JP3251077B2 - アソシエーション管理方法 - Google Patents

アソシエーション管理方法

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JP3251077B2 JP34630992A JP34630992A JP3251077B2 JP 3251077 B2 JP3251077 B2 JP 3251077B2 JP 34630992 A JP34630992 A JP 34630992A JP 34630992 A JP34630992 A JP 34630992A JP 3251077 B2 JP3251077 B2 JP 3251077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アソシエーションと呼
ばれる論理的通信路を用いて、エンド・エンドの通信を
実現する通信処理装置におけるアソシエーション管理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アソシエーションと呼ばれる論理
的通信路を媒体にして、複数の応用プログラム(アプリ
ケーション・プログラム:AP)が相互に通信を行うこ
とによって、ある特定の業務を実行する通信処理装置に
おいて、このアソシエーションは次に挙げるような属性
を有する。 1)自システムの通信アドレス(以下単に、自アドレス
とする)。 2)相手システムの通信アドレス(以下単に、相手アド
レスとする)。 3)アソシエーションを使用する応用プログラム種別
(以下単に、AP種別とする)。 4)特定応用プログラム間の個別属性(以下単に、個別
属性とする)。 これらの属性は、個々のアソシエーションに対してそれ
ぞれ個別に割り当てられる。この割り当てについては、
それぞれの特定の応用プログラムが使用可能なアソシエ
ーションを確立する段階で決定される。
【0003】図8は、従来の通信処理装置をあらわす構
成図である。応用プログラム20は、オペレータ等の操
作によりある特定の業務を実行するアプリケーション・
プログラムである。通信処理装置21は、他のシステム
との通信を実行する通信手順部22と、他のシステムと
の間の通信で使用されるそれぞれのアソシエーションの
管理を行うアソシエーション管理部26からなってい
る。通信手順部22内のアソシエーション確立手段24
は、応用プログラム20からの要求を受けてアソシエー
ションの確立を行う。そして、確立されたアソシエーシ
ョンは、アソシエーション管理部26において該当する
応用プログラム20と結合される。このようにして、デ
ータ送受信手段23により、今結合したアソシエーショ
ンを使用して応用プログラム間のデータ通信を実行し、
応用プログラム20は業務を完了する。また、応用プロ
グラム20の実行が完了した段階で、アソシエーション
解放処理手段25が応用プログラムとアソシエーション
を切り放し、使用済みアソシエーションの解放を行う。
さらにアソシエーション管理部26は、前述したように
して解放された使用済みアソシエーションに対して、後
程詳細に説明する使用可能なアソシエーション管理エレ
メントを割り当てるアソシエーション割当手段27と、
確立済みの未使用アソシエーションを管理する未使用ア
ソシエーション管理手段28とから構成される。
【0004】また、アソシエーションの確立には、下位
通信コネクションの確立とアソシエーションに関するA
P種別や個別属性などいった相互に折衝する動作を伴
う。このため、応用プログラムが相互に通信を開始する
にあたって、アソシエーションを確立するオーバーヘッ
ド(作業量過多、それに伴う過負荷)が問題となってい
た。この問題を解決するために、応用プログラムの実行
が完了した段階で、使用済みのアソシエーションと切り
放された後も、このアソシエーションを解放せず、未使
用アソシエーションとして保持し、当該応用プログラム
が次にアソシエーションを必要とした段階で、この未使
用アソシエーションからアソシエーションを取り出し、
当該応用プログラムに割り当てる方法が考え出された。
この方法は、ISO(国際標準化機構)で標準化が行わ
れている、OSI(解放型システム相互接続用国際標準
ネットワーク・アーキテクチャ)プロコトルの一つであ
る分散トランザクション処理プロコトルの機能要素とし
て、検討が進められている。(INTAPジャーナルN
o.20参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、コンピュータと
コンピュータが一対一に接続される場合や特定の応用プ
ログラム間で使用されるアソシエーションの本数が決定
可能なシステムにおいては、確立可能なアソシエーショ
ンの最大本数を知ることが可能なため、これを保持する
アソシエーション本数として未使用アソシエーションを
管理することが可能であった。(図9参照) しかしながら、システムの分散化が進むにしたがって、
自システムに接続される相手システムの個数や、各々で
動作する応用プログラムの個数を事前に決定することが
困難になりつつある。(図10参照) そして、クライアント・サーバシステムのサーバ上で動
作する応用プログラムは、同時に接続されるクライアン
ト上の応用プログラムの個数、各々の間で使用されるア
ソシエーションの最大数を把握することは非常に困難で
ある。また、仮にサーバ・クライアント間で使用される
アソシエーションの最大数が決定できた場合でも、この
数は非常に大きな値となり、これを全て管理するための
システム資源を確保することは、システムの資源効率を
著しく低下させることになる。また、このようなシステ
ムにおいて、単純に未使用アソシエーションを再利用の
ために保持していた場合、現在保持しているアソシエー
ションによって接続される相手システムとは別の相手シ
ステムからのアソシエーション確立要求が発生した時な
ど、システム資源の不足や管理可能なアソシエーション
数のオーバーなどの要因から、未使用のアソシエーショ
ンが存在するにも関わらず、アソシエーションの確立が
不可能な状態が発生し、応用プログラムとの接続も不可
能となり、業務が実行できないという事態が発生するこ
とになる。(図11参照)
【0006】本発明は、上述した課題を解決するため
に、従来のアソシエーション管理方法によるアソシエー
ション確立処理時におけるオーバーヘッド削減機能を生
かしたまま、システム資源の不足などの問題から新たな
アソシエーション確立不可の状態が発生することをなく
し、効率の良い通信資源の使用を可能としたアソシエー
ション管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アソシエーシ
ョンと呼ばれる論理的通信路を使って、エンド・エンド
の通信を実現するとともに、確立済みでなおかつ未使用
状態のアソシエーションを保持し、アソシエーション再
利用の決定あるいは割り当てといったアソシエーション
管理機能を有する通信処理装置において、前記通信処理
装置内に設けたアソシエーション管理部の制御により、
アソシエーション管理資源の存在状況を監視し、前記通
信処理装置内に保持されている未使用アソシエーション
の中から解放可能な未使用アソシエーションを適宜選択
し、続いて、いま選択した未使用アソシエーションを解
放することで、アソシエーションの確立を可能とするこ
とを特徴とするアソシエーション管理方法である。
【0008】
【作用】本発明のアソシエーション管理方法では、一旦
確立されて、その後、未使用状態となったアソシエーシ
ョンを解放せずに、再利用に備えて保持するとともに、
この保持しているアソシエーションをあらかじめそれぞ
れのシステムごとに設定したタイミングで適宜解放する
ようにする。その結果、新規のアソシエーション確立要
求発生時には、アソシエーション確立時のオーバーヘッ
ドを軽減するとともに、アソシエーション管理資源不足
の発生を防止することになる。そして、ランダムなアソ
シエーション確立要求に対しても、迅速かつ柔軟な対応
が実現される。
【0009】
【実施例】最初に、エンド・エンドの通信とは、一対一
に接続されているコンピュータ間や、特定の応用プログ
ラム間で行われる直接通信のことである。以下、図面を
参照しながら、本発明の実施例を詳細に説明する。図1
は、本発明のアソシエーション管理方法を用いた通信処
理装置をあらわす構成図である。応用プログラム11
は、オペレータ等の操作にによりある特定の業務を実行
するプログラムであり、通信処理装置1内の通信手順部
2と接続されている。この通信手順部2は、他のシステ
ムとの通信を実行するもので、アソシエーションの確立
・解放をそれぞれ行うアソシエーション確立手段4とア
ソシエーション解放手段5、そして確立されたアソシエ
ーションを使って応用プログラム間の通信を実行するデ
ータ送受信手段3とから構成されている。また、通信処
理装置1内には、アソシエーションの管理をするアソシ
エーション管理部6が備えられている。そして、このア
ソシエーション管理部6は、後程詳細に説明する使用可
能なアソシエーション管理エレメントを、実際のアソシ
エーションに割り当てるアソシエーション割当手段7
と、確立済みの未使用アソシエーションを管理する未使
用アソシエーション管理手段8と、使用可能なアソシエ
ーションが存在しない場合に、既に確立済みの未使用ア
ソシエーションの中から解放可能なアソシエーションを
選択する解放可能アソシエーション選択手段9と、選択
された解放可能アソシエーションを解放する未使用アソ
シエーション解放手段10とから構成される。
【0010】まず、通信処理装置1におけるアソシエー
ションの管理方法を説明する。図2は、アソシエーショ
ンと通信処理装置との関係をあらわす説明図である。ア
ソシエーションは、アソシエーション管理部6内にある
三種のアソシエーション管理エレメントを用いて管理さ
れる。これらのアソシエーション管理エレメントには、
それぞれのエレメントの状態を示す特定の情報を持たせ
ておく。ただし、ここでいう特定の情報とは、アソシエ
ーションが確立済みか未確立かを識別する情報と、応用
プログラム11によって当該アソシエーションが使用さ
れているか未使用であるかを識別する情報のことをあら
わしている。また、具体的に三種類のアソシエーション
とは、以下に示すものである。 1) 既に確立済みで、なおかつ応用プログラムが通信
路として使用中のアソシエーションを管理するエレメン
ト(応用プログラム結合済)。:確立済使用中アソシエ
ーション管理エレメント(AE1) 2) 確立はされているが、応用プログラムに使用され
ていないアソシエーションを管理するエレメント。:確
立済未使用アソシエーション管理エレメント(AE2) 3) 未確立であり、当然応用プログラムにも使用され
ていないアソシエーションを管理するエレメント(応用
プログラム未結合)。:未確立未使用アソシエーション
管理エレメント(AE3)
【0011】つぎに、実際のアソシエーション管理方法
を紹介する。応用プログラム11に結合されたアソシエ
ーションは、確立済使用中アソシエーション管理エレメ
ント(AE1)に結び付けられる。そして、応用プログ
ラム11が業務処理を終了し、アソシエーションとの結
合が不要となった場合、確立済使用中アソシエーション
管理エレメント(AE1)は、未使用アソシエーション
管理手段8においてエレメントの状態を未使用状態に変
更され、確立済未使用アソシエーション管理エレメント
(AE2)となる。このようにしてできた確立済未使用
アソシエーション管理エレメント(AE2)は、未使用
状態になった順に、未使用アソシエーション・キュー
(AQ)によりキューイングされ、管理される。ここで
いうキューイングとは、未使用状態になった確立済未使
用アソシエーション管理エレメント(AE2)を鎖状に
連結して管理することをいう。後で説明するアソシエー
ションの解放まで含めると、確立済未使用アソシエーシ
ョン管理エレメント(AE2)を先入れ先出しで管理す
るということになる。
【0012】今度は、自システム内の応用プログラム1
1、あるいは相手システムからのアソシエーション確立
要求発生時における、通信処理装置1内の処理の流れに
ついて図1を用いて説明する。まず、通信処理装置1内
の通信手順部2では、外部からのアソシエーション確立
要求を受け取ると(A1)、アソシエーション確立手段
4に対してアソシエーション確立指示を発行する(A
2)。すると、この指示を受けたアソシエーション確立
手段4は、アソシエーション管理部6内のアソシエーシ
ョン割当手段7に対し、使用可能なアソシエーション管
理エレメントの割当要求を行う(A3)。これを受けた
アソシエーション割当手段7は、現在使用可能なアソシ
エーションを確保する。ただし、アソシエーション管理
部6におけるアソシエーション管理エレメントの割り当
て処理については、後述することにする。このとき、既
に確立済みで使用可能なアソシエーションが存在する場
合、未使用アソシエーション管理手段8は、アソシエー
ション割当手段7に対象のエレメントを引き渡す(A
4)。このようにして確保されたアソシエーション管理
エレメントは、アソシエーション確立手段4に送られる
(A5)。そして、アソシエーション確立手段4では、
送られてきたエレメントの状態(AE1〜AE3)を調
べ、未確立のアソシエーションであれば、アソシエーシ
ョン確立処理を実行する(A6)。
【0013】つぎは、アソシエーション管理部6におけ
るアソシエーション管理エレメントの割り当て処理の流
れについて説明する。図3は、アソシエーション割当処
理の流れをあらわすフローチャートである。まず最初
に、アソシエーション割当手段7において、割り当てる
べきアソシエーションに対応した確立済未使用アソシエ
ーション管理エレメント(AE2)が存在するかどうか
を調べる(ステップ1)。ここで、確立済未使用アソシ
エーション管理エレメント(AE2)が存在すれば、当
該エレメント(AE2)を使用中のエレメントである確
立済使用中アソシエーション管理エレメント(AE1)
に変更する(ステップ2)。逆に、当該確立済未使用ア
ソシエーション管理エレメント(AE2)が存在しない
場合には、同じくアソシエーション割当手段7にて未確
立未使用アソシエーション管理エレメント(AE3)が
存在するかどうかを調べる(ステップ3)。その結果、
未確立未使用アソシエーション管理エレメント(AE
3)が存在すれば、当該エレメント(AE3)を使用中
とする(ステップ4)。ステップ3の結果、当該エレメ
ント(AE3)が存在しなければ、アソシエーション割
当手段7の指示を受けた解放可能アソシエーション選択
手段9により、確立済未使用アソシエーション管理エレ
メント(AE2)の中から現在使われていない解放可能
なエレメントを選択し(ステップ5)、未然使用アソシ
エーション解放手段10により解放を行う(ステップ
6)。このようにステップ2、ステップ4において使用
中となったアソシエーション管理エレメントは、通信手
順部2へ返却され(ステップ7)、処理を終了する。
【0014】また、このアソシエーション管理エレメン
ト割り当て処理の場合、未確立のアソシエーション管理
エレメントが存在しなくなった時点からは、アソシエー
ションの確立時に、必ず未使用アソシエーションを解放
することになる。しかしながらこれは、アソシエーショ
ンの確立時にアソシエーションの確立と解放を同時に実
行するというオーバーヘッドが掛かることを意味し、通
信効率の低下を招くことにつながる。そこで、本発明で
は、アソシエーション管理部6内に未使用アソシエーシ
ョン解放手段10を設け、未使用状態にあるアソシエー
ションを適宜解放する処理を行うようにした。
【0015】つづいて、未使用状態にあるアソシエーシ
ョンを解放するときの処理方法の具体例を以下に説明す
る。 第一の処理方法:周期起動タイマによるアソシエーショ
ンの解放処理 これは、一定時間間隔で通知を行う周期起動タイマをア
ソシエーション管理部6に持たせ、おのおののシステム
であらかじめ設定した時間以上使用されていないアソシ
エーションを選択し、解放する方法である。図4は、周
期起動タイマを用いた場合のアソシエーション解放処理
の流れをあらわすフローチャートである。通信処理装置
1の運用が開始されると、同時に周期起動タイマが作動
する。この周期起動タイマは、あらかじめ設定した一定
時間t(周期起動タイマ値)毎にアソシエーション管理
部6に対して通知を行う。すると、通知を受けたアソシ
エーション管理部6では、未使用アソシエーション解放
手段10において未使用アソシエーションの解放処理を
開始する。未使用アソシエーション管理手段10は、周
期起動タイマからの通知を受けた時点で、一定時間以上
未使用であったアソシエーションが存在するかどうかを
判定し(ステップ11)、存在を確認したとき、当該未
使用アソシエーションの解放を行う(ステップ12)。
当然、通信処理装置1の運用中はこの動作を繰り返し行
う。
【0016】図5は、周期起動タイマを用いた場合の時
刻とアソシエーションの関係をあらわす説明図である。
つぎは、この図5を用いて、アソシエーションの状態と
アソシエーション解放処理の関係を説明する。アソシエ
ーション#1〜#5は、通信処理装置1が運用開始時点
では未確立・未使用のアソシエーションである。ここで
は、アソシエーション#1,#2が時刻1で、アソシエ
ーション#3,#4が時刻3で、それぞれ確立済・使用
中状態となり、時刻4,5,6でアソシエーション#
2,#1,#3,#4が確立済・未使用状態となった場
合を考える。この場合、時刻7で周期起動タイマ通知を
受けると、前述した図4のステップ11の判定により、
アソシエーション#2が一定時間T(ここでは、周期起
動タイマの三倍:3t)だけ未使用状態にあることか
ら、当該アソシエーション#2が解放される。同様にし
て、時刻9においてはアソシエーション#3が解放され
る。また、解放されたアソシエーションに対応するアソ
シエーション管理エレメントは、別のアソシエーション
に割り当てることも可能となる。具体例としては、時刻
8において、アソシエーション#2は時刻1で確立され
たものとは別のアソシエーションとして確立されてい
る。
【0017】第二の処理方法:限界値によるアソシエー
ションの解放処理 これは、確立済アソシエーションの本数に上限値(限界
値)を設け、確立済アソシエーションの本数がこの上限
値を越えた時点で、未使用アソシエーション解放処理が
実行され、未使用アソシエーションのうち未使用時間が
最も長いアソシエーションの一部、あるいは全てを解放
するものである。このとき、確立済アソシエーションの
本数に下限値を設けることにより、特定数以上のアソシ
エーションが解放されることがないようにガードをかけ
ておく。図6は、限界値を用いた場合のアソシエーショ
ン解放処理の流れをあらわすフローチャートである。こ
の第二の処理方法は、まず、アソシエーションの確立要
求に伴ってアソシエーション割当処理が行われる時点
で、アソシエーション割当手段7から未使用アソシエー
ション解放手段10に対してアソシエーション解放通知
が発行される。この通知を受けた未使用アソシエーショ
ン解放手段10は、現在確立済みのアソシエーション数
が、あらかじめ設定されアソシエーション管理部6にて
管理されている上限値を越えているかどうかの判定を行
う(ステップ21)。その判定の結果、上限値を越えて
いれば、前記確立済アソシエーションの中に未使用アソ
シエーションが存在するかどうかを調べる(ステップ2
2)。存在を確認した場合、それらの未使用アソシエー
ションのうち、未使用時間が最も長いアソシエーション
を選択の上、解放する(ステップ23)。そして、確立
済アソシエーションの数が、あらかじめ設定された下限
値に達するか(ステップ24)、あるいは、未使用アソ
シエーションが存在しなくなるまでステップ23の処理
を繰り返し行う。
【0018】図7は、限界値を用いた場合の時刻と確立
済アソシエーション数の関係をあらわす説明図である。
図7中のxは、同時に複数のアソシエーション確立要求
が到着している様子を表しており、yは、未使用アソシ
エーション数が確立済アソシエーション数を下限値に下
げるには十分でない様子を表している。言い換えると、
この図7は、通常の限界値による管理の様子と、あらか
じめ設定した上限値を越えた場合、すなわち同時に複数
(x)のアソシエーション確立要求が発生した場合(時
刻i)であっても、アソシエーションが確立不能となる
状態を回避することができるという様子を示している。
第二の処理方法における上限値は、アソシエーションの
確立を抑止するものではない。すなわち、未使用アソシ
エーションが存在しない場合には、通信処理装置1にお
いて定められた最大数のアソシエーションを確立するこ
とが可能なのである。
【0019】さらに、第三の処理方法として、前述した
第一の処理方法と第二の処理方法とを組み合わせること
も可能である。すなわち、周期起動タイマによるアソシ
エーション解放処理を、確立済みアソシエーション数が
第二の処理方法で示した上限値と下限値の間にある場合
に行うようにするのである。この第三の処理方法を取る
ことにより、第二の処理方法において確立済アソシエー
ション数が上限値に達した時点で、確立済アソシエーシ
ョン数を下限値まで下げるだけの未使用アソシエーショ
ンが存在しない場合であっても、下限値に達するまでア
ソシエーション解放処理が継続して実行されるようにな
る。また、確立済アソシエーション数が、下限値を下回
っているような場合には、不要な周期起動タイマによる
アソシエーション解放処理が実行されないようにするこ
とができる。
【0020】尚、ここまでに述べたアソシエーション解
放処理は、アソシエーション確立処理とは非同期に実行
されるものであり、アソシエーション確立処理時におけ
るオーバーヘッド削減機能を劣化させるものではない。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のア
ソシエーション管理方法によれば、一旦確立されて、そ
の後に未使用状態となったアソシエーションを解放せず
に再利用に備えて保持するとともに、この保持している
アソシエーションをあらかじめ設定しておいたタイミン
グで適宜解放するようにしたことによって、新規のアソ
シエーション確立要求発生時に、アソシエーション管理
資源不足の発生を未然に防止し、アソシエーション確立
時のオーバーヘッドを軽減し、ランダムなアソシエーシ
ョン確立要求に対しても、迅速でかつ柔軟な対応をする
ことができるようになった。これによって、通信処理お
よび通信資源使用の効率を向上させることができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアソシエーション管理方法を行う通信
処理装置をあらわす構成図である。
【図2】アソシエーションと通信処理装置の関係をあら
わす説明図である。
【図3】アソシエーション割当処理の流れをあらわすフ
ローチャートである。
【図4】第一の処理方法をあらわすフローチャートであ
る。
【図5】第一の処理方法をあらわす説明図である。
【図6】第二の処理方法をあらわすフローチャートであ
る。
【図7】第二の処理方法をあらわす説明図である。
【図8】従来の通信処理装置をあらわす構成図である。
【図9】自システムに接続される相手システム個数
(N)が決定可能な場合をあらわす説明図である。
【図10】自システムに接続される相手システム個数
(N)が決定不可能な場合をあらわす説明図である。
【図11】アソシエーション確立不可となる状態をあら
わす説明図である。
【符号の説明】
1 通信処理装置 2 通信手順部 4 アソシエーション確立手段 6 アソシエーション管理部 7 アソシエーション割当手段 8 未使用アソシエーション管理手段 9 解放可能アソシエーション選択手段 10 未使用アソシエーション解放手段 11 応用プログラム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アソシエーションと呼ばれる論理的通信
    路を使って、エンド・エンドの通信を実現するととも
    に、確立済みでなおかつ未使用状態のアソシエーション
    を保持し、アソシエーション再利用の決定あるいは割り
    当てといったアソシエーション管理機能を有する通信処
    理装置において、 前記通信処理装置内に設けたアソシエーション管理部に
    より、 アソシエーション管理資源の存在状況を監視し、 前記通信処理装置内に保持されている未使用アソシエー
    ションの中から解放可能なアソシエーションを適宜選択
    し、 いま選択した未使用アソシエーションを解放し、 アソシエーションの確立を可能とすることを特徴とする
    アソシエーション管理方法。
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