JP3246088B2 - エアレイジングをする貯槽の屋根の接合方法 - Google Patents

エアレイジングをする貯槽の屋根の接合方法

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JP3246088B2 JP15210993A JP15210993A JP3246088B2 JP 3246088 B2 JP3246088 B2 JP 3246088B2 JP 15210993 A JP15210993 A JP 15210993A JP 15210993 A JP15210993 A JP 15210993A JP 3246088 B2 JP3246088 B2 JP 3246088B2
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規子 小林
雅彦 池内
唯渉 仲地
力 内藤
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根板全面を突合せ溶
接するエアレイジングをする貯槽の屋根の接合方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】地下式タンク等の貯槽の建設において
は、有底筒状の貯槽本体の上端開口縁部に内側へ延出し
た屋根接続板を設け、貯槽内底部で屋根骨に屋根板を張
設した屋根を形成し、この屋根をその内側に空気を送込
んで上記屋根接続板の位置まで持上げるエアレイジング
工法が採用されている。
【0003】このエアレイジング工法において、上記屋
根接続板の位置まで持上げられた屋根を屋根接続板に接
合する場合、従来では図7に示すように屋根接続板3の
口径Dよりも大きめに形成された屋根板5を屋根接続板
3の下面に当接させ、この屋根板5と屋根接続板3とを
隅肉溶接13により接合する方法が採られていた。これ
は本来ならば屋根板5を屋根接続板3の口径Dと同じ大
きさに形成して、これらを突合せ溶接することが強度上
好ましいが、エアレイジングにより屋根板5を屋根接続
板3の口径内に正確に嵌合させることが困難であること
による。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記隅
肉溶接の接合方法においては、高い接合強度を得ること
が難しく、高い信頼性を得るためには他の補強手段を別
途必要とする問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、高い接合強度が
得られ、他の補強手段を必要としない信頼性の高いエア
レイジングをする貯槽の屋根の接合方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の本発明は、有底筒状の貯槽本体の上端
開口縁部に内側へ延出した環状の屋根接続板を設け、貯
槽本体内底部で屋根骨に上記屋根接続板の口径よりも
きめの屋根板を張設すると共に該屋根板の周縁部が位置
する部分の屋根骨の一部を切り欠いた屋根を形成し、該
屋根をエアレイジングさせて屋根骨を屋根接続板に当接
させた後、屋根板の屋根接続板と重なる部分を切断して
屋根板と屋根接続板とを突合せ溶接したことを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、有底筒状
の貯槽本体の上端開口縁部に内側へ延出した環状の屋根
接続板を設け、貯槽本体内底部で屋根骨に上記屋根接続
板の口径よりも大きめの屋根板を張設すると共に屋根骨
に位置する屋根板周縁部の一部を切り欠いた屋根を形成
、該屋根をエアレイジングさせて屋根骨を屋根接続板
に当接させた後、屋根板の屋根接続板と重なる部分を切
断して屋根板と屋根板接続板とを突合せ溶接すると共に
上記切り欠いた開口部にこれを塞ぐ板材を突合せ溶接
たことを特徴としている。
【0008】
【0009】
【作用】上記構成の接合方法によれば、屋根接続板と屋
根板とが突合せ溶接されるため、高い接合強度が得ら
れ、他の補強手段を必要とせず、高い信頼性が得られ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例を示してい
る。図示するように、有底筒状のコンクリート製の貯槽
本体2の上端開口縁部に内側へ延出した環状の屋根接続
板(ナックルプレート)3を設け、貯槽本体内底部2a
で屋根骨4に上記屋根接続板3の口径Dよりも大きめの
屋根板5を張設すると共に屋根板5の周縁部が位置する
部分の屋根骨4の一部9を切り欠いた屋根6を組立形成
する。
【0012】上記屋根接続板3は、貯槽本体内底部2a
からエアレイジングされた屋根6を貯槽本体2の上端部
に接合固定するためのもので、貯槽本体2の上端開口縁
部から立上がると共に上端部が貯槽本体2の内径よりも
小さい口径Dに縮径されている。上記屋根6は、貯槽本
体2内の底部2aで貯槽本体2の内径よりも小さい外径
の凸面状に形成され、具体的にはI型鋼により上記屋根
接続板3の口径Dよりも大きい外径の屋根骨4を組立形
成し、この屋根骨4の上面に上記屋根板5を張設してい
る。
【0013】次いで、上記屋根6をエアレイジングさせ
てその屋根骨4を屋根接続板3に当接させた後、屋根6
は例えば屋根骨4を屋根接続板3に溶接することにより
仮止めされ、図2および図3に示すように屋根板5の屋
根接続板3と重なる部分10を切断し、屋根板5と屋根
接続板3とを突合せ溶接する
【0014】
【0015】
【0016】この場合、屋根骨4に形成された切欠部9
により屋根板周縁部の屋根接続板3と重なる部分10が
下方へ逃げ、その切欠部9の空間を利用してその重なっ
た部分10をガス切断により容易に切断することができ
る。切断後、屋根板端部の変形を矯正して屋根接続板3
と突合うようにし、その突合せ部に開先を形成して突き
合わせ溶接を行えばよい。この接合方法によれば、屋根
接続板3の口径Dよりも大きめの屋根板5の周縁部にお
ける屋根接続板3と重なる部分10を切断し、その際に
屋根板周縁部が位置する屋根骨4の一部9が切り欠かれ
ているため屋根骨4に位置する部分10の切断が容易に
でき、屋根接続板3と屋根板5とを全周に亘って直接突
合せ溶接するので、屋根板5の全面が突合せ溶接となっ
て高い接合強度が得られ、他の補強手段を必要とせず、
高い信頼性が得られる。
【0017】図4は本発明の他の実施例を示している。
図示するように有底筒状の貯槽本体2の上端開口縁部に
内側へ延出した環状の屋根接続板3を設け、貯槽本体内
底部2aで屋根骨4に上記屋根接続板3の口径Dよりも
大きめの屋根板5を張設すると共に屋根骨4に位置する
屋根板周縁部の一部11を切り欠いた屋根6を形成す
る。次いで、屋根6をエアレイジングさせて屋根骨4を
屋根接続板3に当接させた後、図5および図6に示すよ
うに屋根板5の屋根接続板3と重なる部分10を切断し
て屋根板5と屋根板接続板3とを突合せ溶接すると共に
上記切り欠いた開口部11にこれを塞ぐ板材7を突合せ
溶接する。
【0018】この場合、屋根板周縁部の屋根接続板3と
重なる部分10をガス切断により切断し、屋根板端部の
変形を矯正して屋根接続板3と突合うようにし、その突
合せ部に開先8を形成して突き合わせ溶接を行えばよ
い。本実施例の接合方法によれば、屋根接続板3の口径
Dよりも大きめの屋根板5の周縁部における屋根接続板
3と重なる部分10を切断し、その際に屋根骨4に位置
する屋根板周縁部の一部11が切り欠かれているためそ
の部分の切断が不要であり、その切り欠いた開口部11
にこれを塞ぐ板材7を突合せ溶接し、それ以外の部分の
屋根接続板3と屋根板5とを直接突合せ溶接するので、
屋根骨4の加工を必要とせず、高い接合強度が得られ
る。
【0019】なお、上記各実施例では本発明を地下式タ
ンクに適用した場合であるが、他の形式のタンクにも勿
論適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0021】根板の全面が突合せ溶接となって高い接
合強度が得られ、他の補強手段を必要とせず、高い信頼
性が得られる。
【0022】
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す貯槽の断面図であ
る。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図2のB−B線平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す貯槽の要部断面図
である。
【図5】図4のC−C線平面図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】従来の貯槽屋根の接合方法を示す貯槽の部分的
断面図である。
【符号の説明】
2 貯槽本体 3 屋根接続板 4 屋根骨 5 屋根板 6 屋根 7 板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲地 唯渉 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)発明者 内藤 力 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (56)参考文献 特開 昭60−30769(JP,A) 特開 昭62−268477(JP,A) 特開 平4−119298(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 7/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の貯槽本体の上端開口縁部に内
    側へ延出した環状の屋根接続板を設け、貯槽本体内底部
    で屋根骨に上記屋根接続板の口径よりも大きめの屋根板
    を張設すると共に該屋根板の周縁部が位置する部分の屋
    根骨の一部を切り欠いた屋根を形成し、該屋根をエアレ
    イジングさせて屋根骨を屋根接続板に当接させた後、
    根板の屋根接続板と重なる部分を切断して屋根板と屋根
    板接続板とを突合せ溶接したことを特徴とするエアレイ
    ジングをする貯槽の屋根の接合方法。
  2. 【請求項2】 有底筒状の貯槽本体の上端開口縁部に内
    側へ延出した環状の屋根接続板を設け、貯槽本体内底部
    で屋根骨に上記屋根接続板の口径よりも大きめの屋根板
    を張設すると共に屋根骨に位置する屋根板周縁部の一部
    を切り欠いた屋根を形成し、該屋根をエアレイジングさ
    せて屋根骨を屋根接続板に当接させた後、屋根板の屋根
    接続板と重なる部分を切断して屋根板と屋根板接続板と
    を突合せ溶接すると共に上記切り欠いた開口部にこれを
    塞ぐ板材を突合せ溶接したことを特徴とするエアレイジ
    ングをする貯槽の屋根の接合方法。
JP15210993A 1993-06-23 1993-06-23 エアレイジングをする貯槽の屋根の接合方法 Expired - Lifetime JP3246088B2 (ja)

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