JP3251986B2 - ホログラムを用いた確認方法および確認装置 - Google Patents
ホログラムを用いた確認方法および確認装置Info
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Description
ド等の真偽を確認する方法および確認装置に関するもの
である。
ジットカード等の一部に取り付け、その真偽を確認する
手段として利用されている。このようなホログラムを用
いた確認手段としては、従来、マシンリーダブルホログ
ラムと呼ばれるものを用いている。この方式は干渉縞の
ピッチを変えることにより、異なる複数の方向に回折す
るホログラムを複数個用意し、それぞれのホログラムに
光を入射し、それによって生ずる複数の回折光を1次元
センサで読み取るものである。この時の回折光はホログ
ラムに記録した情報により回折光の数、パターンが異な
り、読み取り装置側ではこの数やパターンを予め記憶し
ておき、この記憶したものとホログラムの情報が一致す
るかどうかを照合して判断している。また、クレジット
カードやレンタルビデオのパッケージ等の偽造防止用ホ
ログラムの真偽確認方法においては、実際にホログラム
を肉眼で検査することが行われていた。
マシンリーダブルホログラムはその回折光のパターンが
単純で、複数個の受光素子からなる1次元センサを用い
て回折光を受けるか、受けないかの2値的な情報で照合
するものであるため、真偽の確認方法としては単純すぎ
て偽造防止上問題があった。また、従来のクレジットカ
ードやレンタルビデオのパッケージ等の偽造防止ホログ
ラムを用いた方法では、肉眼の検査でしか真偽を確認で
きないため、作業能率や正確さの面からも問題があっ
た。
で、偽造防止としての信頼性を飛躍的に向上させ、さら
に真偽確認作業の能率、精度を向上させることが可能な
ホログラムを用いた確認方法および確認装置を提供する
ことを目的とする。
取り付けられ、場所によって回折方向が異なるホログラ
ムに対し、複数の光源を切り換えることで再生照明光の
ホログラム上での照明位置を移動させながら照明して回
折光を検出し、検出した時間的に変化する回折光による
パターンと基準パターンとを照合することにより真偽確
認を行うことを特徴とする。
なるホログラムが取り付けられた被確認物体が着脱可能
にセットされる読み取り装置からなり、該読み取り装置
は、切り換えて照明することにより照明位置を移動させ
るための複数のホログラム再生用照明光源と、ホログラ
ムの回折光を検出するセンサと、センサで検出される時
間的に変化する回折光によるパターンと基準パターンを
照合する判別装置とを備えたことを特徴とする。
せ、再生光による照明位置を移動させたときの回折光を
読み取るようにしたものであり、場所により干渉縞のピ
ッチ、方向が異なるホログラムを使用し、これに対して
再生照明光をホログラム上で移動させながら照明する。
その結果、ホログラムからの回折光は、検出面上でホロ
グラム上の照明点の移動に応じて検出スポットが移動
し、この移動パターンを2次元センサで検出する。この
移動パターンと予め記憶した基準パターンとを照合し、
真偽を確認する。検出される移動パターンは従来のもの
に比して時間的に変動するため情報量の多い複雑なパタ
ーンとなり、従来のものに比して偽造防止効果を飛躍的
に向上させることができる。また、従来の肉眼で確認す
るだけのホログラムに比して、本発明は確認作業を自動
化できるので、作業能率、精度を大幅に向上させること
が可能となる。
所により回折方向の異なるホログラムを説明する図、図
3はホログラムの作成方法を説明する図、図4は2次元
センサを用いた読み取り方法を示す図、図5は本発明に
よる確認装置の実施例を示す図である。図中、1はカー
ド、2はホログラム、3は光源、4は2次元センサ、5
は再生光、6は回折光、10はホログラム乾板、11は
マスク、12は物体光、13は参照光、20,21は移
動機構、22は判別装置である。
であるカード1にホログラム2が取り付けられている。
ホログラム2は、図2に示すように、例えば短冊状に複
数の領域に分けられており、各領域の干渉縞のピッチ、
方向が異なるように形成されている。このホログラムの
作成方法は、例えば図3に示すように、ホログラム乾板
10の両面にスリットを形成したマスク11を配置し、
このマスク上から物体光12、参照光13としてレーザ
光を照射する。そして、マスクを順次移動させつつ、物
体光12と参照光13のなす角度、またその照射方向を
変えることにより、干渉縞のピッチ、方向を変えるよう
にする。形成されるホログラムは体積ホログラムあるい
はレリーフ型のホログラムいずれであっても良い。
て、図1に示すように、光源3より再生光5を照明す
る。この時、カード1を矢印で示す搬送方向に移動させ
ると、再生光によるホログラム上の照明点は順次移動
し、各領域毎に回折光6の回折方向が異なるため、セン
サ4上に形成されるスポット7は移動することになる。
この移動パターンを予め登録しておき、検出された移動
パターンと予め登録したパターンとを照合させることに
よりカード1の真偽を判定することが可能である。
ように格子状にCCDを配列し、どの領域で検出された
かによりパターン認識するようにすれば良い。この時、
得られる移動パターンはホログラムの各場所での回折方
向の違いを複雑にしておくことにより、複雑な移動パタ
ーンが形成され、従来の1次元状の2値的な情報だけで
照合するものに比して情報量が増加するため、偽造防止
効果を飛躍的に向上させることができる。
に示すように、光源3、センサ4、判別装置22等は読
み取り機構に固定的に取りつけておき、移動機構20に
よりカード1を移動させて再生光の照明点を移動させる
ようにすれば良い。そして、センサ4で検出されたパタ
ーンは判別装置22において基準パターンと照合されて
真偽が確認される。また、図5(b)に示すように、カ
ード1は固定し、移動機構21によって光源3を動かす
ようにしても良い。また、図5(c)に示すように、照
明光源を複数個用意し、それぞれ異なる場所を照明する
ようにしておき、これを切り換えるようにして照明点を
移動させることも可能である。この場合、移動機構20
は用いても用いなくても良い。
取り付けた場合について言及したが、ホログラムを取り
付けて真偽を確認するものはカードに限らず、証明書、
レンタルビデオのパッケージ等、任意のもので良く、ま
た本発明をプリペードカードシステム、入退場の管理シ
ステム、クレジットカード等の真偽判定に適用すること
ができ、またホログラム二光束干渉を利用するものに限
らず、計算機により生成するホログラムであっても良い
ことは勿論である。
って回折方向が異なるホログラムを利用し、ホログラム
上で再生照明点を移動させながら照明することにより時
間的に変化する回折光によるパターンが得られるので、
確認用のパターンの情報量が増大し、偽造防止効果を飛
躍的に向上させることができると共に、従来に比して確
認作業を自動化し、作業能率および確認の正確度を飛躍
的に向上させることが可能となる。
明する図である。
である。
る。
ンサ、5…再生光、6…回折光、10…ホログラム乾
板、11…マスク、12…物体光、13…参照光、2
0,21…移動機構、22…判別装置。
Claims (7)
- 【請求項1】 被確認物体に取り付けられ、場所によっ
て回折方向が異なるホログラムに対し、複数の光源を切
り換えることで再生照明光のホログラム上での照明位置
を移動させながら照明して回折光を検出し、検出した時
間的に変化する回折光によるパターンと基準パターンと
を照合することにより真偽確認を行うことを特徴とする
ホログラムを用いた確認方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の確認方法において、さら
に再生用照明光源と被確認物体を相対的に移動させるこ
とにより再生照明光のホログラム上での照明位置を移動
させることを特徴とするホログラムを用いた確認方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の確認方法において、回折
光によるパターンの読み取りは2次元センサにより行う
ことを特徴とするホログラムを用いた確認方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の確認方法において、被確
認物体がカード形態であることを特徴とするホログラム
を用いた確認方法。 - 【請求項5】 場所によって回折方向が異なるホログラ
ムが取り付けられた被確認物体が着脱可能にセットされ
る読み取り装置からなり、該読み取り装置は、切り換え
て照明することにより照明位置を移動させるための複数
のホログラム再生用照明光源と、ホログラムの回折光を
検出するセンサと、センサで検出される時間的に変化す
る回折光によるパターンと基準パターンを照合する判別
装置とを備えたことを特徴とするホログラムを用いた確
認装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の装置において、さらに再
生用照明光源と被確認物体を相対的に移動させる移動手
段を備えたことを特徴とするホログラムを用いた確認装
置。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の装置において、
被確認物体はカード形態であることを特徴とするホログ
ラムを用いた確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28299792A JP3251986B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ホログラムを用いた確認方法および確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28299792A JP3251986B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ホログラムを用いた確認方法および確認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06131511A JPH06131511A (ja) | 1994-05-13 |
JP3251986B2 true JP3251986B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=17659881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28299792A Expired - Lifetime JP3251986B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ホログラムを用いた確認方法および確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3251986B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11195245A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Victor Co Of Japan Ltd | 光記録媒体及び光記録媒体の情報読取り装置 |
KR100406009B1 (ko) * | 2001-04-24 | 2003-11-17 | 장홍종 | 각다중화 홀로그램을 이용한 스마트 카드의 위·변조 방지방법 및 시스템 |
JP2005331865A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Alps Electric Co Ltd | ホログラム装置 |
JP5079736B2 (ja) * | 2009-04-20 | 2012-11-21 | ソニー株式会社 | ホログラム再生および撮像装置、ホログラム再生および撮像方法 |
KR101448975B1 (ko) * | 2013-05-30 | 2014-10-13 | 주식회사 엠비젼 | 홀로그램 검사 장치 및 방법 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP28299792A patent/JP3251986B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06131511A (ja) | 1994-05-13 |
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