JP3247343U - インバータの取付位置決め機構 - Google Patents

Abstract

【課題】インバータの取付位置機構を提供する。
【解決手段】インバータの取付位置決め機構であって、３軸調整機構と固定具を含み、３軸調整機構は、取付具１を介して制御キャビネット内のキャビティ天井壁に着脱可能に取り付けられ、固定具は、少なくとも一対の対称に設けられたＬ型板５１を含み、３軸調整機構によって一対の対称なＬ型板がＸ、Ｙ、Ｚ方向に移動し、一対の対称なＬ型板の間隔を調整する。
【選択図】図１

Description

本実用新案はインバータの取付位置決め機構に関し、インバータ取付技術分野に属する。

従来の技術

インバータは主に整流交流変直流、フィルタ、インバータ直流変交流、ブレーキユニット
、駆動ユニット、検出ユニットのマイクロ処理ユニットなどから構成され、インバータは
内部ＩＧＢＴのオフによって出力電源の電圧と周波数を調整し、モータの実際の必要に応
じて必要な電源電圧を提供し、さらに省エネ、速度調整の目的を達成し、また、インバー
タには過電流、過電圧、過負荷保護など多くの保護機能がある。工業の自動化の程度が高
まるにつれて、インバータも非常に広く応用されている。
インバータは通常制御キャビネットの内部に設置され、制御キャビネット内の空間が限ら
れているため、垂直設置を満たすと同時に、インバータは制御キャビネット内の他の部品
との最小間隔が３００ｍｍを下回ってはならないため、インバータを設置する際の操作空
間は非常に限られており、従業員が狭い隙間に手を入れてインバータを位置決めし、位置
決めボルトを用いてインバータを固定する必要があるため、設置の難易度が増している。

本実用新案の目的は、上記背景技術で提案された問題点を解決するために、インバータの
取付位置決め機構を提供することにある。
本実用新案の技術案は以下の通りである：
インバータの取付位置決め機構は、以下を含む：
３軸調整機構、３軸調整機構は、取付具を介して制御キャビネット内のキャビティ天井壁
に着脱可能に取り付けられる、
固定具であって、固定具は少なくとも１対の対称に配置されたＬ型板を含み、３軸調整機
構によって１対の対称なＬ型板がＸ、Ｙ、Ｚ方向に移動し、１対の対称なＬ型板の間の間
隔を調整する。
好ましくは、吸着アタッチメントは磁石を用いる。
好ましくは、Ｌ字状プレートの横方向端部、縦方向端部内側には滑り止めマットが設けら
れている。
好ましくは、３軸調整機構は、横方向レール、縦方向レール、縦方向レール及びストッパ
を含む、
横方向レールは取付具を通じて制御キャビネットのキャビティ頂壁に取り付けられ、縦方
向レールは横方向レールでＸ軸方向の位置決めスライドを行うことができ、縦方向レール
は縦方向レールでＹ軸方向の位置決めスライドを行うことができ、ストッパは縦方向レー
ルでＺ軸方向の位置決めスライドを行うことができる、
固定具はストッパに取り付けられている。
好ましくは、ストッパは、垂直レールをＺ軸方向にスライドさせる第３のスライダを含み
、第３のスライダにはダイヤルがヒンジされ、ダイヤルには位置限定なタブが設けられ、
第１の弾性部材を含み、第１の弾性部材の弾性力がダイヤル上の規制部材を垂直レール表
面に接触させる。
好ましくは、一対の対称なＬ型プレートのうち、一方のＬ型プレートの横方向端にはガイ
ド溝が開放され、他方のＬ型プレートの横方向端にはその長手方向に沿ってガイド棒が延
設され、ガイド棒はガイド溝と摺動嵌合する。
好ましくは、ガイドロッドとガイド溝内側壁との間には第２の弾性部材が接続されている
。
本実用新案は次のような有益な効果を有する：
３軸調整機構を通じてインバータの上、下、前、後、左、右の位置を調整でき、制御盤内
の他の部品との接触を回避し、インバータを制御盤内の有効空間の中心に固定することを
実現し、それによって他の部品との距離を最大限に増加させ、かつ制御盤内の放熱効果に
影響を与えない、４つのＬ字板の間の持ち上げとクランプによって、インバータを強固に
固定することができ、取り付け難易度を減少し、実用性が高い。

本実用新案の第１方向立体構造の模式図である。 本実用新案の第２方向立体構造の模式図である。 図２の部分Ａ拡大構造の概略図である。 本実用新案固定具の構造概略図である。

図中の符号は、
１、付属品を吸引する、３、垂直レール、４、ストッパ、５、固定具６、滑り止めマット
、
２１、横方向スライドレール、２２、第１スライダ、２３、縦方向スライドレール、２４
、第２スライダ、２５、手ねじスクリュー、
４１、第３スライダ、４２、ダイヤル４３、第１弾性部材、４４、規制部材、
５１、Ｌ形板、５２、ガイド溝、５３、ガイドバー、５４、第２弾性部材。

以下、本実用新案について、図面と具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
実施例：
図１～４を参照して、
滑り止めマット６はゴム製で、吸着アタッチメント１は磁石であり、従来の制御キャビネ
ットは通常金属材料で作られ、各制御キャビネットの型番は異なり、その内部空間構造も
異なり、吸着アタッチメント１を用いて制御キャビネットの内腔頂壁の任意の位置に吸着
固定するとともに、吸着アタッチメント１の吸着位置を調節することができ、柔軟性が高
い。
３軸調整機構は、２本の横方向スライドレール２１と、２本の縦方向スライドレール２３
と、４本の垂直方向スライドレール３と、４組のストッパ４と、４組の吸引アタッチメン
ト１は、２本の横方向スライドレール２１の両端にそれぞれ固定され、それにより、吸引
アタッチメント１を介して２本の横方向スライドレール２１が制御キャビネットのキャビ
ティ頂壁に互いに平行に固定され、縦方向スライドレール２３の両端はそれぞれ第１スラ
イドレール２２を介して２本の横方向スライドレール２１にＸ方向にスライド接続され、
第１スライド２２には一端が横方向スライドレール２１の外側壁に当接するまで貫通して
延びる手ねじスクリュー２５がねじ接続されている、
垂直方向スライドレール３の上端は、第２スライダ２４を介して縦方向スライドレール２
３にＹ方向にスライド接続され、第２スライダ２４には、一端が縦方向スライドレール２
３の外側壁に当接するまで貫通して延びる手ねじスクリュー２５がねじ接続されている、
１本の縦方向スライドレール２３には２組の垂直方向スライドレール３があり、
Ｌ字状プレート５１の垂直端は、第３スライダ４１を介してＺ方向にスライド接続されて
いる。図３に示すように、第３スライダ４１側には２つのダイアル４２がヒンジ接続され
、２つのダイアル４２の間には第１弾性部材４３押圧バネが設けられ、ダイアル４２の前
後両側端部には垂直方向スライドレール３側の表面に接触する位置限定部材４４が固定取
り付けられている。そして、第３スライダ４１には、一端が垂直方向スライドレール３の
外側壁に当接するまで貫通して延びる手ねじスクリュー２５がねじ接続されている。
固定具５は対称に設けられた２組のＬ形プレート５１を含み、左右に隣接する２つのＬ形
プレート５１は対称に設けられ、左側Ｌ形プレート５１の横方向端部には円形構造のガイ
ド溝５２が開設され、右側Ｌ形プレート５１の横方向端部には円形構造のガイド棒５３が
固定取り付けられ、第２弾性部材５４圧縮ばねの両端はガイド溝５２の内側壁、ガイド棒
５３の左側壁にそれぞれ接続されている。ガイド溝５２とガイドロッド５３との間は、Ｌ
字状プレート５１の横方向端長手方向に摺動嵌合している。Ｌ型板５１の横方向端、縦方
向端の内側には滑り止めマット６が設けられており、滑り止めマット６により周波数変換
器をより安定して固定することができる。
第１スライダ２２を移動すると、インバータの左右位置を調整可能、第２スライダ２４を
移動可能、インバータの前後位置を調整可能、第３スライダ４１を移動可能、インバータ
の上下位置を調整可能、また、インバータの型番はすべて異なるため、隣接する第１スラ
イダ２２または第２スライダ２４間の間隔を調整する際に、異なる型番のインバータを固
定することができ、柔軟な形がより強い、第３スライダ４１を調整することで、インバー
タと制御キャビネット内の天井壁との間隔を調整することができる。
第１スライダ２２、第２スライダ２４及び第３スライダ４１の位置調整が完了すると、対
応する手ねじりスクリュー２５を回転させて第１スライダ２２、第２スライダ２４及び第
３スライダ４１の相対固定を実現する。
第１弾性部材４３の弾性作用の下で、２つのダイヤル４２の間の角度を増加させる傾向が
あり、それによって駆動位置限定部材４４は通常、垂直方向スライドレール３の片側表面
に接触し、第３スライダ４１を垂直方向スライドレール３の外側に相対的に固定すること
ができる、２つのダイアル４２を手動で動かして相対方向に集めると、位置限定部材４４
が垂直方向スライドレール３から遠ざかるようになり、このとき、第３のスライダ４１は
垂直方向スライドレール３の直線長に沿って上下にスライドすることができる、
さらに、位置限定部材４４が垂直方向スライドレール３の側壁に接触する側は鋸歯構造／
摩擦紋を呈し、垂直方向スライドレール３の外側壁はその長手方向に沿って鋸歯構造／摩
擦紋を設置し、位置限定部材４４と垂直方向スライドレール３の間は鋸歯構造／摩擦紋に
よって摩擦力を増大させる。
インバータはＬ形板５１の内側に配置され、４つのＬ形板５１の横方向端頂部はすべてイ
ンバータに接触し、それによってインバータを位置決めすることができ、左右隣接２つの
第１スライダ２２を相対方向に移動させ、Ｌ形板５１の縦方向端内側がインバータに接触
するように駆動し、インバータを固定することができ、第２弾性部材５４の弾性作用の下
で、左右隣接対称の２つのＬ形板５１を背方向に移動させ、迅速な取り外しを実現し、実
用性がより強い。
動作原理：
第１ステップ：取付具１を適切な位置を選択し、制御キャビネットのキャビティ上部に吸
着し、第１スライダ２２と第２スライダ２４を駆動し、４つのＬ字プレート５１を空間の
中心位置に置き、さらにインバータを４つのＬ字プレート５１の内側に置くと、インバー
タを位置決めすることができる、
第２ステップ：左右に隣接する２つの第１スライダ２２を同時に対向する方向に移動させ
、Ｌ形プレート５１の垂直端をインバータの外側に接触させ、左右両側のＬ形プレート５
１間の挟持力を利用してインバータを固定し、第１スライダ２２と第２スライダ２４の外
側の手ねじナットを締め付ける、
第３ステップ：隣接する２つのピック４２を内側に集めるように駆動し、第３スライダ４
１のリミットを解除し、第３スライダ４１を駆動し、インバータの上下高さを調節し、イ
ンバータが制御盤内の通風放熱に影響を与えるのを防止し、適切な位置に調整した後、ピ
ック４２を緩め、第１弾性部材４３の弾性作用の下で、駆動位置限定部材４４が垂直スラ
イダ３の外側に接触することで、第３スライダ４１を固定することができ、インバータの
高さ位置を調節することができる。
以上は本実用新案の実施例にすぎず、したがって本実用新案の特許範囲を制限するもので
はなく、本実用新案明細書及び図面の内容を利用して行った等価構造又は等価フロー変換
、又は直接又は間接的に他の関連する技術分野に運用する場合、すべて同理は本実用新案
の特許保護範囲に含まれる。

Claims (7)

1. インバータの取付位置決め機構であって、
   ３軸調整機構と、
   ３軸調整機構は、取付具１を介して制御キャビネット内のキャビティ天井壁に着脱可能
   に取り付けられ、
   固定具５と、
   固定具５は、少なくとも一対の対称に設けられたＬ型板５１を含み、３軸調整機構によ
   って一対の対称なＬ型板５１のＸ、Ｙ、Ｚ方向に移動と一対の対称なＬ型板５１の間隔を
   調整する、
   を含む、インバータの取付位置決め機構。
2. 取付具１に磁石を用いる、ことを特徴とする請求項１に記載のインバータの取付位置決め
   機構。
3. Ｌ型板５１の横方向端及び縦方向端の内側には、滑り止めマット６が設けられていること
   を特徴とする請求項１に記載のインバータの取付位置決め機構。
4. ３軸調整機構は、横方向スライドレール２１、縦方向スライドレール２３、垂直方向スラ
   イドレール３及びストッパ４を含み、
   横方向スライドレール２１は取付具１を通じて制御キャビネットのキャビティ頂壁に取り
   付けられ、縦方向スライドレール２３は横方向スライドレール２１によりＸ軸方向の位置
   決めスライドを行うことができ、垂直方向スライドレール３は縦方向スライドレール２３
   によりＹ軸方向の位置決めスライドを行うことができ、ストッパ４は垂直方向スライドレ
   ール３によりＺ軸方向の位置決めスライドを行うことができ、固定具５はストッパ４に取
   り付けられている、インバータの取付位置決め機構。
5. ストッパ４は垂直方向スライドレール３をＺ軸方向にスライドさせる第３スライダ４１を
   含み、第３スライダ４１にはダイヤル４２がヒンジされ、ダイヤル４２には位置限定部材
   ４４が設けられ、第１弾性部材４３を含み、第１弾性部材４３の弾性力によりダイヤル４
   ２上の位置限定部材４４が垂直方向スライドレール３の表面に接触する、ことを特徴とす
   る請求項４のインバータの取付位置決め機構。
6. 一対の対称なＬ型板５１において、一方のＬ型板５１の横方向端にはガイド溝５２が開設
   され、他方のＬ型板５１の横方向端にはその長手方向に沿ってガイドロッド５３が延設さ
   れ、ガイドロッド５３とガイド溝５２が摺動嵌合している、ことを特徴とする請求項１に
   記載のインバータの取付位置決め機構。
7. ガイドロッド５３とガイド溝５２の内側壁の間に第２弾性部材５４が接続されている、こ
   とを特徴とする請求項６に記載のインバータの取付位置決め機構。