各フィンガ
プレート29で拡張される第2コンプレッションリング
は、各爪52で押し外され、ピストン1の溝1bに装着
される。
【0031】そして、ピストンリング組付装置10は上
述した作業を繰り返し、最後に装着するピストンリング
2、即ち、第1コンプレッションリングを、ピストン1
の第2コンプレッションリングが装着された溝1bの上
方に位置する溝1cに装着する。これにより、ピストン
1のピストンリング装着作業が終了する。この後、当該
ピストン1はコンベア7で次工程に搬送される一方、次
のリング未装着のピストン1が装着作業位置にまで搬送
され、ピストンリング組付装置10は、上述した作業を
繰り返してピストンリング2を装着する。
【0032】また、種類の異なるピストンにピストンリ
ング2を装着する場合であっても、ストッカ装置14が
ピストンリングを適宜選択すると共に、XZロボット1
2がピストンリング組付装置10を降ろす位置を変化さ
せることで、上述の場合と同様にしてピストンリング装
着作業を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ング払出位置より装着作業位置まで移動可能な支持体
と、この支持体から同一方向に延出し、前記ピストンリ
ング内に挿入可能にして互いに分割され且つ同一円周上
に並んで配置された複数のフィンガと、支持体に設けら
れ、この支持体がリング払出位置に移動して各フィンガ
の先端部がピストンリングの内側に挿入された場合に、
各フィンガを該各フィンガの延出方向と直交する方向に
平行移動させて同心的に放射状に拡げ、ピストンリング
を内側から拡張し保持する拡径手段と、各フィンガのう
ち少なくとも一のフィンガの外側に位置して該支持体或
いは拡径手段側に支持され、フィンガの拡径及び縮径方
向移動に伴って移動可能であるとともに当該フィンガの
先端に向けて移動可能な押出片と、支持体に設けられ、
支持体が装着作業位置にまで移動して拡径した各フィン
ガの先端がピストン周りに位置した場合に、押出片を移
動させてピストンリングを各フィンガより押し外しピス
トンの所定位置に装着させる駆動手段とを備えてピスト
ンリング組付装置を構成した。この結果、ピストンリン
グ組付装置の汎用性を向上させることができる。このた
め、エンジンの仕様変更等によりピストン径が異なるこ
ととなった場合であっても当該仕様変更等に柔軟に対応
することができると共に、設置のために広いスペースを
不要とし、さらに、装置導入のためのコストの低減を図
ることができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンジン用ピストンリング組
付装置を含む組付施設の一実施例を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明を適用したエンジン用ピストンリング組
付装置の一実施例を示す断面図である。
【図3】図2のエンジン用ピストンリング組付装置の平
面図である。
【図4】図2の矢印IV方向からみたフィンガプレート及
び爪を示す図である。
【図5】図2のコーン状部材による変位体の移動状態を
示す概略構成図である。
【図6】図2の爪の移動状態を示す概略構成図である。
【図7】従来のエンジン用ピストンリング組付装置の正
面図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 ピストンリング 7 コンベア 10 ピストンリング組付装置 12 XZロボット 14 ストッカ装置 15 位置決め装置 21 支持プレート 25 変位体 31,32 スプリング 29 フィンガプレート 38 サーボモータ 36 ねじ棒 37 コーン状部材 49 油圧シリンダ 52 爪
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−142698(JP,A) 特開 平3−154723(JP,A) 実開 平5−16070(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着作業位置にまで搬送されたピストン
    に、リング払出位置から取り出したピストンリングを拡
    張させて装着するピストンリング組付装置において、 リング払出位置より装着作業位置まで移動可能な支持体
    と、この支持体から同一方向に延出し、前記ピストンリ
    ング内に挿入可能にして互いに分割され且つ同一円周上
    に並んで配置された複数のフィンガと、支持体に設けら
    れ、この支持体がリング払出位置に移動して各フィンガ
    の先端部がピストンリングの内側に挿入された場合に、
    各フィンガを該各フィンガの延出方向と直交する方向に
    平行移動させて同心的に放射状に拡げ、ピストンリング
    を内側から拡張し保持する拡径手段と、各フィンガのう
    ち少なくとも一のフィンガの外側に位置して該支持体或
    いは拡径手段側に支持され、フィンガの拡径及び縮径方
    向移動に伴って移動可能であるとともに当該フィンガの
    先端に向けて移動可能な押出片と、支持体に設けられ、
    支持体が装着作業位置にまで移動して拡径した各フィン
    ガの先端がピストン周りに位置した場合に、押出片を移
    動させてピストンリングを各フィンガより押し外しピス
    トンの所定位置に装着させる駆動手段とを備えることを
    特徴とするピストンリング組付装置。
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