JP3248667B2 - 送信電力制御方法 - Google Patents

送信電力制御方法

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JP3248667B2
JP3248667B2 JP3379096A JP3379096A JP3248667B2 JP 3248667 B2 JP3248667 B2 JP 3248667B2 JP 3379096 A JP3379096 A JP 3379096A JP 3379096 A JP3379096 A JP 3379096A JP 3248667 B2 JP3248667 B2 JP 3248667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局が端末局を
収容するCDMAシステムにおける送信電力制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信方式の1つに符号分割多元接続(C
DMA)がある。CDMAは、複数のチャネルが同一の
周波数を使用し、チャネルごとに異なる拡散符号を用い
ることで多元接続を実現する方式である。基地局が複数
の端末局を収容するCDMAシステムでは他チャネルの
信号波が干渉となる。この干渉と熱雑音の影響により端
末局の受信特性は劣化するが、端末局によってその影響
の大きさは異なる。
【0003】このようなシステムでは、各端末局への送
信電力を制御して各端末局の受信品質を制御目標品質に
することで、基地局の送信電力の低減や容量増加の効果
が得られる。これは、品質過剰ユーザへの送信電力を減
らすことにより、他ユーザへの干渉を減らすことができ
るためである。
【0004】従来の送信電力制御では、基地局は、端末
局が送信した送信電力増減命令に従って、端末局ごとに
個別に、送信電力を制御する(参考文献:中野、菊池、
梅田、大野、“DS−CDMAにおける下りダイバーシ
チハンドオーバ特性”、1995年電子情報通信学会通
信ソサイエティ大会講演論文集1、平成7年9月、SB
−4−5)。この制御方法では、端末局の受信希望波対
干渉波電力比(SIR)が制御目標SIR以上なら、該
端末局は送信電力を減らす命令を送信し、基地局はこれ
により該端末局への送信電力を減らす。端末局の受信S
IRが制御目標SIR以下なら、該端末局は送信電力を
増やす命令を送信し、基地局はこれにより該端末局への
送信電力を増やす。
【0005】セルラー構成をとるCDMAシステムで
は、セル端においては他セルからの干渉が大きくなり通
信品質が劣化する。ある端末局を複数の基地局が収容
し、該端末局でこれら複数の基地局から送信された信号
を同時受信し、合成または選択することで、サイトダイ
バーシチ効果により受信品質が改善され、容量の増加を
実現できる。また、ハンドオフ時に行うことで、無瞬断
を容易に実現できる。これはソフトハンドオフと呼ばれ
ている。従来の送信電力制御では、これら複数の基地局
から送信する電力の値は等しくする(参考文献:濱辺、
吉田、“ソフトハンドオーバを用いたDS/CDMAシ
ステムの下り回線容量”、1995年電子情報通信学会
通信ソサイエティ大会講演論文集1、平成7年9月、S
B−4−3)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の送信電力制御方
法では、基地局は、端末局ごとに個別に送信電力を制御
するため、1端末局当たりの送信電力の上限を設定し
て、端末局ごとに送信電力を制限し、総送信電力が基地
局の最大送信電力を越えないようにする必要がある。し
たがって、端末局に必要な送信電力の合計が、基地局の
最大送信電力以下であっても、ある端末に必要な送信電
力がこの上限より大きい場合、送信電力が制限され品質
が劣化する。すなわち、1端末局当たりの送信電力の上
限に制限され基地局の送信能力を完全に利用できないと
いう欠点があった。
【0007】また、サイトダイバーシチ時に、送信電力
を基地局間でそろえるため、制御が複雑になるという欠
点と、初期送信電力の値とその送信タイミングを局間で
相互に通知しなければならず局間伝送量が増加するとい
う欠点があった。
【0008】さらに、受信SIRのみに基づいて送信電
力を制御するため、端末局が干渉や熱雑音を受ける環境
により、受信SIRと実際の誤り率との間に差異が生じ
ると欠点があった。
【0009】本発明は、基地局が端末局を収容するCD
MAシステムにおいて、基地局の送信能力の有効利用、
および、制御の簡易化、局間で伝送される制御信号の量
の減少、誤り率特性の向上を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の端末局を収容可能なCDMAシステムを適用した基地
局において、端末局から送信された当該端末局の受信品
質情報を含む信号から受信品質情報を抜き出し、前記抜
き出した受信品質情報に基づいて、当該基地局が収容す
る全端末局の受信品質が制御目標品質になるように当該
基地局から当該基地局が収容する全端末局への各送信電
力を一括して決定することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1において、前
記端末局から送信される当該端末局の受信品質情報は、
当該受信品質と制御目標品質との差を量子化した情報で
あることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1において、前
記基地局は、さらに、端末局から送信された当該端末局
の受信誤り率情報に応じて前記制御目標品質を変化させ
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、基地局が
端末局を収容するCDMAシステムに使用される。端末
局は、従来のように送信電力増減命令を送信するのでは
なく、受信品質を送信する。基地局は独立に、この品質
情報を用いて自分が収容している全端末局の品質が目標
品質になるように一括して送信電力を求める。
【0014】請求項2記載の発明は、基地局が端末局を
収容するCDMAシステムにおいて使用される。端末局
は、受信品質と制御目標品質との差を量子化して送信す
る。
【0015】請求項3記載の発明は、基地局が端末局を
収容するCDMAシステムにおいて使用される。送信電
力制御を行う間隔より長いある時間内の誤り率により制
御目標品質を変化させる。誤り率が下限しきい値より悪
い場合は制御目標品質を上げ、誤り率が上限しきい値よ
り良い場合は制御目標品質を下げる。
【0016】請求項1記載の発明によれば、送信電力を
端末局ごとでなく一括して決定するため、1端末局当た
りの送信電力の上限に制限されず基地局の送信能力を有
効に利用できるようになる。また、基地局が独立に送信
電力制御を行うため、基地局が複数ある場合、サイトダ
イバーシチ時に、制御を簡易化でき、さらに、局間で伝
送される制御信号の量を減少できる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、受信品質と
制御目標の差を量子化して送信するため、送信電力制御
のために端末局が送信するビット数を少なくできる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、実際の誤り
率により制御目標品質を補正できるため、誤り率特性を
向上できる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)図1は基地局が端末局を収容するCDMA
システムを示したものである。この図は、基地局1−1
が端末局1−3,1−4,1−5,1−6を収容し、基
地局1−2が端末局1−5,1−6,1−7を収容して
いる様子を示している。
【0020】図2は、基地局1−1が収容している端末
局の受信品質が該基地局において受信されるタイミング
と、該基地局が送信電力を変化させるタイミングを示
す。t1,t2,t3,t4は、それぞれ、端末局1−
3,1−4,1−5,1−6の品質情報を基地局1−1
が受信する時刻を示す。t5はt1,t2,t3,t4
において受信された品質情報に基づいて基地局1−1が
送信電力を変化させる時刻を示す。この品質情報の受信
と送信電力の変化は、周期的に行われる。
【0021】図3はi番目の基地局の送信電力の内訳を
示す。Hiはi番目の基地局の最大送信可能電力であ
る。Piはi番目の基地局の総送信電力である。Qiは
i番目の基地局において、本明細書記載の送信電力制御
方法によらずに大きさが決定され、その値で送信されて
いる電力である。
【0022】図4は基地局における本実施例に関連する
部分の構成を示す。1は端末局から送信された信号を受
信する受信部、2は受信部1で受信された各チャネルご
との信号の復調器、3は各復調器2で復調された図7に
示すような上りフレーム構成の信号から、後述のように
して受信品質情報ビットを抜き出して読み取る受信品質
情報ビット読み取り部である。4は送信電力決定部であ
って、読み取った受信品質情報に基づいて図5に示す如
き手順で各チャネルの送信電力(各チャネル間の送信電
力の配分割合)を決定し、この決定した送信電力情報を
送信電力制御部5に供給する。6は送信すべき各チャネ
ルに対応する変調器であって、伝送すべき各データを拡
散変調し、送信電力制御部5を介して送信部7に供給し
て送信する。送信電力制御部5は、各チャネル(各端末
局)が送信電力決定部4から与えられる送信電力値にな
るように変調器6からの入力の送信電力を制御し、送信
部7に供給する。
【0023】図5は図4に示す構成のi番目の基地局に
おける制御の流れを示す。ここで、nij:i番目の基地
局が推定した、j番目の端末局の熱雑音電力とi以外の
基地局からの干渉電力の和θij:i番目の基地局がj番
目の端末局に送信している電力の、(Pi−Qi)に対
する割合である。システム内の全端末局の受信品質の制
御目標値をGとする。Γiはi番目の基地局が収容する
端末局の制御目標品質である。
【0024】図5に示すように、ステップ401はnij
の初期値を与える処理、ステップ402はi番目の基地
局が収容する端末局の制御目標品質Γiにシステムの制
御目標品質Gを用いる処理、ステップ403はi番目の
基地局が収容している全端末局が制御目標品質になるた
めに必要な総送信電力Piを求める処理、ステップ40
4は総送信電力Piが最大送信可能電力Hiを越えるか
越えないかにより処理を分ける条件分岐、ステップ40
5は総送信電力Piに最大送信可能電力Hiを用いるよ
うにする処理、ステップ406は総送信電力をHiで送
信した場合に実現可能な制御目標品質Γiを求める処
理、ステップ407はi番目の基地局が収容している全
端末局への送信電力配分割合を求める処理、ステップ4
08はi番目の基地局の送信電力を変化させる処理、ス
テップ409は送信電力を変化させる時刻になったかな
らないかにより処理を分ける条件分岐、ステップ410
はi番目の基地局が収容する端末局から送信される該端
末局の受信品質の情報を該基地局が受信したかしないか
により処理を分ける条件分岐、ステップ411はステッ
プ410で受信した端末のnijを求める処理である。
【0025】ついでi番目の基地局の詳細な動作につい
て説明する。まず、i番目の基地局が収容している全端
末局のnijに初期値として0を代入する(ステップ40
1)。ついでi番目の基地局が収容する端末局の制御目
標品質Γiにシステムの制御目標品質Gを代入する(ス
テップ402)。ついでi番目の基地局が収容している
全端末局の品質をそれぞれの制御目標品質にするために
必要な総送信電力Piを
【0026】
【数1】Pi=(pg・Qi+Γi・Σnij)/(pg
−Γi・mi) により求める(ステップ403)。ここで、pgは処理
利得であり、miはi番目の基地局が収容している端末
局の数である。Σはi番目の基地局が収容している全端
末局について総和をとる。
【0027】ついでステップ403で求めたPiの値が
最大送信可能電力Hiを越えるかを判断する(ステップ
404)。PiがHiを越える場合、ステップ404の
Yesの方向に進み、PiにHiを代入して最大送信可
能電力で送信することにし(ステップ405)、この場
合に実現可能な制御目標品質Γiを
【0028】
【数2】 Γi=pg・(Pi−Qi)/(mi・Pi+Σnij) により求め(ステップ406)、ステップ407に進
む。ここで、Σはi番目の基地局が収容している全端末
局について総和をとる。ステップ403で求めたPiの
値が最大送信電力を越えない場合、ステップ407に進
む。
【0029】
【数3】θij=Γi・(Pi+nij)/(pg・(Pi
−Qi)) により収容している全端末局への送信電力の配分割合を
求め(ステップ407)、送信電力をステップ407で
求められた値にする(すなわち、送信電力を変える)
(ステップ408)。送信電力を変化させる時刻になっ
たかならないかを判断する(ステップ409)。変化時
刻になっていない場合、ステップ409のNoの方向へ
進み、i番目の基地局が収容している端末局からの受信
品質情報の受信があったかを判断する(ステップ41
0)。受信がない場合、Noの方向に進み、ステップ4
09に戻る。受信があった場合、その受信があった端末
局のnij
【0030】
【数4】nij=MAX[(pg・θij・(Pi−Qi)
/γj)−Pi,0] により求め(ステップ411)、ステップ409に戻
る。ここで、MAX[a,b]はaとbのうち大きい方
を与える関数であり、γjはj番目の端末局から報告さ
れた受信品質(受信希望波電力対総受信電力比)であ
る。
【0031】図6は端末局における本実施例に関連する
部分の構成を示す。11は基地局から送信された信号を
受信する受信部、12は受信部11で受信された信号か
ら受信品質(受信希望波電力対総受信電力比)を測定す
る受信品質測定部、13は受信品質測定部12によって
測定された受信品質とあらかじめ設定してある制御目標
品質Gとの差を量子化し、これを受信品質情報ビットと
して出力する受信品質情報ビット生成部、14は受信品
質情報ビット生成部13からの受信品質情報ビットを、
図7に示すように一定の送信電力制御周期でデータの間
に配置した上りフレームを生成するフレーム生成部であ
る。フレーム生成部14によって生成されたフレーム構
成の信号は変調器15で拡散変調され、送信部16から
送信する。なお、端末局が受信品質を基地局に報告する
には多くの量子化ビットを必要とする。本実施例では、
端末局は受信品質と制御目標品質Gとの差を量子化して
送信し、基地局はこの差と制御目標Gから受信品質を得
る。こうすることで伝送ビット数を減らすことができ
る。また、サイトダイバーシチ中の端末局は、合成後の
受信希望波電力対総受信電力比と、制御目標品質Gとの
差を送信する。該端末局を収容している各基地局は該端
末局への送信電力を独立に決定する。ステップ409で
送信電力を変化させる時刻になっていた場合は、ステッ
プ402に戻る。
【0032】(実施例2)実施例1は周期的に送信電力
制御を行うシステムであったが、実施例2は端末局から
受信品質が報告された時点で送信電力制御を行うシステ
ムである。図8は基地局が端末局を収容するCDMAシ
ステムを示したものである。この図は、基地局5−1が
端末局5−3,5−4,5−5を収容し、基地局5−2
が端末局5−6を収容している様子を示している。
【0033】図9は、基地局5−1が収容している端末
局の受信品質が該基地局において受信されるタイミング
と、該基地局が送信電力を変化させるタイミングを示
す。t1は端末局5−3の品質情報を基地局5−1が受
信する時刻を示す。t3は端末局5−4の品質情報を基
地局5−1が受信する時刻を示す。t5は端末局5−5
の品質情報を基地局5−1が受信する時刻を示す。t2
はt1で受信された品質情報に基づいて基地局5−1が
送信電力を変化させる時刻を示す。t4はt3で受信さ
れた品質情報に基づいて基地局5−1が送信電力を変化
させる時刻を示す。t6はt5で受信された品質情報に
基づいて基地局5−1が送信電力を変化させる時刻を示
す。
【0034】図10はi番目の基地局の送信電力の内訳
を示す。Hiはi番目の基地局の最大送信可能電力であ
る。Piはi番目の基地局の総送信電力である。Qiは
i番目の基地局において一定値で送信されている電力で
ある。
【0035】図11は基地局における本実施例および実
施例3に共通に関連する部分の構成を示す。実施例1と
異なる構成は、次の通りであって、他は実施例1と同様
であるので、実施例1におけると同じ番号を付して、説
明は省略する。2Aは復調器であって、受信部1で受信
された各端末局ごとの図13に示すようなフレーム構成
の受信品質情報ビットを有する信号とデータ信号を復調
する(1端末局で2チャネル使用するため、復調器は収
容可能端末局数の2倍必要である)。送信電力決定部4
Aは、収容端末局から受信品質情報が到達するごとに、
各復調器2Aの内で受信品質情報ビットを有する信号を
復調するためのものから受信品質情報ビットを得(すな
わち、本実施例では、実施例1のように、データと受信
品質情報ビットを同一チャネルで時分割で送信するわけ
ではないので、データと受信品質情報ビットを分けるた
めの情報ビット読み取り部は必要が無い)、得られた受
信品質情報に基づいて図14に示す如き手順で各端末局
の送信電力(各端末局間の送信電力の配分割合)を決定
し、この決定した送信電力情報を送信電力制御部5に供
給する。
【0036】図12は端末局における本実施例に関連す
る部分の構成を示す。実施例1と異なる構成は次の通り
であって、他は実施例1と同様であるので、実施例1に
おけると同じ番号を付して、説明は省略する。12Aは
受信部11で受信された信号から受信品質(受信希望波
対干渉波電力比)を測定する受信品質測定部、15Aは
受信品質情報ビット生成部13からの受信品質情報ビッ
トを拡散変調する第1の変調器であり、15Bは伝送す
べきデータを拡散変調する第2の変調器であって、両変
調器の出力は送信部16に供給される。端末局が受信品
質情報ビットを送信するのは、端末局が必要と判断した
時だけであり、周期的に送信されるわけではない。
【0037】図14は図11に示す構成のi番目の基地
局における制御の流れを示す。ここで、 nij:i番目の基地局が推定した、j番目の端末局の熱
雑音電力とi以外の基地局からの干渉電力の和 θij:i番目の基地局がj番目の端末局に送信している
電力の、(Pi−Qi)に対する割合 である。システム内の全端末局の受信品質の制御目標値
をGとする。Γiはi番目の基地局が収容する端末局の
制御目標品質である。
【0038】ステップ801はnijの初期値を与える処
理、ステップ802はi番目の基地局が収容する端末局
の制御目標品質Γiにシステムの制御目標品質Gを用い
る処理、ステップ803はi番目の基地局が収容してい
る全端末局が制御目標品質になるために必要な総送信電
力Piを求める処理、ステップ804は総送信電力Pi
が最大送信可能電力Hiを越えるか越えないかにより処
理を分ける条件分岐、ステップ805は総送信電力Pi
に最大送信可能電力Hiを用いるようにする処理、ステ
ップ806は総送信電力をHiで送信した場合に実現可
能な制御目標品質Γiを求める処理、ステップ807は
i番目の基地局が収容している全端末局への送信電力配
分割合を求める処理、ステップ808はi番目の基地局
の送信電力を変化させる処理、ステップ809はi番目
の基地局が収容する端末局から送信される該端末局の受
信品質の情報を該基地局が受信したかしないかにより処
理を分ける条件分岐、ステップ810はステップ809
で受信した端末局のnijを求める処理である。
【0039】i番目の基地局の動作について説明する。
i番目の基地局が収容している全端末局のnijに初期値
として0を代入する(ステップ801)。i番目の基地
局が収容する端末局の制御目標品質Γiにシステムの制
御目標品質Gを代入する(ステップ802)。i番目の
基地局が収容している全端末局の品質をそれぞれの制御
目標品質にするために必要な総送信電力Piを
【0040】
【数5】Pi=((pg+Γi)・Qi+Γi・Σ
ij)/(pg−Γi・(mi−1)) により求める(ステップ803)。ここで、pgは処理
利得であり、Σはi番目の基地局が収容している全端末
局について総和をとる。
【0041】ステップ803で求めたPiの値が最大送
信可能電力Hiを越えるかを判断する(ステップ80
4)。PiがHiを越える場合、ステップ804のYe
sの方向に進み、PiにHiを代入して最大送信可能電
力で送信することにし(ステップ805)、この場合に
実現可能な基準制御目標品質Γiを
【0042】
【数6】Γi=pg・(Pi−Qi)/((mi−1)
・Pi+Qi+Σnij) により求め(ステップ806)、ステップ807に進
む。ここで、Σはi番目の基地局が収容している全端末
局について総和をとる。ステップ803で求めたPiの
値が最大送信電力を越えない場合、ステップ807に進
む。
【0043】
【数7】θij=Γi・(Pi+nij)/((pg+Γ
i)・(Pi−Qi)) により収容している全端末局への送信電力の配分割合を
求め(ステップ807)、送信電力をステップ807で
求められた値にし(ステップ808)、i番目の基地局
に収容している端末局からの受信品質情報の受信があっ
たかを判断する(ステップ809)。受信がない場合、
Noの方向に進み、ステップ809に戻る。受信があっ
た場合、その受信があった端末局のnij
【0044】
【数8】nij=MAX[((1+pg/γi)・θij
(Pi−Qi))−Pi,0] により求め(ステップ810)、ステップ802に戻
る。ここで、γjは、j番目の端末局が受信品質(受信
希望波対干渉波電力比)と制御目標品質Gとの差を量子
化して送信し、この量子化された差と制御目標品質Gに
基づいて基地局が求めるj番目の端末局の受信品質であ
る。また、MAX[a,b]はaとbのうち大きい方を
与える関数である。
【0045】(実施例3)図15は基地局が端末局を収
容するCDMAシステムを示したものである。この図
は、基地局9−1が端末局9−3,9−4,9−5を収
容し、基地局9−2が端末局9−6,9−7を収容して
いる様子を示している。
【0046】図16は、基地局9−1が収容している端
末局の受信品質が該基地局において受信されるタイミン
グと、該基地局が送信電力を変化させるタイミングを示
す。t1,t2,t3は、それぞれ、端末局9−3,9
−4,9−5の品質情報を基地局9−1が受信する時刻
を示す。t4はt1,t2,t3において受信された品
質情報に基づいて基地局9−1が送信電力を変化させる
時刻を示す。この品質情報の受信と送信電力の変化は、
周期的に行われる。
【0047】図17はi番目の基地局の送信電力の内訳
を示す。Hiはi番目の基地局の最大送信可能電力であ
る。Piはi番目の基地局の総送信電力である。Qiは
i番目の基地局において一定値で送信されている電力で
ある。
【0048】図18は端末局における本実施例の関連す
る部分の構成を示す。11は基地局から送信された信号
を受信する受信部、12は受信部11で受信された信号
から受信品質(受信希望波電力対総受信電力比)を測定
する受信品質測定部、13Aは受信品質測定部12によ
って測定された受信品質を量子化し、これを受信品質情
報ビットとして出力する受信品質情報ビット生成部、1
7は受信部11で受信された信号を復調し情報ビットを
求める復調部、18は復調部17で得られた情報ビット
の誤り率を求める誤り率測定部、19は誤り率の大きさ
に応じてχjを変更させるコマンドを発生するχj変更
コマンド発生部、14Aは受信品質情報ビット生成部1
3Aから供給されるビットとχj変更コマンド発生部1
9から供給されるコマンドを図19に示すフレーム構成
にするフレーム生成部である。15Dはフレーム生成部
14Aで生成されたフレームを拡散変調する第1の変調
器であり、15Bはデータを拡散変調する第2の変調器
であって、両変調器の出力は送信部16に供給される。
【0049】図20は図11に示す構成のi番目の基地
局における制御の流れを示す。ここで、 nij:i番目の基地局が推定した、j番目の端末局の熱
雑音電力とi以外の基地局からの干渉電力の和 θij:i番目の基地局がj番目の端末局に送信している
電力の、(Pi−Qi)に対する割合 である。j番目の端末局の品質の制御目標品質をχj・
Gとする。χjは所要品質によって端末局ごとに異なる
定数であり、Gはシステムの基準制御目標品質である。
VOXの非送信時のように送信しない場合は、χjは0
となる。Γiはi番目の基地局の基準制御目標品質であ
る。
【0050】ステップ1201はnijの初期値を与える
処理、ステップ1202はi番目の基地局の基準制御目
標品質Γiにシステムの基準制御目標品質Gを用いる処
理、ステップ1203はi番目の基地局が収容している
全端末局が制御目標品質になるために必要な総送信電力
Piを求める処理、ステップ1204は総送信電力Pi
が最大送信可能電力Hiを越えるか越えないかにより処
理を分ける条件分岐、ステップ1205は総送信電力P
iに最大送信可能電力Hiを用いるようにする処理、ス
テップ1206は総送信電力をHiで送信した場合に実
現可能な基準制御目標品質Γiを求める処理、ステップ
1207はi番目の基地局が収容している全端末局への
送信電力配分割合を求める処理、ステップ1208はi
番目の基地局の送信電力を変化させる処理、ステップ1
209は送信電力を変化させる時刻になったかならない
かにより処理を分ける条件分岐、ステップ1210はi
番目の基地局が収容する端末局から送信される該端末局
のχj変更コマンドを該基地局が受信したかしないかに
より処理を分ける条件分岐、ステップ1211はステッ
プ1210で受信した端末局のχj変更コマンドにより
χjを変化させる処理、ステップ1212はi番目の基
地局が収容する端末局から送信される該端末局の受信品
質の情報を該基地局が受信したかしないかにより処理を
分ける条件分岐、ステップ1213はステップ1212
で受信した端末局のnijを求める処理である。
【0051】i番目の基地局の動作について説明する。
i番目の基地局が収容している全端末局のnijに初期値
として0を代入する(ステップ1201)。i番目の基
地局の基準制御目標品質Γiにシステムの基準制御目標
品質Gを代入する(ステップ1202)。i番目の基地
局が収容している全端末の品質をそれぞれの制御目標品
質にするために必要な総送信電力Piを
【0052】
【数9】Pi=(pg・Qi+Γi・Σ(χj・
ij))/(pg−Γi・Σχj) により求める(ステップ1203)。ここで、pgは処
理利得であり、Σはi番目の基地局が収容している全端
末局について総和をとる。
【0053】ステップ1203で求めたPiの値が最大
送信可能電力Hiを越えるかを判断する(ステップ12
04)。PiがHiを越える場合、ステップ1204の
Yesの方向に進み、PiにHiを代入して最大送信可
能電力で送信することにし(ステップ1205)、この
場合に実現可能な基準制御目標品質Γiを
【0054】
【数10】Γi=pg・(Pi−Qi)/(Pi・Σχ
j+Σ(χj・nij)) により求め(ステップ1206)、ステップ1207に
進む。ここで、Σはi番目の基地局が収容している全端
末局について総和をとる。ステップ1203で求めたP
iの値が最大送信電力を越えない場合、ステップ120
7に進む。
【0055】
【数11】θij=χj・Γi・(Pi+nij)/(pg
・(Pi−Qi)) により収容している全端末局への送信電力の配分割合を
求め(ステップ1207)、送信電力をステップ120
7で求められた値にし(ステップ1208)、送信電力
を変化させる時刻になったかならないかを判断する(ス
テップ1209)。変化時刻になっていない場合、ステ
ップ1209のNoの方向へ進み、i番目の基地局が収
容している端末局からのχj変更コマンドの受信があっ
たかを判断する(ステップ1210)。
【0056】ステップ1210で受信がない場合、No
の方向に進み、i番目の基地局が収容している端末局か
らの受信品質情報の受信があったかを判断する(ステッ
プ1212)。ステップ1212で受信がない場合、N
oの方向に進み、ステップ1209に戻る。ステップ1
212で受信があった場合、その受信があった端末局の
ij
【0057】
【数12】nij=MAX[(pg・θij・(Pi−Q
i)/γj)−Pi,0] により求め(ステップ1213)、ステップ1209に
戻る。ここで、γjは、j番目の端末局が受信品質(受
信希望波電力対総受信電力比)を量子化して送信し、基
地局がこれに基づいて求めたj番目の端末局の受信品質
である。また、MAX[a,b]はaとbのうち大きい
方を与える関数である。ステップ1210で受信があっ
た場合、その受信があった端末局のχjを変化させ(ス
テップ1211)、ステップ1209に戻る。ステップ
1209で送信電力を変化させる時刻になっていた場合
は、ステップ1202に戻る。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、送信電力
を端末局ごとでなく一括して決定するため、1端末局当
たりの送信電力の上限に制限されず基地局の送信能力を
有効に利用できるようになるという効果がある。また、
基地局が独立に送信電力制御を行うため、基地局が複数
ある場合、サイトダイバーシチ時に、制御を簡易化で
き、さらに、局間で伝送される制御信号の量を減少でき
るという効果がある。
【0059】請求項2記載の発明によれば、受信品質と
制御目標の差を量子化して送信するため、送信電力制御
のために端末局が送信するビット数を少なくできるとい
う効果がある。
【0060】請求項3記載の発明によれば、実際の誤り
率により制御目標品質を補正できるため、誤り率特性を
向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における無線システムの概念図であ
る。
【図2】実施例1における基地局の受信タイミングと送
信電力を変化させるタイミングを示す図である。
【図3】実施例1における送信電力の内訳を示す図であ
る。
【図4】実施例1における基地局の構成を示す図であ
る。
【図5】実施例1におけるフローチャートである。
【図6】実施例1における端末局の構成を示す図であ
る。
【図7】実施例1における上りフレーム構成を示す図で
ある。
【図8】実施例2における無線システムの概念図であ
る。
【図9】実施例2における基地局の受信タイミングと送
信電力を変化させるタイミングを示す図である。
【図10】実施例2における送信電力の内訳を示す図で
ある。
【図11】実施例2,3における基地局の構成を示す図
である。
【図12】実施例2における端末局の構成を示す図であ
る。
【図13】実施例2における上りフレーム構成を示す図
である。
【図14】実施例2におけるフローチャートである。
【図15】実施例3における無線システムの概念図であ
る。
【図16】実施例3における基地局の受信タイミングと
送信電力を変化させるタイミングを示す図である。
【図17】実施例3における送信電力の内訳を示す図で
ある。
【図18】実施例3における端末局の構成を示す図であ
る。
【図19】実施例3における上りフレーム構成を示す図
である。
【図20】実施例3におけるフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信部 1−1〜1−2 基地局 1−3〜1−7 端末局 2 復調器 3 受信品質情報ビット読み取り部 4 送信電力決定部 5 送信電力制御部 5−1〜5−2 基地局 5−3〜5−6 端末局 6 変調器 7 送信部 9−1〜9−2 基地局 9−3〜9−7 端末局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 文幸 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−36801(JP,A) 特開 平7−38496(JP,A) 特開 平5−244056(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/04 H04B 7/24 - 7/26 H04J 13/00 - 13/06 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末局を収容可能なCDMAシス
    テムを適用した基地局において、端末局から送信された
    当該端末局の受信品質情報を含む信号から受信品質情報
    を抜き出し、前記抜き出した受信品質情報に基づいて、
    当該基地局が収容する全端末局の受信品質が制御目標品
    質になるように当該基地局から当該基地局が収容する全
    端末局への各送信電力を一括して決定することを特徴と
    する送信電力制御方法。
  2. 【請求項2】 前記端末局から送信される当該端末局の
    受信品質情報は、当該受信品質と制御目標品質との差を
    量子化した情報であることを特徴とする請求項1記載の
    送信電力制御方法。
  3. 【請求項3】 前記基地局は、さらに、端末局から送信
    された当該端末局の受信誤り率情報に応じて前記制御目
    標品質を変化させることを特徴とする請求項1記載の送
    信電力制御方法。
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