JP3247442U - 歩行害虫の捕虫器、歩行害虫の捕獲部 - Google Patents

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Abstract

【課題】トコジラミを捕獲する歩行害虫の捕虫器を提供する。【解決手段】歩行害虫の捕虫器1は、発熱部と、二酸化炭素発生部と、を有している虫誘引部2と、虫誘引部を囲うように配されて、誘引される歩行害虫を捕獲する歩行害虫の捕獲部3と、を備えており、捕獲部は、粘着シートと、当該粘着シートの上側を間隙を開けて覆うカバーと、を備えており、カバーは、虫誘引部から見て、粘着シートの粘着面より遠位の位置までを覆う部分を有しており、当該部分の端には、下方に伸びており、歩行害虫を粘着シートの粘着面へと導く1又は複数の開口部を有する側部が設けられている。当該構成を採用することによって、人の体温、吐息に含まれる二酸化炭素を目当てに寄ってくる歩行害虫の内、陰に成っている場所を好む性質のトコジラミ等の害虫を効率よく捕獲することができる。【選択図】図4

Description

本考案は、歩行害虫の捕虫器、特に、人の体温、吐息に含まれる二酸化炭素を目当てに寄ってくるトコジラミ等の歩行害虫の捕虫器に関する。
従来の捕虫器は、蚊等の飛翔害虫を捕えるためのものが多く、近年問題となってきているトコジラミに関しては、捕獲できない。例えば特許文献1には、トコジラミがいるであろう物品を大きな容器に収納して駆除するタイプの装置が提案されている。
特開2015-167486号公報
上記特許文献1に開示されている装置では、トコジラミが部屋に潜んでいる場合に、その部屋全体を覆う設備を要し、非現実的である。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、部屋に潜んでいるトコジラミをおびき寄せて捕える歩行害虫の捕虫器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案に係る歩行害虫の捕虫器は、熱を発する発熱部と、二酸化炭素を発生する二酸化炭素発生部と、を有している虫誘引部と、前記虫誘引部を囲うように配されて、前記虫誘引部へと誘引される歩行害虫を捕獲する歩行害虫の捕獲部と、を備えており、前記捕獲部は、歩行害虫を捕獲する粘着面を有している粘着シートと、当該粘着シートの上側を間隙を開けて覆うカバーと、を備えており、前記カバーは、前記虫誘引部から見て、粘着シートの粘着面より遠位の位置までを覆う部分を有しており、当該部分の端には、下方に伸びており、歩行害虫を粘着シートの粘着面へと導く1又は複数の開口部を有する側部が設けられている、ことを特徴とする。
前記カバーは、前記虫誘引部寄りの位置において、粘着シートの上側に間隙を開けて位置する縁を有しており、当該カバーの上側に登った歩行害虫がカバーの前記縁を介して裏側へと回った際に粘着シートへと滑り落とす、高滑性の面を当該カバーの裏面に有していることが好ましい。
また、本考案に係る歩行害虫の捕獲部は、熱を発する発熱部と、二酸化炭素を発生する二酸化炭素発生部と、を有している虫誘引部を中心に配置して使用され、前記虫誘引部へと誘引される歩行害虫を捕獲する歩行害虫の捕獲部であって、歩行害虫を捕獲する粘着面を有している粘着シートと、当該粘着シートの上側を間隙を開けて覆うカバーと、を備えており、前記カバーは、前記虫誘引部から見て、粘着シートの粘着面より遠位の位置までを覆う部分を有しており、当該部分の端には、下方に伸びており、歩行害虫を粘着シートの粘着面へと導く1又は複数の開口部を有する側部が設けられている、ことを特徴とする。
本考案に係る歩行害虫の捕虫器によれば、人の体温、吐息に含まれる二酸化炭素を目当てに寄ってくる歩行害虫の内、陰に成っている場所を好む性質のトコジラミ等の害虫を効率よく捕獲することができる。
本考案の一実施の形態に係る歩行害虫の捕虫器の構成を示す。 害虫を捕獲する捕獲部の構成及び組み立て方を示す。 同捕獲部の完成図を示す。 歩行害虫の捕虫器で実際にトコジラミが捕獲された際の様子を図説する。
本考案の一実施の形態に係る歩行害虫の捕虫器は、熱を発する発熱部と、二酸化炭素を発生する二酸化炭素発生部と、を有している虫誘引部と、前記虫誘引部を囲うように配されて、前記虫誘引部へと誘引される歩行害虫を捕獲する歩行害虫の捕獲部と、を備えている。捕獲部は、歩行害虫を捕獲する粘着面を有している粘着シートと、当該粘着シートの上側を間隙を開けて覆うカバーと、を備えており、前記カバーは、前記虫誘引部から見て、粘着シートの粘着面より遠位の位置までを覆う部分を有しており、当該部分の端には、下方に伸びており、歩行害虫を粘着シートの粘着面へと導く1又は複数の開口部を有する側部が設けられている、ことを特徴とする。当該構成を採用することによって、人の体温、吐息に含まれる二酸化炭素を目当てに寄ってくる害虫であって、陰に成っている場所を好む性質のトコジラミ等の害虫を効率よく捕獲することができる。
節足動物の内、害虫に分類されるトコジラミはカメムシ類の昆虫、ダニはクモに類する節足動物、ノミは昆虫に分類されるが、人の体温、吐息に含まれる二酸化炭素をめがけて寄ってくるという点で共通する。
実験の結果、トコジラミは、電源コンセントの差し込み口内部、日陰となっている場所に潜む習性がある事が分かった。本考案は、歩行害虫の内、特にトコジラミ、それと類する習性のある歩行害虫を効率よく捕獲することのできる捕虫器を提供する。
図1は、実施の形態1に係る歩行害虫の捕虫器1の構成を示す図である。捕虫器1は、虫誘引部2と、歩行害虫の捕獲部3とで構成されている。虫誘引部2は、底面に4つの脚2a、2b、2c、2dを有しており、それぞれが歩行害虫の捕獲部3上に載置された状態で使用される。
本実施形態では、「飛翔害虫の捕虫器」を、発熱部及び二酸化炭素発生部を有する「虫誘引部2」として利用する歩行害虫の捕虫器1を開示している。
虫誘引部2は、熱を発する発熱部2eと、二酸化炭素を発生する二酸化炭素発生部2fと、を有している。本実施形態において、虫誘引部2は、「飛翔害虫の捕虫器」で、中空の円筒状の本体2gの前部に開口2hを有しており、発熱部2eとして、飛翔害虫の誘因光を発する蛍光灯の発光部を備え、二酸化炭素発生部2fとして、光触媒部を備えている。中空の円筒状の本体2gの底面には、二酸化炭素発生部2fで生じた、空気よりも重い二酸化炭素を、歩行害虫の捕獲部3へと降下させるための排気孔2iを有している。
図2は、歩行害虫の捕獲部3の構成、及び、その組み立て方を示す。図3は、歩行害虫の捕獲部3の斜視図を示す。
歩行害虫の捕獲部3は、歩行害虫を捕獲する粘着面3bを有している粘着シート3aと、粘着シート3aの上側を間隙を開けて覆うカバー3cと、を備えている。図2は、粘着シート3aの構成と、カバー3cの端の部分及び裏面側の部分の構成とを分かり易く示している。粘着シート3aは矩形の紙製である。粘着シート3aの内、捕虫用の粘着糊の塗布されている粘着面3bを網掛け表示する。図示するように、図中前後の縁の部分に粘着糊の無い箇所4a、4bを設けてある。この部分は、カバー3cの側部に設けられている開口から、トコジラミなどの歩行害虫が警戒心なく入ってくるようにするための仕掛けの1つである。
カバー3cは、粘着シート3aが浮いて、トコジラミが粘着シート3aの下側に入り込むのを防ぐため、錘となる程度の重量のあるもの、例えば金属製のものを採用する。カバー3cの前後端、両側端には、下方に伸びており、歩行害虫を粘着シート3aの粘着面3bへと導く1又は複数の開口部3hを有する側部3d、3e、3f、3gが設けられている。カバー3cは、粘着シート3aのサイズより僅かに小さく、側部3d、3eは、粘着シート3a上の粘着糊の無い箇所4a、4bの上に載せ、側部3f、3gは、粘着シート3a上の粘着糊の塗布されている端の部分4c、4dに載せる(図3を参照)。
また、カバー3cの裏面には、ロの字状の領域について網掛け表示するように、高滑性の面を有する部材、例えばステンレス製の部材3iが設けられている。カバー3cは、虫誘引部2寄りの位置、4つの脚2a、2b、2c、2dを置く場所に、粘着シート3aの上側に隙間を開けて位置する4つの円形の開口3j、3k、3l、3mを有している。また、カバー3cの中央には虫誘引部2で発生した二酸化炭素を粘着シート3a上へと導く孔3nが開けられている。高滑性の面を有する部材3iは、カバー3cの上側に登った歩行害虫が4つの開口3j、3k、3l、3mの縁を介してカバー3cの裏側へと回った際に、当該歩行害虫を粘着シート3aへと滑り落とす作用を持つ(図4を参照)。
図4は、歩行害虫の捕虫器1で実際にトコジラミが捕獲された際の様子を図示する。
本願出願人は、高滑性の内面を有する比較的大きなステンレス槽の中に本願に係る歩行害虫の捕虫器1とトコジラミとを入れて観察を行った。この観察で、人の体温、吐息に含まれる二酸化炭素を目当てに寄ってくる歩行害虫の内、トコジラミは陰に成っている薄暗い処へ潜り込む習性がある事を確認した。また、高滑性の面(平滑面)を有するステンレスの壁面は登れない、という事実を確認した。
図4の右側には、歩行害虫の捕虫器1の斜視図を示し、左側には点線で囲んで示す領域10の部分拡大図を示す。部分拡大図に示すように、トコジラミ20は、カバー3cに設けてある開口部3hを介して、粘着シート3aの陰に成っている部分へと進み、粘着糊の塗布されている粘着面3bで捕獲されていた。また、トコジラミ21は、カバー3cの上へと登り、虫誘引部2に近づき、その後、縁からカバー3cの裏側へと回った際に、高滑性の面(平滑面)となっている裏面の部分で粘着シート3a上に落ち、粘着面3bに捕獲されていた。以上の事実は、トコジラミの捕獲位置から判明した。
以上が、本願に係る歩行害虫の捕虫器1の効果の実証実験で分かったトコジラミの捕獲パターンである。
説明した本実施形態の歩行害虫の捕虫器1は、上記構成に限らず、考案の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、カバー3cの高滑性の裏面は、本実施形態では比重の高いステンレスを使用したが、これに限定されず、例えば、高滑性の面を有しているガラス等でも使用可能である。また、歩行害虫の捕獲部3の形状は、矩形に限らず、円形などでも良い。
本考案の歩行害虫の捕虫器1は、ホテルの部屋、住居の室内、工場内部、だけでなく、倉庫、住居の床下、等でも使用可能である。
1 歩行害虫の捕虫器
2 虫誘引部
3 歩行害虫の捕獲部

Claims (3)

  1. 熱を発する発熱部と、二酸化炭素を発生する二酸化炭素発生部と、を有している虫誘引部と、前記虫誘引部を囲うように配されて、前記虫誘引部へと誘引される歩行害虫を捕獲する歩行害虫の捕獲部と、を備えており、
    前記捕獲部は、歩行害虫を捕獲する粘着面を有している粘着シートと、当該粘着シートの上側を間隙を開けて覆うカバーと、を備えており、
    前記カバーは、前記虫誘引部から見て、粘着シートの粘着面より遠位の位置までを覆う部分を有しており、当該部分の端には、下方に伸びており、歩行害虫を粘着シートの粘着面へと導く1又は複数の開口部を有する側部が設けられている、
    ことを特徴とする歩行害虫の捕虫器。
  2. 前記カバーは、前記虫誘引部寄りの位置において、粘着シートの上側に間隙を開けて位置する縁を有しており、当該カバーの上側に登った歩行害虫がカバーの前記縁を介して裏側へと回った際に粘着シートへと滑り落とす、高滑性の面を当該カバーの裏面に有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の歩行害虫の捕虫器。
  3. 熱を発する発熱部と、二酸化炭素を発生する二酸化炭素発生部と、を有している虫誘引部を中心に配置して使用され、前記虫誘引部へと誘引される歩行害虫を捕獲する歩行害虫の捕獲部であって、
    歩行害虫を捕獲する粘着面を有している粘着シートと、当該粘着シートの上側を間隙を開けて覆うカバーと、を備えており、
    前記カバーは、前記虫誘引部から見て、粘着シートの粘着面より遠位の位置までを覆う部分を有しており、当該部分の端には、下方に伸びており、歩行害虫を粘着シートの粘着面へと導く1又は複数の開口部を有する側部が設けられている、
    ことを特徴とする歩行害虫の捕獲部。

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