JP3246188U - お香ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で使用しやすく、確実にお香を保持するお香ホルダーを提供する。【解決手段】お香1を載せる台部材12と、台部材12に載置され台部材12との間にお香1を挟んで自重により保持する重り部材14を有する。台部材12と重り部材14は、お香1に接触する部分が無機材料であり、互いに離間する方向に移動可能であり、互いに離間する方向に対して交差する方向には移動を制限して係止する係止部16を備える。係止部16は、台部材12又は重り部材14のいずれかに設けられ他方へ突出する差込突起16bと、台部材12又は重り部材14のいずれか他方に設けられ差込突起16bが深さ方向へ突没可能に差し込まれる差込孔16aを備える。【選択図】図1
Description
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトの掲載日 令和5年7月28日 ウェブサイトのアドレス https://item.rakuten.co.jp/ginga-do/a278fundou/
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトの掲載日 令和5年7月28日 ウェブサイトのアドレス https://www.nagae-do.com/items/76947896
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトの掲載日 令和5年7月14日 ウェブサイトのアドレス https://www.instagram.com/p/CurVwZQAF5W/
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトの掲載日 令和5年7月28日 ウェブサイトのアドレス https://www.a278.jp/items/76758411
この考案は、着火されたお香を保持するお香ホルダーに関する。
従来、着火すると空中に蚊の忌避成分を放出する蚊取り線香や、芳香成分を放出するお香があり、このような蚊取り線香やお香を着火した状態で保持するお香ホルダーがある。例えば、特許文献1に開示されている蚊取り線香ホルダは、底部と周壁とを有して上方開口の本体と、本体の中心部に突設されて蚊取り線香を支承する頂面を有する線香支承部と、線香支承部の頂面に載置される重りとを有している。重りは、蚊取り線香を支承部に保持する重さを有し、頂面に載置位置決めする位置決め手段が設けられている。位置決め手段は、重りから延設されてその先端部が周壁に着脱自在に当接する位置決めアームにより構成されている。この蚊取り線香ホルダの使用方法は、支承部の頂面に蚊取り線香の中心部を載置し、その蚊取り線香の中心部の上面に重りを載せる。この時、アームの先端のリングを周壁に当接させることで、重りと支承部の頂面のセンターを位置決めすることができる。
上記背景技術の場合、底部と周壁とを有する上方開口の本体が設けられているため、大掛かりであり、また使用者の好みに合わせてお香の灰を受ける皿部材を選択することはできない。また、重りを頂面に位置決めする位置決めアームが設けられ、構造が複雑であり、また位置決めアームは本体の周壁から延出するため長さが必要で、不安定である。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で使用しやすく、確実にお香を保持するお香ホルダーを提供することを目的とする。
本考案は、お香を載せる台部材と、前記台部材に載置され前記台部材との間に前記お香を挟んで自重により保持する重り部材が設けられ、前記台部材と前記重り部材の、前記お香に接触する部分が無機材料で作られ、前記台部材と前記重り部材には、互いに離間する方向に移動可能で、互いに離間する方向に対して交差する方向には移動を制限して係止する係止部が設けられているお香ホルダーである。前記お香は、前記台部材と、前記重りと、前記係止部で囲まれて形成される保持空間に保持される。
前記係止部は、前記台部材又は前記重り部材のいずれかに設けられ他方へ突出する差込突起と、前記台部材又は前記重り部材のいずれか他方に設けられ前記差込突起が深さ方向へ突没可能に差し込まれる差込孔から成る。
前記重り部材には、手で持つ摘み部が設けられている。
前記台部材は、軸方向が略垂直に位置する円柱形状であり、軸方向に交差する上端面が前記お香を載せて下から保持する下保持面となり、前記下保持面には前記係止部の一部である差込孔が形成されている。前記重り部材は、軸方向が略垂直に位置し前記台部材とほぼ等しい直径の円柱形状であり、軸方向に交差する下端面が前記お香を上から自重により保持する上保持面となり、前記上保持面には前記係止部の一部である差込突起が形成されている。
本考案のお香ホルダーは、簡単な構造で使用しやすく、確実にお香を保持することができる。お香を挟む台部材の下保持面と重り部材の上保持面は、下保持面と上保持面に設けられた係止部により、互いに略平行を維持し、互いにセンターがずれることを防ぎ、お香の形状に関わらず安定して保持することができる。また、お香の燃焼について、任意の位置や任意の燃焼時間で止めることができ、使い勝手が良い。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1、図2はこの考案の一実施形態を示すもので、この実施形態のお香ホルダー10は、耐熱性の無機材料で作られ、例えば真鍮製である。真鍮は、使用時の手の跡や、時間の経過と使用環境による酸化等により風合いが変化する素材である。真鍮自体の経年変化を出すために敢えてクリア塗装等のコーティング等を施していない。
お香ホルダー10には、お香1を載せる円柱形状の台部材12と、台部材12に載置され台部材12との間ににお香1を挟んで自重により保持する重り部材14が設けられている。台部材12と重り部材14には、互いに離間する方向に移動可能で、互いに離間する方向に対して交差する方向には移動が制限され係止される係止部16が設けられている。
台部材12は、軸方向が略垂直に設置される円柱形状であり、軸方向に対して略直角に交差する上端面が、お香1を載せてお香1を下から保持する下保持面12aとなる。軸方向に対して略直角に交差する反体側の下端面が、灰を受ける図示しない皿部材に設置される設置面12bとなる。下保持面12aの中央には、係止部16の一部である差込孔16aが設けられている。差込孔16aは、後述する差込突起16aが深さ方向へ突没可能に差し込まれ、これにより台部材12と重り部材14が互いに離間する方向に移動可能で、互いに離間する方向に対して交差する方向には係止される。差込孔16aは下保持面12aの面に対して深さ方向が略直角に形成され、つまり深さ方向が台部材12の軸方向に略平行に形成されている。
重り部材14は、軸方向が略垂直に設置され台部材12とほぼ等しい直径の円柱形状であり、軸方向の長さは、台部材12よりも短く、例えば台部材12の三分の一程度である。軸方向に対して略直角に交差する下端面が、お香1を上から自重により保持する上保持面14aとなる。上保持面14aの中央には、係止部16の一部である差込突起16bが設けられている。差込突起16bは、外径がほぼ一定の細い円柱形状であり、上保持面14aの面に対して略直角に突出して形成され、つまり重り部材14の軸方向に略平行に形成されている。重り部材14の差込突起16bが台部材12の差込孔16aに差し込まれた時、重り部材14と台部材12の軸は一致しセンターがずれることが無い。そして、差込孔16aの深さ方向へ突没可能であり重り部材14は台部材12の軸方向に離間可能となり、軸方向に交差する方向には係止される。
重り部材14の軸方向に対して略直角に交差する反対側の上端面14bには、作業者が手で持つ摘み部18が設けられている。摘み部18は、図2、図3に示すように、上方に突出する円柱状の突起であり、上端面14bに接する部分はくびれている。
次に、お香ホルダー10の使用方法について説明する。お香1は、例えば細長い棒形である。灰を受ける図示しない皿部材にお香ホルダー10を置き、台部材12の設置面12bが皿部材に当接する。台部材12と重り部材14の軸方向が略垂直となるように設置する。皿部材は、燃えた灰が落ちる範囲の大きさ、長さ、角度のものを選択する。摘み部18を保持して、図1(a)に示すように、重り部材14を台部材12から略垂直に上方に引き上げ、台部材12の下保持面12aと、重り部材14の上保持面14aと、係止部16の差込突起16bとの間に保持空間20を作り、保持空間20にお香1を差し込む。保持空間20は、略平行な下保持面12aと上保持面14aの間の空間であり、中央に差込突起16bが貫通している。お香1は、差込突起16bの側方の、下保持面12aと上保持面14aと、差込突起16bで囲まれたコの字形状の保持空間20に差し込む。
そして、重り部材14を台部材12に下ろして摘み部18から手を離す。図1(b)に示すように、お香1は重り部材14の自重により下保持面12aと上保持面14aの間に挟まれて、略水平に保持される。お香1は、お香ホルダー10とは反対側の先端に着火し、芳香成分を放出する。燃えた灰は、図示しない皿部材に落下する。
お香ホルダー10のその他の使用方法について説明する。図3は、細長い棒形のお香1の、長手方向の任意の位置Aを台部材12と重り部材14で保持している。お香1は、位置Aまで燃焼し、台部材12と重り部材14で挟まれた位置では、台部材12と重り部材14から燃焼箇所の熱が逃げて燃焼を維持できなくなり自然に消火する。これにより、長いお香1において、任意の位置や任意の燃焼時間で燃焼を止めることができる。
図4は、バンブーインセンス2の保持に使用したものである。バンブーインセンス2は、竹の芯2aにお香を取り付けたスティックタイプであり、竹の芯2aが露出している場合は、竹の芯2aを台部材12と重り部材14で保持する。
図5は、渦巻き形状の蚊取り線香3や渦巻き形状のお香の保持に使用したものである。蚊取り線香3の中心を台部材12と重り部材14で挟んで保持し、この時、係止部16の差込突起16bは、蚊取り線香3の渦巻き形状のスリットの中等に差し込まれている。図6は、蚊取り線香3の一部を切断して保持したものである。
このように、お香ホルダー10は重り部材14の自重で保持するため、お香1の形状に関わらず保持可能である。台部材12と重り部材14で保持する位置を任意に設定し、燃焼時間を設定する。
この実施形態のお香ホルダー10によれば、簡単な構造で使用しやすく、確実にお香1を保持することができる。お香1の形状に関わらず保持することができる。台部材12と重り部材14で保持する位置を任意に設定し、燃焼時間を設定することができる。台部材12と重り部材14のみで構成されているため、使用者の好みに合わせてお香の灰を受ける皿部材を選択することができる。下保持面12aと上保持面14aの中央に係止部16が設けられ、係止部16により下保持面12aと上端面14bが互いに略平行を維持し、互いにセンターがずれることを防ぎ、お香1の形状に関わらず安定して保持することができる。
なお、この考案のお香ホルダーは、上記実施の形態に限定されず、材料は無機材料であれば真鍮以外でも良い。前記台部材と前記重り部材の、前記お香に接触する部分のみが無機材料で作られていてもよい。台部材と重り部材は、円柱形状以外に角柱形状でも良く、上部と下部で径が異なる円錘形状等でも良く、自由にデザインすることができる。摘み部の形状も、操作しやすいものであれば自由に変更可能である。係止部の位置や数は変更可能であり、また差込孔が重り部材に設けられ、差込突起が台部材に設けられてもよい。差込突起の形状も円柱形状以外でも良く、突出する長さも適宜変更可能である。差込孔は、差込突起が突没可能に差し込まれる深さを有するものであれば良い。
1 お香
10 お香ホルダー
12 台部材
12a 下保持面
14 重り部材
14a 上保持面
16 係止部
16a 差込孔
16b 差込突起
18 摘み部
20 保持空間
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20 保持空間
Claims (4)
- お香を載せる台部材と、前記台部材に載置され前記台部材との間に前記お香を挟んで自重により保持する重り部材が設けられ、前記台部材と前記重り部材の、前記お香に接触する部分が無機材料で作られ、前記台部材と前記重り部材には、互いに離間する方向に移動可能で、互いに離間する方向に対して交差する方向には移動を制限して係止する係止部が設けられ、
前記お香は、前記台部材と、前記重りと、前記係止部で囲まれて形成される保持空間に保持されることを特徴とするお香ホルダー。 - 前記係止部は、前記台部材又は前記重り部材のいずれかに設けられ他方へ突出する差込突起と、前記台部材又は前記重り部材のいずれか他方に設けられ前記差込突起が深さ方向へ突没可能に差し込まれる差込孔から成る請求項1記載のお香ホルダー。
- 前記重り部材には、手で持つ摘み部が設けられている請求項1記載のお香ホルダー。
- 前記台部材は、軸方向が略垂直に位置する円柱形状であり、軸方向に交差する上端面が前記お香を載せて下から保持する下保持面となり、前記下保持面には前記係止部の一部である差込孔が形成され、
前記重り部材は、軸方向が略垂直に位置し前記台部材とほぼ等しい直径の円柱形状であり、軸方向に交差する下端面が前記お香を上から自重により保持する上保持面となり、前記上保持面には前記係止部の一部である差込突起が形成されている請求項1記載のお香ホルダー。
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