JP3246317U - 改良構造を有するインデックスプレート - Google Patents

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呉銘禧
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寶嘉誠工業股▲フン▼有限公司
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Abstract

【課題】部品点数が少なく、加工時間を節約する改良構造を有するインデックスプレートを提供する。【解決手段】インデックスプレートは、駆動装置及びワーム2が設置されているベース1を有し、ベース中には、軸受装置の内輪を構成している第1固定台51と、第2固定台52と、外輪を構成している回転台53と、を備える軸受装置5が設置されている。回転台には複数のローラー531が枢設され、回転台を回転させるようにローラーがワームにより駆動され、作業台4を駆動させる。軸受装置の内輪と外輪との間には、対向するように設置されている第1ラジアル転動体保持器54と、第2ラジアル転動体保持器55と、2つの保持器の間に位置しているアキシアル転動体保持器56と、を有している。保持器のそれぞれは複数の転動体を有し、転動体のそれぞれは回転台に当接されている。軸受装置の回転台により外輪が構成され、外輪により作業台が回転する。【選択図】図1

Description

本考案は、改良構造を有するインデックスプレートに関し、より詳しくは、部材点数が少ないインデックスプレートに関するものである。
インデックスプレートは主にCNC複合加工機に用いられ、これによりワークピースを挟持すると共にこれを回転し、インデックスし、位置決めすることで、インデックス切削、曲面加工、円周切削、及び部分的な平面または線分の直線加工等を行う。
従来のインデックスプレートは、中空ベース6と、ワークピースを挟持するための作業台62と、作業台62に結合されている回転台63と、を主に有し、前記回転台63は複数の同じ円周に位置していると共に等距離で配列されているローラー631と、前記回転台63のローラー631に噛合されているワーム64と、を有している。前記ベース6の一側には、前記ワーム64を回転するように駆動するための駆動ユニットを有している。前記駆動ユニットによりワーム64及びローラー631を駆動して作動力を伝送し、前記回転台63を駆動して、作業台62を様々な角度で回転させる(図2参照)。
回転台63、作業台62、ベース1の間で自在に回転させ、且つこれら前記部材間の軸方向及び径方向の負荷を受けるために、ターンテーブル軸受7が設置されている。
インデックスプレートに採用するターンテーブル軸受7の形式がローラーであるかボールであるかに関わらず、前記軸受の保持器71を位置決めするため、前記ターンテーブル軸受の内輪72及び外輪73をそれぞれ位置決めする必要がある。図2に示す如く、内輪72は回転不可能であり、インナーベース8及び内部固定リング81により固定されるように挟持され、且つインナーベース8がベース6にロックされる。外輪73は内輪72に対して回転し、外輪73は外部固定リング91により固定されるように挟持され、外部固定リング91は回転台63及び作業台62に連結され、ワーム64が回転台63を駆動することで、作業台62が駆動される。
しかしながら、上述の組立構造によると、部材が多過ぎて複雑であり、材料コストが上昇し、且つ加工及び組立にかかる加工時間が延びるという欠点があるため、構造が簡単なインデックスプレートを開発する必要があった。
本考案は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、その目的は、部点数が少なく、加工及び組立の加工時間を節約する改良構造を有するインデックスプレートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の一態様である改良構造を有するインデックスプレートは、
駆動装置が設置されている中空ベースと、
ベース中で駆動装置により回転するように駆動されるワームと、
ベース中に設置され、第1固定台と、第2固定台と、回転台と、を備えている軸受装置と、
ベース外に突出されている作業台と、を備え、
前記第1固定台及び前記第2固定台はベース中に固定され、軸受装置の内輪とし、前記回転台は前記軸受装置の外輪であり、そのラジアル面は作業台に結合されるようにロックされ、前記回転台には外に向けて突出していると共に等距離にラジアルに配列されている複数のローラーが枢設され、前記回転台を回転させるようにローラーがワームにより駆動され、且つ作業台を駆動させ、前記軸受装置の内輪と外輪との間には、第1ラジアル転動体保持器と、第1ラジアル転動体保持器に対向するように設置されている第2ラジアル転動体保持器と、前記第1ラジアル転動体保持器と前記第2ラジアル転動体保持器との間に位置しているアキシアル転動体保持器と、を有し、保持器のそれぞれは複数の転動体をそれぞれ有し、転動体のそれぞれは前記回転台に当接し、
軸受装置の第1固定台及び第2固定台により軸受装置の内輪が構成され、前記内輪はベースに固定され、前記回転台により外輪が構成され、外輪は作業台を回転するように駆動する。
本考案の好ましい実施例に係る改良構造を有するインデックスプレートを示す断面図である。 従来のインデックスプレートを示す断面図である。
以下、本考案の実施の形態について詳細に説明する。ただし、本考案はこれに限定されるものではなく、記述した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本考案の技術的範囲に含まれる。
以下、図1と図2を参照しつつ、本考案に係る改良構造を有するインデックスプレートについて具体的に説明する。
図1に示すように、本考案に係るインデックスプレートは、中空のベース1を有し、前記ベース1の一側には駆動装置(図示省略)が設置されている。図1の例では、ベース1中にはワーム2を有し、前記ワーム2は前述の駆動装置により回転するように駆動され、動力を伝送する。ベース1中にはベース1の外に突出されている作業台4を有し、前記作業台4は被加工ワークピース(図示省略)を挟持するために用いられている。
ベース1中には、第1固定台51と、第2固定台52と、回転台53と、を備えている軸受装置5を有している。前記第1固定台51、前記第2固定台52、及び前記回転台53は全てリングディスク状を呈している。
前記第1固定台51はベース1中にロックされ、前記第2固定台52は第1固定台51に軸方向に結合されるようにロックされている。このようにすることで、前記第1固定台51及び前記第2固定台52がベース1中で不動の部材として固定され、軸受装置5の内輪となっている。前記回転台53はそのラジアル面により作業台4に結合されるようにロックされ、前記回転台53には外に向けて突出されていると共に等距離にラジアルに配列されている複数のローラー531が枢設されている。本実施例では、ローラー531は前記回転台53の作業台4に結合されている面とは反対のラジアル面に枢設され、すなわち、図中では回転台53の底面である。
回転台53は、ローラー531がワーム2により駆動されることで回転し、且つ作業台4を駆動する。こうすることで、前記回転台53が軸受装置5の外輪となっている。
前記軸受装置5は複数の転動体を有し、図に示す如く、軸受装置5の内輪と外輪との間には、第1ラジアル転動体保持器54と、第2ラジアル転動体保持器55と、アキシアル転動体保持器56と、を有している。
本実施例で採用する軸受装置5はローラーを転動部材としているため、上述した転動体保持器がローラー保持器となっている。
前記第1固定台51の外縁には第1ラジアル転動体保持器54を装設するための第1組立部511を有し、第2固定台52の外縁には第2ラジアル転動体保持器55を装設するための第2組立部521を有している。本実施例では、前記第1組立部511及び前記第2組立部521はそれぞれリング状ラジアル平面であり、組立後に、前記第1ラジアル転動体保持器54及び前記第2ラジアル転動体保持器55は対向するように設置される。軸方向組立部512は第1固定台51の外縁に位置し、前記第1組立部511と前記第2組立部521との間において、前記軸方向組立部512は軸方向のリング溝であり、アキシアル転動体保持器56を組み立てるために用いられている。
回転台53はコンタクト部532を有し、前記コンタクト部532により第1ラジアル転動体保持器54、第2ラジアル転動体保持器55、及びアキシアル転動体保持器56に同時に当接している。回転台53がワーム2により駆動されると、円滑に回転し、作業台4を回転するように駆動させる。
本実施例によれば、軸受装置5の内輪はベース1に固定され、外輪は作業台4を回転するように駆動する。すなわち、第1固定台51及び第2固定台52により軸受装置5の内輪が構成され、回転台53が外輪となっている。
このようにすることで、本考案は従来のインデックスプレートのターンテーブル軸受のアウターベース及び外部固定リングを省略するのみならず、作業台に更に直接ロックされ、精度の維持を容易にしている。
上記説明は、本考案を説明するためのものであって、実用考案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本考案の各部構成は、上記実施例に限らず、実用考案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 ベース
2 ワーム
4 作業台
5 軸受装置
51 第1固定台
511 第1組立部
512 軸方向組立部
52 第2固定台
521 第2組立部
53 回転台
531 ローラー
532 コンタクト部
54 第1ラジアル転動体保持器
55 第2ラジアル転動体保持器
56 アキシアル転動体保持器
6 ベース
62 作業台
63 回転台
631 ローラー
64 ワーム
7 ターンテーブル軸受
71 保持器
72 内輪
73 外輪
8 インナーベース
81 内部固定リング
9 アウターベース
91 外部固定リング

Claims (7)

  1. 駆動装置が設置されている中空ベースと、
    ベース中で駆動装置により回転するように駆動されるワームと、
    ベース中に設置され、第1固定台と、第2固定台と、回転台と、を備えている軸受装置と、
    ベース外に突出され、前記回転台の一端に固定されている作業台と、を備え、
    前記第1固定台及び前記第2固定台はベース中に固定され、軸受装置の内輪とし、
    前記回転台は前記軸受装置の外輪であり、そのラジアル面は作業台に結合されるようにロックされ、前記回転台には外に向けて突出していると共に等距離にラジアルに配列されている複数のローラーが枢設され、前記回転台を回転させるようにローラーがワームにより駆動され、且つ作業台を駆動させ、
    前記軸受装置の内輪と外輪との間には、第1ラジアル転動体保持器と、第1ラジアル転動体保持器に対向するように設置されている第2ラジアル転動体保持器と、前記第1ラジアル転動体保持器と前記第2ラジアル転動体保持器との間に位置しているアキシアル転動体保持器と、を有し、保持器のそれぞれは複数の転動体をそれぞれ有し、転動体のそれぞれは前記回転台に当接し、
    軸受装置の第1固定台及び第2固定台により軸受装置の内輪が構成され、前記内輪は前記ベースに固定され、前記回転台により外輪が構成され、外輪は作業台を回転するように駆動することを特徴とする改良構造を有するインデックスプレート。
  2. 前記第1固定台、前記第2固定台、及び前記回転台は全てリングディスク状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の改良構造を有するインデックスプレート。
  3. 前記第1固定台及び前記第2固定台は軸方向に結合されるようにロックされていることを特徴とする請求項1に記載の改良構造を有するインデックスプレート。
  4. 軸受装置はローラーを転動部材とすることを特徴とする請求項1に記載の改良構造を有するインデックスプレート。
  5. 前記回転台のローラーは前記回転台と作業台結合との反対面に枢設されていることを特徴とする請求項1に記載の改良構造を有するインデックスプレート。
  6. 前記第1固定台の外縁には第1ラジアル転動体保持器を装設するための第1組立部を有し、第2固定台の外縁には第2ラジアル転動体保持器を装設するための第2組立部を有し、前記第1組立部及び前記第2組立部はそれぞれリング状ラジアル平面であり、軸方向組立部は第1固定台の外縁に位置し、前記第1組立部と前記第2組立部との間において、前記軸方向組立部は軸方向のリング溝であり、アキシアル転動体保持器を組み立てることを特徴とする請求項1に記載の改良構造を有するインデックスプレート。
  7. 前記回転台はコンタクト部を有し、前記コンタクト部により前記第1ラジアル転動体保持器、前記第2ラジアル転動体保持器、及び前記アキシアル転動体保持器に同時に当接し、回転台を円滑に回転させることを特徴とする請求項1に記載の改良構造を有するインデックスプレート。
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