JP3247295B2 - サーボ装置 - Google Patents

サーボ装置

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JP3247295B2 JP18479796A JP18479796A JP3247295B2 JP 3247295 B2 JP3247295 B2 JP 3247295B2 JP 18479796 A JP18479796 A JP 18479796A JP 18479796 A JP18479796 A JP 18479796A JP 3247295 B2 JP3247295 B2 JP 3247295B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロケット,航空
機または人工衛星等を追尾する管制レーダや通信用アン
テナおよび工作機械等の機械駆動系を制御するサーボ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のサーボ装置を示す構成図で
あり、図において、1はサーボ装置、2は管制レーダや
通信用アンテナおよび工作機械等の機械駆動系である。
3はサーボ装置1内に設けられ、他の装置、他の検出器
あるいはその検出値に基づいて演算する装置から入力さ
れた位置指令値Xc と機械駆動系2からの位置検出値4
とに基づいて速度指令値Vc を演算する位置補償部、5
はその位置補償部3によって演算された速度指令値Vc
と機械駆動系2からの速度検出値6とに基づいて駆動指
令値Tc を演算し、機械駆動系2に出力する速度補償部
である。
【0003】また、位置補償部3において、7は位置指
令値Xc より上記機械駆動系2からの位置検出値4を減
算する減算器、8はその減算器によって算出された位置
誤差値Xe を比例倍する比例要素、9はその比例要素8
によって算出された値X1 を積分演算する積分要素であ
り、比例要素8と積分要素9とで、いわゆる比例積分型
補償(PI補償)を構成している。10はそれら比例演
算した結果の値X1 と積分演算した結果の値X2 とを加
算する加算器であり、この加算器10の出力が速度指令
値Vc として速度補償部5に出力されるものである。さ
らに、機械駆動系2において、11は駆動力指令値Tc
を入力として速度を得る慣性モーメントを伴った積分要
素であり、その速度信号は速度検出値6として速度補償
部5に出力される。また、12は速度を積分して位置を
得る積分要素であり、その位置は位置検出値4として減
算器7に向けてフィードバックされる。13は位置ルー
プ、14は速度ループであり、位置ループ13の内部に
速度ループ14を構成している。
【0004】次に動作について説明する。図5のサーボ
装置は、位置を制御するための位置ループ13と、その
内部に設けられた速度を制御するための速度ループ14
から構成されており、位置ループ特性を補償する位置補
償部3では、サーボ装置1に入力された位置指令値Xc
より機械駆動系2からフィードバックされた位置検出値
4を減算器7で減算し、その位置誤差値Xe を比例要素
8により比例演算する。積分要素9ではその比例要素8
によって算出された値X1 を積分演算し、加算器10に
よってそれら比例演算した結果の値X1 と積分演算した
結果の値X2 とを加算し、速度指令値Vc として速度補
償部5に出力する。
【0005】また、速度補償部5では、その位置補償部
3によって演算された速度指令値Vc と機械駆動系2か
らの速度検出値6とを入力として駆動指令値Tc を演算
し、その機械駆動系2に出力する。さらに、機械駆動系
2では、慣性モーメントJを伴った積分要素11により
駆動指令値Tc を入力として速度を出力し、積分要素1
2によりその速度を積分して位置を得る。それら速度信
号および位置信号は、速度補償部5および減算器7に速
度検出値6および位置検出値4としてフィードバックさ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のサーボ装置は以
上のように構成されているので、位置指令値Xc として
非常に大きなステップ状の指令値が入力されたり、追尾
目標を切り替えたりする時に、位置誤差値Xe が非常に
大きな値となり、この結果、積分要素9の出力値X2
大きくなり続けるため、これを一成分とする速度補償部
5ヘの速度指令値Vc が、必要以上に大きくなり、オー
バーシュートが大きくなったり、ハンチングを起こした
り、追尾目標の捕捉が遅れたりするなどの課題があっ
た。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、追尾目標の捕捉が高速なサーボ装
置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るサーボ装置は、位置指令値からその変化率である位置
指令変化率値を算出し、その位置指令変化率値を越えな
いように比例積分要素の出力値を制限させる微分要素を
備えたものである。
【0009】請求項2記載の発明に係るサーボ装置は、
位置指令値を微分演算し、積分要素によって積分演算さ
れた値をその微分演算された位置指令変化率値を越えな
いように制限させる微分要素を備えたものである。
【0010】請求項3記載の発明に係るサーボ装置は、
位置誤差値と機械駆動系からの位置検出値との和に基づ
いて微分演算し、積分要素によって積分演算された値を
その微分演算された位置指令変化率値を越えないように
制限させる微分要素を備えたものである。
【0011】請求項4記載の発明に係るサーボ装置は、
微分要素を、位置指令変化率値を推定演算するカルマン
フィルタで代用したものである。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるサ
ーボ装置を示す構成図であり、図において、1はサーボ
装置、2は管制レーダや通信用アンテナおよび工作機械
等の機械駆動系である。3はサーボ装置1内に設けら
れ、他の制御装置、他の検出器あるいはその検出値に基
づいて演算する装置から入力された位置指令値Xc と機
械駆動系2からフィードバックされた位置検出値4とに
基づいて速度指令値Vc を演算する位置補償部、5はそ
の位置補償部3によって算出された速度指令値Vcと機
械駆動系2からフィードバックされた速度検出値6とに
基づいて駆動指令値Tc を演算し、機械駆動系2に出力
する速度補償部である。
【0014】また、位置補償部3において、7は位置指
令値Xc より上記機械駆動系2からフィードバックされ
た位置検出値4を減算する減算器、8はその減算器7に
よって算出された位置誤差値Xe を比例倍する比例要
素、9はその比例要素8によって比例倍された結果の値
1 を積分演算する積分要素であり、比例要素8と積分
要素9とで、いわゆる比例積分型補償(PI補償)する
比例積分要素を構成している。10はそれら比例倍され
た結果の値X1 と積分演算された結果の値X2 とを加算
する加算器であり、この加算器10の出力が速度指令値
c として速度補償部5に出力されるものである。さら
に、機械駆動系2において、11は駆動指令値Tc を入
力として速度を出力する慣性モーメントJを伴った積分
要素であり、その速度出力は速度検出値6として速度補
償部5にフィードバックされる。また、12は速度を積
分して位置を得る積分要素であり、その位置出力は位置
検出値4として減算器7にフィードバックされる。13
は位置ループ、14は速度ループであり、位置ループ1
3の内部に速度ループ14を構成している。以上、図6
に示した従来装置と同一である。また、この発明の実施
の形態1では、上記位置指令値Xc を微分演算し、上記
積分要素9によって積分演算された結果の値X2 とその
微分演算された結果の位置指令変化率値Vd とを比較
し、積分演算された値X2 が位置指令変化率値Vdを越
える場合にその積分演算された値X2 を位置指令変化率
値Vd に制限する微分要素を備えたものである。
【0015】次に動作について説明する。図1のサーボ
装置は、位置を制御するための位置ループ13と、その
内部に設けられた速度を制御するための速度ループ14
から構成されており、位置補償部3では、サーボ装置1
に入力された位置指令値Xc より機械駆動系2からフィ
ードバックされた位置検出値4を減算器7で減算し、そ
の算出結果である位置誤差値Xe を比例要素8により比
例演算する。積分要素9ではその比例要素8によって比
例倍された値X1 を積分演算し、加算器10によってそ
れら比例倍された値X1 と積分演算された値X2 とを加
算し、速度指令値Vc として速度補償部5に出力する。
【0016】また、速度補償部5では、その位置補償部
3によって演算された速度指令値Vc と機械駆動系2か
らの速度検出値6とに基づいて駆動力指令値Tc を演算
し、その機械駆動系2に出力する。さらに、機械駆動系
2では、慣性モーメントJを伴った積分要素11により
駆動指令値Tc を入力として速度を出力し、積分要素1
2によりその速度を積分して位置を得る。それら速度お
よび位置は速度補償部5および減算器7に速度検出値6
および位置検出値4としてフィードバックされる。
【0017】ここで、図6に示した従来装置では、速度
指令値Vc として大きなステップ状の指令値が入力され
たり、追尾目標を切り替えたりする時に、位置誤差値X
e が非常に大きな値となり、この結果、積分要素9の出
力値X2 が大きくなり続けるため、これを一成分とする
速度補償部5ヘの速度指令値Vc が、必要以上に大きく
なり、オーバーシュートが大きくなったり、ハンチング
を起こしたり、追尾目標の捕捉が遅れたりしたが、この
発明の実施の形態1では、上記位置指令値Xcを微分演
算し、位置誤差値Xe を上記積分要素9によって積分演
算された値X2とその微分演算された位置指令変化率値
d とを比較し、積分演算された値X2が位置指令変化
率値Vd を越える場合にその積分演算された値X2 を位
置指令変化率値Vd に制限する微分要素21を備えてい
る。
【0018】図1における積分要素9は、追尾目標の速
度成分への追従を補償する効果があり、積分演算された
値X2 は速度指令値Vc の成分の大部分を担うことか
ら、目標を捕捉し誤差なく追尾するためには、この速度
指令値Vc が位置指令値Xc の変化率である位置指令変
化率値Vd とほぼ同一値になるのが望ましい。このた
め、積分演算された値X2 を位置指令変化率値Vd より
常に小さくすれば、必要以上に速度指令値Vc が大きく
なることを防ぎ、オーバーシュートの大きさや回数を抑
え、目標物の捕捉を高速に行えるようになる。
【0019】以下、この微分要素21に関する動作につ
いて説明する。図1において、位置指令値Xc から微分
要素21により位置指令変化率値Vdが演算される。即
ち、位置指令変化率値Vd は位置指令値Xc の変化率で
あり、追尾目標の速度を表す。そして、積分要素9の出
力値X2 は、常に位置指令変化率値Vd を越えないよう
に制限する。この積分要素9の出力値X2 は、速度補償
部5ヘの速度指令値Vc の一成分であるので、積分要素
9の出力値X2 を制限すれば必要以上に速度指令値Vc
が大きくなることがない。このため、オーバーシュート
は抑制され、ハンチングが生ずることなく、追尾目標の
捕捉を高速にできる利点がある。
【0020】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、位置指令値Xc から微分要素21により位置指令変
化率値Vd を算出し、積分要素9の出力値X2 を常に位
置指令変化率値Vd を越えないよう制限するように構成
したので、必要以上に速度指令値Vc が大きくなること
がなく、オーバーシュートを抑え、ハンチングが生ずる
ことなく、追尾目標の捕捉を高速にできる効果がある。
【0021】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるサーボ装置を示す構成図であり、図におい
て、22は位置誤差値Xe と機械駆動系2からフィード
バックされた位置検出値4とを加算する加算器である。
その他の構成については実施の形態1と同一なので、重
複する説明を省略する。
【0022】次に動作について説明する。この実施の形
態2によるサーボ装置1は、位置指令値Xc が得られ
ず、位置誤差値Xe のみ得られる場合に適用するもので
あり、図2に示すように、機械駆動系2からフィードバ
ックされた位置検出値4と位置誤差値Xe とを加算器2
2により加算し、推定位置指令値Xc-est を求め、この
推定位置指令値Xc-est から微分要素21により推定位
置指令変化率値Vd-est を演算し、この推定位置指令変
化率値Vd-est を越えないように積分要素9の出力値X
2 を制限する。
【0023】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、機械駆動系2からフィードバックされた位置検出値
4と位置誤差値Xe とを加算器22により加算し、推定
位置指令値Xc-est を求め、この推定位置指令値X
c-est から微分要素21により推定位置指令変化率値V
d-est を演算し、この推定位置指令変化率値Vd-est
越えないように積分要素9の出力値X2 を制限するよう
に構成したので、サーボ装置1が位置指令値Xc が得ら
れず、位置誤差値Xe のみ得られる場合においても、必
要以上に速度指令値Vc が大きくなることがなく、オー
バーシュートを抑え、ハンチングが生ずることなく、追
尾目標の捕捉を高速にできる効果がある。
【0024】実施の形態3.図3,図4はこの発明の実
施の形態3によるサーボ装置を示す構成図であり、図に
おいて、23は微分要素21の代用として設けられた位
置指令変化率値を推定演算するカルマンフィルタであ
る。その他の構成については実施の形態1および実施の
形態2と同一なので、重複する説明を省略する。
【0025】次に動作について説明する。図3に示すよ
うに、位置指令値Xc をカルマンフィルタ23に入力
し、推定位置指令変化率値Vd-est を演算し、この推定
位置指令変化率値Vd-est を越えないように積分要素9
の出力値X2 を制限する。また、図4に示すように、機
械駆動系2からフィードバックされた位置検出値4と位
置誤差値Xe とを加算器22により加算し、推定位置指
令値Xc-est を求め、この推定位置指令値Xc-est をカ
ルマンフィルタ23に入力し、推定位置指令変化率値V
d-est を演算し、この推定位置指令変化率値Vd-est
越えないように積分要素9の出力値X2 を制限する。
【0026】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1および実施の形態2の微分要素21の
代用として推定位置指令変化率値Vd-est を推定演算す
るカルマンフィルタ23を設けるように構成したので、
必要以上に速度指令値Vc が大きくなることがなく、オ
ーバーシュートを抑え、ハンチングが生ずることなく、
追尾目標の捕捉を高速にできる効果がある。また、位置
指令値Xc または位置誤差値Xe に雑音が混入している
場合においても、カルマンフィルタ23によりその雑音
を除去することができ、高精度な制御をすることができ
る効果がある。さらに、カルマンフィルタ23はソフト
ウェアによって構成されているので、様々なサーボ装置
1に応じて容易に構成できる効果がある。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、位置指令値からその変化率である位置指令変化率
値を算出し、その位置指令変化率値を越えないように比
例積分要素の出力値を制限させる微分要素を備えるよう
に構成したので、必要以上に速度指令値が大きくなるこ
とがなく、オーバーシュートを抑え、ハンチングが生ず
ることなく、追尾目標の捕捉を高速にできる効果があ
る。
【0031】請求項2記載の発明によれば、位置指令値
を微分演算し、積分要素によって積分演算された値をそ
の微分演算された位置指令変化率値を越えないように制
限させる微分要素を備えるように構成したので、必要以
上に速度指令値が大きくなることがなく、オーバーシュ
ートおよびハンチングが生ずることなく、追尾目標の捕
捉を高速にできる効果がある。
【0032】請求項3記載の発明によれば、位置誤差値
と機械駆動系からの位置検出値との和に基づいて微分演
算し、積分要素によって積分演算された値をその微分演
算された位置指令変化率値を越えないように制限させる
微分要素を備えるように構成したので、サーボ装置に位
置指令値が得られず、位置誤差値のみ得られる場合にお
いても、必要以上に速度指令値が大きくなることがな
く、オーバーシュートを抑え、ハンチングが生ずること
なく、追尾目標の捕捉を高速にできる効果がある。
【0033】請求項4記載の発明によれば、微分要素
を、位置指令変化率値を推定演算するカルマンフィルタ
で代用するように構成したので、必要以上に速度指令値
が大きくなることがなく、オーバーシュートを抑え、ハ
ンチングが生ずることなく、追尾目標の捕捉を高速にで
きる効果がある。また、位置指令値または位置誤差値に
雑音が混入している場合においても、カルマンフィルタ
によりその雑音を除去することができ、安定な制御をす
ることができる効果がある。さらに、カルマンフィルタ
はソフトウェアによって構成されているので、様々なサ
ーボ装置に応じて容易に構成できる効果がある。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるサーボ装置を
示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるサーボ装置を
示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるサーボ装置を
示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるサーボ装置を
示す構成図である。
【図5】 従来のサーボ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 サーボ装置、2 機械駆動系、3 位置補償部、5
速度補償部、8 比例要素、9 積分要素、13 位
置ループ、14 速度ループ、21 微分要素、23
カルマンフィルタ、24 判定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−51840(JP,A) 特開 昭63−298610(JP,A) 特表 平5−500720(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 3/00 - 3/20 G05B 11/00 - 13/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械駆動系の速度検出値をフィードバッ
    クする速度ループと、上記機械駆動系の位置検出値をフ
    ィードバックする位置ループと、上記速度ループのルー
    プ特性を補償する速度補償部と、上記位置ループのルー
    プ特性を補償する位置補償部とを備えたサーボ装置にお
    いて、上記位置補償部は、位置指令値と上記機械駆動系
    からフィードバックされた位置検出値との偏差に基づい
    て比例積分型補償する比例積分要素と、上記位置指令値
    からその変化率である位置指令変化率値を算出し、その
    位置指令変化率値を越えないように上記比例積分要素の
    出力値を制限させる微分要素とを備えたことを特徴とす
    るサーボ装置。
  2. 【請求項2】 位置指令値と機械駆動系からフィードバ
    ックされた位置検出値とに基づいて速度指令値を演算す
    る位置補償部と、その位置補償部によって演算された速
    度指令値と上記機械駆動系からの速度検出値とに基づい
    て駆動力指令値を演算し、その機械駆動系に出力する速
    度補償部とを備えたサーボ装置において、上記位置補償
    部は、上記位置指令値と上記機械駆動系からフィードバ
    ックされた位置検出値との偏差を比例倍する比例要素
    と、その比例要素によって比例倍された値を積分演算
    し、その比例倍された値と積分演算された値との和を上
    記速度指令値として上記速度補償部に出力する積分要素
    と、上記位置指令値を微分演算し、上記積分要素によっ
    て積分演算された値をその微分演算された位置指令変化
    率値を越えないように制限させる微分要素とを備えたこ
    とを特徴とするサーボ装置。
  3. 【請求項3】 位置誤差値と機械駆動系からフィードバ
    ックされた位置検出値とに基づいて速度指令値を演算す
    る位置補償部と、その位置補償部によって演算された速
    度指令値と上記機械駆動系からフィードバックされた速
    度検出値とに基づいて駆動力指令値を演算し、その機械
    駆動系に出力する速度補償部とを備えたサーボ装置にお
    いて、上記位置補償部は、上記位置誤差値を比例倍する
    比例要素と、その比例要素によって比例倍された値を積
    分演算し、その比例倍された値と積分演算された値との
    和を上記速度指令値として上記速度補償部に出力する積
    分要素と、上記位置誤差値と上記機械駆動系からフィー
    ドバックされた位置検出値との和に基づいて微分演算
    し、上記積分要素によって積分演算された値をその微分
    演算された位置指令変化率値を越えないように制限させ
    る微分要素とを備えたことを特徴とするサーボ装置。
  4. 【請求項4】 微分要素を、位置指令変化率値を推定演
    算するカルマンフィルタで代用したことを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のサーボ
    装置。
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