JP3246650U - シールカバー構造、該構造が設けられるシールタンク及びスープジャー - Google Patents
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Abstract
【課題】操作が簡単で便利で、シールカバー構造と外部タンクの迅速な蓋合わせを実現することができるシールカバー構造、該構造が設けられるシールタンク及びスープジャーを提供する。【解決手段】 シールカバー構造10は、上カバー1と、下カバー2と、取っ手部材3と、可撓性部材4とを含み、取っ手部材3の下端は接続柱の上端に回動可能に接続され、可撓性部材4は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つ外部タンクの内側壁に密封して貼り合わせることができる。シールカバー構造10の取っ手部材3を反転させることで外部タンクにシールカバー構造10を貼り合わせて蓋合わせを行うことができる。【選択図】図1
Description
本考案は、密封容器の技術分野に関し、特にシールカバー構造、該構造が設けられるシールタンク及びスープジャーに関する。
られるシールタンク。五穀雑穀、茶葉、コーヒーなどの食品の密封貯蔵に常用され、カビ防止と湿気防止の効果を達成する。現在市販されている密封缶は、缶体と缶体に蓋をした蓋体を含み、蓋体と缶体との間はねじ接続構造を用いて接続され、蓋体天板の内側に設置されたシールリングと缶体天井面の締め合わせによって密封されている。この密封タンクは、両手でそれぞれ缶体と蓋体を1周1周して回転させる必要があり、密封蓋の結合を実現するには時間と労力がかかり、使いにくい。
本実用新案は、従来技術における不足に対して、シールカバー構造、該構造が設けられるシールタンク及びスープジャーに関提供する。
取っ手部材を反転させることで外部タンクシールカバー構造貼り合わせて蓋合わせを行うことができ、操作が簡単で便利で、楽で、シールカバー構造と外部タンクの迅速な蓋合わせを実現することができる。
取っ手部材を反転させることで外部タンクシールカバー構造貼り合わせて蓋合わせを行うことができ、操作が簡単で便利で、楽で、シールカバー構造と外部タンクの迅速な蓋合わせを実現することができる。
本実用新案公開のシールカバー構造であって、上カバーと、下カバーと、取っ手部材と、可撓性部材とを含み、前記上カバーは、上蓋板と、上蓋板の底部に接続される接続フレームとを含み、前記下カバーは、下蓋板と、下蓋板の頂部に接続される接続柱とを含み、前記接続フレームの内部に接続チャンバを有し、上蓋板に接続チャンバに連通する第1の通路が設けられ、接続フレームの底部に接続チャンバに連通する第2の通路が設けられ、前記取っ手部材の下端は第1の通路及び接続チャンバ内に入り込み、前記接続柱の上端は第2の通路及び接続チャンバ内に入り込み、且取っ手部材の下端は接続柱の上端に回動可能に接続され、前記可撓性部材は上端が上蓋板に当接し、下端が下蓋板に当接し、前記取っ手部材は上カバーの長手方向又は幅方向に沿って反転することによって下カバーの昇降運動を駆動することができ、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つ外部タンクの内側壁に密封して貼り合わせることができる。
好ましい、前記シールカバー構造は角形構造として設けられ、前記取っ手部材は上カバーの長手方向に沿って配置され、上カバーの幅方向に沿って下方に向かって反転することによって下カバーがシール位置に上昇するように駆動することができ、上カバーの幅方向に沿って上方に向かって反転することによって下カバーが開放位置に下降するように駆動することができる。
好ましい、前記取っ手部材は、取っ手部と、取っ手部と角度をなして接続される取り付け部とを含み、取り付け部は第1の通路と接続チャンバ内に配置され、且つ回転軸によって接続柱の上端に回動可能に接続され、回転軸及び取っ手部はそれぞれ上カバーの長手方向に沿って配置され、取り付け部は隣接して配置される第1の当接面及び第2の当接面を有し、第1の当接面は取り付け部における取っ手部から離れる端面であり、第2の当接面と第1の当接面との間は円弧面によって遷移され、第1の当接面と回転軸との距離は第2の当接面と回転軸との距離よりも大きく、前記下カバーがシール位置に上昇した場合、第1の当接面は接続チャンバの底壁に当接し、下カバーが開放位置に下降した場合、第2の当接面は接続チャンバの底壁に当接する。
好ましい、前記取り付け部は、間隔をおいて配置される少なくとも2つの取り付け板を含み、各取り付け板と接続柱の上端は交互に配置され、各取り付け板及び接続柱に、回転軸が貫通し且つ回動する軸穴が対応して設けられ、前記取り付け部と接続柱との間は、回転軸が各軸穴内を貫通することにより、回動可能に接続される。
好ましい、前記接続フレームにおける回転軸に垂直に配置される一側壁に、接続チャンバに連通する第3の通路が設けられ、前記第3の通路は回転軸を着脱するために用いられる。
好ましい、前記取っ手部及び取り付け部は相互に垂直に配置され、取っ手部は把持板と延出板とを含み、前記把持板は上カバーの長手方向に沿って配置され、前記延出板は上カバーの幅方向に沿って配置され、延出板の一端は把持板に繋げられ、他端は取り付け部に繋げられる。
好ましい、前記接続フレーム、接続柱、取り付け部及び延出板はそれぞれ少なくとも2つが設けられ、2つの延出板はそれぞれ把持板の両端に近く配置され、前記把持板における延出板から離れる一側に、作業者の指が挿入する開放溝が凹設され、開放溝及び取り付け部は把持板の同一側に配置される。
好ましい、前記上蓋板の頂部に、下方に向かって沈下溝が凹設され、前記下カバーがシール位置に上昇した場合、取っ手部は沈下溝内に収容され、且取っ手部の外面は上蓋板の外面と面一となり、前記下カバーが開放位置に下降した場合、取っ手部と上蓋板は相互に垂直である。
好ましい、前記上蓋板の底面の外縁に上支持面が囲まれて形成され、前記上蓋板の底部に下方に向かって上位置決め板が延設され、上位置決め板は上支持面の内周側を囲んで配置され、前記下蓋板の頂面の外縁に下支持面が囲まれて形成され、前記下蓋板の頂部に上方に向かって下位置決め板が延設され、下位置決め板は下支持面の内周側を囲んで配置され且つ上位置決め板の内側に位置し、前記可撓性部材は上端が上位置決め板に外嵌され且つ上支持面に当接し、下端が下位置決め板に外嵌され且つ下支持面に当接する。
好ましい、前記可撓性部材は、第1のストッパ部と、第2のストッパ部と、第1のストッパ部と第2のストッパ部との間に接続される屈曲部とを含み、第1のストッパ部は上支持面に当接し、第2のストッパ部は下支持面に当接し、前記下支持面の外径は上支持面の外径よりも小さく、屈曲部は相対的に折り畳むことができる屈曲片一及び屈曲片二を含み、屈曲片一は上端が第1のストッパ部に接続され、下端が屈曲片二の上端に揺動可能に接続され、屈曲片二は下端が第2のストッパ部に接続され、前記可撓性部材が外方へ変形し拡張する場合、屈曲片一と屈曲片二との接続位置は外方へ屈曲し拡張するとともに、屈曲片一の内側面と屈曲片二の内側面は相互に寄り合う。
好ましい、前記上蓋板の底部に第3の位置決め板が下方に向かって延設され、第3の位置決め板は上支持面の外周側を囲んで配置され、前記第1のストッパ部は、上位置決め板と第3の位置決め板との間にストッパされる。
好ましい、前記下蓋板の頂部に凸リング構造が上方に向かって延設され、凸リング構造は下位置決め板の内周側に間隔をおいて配置され、凸リング構造と下位置決め板との間は複数の補強リブによって接続され、前記接続柱の下端は下蓋板の頂面及び/又は凸リング構造及び/又は補強リブに接続される。
本実用新案公開のシールタンクであって、収容チャンバが設けられるタンク体と、前記記載のシールカバー構造とを含み、前記タンク体の上端に収容チャンバに連通するタンクポートが設けられ、前記シールカバー構造はタンクポートに冠着され、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンク体の内側壁に密封して貼り合わせることができる。
好ましい、前記タンク体は、底板と、底板の外周縁に沿って上方に向かって延びて形成される側板と、側板の上端に沿って上方に向かって延びて形成されるタンクポート板とを含み、前記側板の内径は下端から上端まで徐々に大きくなり、前記タンクポート板の内径は下端から上端まで同じであり、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンクポート板の内側壁に密封して貼り合わせることができる。
好ましい、前記側板の外面にいくつかの凹凸スジ構造が形成され、凹凸スジ構造は側板の下端から側板の上端に向かって延びて配置されることを特徴とする。
好ましい、前記側板の外面にいくつかの凹凸スジ構造が形成され、凹凸スジ構造は側板の下端から側板の上端に向かって延びて配置されることを特徴とする。
好ましい、スープジャーであって、液受けチャンバが設けられるタンク体と、前記記載のシールカバー構造とを含み、前記タンク体の上端に液受けチャンバに連通するタンクポートが設けられ、前記シールカバー構造はタンクポートに冠着され、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンク体の内側壁に密封して貼り合わせることができる、ことを特徴とするスープジャー。
本実用新案に開示されたはシールカバー構造10をしており、上カバー1と、下カバー2と、取っ手部材3と、可撓性部材4とを含む。取っ手部材3の下端は接続柱22の上端に回動可能に接続される、可撓性部材4は上端が上蓋板11に当接し、下端が下蓋板21に当接する。取っ手部材3は上カバー1の長手方向又は幅方向に沿って反転することによって下カバー2の昇降運動を駆動することができ、可撓性部材4は下蓋板21の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つ外部タンクの内側壁に密封し貼り合わせることができ、それによって、シールカバー構造10は、取っ手部材3を反転することにより、外部タンクに密封し貼り合わせて冠着することができ、従来技術におけるくるくると回転する形態に比べ、本実施例におけるシールカバー構造10の操作は簡単且つ便利で、使用しやすく、シールカバー構造10と外部タンクとの速やかな冠着を実現することができる。なお、取っ手部材3の下端は第1の通路111及び接続チャンバ120内に入り込み、第2の通路121及び接続チャンバ120内に入り込む接続柱22の上端に接続され、構造は簡単で、生産及び組付けは容易である。
本実用新案の追加的な側面と利点は、以下の説明から明らかになるか、または本実用新案の実践を通じて明らかになるであろう、以下の説明において部分的に与えられる。
ここで説明する図面は、本願の一部を構成する本実用新案の概略的な実施例及びその説明は本実用新案を解釈するためのものであり、本実用新案に対する不当な限定を構成するものではない。図面:
本考案の一実施例に開示されるシールカバー構造の冠着状態の構造概略図である。
本考案の一実施例に開示されるシールカバー構造の開放状態の構造概略図である。
本考案の一実施例に開示されるシールカバー構造の冠着状態の平面構造の概略図。
図3におけるA-A箇所の断面構造の概略図である。
図3におけるB-B箇所の断面構造の概略図である。
本考案の一実施例に開示されるシールカバー構造の開放状態の平面構造の概略図である。
図6におけるC-C箇所の断面構造の概略図である。
図6におけるD-D箇所の断面構造の概略図である。
本考案の一実施例に開示されるシールカバー構造の構造分解概略図である。
本考案の一実施例に開示される上カバーの構造概略図である。
本考案の一実施例に開示される下カバーの構造概略図である。
本考案の一実施例に開示される取っ手部材の構造概略図である。
本考案の一実施例に開示されるシールタンクの構造概略図のその1である。
図13におけるE-E箇所の断面構造の概略図である。
本考案の一実施例に開示されるシールタンクの構造概略図のその2である。
本考案の一実施例に開示されるシールタンクの構造概略図のその3である。
図1~図12に示すように、本考案の実施例はシールカバー構造10を開示しており、上カバー1と、下カバー2と、取っ手部材3と、可撓性部材4とを含む。上カバー1は上蓋板11と、上蓋板11の底部に接続される接続フレーム12とを含む。下カバー2は下蓋板21と、下蓋板21の頂部に接続される接続柱22とを含む。接続フレーム12の内部は接続チャンバ120を有し、上蓋板11に接続チャンバ120に連通する第1の通路111が設けられ、接続フレーム12の底部に接続チャンバ120に連通する第2の通路121が設けられる。取っ手部材3の下端は第1の通路111及び接続チャンバ120内に入り込み、接続柱22の上端は第2の通路121及び接続チャンバ120内に入り込み、且取っ手部材3の下端は接続柱22の上端に回動可能に接続される。可撓性部材4は上端が上蓋板11に当接し、下端が下蓋板21に当接する。取っ手部材3は上カバー1の長手方向又は幅方向に沿って反転することによって下カバー2の昇降運動を駆動することができ、可撓性部材4は下蓋板21の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つ外部タンクの内側壁に密封し貼り合わせることができ、それによって、シールカバー構造10は、取っ手部材3を反転することにより、外部タンクに密封し貼り合わせて冠着することができ、従来技術におけるくるくると回転する形態に比べ、本実施例におけるシールカバー構造10の操作は簡単且つ便利で、使用しやすく、シールカバー構造10と外部タンクとの速やかな冠着を実現することができる。なお、取っ手部材3の下端は第1の通路111及び接続チャンバ120内に入り込み、第2の通路121及び接続チャンバ120内に入り込む接続柱22の上端に接続され、構造は簡単で、生産及び組付けは容易である。
図3に示すように、いくつかの具体的な実施例では、シールカバー構造10は角形構造として設けられ、取っ手部材3は上カバー1の長手方向に沿って配置され、上カバー1の幅方向に沿って下方に向かって反転することによって下カバー2がシール位置に上昇するように駆動することができ、それによって、シールカバー構造10が外部タンクに冠着される場合、取っ手部材3を上カバー1の上方に収容することができ、収納しやすく、上カバー1の幅方向に沿って上方に向かって反転することによって下カバー2が開放位置に下降するように駆動することができ、それによって、外部タンクに対するシールカバー構造10のシールを解除する場合、取っ手部材3を持ち手としてシールカバー構造10を上方に向かって持ち上げて外部タンクから離れることができ、蓋を開けて使用することが便利である。
図12に示すように、いくつかの具体的な実施例では、取っ手部材3は、取っ手部31と、取っ手部31と角度をなして接続される取り付け部32とを含む。取り付け部32は第1の通路111及び接続チャンバ120内に配置され、且つ回転軸(図示せず)によって接続柱22の上端に回動可能に接続される。回転軸及び取っ手部31はそれぞれ上カバー1の長手方向に沿って配置される。取り付け部32は隣接して配置される第1の当接面321及び第2の当接面322を有し、第1の当接面321は取り付け部32における取っ手部31から離れる端面であり、第2の当接面322と第1の当接面321との間は円弧面323によって遷移され、取っ手部材3を反転する過程において取っ手部材3は接続チャンバ120の底壁に常時に当接し、それによって、円弧面323によってスムーズに遷移することができる。第1の当接面321と回転軸との距離は第2の当接面322と回転軸との距離よりも大きく、下カバー2がシール位置に上昇する場合、第1の当接面321は接続チャンバ120の底壁に当接し、下カバー2が開放位置に下降した場合、第2の当接面322は接続チャンバ120の底壁に当接し、それによって、シール位置及び開放位置において回転軸を異なる高さに支持して、回転軸によって接続柱22及び下蓋板21全体の昇降運動を駆動する。
いくつかの具体的な実施例では、取り付け部32は間隔をおいて配置される2つの取り付け板324を含み、本考案の別の実施例では、該取り付け部32は、間隔をおいて配置される3つ又は3つよりも多くの取り付け板324を含んでもよい。各取り付け板324と接続柱22の上端は交互に配置され、接続の安定性は優れており、各取り付け板324及び接続柱22に、回転軸が貫通し且つ回動する軸穴5が対応して設けられ、取り付け部324と接続柱22との間は、回転軸が各軸穴5内を貫通することにより、回動可能に接続され、構造は簡単で、組付け又は取り外しは容易である。
図10に示すように、いくつかの具体的な実施例では、接続フレーム12における回転軸に垂直に配置される一側壁に、接続チャンバ120に連通する第3の通路122が設けられ、第3の通路122は回転軸を着脱するために用いられる。
図12に示すように、いくつかの具体的な実施例では、取っ手部31及び取り付け部32は相互に垂直に配置される。取っ手部31は把持板311と延出板312とを含み、把持板311は上カバー1の長手方向に沿って配置され、延出板312は上カバー1の幅方向に沿って配置され、延出板312の一端は把持板311に繋げられ、他端は取り付け部32に繋げられる。
図9に示すように、いくつかの具体的な実施例では、接続フレーム12、接続柱22、取り付け部32及び延出板312はそれぞれ2つ又は2つよりも多く設けられ、2つの延出板312はそれぞれ把持板311の両端に近く配置される。把持板311における延出板312から離れる一側に、作業者の指が挿入する開放溝3111が凹設され、開放溝3111及び取り付け部32は把持板311の同一側に配置される。
図2に示すように、いくつかの具体的な実施例では、上蓋板11の頂部に、下方に向かって沈下溝112が凹設され、下カバー2がシール位置に上昇した場合、取っ手部31は沈下溝112内に収容され、且取っ手部31の外面は上蓋板11の外面と面一となり、シールカバー構造10を冠着するときに取っ手部31を収容しやすい。下カバー2が開放位置に下降した場合、取っ手部31と上蓋板1は相互に垂直であり、取っ手部31を持ち手として外部タンクに対してシールカバー構造10を上方に向かって持ち上げて蓋を開けやすい。
図4及び図7に示すように、いくつかの具体的な実施例では、上蓋板11の底面の外縁に上支持面113が囲まれて形成される。上蓋板11の底部に下方に向かって上位置決め板114が延設され、上位置決め板114は上支持面113の内周側を囲んで配置される。下蓋板21の頂面の外縁に下支持面211が囲まれて形成され、下蓋板211の頂部に上方に向かって下位置決め板212が延設され、下位置決め板212は下支持面211の内周側を囲んで配置され且つ上位置決め板114の内側に位置する。可撓性部材4は上端が上位置決め板114に外嵌され且つ上支持面113に当接し、下端が下位置決め板212に外嵌され且つ下支持面211に当接し、可撓性部材4の上端を上カバー1に位置決めて接続し、可撓性部材4の下端を下カバー2に位置決めて接続することが容易である。
いくつかの具体的な実施例では、可撓性部材4は、第1のストッパ部41と、第2のストッパ部42と、第1のストッパ部41と第2のストッパ部42との間に接続される屈曲部43とを含む。第1のストッパ部41は上支持面113に当接し、第2のストッパ部42は下支持面211に当接し、下支持面211の外径は上支持面113の外径よりも小さく、それによって、下支持面211と上支持面113はずれて配置され、上支持面113に対する下支持面211の上昇によって可撓性部材4が外方へ変形し拡張するように駆動することに有利である。屈曲部43は相対的に折り畳むことができる屈曲片一431及び屈曲片二432を含み、屈曲片一431は上端が第1のストッパ部41に接続され、下端が屈曲片二432の上端に揺動可能に接続され、屈曲片二432は下端が第2のストッパ部42に接続され、可撓性部材4が外方へ変形し拡張する場合、屈曲片一431と屈曲片二432との接続位置は外方へ屈曲し拡張するとともに、屈曲片一431の内側面と屈曲片二432の内側面は相互に寄り合い、この場合、可撓性部材4の外側面は外部タンクの内側壁に密封して貼り合わせて、外部タンクを密封してカバーすることができる。
いくつかの具体的な実施例では、上蓋板11の底部に第3の位置決め板115が下方に向かって延設され、第3の位置決め板115は上支持面113の外周側を囲んで配置される。第1のストッパ部41は、上位置決め板114と第3の位置決め板115との間にストッパされ、接続の安定性を向上させる。
図11に示すように、いくつかの具体的な実施例では、下蓋板21の頂部に凸リング構造213が上方に向かって延設され、凸リング構造213は下位置決め板212の内周側に間隔をおいて配置され、凸リング構造213と下位置決め板との間は複数の補強リブ214によって接続され、接続柱22の下端は下蓋板21頂面、凸リング構造213及び補強リブ214に接続され、接続柱22と下蓋板21との接続の安定性を向上させ、別のいくつかの実施例では、該接続柱22の下端は下蓋板21の頂面、凸リング構造213及び補強リブ214のうちの任意の1つ又は2つに接続されてもよい。
図9に示すように、いくつかの具体的な実施例では、上蓋板11の中央に、取り付け通路116と、取り付け通路116に冠着される取り付け板117がさらに設けられ、取り付け板117と取り付け通路116周りの上蓋板11との間は、係合構造によって取り外し可能に接続され、2つの接続フレーム12はそれぞれ取り付け通路116の対向する両側に配置され、取り付け通路116及び第3の通路122を介して回転軸を着脱することができ、それによって、上カバー1、下カバー2及び取っ手部材3の組み付け又は取り外しが容易である
いくつかの具体的な実施例では、可撓性部材4は、柔らかいシリカゲル、柔らかいゴムなどの可撓性材料からなり、所定の反発弾性を有し、シール効果は良好である。
図13及び図14に示すように、本考案の別の実施例はシールタンクをさらに開示しており、シールタンクは、収容チャンバ200が設けられるタンク体20と、シールカバー構造10とを含み、タンク体20の上端に収容チャンバ200に連通するタンクポート2030が設けられ、シールカバー構造10はタンクポート2030に冠着され、可撓性部材4は下蓋板21の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンク体20の内側壁に密封して貼り合わせることができる。本実施例のシールタンクは、シールカバー構造10が設けられるため、操作が簡単且つ便利で、使用しやすく、シールカバー構造10とタンク体20との速やかな冠着を実現することができ、構造が簡単で、生産及び組付けが便利である効果を備える。なお、下蓋板21が上昇し、且つ可撓性部材4がタンク体20の内側壁に密封して貼り合わせるため、収容チャンバ200内に負圧を発生することができ、シールカバー構造10をタンクポート2030に強固に固定し、脱落しにくく、穀物、茶葉及びコーヒーなどの食品を密封して収容することが容易である。
図14に示すように、いくつかの具体的な実施例では、タンク体20は、底板201と、底板201の外周縁に沿って上方に向かって延びて形成される側板202と、側板202の上端に沿って上方に向かって延びて形成されるタンクポート板203とを含み、底板201は側板202とともに該収容チャンバ200を囲んで形成し、タンクポート板203の中央に該タンクポート2030が形成される。側板202の内径は下端から上端まで徐々に大きくなり、タンクポート板203の内径は下端から上端まで同じであり、タンクポート2030を介して収容チャンバ200内に盛り付けられた食品を取りやすく、又はタンクポート2030を介して収容チャンバ200内に食品を盛り付けやすい。可撓性部材4は下蓋板2の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンクポート板203の内側壁に密封して貼り合わせることができ、タンクポート板203の内径は下端から上端まで同じであり、可撓性部材4はタンクポート板203の内側壁に密封して貼り合わせることが容易である。
いくつかの具体的な実施例では、側板202の外面にいくつかの凹凸スジ構造が形成され、凹凸スジ構造は側板202の下端から側板202の上端に向かって延びて配置され、滑り止め作用を有し、把持しやすい。
図15及び図16に示すように、本考案の別のいくつかの実施例では、タンク体20はより低い高さに設けられてもよく、収容チャンバ200の収容量を小さくし、少ない食品を密封して収容するために適用される。
本考案の別の実施例は、スープジャーをさらに開示し、スープジャーは、液受けチャンバが設けられるタンク体と、シールカバー構造10とを含み、タンク体の上端に液受けチャンバに連通するタンクポートが設けられ、シールカバー構造10はタンクポートに冠着され、可撓性部材4は下蓋板21の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンク体の内側壁に密封して貼り合わせることができる。本実施例のスープジャーは、シールカバー構造10が設けられるため、操作が簡単且つ便利で、使用しやすく、シールカバー構造10とタンク体との速やかな冠着を実現することができ、構造が簡単で、生産及び組付けが容易である効果も有する。なお、下蓋板21が上昇し、且つ可撓性部材4がタンク体の内側壁に密封して貼り合わせるため、液受けチャンバ内に負圧を発生することができ、シールカバー構造10をタンクポートに強固に冠着し、脱落しにくく、スープ、粥及び油などの食品を密封して収容しやすい。
最後に、以上の実施例は、本実用新案の技術案を説明するためにのみ使用され、その制限ではなく、上述の実施形態を参照して本実用新案を詳細に説明したが、当業者は、上述の各実施形態に記載された技術案を修正したり、技術的特徴の一部を同等に置き換えたりすることができ、これらの修正または置換は、対応する技術案の本質を本実用新案の各実施例の技術案の範囲から逸脱させるものではない。
要するに、上記は本実用新案の好ましい実施例にすぎず、本実用新案登録特許範囲による均等な変化と修飾は、すべて本実用新案登録のカバー範囲に属すべきである。
Claims (16)
- シールカバー構造であって、上カバーと、下カバーと、取っ手部材と、可撓性部材とを含み、前記上カバーは、上蓋板と、上蓋板の底部に接続される接続フレームとを含み、前記下カバーは、下蓋板と、下蓋板の頂部に接続される接続柱とを含み、前記接続フレームの内部に接続チャンバを有し、上蓋板に接続チャンバに連通する第1の通路が設けられ、接続フレームの底部に接続チャンバに連通する第2の通路が設けられ、
前記取っ手部材の下端は第1の通路及び接続チャンバ内に入り込み、前記接続柱の上端は第2の通路及び接続チャンバ内に入り込み、且取っ手部材の下端は接続柱の上端に回動可能に接続され、前記可撓性部材は上端が上蓋板に当接し、下端が下蓋板に当接し、前記取っ手部材は上カバーの長手方向又は幅方向に沿って反転することによって下カバーの昇降運動を駆動することができ、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つ外部タンクの内側壁に密封して貼り合わせることができる、ことを特徴とするシールカバー構造。 - 前記シールカバー構造は角形構造として設けられ、前記取っ手部材は上カバーの長手方向に沿って配置され、上カバーの幅方向に沿って下方に向かって反転することによって下カバーがシール位置に上昇するように駆動することができ、上カバーの幅方向に沿って上方に向かって反転することによって下カバーが開放位置に下降するように駆動することができる、ことを特徴とする請求項1に記載のシールカバー構造。
- 前記取っ手部材は、取っ手部と、取っ手部と角度をなして接続される取り付け部とを含み、取り付け部は第1の通路と接続チャンバ内に配置され、且つ回転軸によって接続柱の上端に回動可能に接続され、回転軸及び取っ手部はそれぞれ上カバーの長手方向に沿って配置され、取り付け部は隣接して配置される第1の当接面及び第2の当接面を有し、第1の当接面は取り付け部における取っ手部から離れる端面であり、第2の当接面と第1の当接面との間は円弧面によって遷移され、第1の当接面と回転軸との距離は第2の当接面と回転軸との距離よりも大きく、前記下カバーがシール位置に上昇した場合、第1の当接面は接続チャンバの底壁に当接し、下カバーが開放位置に下降した場合、第2の当接面は接続チャンバの底壁に当接する、ことを特徴とする請求項2に記載のシールカバー構造。
- 前記取り付け部は、間隔をおいて配置される少なくとも2つの取り付け板を含み、各取り付け板と接続柱の上端は交互に配置され、各取り付け板及び接続柱に、回転軸が貫通し且つ回動する軸穴が対応して設けられ、前記取り付け部と接続柱との間は、回転軸が各軸穴内を貫通することにより、回動可能に接続される、ことを特徴とする請求項3に記載のシールカバー構造。
- 前記接続フレームにおける回転軸に垂直に配置される一側壁に、接続チャンバに連通する第3の通路が設けられ、前記第3の通路は回転軸を着脱するために用いられる、ことを特徴とする請求項4に記載のシールカバー構造。
- 前記取っ手部及び取り付け部は相互に垂直に配置され、取っ手部は把持板と延出板とを含み、前記把持板は上カバーの長手方向に沿って配置され、前記延出板は上カバーの幅方向に沿って配置され、延出板の一端は把持板に繋げられ、他端は取り付け部に繋げられる、ことを特徴とする請求項3に記載のシールカバー構造。
- 前記接続フレーム、接続柱、取り付け部及び延出板はそれぞれ少なくとも2つが設けられ、2つの延出板はそれぞれ把持板の両端に近く配置され、前記把持板における延出板から離れる一側に、作業者の指が挿入する開放溝が凹設され、開放溝及び取り付け部は把持板の同一側に配置される、ことを特徴とする請求項6に記載のシールカバー構造。
- 前記上蓋板の頂部に、下方に向かって沈下溝が凹設され、前記下カバーがシール位置に上昇した場合、取っ手部は沈下溝内に収容され、且取っ手部の外面は上蓋板の外面と面一となり、前記下カバーが開放位置に下降した場合、取っ手部と上蓋板は相互に垂直である、ことを特徴とする請求項3に記載のシールカバー構造。
- 前記上蓋板の底面の外縁に上支持面が囲まれて形成され、前記上蓋板の底部に下方に向かって上位置決め板が延設され、上位置決め板は上支持面の内周側を囲んで配置され、
前記下蓋板の頂面の外縁に下支持面が囲まれて形成され、前記下蓋板の頂部に上方に向かって下位置決め板が延設され、下位置決め板は下支持面の内周側を囲んで配置され且つ上位置決め板の内側に位置し、
前記可撓性部材は上端が上位置決め板に外嵌され且つ上支持面に当接し、下端が下位置決め板に外嵌され且つ下支持面に当接する、ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のシールカバー構造。 - 前記可撓性部材は、第1のストッパ部と、第2のストッパ部と、第1のストッパ部と第2のストッパ部との間に接続される屈曲部とを含み、第1のストッパ部は上支持面に当接し、第2のストッパ部は下支持面に当接し、前記下支持面の外径は上支持面の外径よりも小さく、屈曲部は相対的に折り畳むことができる屈曲片一及び屈曲片二を含み、屈曲片一は上端が第1のストッパ部に接続され、下端が屈曲片二の上端に揺動可能に接続され、屈曲片二は下端が第2のストッパ部に接続され、前記可撓性部材が外方へ変形し拡張する場合、屈曲片一と屈曲片二との接続位置は外方へ屈曲し拡張するとともに、屈曲片一の内側面と屈曲片二の内側面は相互に寄り合う、ことを特徴とする請求項9に記載のシールカバー構造。
- 前記上蓋板の底部に第3の位置決め板が下方に向かって延設され、第3の位置決め板は上支持面の外周側を囲んで配置され、前記第1のストッパ部は、上位置決め板と第3の位置決め板との間にストッパされる、ことを特徴とする請求項10に記載のシールカバー構造。
- 前記下蓋板の頂部に凸リング構造が上方に向かって延設され、凸リング構造は下位置決め板の内周側に間隔をおいて配置され、凸リング構造と下位置決め板との間は複数の補強リブによって接続され、前記接続柱の下端は下蓋板の頂面及び/又は凸リング構造及び/又は補強リブに接続される、ことを特徴とする請求項10に記載のシールカバー構造。
- シールタンクであって、収容チャンバが設けられるタンク体と、請求項1~12のいずれか1項に記載のシールカバー構造とを含み、前記タンク体の上端に収容チャンバに連通するタンクポートが設けられ、前記シールカバー構造はタンクポートに冠着され、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンク体の内側壁に密封して貼り合わせることができる、ことを特徴とするシールタンク。
- 前記タンク体は、底板と、底板の外周縁に沿って上方に向かって延びて形成される側板と、側板の上端に沿って上方に向かって延びて形成されるタンクポート板とを含み、前記側板の内径は下端から上端まで徐々に大きくなり、前記タンクポート板の内径は下端から上端まで同じであり、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンクポート板の内側壁に密封して貼り合わせることができる、ことを特徴とする請求項13に記載のシールタンク。
- 前記側板の外面にいくつかの凹凸スジ構造が形成され、凹凸スジ構造は側板の下端から側板の上端に向かって延びて配置されることを特徴とする、請求項14に記載のシールタンク。
- スープジャーであって、液受けチャンバが設けられるタンク体と、請求項1~12のいずれか1項に記載のシールカバー構造とを含み、前記タンク体の上端に液受けチャンバに連通するタンクポートが設けられ、前記シールカバー構造はタンクポートに冠着され、前記可撓性部材は下蓋板の上昇に伴って外方へ変形し拡張して、且つタンク体の内側壁に密封して貼り合わせることができる、ことを特徴とするスープジャー。
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