JP3246052U - ひざ掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】巻くなどの手間を掛けずに足元からの冷えを防ぐことができるひざ掛けを提供する。【解決手段】少なくとも腰から足首までを覆うひざ掛け10であって、ひざ掛けの一部分であって足首に当接する部分に、力を加えると巻き付くようにして丸まり、物を把持するように構成されたタックル11a、11bを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、体を覆うひざ掛けに関するものである。
冬場の冷えや夏場のエアコンによる冷えに悩みを抱えている人は多く、足元からの下半身の冷えに対しては主に腰から足首にひざ掛け(下記の特許文献1を参照)を覆うことで対処している。これにより冷気が遮断され、冷えが緩和される。ひざ掛けを使用するケースの1つとしては、例えば椅子に着座した状態で腰から足元にひざ掛けを掛けて使用する場合が考えられる。
実用新案登録第3143039号
しかし、ひざ掛けを腰から足元に覆うように掛けても、単に腰から足元を上から覆っているだけであるため、特に足元の周囲からの冷気を遮断することができず、足元からの冷えを完全に防ぐことは難しかった。また、足元の冷えを防ぐため、椅子に着座した際に足元にひざ掛けを巻くこともできるが巻く手間が生じ、さらに巻いた状態で足や腰などを動かすと巻いたひざ掛けがはだけてしまい、巻き直す手間も生じていた。
本考案は、上記従来の問題を解消するためのものであって、巻くなどの手間を掛けずに足元からの冷えを防ぐことができるひざ掛けを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の考案にあっては、少なくとも腰から足首までを覆うひざ掛けであって、前記ひざ掛けの一部分であって前記足首に当接する部分に、力を加えると巻き付くようにして丸まり、物を把持するように構成されたタックルを備えることを特徴とする。
請求項2記載の考案にあっては、前記タックルが2つ備えられ、それぞれのタックルが左右それぞれの前記足首に巻き付き把持可能なように構成されたことは好ましい態様である。
請求項3記載の考案にあっては、前記ひざ掛けの一部分であって左右それぞれの足の膝及び/又はふくらはぎに当接する部分に、前記タックルとは別のタックルが配置されていることは好ましい態様である。
請求項4記載の考案にあっては、前記ひざ掛けの一部分であって前記腰に当接する部分に前記タックルとは別の腰用のタックルを備えることは好ましい態様である。
請求項5記載の考案にあっては、前記各タックルが前記ひざ掛けから着脱可能に構成されたことは好ましい態様である。
請求項1記載のひざ掛けにあっては、、少なくとも腰から足首までを覆うひざ掛けであって、前記ひざ掛けの一部分であって前記足首に当接する部分に、力を加えると巻き付くようにして丸まり、物を把持するように構成されたタックルを備えることにより、巻くなどの手間を掛けずに足元からの冷えを防ぐことができる。
請求項2記載のひざ掛けにあっては、前記タックルが2つ備えられ、それぞれのタックルが左右それぞれの前記足首に巻き付き把持可能なように構成されたことにより、左右の足をそれぞれ自由に動かすことができる。
請求項3記載のひざ掛けにあっては、前記ひざ掛けの一部分であって左右それぞれの足の膝及び/又はふくらはぎに当接する部分に、前記タックルとは別のタックルが配置されていることにより、膝やふくらはぎからの冷えを防ぐことができる。
請求項4記載のひざ掛けにあっては、前記ひざ掛けの一部分であって前記腰に当接する部分に前記タックルとは別の腰用のタックルを備えることにより、ひざ掛けのズレ落ちを防ぐことができる。
請求項5記載のひざ掛けにあっては、前記各タックルが前記ひざ掛けから着脱可能に構成されたことにより、利用者の好みの位置に合わせてタックルを足首や腰に巻き付けることができる。
本考案に係るひざ掛けの一実施形態を示す斜視図である。 本考案に係るひざ掛けの他の一実施形態を示す図である。 本考案に係るひざ掛けの他の一実施形態を利用して足を覆う際の様子を示す図である。 本考案に係るひざ掛けの他の一実施形態を利用して足を覆った際の様子を示す図である。 本考案に係るひざ掛けの外側フリースを示す図である。 本考案に係るひざ掛けを上半身を覆うブランケットとして利用した際の正面から様子を示す図である。 本考案に係るひざ掛けを上半身を覆うブランケットとして利用した際の側面からの様子を示す図である。 本考案に係るひざ掛けを上半身を覆うブランケットとして他の態様で利用した際の様子を示す図である。 本考案に係るひざ掛けを防寒スカートとして利用した際の様子を示す図である。 本考案に係るひざ掛けを利用して着座した利用者を示す図である。 本考案に係る実施の形態2のひざ掛けを説明するための平面図である。 図11に示したひざ掛けの使用例を示す説明図である。 実施の形態2のひざ掛けの変形例を示す説明図である。 図13に示した構成の変形例を示す説明図である。 本考案の実施の形態3に係るひざ掛けを示す説明図である。 保持筒の構成を示す斜視図である。 図15に示したひざ掛けの使用方法を示す説明図である。 図15に示したひざ掛けの収納状態を示す説明図である。 本考案に係る実施の形態4のひざ掛けを説明するための平面図である。 図19に示したひざ掛けの使用方法の一例を示す説明図である。 図19に示したひざ掛けの使用方法の一例を示す説明図である。 本考案の実施の形態5に係る保温具を示す説明図である。 保温具が巻いた状態を示す斜視図である。 図22の保温具の使用例を示す説明図である。 本考案の実施の形態5に係るひざ掛けを示す説明図である。 本考案の実施の形態7に係るひざ掛けを示す説明図である。 中央のタックルのみを使用した状態を示す説明図である。 ベビーカーや車いすのフレームに固定する場合を示す。
(実施の形態1)
図1~図10は、本考案の実施の形態1に係るひざ掛けを説明するための説明図である。ひざ掛け10は、図1に示すように、少なくとも腰から足首までを覆うものであって、ひざ掛け10を構成する布地の一部分であって足首に当接する部分に、力を加えると巻き付くようにして丸まり、物を把持するように構成されたタックル11(11a、11b)を備える。このひざ掛け10は足首までを覆うものとして説明しているが、例えば足のつま先までを覆うひざ掛けであってもよい。
前記タックル11とは、タックルバンド又は反射板とも言い、タックル11に力を加えると巻き付くようにして丸まり、物を把持するように構成された反射材を言う。すなわち、タックル11はタックル11に力が加わると物(例えば、足首、腰、膝、ふくらはぎなど)の部分に巻き付き把持可能なように構成されている。タックル11が巻き付く物は上記に限定されるものではなく、他の部位(例えば、後述する手首や脇など)であってもよい。なお、タックル11以外の後出するタックルについても同様に構成されるものである。下記の各実施の形態においても同様である。
図1に示す例では、タックル11は2つ備えられ、それぞれのタックル11a、11bが左右それぞれの足首に巻き付き把持可能なように構成される。タックル11aとタックル11bの間の距離は、例えば人の肩幅程度の距離が好ましいがこれに限定されるものではなく、足の動きを加味して肩幅程度の距離より長くしてもよい。
また、ひざ掛け10を利用する人の好みでタックル11aとタックル11bとの間の距離を変更できるように、タックル11a、11bそれぞれが移動可能にひざ掛け10に配置されるようにしてもよい。移動可能にする構成としては、例えばひざ掛け10の内部空間にタックル用の通路を設け(図示省略)、その通路内でタックル11a、11bを移動させる構成である。ひざ掛け10の内部空間とは、例えばひざ掛け10が表生地と裏生地を貼り合わせた布地から構成されるものである場合に、貼り合わせにより貼り合わせた側にできる表生地と裏生地との間にできる空間を言う。なお、タックル11a、11bのように2つに分けずに1つのタックルで左右の足首に把持可能に巻き付くよう構成されてもよい。
また、図2に示すように、タックル11(11a、11b)以外の膝用のタックル13(13a、13b)、ふくらはぎ用のタックル14(14a、14b)が、ひざ掛け10の一部分であって左右それぞれの足の膝及び/又はふくらはぎに当接する部分に配置されるようにしてもよい。このような構成にすることによって、ひざ掛け10が下半身に対して、より密着して冷えを防止することが可能となる。
なお、タックル13a、13b及びタックル14a、14bをそれぞれ2つに分けずに1つのタックルで左右の膝やふくらはぎに把持可能に巻き付くよう構成されてもよい。2つに分けずに1つのタックルとすることにより、図3及び図4に示すように、足を足裏から覆うようにして足首部分のタックルに足の裏側30から足首を把持させ、膝部分のタックルに足の前側から脛付近31を把持させるようにすることが可能となる。これにより、例えば車いすやベビーカーなどに乗っている人の足元を覆って冷えを防ぐことができる。
また、タックル11a、11b、13a、13b、14a、14bはひざ掛け10から着脱可能に構成されてもよい。すなわち、タックル11a、11b、13a、13b、14a、14bは、例えばマジックテープやボタンなどの着脱可能にする部材によってひざ掛け10に着脱可能とし、ひざ掛け10の利用者が自分の好みの位置にタックル11a、11b、13a、13b、14a、14bを配置できるようにしてもよい。これにより、体格ごとのひざ掛け10を用意する必要はなく、また体格が異なる人との共有使用も可能となる。
また、ひざ掛け10は、図1や図2に示すように、ひざ掛け10の一部分であって腰に当接する部分に腰用のタックル12を備えてもよい。タックル12はひざ掛け10の利用者の腰に巻き付くように構成され、腰を把持し、ひざ掛け10がズレ落ちないように固定させるものである。タックル12もタックル11a、11bなどと同様、移動可能にひざ掛け10に配置されるようにしてもよい。また、タックル12はひざ掛け10から着脱可能に構成されてもよい。すなわち、タックル12は、例えばマジックテープやボタンなどの着脱可能にする部材によってひざ掛け10に着脱可能とし、ひざ掛け10の利用者が自分の好みの位置にタックル12を配置できるようにしてもよい。
なお、タックル11a、11b、13a、13b、14a、14bとタックル12が巻き付く際の巻き付き度合いをタックルごとに異なるようにしてもよい。巻き付き度合いとは、例えばタックルが巻き付いた際の巻き付き半径の大小を言い、巻き付き半径が小さければ巻き付こうとする力が大きいため巻き付きの度合いが大きく、巻き付き半径が大きければ巻き付こうとする力が小さいため巻き付き度合いは小さい。このように構成することによって、より密着させたい部位については巻き付き度合いを大きくし、あまり密着させずに固定程度とさせたい部位については巻き付き度合いを小さくするなどすることが可能となる。
また、図5に示すように、タックル11a、11bで足首を把持していることを隠すため、前面に隠し生地(外側フリースとも言う)40を設けてもよい。外側フリース40はひざ掛け10の一部の生地であってタックル12の上部生地(タックル12を挟んでタックル11と対向する側の生地)をタックル12を境にして外側(利用者側ではなくその反対側)に向けて折り返すことによってできるものであってもよい。また、ひざ掛け10とは別の生地をひざ掛け10に重ねて取り付けるようにしてもよい。これにより、タックル11の把持によってできるシワなどを隠し、見栄えをよくすることが可能となる。なお、タックル13a、13b、14a、14bがある場合にも同様である。
ひざ掛け10本体の素材は、特に指定するものではなく、例えばフリース、毛布、アルミシート(保温、保冷)、遠赤外線素材(例えば、トルマリンなどの粉末を練り込んだもの)、バスタオル、ガーゼ、撥水素材などである。バスタオルやガーゼなどのような風通しのよい素材は蒸れを解消することが可能である。以下の実施の形態においても同様である。
また、ひざ掛け10は、図2に示すように小物(カイロ、冷却シートなどを含む)を入れるための収納部15を備えるものであってもよい。また、ひざ掛け10の大きさは1つの決まった大きさに限定されるものではなく、太もも裏や臀部を覆う程度の大きさ(ロングタイプとも言う)であってもよい。
ひざ掛け10がロングタイプの場合には、図6及び図7に示すように、肩から体を覆うブランケットのような使用をすることも可能である。ここではタックル11(11a、11b)、タックル12がひざ掛け10と着脱可能に構成されているとして説明するが、着脱可能でない場合には手首に当接する部分はタックル11(11a、11b)で手首を把持し、腰に当接する部分はタックル12で腰を把持する。
タックル11a、11b、タックル12がひざ掛け10と着脱可能である場合、タックル11a、11bそれぞれを左右それぞれの手首に当接するひざ掛け10の部分に取り付け、タックル12を腰に当接するひざ掛け10の部分に取り付ける。これにより、上半身の冷えも防止することが可能となる。なお、背中や腰に当接する部分にカイロを収納できる収納部を設けるようにしてもよい。このように上半身や下半身を覆うことが可能なひざ掛け10であれば、就寝時に身に着けることによって就寝時の冷えを防止することも可能である。特に寝相の悪い子供などにより効果的である。
また、夏場には、図8に示すように、冷却シートを収納できる収納部を手首や脇の下に当接する部分に設け、収納部に冷却シートを収納し、タックル(11aなど)で手首や脇の下を把持することも可能である。これにより、熱中症などを防止することができる。なお、首や背に当接する部分にも冷却シートを収納できる収納部を設けてもよい。また、頭にかぶるフード60をひざ掛け10に取り付け、額部分に当接する部分に冷却シートを収納できる収納部を設けてもよい。なお、この場合のひざ掛け10の素材は風通しのよい素材であることが好ましい。
また、図9に示すように、ひざ掛け10をスカートのようにしてタックル11a、11bそれぞれが左右それぞれのふくらはぎ付近を把持するようにして下半身を覆い、前面部をボタン70などによって閉じるようにすることで自転車やスクーターなどに乗った際の防寒にもなる。このような構成により、風でめくれることなく、さらに車輪にひざ掛け10が巻き込まれないようにすることができる。防寒に限らず、合羽としての役割を果たすことも可能となる。この際の素材も冬場と夏場で異なるようにしてもよく、更に撥水加工としてもよい。
また、ひざ掛け10には電熱線などが配置され(図示省略)、電熱線に電源が供給されることによって電熱線から熱が放熱されるようにしてもよい。これにより、より冷えを防止することが可能となる。
具体的なひざ掛け10の体への取付方法の一例について説明する。まず、ひざ掛け10の利用者はひざ掛け10のタックル12を腰に当接させ、タックル12の巻き付き方向に力を加える。これにより、タックル12は利用者の腰に巻き付き、腰を把持する。
次に、利用者はひざ掛け10のタックル11a、11bをそれぞれ左右の足首に当接させ、タックル11a、11bの巻き付き方向に力を加える。これにより、タックル11a、11bは利用者の足首に巻き付き、足首を把持する。なお、タックル12とタックル11a、11bの取付順は逆であってもよい。
図10はひざ掛け10を利用した利用者が椅子に着座した際の様子を示す図である。図10に示すように、利用者80は上述した取付方法により腰に当接するタックル12によりひざ掛け10を腰に固定するとともに、足首に当接するタックル11a、11bによりひざ掛け10を足首に固定して椅子81に着座している。
着座した利用者80がひざ掛け10を外して椅子81から離れる際には、タックル11a、11b及びタックル12は足首や腰に巻き付いて把持しているのみであるため、利用者80はタックル11a、11b及びタックル12を足首や腰から手間を掛けずに引っ張るなどして容易に取り外すことができる。
また、着座した利用者80がひざ掛け10をしたまま椅子81から離れる際には、タックル11a、11b及びタックル12が足首や腰に巻き付いて把持しているため、ひざ掛け10を取り外す動作をしない限りそのままの状態(ひざ掛け10を付けた状態)で移動することができ、再度そのままの状態で着座することができる。
また、図1に示すひざ掛け10ではひざ掛け10の生地の横幅(タックル12が伸長する方向の幅)はタックル12の長さと略同一であるが、タックル12の長さよりも長くしてもよい。これにより、着座した際などに腰回りや臀部回りを覆うことが可能となり、冷えを更に防止することが可能となる。
(実施の形態2)
図11は、本考案に係る実施の形態2のひざ掛けを説明するための平面図である。このひざ掛け200は、少なくとも腰から足首までを覆うものであって、布地250の一部分であって足首に当接する部分に、力を加えると巻き付くようにして丸まり、物を把持するように構成されたタックル11(11a、11b)を備える。更に、タックル11の長手方向に沿って且つ重ねるようにして補強板201を設けてある。補強板201は所定の強度を備えたプラスチックなどの樹脂板であり且つタックル11の変形に追従して容易に変形する強度に設定するものとする。
補強板201は、短冊形状または長方形でありその幅はタックル11の幅よりも大きくする。これにより、タックル11が巻き付き状態に変形した際に補強板201も一緒に変形して足に巻き付く。これにより巻き付く面積が大きくなるので、ひざ掛け200が足にしっかりと固定される。タックル11と補強板201は、布地250の下部縁部の両側に形成した袋状部分(内部空間のうち補強板201及びタックル11を配置する領域)に収納される。
また、タックル11と補強板201とは完全に接着するのではなく、両者が巻き変形しやすくするため、補強板201の一部でのみタックル11と連結する。例えば、タックル11の中央部分11pで補強板201を点連結する。このようにすれば、タックル11が開いている(まっすぐの状態)から巻き状態に変形する際に補強板201とタックル11とが相互にずれることができるので、タックル11及び補強板201の変形が互いに阻害されない。
補強板201の幅は、ひざ掛け200を折り畳んだ際にコンパクトにできるようにするため、或いは、図12に示すように椅子の背に装着できるようにするには、大きすぎるのは好ましくない。なお、椅子の背に装着する際は背もたれの板が2つ平行して配される構造のものでその板の間にタックル11及び補強板201を差し込んで巻き付けるようにする。係る観点から補強板201の幅は10cm前後、好ましくは、8cm以上12cm以下とするのが好ましい。なお、補強板201の長さは、タックル11の長さと略同じである。
タックル11と補強板201との組は左右にそれぞれ設けられ、左右それぞれの足首に巻き付き把持可能なように構成される。タックル11aとタックル11bの間の距離Tは、例えば人の肩幅程度の距離が好ましいがこれに限定されるものではなく、足の動きを加味して肩幅程度の距離より長くしてもよい。具体的には、タックル11aとタックル11bとの距離Tを30cm以上離すのが好ましい。なお、ひざ掛け200は足首までを覆うものとして説明しているが、例えば足のつま先までを覆うようなものであっても良い。
図13は、実施の形態2のひざ掛けの変形例を示す説明図である。このひざ掛け220では、左右それぞれでタックル11を略平行して二本配置した構成である。このタックル11は、一枚の幅の広い補強板205により補強される。それぞれのタックル11は中央位置で補強板205に連結していている。この補強板205の幅Wは、25cm以上35cm以下である。なお、補強板205の長さLは、例えば25cm以上35cm以下である。このように補強板205の幅Wを大きくすることで足にしっかりと固定できるようになる。また、タックル11を二枚使用していることから、足に強く巻き付いてしっかりと保持できる。
更に、補強板205によりふくらはぎから足首までを保持するため保温力が向上する。また、座った状態で補強板205を操作しやすくなるため着脱等の操作が楽になる。このタックル11と補強板205は、ひざ掛け220の下部縁部の両側に形成した袋状部分206に収納される。なお、補強板205の下端部に帯部分202を設けることで、足首に装着した際に足首との隙間を塞ぎ、保温性を向上できる。具体的には、帯部分202の幅W2は、3cm以上5cm以下が良い。
図14は、図13に示した構成の変形例を示す説明図である。図13に示した構成では袋状部分206にタックル11及び補強板205を収納した構成としたが、このタックル11と補強板205を収納する袋状部分206を独立した袋体203とし、この袋体203を線ファスナー204により布地250に着脱できるようにしても良い。これにより、袋体203(タックル11及び補強板205)を取り外してひざ掛けのみを洗濯できるので衛生的である。更に、ひざ掛けを複数準備しておけば、袋体203をそれぞれのひざ掛けに汎用的に使用できる。なお、前記線ファスナー204は、帯状の面ファスナーでも良い。
(実施の形態3)
図15は、本考案の実施の形態3に係るひざ掛けを示す説明図である。このひざ掛け300は、布地250の左右両側に略円筒形状の樹脂製の保持筒301を設けた点に特徴がある。布地250は保持筒301の外周の一部面または全面に接合される。この保持筒301は、図16に示すように、直径が12cm以上20cm以下のプラスチック製の略円筒体であって長手方向に切込み部302が設けられたものである。保持筒301の長さは、ユーザの足首から膝までの平均的な長さとする。
図17は、ひざ掛けの使用方法を示す説明図である。保持筒301の切込み部302を開いて両足に装着する。保持筒301は足を内部に入れた状態で離すと、元の形状に戻って足を包むように保持する。この状態で布地250を膝に掛ける。係る構成であれば保持筒301によりしっかりと足を包んで保持するため足首からふくらはぎまでにかけての保温性が飛躍的に向上する。また、足から外れ難いことからユーザが動くたびにひざ掛け300を掛けなおす必要がない。
図18は、このひざ掛けの収納状態を示す説明図である。このひざ掛けは、一方の保持筒301の外周に布地250を巻き取りつつ、最後に当該保持筒301を開いて他方の保持筒301の外周に被せることで一つの略円柱状にコンパクトにまとめることができる。また、樹脂製の保持筒301からなるので軽量で扱い易く、丸洗いも可能である。
(実施の形態4)
図19は、本考案に係る実施の形態4のひざ掛けを説明するための平面図である。このひざ掛け400は、膝下部分のみに使用するものであり、上記実施の形態のひざ掛けに比べて幅W3が短いものとなる。また、通常のひざ掛けの上から装着可能としたものである。このひざ掛け400は、左右側に図13に示したタックル11及び補強板205を内設した構造である。補強板201の上端縁及び下端縁に幅が数センチの帯部分202を設ける。帯状部分202は、装着時に隙間を塞いで保温性を向上させる。
図20は、図19に示したひざ掛けの使用方法の一例を示す説明図である。通常のひざ掛けAを足に掛け、そのうえからタックル11を補強板205と一緒に足に巻き付けてひざ掛け400を足に固定する。このようにすれば、通常のひざ掛けAにこのひざ掛け400を重ねることになるので、保温力が向上する。また、通常のひざ掛けAの上から使用することから強い保持力が必要になるところ、このひざ掛け400では左右に二本のタックル11を有するので、通常のひざ掛けAごとしっかりと固定される。
なお、ひざ掛け400自体に保温性をもたせなくてもよい場合は、当該ひざ掛け400を薄手の布材を用いて構成しても良い。更に、図21に示すように、ひざ掛け400を単独で部分的に使用することもできる。同図の例では、膝に対してひざ掛け400を装着した状態を示す。
(実施の形態5)
図22は、本考案の実施の形態5に係る保温具を示す説明図である。この保温具500は、プラスチック製の補強板201に対してタックル11をその中央付近で連結し、この補強板201ごとフリース素材のカバー208に内蔵した構成である。左右で1セットになる。
この保温具500は、図23に示すように、タックル11を巻く(閉じる)ことで全体が筒状になる。図24は、この保温具500を足に装着した場合の一例を示す。この保温具500はレッグウォーマーとして機能し、靴を脱ぐことなく足首からふくらはぎにかけて簡単に装着できる。また、平面にした状態では薄く且つコンパクトであることから、バッグ等に収納しやすい。
(実施の形態6)
図25は、本考案の実施の形態5に係るひざ掛けを示す説明図である。このひざ掛け600は、実施の形態1に記載のひざ掛け100のタックル11aとタックル11bとの間の間隔W5に余裕を持たせて車いすやベビーカーに装着しやすくしたものである。タックル11aとタックル11bとの間隔W5は、具体的には30cm以上40cm未満とするのが好ましい。このひざ掛け600では裾をタックル11で固定できるので、ひざ掛けが車いすの車輪に絡むのを防止でき、風でめくれることも防止できる。
(実施の形態7)
図26は、本考案の実施の形態7に係るひざ掛けを示す説明図である。このひざ掛け700は、実施の形態1に示したひざ掛けのタックル11の間で下端近傍の中央にもタックル16を内蔵した構成である。中央のタックル16は左右両側のタックル11よりも長いものとなる。
図27は、中央のタックルのみを使用した状態を示す説明図である。寒いとき等にベビーカーや車いすに乗っているユーザの足に中央のタックル16でひざ掛け700を固定する。図28には、ベビーカーや車いすのフレームに固定する場合を示す。左右のタックル11をフレームに巻き付けて固定使用することで、ユーザとひざ掛け700との間にスペースが確保されることから、風よけ程度に用いたい場合に便利である。
本考案に係るひざ掛けは、巻くなどの手間を掛けずに足元からの冷えを防ぐことができるため、産業上の利用可能性を有している。
10 ひざ掛け
11(11a、11b) タックル11
12 腰用のタックル11
13(13a、13b) 膝用のタックル11
14(14a、14b) ふくらはぎ用のタックル11
15 収納部
30 足の裏側
31 脛付近
40 外側フリース
60 フード
70 ボタン
80 利用者
81 椅子


Claims (5)

  1. 少なくとも腰から足首までを覆うひざ掛けであって、
    前記ひざ掛けの一部分であって前記足首に当接する部分に、力を加えると巻き付くようにして丸まり、物を把持するように構成されたタックルを備えることを特徴とするひざ掛け。
  2. 前記タックルは2つ備えられ、それぞれのタックルが左右それぞれの前記足首に巻き付き把持可能なように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のひざ掛け。
  3. 前記ひざ掛けの一部分であって左右それぞれの足の膝及び/又はふくらはぎに当接する部分に、前記タックルとは別のタックルが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のひざ掛け。
  4. 前記ひざ掛けの一部分であって前記腰に当接する部分に前記タックルとは別の腰用のタックルを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のひざ掛け。
  5. 前記各タックルは前記ひざ掛けから着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のひざ掛け。


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