JP3246927U - オーバーラン可能な試験車両 - Google Patents

オーバーラン可能な試験車両 Download PDF

Info

Publication number
JP3246927U
JP3246927U JP2024000985U JP2024000985U JP3246927U JP 3246927 U JP3246927 U JP 3246927U JP 2024000985 U JP2024000985 U JP 2024000985U JP 2024000985 U JP2024000985 U JP 2024000985U JP 3246927 U JP3246927 U JP 3246927U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
biasing element
pivot axis
distance
pivot arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2024000985U
Other languages
English (en)
Inventor
クロイス フィリップ
ルース ルーカス
Original Assignee
ヒューマネティクス オーストリア ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒューマネティクス オーストリア ゲーエムベーハー filed Critical ヒューマネティクス オーストリア ゲーエムベーハー
Application granted granted Critical
Publication of JP3246927U publication Critical patent/JP3246927U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G3/00Resilient suspensions for a single wheel
    • B60G3/02Resilient suspensions for a single wheel with a single pivoted arm
    • B60G3/12Resilient suspensions for a single wheel with a single pivoted arm the arm being essentially parallel to the longitudinal axis of the vehicle
    • B60G3/14Resilient suspensions for a single wheel with a single pivoted arm the arm being essentially parallel to the longitudinal axis of the vehicle the arm being rigid
    • B60G3/145Resilient suspensions for a single wheel with a single pivoted arm the arm being essentially parallel to the longitudinal axis of the vehicle the arm being rigid the arm forming the axle housing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G11/00Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs
    • B60G11/14Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having helical, spiral or coil springs only
    • B60G11/16Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having helical, spiral or coil springs only characterised by means specially adapted for attaching the spring to axle or sprung part of the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/04Buffer means for limiting movement of arms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K7/00Disposition of motor in, or adjacent to, traction wheel
    • B60K7/0007Disposition of motor in, or adjacent to, traction wheel the motor being electric
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D63/00Motor vehicles or trailers not otherwise provided for
    • B62D63/02Motor vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/10Independent suspensions
    • B60G2200/13Independent suspensions with longitudinal arms only
    • B60G2200/132Independent suspensions with longitudinal arms only with a single trailing arm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/12Wound spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/124Mounting of coil springs
    • B60G2204/1244Mounting of coil springs on a suspension arm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/45Stops limiting travel
    • B60G2204/4502Stops limiting travel using resilient buffer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2300/00Indexing codes relating to the type of vehicle
    • B60G2300/50Electric vehicles; Hybrid vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】必要な耐久性とともに、所望の減衰特性を提供するサスペンションシステムを有することが可能なオーバーラン可能な試験車両を提供する。【解決手段】試験車両10のサスペンションシステム39は、シャーシ12に取り付けられているピボットアーム110を含む。ホイール28は、ピボットアームに回転可能に取り付けられている。さらに、第1バネ定数を有する第1バイアス要素116を含む。第1バイアス要素は、部分的にシャーシによって支持され、第1方向に第1サスペンション力を与えるために、ピボットアームに係合する。さらに、第1バネ定数と異なる第2バネ定数を有する第2バイアス要素120を含む。第2バイアス要素は、少なくとも部分的にシャーシによって支持され、第1方向と反対に、第2方向に第2サスペンション力を与えるために、ピボットアームと係合する。【選択図】図10A

Description

本考案は、オーバーラン可能な試験車両に関する。
先進運転支援システム(Advanced Driver Assistant Systems,ADAS)の開発や試験が進展するにつれ、潜在的に有害な衝撃やシナリオに耐えることが可能であるとともに、試験メンバーへのリスクを軽減する試験装置の必要性が、顕著に高まっている。開発中の衝突回避技術を試験する上で最も重要なツールは、移動可能(mobile)かつ制御可能なプラットフォームの使用であり、これは、ときには、オーバーラン可能な試験車両として知られている。移動可能プラットフォームは、「ソフトターゲット」として知られるシミュレーションされたターゲットの物体に耐えることに適応され、自動車、トラック、歩行者、自転車などの形態である可能性がある。シミュレーションされたターゲットは通常、発泡体、段ボール、その他の柔らかい材料など、ADASを搭載した車両を損傷させない材料で作られている。
試験中に、ADASシステムから異なるデータを取得するために、異なるシナリオで異なるソフトターゲットを採用する可能性がある。ソフトターゲットに依存して、乗用車に一体化された衝突回避技術の特定の機能を試験するために、特定の試験シナリオを一層よくシミュレートするために、異なるモバイル試験プラットフォームを使用する可能性がある。
オーバーラン可能な試験車両に関する1つの課題としては、自動車やトラックのような車両にオーバーランされる有意に大きな力に耐えるために必要な耐久性とともに、所望の減衰特性を提供するサスペンションシステムを、オーバーラン可能な試験車両に搭載することにある。従って、当技術分野では、これらの課題の1つ以上を解決する必要がある。
本開示は、全体的に、ソフトターゲットを搭載するように構成されているオーバーラン可能な試験車両に向けられる。即ち、ソフトターゲットを搭載するように構成されているオーバーラン可能な試験車両は、シャーシと;シャーシに動作可能に取り付けられているホイールと;ホイールとシャーシとの間の相対的な移動を可能にするサスペンションシステムとを備え;サスペンションシステムは、第1部分と第2部分との間に延びるピボットアームであり、第1部分と第2部分との間で旋回軸を中心として枢軸的にシャーシに取り付けられているピボットアームを含み;ホイールは、車軸を中心として第1部分に回転可能に取り付けられ;サスペンションシステムは、第1バネ定数を有する第1バイアス要素であり、部分的にシャーシによって支持され、旋回軸を中心として第1方向に第1サスペンション力を与えるために、ピボットアームの第1部分に係合するように構成されている第1バイアス要素と;第1バネ定数と異なる第2バネ定数を有する第2バイアス要素であり、少なくとも部分的にシャーシによって支持され、旋回軸を中心として第1方向と反対の第2方向に第2サスペンション力を与えるために、ピボットアームの第2部分に係合するように構成されている第2バイアス要素とを含む。
本開示の利点は、添付の図面との関連で考慮すれば、以下の詳細な説明を参照することによって一層よく理解されるので、容易に理解されるようになる。
車両に衝突されたソフトターゲットを伴う、背景技術のオーバーラン可能な試験車両の斜視図である。 背景技術のオーバーラン可能な試験車両と、歩行者であるソフトターゲットとの斜視図である。 本考案によるオーバーラン可能な試験車両の斜視図である。 オーバーラン可能な試験車両の側面図である。 オーバーラン可能な試験車両の底面斜視図である。 上面が隠されているオーバーラン可能な試験車両の概略上面図である。 オーバーラン可能な試験車両の底面図である。 オーバーラン可能な試験車両の上面斜視図である。 オーバーラン可能な試験車両のサスペンションシステムの断面図であり、シャーシは仮想線で示されている。 オーバーラン可能な試験車両のサスペンションシステムの[さまざまな]分解斜視図である。 オーバーラン可能な試験車両のサスペンションシステムの[さまざまな]分解斜視図である。 オーバーラン可能な試験車両のサスペンションシステムの[複数の]サスペンション状態を示す断面図である。 オーバーラン可能な試験車両のサスペンションシステムの[複数の]サスペンション状態を示す断面図である。 オーバーラン可能な試験車両のサスペンションシステムの[複数の]サスペンション状態を示す断面図である。 オーバーラン可能な試験車両のサスペンションシステムのサービス状態を示す断面図である。
本明細書に示した説明と図示とは、本教示、その原理、及びその実際的な適用を当業者に知らせることが意図される。当業者は、特定の用途の要件に最適であるように、本教示を多数の形態に適合させ、適用してよい。従って、ここで述べる本教示の具体的な実施形態は、本教示について網羅的又は限定的であることは意図されない。従って、本教示の範囲は、上記の説明を参照して決定されないものとし、その代わりに、請求項が有効である等価物の全範囲とともに、その添付の請求項を参照して決定されるものとする。特許出願と公開公報とを含む全ての論文及び参考文献の開示は、あらゆる目的のために参照により援用される。また、以下の請求項から読み取れるように、他の組み合わせが可能であり、これらの請求項も参照により本明細書に援用される。
本教示は、高度な衝突回避技術を試験するためのオーバーラン可能な試験車両10(vehicle,ビークル、オーバーランで乗られる装置10)に関する。図1及び図2は、このようなオーバーラン可能な試験車両2の背景技術の例を示す。オーバーラン可能な試験車両2は、自動車、トラック、歩行者、自転車などのシミュレーションされたターゲットの物体4(即ち、ソフトターゲット4)に耐えるために、移動可能(mobile)かつ制御可能なプラットフォームとして機能してよい。図1は、車両を表したソフトターゲット4を搭載するように構成されている大型のオーバーラン可能な試験車両2の一例を示す。図2は、歩行者のソフトターゲット4を伴ったオーバーラン可能な試験車両2を示す。
図3ないし12は、本考案によるオーバーラン可能な試験車両10を示す。試験車両10は、オーバーラン可能な試験車両10(本明細書ではOTV10と称する)である。高度な衝突回避技術の試験中、OTV10は、高度な衝突回避技術を有する車両によってオーバーランされることを含む厳しい条件にさらされる可能性がある。OTV10は、そのような車両の重量に耐えられるように構成されてよい。例えば、OTV10は、3.5トンの乗用車に耐えることができてよい。OTV10は、1輪あたり4トンに耐えるように構成されてよい。OTV10は、EU車両定義(https://www.transportpolicy.net/standard/eu-vehicle-definitions/)のカテゴリーM1に該当する自動車に耐えるように構成されてよい。いくつかの例では、OTV10は、5キログラム(kg)以上、10kg以上、20kg以上、50kg以上、さらに又は75kg以上の重量のソフトターゲットを移動させるように構成してよい。いくつかの例では、OTV10は、1つ以上のソフトターゲットを時速80キロ以上の速度で移動させることができてよい。いくつかの例では、OTV10は、OTV10がソフトターゲットから解放されているときと異なる最高時速を有してよい。いくつかの例では、OTVは、10kgと50kg以上との間の重量のソフトターゲットの負荷を有した場合に、時速100km以上の最高速度を有してよい。
図3及び図4に目を向けると、OTV10はシャーシ12を含む。シャーシ12は、OTV10のベース構造として機能する。シャーシ12は、鋼鉄、複合材料、アルミニウム、プラスチック、又はそれらの組み合わせで作られてよい。いくつかの例では、シャーシ12は一体型の構成要素であってよい。いくつかの例では、シャーシ12は、機械加工されたアルミニウムの単一のブロックから作られている。他の例では、シャーシ12は、2つ以上のモジュラーな構成要素から作られている。シャーシ12は、OTV10の異なるシステムと構成要素とを収容する別個の区画など、OTV10の特定の特徴に対応するいくつかの区間に分割されてよい。シャーシ12は、全体的に幾何学的な形状を有してよい。例えば、シャーシ12は、長方形、正方形、円形、三角形、又は多角形などの形状を有してよい。シャーシ12は、200cm以下の全長を有してよい。いくつかの例では、シャーシ12は、150cm以下の全長、さらに又は110cm以下の全長を有する。いくつかの例では、シャーシ12は、比較的一貫した厚みを有してよい。他の例では、シャーシ12は、変動する厚みを有してよい。
図3及び図4を引き続き参照すると、シャーシ12は、以下にさらに詳細に説明するOTV10の制御システム(複数可)を保護するように機能してよい。言い換えれば、シャーシ12は、シャーシ12の中の構成要素を損傷することなく、OTV10の上部での乗ること(オーバーラン)を可能にするように機能してよい。シャーシ12は、OTV10のシャーシ12の中に1つ以上のバッテリ82を配置するために、カバー62を伴う1つ以上のバッテリハウジング63を含んでよい。バッテリ82は、シャーシ12の中のバッテリハウジング63に配置され、上面99と同一平面をなすバッテリ蓋62(カバー62)を含んでよい。
シャーシ12は、図6及び図7に示すような内部空洞15を定義してよい。内部空洞15は、駆動機構23、制御システム80、バッテリ82、複数のセンサ、アンテナ、受信機、又はそれらの組み合わせなど、OTV10の異なる構成要素を取り付け、位置決めするための開いた空間である。試験中にOTV10の構成要素が破損することから保護するために、シャーシ12の内部空洞15は、底カバー100(図5に示す)、バッテリカバー62、及び/又は他の複数のカバーやシールドで覆われてよい。
シャーシ12の内部空洞15は、OTV10のさまざまなシステムと構成要素とを収容するために、個別の区画に分割されてよい。区画は、(複数の)機械システム、電気システム、動力システム、センサ、ホイール、又はそれらの組み合わせを互いに分離するように機能してよい。区画はシールされてよいし、又は、シールされなくてよい。区画は防水であってよい。シャーシ12は、2つ以上、3つ以上、4つ以上、8つ以上、さらに又は10以上の区画を含んでよい。例えば、シャーシ12は、複数の区画に区分されてよく、複数の区画は、それぞれのトランスアクスル(複数可)24と、ホイール(複数可)28(車輪28)と、サスペンションシステム(複数可)39(以下でさらに詳細に説明する)とから、制御システム(複数可)80を分離する、いくつかの例では、トランスアクスル24と、ホイール28と、サスペンションシステム39とのそれぞれを収容する区画だけが、周囲に開放されている(即ち、シールされていない,unsealed)区画であり、制御システム80と、バッテリ82と、センサと、電気モータ26とは、1つ以上のカバーの後ろに遮蔽されている。いくつかの例では、OTV10は4つの電気モータ26(例えば、各ホイール28に1つずつ)を備えている。ここで、各電気モータ26は、内部空洞15の別個の区画にあってよい。
OTV10は、1つ以上のバッテリ82を含んでよい。1つ以上のバッテリ82は、OTV10に電力を供給するように機能してよい。OTV10は、1つ以上、2つ以上、3つ以上、4つ以上、さらに又は複数のバッテリ82を備えてよい。1つ以上のバッテリ82は、OTV10と取り外し可能に接続されてよい。1つ以上のバッテリ82は、電力コントローラと接続される。いくつかの例では、1つ以上のバッテリ82が、電力コントローラと一体化されている。いくつかの例では、各バッテリに対して1つの電力コントローラがある。他の例では、電力コントローラと1つ以上のバッテリ82とは、別個である。1つ以上のバッテリ82は、動作について、OTV10に1時間以上、2時間以上、3時間以上、さらに又は4時間以上を与えてよい。いくつかの例では、1つ以上のバッテリ82は、OTV10に完全に負荷が与えられている間、2時間の使用を提供し、20回以上の試験を実行してよい。1つ以上のバッテリ82は、OTV10を時速100km以上で動かすためにモータ26に電力を供給してよい。1つ以上のバッテリ82は、モータ26に電力を供給して、試験中に延長した時間に一定の速度を提供してよい。ユーザが試験を再開するために充電されたバッテリに素早く交換できるように、1つ以上のバッテリ82は、交換可能(swappable)であってよい。1つ以上のバッテリ82は、2時間以下、1時間以下、さらに又は30分以下で充電されてよい。1つ以上のバッテリ82は、OTV10の1つ以上の区画に配置してよい。1つ以上のバッテリ82は、OTV10に設置された場合に、OTV10の上面99と同一平面であってよい。いくつかの例では、図3及び図6に示すように、1つ以上のバッテリ82は、シャーシ12の中に格納され、バッテリカバー62は、OTV10の上面に配置され、1つ以上のバッテリ82を隠してシールする。バッテリカバー62は、1つ以上のバッテリ82を「ホットスワップ」するように構成されてよい。これは、消耗した1つ以上のバッテリ82を充電済みのバッテリと交換することができるように、カバーが迅速に取り外せるように構成されていることを意味する。バッテリカバー62は、シャーシ12と接続するために、複数の磁石、及び/又は一体型かつクイック着脱式のファスナを含んでよい。
図5及び図7は、底カバー100を含むOTV10の底面図である。シャーシ12は、OTV10の内部空洞15の中に構成要素の実質的な部分をシール及び保護するために、取り外し可能な底カバー100を含んでよい。底カバー100は、鋼鉄、複合材料、プラスチック、又はそれらの組み合わせから形成されてよい。シャーシ12の中空な部分であり、制御システム80か、推進システム/駆動トレイン23か、センサか、又はそれらの組み合わせの少なくとも一部を収容する部分を、底カバー100は覆ってよい。底カバー100は、例えば、シール102に沿って、一連のファスナでシャーシ12と接続してよい。シール102は、道路での瓦礫、流体、又はOTV10が通常の運転中に遭遇する可能性のある他の潜在的な危険物質によって、シャーシ12の中の構成要素が影響を受けないようにする。底カバー100は、複数のポケット52を含んでよく、複数のポケット52は、各駆動機構23が内部空洞15から突出して底カバー100よりも下で延び、地表面GSと接触することを可能にするように構成されている。図5に示すように、ポケット52は、L字形状を有してよく、これは、底カバー100に対する地表面GSの変化に伴って駆動機構23が移動することを可能にする。
図3及び図4にもどって簡単に説明すると、OTV10は、シャーシ12に結合されている複数の側壁22を含んでよい。複数の側壁22は、シャーシ12の傾斜部として構成されてよい。複数の側壁22は、車両のタイヤがOTV10を登って越えることを可能にすることで、先進運転支援システム(ADAS)技術を使用する車両がOTV10を乗り越える(run over)ことを支援するように機能する。シャーシ12は、1つ以上、2つ以上、3つ以上、4つ以上、6つ以上、8つ以上、又は10以上の側壁22を含んでよい。側壁22は、シャーシ12と恒久的に接続されてよい。又は側壁22は、シャーシ12と取り外し可能に接続されてよい。OTV10は、OTV10がどの側面でも容易にオーバーランできるように、OTV10の各側面又は部分に対して、少なくとも1つの側壁22を含んでよい。
図6ないし8を参照すると、OTV10は複数の駆動機構23を含んでよい。駆動機構23は、OTV10を加速及び減速するように構成されている。駆動機構23は、OTV10の内部空洞15の中に配置されている。各駆動機構23は、電気モータ26と駆動ホイール(駆動輪)28とを含むトランスアクスル24を含んでよい。以下にさらに詳細に説明するように、シャーシ12に対して駆動ホイール28の相対的な移動を可能にするために、サスペンションシステム39を各駆動機構23に動作可能に取り付けてよい。図示の例では、OTV10は4つの駆動機構23を含む。しかし、一層多いか、一層少ない駆動機構23が想定される。OTV10が走行する速度は、OTV10が搭載する荷重に依存する。OTV10は、ほとんどの場合に、ソフトターゲット92である。駆動機構23は、OTV10を0.1m/s及び5.0m/s以上の加速度で加速するように構成されてよい。駆動機構23は、-0.1m/sと-5.0m/s以上との間の加速度で、OTV10の減速と停止とを補助するように構成されてよい。いくつかの例では、加速及び減速の比率は、重量に依存する。一例では、OTV10は、10kgの積載量で2.0m/sの加速と-2.0m/sの減速が可能である。加速及び減速は、OTV10での積載量の重量の影響を受け、その結果、ソフトターゲット92の重量が増加した場合に、加速及び減速が遅くなる。
また、OTV10は、制御システム80を備えてよい。制御システム80は、一体となって、及び/又は独立して動作する複数のコントローラ、複数のセンサ、又はその両方を含んでよい。いくつかの例では、制御システム80は、1つ以上のオンボードコントローラと、1つ以上のリモートコントローラとを含む。いくつかの例では、1つ以上のオンボードコントローラは、1つ以上のリモートコントローラと連携して動作する。リモートコントローラは、1つ以上のOTV10を制御するために使用されてよい。制御システム80は、制御ボード74、安全コントローラ66、慣性測定ユニット68、ステアリングコントローラ70、通信コントローラ72、オンボードWi-Fi(登録商標)モジュール73、全地球航法衛星システム(GNSS)アンテナ60、モータ26、又はそれらの組み合わせを含んでよい。さらに、制御システム80は、対地速度センサ、慣性センサ、力センサなどの複数のセンサ、又はそれらの組み合わせを含んでよい。
図7を参照すると、制御システム80は、OTV10のシャーシ12の内部空洞15の中に収容されてよい。図6及び図7に最もよく示されるように、制御システム80は、制御ボード74、安全コントローラ66、慣性測定ユニット68、ステアリングコントローラ70、オンボードWi-Fi(登録商標)モジュール73、全地球航法衛星システム(GNSS)アンテナ60、メンテナンスポート65、モータ26、又はそれらの組み合わせを含んでよい。複数のセンサは、制御システム80のコントローラ74,66,68,70,27のうちの1つ以上の中に配置されてよい。制御システム80は、複数のセンサ及びコントローラ(例えば、対地速度センサ、GNSSアンテナ60、モータ26、外部コントローラ)からデータを受信してよい。制御システム80は、複数のセンサから受信したデータに基づいて、最適な加速パラメータ、減速パラメータ、又はその両方を算出してよい。制御システム80は、不要又は望ましくない状態を引き起こさずに、加速及び減速を最適化するアルゴリズムを利用してよい。
安全コントローラ66は、故障モードと影響との分析を計算することによって、適切な性能レベルを決定し、維持するために使用され、OTVが意図した通りに動作することを確実にする。例えば、安全コントローラ66は、意図しない動きを防止し、OTV10が緊急停止するための適切な条件を決定することができる。
慣性測定ユニット68は、GNSSと、対地速度センサと、慣性センサとを使用してOTV10の速度と加速度とをモニターし、安全コントローラ、操舵コントローラ、通信コントローラ、又はOTV10を制御するために必要な制御システム80の任意の部分に、そのデータを提供する。
GNSSアンテナ60は、OTV10の定位を行い、試験中にOTV10の位置を追跡するために使用される。いくつかの例では、OTV10の位置を定位する他の形態、例えばウルトラバンド受信機やビーコンを使用してよい。
メンテナンスポート65は、外部装置をOTV10と接続して、データ収集、設定調整、又は定期的なメンテナンスを行うために使用される。メンテナンスポート65は電力供給されてよく、さらにソフトターゲット92に電源を供給するように機能してよい。例えば、ソフトターゲット92は、ヘッドライトとテールライトとを備えている車両として構成されてよく、ケーブルを介してOTV10と接続されてソフトターゲット92に電力を供給してよく、ソフトターゲット92上のリアルな光状態を可能にする。
ステアリングコントローラ70は、運転中のOTV10の速度、加速度、電力レベル、位置、及びその他の属性に基づくアルゴリズムにより、OTV10のステアリングを制御するよう機能する。通信コントローラ72は、制御システム80と任意の他の外部コントローラとをリンクし、オンボードのローカルエリアネットワークとして機能する。通信コントローラ72は、Wi-Fi(登録商標)モジュール73とWi-Fi(登録商標)アンテナ61とに対して接続されてよい。いくつかの例では、Wi-Fiアンテナ61は、一層良好な接続性を提供するために、外面99を越えて(即ち、上方に)シャーシ12から延び、自動車によってオーバーランされることに耐えるように構成されている。Wi-Fiアンテナ61は、シャーシ12に取り外し可能に接続されてよい。Wi-Fiアンテナ61は、1回使用式の部品であってよい。
制御システム80は、1つ以上のモータ26か、1つ以上のモータコントローラ27か、1つ以上のリモートコントローラか、又はそれらの組み合わせと接続されてよい。制御システム80は、1つ以上のモータ26、1つ以上のモータコントローラ27、又はその両方を含んでよい。制御システム80は、1つ以上のモータパラメータに関するメッセージ及び/又はコマンドを、モータ(複数可)26の作動を制御するモータコントローラ(複数可)27へ送信してよい。
モータパラメータは、モータコントローラ27、制御システム80、又はその両方によって指令されることが可能なモータ26の1つ以上の出力である。モータパラメータは、モータ速度、モータトルク、又はその両方を含んでよい。1つ以上のモータパラメータは、1つ以上のモータ26に特定の電流を供給することによって実行されてよい。各電気モータ26に作用される電流量は、駆動ホイール28に作用される出力トルクに対応する。各電気モータ26に作用される電流量は、電気モータ26の出力の設定回転数(RPM)に対応してよい。制御システム80は、駆動ホイール28の指定されたホイールの速度と、最終的にはOTV10の対地速度とを達成するのに必要な電気モータ26への電流を計算し、指令する。
モータコントローラ(複数可)27は、制御システム80を介してデータを送信するコントローラエリアネットワーク(CAN)を介して制御システム80と通信し、OTV10の動作を制御してよい。例えば、制御システム80によって減速が指令された場合に、1つ以上の電気モータ26は、モータ速度、モータトルク、又はその両方を調整することによって、OTV10を所望の速度まで減速させるCANコマンドを受信してよい。制御システム80は、OTV10が減速及び停止するために使用される制動力の量を制御するように機能してよい。制御システム80は、モータコントローラ27と連携して、1つ以上のモータパラメータを制御して、OTV10を特定の減速度で減速又は停止させてよい。
制御システム80は、複数のセンサ及びコントローラ(例えば、対地速度センサ、GNSSアンテナ60、モータ26、外部コントローラ)からデータを受信してよい。例えば、対地速度センサは、シャーシ12の速度を計算するように機能してよい。対地速度センサは、制御システム80と接続され、速度測定値、慣性測定値、又はその両方を、処理のために制御システム80へ送信してよい。対地速度センサは、制御システム80の中の複数のコントローラ66,68,70,74のうちの1つ以上の上又は中に配置されてよい。対地速度センサは、GNSSアンテナ60と連携して、又はGNSSアンテナ60の一部となって、シャーシ12の対地速度を把握してよい。制御システム80は、複数のセンサから受信したデータに基づいて、最適な加速パラメータ、減速パラメータ、又はその両方を算出してよい。制御システム80は、不要又は望ましくない状態を引き起こさずに、加速及び減速を最適化するアルゴリズムを利用してよい。制御システム80は、動的車両試験中に、OTV10の動作を制御するように構成されている。
図8に目を向けると、OTV10は、第1区間14と第2区間16とを含んでよい。いくつかの例では、第1区間14はOTV10の前部分又は後部分であってよく、第2区間16はOTV10の前部分又は後部分の他の1つであってよい。本開示の目的のために、第1区間14はOTV10の「前部」を指し、第2区間16はOTV10の「後部」を指す。同様に、OTV10は、第1側面34と第2側面36とからなる2つの側面34、36を有するものと言及されてよい。いくつかの例では、第1側面34はOTV10の右側面又は左側面であってよく、第2側面36はOTV10の右側面又は左側面の他の1つである。本開示の目的のために、第1側面34はOTV10の「右」側面を指すために使用され、第2側面36はOTV10の「左」側面を指すために使用される。本例では、OTV10は、図8に見られるように、車軸構造30,32を形成する、第1区間14の2つの駆動機構23と第2区間16の2つの駆動機構とを有してよい。
車軸構造30,32は、OTV10の第1区間14と第2区間16とのそれぞれに設けられている2つの駆動機構23を含んでよい。車軸構造30,32は、同じ区間14,16の2つの駆動機構23の各駆動ホイール28がアラインメントになるように配置されてよい。図8に示すいくつかの例では、第1車軸構造30は、第1区間14での2つの駆動機構23を含み、第2車軸構造32は、第2区間16での2つの駆動機構23を含む。第1車軸構造30と第2車軸構造32とのそれぞれは、図8でそれぞれの駆動ホイール28がアラインメント状態で示されている。各駆動機構23は、駆動ホイール28が固定されたアラインメント状態で保持されるように、シャーシ12に取り付けられている。本例では、駆動ホイール28と駆動機構23とのそれぞれは、固定されたアラインメント状態にあり、従って、OTV10には、従来のステアリング機構は存在しない。むしろ、制御システム80は、別個の電気モータ26を利用して、OTV10を所望の軌道に向けるためのトルクベクトルを作り出すことができる。しかし、ラック/ピニオン・ステアリング機構などのステアリング機構をOTV10が含むことが、さらに想定される。
各駆動機構23は、電気モータ26を含んでよい。電気モータ26は、OTV10に推進力を与える機能、及び/又はOTV10の減速や停止を補助する機能を果たす。図6及び7の例では、OTV10は4つのモータ26を含む。各電気モータ26は、モータハウジングと出力軸とを含んでよい。各電気モータ26は、独立して電力が供給され、制御されてよい。電気モータ26は、個別に制御システム80によって制御されてよい。他の例では、各電気モータ26は、モータコントローラ27を含む。いくつかの例では、モータコントローラ27は、各電気モータ26と制御システム80との間で1つ以上のモータパラメータを決定及び通信するように機能する。上述したように、電気モータ26は、ステアリングシステムとして機能してよい。例えば、電気モータ26は、トランスアクスル24と動作可能に接続されてよく、動力(power)の出力を増加及び減少させることによりOTV10のステアリングを制御し、各トランスアクスル24を介して駆動ホイール28の回転方向を制御してよい。電気モータ26は、駆動機構23の一部であり、トランスアクスル24、サスペンションシステム39、1つ以上の電源(即ち、バッテリ82)、駆動ホイール28、又はそれらの組み合わせと接続されている。
駆動機構23はそれぞれ、電気モータ26を駆動ホイール28と接続するトランスアクスル24を含んでよい。トランスアクスル24は、各電気モータ26の出力からの回転運動を、電気モータ26の出力軸から離れた位置の駆動ホイール28の回転運動に変換するように機能する。いくつかの例では、トランスアクスル24は、電気モータ26の出力を駆動ホイール28と接続するチェーンドライブである。チェーンドライブは、ホイール28に動力を与えるために、電気モータ26の出力軸から回転運動を伝達するように機能してよい。各トランスアクスル24は、電気モータ26の出力と駆動ホイール28との間に、少なくとも1つのトランスミッション手段を含んでよい。トランスアクスル24は、電気モータ26から回転運動を駆動ホイール28に伝達するために、少なくとも1つのチェーン、ベルト、バンドなど、又はそれらの組み合わせを含んでよい。
各駆動機構23は、トランスアクスル24ごとに1つの駆動ホイール28を含んでよい。駆動ホイール28は、OTV10を地表面で移動させるように機能してよい。図5ないし8に示すように、ホイール28は、シャーシ12に動作可能に取り付けられ、各ピボットアーム110(以下でさらに詳細に説明する)に1つのホイール28が設けられている。駆動ホイール28のそれぞれは、その外周に巻かれているタイヤを含んでよい。いくつかの例では、駆動ホイール28は、ホイールとタイヤとが一体であるようにタイヤを一体化する。タイヤは、地表面にトラクションを与えるように機能してよい。タイヤは、天然ゴム、合成ゴム、プラスチック、布、鋼鉄、ポリマー、又はそれらの組み合わせから形成されてよい。タイヤは、膨張可能(inflatable)であってよい。タイヤは、エアレスタイヤの構成であってよい。タイヤは、中実であってよい。タイヤは、変形可能であってよい。タイヤは、摩耗した場合に交換可能である1回使用式のものであってよい。
全体的に上述したように、ホイール28は、(例えば、後述するトランスアクスル24及び/又はピボットアーム110を介して)シャーシ12に動作可能に取り付けられてよい。図6ないし12に目を向けると、OTV10は、各ホイール28とシャーシ12との間の相対的な移動を可能にするサスペンションシステム39を含む。言い換えれば、サスペンションシステム39は、ホイール28が接触する地表面の不一致(discrepancies)とシャーシ12との間の相対的な移動を可能にし、OTV10が地表面で働く際に減衰及び/又は衝撃吸収を提供するように機能してよい。
説明を簡単にするため、本明細書では、サスペンションシステム39は、1つのホイール28に関して説明される。各ホイール28がそれ自身のサスペンションシステム39を有してよいことが、理解されるものとする。図9ないし12に最もよく示されるように、ピボットアーム110は、第1部分110Aと第2部分110Bとの間に延びる。ピボットアーム110は、第1部分110Aと第2部分110Bとの間で旋回軸112を中心として、シャーシ12に枢軸的に取り付けられている。ここで、ホイール28は、車軸114を中心として回転するように、ピボットアーム110の第1部分110Aに回転可能に取り付けられている。トランスアクスル24の構成要素(各電気モータ26の出力軸の回転運動を、電気モータ26の出力軸から離れた位置で、各駆動ホイール28の回転運動に変換する機能を有する)は、車軸114を中心として回転するようにホイール28に動力を与えるために、ピボットアーム110の中に一体化されてよい。
図9ないし12を引き続き参照すると、サスペンションシステム39はさらに、第1バイアス要素116を含む。第1バイアス要素116は、部分的にシャーシ12によって支持され、ピボットアーム110の第1部分110Aに係合して、旋回軸112を中心として第1方向DR1に第1サスペンション力SF1を与えるように配置されている。いくつかの例では、図9ないし10Bを参照すると、第1バイアス要素116は、シャーシ12に結合されている第1端部116Aと、ピボットアーム110の第1部分110Aに結合されている第2端部116Bとの間で、延びる。第1バイアス要素116は、バネ、ショック、ストラット、ダンパー、又はエラストマーダンパーなどで構成してよい。従って、シャーシ12は、シャーシシート118A(chassis seat 118A)を定義してよい。シャーシシート118Aは、シャーシ12に対して第1バイアス要素116の第1端部116Aを少なくとも部分的に受容/支持する。同様に、ピボットアーム110は、ピボットアームシート118Bを定義してよい。ピボットアームシート118Bは、ピボットアーム110の第1部分110Aに対して第1バイアス要素116の第2端部116Bを少なくとも部分的に受容/支持する。第1バイアス要素116は、第1バネ定数K1を有する。いくつかの例では、第1バネ定数K1は線形バネ定数であるが、他の例では、第1バネ定数K1は非線形バネ定数であってよい。
サスペンションシステム39はさらに、第2バイアス要素120を含む。第2バイアス要素120は、少なくとも部分的にシャーシ12によって支持され、ピボットアーム110の第2部分110Bに係合して、旋回軸を中心として第2方向DR2(第1方向DR1の反対方向)に第2サスペンション力SF2を与えるように配置されている。いくつかの例では、図9ないし10Bを参照すると、第2バイアス要素120は、シャーシ12に動作可能に取り付けられている第1端部120Aと、ピボットアーム110の第2部分110Bに突き当たるように配置されている第2端部120Bとの間で、延びる。第2バイアス要素120は、シャーシ12に取り外し可能に又は回転可能に結合されてよく、第2バイアス要素120をピボットアーム110の第2部分110Bから離して、サスペンションシステム39がサービス状態SS(以下でさらに詳細に説明される)へ移動することを可能にする。第2バイアス要素120は、バネ、ショック、ストラット、ダンパー、又はエラストマーダンパーなどを含んでよい。第2バイアス要素120は、第1バイアス要素116の第1バネ定数K1と異なる第2バネ定数K2を有する。例えば、第2バネ定数K2は漸進的(例えば、第2バイアス要素120の圧縮に対して指数関数的)であってよいが、他の例では、第2バネ定数K1は線形バネ定数であってよい。
図10A及び図10Bはそれぞれ、本開示によるサスペンションシステム39の分解斜視図を示す。図10A及び図10Bに示すように、サスペンションシステムは、少なくとも部分的に、底カバー100のポケット52の中に配置されてよい。この図示の例では、ピボットアームがモータ26の出力軸に対して回転するように、旋回軸112とモータ26の出力軸とは同軸である。ここで、トランスアクスル24の構成要素は、ピボットアーム110の中に配置されてよく、これにより、ピボットアーム110の第1部分110Aは、モータ26によって駆動されるにつれて、車軸114を中心とする回転のためにホイール28を支持するためのホイールシャフト126を含む。ピボットアーム110の第2部分110Bは、第2部分110Bが第2バイアス要素120と係合するために配置されるように、第1部分110Aの反対側にある。他方、第1バイアス要素116は、シャーシ12と、ピボットアーム110の第1部分110Aとの間に配置されている。
図9に最もよく示されるように、第1バイアス要素116は、旋回軸112から第1距離D1でスペースをおいて配置されてよい。従って、ピボットアーム110は、旋回軸112を中心として第1方向DR1に第1バイアスモーメントBM1を受けてよい。第1バイアスモーメントBM1は、第1サスペンション力SF1と第1距離D1との積である。図9を引き続き参照すると、第2バイアス要素120は、旋回軸112から第2距離D2でスペースをおいてよい。従って、ピボットアーム110は、旋回軸112を中心として第2方向DR2に第2バイアスモーメントBM2を受けてよい。第2バイアスモーメントBM2は、第2サスペンション力SF2と第2距離D2との積である。さらになお図9を参照すると、ホイール28は、地表面GSとの接触による接地力GFを受けてよい。ホイール28は、旋回軸112から第3距離D3でスペースをおいてよい。従って、ピボットアーム110は、旋回軸112を中心として第2方向DR2に接地力モーメントGFMを受けてよい。接地力モーメントGFMは、接地力GFと第3距離D3との積である。図9に示すいくつかの例では、第3距離D3は第1距離D1よりも大きい(言い換えれば、ホイール28は、第1バイアス要素116よりも旋回軸112から遠い)。もちろん、他の例では、第3距離D3は第1距離D1以下であってよいことが理解されるものとする。
図9を引き続き参照すると、旋回軸112を中心として第2バイアスモーメントBM2と接地力モーメントGFMとの合計は、第1バイアスモーメントBM1と等しくてよい。これにより、サスペンションシステム39は、動作高さ122で地表面GSよりも上にシャーシ12を支持する。言い換えれば、旋回軸112を中心として、ピボットアーム110によって受けられる力は、以下の式1及び式2に従って定量化されてよい。
BM2+GFM=BM1 (式1)
(SF2*D2)+(GF*D3)=(SF1*D1) (式2)
図11Aないし11Cを参照すると、サスペンションシステム39は、複数のサスペンション状態の間を移動するように動作可能であってよい。複数のサスペンション状態は、作動状態OSを含んでよい。図11Bに示すように、作動状態OSの中で、ホイール28は、シャーシ12よりも下で部分的にスペースをおいて配置され、動作高さ122で地表面よりも上にシャーシを支持する。図11Cを参照すると、シャーシ12は、地表面に沿って走行するOTV10が経験する条件に基づいて、作動状態OSの中で作動高さ122(即ち、可変作動高さ122)から逸脱してよいことが理解されるものとする。言い換えれば、サスペンションシステム39は、シャーシ12に動作高さ122で剛性をもって耐えない。その代わりに、動作高さ122は、サスペンションシステム39が定常状態にある(即ち、動的な力を受けない)ところで定義されるのであり、図11Cに示す、地表面GSに対するシャーシ12の衝撃を吸収/減衰させるために動的な力を受ける場合には可変である。さらに、図9に示すように、第2バイアス要素120は第2高さH2を有してよいことが理解されるものとする。動作高さ122は、第2高さH2によって定義されてよい(特に、第2バイアス要素120が、旋回軸112を中心とするピボットアーム110の回転を制限するからである)。言い換えれば、動作高さ122は、所定の第2高さH2に基づいて調整されてよい。いくつかの例では、第2高さH2は、動作高さ122が10mmとなるように定義される。
図11Aを参照すると、複数のサスペンション状態はさらに、オーバーラン状態ORSを含む。オーバーラン状態ORSでは、ホイール28は、シャーシ12が地表面GSと接触するようにシャーシ12に向かって移動し、OTV10が車両によってオーバーランされることを可能にする。さらになお図11Aを参照すると、ピボットアーム110(特に第2部分110B)は、サスペンションシステム39がオーバーラン状態ORSへ移動したことに応答して、第2バイアス要素120から接続解除されるように構成されてよい。従って、オーバーラン状態ORSでは、第2サスペンション力SF2は0である。なお、ピボットアーム110(特に第2部分110B)は、サスペンションシステム39がオーバーラン状態ORSに向かって移動するにつれて、第2バイアス要素120から接続解除されてよいことが理解されるものとする。例えば、ピボットアーム110は、動作高さ122が5mm未満である場合に、第2バイアス要素120から接続解除されてよい。もちろん、ピボットアーム110は、他の適切な動作高さの閾値で、第2バイアス要素120から接続解除されてよいことが想定される。
OTVのサスペンションシステム39は、作動状態OSのときに良好な減衰特性を持つ必要があるが、オーバーラン状態ORSの激しい負荷にも耐える必要がある。ここで、旋回軸112に対する第1バイアス要素116と第2バイアス要素120との配置と、第1バイアス要素116と第2バイアス要素120との異なるバネ定数(K1及びK2)とは、これらの所望の性能特性を達成するために、OTV10の作動中のサスペンションシステム39の挙動に影響を与える。さらに具体的には、第1バイアス要素116は、オーバーラン可能である適性に合致してよい(例えば、第1バイアス要素116は、OTV10がオーバーランしたときの負荷に耐えるのに十分な耐久性を有してよく、第1バネ定数K1は、OTV10がオーバーランされた後にOTV10を作動高さ122にもどすのに十分な大きさを有してよい)。一方、第2バイアス要素120は、作動状態OSの中で減衰を与えることに合致してよい(例えば、第2バイアス要素120は、オーバーラン可能である適性に合致しなくてよいが、第2バネ定数K2は、所望の減衰を提供するように構成されてよい)。従って、上述したように、第2バイアス要素120は、サスペンションシステム39がシャーシ12に対するピボットアーム110の運動を減衰させる作動状態OSにある場合にのみ、ピボットアーム110と係合することができる。しかし、サスペンションシステム39がオーバーラン状態ORSに向かって移動するにつれて、第2バイアス要素120は、第1バイアス要素116とホイール28とから(のように)旋回軸112の反対側に配置されるので、第2バイアス要素120は、ピボットアーム110から接続解除されることが可能であり、これにより、第1バイアス要素116のみがピボットアーム110と係合して、シャーシ12に対してピボットアーム110の運動を制御する。従って、本開示によるサスペンションシステム39は、第2バイアス要素120をオーバーラン状態ORSの強い力にさらすことなく、所望の減衰特性を達成することができる。
図12を参照すると、複数のサスペンション状態はさらに、サービス状態SSを含んでよい。サービス状態SSでは、第2バイアス要素120は、シャーシ12から少なくとも部分的に接続解除されている。例えば、第2バイアス要素120は、ピボットアーム110の第2部分110Bが第2バイアス要素120と係合することなく、ピボットアーム110から離れるように旋回するように構成されてよく、ピボットアーム110がシャーシ12に対してさらに回転できるようにする。又は、第2バイアス要素120は、シャーシ12から完全に取り外されてよい(ここで図12は、シャーシ12から取り外された第2バイアス要素120を示す)。従って、ホイール28をピボットアーム110から取り外すことを可能にするために、ホイール28にシャーシ12からスペースがおかれるように、ピボットアーム110を第1方向D1に回転させてよい。これにより、ホイール28、トランスアクスル24、チェーン/ベルト、スプロケット、モータ26の出力軸、又はそれらの組み合せに対してサービスを行うことができるようにする。
前述の記載で、いくつかの例について説明している。しかし、本明細書で論じた例は、本考案を網羅的に説明したり、いずれかの形態に限定したりすることが意図されない。使用された用語法は、限定の性質ではなく、説明の用語の性質であることが意図される。上記の教示に照らして多くの修正及び変形が可能であり、本考案は具体的に説明した以外の方法で実施されてよい。

Claims (11)

  1. ソフトターゲットを搭載するように構成されているオーバーラン可能な試験車両であって、
    シャーシと、
    前記シャーシに動作可能に取り付けられているホイールと、
    前記ホイールと前記シャーシとの間の相対的な移動を可能にするサスペンションシステムとを備え、
    前記サスペンションシステムは、
    第1部分と第2部分との間に延びるピボットアームであり、前記第1部分と前記第2部分との間で旋回軸を中心として枢軸的に前記シャーシに取り付けられているピボットアームを含み、
    前記ホイールは、車軸を中心として前記第1部分に回転可能に取り付けられ、
    前記サスペンションシステムは、
    第1バネ定数を有する第1バイアス要素であり、部分的に前記シャーシによって支持され、前記旋回軸を中心として第1方向に第1サスペンション力を与えるために、前記ピボットアームの前記第1部分に係合するように構成されている第1バイアス要素と、
    前記第1バネ定数と異なる第2バネ定数を有する第2バイアス要素であり、少なくとも部分的に前記シャーシによって支持され、前記旋回軸を中心として前記第1方向と反対の第2方向に第2サスペンション力を与えるために、前記ピボットアームの前記第2部分に係合するように構成されている第2バイアス要素と
    を含む、オーバーラン可能な試験車両。
  2. 前記第1バイアス要素は、前記ピボットアームが前記旋回軸を中心として前記第1方向に第1バイアスモーメントを受けるように、前記旋回軸から第1距離でスペースがおかれ、前記第1バイアスモーメントは、前記第1サスペンション力と前記第1距離との積であり、
    前記第2バイアス要素は、前記ピボットアームが前記旋回軸を中心として前記第2方向に第2バイアスモーメントを受けるように、前記旋回軸から第2距離でスペースがおかれ、前記第2バイアスモーメントは、前記第2サスペンション力と前記第2距離との積であり、
    前記ホイールは、地表面と接触することによる接地力を受け、前記ホイールは、前記ピボットアームが前記旋回軸を中心として前記第2方向に接地力モーメントを受けるように、前記旋回軸から第3距離でスペースがおかれ、前記接地力モーメントは、前記接地力と前記第3距離との積である、請求項1記載のオーバーラン可能な試験車両。
  3. 前記旋回軸を中心とした前記第2バイアスモーメントと前記接地力モーメントとの合計が、前記旋回軸を中心として前記第1バイアスモーメントと等しく、これにより、前記サスペンションシステムは、可変の動作高さで前記シャーシを前記地表面よりも上に支持し、及び/又は、
    前記第3距離は前記第1距離よりも大きい、請求項2記載のオーバーラン可能な試験車両。
  4. 前記サスペンションシステムは、複数のサスペンション状態の間を移動するように動作可能であり、複数の前記サスペンション状態は、
    前記ホイールが前記シャーシよりも下で部分的にスペースをおいて配置され、前記ホイールが地表面と接触して、前記シャーシを可変の動作高さで前記地表面よりも上に支持する作動状態と、
    前記ホイールが前記シャーシに向かって移動し、前記シャーシが前記地表面と接触して、オーバーラン可能な試験車両が車両にオーバーランされることを可能にするオーバーラン状態とを含む、請求項1記載のオーバーラン可能な試験車両。
  5. 前記第2バイアス要素は、第2高さを有し、前記地表面に対する前記シャーシの可変の前記動作高さは、前記第2高さによって定義される、請求項4記載のオーバーラン可能な試験車両。
  6. 前記第1バイアス要素は、前記ピボットアームが前記旋回軸を中心として前記第1方向に第1バイアスモーメントを受けるように、前記旋回軸から第1距離でスペースがおかれ、前記第1バイアスモーメントは、前記第1サスペンション力と前記第1距離との積であり、
    前記第2バイアス要素は、前記ピボットアームが前記旋回軸を中心として前記第2方向に第2バイアスモーメントを受けるように、前記旋回軸から第2距離でスペースがおかれ、前記第2バイアスモーメントは、前記第2サスペンション力と前記第2距離との積であり、
    前記ホイールは前記地表面からの接地力を受け、前記ホイールは、前記ピボットアームが前記旋回軸を中心として前記第2方向に接地力モーメントを受けるように、前記旋回軸から第3距離でスペースがおかれ、前記接地力モーメントは、前記接地力と前記第3距離との積であり、任意には、前記第3距離は前記第1距離よりも大きい、請求項4記載のオーバーラン可能な試験車両。
  7. 前記旋回軸を中心とした前記第2バイアスモーメントと前記接地力モーメントとの合計が、前記旋回軸を中心として前記第1バイアスモーメントと等しく、これにより、前記サスペンションシステムは、可変の動作高さで前記シャーシを前記地表面よりも上に支持する、請求項6記載のオーバーラン可能な試験車両。
  8. 前記第1バイアス要素の前記第1バネ定数は線形であり、任意には、前記第2バイアス要素の前記第2バネ定数は漸進的である、請求項7記載のオーバーラン可能な試験車両。
  9. 前記ピボットアームは、前記サスペンションシステムが前記オーバーラン状態へ移動したことに応答して、前記第2バイアス要素から接続解除されるように構成され、これにより、前記サスペンションシステムが前記オーバーラン状態にある場合に、前記第2サスペンション力を0と等しくし、及び/又は、
    複数の前記サスペンション状態はさらに、サービス状態を含み、前記サービス状態では、前記第2バイアス要素が前記シャーシから少なくとも部分的に接続解除されるのであり、前記ホイールを前記ピボットアームから取り外すことを可能にするために、前記ホイールに前記シャーシからスペースがおかれるように、前記ピボットアームが前記第1方向に回転される、請求項4記載のオーバーラン可能な試験車両。
  10. 前記第1バイアス要素の前記第1バネ定数は線形であり、及び/又は、
    前記第2バイアス要素の前記第2バネ定数は漸進的である、請求項1記載のオーバーラン可能な試験車両。
  11. 前記第1バイアス要素はバネであり、及び/又は、
    前記第2バイアス要素はエラストマーダンパーである、請求項1記載のオーバーラン可能な試験車両。
JP2024000985U 2023-12-20 2024-03-29 オーバーラン可能な試験車両 Active JP3246927U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202318390077A 2023-12-20 2023-12-20
US18/390,077 2023-12-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3246927U true JP3246927U (ja) 2024-06-05

Family

ID=90062670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024000985U Active JP3246927U (ja) 2023-12-20 2024-03-29 オーバーラン可能な試験車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3246927U (ja)
DE (1) DE202024100464U1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
DE202024100464U1 (de) 2024-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200317018A1 (en) Vehicle and methods for improving stability and occupant comfort
AU2013273446B2 (en) Propulsion system for a vehicle or a toy vehicle
US9708057B2 (en) Active landing gear damper
EP4012369A1 (en) Small platform test vehicle
US11541858B2 (en) Braking system for test vehicle
CN105365914A (zh) 一种电动两轮汽车
WO2014022315A2 (en) Three-wheeled tilting vehicle
JPH0692273A (ja) 自立型二輪車
EP4238780A1 (en) Overrunable test vehicle
JP3246927U (ja) オーバーラン可能な試験車両
US9809264B1 (en) Track kit for two wheeled balancing ground vehicle
CN109878579B (zh) 一种基于控制力矩陀螺的铰接车辆主动安全控制系统
US20240192092A1 (en) Deformable wheel for overrunable test vehicle
US5366034A (en) Impact energy dissipation vehicle
CN105383241A (zh) 水陆两栖全时六驱全地形车
RU2713350C1 (ru) Гусеничный модуль
RU2742529C1 (ru) Орган управления транспортным средством (варианты) и его применения
RU2739930C1 (ru) Тихоходное малогабаритное транспортное средство и его применения
Hasnain Design and construction of a dynamically scaled vehicle for emergency scenario algorithm development
RU2739378C1 (ru) Трак гусеницы и гусеница, образованная соединением таких траков
RU2741670C1 (ru) Моторама транспортного средства и ее применение
CN219428222U (zh) 采用带传动的转向臂总成、转向装置、角单元和行走装置
RU2739202C1 (ru) Подрамник крышки кузова транспортного средства
RU2739627C1 (ru) Тяга рычага или педали управления транспортного средства и трансмиссия транспортного средства
CA3236273A1 (en) A bogie and a vehicle with such bogie

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3246927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150