JP3242176U - 陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム及び電力システム - Google Patents
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Abstract
【課題】地理的条件に制限されず、ガス貯蔵装置の建設コストを削減し、ガス貯蔵空間を拡張し、陸上風力発電を近くで直接結合する効果を有する陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム及び電力システムを提供する。
【解決手段】陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムは空気圧縮システム、陸上共同ガス貯蔵装置及び空気膨張システムを含み、空気圧縮システムの出力端は陸上共同ガス貯蔵装置の入力端に接続され、陸上共同ガス貯蔵装置の出力端は空気膨張システムの入力端に接続され、そのうち、陸上共同ガス貯蔵装置はタワーチューブと地下ガス貯蔵装置を含み、タワーチューブは第1ガス貯蔵キャビティを含み、地下ガス貯蔵装置はタワーチューブ下方の地下に設けられており、地下ガス貯蔵装置は第2ガス貯蔵キャビティを含み、第1ガス貯蔵キャビティと第2ガス貯蔵キャビティが連通する。
【選択図】図1
【解決手段】陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムは空気圧縮システム、陸上共同ガス貯蔵装置及び空気膨張システムを含み、空気圧縮システムの出力端は陸上共同ガス貯蔵装置の入力端に接続され、陸上共同ガス貯蔵装置の出力端は空気膨張システムの入力端に接続され、そのうち、陸上共同ガス貯蔵装置はタワーチューブと地下ガス貯蔵装置を含み、タワーチューブは第1ガス貯蔵キャビティを含み、地下ガス貯蔵装置はタワーチューブ下方の地下に設けられており、地下ガス貯蔵装置は第2ガス貯蔵キャビティを含み、第1ガス貯蔵キャビティと第2ガス貯蔵キャビティが連通する。
【選択図】図1
Description
本考案は圧縮空気のエネルギー貯蔵技術分野に関し、具体的には、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム及び電力システムに関する。
エネルギー貯蔵は再生可能なエネルギー革命を実現する肝心なサポート技術であり、圧縮空気のエネルギー貯蔵システムは単段容量が大きく、エネルギー貯蔵効率が高く、ライフサイクルが長く、余熱が回収可能であり且つ「風光相補」と結合するなど潜在的な利点を有し、発展の将来性を有する大規模な物理的エネルギー貯蔵技術と考えられる。陸上風況は安定風況、突風風況及び徐変風風況などを含むように多様であるため、陸上風力発電機群の発電量が風況に影響され、風力発電に間欠性、変動性及び制御不能性が存在することを引き起こし、風力発電連系変動がグリッドに衝撃を与える。そのため、従来技術では、圧縮空気のエネルギー貯蔵装置を用いてグリッドの不安定性を調整し且つピークを削減してバレーを充填する。具体的には、地下洞窟空間で形成された天然封止貯蔵媒体を利用し又はその内壁に可撓性気密高分子フィルムを敷設して高圧空気を貯蔵し、又は直接地上ガス貯蔵装置を利用して高圧空気を貯蔵する。グリッドの供給量が求め以上である場合、圧縮空気サブシステムを利用して電気エネルギーを力学的エネルギーに変換し、さらに圧力ポテンシャルエネルギー及び熱エネルギーに変換してそれぞれガス貯蔵装置及び熱貯蔵装置に貯蔵し、グリッドの供給量が求め未満である場合、空気膨張サブシステムを利用してガス貯蔵装置及び熱貯蔵装置の圧力ポテンシャルエネルギー及び熱エネルギーを力学的エネルギーに変換して外部に出力する。
しかしながら、従来の解決手段において、地下洞窟は塩洞窟、地下含水層、硬岩層洞窟、天然塩洞窟、廃棄天然ガス又は石油ガス貯蔵室を含み、地上ガス貯蔵は金属貯蔵タンク/配管、熱可塑性管を含み、これらのガス貯蔵装置は地理的条件に制限され又はコストが高く、一方、長いガス輸送管路を敷設する必要があり、建設コストが高く、且つ現在応用される圧縮空気のエネルギー貯蔵プロジェクトはいずれもグリッド側の不安定電源を調整し、圧縮空気のエネルギー貯蔵システム及び風力光などのソース側電源系統連系はいずれも長い送配電線路を敷設する必要があり、コストが高い。
本考案が解決しようとする技術的問題は従来技術における地下洞窟が地理的条件に制限され、地上ガス貯蔵装置の建設コストが高く、ガス輸送管路と送電線路のコストが高いという欠陥を克服し、それにより陸上風力発電機とタワーチューブ及び地下人工チャンバを直接利用して共同ガス貯蔵装置とする陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム及び電力システムを提供することである。
上記問題を解決するために、本考案は陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムを提供し、空気圧縮システム、陸上共同ガス貯蔵装置及び空気膨張システムを含み、空気圧縮システムの出力端は陸上共同ガス貯蔵装置の入力端に接続され、陸上共同ガス貯蔵装置の出力端は空気膨張システムの入力端に接続され、そのうち、陸上共同ガス貯蔵装置はタワーチューブと地下ガス貯蔵装置を含み、タワーチューブは第1ガス貯蔵キャビティを含み、地下ガス貯蔵装置はタワーチューブ下方の地下に設けられており、地下ガス貯蔵装置は第2ガス貯蔵キャビティを含み、第1ガス貯蔵キャビティと第2ガス貯蔵キャビティが連通する。
任意選択的に、タワーチューブは軸方向に沿って別体に設置された複数のタワーチューブセグメントを含み、第1ガス貯蔵キャビティは1つ又は複数のタワーチューブセグメント内に設けられている。
任意選択的に、タワーチューブセグメント内に1つのガス貯蔵ユニットが設けられており、又はタワーチューブセグメント内に複数のガス貯蔵ユニットが設けられており、複数のガス貯蔵ユニットはタワーチューブセグメントの内周を回って間隔的に設置され、複数のガス貯蔵ユニットの間は管路を介して連通する。
任意選択的に、タワーチューブは径方向に沿って套設された外筒体と内筒体を含み、外筒体と内筒体との間の環状隙間は第1ガス貯蔵キャビティを構成する。
任意選択的に、地下ガス貯蔵装置は人工チャンバを含み、人工チャンバのインナーキャビティは第2ガス貯蔵キャビティを構成し、人工チャンバはタワーチューブの下方に設けられており、タワーチューブの底部は人工チャンバと貫通して連通し、又は、第1ガス貯蔵キャビティは管路を介して第2ガス貯蔵キャビティと連通する。
任意選択的に、タワーチューブが複数設けられており、人工チャンバが複数設けられており、複数の人工チャンバがタワーチューブの底部に一対一に設けられており、複数の第1ガス貯蔵キャビティと複数の第2ガス貯蔵キャビティが一対一に連通する。
任意選択的に、タワーチューブが複数設けられており、人工チャンバが1つ設けられており、複数のタワーチューブの第1ガスキャビティは管路を介して人工チャンバの第2ガス貯蔵キャビティと連通する。
任意選択的に、人工チャンバはタワーチューブの底部と一体的に設置される。
任意選択的に、空気圧縮システムと陸上共同ガス貯蔵装置との間に降圧装置が設けられており、空気圧縮システムの出力端は降圧装置の入力端に接続され、降圧装置の出力端は陸上共同ガス貯蔵装置の入力端に接続され、陸上共同ガス貯蔵装置と空気膨張システムとの間に加圧装置が設けられており、加圧装置の入力端は陸上共同ガス貯蔵装置の出力端に接続され、加圧装置の出力端は空気膨張システムの入力端に接続される。
本考案の別の態様は電力システムを提供し、グリッド、陸上風力発電機群及び以上の技術的解決手段のいずれか一項に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムを含み、空気圧縮システムはグリッドに電気的に接続され、又は空気圧縮システムは陸上風力発電機群に電気的に接続され、空気膨張システムはグリッドに電気的に接続される。
本考案は以下の利点を有する。
1.本考案の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムを利用し、エネルギーを貯蔵する時に、空気圧縮システムによって空気を圧縮し且つ陸上共同ガス貯蔵装置に貯蔵し、エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置にある圧縮空気を放出し、空気膨張システムに出力し、膨張によって仕事をして発電する。
陸上共同ガス貯蔵装置を設置することにより、そのうち、タワーチューブに第1ガス貯蔵キャビティが設置され、タワーチューブ自体の空間を一部の貯蔵空間として利用することができ、且つ地下ガス貯蔵装置が設置され、地下ガス貯蔵装置に第2ガス貯蔵キャビティが設置され、第1ガス貯蔵キャビティと第2ガス貯蔵キャビティが連通し、地下ガス貯蔵装置とタワーチューブとの共同ガス貯蔵を実現し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵空間を拡大することができ、地下ガス貯蔵装置はタワーチューブ下方の地下に設けられ、タワーチューブの基礎と同時に建設することができ、地下洞窟を利用することに比べ、地理的条件に制限されず、且つ輸送管路の長さを短縮し、建設コストを削減し、且つタワーチューブと地下ガス貯蔵装置が連携し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵空間を拡張し、また、風力発電場の立地、地質条件などの実際のエネルギー貯蔵需要に応じて、第1ガス貯蔵キャビティと第2ガス貯蔵キャビティのエネルギー貯蔵容量を柔軟に割り当てることができる。
2.タワーチューブは軸方向に沿って1つ又は複数のタワーチューブセグメントが設置され、第1ガス貯蔵キャビティは1つ又は複数のタワーチューブセグメント内に設けられており、又はタワーチューブには外筒体と内筒体が設置され、両者の間の環状隙間は第1ガス貯蔵キャビティを構成し、タワーチューブの実際の状況に応じて、第1ガス貯蔵キャビティの設置方式を柔軟に選択することができ、タワーチューブ自体はライン状の鋼製タンク構造であるため、タワーチューブ内部の空間構造を最適化及び利用することにより、従来の地下又は地上ガス貯蔵空間を代替し、地下又は地上ガス貯蔵空間の建設コストを低減させる。
3.空気圧縮システムに多段圧縮機が直列に設置され、且つ各段の圧縮機の後に冷却器が接続され、エネルギーを貯蔵する時に、空気に対して多段の圧縮と冷却を行うことができ、圧力ポテンシャルエネルギーと温度熱エネルギーをそれぞれ陸上共同ガス貯蔵装置と集熱装置に貯蔵する。空気膨張システムに多段ガス膨張機が直列に設置され、且つ各段のガス膨張機の後に再熱器が接続され、エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置にある高圧空気が集熱装置により昇温され、高圧高温空気を形成し、さらにガス膨張機に注入して膨張して仕事をする。空気圧縮システム及び空気膨張システムは空気を超臨界状態まで圧縮することができ、システム効率を顕著に向上させ且つガス貯蔵の占有スペースを低減させ、空気を非超臨界状態まで圧縮することもでき、陸上風力発電所又はグリッドバレー電気に貯蔵する必要がる電気エネルギーの電力及び時間に基づき、エネルギー貯蔵システムの具体的なガス貯蔵状態を柔軟に選択することができる。
4.本考案の電力システムを利用し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムと陸上風力発電所をその場で直接結合し、再生可能なエネルギーの分散型エネルギー貯蔵と領域性スマートマイクログリッドを実現し、遠距離の送電配電コストを低減させる。
1.本考案の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムを利用し、エネルギーを貯蔵する時に、空気圧縮システムによって空気を圧縮し且つ陸上共同ガス貯蔵装置に貯蔵し、エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置にある圧縮空気を放出し、空気膨張システムに出力し、膨張によって仕事をして発電する。
陸上共同ガス貯蔵装置を設置することにより、そのうち、タワーチューブに第1ガス貯蔵キャビティが設置され、タワーチューブ自体の空間を一部の貯蔵空間として利用することができ、且つ地下ガス貯蔵装置が設置され、地下ガス貯蔵装置に第2ガス貯蔵キャビティが設置され、第1ガス貯蔵キャビティと第2ガス貯蔵キャビティが連通し、地下ガス貯蔵装置とタワーチューブとの共同ガス貯蔵を実現し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵空間を拡大することができ、地下ガス貯蔵装置はタワーチューブ下方の地下に設けられ、タワーチューブの基礎と同時に建設することができ、地下洞窟を利用することに比べ、地理的条件に制限されず、且つ輸送管路の長さを短縮し、建設コストを削減し、且つタワーチューブと地下ガス貯蔵装置が連携し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵空間を拡張し、また、風力発電場の立地、地質条件などの実際のエネルギー貯蔵需要に応じて、第1ガス貯蔵キャビティと第2ガス貯蔵キャビティのエネルギー貯蔵容量を柔軟に割り当てることができる。
2.タワーチューブは軸方向に沿って1つ又は複数のタワーチューブセグメントが設置され、第1ガス貯蔵キャビティは1つ又は複数のタワーチューブセグメント内に設けられており、又はタワーチューブには外筒体と内筒体が設置され、両者の間の環状隙間は第1ガス貯蔵キャビティを構成し、タワーチューブの実際の状況に応じて、第1ガス貯蔵キャビティの設置方式を柔軟に選択することができ、タワーチューブ自体はライン状の鋼製タンク構造であるため、タワーチューブ内部の空間構造を最適化及び利用することにより、従来の地下又は地上ガス貯蔵空間を代替し、地下又は地上ガス貯蔵空間の建設コストを低減させる。
3.空気圧縮システムに多段圧縮機が直列に設置され、且つ各段の圧縮機の後に冷却器が接続され、エネルギーを貯蔵する時に、空気に対して多段の圧縮と冷却を行うことができ、圧力ポテンシャルエネルギーと温度熱エネルギーをそれぞれ陸上共同ガス貯蔵装置と集熱装置に貯蔵する。空気膨張システムに多段ガス膨張機が直列に設置され、且つ各段のガス膨張機の後に再熱器が接続され、エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置にある高圧空気が集熱装置により昇温され、高圧高温空気を形成し、さらにガス膨張機に注入して膨張して仕事をする。空気圧縮システム及び空気膨張システムは空気を超臨界状態まで圧縮することができ、システム効率を顕著に向上させ且つガス貯蔵の占有スペースを低減させ、空気を非超臨界状態まで圧縮することもでき、陸上風力発電所又はグリッドバレー電気に貯蔵する必要がる電気エネルギーの電力及び時間に基づき、エネルギー貯蔵システムの具体的なガス貯蔵状態を柔軟に選択することができる。
4.本考案の電力システムを利用し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムと陸上風力発電所をその場で直接結合し、再生可能なエネルギーの分散型エネルギー貯蔵と領域性スマートマイクログリッドを実現し、遠距離の送電配電コストを低減させる。
本考案の具体的な実施形態又は従来技術における技術的解決手段をより明瞭に説明するために、以下は具体的な実施形態又は従来技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は本考案のいくつかの実施形態であり、当業者にとっては、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
以下は図面を参照しながら本考案の技術的解決手段を明瞭、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本考案の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本考案における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要さずに得た他の実施例は、いずれも本考案の保護範囲に属する。
本考案の説明において、説明すべきものとして、用語「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などに指示された方位又は位置関係は図面に基づいて示された方位又は位置関係であり、単に本考案を説明しやすく説明を簡略化するためであり、言われる装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造及び操作しなければならないことを指示又は示唆するものではなく、したがって本考案に対する制限として理解することができない。また、用語「第1」、「第2」、「第3」は目的を説明するためだけに用いられ、相対的な重要性を指示又は示唆するものと理解することができない。
本考案の説明において、説明すべきものとして、他に明確な規定と限定がない限り、用語「取り付け」、「連結」、「接続」は広義に理解すべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続、又は一体的な接続であってもよく、機械的接続であってもよく、電気的接続であってもよく、直接連結してもよく、中間媒体を介して間接連結してもよく、2つの素子内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本考案における具体的な意味を理解することができる。
また、以下に説明する本発明の異なる実施形態に係る技術的特徴は、互いに矛盾しない限り、互いに組み合わせてもよい。
本考案の技術的解決手段を紹介しやすいために、以下は図面及び具体的な実施例を参照して詳細に説明するが、実施例は本考案に対する制限とみなすべきではない。
実施例1
陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100であって、図1~図7を参照すると、空気圧縮システム1、陸上共同ガス貯蔵装置2及び空気膨張システム3を含み、空気圧縮システム1の出力端は陸上共同ガス貯蔵装置2の入力端に接続され、陸上共同ガス貯蔵装置2の出力端は空気膨張システム3の入力端に接続され、そのうち、陸上共同ガス貯蔵装置2はタワーチューブ21と地下ガス貯蔵装置22を含み、タワーチューブ21は第1ガス貯蔵キャビティ214を含み、地下ガス貯蔵装置22はタワーチューブ21下方の地下に設けられており、地下ガス貯蔵装置22は第2ガス貯蔵キャビティ222を含み、第1ガス貯蔵キャビティ214は第2ガス貯蔵キャビティ222と連通する。
陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100であって、図1~図7を参照すると、空気圧縮システム1、陸上共同ガス貯蔵装置2及び空気膨張システム3を含み、空気圧縮システム1の出力端は陸上共同ガス貯蔵装置2の入力端に接続され、陸上共同ガス貯蔵装置2の出力端は空気膨張システム3の入力端に接続され、そのうち、陸上共同ガス貯蔵装置2はタワーチューブ21と地下ガス貯蔵装置22を含み、タワーチューブ21は第1ガス貯蔵キャビティ214を含み、地下ガス貯蔵装置22はタワーチューブ21下方の地下に設けられており、地下ガス貯蔵装置22は第2ガス貯蔵キャビティ222を含み、第1ガス貯蔵キャビティ214は第2ガス貯蔵キャビティ222と連通する。
本考案の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100を利用し、エネルギーを貯蔵する時に、空気圧縮システム1によって空気を圧縮し且つ陸上共同ガス貯蔵装置2に貯蔵し、エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置2にある圧縮空気を放出し、空気膨張システム3に出力し、膨張によって仕事をして発電する。
陸上共同ガス貯蔵装置2を設置することにより、そのうち、タワーチューブ21に第1ガス貯蔵キャビティ214が設置され、タワーチューブ21自体の空間を一部の貯蔵空間として利用することができ、且つ地下ガス貯蔵装置22が設置され、地下ガス貯蔵装置22に第2ガス貯蔵キャビティ222が設置され、第1ガス貯蔵キャビティ214と第2ガス貯蔵キャビティ222が連通し、地下ガス貯蔵装置22とタワーチューブ21との共同ガス貯蔵を実現し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵空間を拡大することができ、地下ガス貯蔵装置22はタワーチューブ21下方の地下に設けられ、タワーチューブ21の基礎と同時に建設することができ、地下洞窟を利用することに比べ、地理的条件に制限されず、且つ輸送管路の長さを短縮し、建設コストを削減し、且つタワーチューブ21と地下ガス貯蔵装置22が連携し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵空間を拡張する。
風力発電場の立地、地質条件などの実際の貯蔵需要に応じて、第1ガス貯蔵キャビティ214と第2ガス貯蔵キャビティ222のエネルギー貯蔵容量を柔軟に割り当てることができる。具体的には、タワーチューブ21の第1ガス貯蔵キャビティ214の容積が大きく、且つ実際のエネルギー貯蔵需要が低い場合、地下ガス貯蔵装置22の容積を適切に縮小することができ、地下ガス貯蔵装置22の建設コストを低減させる。タワーチューブ21の第1ガス貯蔵キャビティ214の容積が小さく、且つ実際のエネルギー貯蔵需要が高い場合、地下ガス貯蔵装置22の容積を適切に拡大することができ、それによって陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵需要を満たす。設計者は実際の状況に応じて第1ガス貯蔵キャビティ214と第2ガス貯蔵キャビティ222の貯蔵容量を柔軟に割り当てることができる。
具体的には、空気圧縮システム1の出力端は空気圧縮システム1がガスを出力するポートを指し、排気端とも言える。陸上共同ガス貯蔵装置2の入力端は、陸上共同ガス貯蔵装置2が圧縮空気を入力するポートを指し、吸気端とも言える。陸上共同ガス貯蔵装置2の出力端は圧縮空気を出力するポートを指し、排気端とも言える。空気膨張システム3の入力端は、空気膨張システム3内に圧縮空気を入力するポートであり、吸気端とも言える。
任意選択的に、図2はタワーチューブ21の第1の実施例の構造概略図を提供し、タワーチューブ21は軸方向に沿って別体に設置された複数のタワーチューブセグメント211を含み、第1ガス貯蔵キャビティ214は1つ又は複数のタワーチューブセグメント211内に設けられている。具体的には、タワーチューブ21の軸方向に沿って、タワーチューブセグメント211の接続端にフランジが設置され、隣接する2つのタワーチューブセグメント211の間はボルトによって接続される。タワーチューブセグメント211の内径は、下方から上方に向かって徐々に小さくなっており、従って、複数のタワーチューブセグメント211内の第1ガス貯蔵キャビティ214の容積も下方から上方に向かって減少している。任意選択的に、タワーチューブセグメント211内にガス貯蔵タンクを設置し、ガス貯蔵タンクのインナーキャビティは第1ガス貯蔵キャビティ214を構成する。
任意選択的に、タワーチューブセグメント211内に1つのガス貯蔵ユニットが設けられており、又はタワーチューブセグメント211内に複数のガス貯蔵ユニットが設けられており、複数のガス貯蔵ユニットはタワーチューブセグメント211の内周を回って間隔的に設置され、複数のガス貯蔵ユニットの間は管路を介して連通する。大内径のタワーチューブセグメント211内には、ガス貯蔵ユニットが複数設置され、且つタワーチューブセグメント211の内周を回って間隔的に配置される。任意選択的に、複数のガス貯蔵ユニットはタワーチューブセグメント211の内周を回って均等に分布する。隣接するタワーチューブセグメント211の間のガス貯蔵ユニットは管路を介して互いに連通している。具体的には、ガス貯蔵ユニットはガス貯蔵タンクであってもよく、すなわち、タワーチューブセグメント211内に1つ又は複数のガス貯蔵タンクを設置する。設計者は実際の状況に応じてガス貯蔵ユニットの形状、数、容積などを選択することができ、ここでは限定しない。
任意選択的に、タワーチューブセグメント211にマンホール215が設けられており、タワーチューブ21内に入って点検しやすい。
任意選択的に、図3及び図4を参照すると、タワーチューブ21は径方向に沿って套設された外筒体212と内筒体213を含み、外筒体212と内筒体213との間の環状隙間は第1ガス貯蔵キャビティ214を構成する。
タワーチューブ21の第2の実施例として、図3を参照すると、内筒体213の長さは外筒体212の長さより短く、内筒体213の外壁と外筒体212の内壁との間に囲まれた空間は第1ガス貯蔵キャビティ214を構成する。
タワーチューブ21の第3の実施例として、図4を参照すると、内筒体213の長さは外筒体212の長さに等しく、内筒体213の外壁と外筒体212の内壁との間の環状隙間は第1ガス貯蔵キャビティ214を構成する。
以上の2種類の第1ガス貯蔵キャビティ214の設置方式を、設計者がタワーチューブ21の実際の状況及びエネルギー貯蔵需要に応じて柔軟に選択することができ、それによりタワーチューブ21の内部空間を十分に利用する。
任意選択的に、図5~図7を参照すると、地下ガス貯蔵装置22は人工チャンバ221を含み、人工チャンバ221のインナーキャビティは第2ガス貯蔵キャビティ222を構成し、人工チャンバ221はタワーチューブ21の下方に設けられており、タワーチューブ21の底部は人工チャンバ221と貫通して連通し、すなわち人工チャンバ221はタワーチューブ21の底部の基礎とすることができ、タワーチューブ21の底部は人工チャンバ221と貫通し、そうすると、タワーチューブ21のインナーキャビティは人工チャンバ221のインナーキャビティと直接連通する。
陸上共同ガス貯蔵装置2の第1の実施例は、図5に示すように、上記第1の実施例のタワーチューブ21と人工チャンバ221によって接続管216を介して接続構成され、タワーチューブ21の第1ガス貯蔵キャビティ214及び人工チャンバ221の第2ガス貯蔵キャビティ222が接続管216を介して連通し、接続管216の直径はタワーチューブ21の直径より小さい。
陸上共同ガス貯蔵装置2の第2の実施例は、図6に示すように、上記第2の実施例のタワーチューブ21と人工チャンバ221によって接続管216を介して接続構成され、タワーチューブ21の第1ガス貯蔵キャビティ214及び人工チャンバ221の第2ガス貯蔵キャビティ222が接続管216を介して連通し、接続管216の直径はタワーチューブ21の直径より小さい。
陸上共同ガス貯蔵装置2の第3の実施例は、図7に示すように、上記第3の実施例のタワーチューブ21と人工チャンバ221によって接続管216を介して接続構成され、タワーチューブ21の第1ガス貯蔵キャビティ214及び人工チャンバ221の第2ガス貯蔵キャビティ222が接続管216を介して連通し、接続管216の直径はタワーチューブ21の直径に等しい。
当然のことながら、置き換え可能な接続方式として、第1ガス貯蔵キャビティ214は管路及び第2ガス貯蔵キャビティ222を介して連通する。具体的には、タワーチューブ21の底部は人工チャンバ221に、貫通しないように接続され、第1ガス貯蔵キャビティ214は管路を介して第2ガス貯蔵キャビティ222と連通する。具体的には、タワーチューブ21には第1ガス貯蔵キャビティ214と連通する第1接合口が設けられており、人工チャンバ221には第2ガス貯蔵キャビティ222と連通する第2接合口が設けられており、第1接合口と第2接合口との間は管路によって接続され、それにより第1ガス貯蔵キャビティ214と第2ガス貯蔵キャビティ222を連通する。
任意選択的に、人工チャンバ221はコンクリートで製造されてもよい。人工チャンバ221はタワーチューブ21の底部に一体的に設置され、このように、人工チャンバ221はタワーチューブ21の基礎とすることができ、それにより、タワーチューブ21を建設する時に人工チャンバ221を一括して建設し、陸上共同ガス貯蔵装置2の建設コストをさらに低減させることができる。
任意選択的に、図9を参照すると、タワーチューブ21は複数設けられており、人工チャンバ221は複数設けられており、複数の人工チャンバ221はタワーチューブ21の底部に一対一に設けられており、複数の第1ガス貯蔵キャビティ214と複数の第2ガス貯蔵キャビティ222は一対一に連通する。陸上では通常アレイ式で複数の風力発電機が設置されるため、したがって、陸上では複数のタワーチューブ21が設けられており、それに応じて、人工チャンバ221も複数設けられ、複数のタワーチューブ21と複数の人工チャンバ221が一対一に接続され、すなわち複数の第1ガス貯蔵キャビティ214と複数の第2ガス貯蔵キャビティ222が一対一に連通する。
任意選択的に、図10を参照すると、いくつかの他の実施例において、タワーチューブ21が複数設けられており、人工チャンバ221が1つ設けられており、複数のタワーチューブ21の第1ガス貯蔵キャビティ214は管路を介して人工チャンバ221の第2ガス貯蔵キャビティ222と連通する。
圧縮空気の貯蔵状態は気体状態及び非気体状態を含み、非気体状態は液体状態及び超臨界状態を含む。
陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100の第1の実施例として、図1を参照すると、空気圧縮システム1は順次直列接続された多段圧縮機11を含み、各段の圧縮機11の後に冷却器12が接続されており、具体的には、冷却器12は2つの圧縮機11の間に設けられているインタークーラ及び末端の圧縮機11の下流に設けられているアフタークーラを含む。空気膨張システム3は順次直列接続された多段ガス膨張機31を含み、各段のガス膨張機31の後に再熱器32が接続されており、空気圧縮システム1と陸上共同ガス貯蔵装置2との間、空気膨張システム3と陸上共同ガス貯蔵装置2との間にいずれも蓄冷熱交換器6が接続されており、空気圧縮システム1の出力端は蓄冷熱交換器6の第1入力端に接続され、蓄冷熱交換器6の第1出力端は陸上共同ガス貯蔵装置2の入力端に接続され、陸上共同ガス貯蔵装置2の出力端は蓄冷熱交換器6の第2入力端に接続され、蓄冷熱交換器6の第2出力端は空気膨張システム3に接続される。
動作原理は、エネルギーを貯蔵する時に、多段圧縮機11及び段間冷却器12は空気に対して多段圧縮及び冷却を行うことができ、空気を圧縮し、且つ陸上共同ガス貯蔵装置2に貯蔵し、圧縮空気の貯蔵状態は気体状態であり、エネルギーを放出する時に、圧縮空気はガス膨張機31内に注入され、多段膨張及び加熱を経て、膨張仕事して出力することである。
陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100の第2の実施例として、空気圧縮システム1と陸上共同ガス貯蔵装置2との間に蓄冷熱交換器6が設けられており、空気圧縮システム1は蓄冷熱交換器6と陸上共同ガス貯蔵装置2との間に設けられている降圧装置4を含む。蓄冷熱交換器6は第1入口、第1出口、第2入口及び第2出口を有する。圧縮機11の出力端は蓄冷熱交換器6の第1入口に接続され、蓄冷熱交換器6の第1出口は降圧装置4の入力端に接続され、降圧装置4の出力端は陸上共同ガス貯蔵装置2の入力端に接続される。エネルギーを貯蔵する時に、高圧ガスは多段圧縮機11及び段間冷却器12を通過して圧縮及び冷却を行い、蓄冷熱交換器6を通過して熱交換を行い、再び冷却し、降圧装置4を通過して降圧した後に常圧で陸上共同ガス貯蔵装置2に貯蔵され、圧縮空気の貯蔵状態は非気体状態である。任意選択的に、高圧装置4は液体膨張機41又は絞り弁を含む。
任意選択的に、空気膨張システム3は加圧装置5を含み、加圧装置5の入力端は陸上共同ガス貯蔵装置2の出力端に接続され、加圧装置5の出力端は蓄冷熱交換器6の第2入口に接続され、蓄冷熱交換器6の第2出口はガス膨張機31の入力端に接続される。エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置2内の圧縮空気は加圧装置5により加圧され、さらに蓄冷熱交換器6により常温まで加熱され、その後多段ガス膨張機31及び段間再熱器32により膨張及び加熱を行い、最後に出力する。任意選択的に、加圧装置5はクライオポンプ51を含む。
動作原理について、
エネルギーを貯蔵する時に、多段圧縮機11及び冷却器12は空気に対して多段圧縮及び冷却を行うことができ、高圧空気を熱交換して降圧した後、超臨界状態又は液体状態で貯蔵する。エネルギーを放出する時に、超臨界状態又は液体空気は増圧熱交換を経た後、多段加熱及び膨張を行い、外部に対して仕事をして出力する。空気圧縮システム1及び空気膨張システム3は空気を超臨界状態まで圧縮することができ、システム効率を顕著に向上させることができ、空気を液体状態まで圧縮することもでき、陸上風力発電所又はグリッドバレー電気に貯蔵する必要がる電気エネルギーの電力及び時間に基づき、エネルギー貯蔵システムの具体的なガス貯蔵状態を柔軟に選択する。例えば、電力消費ピーク又は風力が小さいなどの他の要因によりエネルギー貯蔵が需要より低い場合、超臨界状態の空気は非超臨界状態の空気より占有する空間が小さいため、したがって、空気を超臨界状態まで圧縮することができ、それによって従来の陸上共同ガス貯蔵装置2の容積を向上させて実際のエネルギー貯蔵需要を満たす。
エネルギーを貯蔵する時に、多段圧縮機11及び冷却器12は空気に対して多段圧縮及び冷却を行うことができ、高圧空気を熱交換して降圧した後、超臨界状態又は液体状態で貯蔵する。エネルギーを放出する時に、超臨界状態又は液体空気は増圧熱交換を経た後、多段加熱及び膨張を行い、外部に対して仕事をして出力する。空気圧縮システム1及び空気膨張システム3は空気を超臨界状態まで圧縮することができ、システム効率を顕著に向上させることができ、空気を液体状態まで圧縮することもでき、陸上風力発電所又はグリッドバレー電気に貯蔵する必要がる電気エネルギーの電力及び時間に基づき、エネルギー貯蔵システムの具体的なガス貯蔵状態を柔軟に選択する。例えば、電力消費ピーク又は風力が小さいなどの他の要因によりエネルギー貯蔵が需要より低い場合、超臨界状態の空気は非超臨界状態の空気より占有する空間が小さいため、したがって、空気を超臨界状態まで圧縮することができ、それによって従来の陸上共同ガス貯蔵装置2の容積を向上させて実際のエネルギー貯蔵需要を満たす。
任意選択的に、陸上共同ガス貯蔵装置2と空気圧縮システム1との間、及び陸上共同ガス貯蔵装置2と空気膨張システム3との間にいずれも緩衝貯蔵装置8が設置される。具体的には、エネルギー貯蔵回路において、降圧装置4、緩衝貯蔵装置8及び陸上共同ガス貯蔵装置2は順次接続され、エネルギー放出回路において、陸上共同ガス貯蔵装置2、緩衝貯蔵装置8及び加圧装置5が順次接続される。圧縮空気は陸上共同ガス貯蔵装置2に出入りする時に、まず緩衝貯蔵装置8によって緩衝貯蔵される。任意選択的に、緩衝貯蔵装置8は緩衝貯蔵タンクを含む。
任意選択的に、エネルギー貯蔵回路における緩衝貯蔵装置8とエネルギー放出回路における緩衝貯蔵装置8は1つになり、1つの緩衝貯蔵装置8を共用する。
任意選択的に、陸上共同ガス貯蔵装置2の入力端と出力端は1つのポートを共用し、且つガス輸送管路によって緩衝貯蔵装置8に接続され、ガス輸送管路に制御弁9が設置され、陸上共同ガス貯蔵装置2と緩衝貯蔵装置8との間の双方向連通を実現し、すなわち、エネルギー貯蔵過程において、緩衝貯蔵装置8から陸上共同ガス貯蔵装置2へ連通し、エネルギーを放出する過程において、陸上共同ガス貯蔵装置2から緩衝貯蔵装置8へ連通する。
任意選択的に、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100は集熱装置10をさらに含む。空気圧縮システム1における各冷却器12の放熱端は複数の管路によって集熱装置10の熱入口に並列接続され、空気膨張システム3における各再熱器32の吸熱端は複数の管路によって集熱装置10の熱出口に並列接続される。このように設置することにより、空気が圧縮過程で発生する熱を集熱装置10に回収することができ、集熱装置10における熱はまた空気膨張過程で空気を加熱するために用いることができ、システムの熱交換効率を向上させ、エネルギー損失を低減させる。任意選択的に、集熱装置10はサーマルタンクを含む。
そのうちの1つの圧縮方式として、低圧空気を超臨界状態まで圧縮し、且つ多段インタークーラ及びアフタークーラを介して常温まで冷却した後、蓄冷熱交換器6に貯蔵された冷熱エネルギーを利用してそれを等圧冷却して液化し、絞り弁又は液体膨張機41を介して降圧した後に常圧で陸上共同ガス貯蔵装置2に貯蔵し、同時に空気圧縮熱は回収されて熱タンクに貯蔵される。
任意選択的に、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100は蓄冷装置20をさらに含む。空気膨張システム3における各再熱器32の放冷端は複数の管路によって蓄冷装置20の冷入口に並列接続され、空気圧縮システム1における各冷却器12の吸冷端は複数の管路によって蓄冷装置20の冷出口に並列接続される。このように設置し、空気が膨張過程で放出された冷熱エネルギーが蓄冷装置20に回収され、且つ空気圧縮過程で空気を冷却するために用いられ、それにより、システムの熱交換効率を向上させ、エネルギー損失を低減させる。任意選択的に、蓄冷装置20はコールドタンクを含む。
任意選択的に、空気圧縮システム1はさらに先端に設けられているフィルタ7を含み、フィルタ7を設置することにより空気中の砂利、粒子状物質、固形物、不純物などを濾過することができ、圧縮機11内に入る空気が純粋であることを保証し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムの耐用年数を保証する。
実施例2
電力システムであって、図8を参照すると、グリッド200、陸上風力発電機群300及び実施例1における陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100を含み、空気圧縮システム1はグリッド200に電気的に接続され、又は空気圧縮システム1は陸上風力発電機群300に電気的に接続され、空気膨張システム3はグリッド200に電気的に接続される。陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100とグリッド200、陸上風力発電機群300とを結合し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100における駆動電力をグリッド200により供給されてもよく、陸上風力発電機群300より供給されてもよい。
電力システムであって、図8を参照すると、グリッド200、陸上風力発電機群300及び実施例1における陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100を含み、空気圧縮システム1はグリッド200に電気的に接続され、又は空気圧縮システム1は陸上風力発電機群300に電気的に接続され、空気膨張システム3はグリッド200に電気的に接続される。陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100とグリッド200、陸上風力発電機群300とを結合し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100における駆動電力をグリッド200により供給されてもよく、陸上風力発電機群300より供給されてもよい。
本考案の電力システムを利用し、陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム100と源側の陸上風力発電所を近くで直接結合し、再生可能なエネルギーの分散型エネルギー貯蔵と領域性スマートマイクログリッド200を実現し、遠距離の送電配電コストを低減させる。
動作原理について、
空気貯蔵状態が電気エネルギーを貯蔵する電力及び時間の長さに基づいて選択することができるため、以下は超臨界状態で貯蔵することを例として説明する。
空気貯蔵状態が電気エネルギーを貯蔵する電力及び時間の長さに基づいて選択することができるため、以下は超臨界状態で貯蔵することを例として説明する。
エネルギーを貯蔵する時に、陸上風力発電機群300又はグリッド200の負荷バレーにおける余った電気エネルギーを利用して多段圧縮機11を駆動し、低圧空気を超臨界状態まで圧縮し、且つ多段クーラーによって常温まで冷却した後、蓄冷熱交換器6に貯蔵された冷熱エネルギーを利用してそれを等圧で冷却液化し、降圧装置4によって降圧した後、陸上共同ガス貯蔵装置2に常圧貯蔵し、同時に空気圧縮熱を回収して集熱装置10に貯蔵し、
エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置2における超臨界状態の空気は加圧装置5によって加圧された後、蓄冷熱交換器6によって常温まで加熱され、多段再熱器32を通過し、且つ集熱装置10における圧縮熱を吸収し、最後に多段ガス膨張機31の膨張仕事によって外部に出力し、同時に空気膨張冷は蓄冷装置20に回収されて貯蔵される。
エネルギーを放出する時に、陸上共同ガス貯蔵装置2における超臨界状態の空気は加圧装置5によって加圧された後、蓄冷熱交換器6によって常温まで加熱され、多段再熱器32を通過し、且つ集熱装置10における圧縮熱を吸収し、最後に多段ガス膨張機31の膨張仕事によって外部に出力し、同時に空気膨張冷は蓄冷装置20に回収されて貯蔵される。
明らかに、上記実施例は説明を明瞭にするために例示したものであり、実施形態を限定するものではない。当業者であれば、上記説明に基づいて他の異なる形態の変化又は変更を行うことができる。ここで、全ての実施形態を網羅する必要はない。このように延伸された明らかな変化又は変動は依然として本発明の保護範囲内にある。
1 空気圧縮システム
11 圧縮機
12 冷却器
2 陸上共同ガス貯蔵装置
21 タワーチューブ
211 タワーチューブセグメント
212 外筒体
213 内筒体
214 第1ガス貯蔵キャビティ
215 マンホール
216 接続管
22 地下ガス貯蔵装置
221 人工チャンバ
222 第2ガス貯蔵キャビティ
3 空気膨張システム
31 ガス膨張機
32 再熱器
4 降圧装置
41 液体膨張機
5 加圧装置
51 クライオポンプ
6 蓄冷熱交換器
7 フィルタ
8 緩衝貯蔵装置
9 制御弁
10 集熱装置
20 蓄冷装置
100 陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム
200 グリッド
300 陸上風力発電機群
11 圧縮機
12 冷却器
2 陸上共同ガス貯蔵装置
21 タワーチューブ
211 タワーチューブセグメント
212 外筒体
213 内筒体
214 第1ガス貯蔵キャビティ
215 マンホール
216 接続管
22 地下ガス貯蔵装置
221 人工チャンバ
222 第2ガス貯蔵キャビティ
3 空気膨張システム
31 ガス膨張機
32 再熱器
4 降圧装置
41 液体膨張機
5 加圧装置
51 クライオポンプ
6 蓄冷熱交換器
7 フィルタ
8 緩衝貯蔵装置
9 制御弁
10 集熱装置
20 蓄冷装置
100 陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム
200 グリッド
300 陸上風力発電機群
Claims (10)
- 陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムであって、空気圧縮システム(1)、陸上共同ガス貯蔵装置(2)及び空気膨張システム(3)を含み、前記空気圧縮システム(1)の出力端は前記陸上共同ガス貯蔵装置(2)の入力端に接続され、前記陸上共同ガス貯蔵装置(2)の出力端は前記空気膨張システム(3)の入力端に接続され、そのうち、前記陸上共同ガス貯蔵装置(2)は、
第1ガス貯蔵キャビティ(214)を含むタワーチューブ(21)と、
前記タワーチューブ(21)下方の地下に設けられており、第2ガス貯蔵キャビティ(222)を含み、前記第1ガス貯蔵キャビティ(214)は前記第2ガス貯蔵キャビティ(222)と連通する地下ガス貯蔵装置(22)と、を含む、ことを特徴とする陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。 - 前記タワーチューブ(21)は軸方向に沿って別体に設置された複数のタワーチューブセグメント(211)を含み、前記第1ガス貯蔵キャビティ(214)は1つ又は複数の前記タワーチューブセグメント(211)内に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。
- 前記タワーチューブセグメント(211)内に1つのガス貯蔵ユニットが設けられており、又は前記タワーチューブセグメント(211)内に複数のガス貯蔵ユニットが設けられており、複数の前記ガス貯蔵ユニットは前記タワーチューブセグメント(211)の内周を回って間隔的に設置され、複数の前記ガス貯蔵ユニットの間は管路を介して連通する、ことを特徴とする請求項2に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。
- 前記タワーチューブ(21)は径方向に沿って套設される外筒体(212)及び内筒体(213)を含み、前記外筒体(212)と前記内筒体(213)との間の環状隙間は前記第1ガス貯蔵キャビティ(214)を構成する、ことを特徴とする請求項1に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。
- 前記地下ガス貯蔵装置(22)は人工チャンバ(221)を含み、前記人工チャンバ(221)のインナーキャビティは前記第2ガス貯蔵キャビティ(222)を構成し、前記人工チャンバ(221)は前記タワーチューブ(21)の下方に設けられており、前記タワーチューブ(21)の底部は前記人工チャンバ(221)と貫通して連通し、又は、前記第1ガス貯蔵キャビティ(214)は管路を介して前記第2ガス貯蔵キャビティ(222)と連通する、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。
- 前記タワーチューブ(21)が複数設けられており、前記人工チャンバ(221)が複数設けられており、複数の前記人工チャンバ(221)が前記タワーチューブ(21)の底部に一対一に設けられており、複数の前記第1ガス貯蔵キャビティ(214)と複数の前記第2ガス貯蔵キャビティ(222)が一対一に連通する、ことを特徴とする請求項5に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。
- 前記タワーチューブ(21)が複数設けられており、前記人工チャンバ(221)が1つ設けられており、複数の前記タワーチューブ(21)の第1ガス貯蔵キャビティ(214)は管路を介して前記人工チャンバ(221)の第2ガス貯蔵キャビティ(222)と連通する、ことを特徴とする請求項5に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。
- 前記人工チャンバ(221)が前記タワーチューブ(21)の底部と一体的に設置される、ことを特徴とする請求項5に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。
- 前記空気圧縮システム(1)と前記陸上共同ガス貯蔵装置(2)との間に降圧装置(4)が設けられており、前記空気圧縮システム(1)の出力端は前記降圧装置(4)の入力端に接続され、前記降圧装置(4)の出力端は前記陸上共同ガス貯蔵装置(2)の入力端に接続され、
前記陸上共同ガス貯蔵装置(2)と前記空気膨張システム(3)との間に加圧装置(5)が設けられており、前記加圧装置(5)の入力端は前記陸上共同ガス貯蔵装置(2)の出力端に接続され、前記加圧装置(5)の出力端は前記空気膨張システム(3)の入力端に接続される、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システム。 - 電力システムであって、グリッド(200)、陸上風力発電機群(300)及び請求項1~4のいずれか一項に記載の陸上圧縮空気のエネルギー貯蔵システムを含み、前記空気圧縮システム(1)は前記グリッド(200)に電気的に接続され、又は前記空気圧縮システム(1)は前記陸上風力発電機群(300)に電気的に接続され、前記空気膨張システム(3)は前記グリッド(200)に電気的に接続される、ことを特徴とする電力システム。
Applications Claiming Priority (2)
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CN116667400A (zh) * | 2023-08-01 | 2023-08-29 | 九州绿能科技股份有限公司 | 一种储能系统及储能方法 |
-
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- 2023-02-28 CN CN202320357141.3U patent/CN219242094U/zh active Active
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