JPH0573738A - 対象物の識別構造 - Google Patents

対象物の識別構造

Info

Publication number
JPH0573738A
JPH0573738A JP3262764A JP26276491A JPH0573738A JP H0573738 A JPH0573738 A JP H0573738A JP 3262764 A JP3262764 A JP 3262764A JP 26276491 A JP26276491 A JP 26276491A JP H0573738 A JPH0573738 A JP H0573738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflecting surface
surface portion
diffraction grating
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3262764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2935300B2 (ja
Inventor
Shuichi Hoshino
秀一 星野
Hidemi Haga
英美 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP3262764A priority Critical patent/JP2935300B2/ja
Priority to US07/788,569 priority patent/US5291006A/en
Priority to DE1992632941 priority patent/DE69232941T2/de
Priority to EP19920308411 priority patent/EP0533448B1/en
Priority to US08/036,016 priority patent/US5442433A/en
Publication of JPH0573738A publication Critical patent/JPH0573738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2935300B2 publication Critical patent/JP2935300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 偽造防止効果が高く、対象物が正規のもので
あることを容易に、かつ確実に識別可能な対象物の識別
構造を提供する。 【構成】 対象物の表面に設けられた固有の反射方向特
性を有する反射面部に向けて照明光を照射し、その特性
に対応する位置及びしない位置にて受光した反射光の状
態から対象物を識別する構造に於て、反射面部を、互い
に異なる複数の方向のいずれかに照明光を反射する互い
に重ならない複数の領域から構成することで、各領域の
反射方向の組合せが多くなり特性が多様化し、解析が困
難になる。識別作業は各領域に順番に照明し受光しその
組合せにより識別するか、各領域に同時に照明し受光し
その分布状態により識別する。同時受光の場合、各領域
が重ならずその反射方向に対応する位置としない位置と
の受光強度の差が明確になり識別性が向上する。従っ
て、対象物の偽造防止効果が向上し、識別作業も容易に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リーダライタにて情報
の授受が行われる磁気カード、ICカード、光カード等
の情報記憶カードや各種有価証券、チケット若しくは一
般に販売される商品等が偽造されることを防止するべ
く、対象物が正規のものであることを識別するための対
象物の識別構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば磁気カードが偽造され
ることを防止するべくバーコード若しくは磁気バーコー
ドをカードの表面に設けたり、また再使用しない磁気カ
ードにあっては磁気記録面に使用後にパンチ孔を穿設す
る等の方法が実施されていたが、上記各方法では偽造す
る側が比較的容易にその構造を解析し得ると共に比較的
安価な装置を用いてカードを偽造することができると云
う問題があった。
【0003】そこで、本願と同一出願人による特願平1
−209067号明細書には、カード表面に設けられた
固有の反射方向特性を有する平行な多数のV字またはU
字溝からなる反射面部と、リーダライタに設けられた上
記カードの反射面部に向けて照明光を照射する手段と、
反射面部からの反射光をその反射方向特性に対応する位
置及び対応しない位置にて受光する受光手段と、この対
応位置にて受光した光の強度が非対応位置にて受光した
光の強度よりも高ければリーダライタにセットされたカ
ードが正規のカードであると識別する手段とから構成さ
れるカードの識別構造が記載されている。また、上記反
射面部として回折格子を用いた構造が特願平1−209
066号明細書に記載されている。
【0004】この識別構造によれば、カードの偽造を目
的とする上記反射面部の反射方向特性を解析することは
困難であるばかりでなく、回折格子、ホログラム等から
なる反射面部を作成するには多大なコストを要すること
から、正規のカードと同様なカードを偽造することが実
質的に不可能となる。また、カードを識別するのは、反
射面部に照明光を照射し、受光手段にて受光した光の強
度を光電変換して処理するのみの簡単な構造であり、リ
ーダライタに設けられる設備が大型化/複雑化すること
がない。上記構造はカードのみならず各種有価証券、チ
ケット若しくは一般に販売される商品等にも識別シー
ル、マークとして容易に応用することができる。
【0005】一方、上記した特願平1−209067号
明細書には、或る方向に延在する平行な多数のV字また
はU字溝からなる集合と、前記方向と異なる方向に延在
する平行な多数の溝からなる集合とを重ね合わせて網の
目状とし、複数の方向に照明光を反射するようにした構
造も併記されている。この構造により、反射方向特性の
解析が一層困難になり、偽造防止効果が向上する。これ
は互いに回折方向の異なる複数の回折格子を重ね合わせ
たものも同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
複数方向に照明光を反射する構造にあっては、特に上記
各集合の溝同士が交差する部分にて、加工上、角部を完
全に先鋭にできず光が乱反射したり、各集合の反射方向
特性と異なる方向にも照明光を反射することにより上記
対応位置にて受光した光の強度と非対応位置にて受光し
た光の強度との差が小さくなり、対象物の識別に支障を
来すことが考えられる。
【0007】このような従来技術の課題に鑑み、本発明
の主な目的は、偽造防止効果が高く、対象物が正規のも
のであることを容易に、かつ確実に識別可能な対象物の
識別構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は本発明
によれば、対象物の識別を行うための識別構造であっ
て、前記対象物の表面に設けられた固有の反射方向特性
を有する反射面部と、前記反射面部に向けて照明光を照
射する手段と、前記反射面部の反射方向特性に対応する
位置及び対応しない位置にて前記反射面部からの反射光
を受光する手段と、前記各受光面部にて受光した光の状
態から前記対象物が正規の対象物であることを識別する
手段とを有し、前記反射面部が、互いに異なる複数の方
向のいずれかに前記照明光を反射すると共に互いに重な
らない複数の領域から構成されたことを特徴とする対象
物の識別構造を提供することにより達成される。この場
合、前記照明光の照射手段が、前記各領域に順番に照明
光を照射する手段からなり、前記反射光の受光手段が、
前記各領域からの反射光を順番に受光する手段からな
り、前記識別手段が、前記各領域からの各反射光の状態
から前記対象物が正規の対象物であることを識別する手
段からなるか、または前記照明光の照射手段が、前記各
領域にまたがって同時に前記反射面部に照明光を照射す
る手段からなり、前記反射光の受光手段が、前記各領域
からの反射光を同時に受光する手段からなり、前記識別
手段が、前記反射面部全体からの反射光の状態から前記
対象物が正規の対象物であることを識別する手段からな
ると良い。
【0009】
【作用】上述の構成によれば、各領域の反射方向の組合
せにより反射面部の反射方向特性が多様化し、その解析
が困難になる。このことは、互いに異なる反射方向特性
を有する複数の反射面部をカードに設けることにより一
層顕著になる。また、識別作業は、反射面部に於ける各
領域が重ならないことから各領域に順番に照明し受光
し、その組合せにより識別することも、各領域に同時に
照明し受光し、その分布状態により識別することもでき
る。同時に受光する場合、反射面部に於ける各領域が重
ならないことで各領域の反射方向に対応する位置と対応
しない位置との受光強度の差が明確になり、識別性が向
上する。
【0010】
【実施例】以下に本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0011】図1は本発明が適用された第1の実施例で
あり、磁気カード1及びカードリーダライタ内の要部構
造を模式的に示す斜視図である。
【0012】カード1は、カードリーダライタ内にて矢
印の方向、即ち図1に於ける略右上から左下方向に図示
されない搬送ローラ等により駆動され、磁気ヘッド3に
よりカード1の主面1aに設けられた磁気ストライプ2
に対して情報の書込みまたは読出しが行われるようにな
っている。
【0013】カード1の主面1aの磁気ストライプ2と
並列な位置には受光面部としての回折格子部4が設けら
れている。この回折格子部4は、該回折格子部に正対す
る方向から照射された所定波長の照明光を、各々固有の
方向に回折光として反射し集光させる反射方向特性を有
している。
【0014】一方、カードリーダライタ側に於てカード
1が図1に示す位置にあるときにその主面1aに於ける
回折格子部4に正対する位置には、該回折格子部に対し
て所定の間隔をもってレーザ光の照射手段としての発光
素子5が設けられている。また、図2に良く示すよう
に、発光素子5を囲繞するように、多数の部分6a〜6
hに径方向に沿う多数の分割線により分割された多分割
フォトダイオードからなる受光面部としての受光素子6
が発光素子5と一体的に設けられている。受光素子6は
カード1が正規のカードであるか否かを識別する識別ユ
ニット7に接続されている。
【0015】図3に良く示すように、回折格子部4は概
ね正方形の多数の領域から構成されている。このうち領
域4aは多数の溝が図に於ける上下方向に延在する回折
格子からなり、領域4bは多数の溝が上記領域4aの溝
と直交する方向、即ち図に於ける左右方向に延在する回
折格子からなり、これら領域4aと領域4bとが交互に
多数配設されている。従って、回折格子部4に照明光が
照射されると、図4に示すように、領域4aにて反射し
た光が受光素子6の部分6a及び部分6eに集光し、領
域4bにて反射した光が受光素子6の部分6c及び部分
6gに集光するようになる。
【0016】実際にカード1の識別を行うには、カード
リーダライタ内に挿入されたカード1を搬送し、発光素
子5から回折格子部4に向けて照明光を照射する。そし
て、その反射光を各受光素子6にて受光する。この受光
素子6の各部分6a〜6hからの出力電圧から識別ユニ
ット7によりカード1が正規のカードであることを識別
する。
【0017】図5は本発明が適用された第2の実施例を
示す図3と同様な図であり、図6は図4と同様な図であ
る。本実施例では第1の実施例と同様に回折格子部14
は概ね正方形の多数の領域から構成されているが、溝が
図に於ける上下方向に延在する回折格子からなる領域1
4aと、溝が図に於ける左右方向に延在する回折格子か
らなる領域14bとに加えて溝が図に於ける右上から左
下方向に斜めに延在する回折格子からなる領域14cを
有し、これら領域14a、14b、14cが交互に多数
配設されている。従って、回折格子部14に照明光が照
射されると、図6に示すように、領域14aにて反射し
た光が受光素子6の部分6a及び部分6eに集光し、領
域14bにて反射した光が受光素子6の部分6c及び部
分6gに集光し、領域14cにて反射した光が受光素子
6の部分6d及び部分6hに集光するようになる。それ
以外の構成は第1の実施例と同様である。
【0018】図7は本発明が適用された第3の実施例を
示す図3と同様な図であり、図8は図4と同様な図であ
る。本実施例では第1の実施例と同様に回折格子部24
は、溝が図に於ける上下方向に延在する回折格子からな
る領域24aと、溝が図に於ける左右方向に延在する回
折格子からなる領域24bとからなる概ね正方形の多数
の領域に加えて溝が図に於ける右上から左下方向に斜め
に延在すると共に領域24a及び領域24bに比較して
溝ピッチが細かい回折格子からなる領域24cを有し、
これら領域24a、24b、24cが交互に多数配設さ
れている。また、受光素子26は、周方向に沿う分割線
により2分割され、かつ径方向に沿う多数の分割線によ
り外側の各部分26a〜26h及び内側の各部分26i
〜26pに分割された多分割フォトダイオードからな
る。
【0019】回折格子部24に照明光が照射されると、
図8に示すように、領域24aにて反射した光は受光素
子26の部分26a及び部分26eに集光し、領域24
bにて反射した光は受光素子26の部分26c及び部分
26gに集光する。また、領域24cにて反射した光は
上記各領域よりも溝ピッチが細かいことから1次反射光
の集光位置が発光素子5からの照明光の光軸に近くな
り、受光素子26の内側部分6l及び部分6pに集光す
るようになる。本実施例によれば、溝の延在方向及び溝
のピッチを設定変更可能とし、かつ受光面の数を増やす
ことで、第1及び第2の実施例に比較して反射方向特性
が一層多様化している。それ以外の構成は第1の実施例
と同様である。
【0020】図9は本発明が適用された第4の実施例を
示す図1と同様な図である。本実施例ではカード31の
主面31aに、互いに反射方向特性の異なる第1〜第3
の実施例と同様な4つの回折格子部34〜37がカード
31の搬送方向に沿って配設されている。
【0021】実際にカード31が搬送されるのに伴い、
発光素子5が各回折格子部34〜37に順番に正対し、
発光素子5から順番に照射された光が各回折格子部34
〜37にて反射し、受光素子6に受光され、この受光素
子6の各部分6a〜6hからの出力電圧から識別ユニッ
ト7により各回折格子部34〜37が正規のカードの回
折格子部であることを識別し、全ての回折格子部34〜
37が正規のカードの回折格子部であることを識別した
らカード31が正規のカードであることを識別する。従
って、本実施例では、第1〜第3の実施例に比較して反
射方向特性が一層多様化している。それ以外の構成は第
1の実施例と同様である。
【0022】図10は本発明が適用された第5の実施例
を示す図3と同様な図である。本実施例では回折格子部
44は、カード41の搬送方向に沿って各々回折格子か
らなる5つの長方形の領域44a、44b、44c、4
4d、44eに区画されている。各領域のうち領域44
aは、回折格子の溝が図に於ける上下方向に延在し、領
域44bは、溝が図に於ける左右方向に延在し、領域4
4cは、溝が図に於ける右上から左下方向に斜めに延在
し、領域44dは、溝が図に於ける左上から右下方向に
斜めに延在し、更に領域44eは、溝が図に於ける左右
方向に延在している。また、発光素子5からの照明光が
図10に想像線に示すように、各領域44a、44b、
44c、44d、44e毎に順番に小さなスポット光と
して照射されるようになっている。
【0023】実際にカード41が搬送されるのに伴い、
発光素子5が各領域44a、44b、44c、44d、
44eに順番に正対し、発光素子5から順番に照射され
た光が各領域44a、44b、44c、44d、44e
にて反射し、受光素子6に受光され、この受光素子6の
各部分6a〜6hからの出力電圧から識別ユニット7に
より各領域44a、44b、44c、44d、44eか
らの反射光から回折格子部44が正規のカードの回折格
子部であることを識別し、カード41が正規のカードで
あることを識別する。従って、本実施例では、第4の実
施例と同様に反射方向特性が一層多様化している。それ
以外の構成は第1の実施例と同様である。
【0024】図11は本発明が適用された第6の実施例
を示す図3と同様な図である。本実施例では第5の実施
例と同様に回折格子部54が、カード51の搬送方向に
沿って各々回折格子からなる5つの長方形の領域54
a、54b、54c、54d、54eに区画されてい
る。また、各領域54a、54b、54c、54d、5
4eは、更に概ね正方形の多数の小領域から構成されて
いる。例えば領域54aの小領域54aaは多数の溝が
図に於ける上下方向に延在する回折格子からなり、小領
域54abは多数の溝が上記小領域54aaの溝と直交
する方向、即ち図に於ける左右方向に延在する回折格子
からなり、これら小領域54aaと小領域54abとが
交互に多数配設されている。小領域54b、54c、5
4d、54eについても同様である。従って、各領域5
4a、54b、54c、54d、54eに照明光を照射
するとそれぞれ複数の方向に反射するようになってい
る。
【0025】本実施例に於てもカード51が搬送される
のに伴い、発光素子5が各領域54a、54b、54
c、54d、54eにに順番に正対し、発光素子5から
順番に照射された光が各領域54a、54b、54c、
54d、54eにて反射し、受光素子6に受光される
が、各領域54a、54b、54c、54d、54eが
各々反射方向の異なる概ね正方形の多数の小領域から構
成されていることから1つの領域が複数の方向に照明光
を反射するようになり、第5の実施例の実施例よりも反
射方向特性が一層多様化している。それ以外の構成は第
5の実施例と同様である。ここで、本実施例に於て各領
域を第3の実施例に示すような様々な溝の延在方向や溝
ピッチの小領域により構成すれば反射方向特性が更に多
様化する。また、このような回折格子部54を第4の実
施例と同様にカードの搬送方向に沿って複数配設するこ
とによっても反射方向特性が更に多様化する。
【0026】尚、上記各実施例では1つの受光素子を分
割して多数の受光面部としたが、多数の受光素子を用い
ても良い。また、上記各実施例では反射面部を回折格子
としたが、回折作用のない幅(数本/mm〜数十本/mm)
の平行な多数のV字またはU字溝から構成しても良い。
また、反射面部の各領域または各小領域の反射方向も任
意の角度で良く、その場合、反射面部の反射方向特性が
一層多様化する。更に、上記各実施例では反射面部及び
反射面部の各領域の形状を概ね正方形若しくは長方形と
したが、多角形、円形などとし、隣接する領域の隙間を
照明光を反射しない平面として加工性を向上しても良
い。
【0027】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば、対象物の表面に設けられた固有の反射方向特
性を有する反射面部に向けて照明光を照射し、反射面部
の反射方向特性に対応する位置及び対応しない位置にて
受光したその反射光の状態から対象物が正規の対象物で
あることを識別する構造に於て、反射面部を、互いに異
なる複数の方向のいずれかに照明光を反射すると共に互
いに重ならない複数の領域から構成することにより、各
領域の反射方向の組合せにより反射面部の反射方向特性
が多様化し、その解析が困難になる。このことは、互い
に異なる反射方向特性を有する複数の反射面部をカード
に設けることにより一層顕著になる。また、識別作業
は、反射面部に於ける各領域が重ならないことから各領
域に順番に照明し受光し、その組合せにより識別するこ
とも、各領域に同時に照明し受光し、その分布状態によ
り識別することもできる。同時に受光する場合、反射面
部に於ける各領域が重ならないことで各領域の反射方向
に対応する位置と対応しない位置との受光強度の差が明
確になり、識別性が向上する。従って、対象物の偽造防
止効果が向上し、しかも対象物を容易に識別可能とな
る。以上のことから本発明の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示す磁気カード及
びカードリーダライタの要部構成斜視図である。
【図2】図1の発光素子及び受光素子のみを拡大して示
す平面図である。
【図3】図1の反射面部のみを拡大して示す平面図であ
る。
【図4】受光素子の受光パターンを示す図2と同様な平
面図である。
【図5】本発明による第2の実施例を示す図3と同様な
平面図である。
【図6】本発明による第2の実施例を示す図4と同様な
平面図である。
【図7】本発明による第3の実施例を示す図3と同様な
平面図である。
【図8】本発明による第3の実施例を示す図4と同様な
平面図である。
【図9】本発明による第4の実施例を示す図1と同様な
斜視図である。
【図10】本発明による第5の実施例を示す図3と同様
な平面図である。
【図11】本発明による第6の実施例を示す図3と同様
な平面図である。
【符号の説明】
1 カード 1a 主面 2 磁気ストライプ 3 磁気ヘッド 4 回折格子部 4a、4b 領域 5 発光素子 6 受光素子 6a〜6h 部分 7 識別ユニット 14 回折格子部 14a、14b、14c 領域 24 回折格子部 24a、24b、24c 領域 26 受光素子 26a〜26p 部分 31 カード 31a 主面 34〜37 回折格子部 41 カード 44 回折格子部 44a、44b、44c、44d、44e 領域 51 カード 54 回折格子部 54a、54b、54c、54d、54e 領域 54aa、54ab 小領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の識別を行うための識別構造で
    あって、 前記対象物の表面に設けられた固有の反射方向特性を有
    する反射面部と、前記反射面部に向けて照明光を照射す
    る手段と、前記反射面部の反射方向特性に対応する位置
    及び対応しない位置にて前記反射面部からの反射光を受
    光する手段と、前記各受光面部にて受光した光の状態か
    ら前記対象物が正規の対象物であることを識別する手段
    とを有し、 前記反射面部が、互いに異なる複数の方向のいずれかに
    前記照明光を反射すると共に互いに重ならない複数の領
    域から構成されたことを特徴とする対象物の識別構造。
  2. 【請求項2】 対象物の識別を行うための識別構造で
    あって、 前記対象物の表面に設けられた各々固有の反射方向特性
    を有する複数の反射面部と、前記各反射面部に向けて順
    番に照明光を照射する手段と、前記各反射面部の反射方
    向特性に対応する位置及び対応しない位置にて前記各反
    射面部からの反射光を受光する手段と、前記各受光面部
    にて受光した光の状態から前記対象物が正規の対象物で
    あることを識別する手段とを有し、 前記各反射面部が、互いに異なる複数の方向のいずれか
    に前記照明光を反射すると共に互いに重ならない複数の
    領域から構成されたことを特徴とする対象物の識別構
    造。
  3. 【請求項3】 前記照明光の照射手段が、前記各領域
    に順番に照明光を照射する手段からなり、 前記反射光の受光手段が、前記各領域からの反射光を順
    番に受光する手段からなり、 前記識別手段が、前記各領域からの各反射光の状態から
    前記対象物が正規の対象物であることを識別する手段か
    らなることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記
    載の対象物の識別構造。
  4. 【請求項4】 前記照明光の照射手段が、前記各領域
    にまたがって同時に前記反射面部に照明光を照射する手
    段からなり、 前記反射光の受光手段が、前記各領域からの反射光を同
    時に受光する手段からなり、 前記識別手段が、前記反射面部全体からの反射光の状態
    から前記対象物が正規の対象物であることを識別する手
    段からなることを特徴とする請求項1若しくは請求項2
    に記載の対象物の識別構造。
  5. 【請求項5】 前記各領域が、前記照明光を回折しな
    い幅で互いに平行に延在する多数のU字若しくはV字
    溝、ホログラム及び回折格子のうちのいずれかからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の対象物の識別構造。
JP3262764A 1989-08-11 1991-09-16 対象物の識別構造 Expired - Lifetime JP2935300B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3262764A JP2935300B2 (ja) 1991-04-16 1991-09-16 対象物の識別構造
US07/788,569 US5291006A (en) 1989-08-11 1991-11-06 Authenticity identifying system for information storage cards
DE1992632941 DE69232941T2 (de) 1991-09-16 1992-09-16 Echtheitserkennungseinrichtung für Informationsspeicherkarten
EP19920308411 EP0533448B1 (en) 1991-09-16 1992-09-16 Authenticity identifying system for information storage cards
US08/036,016 US5442433A (en) 1989-08-11 1993-03-23 Identification system for an article having individually attached patches

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11115891 1991-04-16
JP3-111158 1991-04-16
JP3262764A JP2935300B2 (ja) 1991-04-16 1991-09-16 対象物の識別構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0573738A true JPH0573738A (ja) 1993-03-26
JP2935300B2 JP2935300B2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=26450617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3262764A Expired - Lifetime JP2935300B2 (ja) 1989-08-11 1991-09-16 対象物の識別構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2935300B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5789733A (en) * 1996-09-20 1998-08-04 Motorola, Inc. Smart card with contactless optical interface
JP2000235636A (ja) * 1998-12-14 2000-08-29 Hitachi Ltd 欠陥情報を利用した情報媒体
US6160782A (en) * 1997-12-26 2000-12-12 Victor Company Of Japan, Ltd. Holographic storage medium and reproduction of data therefrom
JP2007213094A (ja) * 2007-04-19 2007-08-23 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体
JP2007299305A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Toppan Printing Co Ltd 画像検出装置
JP2008076993A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Toppan Printing Co Ltd 情報記録媒体および情報記録媒体の秘匿情報読取り装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178843A (ja) * 2006-08-22 2009-08-13 Rynne Group Llc 識別カードおよびその識別カードを使用した識別カード取引システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106550A (en) * 1977-02-25 1978-09-16 Rca Corp Identification card device
JPH0371384A (ja) * 1989-08-11 1991-03-27 Nhk Spring Co Ltd 情報記憶カードの識別構造とその方法と情報記憶カード
JPH0371383A (ja) * 1989-08-11 1991-03-27 Nhk Spring Co Ltd 情報記憶カードの識別構造とその方法と情報記憶カード
JPH03169695A (ja) * 1989-11-30 1991-07-23 Nhk Spring Co Ltd 情報記憶カードの識別構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106550A (en) * 1977-02-25 1978-09-16 Rca Corp Identification card device
JPH0371384A (ja) * 1989-08-11 1991-03-27 Nhk Spring Co Ltd 情報記憶カードの識別構造とその方法と情報記憶カード
JPH0371383A (ja) * 1989-08-11 1991-03-27 Nhk Spring Co Ltd 情報記憶カードの識別構造とその方法と情報記憶カード
JPH03169695A (ja) * 1989-11-30 1991-07-23 Nhk Spring Co Ltd 情報記憶カードの識別構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5789733A (en) * 1996-09-20 1998-08-04 Motorola, Inc. Smart card with contactless optical interface
US6160782A (en) * 1997-12-26 2000-12-12 Victor Company Of Japan, Ltd. Holographic storage medium and reproduction of data therefrom
JP2000235636A (ja) * 1998-12-14 2000-08-29 Hitachi Ltd 欠陥情報を利用した情報媒体
JP2007299305A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Toppan Printing Co Ltd 画像検出装置
JP2008076993A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Toppan Printing Co Ltd 情報記録媒体および情報記録媒体の秘匿情報読取り装置
JP2007213094A (ja) * 2007-04-19 2007-08-23 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体
JP4627767B2 (ja) * 2007-04-19 2011-02-09 大日本印刷株式会社 情報記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2935300B2 (ja) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6535638B2 (en) Method and apparatus for reading and verifying holograms
US5291006A (en) Authenticity identifying system for information storage cards
EP0492954B1 (en) Bar code system using segments having different reflective directivities
JPH07210071A (ja) 対象物の識別システム
EP0394426B1 (en) Method and apparatus for scrambling and unscrambling bar code symbols
JPH02122387A (ja) バーコード区画とバーコードの読取装置
JPS5895318A (ja) 書類用光学真偽マ−ク
JPH0573738A (ja) 対象物の識別構造
EP0412316B1 (en) Authenticity identifying system for information storage cards
JPH0371383A (ja) 情報記憶カードの識別構造とその方法と情報記憶カード
JPH0550788A (ja) カードおよびカード読み取り装置
EP0533448B1 (en) Authenticity identifying system for information storage cards
US20040113420A1 (en) Cards with enhanced security features and associated apparatus and methods
AU671588B2 (en) Optical memories incorporating diffraction gratings
JPH04340183A (ja) 磁気記憶カードの識別構造
JPH0371384A (ja) 情報記憶カードの識別構造とその方法と情報記憶カード
JPH04340583A (ja) 識別シールと識別シールによる識別構造と識別方法
JP2874042B2 (ja) 磁気記憶カード
JPH03169695A (ja) 情報記憶カードの識別構造
EP0568186A2 (en) Article identification system
EP0582756A1 (en) Magnetic memory card
JPH04320594A (ja) 情報記憶カードの識別方法及び識別装置
EP1146477B1 (en) Method and apparatus for reading and verifying holograms
JPH0371385A (ja) 情報記憶カードの識別構造とその方法と情報記憶カード
JPH04317190A (ja) 情報記憶カードの識別方法及び識別構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090604

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100604

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100604

Year of fee payment: 11

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100604

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100604

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110604

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110604

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120604

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120604

Year of fee payment: 13