JP3252142B2 - 折戸の下部ガイド機構 - Google Patents
折戸の下部ガイド機構Info
- Publication number
- JP3252142B2 JP3252142B2 JP04840897A JP4840897A JP3252142B2 JP 3252142 B2 JP3252142 B2 JP 3252142B2 JP 04840897 A JP04840897 A JP 04840897A JP 4840897 A JP4840897 A JP 4840897A JP 3252142 B2 JP3252142 B2 JP 3252142B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide pin
- folding door
- guide
- groove
- receiving member
- Prior art date
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、折戸の下部ガイド
機構に関し、特に、床面にガイドレール等の凹凸を形成
することなく、折戸の下端を支持して、閉じた折戸のが
たつきを防止するようにした折戸の下部ガイド機構に関
するものである。
機構に関し、特に、床面にガイドレール等の凹凸を形成
することなく、折戸の下端を支持して、閉じた折戸のが
たつきを防止するようにした折戸の下部ガイド機構に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、クローゼットその他に用いる折戸
は、基端側と開放側の２枚一組で構成し、基端側の折戸
の基端部の上下面に支軸を突設して、開口枠の上枠及び
下枠にこの支軸を中心に揺動するように支持するように
するとともに、この基端側の折戸に蝶番を介して開放側
の折戸を連設し、開放側の折戸の先端部の上面にライナ
ーを、下面に戸車を配設し、ライナーを開口枠の上枠に
形成した上部ガイドレールに沿って、戸車を開口枠の下
枠に形成した下部ガイドレールに沿って、それぞれ移動
可能に支持することにより、２枚の折戸を開閉するよう
に構成している。
は、基端側と開放側の２枚一組で構成し、基端側の折戸
の基端部の上下面に支軸を突設して、開口枠の上枠及び
下枠にこの支軸を中心に揺動するように支持するように
するとともに、この基端側の折戸に蝶番を介して開放側
の折戸を連設し、開放側の折戸の先端部の上面にライナ
ーを、下面に戸車を配設し、ライナーを開口枠の上枠に
形成した上部ガイドレールに沿って、戸車を開口枠の下
枠に形成した下部ガイドレールに沿って、それぞれ移動
可能に支持することにより、２枚の折戸を開閉するよう
に構成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の折戸
においては、床面を構成する開口枠の下枠に、Ｖ字形、
コ字形等の凹状又は凸状の下部ガイドレールを形成する
ようにしているため、凹状の下部ガイドレールの場合に
はレール内にごみが溜まり、一方、凸状の下部ガイドレ
ールの場合にはレールに躓く等の問題点があった。
においては、床面を構成する開口枠の下枠に、Ｖ字形、
コ字形等の凹状又は凸状の下部ガイドレールを形成する
ようにしているため、凹状の下部ガイドレールの場合に
はレール内にごみが溜まり、一方、凸状の下部ガイドレ
ールの場合にはレールに躓く等の問題点があった。
【０００４】本発明は、上記従来の折戸の下部ガイド機
構の有する問題点に鑑み、床面に凹状又は凸状の下部ガ
イドレールを形成することなく、折戸の下端を支持し
て、閉じた折戸のがたつきを防止できるようにした折戸
の下部ガイド機構を提供することを目的とする。
構の有する問題点に鑑み、床面に凹状又は凸状の下部ガ
イドレールを形成することなく、折戸の下端を支持し
て、閉じた折戸のがたつきを防止できるようにした折戸
の下部ガイド機構を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の折戸の下部ガイド機構は、折戸の開放側の
先端部の下面に固定する受具と、閉じた折戸の前記受具
と対向する位置の床面に埋設するガイドピンを出没可能
に備えたガイドピン部材とからなり、前記受具に永久磁
石を配設するとともに、この永久磁石によって吸着、浮
上するガイドピンの上部が容易に挿入されるように、ガ
イドピンの直径よりかなり大きい幅に形成した広幅溝部
と、ガイドピンの上部を確実に保持することができるよ
うに、この広幅溝部の一端側に垂直な傾斜部を介して連
続して形成したガイドピンの直径と略同幅の狭小幅溝部
と、広幅溝部の他端側に連続して形成した広幅溝部と略
同幅の深さが徐々に浅くなるように天面が傾斜した浅溝
部とで構成したガイド溝を受具の下面に形成したことを
特徴とする。
め、本発明の折戸の下部ガイド機構は、折戸の開放側の
先端部の下面に固定する受具と、閉じた折戸の前記受具
と対向する位置の床面に埋設するガイドピンを出没可能
に備えたガイドピン部材とからなり、前記受具に永久磁
石を配設するとともに、この永久磁石によって吸着、浮
上するガイドピンの上部が容易に挿入されるように、ガ
イドピンの直径よりかなり大きい幅に形成した広幅溝部
と、ガイドピンの上部を確実に保持することができるよ
うに、この広幅溝部の一端側に垂直な傾斜部を介して連
続して形成したガイドピンの直径と略同幅の狭小幅溝部
と、広幅溝部の他端側に連続して形成した広幅溝部と略
同幅の深さが徐々に浅くなるように天面が傾斜した浅溝
部とで構成したガイド溝を受具の下面に形成したことを
特徴とする。
【０００６】この折戸の下部ガイド機構は、折戸を閉じ
る際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来たとき、受具に
配設した永久磁石によってガイドピン部材のガイドピン
を吸着、浮上させることにより、ガイドピンの上部をガ
イド溝に挿入し、受具を介して、折戸の下端を支持する
ようにし、折戸が開いた場合には、ガイドピンをガイド
ピン部材内に収納するようにする。
る際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来たとき、受具に
配設した永久磁石によってガイドピン部材のガイドピン
を吸着、浮上させることにより、ガイドピンの上部をガ
イド溝に挿入し、受具を介して、折戸の下端を支持する
ようにし、折戸が開いた場合には、ガイドピンをガイド
ピン部材内に収納するようにする。
【０００７】そして、ガイド溝を、広幅溝部と、広幅溝
部の一端側に連続して形成したガイドピンの直径と略同
幅の狭小幅溝部と、広幅溝部の他端側に連続して形成し
た天面が傾斜した浅溝部とで構成することにより、折戸
を閉じる際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来たとき、
ガイドピン部材のガイドピンの上部をガイド溝の広幅溝
部から狭小幅溝部に導き、狭小幅溝部において確実に保
持することができるとともに、折戸を開く際に、ガイド
ピンをガイドピン部材内に確実に収納することができ
る。
部の一端側に連続して形成したガイドピンの直径と略同
幅の狭小幅溝部と、広幅溝部の他端側に連続して形成し
た天面が傾斜した浅溝部とで構成することにより、折戸
を閉じる際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来たとき、
ガイドピン部材のガイドピンの上部をガイド溝の広幅溝
部から狭小幅溝部に導き、狭小幅溝部において確実に保
持することができるとともに、折戸を開く際に、ガイド
ピンをガイドピン部材内に確実に収納することができ
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の折戸の下部ガイド
機構の実施の形態を図面に基づいて説明する。
機構の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【０００９】この折戸の下部ガイド機構は、開放側の折
戸Ｄの先端部の下面に固定する受具Ａと、閉じた折戸Ｄ
の受具Ａと対向する位置の床面Ｆに埋設するガイドピン
４を出没可能に備えたガイドピン部材Ｐとから構成され
る。
戸Ｄの先端部の下面に固定する受具Ａと、閉じた折戸Ｄ
の受具Ａと対向する位置の床面Ｆに埋設するガイドピン
４を出没可能に備えたガイドピン部材Ｐとから構成され
る。
【００１０】受具Ａは、図１〜図３に示すように、折戸
Ｄの下面に埋設穴を形成し、この埋設穴内に、望ましく
は、受具Ａの下面と折戸Ｄの下面とが面一となるよう
に、嵌入され、ビス挿通孔１５，１５を介してビスＢに
て固定するようにする。この受具Ａの上部位置に形成し
た磁石嵌合溝１６内に永久磁石２を配設するとともに、
この永久磁石２を配設した位置に対応する受具Ａの下面
には、永久磁石２によって吸着、浮上する、床面Ｆに埋
設したガイドピン部材Ｐのガイドピン４の上部が挿入さ
れるガイド溝１を形成する。
Ｄの下面に埋設穴を形成し、この埋設穴内に、望ましく
は、受具Ａの下面と折戸Ｄの下面とが面一となるよう
に、嵌入され、ビス挿通孔１５，１５を介してビスＢに
て固定するようにする。この受具Ａの上部位置に形成し
た磁石嵌合溝１６内に永久磁石２を配設するとともに、
この永久磁石２を配設した位置に対応する受具Ａの下面
には、永久磁石２によって吸着、浮上する、床面Ｆに埋
設したガイドピン部材Ｐのガイドピン４の上部が挿入さ
れるガイド溝１を形成する。
【００１１】ガイド溝１は、ガイドピン４の上部が容易
に挿入されるように、ガイドピン４の直径よりかなり大
きい幅Ｗ１に形成した広幅溝部１１と、ガイドピンの上
部を確実に保持することができるように、この広幅溝部
１１の一端側に垂直な傾斜部１３を介して連続して形成
したガイドピン４の直径と略同幅（若干大きい幅）Ｗ２
の狭小幅溝部１２と、広幅溝部１１の他端側に連続して
形成した広幅溝部１１と略同幅Ｗ１の深さが徐々に浅く
なるように天面が傾斜した浅溝部１４とで構成する。
に挿入されるように、ガイドピン４の直径よりかなり大
きい幅Ｗ１に形成した広幅溝部１１と、ガイドピンの上
部を確実に保持することができるように、この広幅溝部
１１の一端側に垂直な傾斜部１３を介して連続して形成
したガイドピン４の直径と略同幅（若干大きい幅）Ｗ２
の狭小幅溝部１２と、広幅溝部１１の他端側に連続して
形成した広幅溝部１１と略同幅Ｗ１の深さが徐々に浅く
なるように天面が傾斜した浅溝部１４とで構成する。
【００１２】なお、ガイド溝１の長手方向の長さのう
ち、広幅溝部１１及び浅溝部１４を加えた長さＤ１並び
に狭小幅溝部１２の長さＤ２は、ガイドピンの直径より
も大きい長さに、また、傾斜部１３の長さＤ３は、ガイ
ドピン４の上部を広幅溝部１１から狭小幅溝部１２に円
滑に導くことができる長さに、浅溝部１４の長さＤ４
は、ガイドピン４をガイドピン部材Ｐのケース３内に円
滑に収納することができる長さに設定する。
ち、広幅溝部１１及び浅溝部１４を加えた長さＤ１並び
に狭小幅溝部１２の長さＤ２は、ガイドピンの直径より
も大きい長さに、また、傾斜部１３の長さＤ３は、ガイ
ドピン４の上部を広幅溝部１１から狭小幅溝部１２に円
滑に導くことができる長さに、浅溝部１４の長さＤ４
は、ガイドピン４をガイドピン部材Ｐのケース３内に円
滑に収納することができる長さに設定する。
【００１３】このようにガイド溝１を形成することによ
り、折戸Ｄを閉じる際に、床面Ｆに埋設したガイドピン
部材Ｐの上方位置に受具Ａが来たとき、受具Ａの永久磁
石２によって吸着、浮上するガイドピン４の上部をガイ
ド溝１の広幅溝部１１内に容易に挿入させ、さらに、折
戸Ｄの移動により、ガイドピン４の上部を、傾斜部１３
を介して狭小幅溝部１２に導き、狭小幅溝部１２の内側
面にてガイドピン４の周面（対向面）を挟持するように
する。また、折戸Ｄを開く際に、受具Ａの永久磁石２に
よって吸着、浮上したガイドピン４の上端面を深さが徐
々に浅くなるように天面を傾斜して形成した浅溝部１４
の天面により強制的に押し下げて、ガイドピン４をガイ
ドピン部材Ｐのケース３内に収納するようにする。
り、折戸Ｄを閉じる際に、床面Ｆに埋設したガイドピン
部材Ｐの上方位置に受具Ａが来たとき、受具Ａの永久磁
石２によって吸着、浮上するガイドピン４の上部をガイ
ド溝１の広幅溝部１１内に容易に挿入させ、さらに、折
戸Ｄの移動により、ガイドピン４の上部を、傾斜部１３
を介して狭小幅溝部１２に導き、狭小幅溝部１２の内側
面にてガイドピン４の周面（対向面）を挟持するように
する。また、折戸Ｄを開く際に、受具Ａの永久磁石２に
よって吸着、浮上したガイドピン４の上端面を深さが徐
々に浅くなるように天面を傾斜して形成した浅溝部１４
の天面により強制的に押し下げて、ガイドピン４をガイ
ドピン部材Ｐのケース３内に収納するようにする。
【００１４】なお、永久磁石２の励磁力が、ガイドピン
部材Ｐのガイドピン４に確実に作用するように、受具Ａ
は、非励磁性材料、例えば、アルミニウム、アルミニウ
ム合金等の金属材料又はＰＯＭ等の合成樹脂材料等にて
形成する。
部材Ｐのガイドピン４に確実に作用するように、受具Ａ
は、非励磁性材料、例えば、アルミニウム、アルミニウ
ム合金等の金属材料又はＰＯＭ等の合成樹脂材料等にて
形成する。
【００１５】床面Ｆに埋設されるガイドピン部材Ｐは、
図１及び図４に示すように、床面に形成した穴に嵌入す
ることにより固定するケース３と、このケース３内に摺
動可能に嵌挿した、永久磁石２の励磁にて吸着されるガ
イドピン４とからなる。
図１及び図４に示すように、床面に形成した穴に嵌入す
ることにより固定するケース３と、このケース３内に摺
動可能に嵌挿した、永久磁石２の励磁にて吸着されるガ
イドピン４とからなる。
【００１６】ケース３は、受具Ａと同様、非励磁性材料
にて形成され、床面Ｆに当接する鍔３１を上端に形成し
た筒形本体３０と、この筒形本体３０の外周面に形成し
た抜け止め片３２とより構成し、この筒形本体３０の内
孔３３内にガイドピン４を嵌挿するようにする。
にて形成され、床面Ｆに当接する鍔３１を上端に形成し
た筒形本体３０と、この筒形本体３０の外周面に形成し
た抜け止め片３２とより構成し、この筒形本体３０の内
孔３３内にガイドピン４を嵌挿するようにする。
【００１７】ガイドピン４は、非励磁性材料、例えば、
アルミニウム、アルミニウム合金等の金属材料又はＰＯ
Ｍ等の合成樹脂材料等にて、少なくともその上端面が閉
鎖された筒形に形成し、内部に受具Ａの永久磁石２と互
いに吸着し合う永久磁石５を内挿するか、又はその全体
若しくは一部を励磁性材料にて形成する。この場合、ガ
イドピン４に内挿する永久磁石５は、止め具６又は接着
剤により固定することが望ましい。ガイドピン４には、
縦方向に長孔状のガイド孔４１を穿設し、このガイド孔
４１内にケース３に係着したピン３４を貫通し、これに
よりガイドピン４の上下方向の移動量の規制と抜け止め
をするようにする。
アルミニウム、アルミニウム合金等の金属材料又はＰＯ
Ｍ等の合成樹脂材料等にて、少なくともその上端面が閉
鎖された筒形に形成し、内部に受具Ａの永久磁石２と互
いに吸着し合う永久磁石５を内挿するか、又はその全体
若しくは一部を励磁性材料にて形成する。この場合、ガ
イドピン４に内挿する永久磁石５は、止め具６又は接着
剤により固定することが望ましい。ガイドピン４には、
縦方向に長孔状のガイド孔４１を穿設し、このガイド孔
４１内にケース３に係着したピン３４を貫通し、これに
よりガイドピン４の上下方向の移動量の規制と抜け止め
をするようにする。
【００１８】次に、この折戸の下部ガイド機構の動作に
ついて説明する。折戸Ｄを開いた状態から閉じる場合、
折戸Ｄの移動にて受具Ａがガイドピン部材Ｐを埋設した
位置に来ると、受具Ａに配設した永久磁石２とガイドピ
ン部材Ｐのガイドピン４の永久磁石５とが互いに吸着し
合い、これにより、ガイドピン４はガイドピン部材Ｐの
ケース３内から浮上する。浮上したガイドピン４の上部
は、ガイド溝１の広幅溝部１１（又は浅溝部１４）内に
挿入される。さらに、折戸Ｄを移動することにより、ガ
イドピン４は、傾斜部１３を介して狭小幅溝部１２に導
かれ、狭小幅溝部１２の内側面にてガイドピン４の周面
（対向面）が挟持される。ガイドピン４が狭小幅溝部１
２の内奥部に達したとき、折戸Ｄは完全に閉じられた状
態となり、折戸Ｄの下端は、ガイドピン４を介して、ガ
イドピン部材Ｐと受具Ａとにより、がたつくことなくし
っかりと保持される。
ついて説明する。折戸Ｄを開いた状態から閉じる場合、
折戸Ｄの移動にて受具Ａがガイドピン部材Ｐを埋設した
位置に来ると、受具Ａに配設した永久磁石２とガイドピ
ン部材Ｐのガイドピン４の永久磁石５とが互いに吸着し
合い、これにより、ガイドピン４はガイドピン部材Ｐの
ケース３内から浮上する。浮上したガイドピン４の上部
は、ガイド溝１の広幅溝部１１（又は浅溝部１４）内に
挿入される。さらに、折戸Ｄを移動することにより、ガ
イドピン４は、傾斜部１３を介して狭小幅溝部１２に導
かれ、狭小幅溝部１２の内側面にてガイドピン４の周面
（対向面）が挟持される。ガイドピン４が狭小幅溝部１
２の内奥部に達したとき、折戸Ｄは完全に閉じられた状
態となり、折戸Ｄの下端は、ガイドピン４を介して、ガ
イドピン部材Ｐと受具Ａとにより、がたつくことなくし
っかりと保持される。
【００１９】折戸Ｄを閉じた状態から開く場合、折戸Ｄ
の移動にてガイドピン４は、狭小幅溝部１２から広幅溝
部１１内に移動し、折戸Ｄが移動することにより、ガイ
ドピン４は、広幅溝部１１から浅溝部１４内に移動し、
受具Ａの永久磁石２によって吸着、浮上したガイドピン
４の上端面を深さが徐々に浅くなるように天面を傾斜し
て形成した浅溝部１４の天面により強制的に押し下げて
ガイドピン部材Ｐのケース３内に収納するようにする。
これにより、ガイドピン部材Ｐと受具Ａの係止は解除さ
れ、折戸Ｄを開放することができる。
の移動にてガイドピン４は、狭小幅溝部１２から広幅溝
部１１内に移動し、折戸Ｄが移動することにより、ガイ
ドピン４は、広幅溝部１１から浅溝部１４内に移動し、
受具Ａの永久磁石２によって吸着、浮上したガイドピン
４の上端面を深さが徐々に浅くなるように天面を傾斜し
て形成した浅溝部１４の天面により強制的に押し下げて
ガイドピン部材Ｐのケース３内に収納するようにする。
これにより、ガイドピン部材Ｐと受具Ａの係止は解除さ
れ、折戸Ｄを開放することができる。
【００２０】
【発明の効果】本発明の折戸の下部ガイド機構によれ
ば、折戸を閉じる際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来
たとき、受具に配設した永久磁石によってガイドピン部
材のガイドピンを吸着、浮上させることにより、ガイド
ピンの上部をガイド溝に挿入し、受具を介して、折戸の
下端を支持するようにし、折戸が開いた場合には、ガイ
ドピンをガイドピン部材内に収納することにより、ごみ
が溜まったり、躓く原因となる下部ガイドレールを床面
に形成することなく、折戸の下端を支持して、閉じた折
戸のがたつきを防止することができる。
ば、折戸を閉じる際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来
たとき、受具に配設した永久磁石によってガイドピン部
材のガイドピンを吸着、浮上させることにより、ガイド
ピンの上部をガイド溝に挿入し、受具を介して、折戸の
下端を支持するようにし、折戸が開いた場合には、ガイ
ドピンをガイドピン部材内に収納することにより、ごみ
が溜まったり、躓く原因となる下部ガイドレールを床面
に形成することなく、折戸の下端を支持して、閉じた折
戸のがたつきを防止することができる。
【００２１】そして、ガイド溝を、広幅溝部と、広幅溝
部の一端側に連続して形成したガイドピンの直径と略同
幅の狭小幅溝部と、広幅溝部の他端側に連続して形成し
た天面が傾斜した浅溝部とで構成することにより、折戸
を閉じる際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来たとき、
ガイドピン部材のガイドピンの上部をガイド溝の広幅溝
部から狭小幅溝部に導き、狭小幅溝部において確実に保
持することができるとともに、折戸を開く際に、ガイド
ピンをガイドピン部材内に確実に収納することができ、
折戸の操作をより確実に行うことができるものとなる。
部の一端側に連続して形成したガイドピンの直径と略同
幅の狭小幅溝部と、広幅溝部の他端側に連続して形成し
た天面が傾斜した浅溝部とで構成することにより、折戸
を閉じる際に、折戸が予め定めた閉じ位置に来たとき、
ガイドピン部材のガイドピンの上部をガイド溝の広幅溝
部から狭小幅溝部に導き、狭小幅溝部において確実に保
持することができるとともに、折戸を開く際に、ガイド
ピンをガイドピン部材内に確実に収納することができ、
折戸の操作をより確実に行うことができるものとなる。
【図１】本発明の折戸の下部ガイド機構の一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図２】同受具の断面図である。
【図３】同受具を底面より見た外観斜視図である。
【図４】同ガイドピン部材の断面図である。
Ａ 受具 Ｄ 折戸 Ｆ 床面 Ｐ ガイドピン部材 １ ガイド溝 １１ 広幅溝部 １２ 狭小幅溝部 １３ 傾斜部 １４ 浅溝部 ２ 永久磁石 ３ ケース ４ ガイドピン ５ 永久磁石 ６ 止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E05C 19/16 E05D 13/00
Claims (1)
- 【請求項１】 折戸の開放側の先端部の下面に固定する
受具と、閉じた折戸の前記受具と対向する位置の床面に
埋設するガイドピンを出没可能に備えたガイドピン部材
とからなり、前記受具に永久磁石を配設するとともに、
この永久磁石によって吸着、浮上するガイドピンの上部
が容易に挿入されるように、ガイドピンの直径よりかな
り大きい幅に形成した広幅溝部と、ガイドピンの上部を
確実に保持することができるように、この広幅溝部の一
端側に垂直な傾斜部を介して連続して形成したガイドピ
ンの直径と略同幅の狭小幅溝部と、広幅溝部の他端側に
連続して形成した広幅溝部と略同幅の深さが徐々に浅く
なるように天面が傾斜した浅溝部とで構成したガイド溝
を受具の下面に形成したことを特徴とする折戸の下部ガ
イド機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04840897A JP3252142B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 折戸の下部ガイド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04840897A JP3252142B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 折戸の下部ガイド機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227166A JPH10227166A (ja) | 1998-08-25 |
| JP3252142B2 true JP3252142B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=12802487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04840897A Expired - Fee Related JP3252142B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 折戸の下部ガイド機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3252142B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017117628A1 (en) * | 2016-01-07 | 2017-07-13 | Hgt Innovations Pty Ltd | A door stop |
| TWI612211B (zh) * | 2015-02-17 | 2018-01-21 | 用於捲門之磁性扣具 |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP04840897A patent/JP3252142B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI612211B (zh) * | 2015-02-17 | 2018-01-21 | 用於捲門之磁性扣具 | |
| WO2017117628A1 (en) * | 2016-01-07 | 2017-07-13 | Hgt Innovations Pty Ltd | A door stop |
| CN108603390A (zh) * | 2016-01-07 | 2018-09-28 | Hgt创新私人公司 | 门挡 |
| EP3400352A4 (en) * | 2016-01-07 | 2019-08-21 | HGT Innovations Pty Ltd | A DOOR STOP |
| RU2734195C2 (ru) * | 2016-01-07 | 2020-10-13 | ЭйчДжиТи ИННОВЕЙШНЗ ПТИ ЛТД | Дверной стопор |
| CN108603390B (zh) * | 2016-01-07 | 2020-12-18 | Hgt创新私人公司 | 门挡 |
| US11187019B2 (en) | 2016-01-07 | 2021-11-30 | Hgt Innovations Pty Ltd | Door stop |
| AU2017205774B2 (en) * | 2016-01-07 | 2022-07-21 | Fantom Hardware Pty Ltd | A door stop |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10227166A (ja) | 1998-08-25 |
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