JP3246982U - 圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット - Google Patents

圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP3246982U
JP3246982U JP2024001033U JP2024001033U JP3246982U JP 3246982 U JP3246982 U JP 3246982U JP 2024001033 U JP2024001033 U JP 2024001033U JP 2024001033 U JP2024001033 U JP 2024001033U JP 3246982 U JP3246982 U JP 3246982U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air storage
wind power
storage device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2024001033U
Other languages
English (en)
Inventor
志華 林
勇 常
振鋒 何
美福 陳
永奇 郭
Original Assignee
中国長江三峡集団有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 中国長江三峡集団有限公司 filed Critical 中国長江三峡集団有限公司
Application granted granted Critical
Publication of JP3246982U publication Critical patent/JP3246982U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D9/00Adaptations of wind motors for special use; Combinations of wind motors with apparatus driven thereby; Wind motors specially adapted for installation in particular locations
    • F03D9/10Combinations of wind motors with apparatus storing energy
    • F03D9/11Combinations of wind motors with apparatus storing energy storing electrical energy
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D80/00Details, components or accessories not provided for in groups F03D1/00 - F03D17/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D9/00Adaptations of wind motors for special use; Combinations of wind motors with apparatus driven thereby; Wind motors specially adapted for installation in particular locations
    • F03D9/10Combinations of wind motors with apparatus storing energy
    • F03D9/17Combinations of wind motors with apparatus storing energy storing energy in pressurised fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D9/00Adaptations of wind motors for special use; Combinations of wind motors with apparatus driven thereby; Wind motors specially adapted for installation in particular locations
    • F03D9/10Combinations of wind motors with apparatus storing energy
    • F03D9/18Combinations of wind motors with apparatus storing energy storing heat
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E70/00Other energy conversion or management systems reducing GHG emissions
    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Wind Motors (AREA)

Abstract

【課題】コンパクトな構造と低い建設費用および低い送配電コストを実現する、圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットを提供する。【解決手段】圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットは、風力発電機関室100の内部に設けられる風力発電ユニット1、空気圧縮機ユニット2、空気膨張機ユニット3及び電動機4と、風力発電機関室の外部に設けられる複合空気貯蔵装置6とを備え、電動機は第1入力軸と第1出力軸とを備え、第1入力軸は第1切り替え器7を介して風力発電ユニットと接続し、第1出力軸は空気圧縮機ユニットと接続し、複合空気貯蔵装置は塔状筒内に設けられた第1空気貯蔵装置601と地下に設けられた第2空気貯蔵装置602とを備え、第1空気貯蔵装置と第2空気貯蔵装置との内部空洞はお互いに連通する。【選択図】図1

Description

本考案は、風力発電エネルギー貯蔵の技術分野に関し、特に圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットに関する。
圧縮空気エネルギーを大規模に貯蔵するという技術は、風力と太陽光を捨てる問題を解決するし、新エネルギー利用の水準を大幅に高めるし、主要エネルギーの化石エネルギーから再生可能エネルギーへの置き換えを促進するし、分布式エネルギーシステム、地域級の小規模な知能電力網及び環境適合性の源網荷貯を実現するための肝要な技術である。
目前、陸上風力発電ユニットは、電力網の「負荷曲線の波峰を削って波谷を補う」を調節し対応するように圧縮空気エネルギー貯蔵システムと間接的に結合した。風力発電所と圧縮空気エネルギー貯蔵システムがそれぞれ電力網と接続するという「源-網-荷-貯」の接続モードは、いずれも「網」のみに頼る。従って、システム構造が大型化で低効率的になり、空間利用率が低いため、陸上風力発電システム、エネルギー貯蔵サブシステム及び源-網-荷-貯という主なシステムの建設費用は依然として高いままである。
現在、圧縮空気エネルギー貯蔵システムと間接的に結合する陸上風力発電ユニットの空気貯蔵装置は、コストが高くなり、エネルギー容量と密度が低くなり、地下洞窟と地表の空気貯蔵装置を含める。このような空気貯蔵は、長距離の送配電を必要とするため、建設費用と送配電費用が高くなる。また、地下洞窟は、地理的条件により、岩塩空洞、地下帯水層、硬い岩層の洞窟、天然岩の洞窟、及び廃天然ガス又は石油の貯蔵室を含める。
これに鑑みて、本考案は、次の技術的問題の少なくとも1つを解決するために圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットを提供する。圧縮空気エネルギー貯蔵システムと間接的に結合した陸上風力発電ユニットは、システム構造が大型化で建設費用が高くなる。圧縮空気貯蔵システムの空気貯蔵装置が高い費用にかかる。
本考案は、圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットを提供し、風力発電機関室の内部に設けられる風力発電ユニット、空気圧縮機ユニット、空気膨張機ユニット及び電動発電機と、前記風力発電機関室の外部に設けられる複合空気貯蔵装置とを備え、前記電動発電機が第1入力軸と第1出力軸とを備え、前記第1入力軸が第1切り替え器を介して前記風力発電ユニットと接続し、前記第1出力軸が前記空気圧縮機ユニットと接続し、前記複合空気貯蔵装置が、塔状筒内に設けられた第1空気貯蔵装置と地下に設けられた第2空気貯蔵装置とを備え、前記第1空気貯蔵装置と前記第2空気貯蔵装置との内部空洞がお互いに連通し、前記複合空気貯蔵装置の入力端が前記空気圧縮機ユニットと接続し、前記複合空気貯蔵装置の出力端が前記空気膨張機ユニットと接続する。
オプションの実施形態として、前記塔状筒は、軸方向に沿って接続された複数の塔状筒段部を備え、前記第1空気貯蔵装置が少なくとも1つの前記塔状筒段部の内部に配置される、又は、前記第1空気貯蔵装置が少なくとも1つの前記塔状筒段部である。
オプションの実施形態として、前記塔状筒は、お互いに入れ子にされた外筒体と内筒体を有し、前記第1空気貯蔵装置が外筒体と内筒体との間の空洞に配置される、又は、前記外筒体と前記内筒体との間の空洞が前記第1空気貯蔵装置としての役割を果たす。
オプションの実施形態として、前記第2空気貯蔵装置が人造地下室を備え、前記人造地下室と前記第1空気貯蔵装置とが直接貫通する、又は、管路を介して連通する。
オプションの実施形態として、前記人造地下室が2つ配置され、2つの前記人造地下室から地面までの高さが異なる。
オプションの実施形態として、2つの前記人造地下室が第1人造地下室と前記第1人造地下室の下方に設けられた第2人造地下室とを備え、前記第1人造地下室の容積が前記第2人造地下室の容積よりも大きく、前記空気圧縮機ユニットと前記空気膨張機ユニットのいずれも第1圧力側と第2圧力側とを備え、前記第1圧力側の圧力が前記第2圧力側の圧力よりも低く、前記第1人造地下室が前記空気圧縮機ユニットの第1圧力側と前記空気膨張機ユニットの第1圧力側と接続し、前記第2人造地下室が前記空気圧縮機ユニットの第2圧力側と前記空気膨張機ユニットの第2圧力側と接続する。
オプションの実施形態として、前記空気圧縮機ユニットが三重電機を介して前記空気膨張機ユニットと同軸に接続し、前記三重電機が第2出力軸と第2入力軸とを備え、前記第2出力軸が第2切り替え器を介して前記空気圧縮機ユニットと接続し、前記第2入力軸が第3切り替え器を介して前記空気膨張機ユニットと接続する。
前記電動発電機と前記三重電機のいずれも電力網と制御可能に電力に接続し、前記空気圧縮機ユニットがエネルキー貯管路を介して前記複合空気貯蔵装置の入力端と接続し、前記空気膨張機ユニットがエネルキー放出管路を介して前記複合空気貯蔵装置の出力端と接続する。
オプションの実施形態として、前記風力発電機関室の内部に緩衝タンクも設けられており、前記緩衝タンクが液体状態又は超臨界状態にある空気を貯蔵するのに適しており、前記緩衝タンクが前記複合空気貯蔵装置と連通し、前記緩衝タンクの入力端が前記空気圧縮機ユニットと接続し、前記緩衝タンクの出力端が前記空気膨張機ユニットと接続する。
エネルギー貯蔵の場合に、電力網の負荷曲線の波谷における余剰の電気エネルギーは、機械エネルギーに変換され、ひいては空気の圧力ポテンシャルエネルギーと熱エネルギーに変えられてそれぞれ空気貯蔵装置と蓄熱サブシステムに蓄えられる。エネルギー放出の場合に、高圧高温空気のポテンシャルエネルギーと内部エネルギーは機械的エネルギーに変換され、ひいては外部に出力して負荷曲線の波峰を削るように電気エネルギーに変えられる。
オプションの実施形態として、前記空気圧縮機ユニットと前記空気膨張機ユニットとの間に公共熱交換装置が配置され、前記公共熱交換装置が圧縮空気の流通する第1熱交換経路と、膨張空気の流通する第2熱交換経路と、熱交換流体の流通する第3熱交換経路とを備え、前記第1熱交換経路が前記エネルキー貯蔵管路に接続され、前記第2熱交換経路が前記エネルキー放出管路に接続される。
オプションの実施形態として、前記陸上風力発電ユニットが複数設けられ、前記第2空気貯蔵装置が複数設けられ、任意の台数の第1空気貯蔵装置が任意の台数の第2空気貯蔵装置と接続する。
本考案による実施形態によって提供された陸上風力発電ユニットは、次の利点を備える。
1.圧縮空気エネルギー貯蔵システムの空気圧縮機ユニットと空気膨張機ユニットを陸上風力発電ユニットの風力発電機関室に入れるのは、陸上風力発電ユニットが圧縮空気エネルギー貯蔵システムと直接結合するようにし、構造がコンパクトになり、占有空間が小さくなり、陸上風力発電ユニットと圧縮空気エネルギー貯蔵システムの建設費用を削減する。
2.第1切り替え器は電動発電機を介して空気圧縮機ユニットを風力発電ユニットと結合させる。電力網又は風力発電ユニットに由来できる電動発電機の電源は、「源-網-荷-貯」の接続モードが「網」のみに頼らないようにし、圧縮空気エネルギー貯蔵システムが源側の風力発電所の電源と直接結合できるため、分布式エネルギーシステムと地域級の小規模な知能電力網を成し遂げ、負荷中心に近接して送配電コストを削減するようになる。空気圧縮機ユニットは、電動発電機によって駆動され、電動発電機は、電力網の要求に応じて電力網の電源又は風力発電所電源により給電し、第1切り替え器の切り替えを支配することでどちらかにより給電を実現する。
3.圧縮空気エネルギー貯蔵システムでは、複合の空気貯蔵により、すなわち、塔状筒自体の管路に似る鉄骨貯蔵タンク構造を用いて第1空気貯蔵装置を提供し、地下において第2空気貯蔵装置を設ける。第1空気貯蔵装置と第2空気貯蔵装置は、結合後にエネルギー貯蔵の容量と密度を高めることができ、従来の地下洞窟に比べて、地理的条件に制限されず、伝送距離を短縮し、建設費用と伝送費用を削減するようになる。異なるエネルギー貯蔵の要求に応じて、第1空気貯蔵装置の空気貯蔵の容量を第2空気貯蔵装置のそれに合理的に割り当てることができる。
本考案の実施形態の技術的解決策並びに従来技術の技術的解決策をより明確に説明するために、以下のように実施形態及び従来技術の記載に必要な図面を概説し、明らかに、以下に記載される図面は本考案の一部の実施形態であるが、当業者は通常の創作能力を発揮せずにこれらの図面に従って他の図面を獲得する可能性もある。
本考案による実施形態の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットの概略図である。 図1中の第1種の複合空気貯蔵装置の概略図である。 図1中の第2種の複合空気貯蔵装置の概略図である。 図1中の第3種の複合空気貯蔵装置の概略図である。 本考案による実施形態で空気圧縮機ユニット及び空気膨張機ユニットが公共熱交換装置と接続する第1種の構造を示す。 本考案による実施形態で空気圧縮機ユニット及び空気膨張機ユニットが公共熱交換装置と接続する第2種の構造を示す。 本考案による実施形態で空気圧縮機ユニット及び空気膨張機ユニットが公共熱交換装置と接続する第3種の構造を示す。
本考案の実施形態の目的、技術手段及びメリットをより明らかにするために、以下、本考案の実施形態における図面を参照しながら、本考案の実施形態における技術的手段を明らか且つ完全に説明し、説明される実施形態が全ての実施形態ではなく、本考案の一部の実施形態に過ぎないことはいうまでもない。当業者が本考案における実施形態に基づいて創造的労動を行うことなく得た他の実施形態は、全て本考案が保護する範囲に含まれるものとする。
我々は、次に図1-7と組み合わせて本考案の実施形態を記述する。
本考案による実施形態では、本考案によって提案された圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットは、風力発電ユニット1と圧縮空気エネルギー貯蔵システム中の電気機械装置の一部を風力発電機関室100に集成する。具体的に、当該陸上風力発電ユニットは、風力発電機関室100の内部に設けられる風力発電ユニット1、空気圧縮機ユニット2、空気膨張機ユニット3及び電動発電機4と、風力発電機関室100の外部に設けられる複合空気貯蔵装置6とを備える。電動発電機4は、第1入力軸と第1出力軸とを備え、第1入力軸は第1切り替え器7を介して風力発電ユニット1と接続し、第1出力軸は空気圧縮機ユニット2と接続する。複合空気貯蔵装置6は、塔状筒10内に設けられた第1空気貯蔵装置601と地下に設けられた第2空気貯蔵装置602とを備え、第1空気貯蔵装置601と第2空気貯蔵装置602との内部空洞はお互いに連通する。複合空気貯蔵装置6の入力端は空気圧縮機ユニット2と接続し、複合空気貯蔵装置6の出力端は空気膨張機ユニット3と接続する。
本考案による実施形態によって提供された圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニットは、次の利点を備える。
1.圧縮空気エネルギー貯蔵システムの空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3を陸上風力発電ユニットの風力発電機関室100に入れるのは、陸上風力発電ユニットが圧縮空気エネルギー貯蔵システムと直接結合するようにし、構造がコンパクトになり、占有空間が小さくなり、陸上風力発電ユニットと圧縮空気エネルギー貯蔵システムの建設費用を削減する。風力発電機関室100内の空間を最適化することでは、小型化の圧縮空気エネルギー貯蔵システムの電気機械装置を風力発電機関室100の内部に入れることができる。異なる容量の陸上風力発電ユニットは、エネルギー貯蔵の比例に応じて風力発電機関室100の内部に入れる小型化の圧縮空気エネルギー貯蔵システムに適応することができる。小型化の圧縮空気エネルギー貯蔵システムを陸上風力発電機関室に直接に入れるのは、現場で陸上風力発電の電力網に接続する際の断続的な制御不能性を解決し、再生可能エネルギーの分布式エネルギーシステムと地域級の小規模な知能電力網を成し遂げ、長距離送配電のコストと圧縮空気エネルギー貯蔵システムの建設費用を削減する。
2.第1切り替え器7は電動発電機4を介して空気圧縮機ユニット2を風力発電ユニットと結合させる。電力網又は風力発電ユニット1に由来できる電動発電機4の電源は、「源-網-荷-貯」の接続モードが「網」のみに頼らないようにし、圧縮空気エネルギー貯蔵システムが源側の風力発電所の電源と直接結合できるため、分布式エネルギーシステムと地域級の小規模な知能電力網を成し遂げ、負荷中心に近接して送配電コストを削減するようになる。空気圧縮機ユニット2は、電動発電機4によって駆動され、電動発電機4は、電力網の要求に応じて電力網の電源又は風力発電所電源により給電し、第1切り替え器7の切り替えを支配することでどちらかにより給電を実現する。
3.圧縮空気エネルギー貯蔵システムでは、複合の空気貯蔵により、すなわち、塔状筒10自体の管路に似る鉄骨貯蔵タンク構造を用いて第1空気貯蔵装置601を提供し、地下において第2空気貯蔵装置602を設ける。第1空気貯蔵装置601と第2空気貯蔵装置602は、結合後にエネルギー貯蔵の容量と密度を高めることができ、従来の地下洞窟に比べて、地理的条件に制限されず、伝送距離を短縮し、建設費用と伝送費用を削減するようになる。異なるエネルギー貯蔵の要求に応じて、第1空気貯蔵装置601の空気貯蔵の容量を第2空気貯蔵装置602のそれに合理的に割り当てることができる。
具体的に、図1に示すように、風力発電ユニットは、主軸101と車歯箱102とを備える。主軸101の片端は羽根110と接続し、主軸101の他端は車歯箱102と接続し、車歯箱102の入力軸は第1切り替え器7を介して電動発電機4と接続する。具体的には、第1切り替え器7が連結状態にある場合に、電動機は車歯箱102と接続し、風力発電ユニット1から送られた電力が電動発電機4を回転に直接駆動し、ひいては空気圧縮機ユニット2を稼働に駆動する。第1切り替え器7が切断状態にある場合に、電動発電機4は車歯箱102と切り離し、電力網の電源により電動発電機4が作動して空気圧縮機ユニット2を駆動する。
具体的には、風力発電ユニット1は、電子制御システムを更に備える。空気圧縮機ユニット2と空気膨張ユニット3との電気制御装置は、風力発電ユニット1の電子制御システムと接続する。
具体的には、空気圧縮機ユニット2は多段空気圧縮機を備え、空気膨張機ユニット3は多段空気膨張機を備える。
好ましくは、図2に示すように、塔状筒10は、軸方向に沿って接続された複数の塔状筒段部1001を備え、第1空気貯蔵装置601が少なくとも1つの塔状筒段部1001の内部に配置される、又は、第1空気貯蔵装置601が少なくとも1つの塔状筒段部1001である。
塔状筒10自体の管路に似る鉄骨貯蔵タンク構造のせいでは、塔状筒10の内部空間を最適化し、1つ以上の塔状筒段部1001が空気貯蔵タンクとして使われ、第1空気貯蔵装置601としての役割を直接的に果たすようにする。即ち、塔状筒10の外壁は第1空気貯蔵装置601の筐体であり、塔状筒段部1001の内部空洞は第1空気貯蔵装置601の空気貯蔵室である。勿論、第1空気貯蔵装置601は、他の形態の構造を採用して塔状筒10の内部空洞内に配置されることができる。例えば、第1空気貯蔵装置601は空気貯蔵桶を備え、空気貯蔵桶は塔状筒段部1001の内部に配置されて空気貯蔵を成し遂げる。
好ましくは、一実施形態では、塔状筒10は、お互いに入れ子にされた外筒体1002と内筒体1003を有し、第1空気貯蔵装置601は外筒体1002と内筒体1003との間の空洞に配置される、又は、外筒体1002と内筒体1003との間の空洞は第1空気貯蔵装置601としての役割を果たす。即ち、図3-4に示すように、塔状筒10の外筒体1002と内筒体1003との側壁は第1空気貯蔵装置601の筐体であり、外筒体1002と内筒体1003との間の空洞は第1空気貯蔵装置601の空気貯蔵室である。勿論、第1空気貯蔵装置601は他の構造を採用する可能性があり、例えば、第1空気貯蔵装置601は外筒体1002と内筒体1003との間に位置する空気貯蔵桶である。第1空気貯蔵装置601の空気貯蔵の容量は、塔状筒10の異なる構造に応じて適応的に調整される。
好ましくは、第2空気貯蔵装置602は人造地下室6021を備え、人造地下室6021と第1空気貯蔵装置601とは、直接貫通する、又は、管路を介して連通する。
具体的には、人造地下室6021は人工的に内張りされた洞窟とコンクリート製の空気貯蔵室とを備える。
人造地下室6021は、地下洞窟に比べて、空気貯蔵圧力が高く、地理的条件に制限されず、地理的条件に頼らず、安全な稼働、高い安定性及び比較的低コストができる。人工的に内張りされた洞窟の質量は、硬い岩層の洞窟又は天然岩の洞窟よりも優れており、地下の塩岩の洞窟に比べて、人造地下室6021は次の利点を備える。人造地下室6021の空気貯蔵のための柔軟な立地選定は、圧縮空気エネルギー貯蔵工程を、立地選定の方面に以前の岩層の洞窟に関連する工程が岩層の洞窟に頼る状況から脱却させ、工程立地選定の制限要因を大幅に削減し、大規模なエネルギー貯蔵と風力光エネルギー源との間の有効的な協同を形成するようにする。その上、人造地下室6021は、高い圧力上限と大きい変動利用範囲と高いシステム変換効率と浅い埋設深さと容易な保全等との利点も備える。
好ましくは、人造地下室6021は2つ配置され、2つの人造地下室6021から地面120までの高さが異なる。具体的には、図2-4に示すように、3つの異なる塔状筒10の構造物は、それぞれ接続管20を介して2つの人造地下室6021と接続する。
地表下に地温勾配が存在するためは、地表下における等温面の法線に沿う地心方向の単位距離当たりの温度増分が25-40℃/kmに達し、地熱エネルギーが豊富な地域では、地表下の異なる埋没深度の温度差がより明らかになる。従って、深さの異なる2つの人造地下室6021は、地熱エネルギーを利用してエネルギーの利用率を高めることができる。地温勾配が存在する人造地下室6021と組み合わせると、即ち、二重地下空気貯蔵は、圧縮空気のエネルギー貯蔵の容量と密度を大幅に高めることができる。
好ましくは、2つの人造地下室6021は第1人造地下室60211と第1人造地下室60211の下方に設けられた第2人造地下室60212とを備え、第1人造地下室60211の容積は、第2人造地下室60212の容積よりも大きい。空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3は、いずれも第1圧力側と第2圧力側とを備え、第1圧力側の圧力は、第2圧力側の圧力よりも低い。第1人造地下室60211は、空気圧縮機ユニット2の第1圧力側と空気膨張機ユニット3の第1圧力側と接続し、第2人造地下室60212は、空気圧縮機ユニット2の第2圧力側と空気膨張機ユニット3の第2圧力側と接続する。具体的には、第1人造地下室60211は地面120の下方に位置し、第2人造地下室60212は深層地下130に位置する。第2空気貯蔵装置602の中で地面120から遠く離れた第2人造地下室60212は、空間が小さく、圧力が高く、吸収できる地熱エネルギーが多く、温度が高いため、圧縮機ユニットから排出された余剰空気を貯蔵し、エネルギーを放出する際に協働してタービンを作動させる。第2空気貯蔵装置602の中で地面120に近づく第1人造地下室60211は、空間が大きく、圧力が低く、吸収できる地熱エネルギーが少なく、温度が低いため、膨張機ユニットから排出された余剰空気を貯蔵し、エネルギーを貯蔵する際に協働して圧縮機ユニットに空気を供給する。
複合空気貯蔵装置6が協働して空気貯蔵を柔軟に割り当てるのは、立地選定の風場、地質条件、風力発電ユニット1の容量及び圧縮空気エネルギー貯蔵に必要な空気貯蔵空間に応じて第1空気貯蔵装置601と第2空気貯蔵装置602の空気貯蔵の比例を合理的に割り当てることができる。
好ましくは、空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3とは、三重電機5を介して同軸に接続する。三重電機5は、第2出力軸と第2入力軸とを備え、第2出力軸は第2切り替え器8を介して空気圧縮機ユニット2と接続し、第2入力軸は第3切り替え器9を介して空気膨張機ユニット3と接続する。
電動発電機4と三重電機5は、いずれも電力網と制御可能に電力に接続し、空気圧縮機ユニット2はエネルギー貯管路を介して複合空気貯蔵装置6の入力端と接続し、空気膨張機ユニット3はエネルギー放出管路を介して複合空気貯蔵装置6の出力端と接続する。
そうすると、一方では、多軸接続によって引き起こされる電気機械変換損失を低め、エネルギー変換効率を高めることができ、他方では、システム集成のレベルと空間利用率を高め、建設と運営保守費用を節約し、コストを削減して効率を高める効果を達成する。三重電機5は、第2切り替え器8を介して空気圧縮機ユニット2と接続し、空気圧縮機ユニット2を駆動して空気を圧縮する電動機としての役割を果たすか、第3切り替え器9を介して空気膨張機ユニット3と接続し、空気膨張機ユニット3を駆動して発電する発電機としての役割を果たすか、電力網の電圧が下がる際に無効電力出力を増やし、電力網の電圧が上がる際に無効電力を吸収し、電力網の電圧を維持し、システムの安定性を高め、システムの給電品質を向上させるコンデンサーとしての役割を果たす。発電機、電動機及びコンデンサーとしての三重機能は、切り替え器と組み合わせることで、機械設備及び電気設備の費用を大幅に削減できる。具体的には、柔軟な同軸コンパクト配置は、空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3の各段部の出力と速度に応じて共用の機械設備と電気設備の位置と数量を決めることができる。
三重電機5の作動については、具体的に第2切り替え器8が連結状態にあり、第3切り替え器9が切断状態にある場合に、三重電機5の第2出力軸は空気圧縮機ユニット2と接続し、空気圧縮機ユニット2を作動に駆動しながら、空気を圧縮してエネルギー貯蔵処理を行う。第2切り替え器8が切断状態にあり、第3切り替え器9が連結状態にある場合に、三重電機5の第2入力軸は空気膨張機ユニット3と接続し、空気膨張機ユニット3を発電に駆動しながら、空気が膨張してエネルギー放出及び発電を行う。
好ましくは、風力発電機関室100の内部には緩衝タンク30も設けられており、緩衝タンク30は、液体状態又は超臨界状態にある空気を貯蔵するのに適する。緩衝タンク30は、複合空気貯蔵装置6と連通し、緩衝タンク30の入力端が空気圧縮機ユニット2と接続し、緩衝タンク30の出力端が空気膨張機ユニット3と接続する。
緩衝タンク30は、空気を液体に圧縮する、又は、超臨界状態で貯蔵できる。圧縮空気を液体又は超臨界状態で貯蔵することでは、システム効率を大幅に高めることができる。風力発電所又は低峰電力に必要な蓄電電力と持続時間に応じて圧縮エネルギー貯蔵システムの特定の空気貯蔵状態を柔軟に選択できる。
一実施形態では、図1に示すように、緩衝タンク30は、風力発電機関室100の内部に集成される。そうすると、風力発電機関室100の内部空間を十分に活用し、圧縮空気エネルギー貯蔵システム中のより多くの電気機械装置を風力発電機関室100の内部に集成し、電気機械装置が占める空間を削減することができる。
具体的には、エネルギー貯蔵の場合は、陸上風力発電所の余剰電気エネルギー又は電力網の電気エネルギーを用いて空気圧縮機ユニット2を駆動し、蓄積された電気エネルギーの工率と持続時間に応じて低圧空気を液体状態又は超臨界状態に圧縮して複合空気貯蔵部6に貯蔵し、即ち、第1空気貯蔵装置601及び/又は第2空気貯蔵装置602に貯蔵する。
エネルギー放出の場合は、複合空気貯蔵部6内の圧縮空気が空気膨張機ユニット3に出力されて膨張して発電を行う。
好ましくは、空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3との間には公共熱交換装置40が配置され、公共熱交換装置40は圧縮空気の流通する第1熱交換経路と、膨張空気の流通する第2熱交換経路と、熱交換流体の流通する第3熱交換経路とを備える。第1熱交換経路はエネルギー貯蔵管路に接続され、第2熱交換経路はエネルギー放出管路に接続される。
具体的には、エネルギー貯蔵管路とエネルギー放出管路における温度差及び圧力差の小さい熱交換装置を共用化することで熱交換サブシステムのコストを下げる。空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3の配置は、様々な作業環境で異なり、付設する熱交換器の温度差と圧力差に応じて公共熱交換器の位置と数量を配置できる。
具体的には、空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3は、いずれも第1圧力側と第2圧力側とを備え、第1圧力側の圧力は、第2圧力側の圧力よりも低い。即ち、第1圧力側は低圧側であり、第2圧力側は高圧側である。一実施形態では、図5に示すように、第1圧力側と第2圧力側の空気圧縮機ユニット2及び空気膨張機ユニット3は、何れも公共熱交換装置40と接続する。即ち、空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3は、低圧側、高圧側を問わず、熱交換装置を共用する。具体的には、本実施形態では、2つの公共熱交換装置40がそれぞれ第1圧力側と第2圧力側に配置される。即ち、低圧側の空気圧縮機と低圧側の空気膨張機は、第1圧力側の公共熱交換装置40と熱交換に接続し、高圧側の空気圧縮機と高圧側の空気膨張機は、第2圧力側の公共熱交換装置40と熱交換に接続する。勿論、公共熱交換器40は、異なる圧力大きさの空気圧縮機及び空気膨張機との接続に対応して複数に配置される可能性がある。空気圧縮機ユニット2と空気膨張機ユニット3が公共熱交換装置40を共用することでは、熱交換システムへの投資と建設費用を下げる。
いくつかの実施形態では、図6を参照して、公共熱交換装置40は、第1圧力側にのみ配置される。即ち、低圧側の空気圧縮機と低圧側の空気膨張機とは、公共熱交換装置40を共用する。低圧側の公共熱交換装置40の温度パラメータは類似し、圧力差が小さいため、公共熱交換装置40を共用した上で、熱交換装置の台数とトン数とを減らすことができる。
いくつかの実施形態では、図7を参照して、公共熱交換装置40は、第2圧力側にのみ配置される。即ち、高圧側の空気圧縮機と高圧側の空気膨張機とは、公共熱交換装置40を共用する。高圧側の公共熱交換装置40の温度パラメータは類似し、圧力差が大きいため、第1熱交換経路と第2熱交換経路を切り替える際に、圧力変化を考慮する必要があり、公共熱交換装置40を共用した上で、熱交換装置の台数とトン数とを明らかに減らすことができる。
いくつかの実施形態では、図6又は図7を参照して、冷却器140は隣接する空気圧縮機の間に接続される。再熱器150は、隣接する空気膨張機の間に接続される。空気圧縮機と空気膨張機が公共熱交換装置40を共用する場合には、対応する圧力大きさの冷却器140と再熱器150が省略される。エネルギー貯蔵過程では、公共熱交換装置40が空気を冷却し、エネルギー放出過程では、公共熱交換装置40が空気を加熱する。
いくつかの実施形態では、図6又は図7を参照して、冷却器140と再熱器150との間には集熱装置50と蓄熱装置60が接続される。冷却器140は、エネルギー貯蔵において空気を冷却し、置換された熱は、集熱装置50に蓄えられ、エネルギー放出において空気を加熱できる。再熱器150は、エネルギー放出において空気を加熱し、置換された冷却熱は、冷蔵装置60に蓄えられ、エネルギー貯蔵において空気を冷却する。これにより、熱の循環利用はできる。
いくつかの実施形態では、図6又は図7を参照して、空気圧縮機ユニット2の出力端と緩衝タンク30の入力端との間には降圧装置80が接続される。エネルギー貯蔵過程では、圧縮空気が減圧を受けて緩衝タンク30を介して複合空気貯蔵装置6に貯蔵される。具体的には、降圧装置80が液体膨張機又は絞り弁である。
いくつかの実施形態では、図6又は図7を参照して、空気膨張機ユニット3の入力端と緩衝タンク30の出力端との間には昇圧装置90が接続される。エネルギー放出加点では、複合空気貯蔵装置6に蓄えられた圧縮空気が緩衝タンク30に出力されて昇圧装置90で加圧されてから空気膨張機ユニット3に入力される。
いくつかの実施形態では、図1、図6又は図7を参照し、圧縮空気エネルギー貯蔵システムは、冷却熱交換器70を更に備える。冷却熱交換器70は、エネルギー貯蔵過程中の圧縮空気の流通するための第1経路と、エネルギー放出過程中の膨張空気の流通するための第2経路と、熱交換媒体の流通するための第3経路とを備える。エネルギー貯蔵過程では、冷却熱交換器70に蓄えられた冷却熱を用いて、圧縮空気を同圧力で冷却・液化して降圧装置80で減圧してから、大気圧で複合気体貯蔵装置6に蓄える。エネルギー放出過程では、冷却熱交換器70が空気を室温まで加熱するために用いられる。
(稼働原理)
1.エネルギー貯蔵の場合、陸上風力発電所の余剰電気エネルギー又は、電力網の電気エネルギーを用いて多段空気圧縮機を駆動し、蓄積された電気エネルギーの工率と持続時間に応じて、低圧空気を液体状態又は超臨界状態に圧縮して、圧縮空気を公共熱交換装置40で室温まで冷却してから、冷却熱交換器70に蓄えられた冷却熱を用いて、それを同圧力で冷却・液化して降圧装置80で減圧してから、大気圧で複合気体貯蔵装置6に蓄える。第2空気貯蔵装置602の中で地面120から遠く離れた第2人造地下室60212は、空間が小さく、圧力が高く、吸収できる地熱エネルギーが多く、温度が高いため、圧縮機ユニットから排出された余剰空気を貯蔵し、エネルギーを放出する際に協働してタービンを作動させる。
2.エネルギー放出の場合、複合空気貯蔵部6内の液体又は超/超臨界状態の空気は、加圧されてから冷却熱交換器70によって室温まで加熱され、公共熱交換装置40中の圧縮熱を吸収し、最後に多段空気膨張機によって膨張されて発電を行う。第2空気貯蔵装置602の中で地面120に近づく第1人造地下室60211は、空間が大きく、圧力が低く、吸収できる地熱エネルギーが少なく、温度が低いため、空気膨張機ユニット3から排出された余剰空気を貯蔵し、エネルギーを貯蔵する際に協働して空気圧縮機ユニット2に空気を供給する。
好ましくは、陸上風力発電ユニットは複数設けられ、第2空気貯蔵装置602は複数設けられ、任意の台数の第1空気貯蔵装置601は任意の台数の第2空気貯蔵装置602と接続する。即ち、1つの第1空気貯蔵装置601は複数の第2空気貯蔵装置602と接続する可能性がある、又は、複数の第1空気貯蔵装置601は1つの第2空気貯蔵装置602と接続する可能性がある、又は、複数の第1空気貯蔵装置601は複数の第2空気貯蔵装置602と一対一接続する可能性がある。
本考案によって提案された圧縮エネルギー貯蔵システムは、自然地熱エネルギーの追加熱により圧縮空気エネルギー密度を高め、陸上風力発電ユニットの容量に適応する低費用の空気貯蔵を成し遂げる。機械設備と電気設備を協働して割り当て、同軸コンパクトな配置と低費用の熱交換システムを採用し、熱交換器を共用して陸上風力発電ユニットの機関室に直接的に入れることで、源側の風力発電所の電源と結合する。
その上、本考案は、別の濾過器を必要とせず、風力発電機関室100内の設備空間を節約し、空気作動流体が内部循環を実現でき、「砂漠と荒れ地」の作業環境で粉塵顆粒の影響を有効的に回避する。
本考案の実施形態は図面と組み合わせて説明されるが、当業者は、本実用新案の趣旨と範囲を逸脱することなく、種々の変更及び変形を行うことができ、こうした変更及び変形は、請求項によって限定される範囲内に含まれる。
1-風力発電ユニット、101-主軸、102-車歯箱、2-空気圧縮機ユニット、3-空気膨張機ユニット、4-電動機、5-三重電機、6-複合空気貯蔵装置、601-第1空気貯蔵装置、602-第2空気貯蔵装置、6021-人造地下室、60211-第1人造地下室、60212-第2人造地下室、7-第1切り替え器、8-第2切り替え器、9-第3切り替え器、10-塔状筒、1001-塔状筒段部、1002-外筒体、1003-内筒体、20-接続管、30-緩衝タンク、40-公共熱交換装置、50-集熱装置、60-蓄熱装置、70-冷却熱交換器、80-降圧装置、90-昇圧装置、100-風力発電機関室、110-羽根、120-地面、130-深層地下、140-冷却器、150-再熱器。

Claims (9)

  1. 風力発電機関室(100)の内部に設けられる風力発電ユニット(1)、空気圧縮機ユニット(2)、空気膨張機ユニット(3)及び電動発電機(4)と、前記風力発電機関室(100)の外部に設けられる複合空気貯蔵装置(6)とを備え、
    前記電動発電機(4)が第1入力軸と第1出力軸とを備え、前記第1入力軸が第1切り替え器(7)を介して前記風力発電ユニット(1)と接続し、前記第1出力軸が前記空気圧縮機ユニット(2)と接続し、
    前記複合空気貯蔵装置(6)が、塔状筒(10)内に設けられた第1空気貯蔵装置(601)と地下に設けられた第2空気貯蔵装置(602)とを備え、前記第1空気貯蔵装置(601)と前記第2空気貯蔵装置(602)との内部空洞がお互いに連通し、前記複合空気貯蔵装置(6)の入力端が前記空気圧縮機ユニット(2)と接続し、前記複合空気貯蔵装置(6)の出力端が前記空気膨張機ユニット(3)と接続する、
    ことを特徴とする圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  2. 前記塔状筒(10)は、軸方向に沿って接続された複数の塔状筒段部(1001)を備え、前記第1空気貯蔵装置(601)が少なくとも1つの前記塔状筒段部(1001)の内部に配置され、若しくは、前記第1空気貯蔵装置(601)が少なくとも1つの前記塔状筒段部(1001)であり、
    又は、前記塔状筒(10)は、お互いに入れ子にされた外筒体(1002)と内筒体(1003)を有し、前記第1空気貯蔵装置(601)が外筒体(1002)と内筒体(1003)との間の空洞に配置される、若しくは、前記外筒体(1002)と前記内筒体(1003)との間の空洞が前記第1空気貯蔵装置(601)としての役割を果たす、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  3. 前記第2空気貯蔵装置(602)が人造地下室(6021)を備え、前記人造地下室(6021)と前記第1空気貯蔵装置(601)とが直接貫通する、又は、管路を介して連通する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  4. 前記人造地下室(6021)が2つ配置され、2つの前記人造地下室(6021)から地面(120)までの高さが異なる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  5. 2つの前記人造地下室(6021)が第1人造地下室(60211)と前記第1人造地下室(60211)の下方に設けられた第2人造地下室(60212)とを備え、前記第1人造地下室(60211)の容積が前記第2人造地下室(60212)の容積よりも大きく、前記空気圧縮機ユニット(2)と前記空気膨張機ユニット(3)のいずれも第1圧力側と第2圧力側とを備え、前記第1圧力側の圧力が前記第2圧力側の圧力よりも低く、前記第1人造地下室(60211)が前記空気圧縮機ユニット(2)の第1圧力側と前記空気膨張機ユニット(3)の第1圧力側と接続し、前記第2人造地下室(60212)が前記空気圧縮機ユニット(2)の第2圧力側と前記空気膨張機ユニット(3)の第2圧力側と接続する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  6. 前記空気圧縮機ユニット(2)が三重電機(5)を介して前記空気膨張機ユニット(3)と同軸に接続し、前記三重電機(5)が第2出力軸と第2入力軸とを備え、前記第2出力軸が第2切り替え器(8)を介して前記空気圧縮機ユニット(2)と接続し、前記第2入力軸が第3切り替え器(9)を介して前記空気膨張機ユニット(3)と接続し、前記電動発電機(4)と前記三重電機(5)のいずれも電力網と制御可能に電力に接続し、前記空気圧縮機ユニット(2)がエネルギー貯管路を介して前記複合空気貯蔵装置(6)の入力端と接続し、前記空気膨張機ユニット(3)がエネルギー放出管路を介して前記複合空気貯蔵装置(6)の出力端と接続する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  7. 前記風力発電機関室(100)の内部に緩衝タンク(30)も設けられており、前記緩衝タンク(30)が液体状態又は超臨界状態にある空気を貯蔵するのに適しており、前記緩衝タンク(30)が前記複合空気貯蔵装置(6)と連通し、前記緩衝タンク(30)の入力端が前記空気圧縮機ユニット(2)と接続し、前記緩衝タンク(30)の出力端が前記空気膨張機ユニット(3)と接続する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  8. 前記空気圧縮機ユニット(2)と前記空気膨張機ユニット(3)との間に公共熱交換装置(40)が配置され、前記公共熱交換装置(40)が圧縮空気の流通する第1熱交換経路と、膨張空気の流通する第2熱交換経路と、熱交換流体の流通する第3熱交換経路とを備え、前記第1熱交換経路が前記エネルギー貯蔵管路に接続され、前記第2熱交換経路が前記エネルギー放出管路に接続される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
  9. 前記陸上風力発電ユニットが複数設けられ、前記第2空気貯蔵装置(602)が複数設けられ、任意の台数の第1空気貯蔵装置(601)が任意の台数の第2空気貯蔵装置(602)と接続する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット。
JP2024001033U 2023-05-22 2024-04-02 圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット Active JP3246982U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202310579883.5A CN116608091A (zh) 2023-05-22 2023-05-22 一种陆上风力发电机组及储能系统
CN202310579883.5 2023-05-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3246982U true JP3246982U (ja) 2024-06-07

Family

ID=87676024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024001033U Active JP3246982U (ja) 2023-05-22 2024-04-02 圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3246982U (ja)
CN (1) CN116608091A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN116608091A (zh) 2023-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106321343B (zh) 基于液体温度控制的等温压缩空气储能发电系统及其方法
CN102758748B (zh) 高压液态空气储能/释能系统
CN102459889B (zh) 压缩机和/或膨胀机装置
CN102758690B (zh) 高效高压液态空气储能/释能系统
CN105179033B (zh) 一种利用低温冷能存储电能的系统及其运行方法
CN114135349B (zh) 热电厂余热再利用方法及与热电厂耦合的储能发电系统
CN203257492U (zh) 压缩空气电力储能系统
CN202970911U (zh) 一种新型流程的超临界空气储能系统
CN113006889B (zh) 一种绝热的近等温压缩空气储能系统及其运行方法
CN102619668A (zh) 恒压水-气共容舱电力储能系统
CN202811238U (zh) 高压液态空气储能/释能系统
CN202811079U (zh) 高效高压液态空气储能/释能系统
JP3242176U (ja) 陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム及び電力システム
JP3246982U (ja) 圧縮空気貯蔵システム付き陸上風力発電ユニット
CN116972544A (zh) 基于液态空气储能和废弃油气井地热开采的综合能源系统
JP3246983U (ja) 圧縮空気貯蔵システム付き洋上風力発電ユニット
CN111535886B (zh) 一种多能联合的压力恒定的发电系统
CN105890285A (zh) 一种利用混合工质的深冷液化空气储能方法和系统
CN102191952A (zh) 空气能发电装置
JP3246849U (ja) コンパクトな圧縮空気エネルギー貯蔵システムおよび電力システム
CN206073567U (zh) 一种混合工质型深冷液态空气储能系统
JP3242179U (ja) 洋上圧縮空気エネルギー貯蔵システムおよび電力システム
JP3246917U (ja) 圧縮空気連携貯蔵・熱交換装置共用システム及び電力システム
CN219083439U (zh) 地下抽水蓄能结合热泵的综合能源系统
CN117335580A (zh) 一种复合恒压型储能系统

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3246982

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150